JP2014513815A - 光学フィルム用樹脂組成物及びこれを用いた補償フィルム - Google Patents

光学フィルム用樹脂組成物及びこれを用いた補償フィルム Download PDF

Info

Publication number
JP2014513815A
JP2014513815A JP2014506354A JP2014506354A JP2014513815A JP 2014513815 A JP2014513815 A JP 2014513815A JP 2014506354 A JP2014506354 A JP 2014506354A JP 2014506354 A JP2014506354 A JP 2014506354A JP 2014513815 A JP2014513815 A JP 2014513815A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical film
weight
molecular weight
composition
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014506354A
Other languages
English (en)
Inventor
パク、ジュン−ウク
クワク、サン−ミン
ウム、ジュン−ゲウン
リー、ナム−ジェオン
ヨン、スク−イル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LG Chem Ltd
Original Assignee
LG Chem Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LG Chem Ltd filed Critical LG Chem Ltd
Priority claimed from PCT/KR2012/007610 external-priority patent/WO2013051802A1/ko
Publication of JP2014513815A publication Critical patent/JP2014513815A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/30Polarising elements
    • G02B5/3083Birefringent or phase retarding elements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L33/00Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and only one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides or nitriles thereof; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L33/04Homopolymers or copolymers of esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L25/00Compositions of, homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L25/02Homopolymers or copolymers of hydrocarbons
    • C08L25/04Homopolymers or copolymers of styrene
    • C08L25/08Copolymers of styrene
    • C08L25/12Copolymers of styrene with unsaturated nitriles
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/30Polarising elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B32LAYERED PRODUCTS
    • B32BLAYERED PRODUCTS, i.e. PRODUCTS BUILT-UP OF STRATA OF FLAT OR NON-FLAT, e.g. CELLULAR OR HONEYCOMB, FORM
    • B32B2457/00Electrical equipment
    • B32B2457/20Displays, e.g. liquid crystal displays, plasma displays
    • B32B2457/202LCD, i.e. liquid crystal displays

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Polarising Elements (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

本発明の一実施形態によれば、アクリル系樹脂40〜94重量%と、重量平均分子量が100万未満のスチレン‐アクリロニトリル共重合体5〜40重量%と、重量平均分子量が100万〜900万の超高分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体1〜20重量%と、を含む光学フィルム用組成物及びこれを用いた光学フィルムを提供する。
【選択図】なし

Description

本発明は、光学フィルム用樹脂組成物及びこれを用いた補償フィルムに関し、より具体的には、機械的特性に優れ、IPSモード用補償フィルムに適した光学特性を有する光学フィルム用樹脂組成物及びこれを用いた補償フィルムに関する。
液晶ディスプレイは、陰極線管ディスプレイに比べ、消費電力が低く、体積が小さくて軽くて携帯が容易であるため、光学ディスプレイ素子として広く普及されている。一般に、液晶ディスプレイは、液晶が充填された液晶セルの両側に偏光板が設置され、液晶セルの電界印加の有無に応じて液晶セルの内部の液晶配向方向が変わり、液晶セルから出た光が偏光板で選択的に透過又は遮断されることにより駆動される装置である。
現在、鮮明な画質及び広い広視野角を確保するために多様なモードの液晶ディスプレイが開発されており、代表的には、Double Domain TN(Twisted Nematic)、ASM(Axially Symmetric Aligned Microcell)、OCB(Optically Compensated Blend)、VA(Vertical Alignment)、MVA(Multidomain VA)、SE(Surrounding Electrode)、PVA(Patterned VA)、IPS(In‐Plane Switching)、FFS(Fringe‐Field Switching)モード等が挙げられる。これらのそれぞれのモードは、固有の液晶配列をしており、固有の光学異方性を有している。
一方、液晶セルの光学異方性によって、液晶セルに垂直に入射する光と傾斜方向に入射する光の位相差が異なってしまい、傾斜方向に入射する光が偏光板で完全に透過又は遮断されることができないため、コントラスト比が低下するか又は階調反転等が発生する。したがって、現在、このような液晶セルの光学異方性による位相差を補償するために多様な補償フィルムが用いられており、液晶セルのモードに応じて求められる補償フィルムの特性はそれぞれ異なる。
IPSモード液晶ディスプレイの場合、正の誘電率異方性を有する水平配向性液晶を用いるため、非駆動状態での傾斜角における光学異方性が他のモードに比べて大きくなく、光学等方性保護フィルムを用いるだけでも、一定水準以上の広視野角を確保することができると知られている。しかしながら、この場合にも、傾斜角における第1の偏光子と第2の偏光子の吸収軸がなす角度の変化による光漏れ及びこれによるコントラスト低下が発生する。一般に、液晶セルの両面に位置する第1、第2の偏光子は吸収軸が直交するように配置されることにより、正面からは非駆動状態で光がすべて遮断されるが、傾斜方向からは傾斜角が大きくなるほど幾何学的に二つの偏光子の吸収軸がなす角度が大きくなるため、光が完璧に遮断されることができず、光漏れが発生する。
最近では、平面ディスプレイの大面積化及び高級化につれ、IPSモード液晶ディスプレイにも完璧な広視野角の具現が求められている。このためには、上記の傾斜角による偏光子間の軸ずれを適切な位相差フィルムを用いて補償しなければならず、通常、n>n>nの条件を満たす位相差補償層が必要とされている。ここで、n、n、nはフィルムの各方向への屈折率を示し、x、y、z方向はそれぞれフィルム面において屈折率の最も大きい方向、フィルム面においてx方向と直交する方向、厚さ方向を示す。このような複屈折を有する位相差フィルムは一般の一軸/二軸延伸工程では具現されることができないため、収縮フィルムを用いて延伸時に幅の過度な収縮を誘導する方法、延伸されたフィルムに強い電場を加える方法等の3次元的に屈折率を制御する特殊な方法が提案されてきたが、様々な技術的/設備的な問題によって広幅のフィルムを連続的に生産するのには限界があった。
したがって、IPSモード用位相差フィルムを二層以上の多層フィルムで構成する構造が提示されている。代表的な構造としては、ポリカーボネートやシクロオレフィン系ポリマー等の正の複屈折を有する高分子フィルムを一軸延伸して製造したA‐plateの上に液晶を垂直配向させた構造が挙げられる。しかしながら、液晶配向層の場合、棒状の低分子量又は高分子量の液晶分子を透明支持体の上に数マイクロ水準の厚さで精密コーティングして製造されるため、コーティング工程にかかる費用が発生する上、コーティング厚さの微小な差異によっても相対的に大きな位相差のばらつきをもたらし、コーティング基材フィルムの表面に残っているか液晶溶液に存在するほこり等の異物によって光学的欠陥が発生する等の様々な問題がある。
よって、本研究チームでは、最近、このような液晶コーティングの問題を解決するために、アクリル系フィルムを延伸して製造した(+)B‐plateに正の複屈折を有する高分子物質をコーティングして製作した(−)C‐plateが積層された構造を提示した(韓国公開特許第10‐2009‐0090553号公報、韓国公開特許第10‐2010‐0025171号公報)。
しかしながら、アクリル系樹脂を用いた高分子延伸フィルムの場合、一般に光学特性、加工性及び耐久性等に優れるという長所があるが、強靭性に欠けるという短所がある。よって、従来では、アクリル系樹脂の強靭性を改善するためにゴム弾性体のような衝撃補強剤を充填させる方案が提案されたが、この方法は、光透過度を低下させてヘイズを誘発するため、光学フィルム用に用いられるアクリル系樹脂には適していない。また、アクリル系樹脂の場合、主鎖の光学異方性が低いことから、延伸を行っても高い位相差値を得るのが困難であるため、それ自体のみで視野角補償フィルムに用いられるのが困難であるという問題がある。
本発明は、上記のような問題を解決するためのものであり、機械的特性、特に、強靭性に優れ、IPSモード用補償フィルムに適した光学特性を有する光学フィルム用樹脂組成物及びこれを用いた補償フィルムを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態によれば、アクリル系樹脂40〜94重量%と、重量平均分子量が100万未満のスチレン‐アクリロニトリル共重合体5〜40重量%と、重量平均分子量が100万〜900万の超高分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体1〜20重量%と、を含む光学フィルム用組成物を提供する。
上記重量平均分子量が100万未満のスチレン‐アクリロニトリル共重合体において、アクリロニトリルの含量は15〜26重量%であることができる。
また、上記超高分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体において、アクリロニトリルの含量は15〜26重量%であることができる。
一方、上記アクリル系樹脂は、(メタ)アクリル系単量体及び環系単量体の共重合体であることができる。
上記環系単量体は、無水マレイン酸、マレイミド、グルタル酸無水物、グルタルイミド、ラクタム、又はこれらの誘導体であることができる。
上記重量平均分子量が100万未満のスチレン‐アクリロニトリル共重合体は、アルファ‐メチルスチレン単位を含むことができる。
上記重量平均分子量が100万〜900万の超高分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体は、アルファ‐メチルスチレン単位を含むことができる。
また、上記アクリル系樹脂は、スチレン単位、特に、アルファ‐メチルスチレン単位を含むことができる。
本発明の他の実施形態によれば、上記光学フィルム用組成物を二軸延伸して製造された光学フィルムを提供する。
この際、上記延伸は、上記組成物のTg〜Tg+20℃の範囲で行われることができる。
また、上記二軸延伸は、MD延伸比1.5〜2.0倍、TD延伸比2.0〜4.0倍で行われることができる。
一方、上記本発明の光学フィルムは、その厚さが20〜150μmであることができる。
また、上記光学フィルムは、面内位相差値が50〜200nmであることができる。
上記光学フィルムのRth/Rin値は1.0〜2.0であることができる。
上記光学フィルムは、光透過率が90%以上であり、ヘイズ値が2.5%以下であることができる。
上記のような特性を有する本発明の光学フィルムは、IPS‐LCD補償フィルムとして有用に用いられることができる。
本発明の光学フィルム用樹脂組成物を用いると、ヘイズが少なくて光学的透明性に優れる上、強靭性が大きく改善された光学フィルムを製造することができる。したがって、従来のアクリル系フィルムを保護フィルムとして用いた偏光板の製造時に保護フィルムの凹み、押され、折れ、表面突出等によって偏光子と保護フィルムの界面接着層に局部的な凹凸が発生するクニック(cunic)不良や破断等が抑制されるため、不良率が大きく改善される。
また、本発明の光学フィルム用樹脂組成物を用いて二軸延伸により光学フィルムを製造する場合、IPSモード補償フィルムに適した光学特性が得られる。
以下では、本発明の好ましい実施形態について説明する。しかし、本発明の実施形態は様々な他の形態に変形されることができ、本発明の範囲は以下で説明する実施形態に限定されない。また、本発明の実施形態は、当該技術分野における平均的な知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。
本発明の光学フィルム用樹脂組成物は、(1)(メタ)アクリル系樹脂40〜94重量%と、(2)重量平均分子量が100万未満のスチレン‐アクリロニトリル共重合体5〜40重量%と、(3)重量平均分子量が100万〜900万の超高分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体1〜20重量%と、を含むことを特徴とする。
本明細書において、「共重合体」は、2種以上の単量体が繰り返し単位で含まれているものであり、その形態は特に限定されず、すべての種類の共重合体、例えば、交互共重合体、ブロック共重合体、ランダム共重合体、グラフト共重合体をすべて含む概念で理解されるべきである。
上記(1)(メタ)アクリル系樹脂は、光学特性及び耐久性を確保するためのものである。本発明において、上記(メタ)アクリル系樹脂としては、当該技術分野によく知られているもの、例えば、(メタ)アクリル系単量体のホモ又は共重合体、(メタ)アクリル系単量体及び芳香族ビニル系単量体の共重合体、(メタ)アクリル系単量体、芳香族ビニル系単量体及び酸無水物の共重合体、(メタ)アクリル系単量体及び環系単量体の共重合体等を用いることができ、これらの中でも(メタ)アクリル系単量体及び環系単量体の共重合体が特に好ましい。
上記(メタ)アクリル系単量体としては、エステル基のカルボニル基と共役化した(conjugated)炭素間の二重結合を有する化合物であればいずれのものでも良く、その置換基は特に限定されない。本明細書に記載の(メタ)アクリル系単量体は、アクリレートのみならずアクリレート誘導体も含むものであり、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレート、アルキルブタクリレート等を含む概念で理解されるべきである。
具体的には、上記(メタ)アクリル系単量体としては、メチルアクリレート、エチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、メチルエタクリレート、及びエチルエタクリレートからなる群から選択される1種以上のアクリル系単量体を用いることができ、特に、メチルメタクリレート(MMA)を用いることが最も好ましい。
上記芳香族ビニル系単量体としては、ベンゼン核又はビニル基が一つ以上のC〜Cのアルキル基又はハロゲン基で置換されているか又は置換されていない構造の単量体を用いることが好ましい。例えば、スチレン、α‐メチルスチレン、p‐メチルスチレン、ビニルトルエン等からなる群から選択される1種以上のスチレン系単量体が好ましい。
上記酸無水物としては、カルボン酸無水物を用いることができ、好ましくは1価又は2価以上の多価カルボン酸無水物を用いることができる。
上記環系単量体としては、無水マレイン酸、マレイミド、グルタル酸無水物、グルタルイミド、ラクタム、又はこれらの誘導体を用いることができ、マレイミド系単量体がより好ましい。上記マレイミド系単量体は、N‐シクロヘキシルマレイミド、N‐フェニルマレイミド、N‐メチルマレイミド、N‐ブチルマレイミド又はこれらの誘導体を含むが、これに限定されず、特に、N‐シクロヘキシルマレイミド又はその誘導体が最も好ましい。上記(メタ)アクリル系単量体と環系単量体の共重合体のうち環系単量体の含量が1〜50重量%であることがフィルムのヘイズ値を低くするのに有利である。
一方、上記アクリル系樹脂は、スチレン単位、特に、アルファ‐メチルスチレン単位を有する共重合体を含むことが好ましい。アルファ‐メチルスチレン単位を有する共重合体を含む場合、耐熱性向上効果が得られる。
本発明の組成物において、上記アクリル系樹脂の含量は、組成物の全含量に対して40〜94重量%程度、好ましくは50〜90重量%程度である。アクリル系樹脂の含量が40重量%未満の場合はアクリル系高分子が有する高透明性、高耐久性が十分に発現されず、94重量%を超える場合は位相差の発現性が足りないため所望の位相差フィルムを製作するのが困難になる可能性がある。
また、上記アクリル系樹脂組成物は、耐熱性、加工性、生産性等を考慮すると、重量平均分子量が5万〜50万程度であることが好ましく、ガラス転移温度が100℃以上200℃未満であることが好ましい。ガラス転移温度が100℃未満の場合は耐熱性が足りないため偏光板製造工程中にフィルムの変形及び位相差変化が発生しやすく、200℃以上の場合は一般に溶融加工性が悪くなる。
次に、本発明の組成物は、(2)重量平均分子量が100万未満のスチレン‐アクリロニトリル共重合体を含む。
上記重量平均分子量が100万未満のスチレン‐アクリロニトリル共重合体(以下、「低分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体」という)は、光学フィルムに負の複屈折性を付与するためのものであり、その含量が組成物の全含量に対して5〜40重量%程度、好ましくは10〜30重量%である。低分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体の含量が5重量%未満の場合は所望の位相差値が得られず、40重量%を超える場合は樹脂組成物全体のガラス転移温度が低下して耐熱性及び耐久性に悪影響を及ぼす可能性がある。
一方、上記低分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体において、アクリロニトリルの含量は15〜26重量%程度、好ましくは18〜24重量%程度である。低分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体において、アクリロニトリルの含量が上記範囲内の場合はヘイズがなく透明性に優れたフィルムが得られ、アクリロニトリルの含量が多すぎる場合はアクリル系樹脂との相溶性が悪くなる可能性がある。
次に、本発明の樹脂組成物は、(3)重量平均分子量が100万以上の超高分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体を含む。
上記超高分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体は、樹脂組成物の強靭性(Toughness)を向上させるためのものであり、その含量が組成物の全含量に対して1〜20重量%程度、好ましくは2〜10重量%程度である。超高分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体の含量が1重量%未満の場合は強靭性改善効果が弱く、20重量%を超える場合は樹脂組成物の溶融粘度が急激に増加して加工性が低下する可能性がある。
一方、上記超高分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体において、アクリロニトリルの含量は15〜26重量%程度、好ましくは18〜24重量%程度である。アクリロニトリルの含量が上記範囲内の場合はヘイズがなく透明性に優れたフィルムが得られ、アクリロニトリルの含量が多すぎる場合はアクリル系樹脂との相溶性が悪くなる可能性がある。
一方、上記の低分子量及び超高分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体において、上記スチレン単位は、置換されているか又は置換されていないスチレン、例えば、スチレン、アルファ‐メチルスチレン、又はビニルフェノールを含むことができるが、これに限定されるものではない。特に、アルファ‐メチルスチレン単位を含む場合、耐熱性向上効果に優れる。
一方、本発明の光学フィルム用樹脂組成物は、上記成分を溶融押出器を用いたコンパウンディング法等の当該技術分野によく知られた方法によりブレンディングすることにより製造されることができる。この際、上記樹脂組成物には、組成物の物性を害さない範囲内で熱安定剤、潤滑剤、酸化防止剤、UV安定剤等がさらに添加されることができる。
上記のような本発明の光学フィルム用樹脂組成物を用いて、溶液キャスト法又は押出法等の当該技術分野によく知られたフィルム製造方法により光学フィルムを製造することができる。例えば、上記樹脂組成物を真空乾燥して水分及び溶存酸素を除去した後、原料ホッパ(hopper)から押出器までを窒素置換したシングル又はツイン押出器に供給し、高温で溶融して原料ペレットを得た後、得られた原料ペレットを真空乾燥し、原料ホッパから押出器までを窒素置換したシングル押出器で溶融した後、コートハンガー型のT‐ダイに通過させ、クロムメッキキャスティングロール及び乾燥ロール等を経てフィルムを製造することができる。このように製造されたフィルムは、位相差の発現のために二軸延伸される。この際、必要に応じて、改良剤等を添加することができる。
上記延伸においては、縦方向(MD)延伸、横方向(TD)延伸を順次行うこともでき、同時に行うこともできる。また、上記延伸は、1段階で行われることもでき、多段階にわたって行われることもできる。
上記延伸は、樹脂組成物のガラス転移温度をTgとしたとき、Tg℃〜(T+20)℃程度の温度で行われることが好ましく、(Tg+2)℃〜(T+15)℃程度の温度で行われることがより好ましい。延伸温度がTg未満の場合は破断が発生する可能性が高く、(T+20)℃を超える場合は位相差の発現性が低下する。
ガラス転移温度は、樹脂組成物の貯蔵弾性率が低下し始めて損失弾性率が貯蔵弾性率より大きくなる温度から高分子鎖の配向が緩和されて消失される温度までの領域を意味し、示差走査型熱量計(DSC)によって測定されることができる。
一方、本発明において、光学フィルムの面方向の遅相軸(slow axis)を縦方向に合わせるために、横方向(TD)延伸比が縦方向(MD)延伸比より大きいことが好ましい。より具体的には、縦方向(MD)延伸比は1.5〜2.0倍であることができる。横方向(TD)延伸比は2.0〜4.0倍程度であることが好ましい。縦方向延伸比が1.5未満の場合は強靭性(Toughness)及び横方向引裂強度(tear strength)が弱くなり、2.0を超える場合は面内位相差の発現性が大きく低下する。一方、上記延伸比は、延伸前の長さに対する延伸後の長さの比、即ち、(延伸後の長さ/延伸前の長さ)を意味するが、実際の連続工程で計算するとき、通常、ロールトゥーロール(roll‐to‐roll)縦延伸の場合は延伸前のロール速度に対する延伸後のロール速度の比を延伸比とし、テンター(tenter)を用いた横延伸の場合はテンターの入口の幅に対する出口の幅の比を延伸比とする。
延伸速度は特に限定されず、幅800mm以下の小型延伸装備の場合は1〜10m/minの範囲、それ以上の量産設備の場合は5〜80m/minの範囲で延伸操作を行うことが好ましい。
上記のような方法で製造された本発明の光学フィルムは、特に限定されず、延伸後の最終厚さが20〜150μm程度であることが好ましい。フィルムの厚さが20μm未満の場合は、偏光板の貼り合わせ後に素子収縮、素子クラック、カール(curl)等が発生しやすい。また、最近では、別途の保護フィルムを用いずに補償フィルムが保護フィルムの機能を兼ねる一体型偏光板が多く製造されているが、このような一体型偏光板に用いられるフィルムの厚さが薄すぎる場合は偏光素子を支持するのが困難であり、フィルムの厚さが150μmを超える場合は均一な延伸のために多くの熱量を必要とするため高速延伸が困難であり非経済的である。
上記光学フィルムの光透過度は90%以上であり、ヘイズ(Haze)特性は2.5%以下、好ましくは1%以下、より好ましくは0.5%以下の範囲である。上記光学フィルムの透過度が90%未満、ヘイズが2.5%を超える場合は、このような光学フィルムが用いられる液晶表示装置の輝度が減少する可能性がある。
上記のような特性を有する本発明の光学フィルムは、IPSモード液晶表示装置の視野角の改善のための補償フィルムとして用いられることができる。
IPSモードの視野角の補償のためには延伸フィルムが適切な位相差値を有する必要があり、本フィルムにおいては、樹脂中のスチレン‐アクリロニトリル共重合体の含量と延伸温度及び延伸比等の延伸条件を調整することにより、その値を制御することができる。通常のIPSモードの視野角の補償のためには、面内位相差値(Rin)が50〜200nm程度であることが好ましく、70〜160nm程度であることがより好ましい。また、上記光学フィルムは、一軸延伸のみを行う場合は、厚さ方向位相差値(Rth)と面内位相差値が同一になり、二軸延伸を行う場合は、MD、TD方向への延伸比が等倍に近いほど面内位相差値は小さくなり厚さ方向位相差値は非常に大きくなり、通常、厚さ方向位相差値と面内位相差値との比(Rth/Rin)が1.0〜2.5であることが好ましく、1.0〜2.0であることがより好ましい。
ここで、面内位相差値(Rin)は下記式1で定義される値であり、厚さ方向位相差値(Rth)は下記式2で定義される値である。また、上記面内位相差値及び厚さ方向位相差値の測定基準波長は550nmである。
[数1]
in=(n−n)×d
[数2]
th=(n−n)×d
上記式1及び式2中、nはフィルムの面方向において屈折率が最も大きい方向の屈折率であり、nはフィルムの面方向においてn方向の垂直方向の屈折率であり、nは厚さ方向の屈折率であり、dはフィルムの厚さである。
以下、具体的な実施例を挙げて本発明をより詳細に説明する。
<物性測定方法>
1.位相差:フィルムの位相差はAxometrics社のAxoscanで測定した。
2.透過度及びヘイズ:Hazemeter(Murakami、HM‐150)で測定した。
3.強靭性:フィルムをMD及びTD方向に折って手で押したときの破断発生の有無で測定した。5回行って、破断が5回すべて発生しなかった場合を優秀、破断が1回発生した場合を良好、破断が2回以上発生した場合を不良と評価した。
<実施例1>
ポリ(シクロヘキシルマレイミド‐co‐メチルメタクリレート)(株)LGMMA PMMA 830HR)、重量平均分子量12万のスチレン‐アクリロニトリル共重合体((株)LG化学、SAN 80HF、アクリロニトリル含量:24重量%)及び重量平均分子量620万の超高分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体(Chemtura、Blendex‐869、アクリロニトリル含量:24重量%)をそれぞれ85:15:5の重量比で、ツイン押出器を用いて250℃、200rpmの条件でコンパウンディングして樹脂組成物を製造した。
上記樹脂組成物で250℃、250rpmの条件下でT‐ダイ製膜器を用いて幅800mmの未延伸フィルムを製造した。上記未延伸フィルムをTg+5℃の温度でMD方向にroll‐to‐roll方式で1.4倍延伸した後、同じ温度でテンター延伸器を用いてTD方向に2.8倍延伸した。得られた最終延伸フィルムの位相差値、透過度、ヘイズ及び強靭性を測定し、その測定結果を表1に示した。表1に示されているように、上記の延伸フィルムは、Rin、Rthが113nm、169nmと高い位相差値を有し、透過率及びHazeも良好であった。特に、MD及びTD方向すべてに折ったときにフィルムが破断せずに強靭性にも優れることが確認できた。
<実施例2>
上記PMMA 830HR、SAN 80HF及び超高分子量Blendex‐869の投入重量比を79:18:3とした以外は実施例1と同じ条件で延伸フィルムを製作し、位相差値、透過率、ヘイズ及び強靭性を測定してその測定結果を表1に示した。表1に示されているように、位相差値、光学特性及び強靭性がすべて良好であった。
<実施例3>
スチレン‐アクリロニトリル共重合体としてSAN 80HFの代わりにSAN 82TR((株)LG化学、アクリロニトリル含量:19重量%)を用いてPMMA 830HR、SAN 82TR及び超高分子量Blendex‐869の投入重量比を80:15:5とし、MD、TD方向延伸比をそれぞれ1.6倍、3.2倍とした以外は実施例1と同じ条件で延伸フィルムを製作し、位相差値、透過率、ヘイズ及び強靭性を測定してその測定結果を表1に示した。表1に示されているように、位相差値、光学特性及び強靭性がすべて良好であった。
<比較例1>
超高分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体Blendex‐869を用いずにPMMA 830HRとSAN 80HFのみをそれぞれ78:22の重量比でコンパウンディングし、MD、TD方向延伸比をそれぞれ1.5倍、3.0倍とした以外は実施例1と同じ方法で製膜/延伸して二軸延伸フィルムを製作し、位相差値、透過率、ヘイズ及び強靭性を測定してその測定結果を表1に示した。表1に示されているように、上記のフィルムは、優れた光学的特性を示したが、強靭性が足りないため、TD方向への破断が容易に発生した。
<比較例2>
PMMA 830HR、SAN 80HF及び超高分子量Blendex‐869の投入重量比を93:4:3とし、MD、TD方向延伸比をそれぞれ1.5倍、3.0倍とした以外は実施例1と同じ方法で延伸フィルムを製作し、位相差値、透過率、ヘイズ及び強靭性を測定してその測定結果を表1に示した。表1に示されているように、透明性及び強靭性には優れたが、位相差は大きく発現されなかった。
Figure 2014513815
強靭性評価*:◎‐優秀、○‐良好、X‐不良
以上、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想から外れない範囲内で多様な修正及び変形が可能であるということは、当技術分野の通常の知識を有する者には明らかである。

Claims (16)

  1. アクリル系樹脂40〜94重量%と、
    重量平均分子量が100万未満のスチレン‐アクリロニトリル共重合体5〜40重量%と、
    前記重量平均分子量が100万〜900万の超高分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体1〜20重量%と、
    を含む、光学フィルム用組成物。
  2. 前記重量平均分子量が100万未満のスチレン‐アクリロニトリル共重合体において、アクリロニトリルの含量が15〜26重量%である、請求項1に記載の光学フィルム用組成物。
  3. 前記超高分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体において、アクリロニトリルの含量が15〜26重量%である、請求項1又は2に記載の光学フィルム用組成物。
  4. 前記アクリル系樹脂は、(メタ)アクリル系単量体及び環系単量体の共重合体である、請求項1から3のいずれか一項に記載の光学フィルム用組成物。
  5. 前記環系単量体は、無水マレイン酸、マレイミド、グルタル酸無水物、グルタルイミド、ラクタム又はこれらの誘導体である、請求項4に記載の光学フィルム用組成物。
  6. 前記重量平均分子量が100万未満のスチレン‐アクリロニトリル共重合体は、アルファ‐メチルスチレン単位を含む、請求項1から5のいずれか一項に記載の光学フィルム用組成物。
  7. 前記重量平均分子量が100万〜900万の超高分子量スチレン‐アクリロニトリル共重合体は、アルファ‐メチルスチレン単位を含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の光学フィルム用組成物。
  8. 前記アクリル系樹脂は、アルファ‐メチルスチレン単位を含む、請求項1から7のいずれか一項に記載の光学フィルム用組成物。
  9. 請求項1から8のいずれか一項に記載の光学フィルム用組成物を二軸延伸して製造される、光学フィルム。
  10. 前記延伸は、前記組成物のTg〜Tg+20℃の範囲で行われる、請求項9に記載の光学フィルム。
  11. 前記二軸延伸は、MD延伸比1.5〜2.0倍、TD延伸比2.0〜4.0倍で行われる、請求項9又は10に記載の光学フィルム。
  12. 前記光学フィルムの厚さは20〜150μmである、請求項9から11のいずれか一項に記載の光学フィルム。
  13. 前記光学フィルムは、面内位相差値が50〜200nmである、請求項9から12のいずれか一項に記載の光学フィルム。
  14. 前記光学フィルムは、Rth/Rin値が1.0〜2.0である、請求項9から13のいずれか一項に記載の光学フィルム。
  15. 前記光学フィルムは、光透過率が90%以上であり、ヘイズ値が2.5%以下である、請求項9から14のいずれか一項に記載の光学フィルム。
  16. 請求項9から15のいずれか一項に記載の光学フィルムを含む、IPS‐LCD補償用偏光板。
JP2014506354A 2011-10-05 2012-09-21 光学フィルム用樹脂組成物及びこれを用いた補償フィルム Pending JP2014513815A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2011-0101279 2011-10-05
KR20110101279 2011-10-05
KR1020120102983A KR101418755B1 (ko) 2011-10-05 2012-09-17 광학 필름용 수지 조성물 및 이를 이용한 보상필름
KR10-2012-0102983 2012-09-17
PCT/KR2012/007610 WO2013051802A1 (ko) 2011-10-05 2012-09-21 광학 필름용 수지 조성물 및 이를 이용한 보상필름

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014513815A true JP2014513815A (ja) 2014-06-05

Family

ID=48438257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014506354A Pending JP2014513815A (ja) 2011-10-05 2012-09-21 光学フィルム用樹脂組成物及びこれを用いた補償フィルム

Country Status (5)

Country Link
US (1) US9297944B2 (ja)
JP (1) JP2014513815A (ja)
KR (1) KR101418755B1 (ja)
CN (1) CN103492479B (ja)
TW (1) TWI462964B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016183312A (ja) * 2015-03-27 2016-10-20 株式会社日本触媒 熱可塑性樹脂組成物とそれを用いた光学フィルム

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI516537B (zh) * 2011-10-04 2016-01-11 Lg化學股份有限公司 樹脂組成物及使用其形成之光學補償膜
US20160075866A1 (en) * 2014-09-12 2016-03-17 Teknor Apex Company Compositions for capstock applications
KR101889078B1 (ko) * 2016-06-22 2018-08-16 주식회사 엘지화학 광학용 필름 및 이를 포함하는 편광판
WO2017222203A1 (ko) * 2016-06-22 2017-12-28 주식회사 엘지화학 광학용 필름 및 이를 포함하는 편광판
KR102066640B1 (ko) * 2016-09-20 2020-01-15 주식회사 엘지화학 접착력이 우수한 광학 필름, 및 이를 포함하는 편광판
KR102176881B1 (ko) 2018-04-18 2020-11-10 주식회사 엘지화학 위상차 필름, 이를 포함하는 편광판 및 이를 포함하는 액정표시장치
CN113150191A (zh) * 2021-04-01 2021-07-23 深圳市新纶科技股份有限公司 改性聚甲基丙烯酸甲酯、光学薄膜材料及其制备方法、偏光片

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03126012A (ja) * 1989-10-12 1991-05-29 Asahi Chem Ind Co Ltd 位相差補償シート
JP2004045893A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 透明フィルム、偏光子保護フィルム、および偏光板
JP2008009378A (ja) * 2006-02-28 2008-01-17 Nippon Shokubai Co Ltd 位相差フィルム
JP2008262182A (ja) * 2007-03-16 2008-10-30 Asahi Kasei Chemicals Corp 位相差フィルム
JP2008262180A (ja) * 2007-03-20 2008-10-30 Asahi Kasei Chemicals Corp 光学材料用樹脂組成物
JP2008276208A (ja) * 2007-04-02 2008-11-13 Asahi Kasei Chemicals Corp 光学フィルム

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100431534B1 (ko) 1998-12-30 2004-10-12 제일모직주식회사 개량된폴리부틸렌테레프탈레이트수지조성물
KR100408109B1 (ko) 2000-12-28 2003-12-01 제일모직주식회사 진공성형성이 우수한 스티렌계 열가소성 수지 조성물
US7135520B2 (en) * 2002-07-01 2006-11-14 Lanxess Corporation Glass fiber filled thermoplastic compositions with good surface appearance
WO2007043356A1 (ja) * 2005-10-07 2007-04-19 Asahi Kasei Chemicals Corporation 光学材料用樹脂組成物
US20070292680A1 (en) * 2006-06-12 2007-12-20 Fujifilm Corporation Optical film, production method of optical film, polarizing plate and liquid crystal display device
KR101261616B1 (ko) 2008-02-21 2013-05-07 주식회사 엘지화학 위상차 필름, 이의 제조방법, 및 이를 포함하는 액정 표시장치
KR101105424B1 (ko) 2008-04-30 2012-01-17 주식회사 엘지화학 수지 조성물 및 이를 이용하여 형성된 광학 필름
ATE551626T1 (de) 2008-07-16 2012-04-15 3M Innovative Properties Co Eine mischung von methylmethacrylatpolymer und styrolacrylnitrilpolymer umfassende mehrschichtige optische filmschicht
KR101197162B1 (ko) 2008-08-27 2012-11-09 주식회사 엘지화학 면상 스위칭 모드 액정 표시 장치
JP2012025786A (ja) 2008-11-21 2012-02-09 Denki Kagaku Kogyo Kk 光学フィルム用樹脂組成物及びその光学フィルム
KR20100059470A (ko) * 2008-11-26 2010-06-04 도레이첨단소재 주식회사 빛샘 제어용 점착제 조성물과 그 조성물이 도포된 디스플레이장치용 광학필름
CN102770489B (zh) 2010-01-25 2014-10-08 大科能树脂有限公司 异形挤出成形用树脂组合物和异形挤出树脂成形品

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03126012A (ja) * 1989-10-12 1991-05-29 Asahi Chem Ind Co Ltd 位相差補償シート
JP2004045893A (ja) * 2002-07-12 2004-02-12 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 透明フィルム、偏光子保護フィルム、および偏光板
JP2008009378A (ja) * 2006-02-28 2008-01-17 Nippon Shokubai Co Ltd 位相差フィルム
JP2008262182A (ja) * 2007-03-16 2008-10-30 Asahi Kasei Chemicals Corp 位相差フィルム
JP2008262180A (ja) * 2007-03-20 2008-10-30 Asahi Kasei Chemicals Corp 光学材料用樹脂組成物
JP2008276208A (ja) * 2007-04-02 2008-11-13 Asahi Kasei Chemicals Corp 光学フィルム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016183312A (ja) * 2015-03-27 2016-10-20 株式会社日本触媒 熱可塑性樹脂組成物とそれを用いた光学フィルム

Also Published As

Publication number Publication date
KR20130037165A (ko) 2013-04-15
US20140071530A1 (en) 2014-03-13
CN103492479B (zh) 2015-11-25
TWI462964B (zh) 2014-12-01
KR101418755B1 (ko) 2014-07-11
TW201315765A (zh) 2013-04-16
CN103492479A (zh) 2014-01-01
US9297944B2 (en) 2016-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5550153B2 (ja) 光学フィルム、その製造方法、及びこれを含む液晶表示装置
JP5330502B2 (ja) 光学フィルム及びこれを含む情報電子装置
JP5335070B2 (ja) 樹脂組成物及びこれを用いて形成された光学フィルム
JP2014513815A (ja) 光学フィルム用樹脂組成物及びこれを用いた補償フィルム
JP5220129B2 (ja) 光学フィルムおよびこれを含む情報電子装置
JP5779822B2 (ja) 光学フィルム
KR101347021B1 (ko) 수지 조성물 및 이를 이용하여 형성된 광학 필름
KR101285159B1 (ko) 아크릴계 공중합체 및 이를 포함하는 광학필름
KR101190981B1 (ko) 내열성이 우수한 광학 이방성 필름 및 이를 포함하는 액정디스플레이 장치
KR101471228B1 (ko) 광학필름용 수지 조성물 및 이를 이용하여 형성된 광학필름
KR101464826B1 (ko) 위상차 필름 및 이를 포함하는 액정 표시장치
KR20150033623A (ko) Ips 모드 액정 표시 장치용 위상차 필름 및 이를 포함하는 액정표시장치
JP5888571B2 (ja) 光学フィルム
JPWO2012091009A1 (ja) 樹脂組成物、位相差フィルム、位相差フィルムの製造方法、および長尺の円偏光板
KR20130005774A (ko) Ips 모드 액정 표시 장치용 위상차 필름 및 이를 포함하는 액정표시장치
KR101506067B1 (ko) 수지 조성물 및 이를 이용하여 형성된 광학 보상필름
JP2012068430A (ja) 位相差フィルム
KR102134948B1 (ko) 광학 필름 및 이를 포함하는 편광판
KR101517267B1 (ko) 수지 조성물 및 이를 이용하여 형성된 광학 필름
WO2013051802A1 (ko) 광학 필름용 수지 조성물 및 이를 이용한 보상필름

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140819

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140826

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141126

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141203

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141224

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150630

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150925

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20160315