JP4941333B2 - 延伸積層フィルム、位相差フィルム及び液晶表示装置 - Google Patents
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Description
本発明の別の目的は、安価に製造でき、光学的性能が良好であり、且つリワークが容易な液晶表示装置を提供することにある。
Tg(B1)<Tg(A)<Tg(B1)+17 (1)
Tg(B2)<Tg(A)<Tg(B2)+17 (2)
Tmg(B1)<Tmg(A)<Tmg(B1)+20 (3)
Tmg(B2)<Tmg(A)<Tmg(B2)+20 (4)
Teg(B1)+5<Teg(A)<Teg(B1)+23 (5)
Teg(B2)+5<Teg(A)<Teg(B2)+23 (6)
を満たすことを特徴とする延伸積層フィルム。
〔2〕 前記スチレン重合体樹脂組成物Aに含まれるスチレン重合体樹脂が、(a1)成分10〜60質量%及び(a2)成分40〜90質量%からなる組成物であり、前記(a1)成分が、芳香族ビニル単量体に基づく重合単位30〜79質量%、不飽和ジカルボン酸イミド又はその誘導体に基づく重合単位20〜60質量%、及び不飽和ジカルボン酸無水物単量体に基づく重合単位1〜10質量%を含むマレイミド系共重合体であり、前記(a2)成分が、芳香族ビニル単量体に基づく重合単位60〜80質量%及びシアン化ビニル単量体に基づく重合単位20〜40質量%を含むビニル共重合体である、前記延伸積層フィルム。
〔3〕 前記組成物Aの粘度が250℃、150(1/s)において300〜1000(Pa・s)である、前記延伸積層フィルム。
前記組成物B1、前記組成物A及び前記組成物B2のビカット軟化温度(℃)
をそれぞれVST(B1)、VST(A)及びVST(B2)としたとき、これらが下記式(7)〜(8):
VST(B1)+20<VST(A) (7)
VST(B2)+20<VST(A) (8)
を満たす、前記延伸積層フィルム。
〔5〕 前記組成物B1及びB2の少なくとも一方が、平均粒子径0.05〜0.3μmであるゴム粒子を1〜80質量%含む、前記延伸積層フィルム。
〔6〕 配向方向の引張破断伸度が>10%、引張弾性率が>2400MPaである、前記延伸積層フィルム。
〔7〕 延伸倍率が1.1〜10倍である、前記延伸積層フィルム。
〔8〕 前記Tg(B1)、Tg(A)、Tg(B2)、Tmg(B1)、Tmg(A)、Tmg(B2)、Teg(B1)、Teg(A)及びTeg(B2)が、下記式(1’)〜(6’):
Tg(B1)<Tg(A)<Tg(B1)+15 (1’)
Tg(B2)<Tg(A)<Tg(B2)+15 (2’)
Tmg(B1)+5<Tmg(A)<Tmg(B1)+15 (3’)
Tmg(B2)+5<Tmg(A)<Tmg(B2)+15 (4’)
Teg(B1)+10<Teg(A)<Teg(B1)+20 (5’)
Teg(B2)+10<Teg(A)<Teg(B2)+20 (6’)
を満たす、前記延伸積層フィルム。
〔9〕 前記組成物B1及びB2が、メタクリル酸エステル系共重合体を含む、前記延伸積層フィルム。
〔10〕 前記延伸積層フィルムを備えることを特徴とする位相差フィルム。
〔11〕 前記位相差フィルムを備えることを特徴とする液晶表示装置。
本発明の液晶表示装置は、上記本発明の延伸積層フィルムを位相差フィルムとして備えるため、安価に製造でき、光学的性能が良好であり、且つリワークが容易である。
本発明において、層aを構成するスチレン重合体樹脂組成物Aとは、芳香族ビニル単量体由来の構造を繰り返し単位の一部又は全部に有する重合体樹脂(本明細書では、説明の便宜上このような樹脂を「スチレン重合体樹脂」という。)を1種以上含む組成物である。
(I)不飽和ジカルボン酸イミド及びその誘導体(マレイミド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−ナフチルマレイミド等、好ましくはN−フェニルマレイミド)、
(II)不飽和ジカルボン酸無水物(無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、無水アコニット酸等、好ましくは無水マレイン酸)、
(III)シアン化ビニル化合物(アクリロニトリル、メタクリロニトリル、α−クロロアクリロニトリル等、好ましくはアクリロニトリル)、及び
(IV)他のビニル単量体
を挙げることができる。さらに、(IV)他のビニル単量体としては:
(IV−1)ビニルカルボン酸のエステル(メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、デシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート等、(メタ)アクリレートとはアクリレートあるいはメタクリレートを示す)
(IV−2)ビニルカルボン酸(アクリル酸、メタクリル酸等)、
(IV−3)ビニルカルボン酸のアミド(アクリル酸アミド及びメタクリル酸アミド等)
(IV−4)その他(エチレン、プロピレン、ブテン、ブタジエン、イソプレン、酢酸ビニル、塩化ビニル等)
を挙げることができる。
(a1)成分:芳香族ビニル単量体に基づく重合単位30〜79質量%、不飽和ジカルボン酸イミド又はその誘導体に基づく重合単位20〜60質量%、及び不飽和ジカルボン酸無水物単量体に基づく重合単位1〜10質量%を含み、さらに任意にこれら以外のビニル単量体0〜40質量%を含むマレイミド系共重合体。
(a2)成分:芳香族ビニル単量体に基づく重合単位60〜80質量%及びシアン化ビニル単量体に基づく重合単位20〜40質量%を含み、さらに任意にこれら以外のビニル単量体0〜20質量%を含むビニル共重合体。
(a1)成分において、芳香族ビニル単量体に基づく重合単位、不飽和ジカルボン酸イミド又はその誘導体に基づく重合単位、不飽和ジカルボン酸無水物単量体に基づく重合単位、及びこれら以外のビニル単量体の比率は、より好ましくは、それぞれ40〜60質量%、30〜60質量%、3〜7質量%及び0〜20質量%とすることができる。
(a2)成分において、芳香族ビニル単量体に基づく重合単位、シアン化ビニル単量体に基づく重合単位、及びこれら以外のビニル単量体の比率は、より好ましくは、それぞれ65〜75質量%、15〜35質量%及び0〜10質量%とすることができる。
層b1を構成する熱可塑性樹脂組成物B1及び層b2を構成する熱可塑性樹脂組成物B2は、熱可塑性樹脂を含む組成物である。なお、熱可塑性樹脂組成物B1と熱可塑性樹脂組成物B2は同じ組成のものであってもよいし、異なった組成のものであってもよい。下記において、樹脂組成物B1及びB2に共通する、好ましい組成物の態様の説明では、これらを合わせて、単に「樹脂組成物B」という。
具体的には、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチルなどの炭素数1〜4のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステルの単独重合体;アルキル基の水素がOH基、COOH基もしくはNH2基などの官能基によって置換された炭素数1〜4のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステルの単独重合体;またはメタクリル酸アルキルエステルと、スチレン、酢酸ビニル、α,β-モノエチレン性不飽和カルボン酸、ビニルトルエン、α-メチルスチレン、アクリロニトリル、アクリル酸アルキルエステルなどのメタクリル酸アルキルエステル以外のエチレン性不飽和単量体との共重合体を挙げることができる。これらは一種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらのうちアクリル酸アルキルエステルがメタクリル酸アルキルエステルとの共重合に好適である。
好適なメタクリル酸アルキルエステル共重合体樹脂では、官能基によって置換されていてもよい炭素数1〜4のアルキル基を有するメタクリル酸アルキルエステルを好ましくは50〜100重量%、より好ましくは50〜99.9重量%、さらに好ましくは50〜99.5重量%含有し、アクリル酸アルキルエステルを好ましくは0〜50重量%、より好ましくは0.1〜50重量%、さらに好ましくは0.5〜50重量%含有する。
所望に応じて用いられる、前記炭素−炭素二重結合を一分子中に1個有する単官能化合物(m2)としては、具体的には、メタクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸シクロヘキシルのようなメタクリル酸エステル、スチレンのような芳香族ビニル化合物、アクリロニトリルのようなビニルシアン化合物などが、好適なものとして挙げられる。これらの物質は、それぞれ単独で、又は必要により2種以上組み合わせて使用することができる。
前記炭素−炭素二重結合を一分子中に少なくとも2個有する多官能化合物(m3)としては、例えば、エチレングリコールジメタクリレート、ブタンジオールジメタクリレートのようなグリコール類の不飽和カルボン酸ジエステル、アクリル酸アリル、メタクリル酸アリル、ケイ皮酸アリルのような不飽和カルボン酸のアルケニルエステル、フタル酸ジアリル、マレイン酸ジアリル、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌレートのような多塩基酸のポリアルケニルエステル、トリメチロールプロパントリアクリレートのような多価アルコールの不飽和カルボン酸エステル、ジビニルベンゼンなどを挙げることができる。なかでも、不飽和カルボン酸のアルケニルエステルや多塩基酸のポリアルケニルエステルが好ましい。これらの物質は、それぞれ単独で、又は必要により2種以上組み合わせて使用することができる。また、多官能化合物(m3)は、架橋性を有することが好ましい。
紫外線吸収剤は400nm以下の紫外線を吸収することで、延伸積層フィルムの耐久性を向上し得る。紫外線吸収剤としては、例えば、一般に用いられるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、2−ヒドロキシベンゾフェノン系紫外線吸収剤等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤、サリチル酸フェニルエステル系紫外線吸収剤、アクリロニトリル系紫外線吸収剤などが挙げられる。ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤として具体的には、2,2’−メチレンビス〔4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール〕、2−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−〔2−ヒドロキシ−3,5−ビス(α,α−ジメチルベンジル)フェニル〕−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3−tert−ブチル−5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−tert−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−tert−アミル−2−ヒドロキシフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−tert−アミル−2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロ−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−tert−オクチルフェニル)−2H−ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’−tert−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2,4−ジ−tert−ブチル−6−(5−クロロベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール、などが例示される。
2−ヒドロキシベンゾフェノン系紫外線吸収剤としては具体的には、2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オクチルオキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−メトキシ−4’−クロロベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ−4,4’−ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノンなどが例示される。またサリチル酸フェニルエステル系紫外線吸収剤として具体的には、p−tert−ブチルフェニルサリチル酸エステル、p−オクチルフェニルサリチル酸エステルなどが例示される。これらの中でも、特に2,2’−メチレンビス(4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−6−(2H−ベンゾトリアゾール−2−イル)フェノール)が好ましい。
紫外線吸収剤の量は、紫外線吸収剤の種類によってその効果が異なるので、フィルムの色調を悪化させること無く紫外線を効率的に遮断することができる量に適宜調整すればよい。
本発明の延伸積層フィルムにおいて組成物B1、A及びB2のガラス転移温度(℃)をそれぞれTg(B1)、Tg(A)及びTg(B2)とし、組成物B1、A及びB2の中間点ガラス転移温度(℃)をそれぞれTmg(B1)、Tmg(A)及びTmg(B2)とし、組成物B1、A及びB2の補外ガラス転移終了温度(℃)をそれぞれTeg(B1)、Teg(A)及びTeg(B2)としたとき、これらは下記式(1)〜(6):
Tg(B1)<Tg(A)<Tg(B1)+17 (1)
Tg(B2)<Tg(A)<Tg(B2)+17 (2)
Tmg(B1)<Tmg(A)<Tmg(B1)+20 (3)
Tmg(B2)<Tmg(A)<Tmg(B2)+20 (4)
Teg(B1)+5<Teg(A)<Teg(B1)+23 (5)
Teg(B2)+5<Teg(A)<Teg(B2)+23 (6)
を満たし、好ましくは下記式(1’)〜(6’):
Tg(B1)<Tg(A)<Tg(B1)+15 (1’)
Tg(B2)<Tg(A)<Tg(B2)+15 (2’)
Tmg(B1)+5<Tmg(A)<Tmg(B1)+15 (3’)
Tmg(B2)+5<Tmg(A)<Tmg(B2)+15 (4’)
Teg(B1)+10<Teg(A)<Teg(B1)+20 (5’)
Teg(B2)+10<Teg(A)<Teg(B2)+20 (6’)
を満たす。
前記、ガラス転移温度Tg、中間点ガラス転移温度Tmg、補外ガラス転移終了温度Tegは、JIS K7121に準拠して、示差走査熱量測定(DSC)により測定した値である。なお、ガラス転移温度Tgは、JIS K7121でいう補外ガラス転移開始温度Tigを意味する。
VST(B1)+20<VST(A) (7)
VST(B2)+20<VST(A) (8)
を満たすことが好ましい。
ビカット軟化温度は、JIS K7206(B50)に準拠して測定した値である。
組成物B1、組成物A及び組成物B2のビカット軟化温度(℃)が上記関係式を満たすことにより、耐久性が高く且つ延伸加工性に優れた延伸積層フィルムとすることができる。
本発明の延伸積層フィルムにおいては、熱可塑性樹脂組成物B1からなる層blと、スチレン重合体樹脂組成物Aからなる層aと、熱可塑性樹脂組成物B2からなる層b2とがこの順で積層されてなる。
ΔP=(nx+ny)/2-nz 〔1〕
ここで、nx:面内の遅相軸方向の屈折率、
ny:面内の遅相軸に直交する方向の屈折率、
nz:厚さ方向の屈折率である。
層b1及び/又は層b2の平均厚さは、好ましくは3〜400μm、より好ましくは4〜90μmである。各層の厚さは、以下の手順で測定する。まず、延伸積層フィルムの幅方向に50mm間隔で反射分光膜厚計を操作して、積層フィルムの各層の厚さを測定する。次に、この操作を延伸積層フィルムの流れ方向に50mm間隔で、長さ1000mmに亙って行う。そして全測定結果を平均して各層の厚さとする。
層b1の平均厚さ/層aの平均厚さ/層b2の平均厚さの比は、好ましくは5/1/5〜1/5/1である。なお、層b1と層b2とは同じ平均厚さでなくても良いが、反りなどを防止するためにほぼ同じ平均厚さにするのが好ましい。
該突起の直径は、0.001〜0.1μmとすることができる。突起の個数割合は、好ましくは50〜500個/30μm2、より好ましくは100〜450個/30μm2とすることができる。なお、突起の直径及び個数割合は、フィルム表面に白金を蒸着させ、それを走査型電子顕微鏡(例えば、SEM、FE-SEM等)で観察し、観察された突起像から求めることができる。このような突起は、後述する条件で共押出成形し延伸することにより得ることができる。
樹脂の溶融温度は、押出成形ができる温度であれば、特に制限されず、通常180〜350℃である。
本発明においては、第一冷却ロールの周速度V2/前記ダイスリップを通過する溶融樹脂の速度V1の比を、2.5〜20、好ましくは3〜17にする。V2/V1を、この範囲にすることによって、層b1又はb2の外表面に、前に述べた突起を形成することができる。
このような条件で延伸を行うと、層b1及び層b2の配向度及び面内方向レターデーションを上記した範囲に調整することができる。延伸方向は、フィルム流れ方向(MD方向)、フィルム幅方向(TD方向)、フィルム流れ方向に平行でも直交でもない斜め方向のいずれでも良い。また同時又は逐次の二軸延伸を行ってもよい。
本発明の位相差フィルムは、前記本発明の延伸積層フィルムを備える。本発明の位相差フィルムは、偏光子又は偏光板と貼り合わせ、液晶表示装置に用いることができる。
偏光板は、偏光子の両面に保護層がそれぞれ積層されているものである。偏光子に保護層を積層する方法に格別な制限はなく、例えば、保護層となる保護フィルムを、必要に応じてアクリル系接着剤などを介して偏光子に積層する一般的な方法を採用すればよい。
偏光子としては、ポリビニルアルコールフィルムにヨウ素若しくは二色性染料を吸着させた後、ホウ酸浴中で一軸延伸することによって得られるものや、ポリビニルアルコールフィルムにヨウ素もしくは二色性染料を吸着させ延伸し、さらに分子鎖中のポリビニルアルコール単位の一部をポリビニレン単位に変性することによって得られるものなど、を挙げることができる。また、偏光子として、グリッド偏光子、多層偏光子、コレステリック液晶偏光子などの偏光を反射光と透過光に分離する機能を有する偏光子を用いることもできる。この中でも、ポリビニルアルコールを含んでなる偏光子が好ましい。偏光子の偏光度は、好ましくは98%以上、より好ましくは99%以上である。偏光子の厚さ(平均厚さ)は、好ましくは5μm〜80μmである。
本発明の位相差フィルムと、偏光子又は偏光板とを貼り合わせる場合、位相差フィルムの遅相軸と、偏光子又は偏光板の吸収軸とが、略垂直又は略平行となるように貼り合わせることが好ましい。略垂直とは、垂直方向から、±5°の範囲内にあることをいい、略平行とは、平行方向から±5°の範囲内にあることをいう。
なお、液晶表示装置には、さらに、本発明の位相差フィルム以外の位相差板、輝度向上フィルム、導光板、光拡散板、光拡散シート、集光シート、反射板などを備えていてもよい。
(A)ビカット軟化温度
JIS K7206(B50)に準拠して測定した。
(B)粘度測定
キャピラリーレオメーター(東洋精機製作所社製 製品名キャピログラフ)を用い、キャピラリー長;10mm、キャピラリー径;1.0mm、バレル直径;9.55mm、温度;250℃、せん断速度;150s−1の条件下で測定した。
(C)ガラス転移温度Tg、中間点ガラス転移温度Tmg、補外ガラス転移終了温度Teg
JIS K7121に準拠して、示差走査熱量計(セイコーインスツルメンツ(株) DSC−6200)を用いて示差走査熱量測定(DSC)により昇温速度10℃/minで測定した。
(1−1:スチレン重合体樹脂組成物A)
(共重合体(a1)(スチレン−不飽和ジカルボン酸イミド系共重合体)の製造)
撹拌機を備えたオートクレーブ中にメチルエチルケトン15部、スチレン10部、及びα−メチルスチレンダイマー0.014部を仕込み、系内を窒素ガスで置換した後、温度80℃に加熱した。
無水マレイン酸6.2部、及びベンゾイルパーオキサイド0.04部をメチルエチルケトン9部に溶解した溶液を調製した。この溶液を、上記反応系に、上記加熱開始から10時間後に添加した。添加後、更に2時間、温度80℃に保ち、反応液1を得た。
この反応液1にメチルエチルケトン20部を加え室温まで冷却した。これを激しく撹拌しながらメタノール120部に注ぎ、濾別後乾燥し白色粉末状の重合体を得た。
この重合体10部及びトリエチルアミン0.1部をオートクレーブ中でメチルエチルケトン23部に溶解し、これにアニリン3.6部を加え、130℃で7時間イミド化反応を行い、反応液2を得た。
この反応液2を室温まで冷却し、激しく撹拌したメタノール100部に注ぎ、濾別後乾燥し、共重合体(a1)(スチレン−不飽和ジカルボン酸イミド系共重合体)を得た。
得られたスチレン−不飽和ジカルボン酸イミド系共重合体の組成を13C−NMR、熱分解ガスクロマトグラフィーにて測定したところ、スチレン残基47.3質量%、N−フェニルマレイミド残基50.5質量%、無水マレイン酸残基2.2質量%であった。
撹拌機を備えた反応缶中にスチレン70部、アクリロニトリル30部、第三リン酸カルシウム2.5部、t−ドデシルメルカプタン0.5部、ベンゾイルパーオキサイド0.2部および水250部を仕込み、100℃に昇温し重合を開始させた。
重合開始から7時間後に温度を120℃に昇温して3時間保ち重合を完結させた。重合率は97%に達した。得られた反応液を塩酸にて中和し、脱水、乾燥後白色ビーズ状の共重合体を得た。これを共重合体(a2)とした。
共重合体(a2)75部と共重合体(a1)25部と滑剤としてSt−Zn(ステアリン酸亜鉛)50ppmとを混合して、スクリュー直径40mmの単軸押出し機にてシリンダー温度220℃、スクリュー回転数100rpmで押し出し、樹脂組成物Aのペレットとした。
得られた樹脂組成物Aについて、ガラス転移温度Tg、中間点ガラス転移温度Tmg、補外ガラス転移終了温度Teg、ビカット軟化温度及び粘度を測定した。結果を表1に示す。
(ゴム粒子)
特公昭55−27576号公報の実施例3に記載の方法で、ゴム粒子を製造した。ゴム粒子は、球形三層構造を有し、芯層が、メタクリル酸メチルおよび少量のメタクリル酸アリルからなる架橋重合体であり、中間層が、アクリル酸ブチル、スチレンおよび少量のメタクリル酸アリルからなる架橋重合体であり、殻層が、メタクリル酸メチルおよび少量のアクリル酸エチルからなる重合体である。ゴム粒子の数平均粒子径は0.19μmであった。
メタクリル酸アルキルエステル重合体樹脂(メタクリル酸メチル/アクリル酸メチル(質量比)=97.8/2.2、Tg(B)=105℃、Tmg(B)=114℃、Teg(B)=120℃)70部と、前記ゴム粒子30部とを混練して、熱可塑性樹脂組成物Bとしての、メタクリル酸アルキルエステル重合体樹脂組成物を得た。
得られた樹脂組成物Bについて、ガラス転移温度Tg、中間点ガラス転移温度Tmg、補外ガラス転移終了温度Teg、ビカット軟化温度及び粘度を測定した。結果を表2に示す。
上記(1−1)で得たスチレン重合体樹脂組成物Aと、上記(1−2)で得た熱可塑性樹脂組成物Bを、それぞれ押出機で溶融させ、共押出用のダイに供給した。供給された溶融樹脂はダイスリップを通過し、組成物B/組成物A/組成物Bの三層構造を有する、長尺の延伸前積層フィルムに成形された。得られた延伸前積層フィルムの厚みは、70μm/40μm/70μmとした。
上記(1−3)で得た積層フィルムを、延伸温度134℃、延伸速度10m/分、MD(流れ方向)延伸倍率1.6倍、TD(幅方向)延伸倍率1.2倍で同時二軸延伸した。
延伸に際しては、延伸時のフィルムの状況を目視で観察し、破断・穴あきなどの有無を評価した。結果を表3に示す。
上記(1−4)で得られた延伸積層フィルムを、下記の評価方法に従って評価した。結果を表3に示す。
(i)Re測定及びばらつき
自動複屈折計(王子計測機器(株) KOBLA−21ADH)を用いて、波長590nmで延伸積層フィルムの幅方向に50mm間隔で測定し、この測定を延伸積層フィルムの流れ方向に50mm間隔で長さ1000mmにわたって行った。全測定結果を平均してRe値とした。また、Re値の最大値と最小値の差をRe値のばらつきとした。
(ii)延伸積層フィルムの引張弾性率及び引張破断伸度
株式会社島津製作所製オートグラフAGS−Jを用い、引張速度200mm/minで測定した。
(iii)IPSモードにおける表示特性
上記(1−4)で得られた延伸積層フィルムと透過軸が長さ方向にある偏光板とをロールトゥロール法により積層した巻状体から切り出した光学素子を、市販のIPSモードの液晶表示装置の入射側の偏光板と置き換え、得られた液晶表示装置の画面を正面及び斜め方向(画面に対し垂直方向から45°の角度)から目視で観察し、色むらが確認されたものを×、確認されなかったものを○として評価した。
(iv)リワーク性
上記(1−4)で得られた延伸積層フィルムを15cm×15cmに切り出し後、粘着剤(日東電工社製 DS9621)を用いて無アルカリガラス基板に貼り付けた。延伸積層フィルムを、コーナー部から中心方向に向かって(即ち、延伸積層フィルムの辺に対して45°の角度で)、基板面に対し鉛直方向に引きはがし、ガラスに対して糊残りなしに完全に剥がれたものを○、途中で破れが生じたものを×とした。
樹脂組成物中の重合単位の組成及び樹脂の組成を表1及び2に示す通り変更した他は、実施例1と同様に操作し、延伸積層フィルムを調製し評価した。結果を表3に示す。
Claims (11)
- 熱可塑性樹脂組成物B1からなる層blと、スチレン重合体樹脂組成物Aからなる層aと、熱可塑性樹脂組成物B2からなる層b2とがこの順で積層され、
組成物B1、A及びB2のガラス転移温度(℃)をそれぞれTg(B1)、Tg(A)及びTg(B2)とし、
組成物B1、A及びB2の中間点ガラス転移温度(℃)をそれぞれTmg(B1)、Tmg(A)及びTmg(B2)とし、
組成物B1、A及びB2の補外ガラス転移終了温度(℃)をそれぞれTeg(B1)、Teg(A)及びTeg(B2)としたとき、これらが下記式(1)〜(6):
Tg(B1)<Tg(A)<Tg(B1)+17 (1)
Tg(B2)<Tg(A)<Tg(B2)+17 (2)
Tmg(B1)<Tmg(A)<Tmg(B1)+20 (3)
Tmg(B2)<Tmg(A)<Tmg(B2)+20 (4)
Teg(B1)+5<Teg(A)<Teg(B1)+23 (5)
Teg(B2)+5<Teg(A)<Teg(B2)+23 (6)
を満たすことを特徴とする延伸積層フィルム。 - 前記スチレン重合体樹脂組成物Aに含まれるスチレン重合体樹脂が、(a1)成分10〜60質量%及び(a2)成分40〜90質量%からなる組成物であり、
前記(a1)成分が、芳香族ビニル単量体に基づく重合単位30〜79質量%、不飽和ジカルボン酸イミド又はその誘導体に基づく重合単位20〜60質量%、及び不飽和ジカルボン酸無水物単量体に基づく重合単位1〜10質量%を含むマレイミド系共重合体であり、
前記(a2)成分が、芳香族ビニル単量体に基づく重合単位60〜80質量%及びシアン化ビニル単量体に基づく重合単位20〜40質量%を含むビニル共重合体である、請求項1に記載の延伸積層フィルム。 - 前記組成物Aの粘度が250℃、150(1/s)において300〜1000(Pa・s)である、請求項1又は2に記載の延伸積層フィルム。
- 前記組成物B1、前記組成物A及び前記組成物B2のビカット軟化温度(℃)をそれぞれVST(B1)、VST(A)及びVST(B2)としたとき、これらが下記式(7)〜(8):
VST(B1)+20<VST(A) (7)
VST(B2)+20<VST(A) (8)
を満たす、請求項1〜3のいずれか1項に記載の延伸積層フィルム。 - 前記組成物B1及びB2の少なくとも一方が、平均粒子径0.05〜0.3μmであるゴム粒子を1〜80質量%含む、請求項1〜4のいずれか1項に記載の延伸積層フィルム。
- 配向方向の引張破断伸度が>10%、引張弾性率が>2400MPaである、請求項1〜5のいずれか1項に記載の延伸積層フィルム。
- 延伸倍率が1.1〜10倍である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の延伸積層フィルム。
- 前記Tg(B1)、Tg(A)、Tg(B2)、Tmg(B1)、Tmg(A)、Tmg(B2)、Teg(B1)、Teg(A)及びTeg(B2)が、下記式(1’)〜(6’):
Tg(B1)<Tg(A)<Tg(B1)+15 (1’)
Tg(B2)<Tg(A)<Tg(B2)+15 (2’)
Tmg(B1)+5<Tmg(A)<Tmg(B1)+15 (3’)
Tmg(B2)+5<Tmg(A)<Tmg(B2)+15 (4’)
Teg(B1)+10<Teg(A)<Teg(B1)+20 (5’)
Teg(B2)+10<Teg(A)<Teg(B2)+20 (6’)
を満たす、請求項1〜7のいずれか1項に記載の延伸積層フィルム。 - 前記組成物B1及びB2が、メタクリル酸エステル系共重合体を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の延伸積層フィルム。
- 請求項1〜9のいずれか1項に記載の延伸積層フィルムを備えることを特徴とする位相差フィルム。
- 請求項10の位相差フィルムを備えることを特徴とする液晶表示装置。
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