JP4939991B2 - キッチンユニット - Google Patents

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Description

本発明は、キッチンユニットに関し、詳しくは、シンクを配したシンクカウンタと調理器カウンタとを連設したキッチンユニットに関するものである。
従来、シンクと、いわゆる三口コンロなどの加熱調理器ユニットとを配したキッチンカウンタを備えたキッチンユニットでは、キッチンカウンタの離間した位置に開設された2つの開口部にシンク及び加熱調理器ユニットをそれぞれ配設し、それらシンクと加熱調理器ユニットとの間に空きスペースを形成して、使用者が調理作業のために利用する作業スペースとしている。
このような従来のキッチンユニットでは、使用者は、次のような動作で調理作業をする必要があった。
すなわち、調理作業時の動作は、シンクとシンク側方の空きスペースとの間で、横移動を繰り返しながら食材を洗ったり、カッティングをしたり、等により下準備が行われる。次いで、該空きスペースと加熱調理器ユニットと、さらにはシンクとの間で、横移動を繰り返しながら下準備のなされた食材の調理を加熱調理器で行ったり、使用した調理器具を洗ったり、鍋等の湯水をシンクに捨てたり、等により実調理を行う。盛り付け時においては、実調理がなされた料理を、加熱調理器ユニットから空きスペースに載置された食器類に、鍋等を移動させることにより、盛り付けが行われる。
以上のように、従来のキッチンユニットにおいては、調理作業時における一連の動作(下準備、実調理、盛り付け)は、シンク前、空きスペース前、加熱調理器ユニット前の間を使用者が横移動を繰り返しながら行うものであり、横移動の作業動線を描くようになっている。
例えば、下記特許文献1では、水槽(シンク)の左右幅と、水槽の側方に形成された作業面の左右幅との合計幅に制限がある場合においても、水槽及び作業面のいずれも使いやすいものとすべく、水槽の作業面側の側壁の少なくとも前部が水槽の左右幅を後方から前方に向かって狭めるような傾斜壁とした厨房キャビネットが提案されている。
このものでは、作業面の前側面が広くなるので、調理作業等が行いやすく、また、水槽については、後部の左右幅を長くとることができるので、それなりに使用しやすいものとされている。
特開平8−131274号公報(図1参照)
しかし、前記特許文献1のものでは、前記したような調理作業時の一連の動作におけるシンクと空きスペース、空きスペースと加熱調理器、シンクと加熱調理器ユニットとの間で行われる横移動の繰り返しの動作についての考慮はなされておらず、調理作業時の作業性について更なる改善が求められる。
また、近年の小家族化の傾向や設置スペースの制限からキッチンユニット自体のコンパクト化の要望がある。
本発明は、前記問題を解決するために提案されたもので、その目的は、調理作業時における作業性を高めるとともに、スペースの有効利用によりコンパクトなキッチンユニットを提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に記載のキッチンユニットは、シンクを配したシンクカウンタと調理器カウンタとを連設したキッチンユニットにおいて、前記調理器カウンタは、前記シンクに近接する手前側に使用者が作業するための第1作業領域が形成されるようにして、複数個の加熱調理器をL字型に配列しており、前記シンクカウンタは、前記シンクを略L字型として前記加熱調理器に近接する手前側コーナー部に使用者が作業するための第2作業領域を形成しており、前記第1作業領域と前記第2作業領域とは連成されて連成作業領域を構成していることを特徴とする。
ここに、手前側とは、キッチンユニットに対し使用者が対面した状態における手前側を指す。
請求項2では、請求項1において、前記第1作業領域と前記第2作業領域とは互いに前後幅が略同幅とされて左右方向に沿って前後幅が略同幅の前記連成作業領域を構成している
請求項では、請求項1または2において、前記加熱調理器は、少なくとも手前側のものが電気式加熱調理器として構成され、その上面を前記調理器カウンタの上面と略面一としている。
請求項では、請求項1乃至のいずれか1項において、前記複数個の加熱調理器は、所定個数毎にモジュール化されたモジュール型加熱調理器とされており、前記調理器カウンタには、前記モジュール型加熱調理器を置換配列可能に配置するための調理器配置開口部が形成されている。
請求項では、請求項1乃至のいずれか1項において、前記シンクカウンタと前記調理器カウンタとを一体としてキッチンカウンタを形成しており、前記キッチンカウンタの周縁部には、カウンタ面より突出した堰が周設されている。
請求項では、請求項1乃至のいずれか1項において、前記シンクカウンタ、前記調理器カウンタの少なくとも一方の後方側端部には、上面を載置領域とした載置段部が更に立設されている。
請求項では、請求項1乃至のいずれか1項において、前記調理器カウンタは、前記加熱調理器の近傍に立設され、空気吸引口を有する換気装置を更に備えている。
請求項1乃至に記載の本発明によれば、キッチンユニットは、調理器カウンタのシンクに近接する手前側に、使用者が作業するための第1作業領域を形成しているので、その作業領域に食材や調味料等を置くことができ、調理作業時、特に実調理時において作業性が良いものとなる。また、調理された料理を皿等の食器に盛り分ける盛り付け時にも、該作業領域に食器を置くことができるので、作業性が良い。すなわち、その作業領域を中心にして、近接した位置に、L字型に加熱調理器が配されるので、調理作業時において、使用者の横移動を低減できる。つまり、従来のようにシンクの側方に形成された作業スペースに調味料や皿等を置いて、加熱調理器と該スペースとの間でなされる調理作業よりも移動量が低減される。
また、前記調理器カウンタに連設されたシンクカウンタは、前記第1作業領域に連成する第2作業領域を、シンクの手前側に形成しているので、シンクを使用する下準備時においても作業性を高めることができる。すなわち、シンクの手前側を横移動することなく、食材をシンク内で洗ったり、食材をカッティングしたりすることができるため、従来のように、シンクの側方に形成された空きスペースとの間でなされる調理作業よりも移動量が低減される。
さらに、シンクの手前側に作業領域を形成しているので、その作業領域の下方のスペースを有効利用することができる。すなわち、従来のようにカウンタの手前直前までシンクが形成されているものでは、該カウンタの手前側の下方領域は、シンクが形成されているので、使用できないスペースであったが、本発明のキッチンユニットでは、そのシンク手前側下方のスペースを、有効に利用することができる。
さらにまた、前記第1作業領域と前記第2作業領域とが連成されて連成作業領域が形成されているので、従来のようなシンクと加熱調理器との間の作業スペースを少なくする、あるいは不要とすることも可能であり、これによりカウンタの左右方向の長さを短くすることが可能となる。よって、スペースの有効利用が可能となり、コンパクトなキッチンユニットとなる。
また、前記第2作業領域を、シンクカウンタの加熱調理器に近接する手前側コーナー部に形成しているので、シンク手前での作業及びシンク内での作業のいずれにも使い勝手が良い。
請求項では、加熱調理器の少なくとも手前側のものを、電気式加熱調理器として、その上面をカウンタ上面と略面一しているので、その加熱調理器の上面を作業領域として利用することが可能となる。これにより、調理器カウンタの手前側全域を第1作業領域として把握することが可能となる。
よって、従来のようにシンクの側方に形成される作業スペースをより少なくする、あるいは不要とすることが可能であり、前記同様、スペースの有効利用が可能となり、よりコンパクトなキッチンユニットとできる。
また、従来の加熱調理器を配したカウンタでは、加熱調理器手前のスペースが幅狭であることからフライパンや鍋等の柄がカウンタから突き出し、調理作業時に邪魔になることがある。しかし、本発明のキッチンユニットでは、後方側の加熱調理器を使用することで、調理作業時に柄が邪魔にならず、作業性が良い。
請求項では、複数個の加熱調理器をモジュール型加熱調理器として、調理器カウンタに形成した調理器配置開口部に、モジュール型加熱調理器を置換配列可能に配置する構成としているので、キッチンユニットの設置時に、使用者の要望に応じたタイプ(電気式やガス式など)の加熱調理器を調理器カウンタに組み込むことができる。よって、市場性に優れたキッチンユニットとなる。
請求項では、シンクカウンタと調理器カウンタとを一体としてキッチンカウンタを形成し、そのキッチンカウンタの周縁部にカウンタ面より突出した堰を形成しているので、カウンタ面の清掃性を高めることができる。
すなわち、カウンタ面に水や洗浄水を流して清掃する際に、水等がキッチンカウンタ内方からキッチンカウンタ外方へ漏れることが無く清掃性を高めることが出来る。
請求項では、シンクカウンタ、調理器カウンタの少なくとも一方の後方側端部に、上面を載置領域とした載置段部を立設しているので、該載置領域を、シンク、あるいは加熱調理器を使用する際に必要な部材を置くスペースとして利用でき、これによっても前記したように、横移動を低減でき、作業性の向上が図れる。
請求項では、調理器カウンタは、加熱調理器の近傍に立設した空気吸引口を有する換気装置を備えているので、従来のように、上方、すなわち天井に換気装置のフードが配されるものでは、上方からの圧迫を感じるが、そのような圧迫感がない。
特に、近年、デザイン性に優れ、需要が高い、居住空間との間に設置される対面型のいわゆるアイランド型のキッチンユニットでは、上方にフードを設置すると居住空間との隔たりが感じられ見栄えも良くないものであるが、本発明のように、調理器カウンタ自体から立設する換気装置では、上方の空間が開放的な空間となるので、居住空間とキッチンスペースとの連続性を高めることができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1及び図2は、第1実施形態に係るキッチンユニットを示し、図1は、同実施形態に係るキッチンユニットの一例を示す概略斜視図、図2(a)は、同実施形態に係るキッチンユニットの概略平面図、(b)は、(a)におけるカウンタのX−X線矢示概略縦断面図、(c)は、(a)におけるカウンタのY−Y線矢示概略縦断面図である。
尚、図2及び後記する第2実施形態で参照する図3(a)、並びに後記する第3実施形態で参照する図4、図5では、図1に示す水栓金具、及びキッチンカウンタ下方に配設される収容部としてのキッチンキャビネット、該キッチンキャビネットに内設される電気器具や配管等は、図示省略している。
図例のキッチンユニットAは、図1及び図2に示すように、上方に配設されたキッチンカウンタ10と、その下方に配設されたキッチンキャビネット40とを備える。
キッチンキャビネット40は、その左右及び後方を取り囲むように配された複数の化粧パネル41と、前方に配された複数の引き出し42及び42a、ビルトイン式グリル43、食器洗い乾燥機44、キャビネット前面に対して出没自在とされた各種機器の操作パネル45、包丁収納部46などを備えている。
ビルトイン式グリル43は、後記する第1作業領域S2の直ぐ下方に配設され、複数の引き出しのうち、引き出し42aは、後記する第2作業領域S3の直ぐ下方に配設されている。
キッチンカウンタ10は、シンク21を配したシンクカウンタ20と加熱調理器ユニット31を配した調理器カウンタ30とを一体として形成しており、本実施形態では、シンク21の側方左右のいずれにも従来のようなキッチンユニットにおける作業スペースを設けず、シンクカウンタ20を調理器カウンタ30の側方かつ近接する位置に配置している。すなわち、シンク21と加熱調理器31とが近接配置されたキッチンカウンタ10としている。
キッチンカウンタ10は、耐熱性の樹脂材で成型されており、本実施形態では更に、シンク21も一体として成型されている。これにより、従来のように人造大理石等で形成されたカウンタにステンレス製のシンクを接合したキッチンユニットと比べて、シンクとカウンタとの間に隙間や段差、接合部が形成されないので、汚れが付着し難く、また清掃性の良いキッチンユニットAとなる。
尚、シンクカウンタ20と調理器カウンタ30との間に従来のような作業スペースを形成してもよい。また、シンクカウンタ20と調理器カウンタ30とをL字状に配したL型(コーナータイプ)のキッチンユニットとしてもよい。さらに、シンク21を従来のように別体として構成し、カウンタと接合するものとしてもよい。
また、キッチンカウンタ10の周縁部には、その周縁の全周に亘ってカウンタ面10aから突出した堰11が形成されている。これにより、カウンタ面10aの清掃性を高めることができる。
すなわち、カウンタ面10aに水や洗浄水を流して清掃する際に、水等がキッチンカウンタ10の内方からキッチンカウンタ10の外方へ漏れることが無く清掃性を高めることが出来る。特に後記するように、加熱調理器ユニット31の各加熱調理器31a〜31cをそれぞれ電気式加熱調理器としているので、加熱調理器ユニット31の上面31dを、カウンタ面10aとフラットとすることができ、加熱調理器ユニット31の上面31dもカウンタ面10aと連続した面として水等で洗浄できるので、清掃性に優れたものとなる。
尚、堰11の突出高さは、カウンタ面10aの清掃時に、キッチンカウンタ10の外方への水等の漏れを堰き止めるに足りる高さとして、適宜、設定される。
調理器カウンタ30は、シンク21に近接する手前側に形成された使用者が作業するための第1作業領域S2(図2(a)では、微小な一点鎖線で示している。)と、その第1作業領域S2の残余のスペースにL字型に配列された複数個、図例ではいわゆる三口の加熱調理器31a〜31cからなる加熱調理器ユニット31と、その加熱調理器ユニット31の後方側に立設された空気吸引口32aを有する換気装置32とを備えている。
加熱調理器ユニット31が備える三口の加熱調理器31a〜31cは、そのうちの二口の加熱調理器31b及び31cが調理器カウンタ30の左右方向に沿って並列配置され、残余の一口の加熱調理器31aが二口の加熱調理器31b及び31cのうちのシンク21から遠方に配された加熱調理器31bの手前側に配置されている。
これら加熱調理器31a〜31cは、それぞれ電磁誘導型加熱調理器(以下、IH調理器と略す)あるいは電熱型加熱調理器(以下、ヒーター調理器と略す)からなる電気式加熱調理器である。
加熱調理器ユニット31は、その上面31dがキッチンカウンタ10のカウンタ面10a(調理器カウンタ30の上面)と、略面一、すなわちフラットとなるようにキッチンカウンタ10に形成された調理器配置開口部12に配置されている。
調理器配置開口部12には、加熱調理器ユニット31の周縁に形成されたフランジ部31eを支持するための段部12aが形成されており、金具や接着剤等により加熱調理器ユニット31が調理器配置開口部12に固定されている。尚、加熱調理器ユニット31の上面31dとキッチンカウンタ10のカウンタ面10aとの接合部は、隙間が生じないようにコーキング剤等により水密処理がなされている。
第1作業領域S2は、調理器カウンタ30の手前側かつシンク21の遠方側に配された加熱調理器31aのシンク21近接側側方に形成されている。
第1作業領域S2の前後幅及び左右幅は、その側方に配された加熱調理器31aの前後幅及び、その後方に配された加熱調理器31cの左右幅以上の幅とされており、使用する調理器具、例えばフライパンや鍋等を、後方側の加熱調理器31b及び31cに載置した際に、それらの柄がキッチンカウンタ10の手前側に突出しないような幅とすることが好ましく、また、作業性の観点からいずれも20cm〜40cm程度の幅とすることが好ましく、より好ましくは30cm前後の幅としてもよい。すなわち、加熱調理器31cの前後幅が30cm程度のものでは、加熱調理器31cの中心からキッチンカウンタ10の手前側縁までの幅は、45cm程度となる。
また、第1作業領域S2は、本実施形態のように、加熱調理器ユニット31の各加熱調理器31a〜31cをそれぞれ電気式加熱調理器として、加熱調理器ユニット31の上面31dを、カウンタ面10aとフラットとした場合は、加熱調理器ユニット31の上面31dを含んだ作業領域S2´として把握してもよい。これにより、使用者の作業スペースが広くなり、作業性を高めることができる。この場合、特に、IH調理器であれば、使用(調理)後の熱放射が早く、その上面を作業スペースとして直ぐに利用できる。
尚、加熱調理器31a〜31cのうちの少なくとも、調理器カウンタ30の手前側に位置するものを、電気式加熱調理器として、その上面を、カウンタ面10aと略面一としてもよい。これにより、調理器カウンタ30の手前側全域を、第1作業領域S2として把握することが可能となる。
換気装置32は、加熱調理器ユニット31の後方側の近接した位置に、加熱調理器ユニット31の左右方向に沿って後方側の全域に亘って立設されている。また、換気装置32は、加熱調理器ユニット31側に開口する空気吸引口32aを備え、キッチンキャビネット40に内設された吸引手段(不図示)を介して、吸引した油煙や蒸気を戸外へ排気する。
これにより、従来のように上方に配設された換気フードでは、上方からの圧迫を感じるが、そのような圧迫感がない。特に、近年、デザイン性に優れ、需要が高い、居住空間との間に設置される対面型のいわゆるアイランド型のキッチンユニットでは、上方にフードを設置すると居住空間との隔たりが感じられ見栄えも良くないものであるが、本実施形態のように、キッチンカウンタ10(調理器カウンタ30)自体から立設する換気装置32では、上方の空間が開放的な空間となるので、居住空間とキッチンスペースとの連続性を高めることができる。
尚、換気装置32は、本実施形態では、ビルトイン式グリル43の排気や加熱調理器ユニット31の冷却空気の排気も兼ねている。
シンクカウンタ20は、シンク21と、加熱調理器ユニット31に近接する手前側コーナー部に形成された使用者が作業するための第2作業領域S3(図2(a)では、微小な二点鎖線で示している。)と、シンク21の後方側略中央に配設された水栓金具22とを備えている。
シンク21は、上方に開口し、その底部後方略中央には、排水口21aが形成されている。
シンク21は、第2作業領域S3の形成により、矩形ではなく、略L字型となっており、シンクカウンタ21の手前側まで形成されている部位と、シンクカウンタ21の略中央位置まで形成されている部位とからなる。その手前側まで形成されている部位の左右幅及び前後幅は、フライパンや鍋などの嵩張る調理器具を洗浄できるスペースとすることが好ましい。また、略中央位置まで形成されている部位の左右幅及び前後幅は、後記する第2作業領域S3の左右幅及び前後幅や、キッチンユニットAの設置スペース等に応じて適宜、設定可能であるが、少なくともカッティングをした食材を入れるボウルや不要物を入れる容器が載置できるスペースとすることが好ましい。
第2作業領域S3は、前記した調理器カウンタ30に形成された第1作業領域S2を延出させるようにして、シンクカウンタ20に形成されている。
また、第2作業領域S3は、前記した第1作業領域S2に連成し、該第1作業領域S2とにより連成作業領域S1(図2(a)では、第2作業領域S3を示す二点鎖線よりも大きい二点鎖線で示している。)を構成している。
第2作業領域S3の前後幅及び左右幅は、使用するまな板の幅やキッチンユニットAの設置されるスペースにより適宜、設定可能であるが、まな板の載置の安定性及びシンク21内での食器の洗浄作業性等からいずれも20cm〜40cm程度の幅とすることが好ましく、より好ましくは30cm程度の幅としてもよい。
本実施形態では、その前後幅及び左右幅を、前記第1作業領域S2と略同幅としている。これにより、連成された第1作業領域S2と第2作業領域S3とが、美観性良くキッチンユニットAに形成されることとなる。
以上のような構成により、本実施形態によれば、キッチンユニットAは、調理器カウンタ30に、使用者が作業するための第1作業領域S2を形成しているので、第1作業領域S2に食材や調味料等を置くことができ、調理作業時、特に実調理時において作業性が良いものとなる。また、調理された料理を皿等の食器に盛り分ける盛り付け時にも、第1作業領域S2に食器を置くことができるので、作業性が良い。すなわち、第1作業領域S2を中心にして、近接した位置に、L字型に加熱調理器31a〜31cが配されているので、調理作業時において、使用者の横移動を低減できる。つまり、従来のようにシンクの側方に形成された作業スペースに調味料や皿等を置いて、加熱調理器と該スペースとの間でなされる調理作業よりも移動量が低減される。
また、特に、本実施形態のように、第1作業領域S2の直ぐ下方にビルトイン式グリル43を配設しているものでは、そのビルトイン式グリル43から取り出した魚等を直ぐ上方に形成された第1作業領域S2上に載置した皿等に盛り付けることができ、使用者の調理負担が軽減できる。すなわち、従来の加熱調理器を備えたカウンタでは、加熱調理器の手前側にスペースがないことから、皿等を手に持つか、あるいは皿等を加熱調理器の側方に形成された作業スペースに置いて、ビルトイン式グリル43から取り出した魚等を盛り付ける必要があるが、本実施形態のキッチンユニットAでは、そのような必要がなく、前記の通り作業性が良いものとなる。
さらにまた、従来の加熱調理器を配したカウンタでは、加熱調理器手前のスペースが幅狭であることからフライパンや鍋等の柄がカウンタから突き出し、調理作業時に邪魔になることがある。しかし、本実施形態のキッチンユニットAでは、後方側に配された加熱調理器31b、31cを使用することで、調理作業時に柄が邪魔にならず、作業性が良い。
また、調理器カウンタ30に連設されたシンクカウンタ20は、第1作業領域S2に連成する第2作業領域S3を形成しているので、シンク21を使用する下準備時においても作業性を高めることができる。すなわち、シンク21の手前側を横移動することなく、食材をシンク内で洗ったり、食材をカッティングしたりすることができるため、従来のように、シンクの側方に形成された空きスペースとの間でなされる調理作業よりも移動量が低減される。
さらに、第2作業領域S3の直ぐ下方のスペースに、引き出し42aを形成することができるので、スペースを有効に利用することができる。
さらにまた、第1作業領域S2と第2作業領域S3とは、連成されて連成作業領域S1とされ、加熱調理器ユニット31の上面31dをも作業領域として利用できるので、従来のようなシンクと加熱調理器との間の作業スペースを形成せずとも、作業スペースを十分に確保することが可能となる。これによりシンクカウンタ20及び調理器カウンタ30それぞれの左右方向の長さ、すなわち、本実施形態では、それらを一体としたキッチンカウンタ10の左右方向の長さを短くすることが可能となる。よって、スペースの有効利用が可能となり、コンパクトなキッチンユニットAとなる。これにより、設置スペースの狭小な住宅にも設置可能となり、また、キッチンユニットA自体をコンパクトなものとすることができるので、居住空間のスペースを大きくとることが可能となる。
特に、本実施形態のように、連成作業領域S1を中心として、シンク21と加熱調理器ユニット31とを近接配置しているので、使用者は、連成作業領域S1の手前に立ち、横移動を殆どすることなく、前記したような調理作業時における一連の動作(下準備、実調理、盛り付け)を行うことができ、作業性の高いものとなる。
すなわち、連成作業領域S1の手前に立った使用者は、その立ち位置を中心として円を描くような作業動線で、一連の調理作業ができる。
尚、本実施形態では、第2作業領域S3を、シンクカウンタ20自体の成型により、その手前側コーナー部に形成しているが、これに限られず、例えば、矩形に形成したシンクの手前側コーナー部に、第2作業領域を構成する載置板や載置台等を、カウンタ面10aとフラットとなるように、架設あるいは載置して、その上面を第2作業領域S3としてもよい。この場合は、該載置板あるいは該載置台を、着脱自在とすることが好ましく、これによれば、第2作業領域S3の直ぐ下方のスペースを引き出し等に利用することは出来ないが、シンクを使用する際に脱離させることで、シンク内を広く利用することができる。
次に、本発明に係る他の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図3は、第2実施形態に係るキッチンユニットを示し、図3(a)は、概略斜視図、(b)は、概略平面図である。
尚、第1実施形態との相違点を中心に説明し、第1実施形態と同一の構成については、同一符号を付し、説明を省略する。
図3に示す第2実施形態に係るキッチンユニットBでは、キッチンカウンタ10Aが備えるシンクカウンタ20Aは、シンク21Aの手前側全域に、第2作業領域S3Aを形成している。
第2作業領域S3Aは、シンク21Aの左右方向(長手方向)に沿って、その手前側全域に形成されており、長方形状の作業スペースとされている。
その前後幅、すなわち、シンク21Aの手前側壁からキッチンカウンタ10Aの手前側縁までの幅は、使用するまな板の幅やキッチンユニットBの設置されるスペースにより、前記同様、適宜設定可能であるが、まな板の載置の安定性及びシンク21A内での食器の洗浄作業性等から20cm〜40cm程度の幅とすることが好ましく、より好ましくは30cm前後の幅としてもよい。
また、第2作業領域S3Aは、前記同様、第1作業領域S2と連成されて、連成作業領域S1Aとされている。
さらに、本実施形態では、キッチンキャビネット40Aは、第2作業領域S3Aの直ぐ下方のスペースに、食器洗い乾燥機44を配設している。
以上のような構成によれば、キッチンユニットBは、第2作業領域S3Aをシンク21Aの手前側全域に形成しているので、調理作業時、特に頻繁にシンク21Aを使用する下準備時において、作業性を高めることができる。
すなわち、本実施形態のキッチンユニットBでの使用者の調理作業時の動作は、食材をシンク21A内で洗い、そのシンク21Aの手前側全域に形成された第2作業領域S3Aで、食材のカッティングを行い、第2作業領域S3Aの後方側のシンク内に、カッティングで生じた不要物を捨てる、あるいはカッティングで下準備のなされた食材を再度、そのシンク21A内でザル等に入れて洗う、等の動作となる。つまり、その動作は、横移動が不要となり、前後方向、すなわち上半身の移動のみの作業性の良い、前後方向の作業動線を描くものとなる。
特に、本実施形態では、シンク21Aの手前側下方のスペースに食器洗い乾燥機44を配設しているので、食事後に食器類に残った料理等をシンク21A内に捨てる動作及びその食器類をシンク21A内で仮洗いする動作から食器洗い乾燥機44への食器類の搬入動作までの一連の動作を横移動することなく上半身の移動のみでできるので、作業性が良い。また、シンク21Aの手前側全域に形成された第2作業領域S3Aの直ぐ下方のスペースに食器洗い乾燥機44を配設できるので、食器洗い乾燥機44の食器類を搬入する開口がカウンタ面10aに近い高さとなり、食器洗い乾燥機44への食器類の搬入動作の負担を軽減できる。
次に、本発明に係る更に他の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図4及び図5は、第3実施形態に係るキッチンユニット及びその変形例を示し、図4(a)は、一部拡大概略平面図、(b)は、(a)の加熱調理器が設置される前の状態を示す一部拡大概略平面図、(c)は、(a)におけるカウンタのZ−Z線矢示概略縦断面図、図5(a)乃至(c)は、いずれも、同実施形態に係るキッチンユニットの変形例を示す一部拡大概略平面図である。
尚、第1実施形態との相違点は、調理器カウンタの構成であり、他の構成は、第1実施形態と同様であるため、同一符号を付し、説明を省略する。
図4に示す第3実施形態に係るキッチンユニットCでは、キッチンカウンタ10Bが備える調理器カウンタ30Aは、加熱調理器ユニット31Aが、一個毎の加熱調理器をモジュール化して構成されたモジュール型加熱調理器31Aa、31Abから構成されており、本実施形態では、図例のように、三つのモジュール型加熱調理器から構成されている。
モジュール型加熱調理器31Aaは、電気式加熱調理器であり、モジュール型加熱調理器31Abは、ガス式加熱調理器である。
各モジュール型加熱調理器31Aa、31Abは、後記する開口13a〜13cのいずれにも配置可能なように、同大に形成されている。
キッチンカウンタ10B(調理器カウンタ30A)には、各モジュール型加熱調理器31Aa、31Abを置換配列可能に配置するための調理器配置開口部13が形成されている。
調理器配置開口部13には、各モジュール型加熱調理器31Aa、31Abの周縁に形成されたフランジ部31eを支持するための段部13dが形成され、各モジュール型加熱調理器31Aa、31Abを受入れる開口13a〜13cが開設されている。
開口13a〜13cは、各モジュール型加熱調理器31Aa、31Abに合わせて、それぞれ同大に形成されている。
電気式モジュール型加熱調理器31Aaは、調理器配置開口部13に配置された状態で、その上面31dと、カウンタ面10aとが略面一となるように配置される。これにより、第1実施形態同様、第1作業領域S2が拡大されて、その上面31dを含んだ作業領域S2´Aとして把握される。
また、ガス式モジュール型加熱調理器31Abは、調理器配置開口部13に配置された状態で、その上面31fがカウンタ面10aよりも突出するように配置される。これにより、前記第1実施形態で説明したようにカウンタ面10aを水等で洗浄する際にも、ガス式モジュール型加熱調理器31Ab内に水等が入らず、カウンタ面10aの清掃を容易に行える。
尚、図示省略しているが、キッチンカウンタ10Bの下方のキッチンキャビネット40(図1参照)内には、各モジュール型加熱調理器31Aa、31Abの種類や配置箇所等に応じてそれぞれ接続されるフレキシブルなガスホースや電気コードが配設される。
また、各モジュール型加熱調理器31Aa、31Abは、金具や接着剤等によりそれぞれ調理器配置開口部13に固定されている。
さらに、各モジュール型加熱調理器31Aa、31Abの隣接するもの同士、及びそれらとキッチンカウンタ10Bのカウンタ面10aとの接合部は、隙間が生じないようにコーキング剤等により水密処理がなされている。
前記構成としたキッチンユニットCでは、例えば、使用者(顧客)と販売業者や施工業者とのキッチンプランの打ち合わせ時に、使用者の要望により、各モジュール型加熱調理器31Aa、31Abの種類や配置箇所等が設定され、キッチンユニットCの設置時あるいは設置前に、各モジュール型加熱調理器31Aa、31Abが調理器配置開口部13に使用者の要望に応じて配置されることとなる。よって、市場性に優れたキッチンユニットCとなる。
尚、調理器配置開口部13に配置されるモジュール型加熱調理器の個数は、本実施形態のように三個に限られず、三個未満あるいは四個以上としてもよい。
また、本実施形態では、調理器配置開口部13の各開口13a〜13cの全てに、いずれかのモジュール型加熱調理器31Aa、31Abを配置する構成としているが、例えば、調理器カウンタ30Aの手前側の開口13aには、モジュール型加熱調理器31Aa、31Abのいずれも配置せず、それに換えて、カウンタ面10aと面一かつ開口13cを水密に閉塞する蓋体を配置する構成としてもよい。これにより、加熱調理器の個数を多く必要としない使用者に対しても適したキッチンユニットCとなるとともに、蓋体の上面も作業スペースとして利用できる。
さらに、本実施形態における加熱調理器ユニット31Aを前記第2実施形態に適用してもよい。
次に、本実施形態の変形例を図5に基づいて説明する。
図5(a)に示す変形例では、キッチンカウンタ10C(調理器カウンタ30B)に立設された換気装置32Aの構成が前記第1実施形態及び前記第2実施形態と異なる。
換気装置32Aは、加熱調理器ユニット31Aの後方側の左右方向に沿って一部に立設されており、本実施形態では、シンク21近接側のモジュール型加熱調理器31Aaの後方側には、立設されていない。また、加熱調理器ユニット31Aのシンク21の遠方側側方に、前後方向に沿って全域に亘って立設されている。
すなわち、換気装置32Aは、加熱調理器ユニット31Aの後方側一部には、立設されずに、L字型に配置されている。
これにより、シンク21の近接側の一個のモジュール型加熱調理器31Aaを、対面して使用することができる。
図5(b)に示す変形例では、図5(a)と同様、キッチンカウンタ10D(調理器カウンタ30C)に立設された換気装置32Bの構成が異なる。
換気装置32Bは、加熱調理器ユニット31Aの後方側の左右方向、及びシンク21の遠方側側方の前後方向に沿って、全域に亘って立設されている。
すなわち、換気装置32Bは、加熱調理器ユニット31Aの後方側及び一側方側を取り囲むように、L字型に配置されている。
これにより、加熱調理器ユニット31Aから生じる油煙や蒸気を、より効果的に吸引することが可能となるとともに、調理時における調理器カウンタ30Cからの油等の飛散を防止できる。
尚、本変形例及び前記図5(a)に基づいて説明した各変形例における換気装置32A、32Bを前記第1実施形態及び前記第2実施形態に適用してもよい。
図5(c)に示す変形例では、キッチンカウンタ10E(調理器カウンタ30D)に配設された加熱調理器ユニット31Bの構成が前記第1実施形態及び前記第2実施形態と異なる。
すなわち、加熱調理器ユニット31Bは、二個の電気式加熱調理器をモジュール化した電気式モジュール型加熱調理器31Baと、前記同様の一個のガス式モジュール型加熱調理器31Abとから構成されている。
これにより、使用者の要望に応じて、二個の電気式あるいはガス式の加熱調理器と、一個のガス式あるいは電気式の加熱調理器とを組み替えて配置することができる。
尚、本変形例では、前記した調理器配置開口部13の段部13dを、二個と一個の各モジュール型加熱調理器に合わせて形成している。
また、本変形例における加熱調理器ユニット31Bを前記第2実施形態に適用してもよい。
次に、本発明に係る更に他の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図6は、第4実施形態に係るキッチンユニットを示す概略斜視図である。
第1実施形態との相違点は、キッチンカウンタの特に後方側端部の構成であり、他の構成は、第1実施形態と同様であるため、同一符号を付し、説明を省略する。
本実施形態に係るキッチンユニットDが備えるキッチンカウンタ10Fは、その後方側端部に、載置段部50を立設している。
載置段部50は、シンクカウンタ20B及び調理器カウンタ30Eの後方側端部の全域に亘って、その左右方向に沿って立設されている。また、載置段部50は、キッチンカウンタ10Fの後方側壁(バックガード)を構成する立設部51と、その上方に配設された載置部52とからなる。
尚、本実施形態では、載置段部50が堰11の一部(後方側の堰)を構成することとなる。
立設部51は、キッチンカウンタ10Fと一体成型されており、その手前側壁51aがシンクカウンタ20B及び調理器カウンタ30Eの後方側壁を構成している。
シンク21の後方側に位置する手前側壁51aからは、水栓金具22が突出しており、キッチンキャビネット40に内設された給水装置(不図示)を介してシンク21内に給水可能とされている。
図1に示すキッチンユニットAのように、水栓金具22が設置される部位が水平となっているものでは、汚れや水垢が付着・堆積しやすいが、本実施形態では、シンク21の後方側壁を構成する手前側壁51aから水栓金具22を突出させているので、水平面が形成されず、汚れや水垢が付着・堆積し難いものとなる。
加熱調理器ユニット31の後方側に位置する手前側壁51aには、空気吸引口32aが開設されており、前記第1実施形態にて説明した換気装置32と同様、キッチンキャビネット40に内設された吸引手段(不図示)を介して、吸引した油煙や蒸気を戸外へ排気する。
これにより、前記第1実施形態にて説明した換気装置32と同様の効果を奏する。
載置部52は、その上面が調理作業時等に種々の部材を載置するための載置面52aとされている。
このように、シンク21及び加熱調理器ユニット31の後方に、載置面52aを形成することにより、シンク21、あるいは加熱調理器ユニット31を使用する際に必要な食材や調味料、食器、調理器具等を、その載置面52aに載置できるので、前記したように、調理作業が前後方向の作業動線を描く動作となり、作業性の向上が図れる。
尚、本実施形態に係るキッチンユニットDに前記第2実施形態にて説明したシンクカウンタ20A及び前記第3実施形態及びその変形例にて説明した加熱調理器ユニット31A、31Bを適用してもよい。
また、本実施形態では、キッチンカウンタ10Fの後方側端部の全域に亘って、載置段部50を立設した構成としているが、載置段部をシンクカウンタ20Bの後方側端部あるいは調理器カウンタ30Eの後方側端部のいずれかのみに立設する構成としてもよい。
本発明に係るキッチンユニットの実施形態の一例を示す概略斜視図である。 同実施形態に係るキッチンユニットを示し、(a)は概略平面図、(b)は、(a)におけるカウンタのX−X線矢示概略縦断面図、(c)は、(a)におけるカウンタのY−Y線矢示概略縦断面図である。 (a)は、本発明に係るキッチンユニットの実施形態の他例を示す概略斜視図、(b)は、同概略平面図である。 (a)は、本発明に係るキッチンユニットの実施形態の更に他例を示す一部拡大概略平面図、(b)は、(a)の加熱調理器が設置される前の状態を示す一部拡大概略平面図、(c)は、(a)におけるカウンタのZ−Z線矢示概略縦断面図である。 (a)乃至(c)は、いずれも、同実施形態に係るキッチンユニットの変形例を示す一部拡大概略平面図である。 本発明に係るキッチンユニットの実施形態の更に他例を示す概略斜視図である。
符号の説明
10、10A〜10F キッチンカウンタ
10a カウンタ面(調理器カウンタの上面)
11 堰
13 調理器配置開口部
20、20A、20B シンクカウンタ
21、21A シンク
30、30A〜30E 調理器カウンタ
31、31A、31B 加熱調理器ユニット(複数個の加熱調理器)
31 加熱調理器ユニット(電気式加熱調理器)
31Aa、31Ab、31Ba モジュール型加熱調理器
31Aa、31Ba モジュール型加熱調理器(電気式加熱調理器)
31d 上面(電気式加熱調理器)
32、32A、32B 換気装置
32a 空気吸引口
50 載置段部
52a 載置面(載置領域)
A〜D キッチンユニット
S1、S1A 連成作業領域
S2 第1作業領域
S3、S3A 第2作業領域

Claims (7)

  1. シンクを配したシンクカウンタと調理器カウンタとを連設したキッチンユニットにおいて、
    前記調理器カウンタは、前記シンクに近接する手前側に使用者が作業するための第1作業領域が形成されるようにして、複数個の加熱調理器をL字型に配列しており
    前記シンクカウンタは、前記シンクを略L字型として前記加熱調理器に近接する手前側コーナー部に使用者が作業するための第2作業領域を形成しており、
    前記第1作業領域と前記第2作業領域とは連成されて連成作業領域を構成していることを特徴とするキッチンユニット。
  2. 請求項1において、
    前記第1作業領域と前記第2作業領域とは互いに前後幅が略同幅とされて左右方向に沿って前後幅が略同幅の前記連成作業領域を構成していることを特徴とするキッチンユニット。
  3. 請求項1または2において、
    前記加熱調理器は、少なくとも手前側のものが電気式加熱調理器として構成され、その上面を前記調理器カウンタの上面と略面一としているキッチンユニット。
  4. 請求項1乃至のいずれか1項において、
    前記複数個の加熱調理器は、所定個数毎にモジュール化されたモジュール型加熱調理器とされており、
    前記調理器カウンタには、前記モジュール型加熱調理器を置換配列可能に配置するための調理器配置開口部が形成されているキッチンユニット。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項において、
    前記シンクカウンタと前記調理器カウンタとを一体としてキッチンカウンタを形成しており、
    前記キッチンカウンタの周縁部には、カウンタ面より突出した堰が周設されているキッチンユニット。
  6. 請求項1乃至のいずれか1項において、
    前記シンクカウンタ、前記調理器カウンタの少なくとも一方の後方側端部には、上面を載置領域とした載置段部が更に立設されているキッチンユニット。
  7. 請求項1乃至のいずれか1項において、
    前記調理器カウンタは、前記加熱調理器の近傍に立設され、空気吸引口を有する換気装置を更に備えているキッチンユニット。
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