JP2003115367A - 加熱調理器およびシステムキッチン - Google Patents

加熱調理器およびシステムキッチン

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JP2003115367A
JP2003115367A JP2002014090A JP2002014090A JP2003115367A JP 2003115367 A JP2003115367 A JP 2003115367A JP 2002014090 A JP2002014090 A JP 2002014090A JP 2002014090 A JP2002014090 A JP 2002014090A JP 2003115367 A JP2003115367 A JP 2003115367A
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JP
Japan
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heating cooker
top plate
kitchen
exhaust port
counter
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Application number
JP2002014090A
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English (en)
Inventor
Ichiro Yajima
伊智郎 矢島
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Yamaha Living Tech Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Living Tech Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱調理器の天板とカウンタの天板との間に
段差が存在すると、鍋などの調理道具を移動させにくい
し、段差に調理道具を載置すると傾いてしまい不便であ
る。さらに、段差があると汚れや水がたまりやすいし、
掃除もしにくく日常の手入れに非常に不便である。 【解決手段】 加熱調理器の天板を略平面にて構成し、
同天板と加熱調理器が組み付けられるカウンターとを兼
用する。従って、加熱調理器とその周辺との間に段差が
存在せず、キッチン上に広い調理スペースを提供するこ
とができ、調理台上で調理道具が非常に扱い易くなる。
また、ロースターの排気口を天板から突設させたり、ロ
ースターを省略して排気口をも省略することにより、略
全面平面の天板を水洗可能に構成することができ、キッ
チン上の手入れが非常に容易になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱調理器および
システムキッチンに関する。
【0002】
【従来の技術】システムキッチンに組み込まれる加熱調
理器は、従来、加熱調理器をユニットで構成し、カウン
ターに設けた加熱調理器用の穴に当該ユニットを挿入す
るなどして組み付けを行っていた。このとき、例えば上
記加熱調理器の天板を上記カウンターの穴の内周より大
きくすることにより、加熱調理器の天板をカウンターで
係止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
おいては、加熱調理器の天板を上記カウンターの穴の内
周より大きくしているので、加熱調理器の組み付け後に
はカウンターの上方に加熱調理器の天板が載置されるこ
ととなり、両者の間に加熱調理器の天板厚分の段差が生
じる。このような段差が存在すると、鍋などの調理道具
を移動させにくいし、段差に調理道具を載置すると傾い
てしまい不便である。また、加熱調理器の天板外周の外
側のみが調理台となり、調理台スペースが狭くなってし
まう。さらに、段差があると汚れや水がたまりやすい
し、掃除もしにくく日常の手入れに非常に不便である。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、キッ
チン上に広い調理スペースを提供し、調理台上で調理道
具が扱い易く、また、キッチン上の手入れを非常に容易
にすることが可能な加熱調理器およびシステムキッチン
の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、キッチンに組み付けられ
る加熱調理器であって、同加熱調理器の天板は略平面で
あるととともに上記キッチンのカウンターと兼用される
構成としてある。すなわち、キッチンに組み付けられる
加熱調理器において両者の天板が兼用される。また、天
板を略平面にすることによって加熱調理器を含むキッチ
ン上面の略全面を平面状にすることができる。従って、
キッチンと加熱調理器とにおいて段差が生じない。
【0005】このため、加熱調理器の存在によって調理
台として使用できるカウンター上のスペースが制限され
ず、キッチン上に広い調理スペースを提供することがで
きる。また、天板上に調理道具の移動を妨げる部位が存
在せず、調理道具を天板上に載置したときに調理道具が
傾くこともなく、調理道具の扱いが非常に容易である。
さらに、天板上の略全面が平面であることから局所的に
汚れが付着しにくく、また、全面を一気に拭き取ること
等が可能であり、キッチン上の手入れを非常に容易にす
ることが可能である。
【0006】ここで、カウンターと加熱調理器の天板と
は、組み付け後に上方に向けて露出する面であり、両者
が兼用され略平面とすることができればよい。また、天
板を略平面にすることによって段差を無くし、手入れを
容易にすることができればよい。従って、カウンターと
加熱調理器との境界以外の部位、例えばキッチン手前側
や奥側,両端に突設部や曲面を設け、水返し構造を形成
可能であることは言うまでもない。
【0007】また、キッチンのカウンターと加熱調理器
の天板とを兼用し、略平面の天板とするために好適な構
成の一例として請求項2にかかる発明では、上記加熱調
理器の天板は、略全面が耐熱ガラスである構成としてあ
る。すなわち、加熱調理器は調理道具を加熱する機器で
あり、周辺がある程度高温になり得る。そこで、天板を
耐熱ガラスにすることによって加熱時の温度上昇に充分
に耐える天板を提供することができる。また、耐熱ガラ
スであれば天板面を容易に略平面にすることができる
し、硬く傷が付きにくい。さらに、汚れが付着しにくく
付着した汚れも布でのふき取り等によって容易に除去す
ることができ、非常に手入れが簡単である。
【0008】さらに、請求項3にかかる発明では、上記
加熱調理器の天板は、上記キッチンにおける手前側と奥
側の少なくとも一部が金属製フレームにて覆われている
構成としてある。すなわち、天板上面を略平面にできれ
ばよく、キッチン手前側と奥側とは水返し構造等平面で
はない構造を形成して好適な場合が多い。そこで、加工
の容易な金属によってキッチン手前側と奥側とにフレー
ムを取り付けると、天板は平面の部材で構成しつつも、
金属製フレームによって容易に水返し構造等を形成する
ことができて好適である。
【0009】また、手前側を金属製フレームにて覆うこ
とにより、天板を必要最小限の厚さで構成しつつ、手前
側においてはそれ以上の天板厚であるかのように見せる
ことができ、好ましい意匠とすることができる。また、
加熱調理器の奥側に通常設けられるロースター排気口の
スリット形状など、比較的複雑な形状を容易に形成する
ことができる。従って、キッチン手前側と奥側において
天板に比較的複雑な形状を形成する必要がなく、単純な
形状の天板にて本発明を提供することができる。ここ
で、金属製フレームを構成する材質は特に限定されない
が、アルミやステンレス等によって構成すれば、容易に
加工することができるとともに水での洗浄が可能であ
り、清浄性を確保することができる。
【0010】さらに、略平面の天板とする加熱調理器と
して特に好適な一例として請求項4にかかる発明では、
上記加熱調理器は、上記天板の略平面部分に被加熱体を
載置可能であるとともに天板下方に加熱機構を備えてお
り、同加熱機構は上記天板を介して同天板に載置した被
加熱体を加熱する構成としてある。すなわち、加熱調理
器においては、加熱機構が天板下方に配設される。当該
加熱機構は当該天板下方から天板を介して被加熱体を加
熱することができる。
【0011】従って、鍋等の被加熱体は略平面の天板上
に載置可能であるとともに載置した状態で加熱すること
ができる。ここで、加熱機構においては略平面の天板を
介して同天板上の被加熱体を加熱することができればよ
く、種々のものが存在する。例えば、電磁誘導加熱方式
(IH)方式,ラジエントヒータ方式,ハロゲンヒータ
方式等種々の加熱機構を採用可能である。
【0012】これらの加熱機構においては天板を平面に
することができて好適であるが、埋め込み式バーナー等
によっても天板を略平面にすることはできる。すなわ
ち、この場合天板のバーナー部分には炎の熱を調理道具
に作用させるための穴が必要であるが、この穴部分を除
いた部位が平面であればやはり加熱調理器の天板とカウ
ンターが兼用されることによって段差がなくなり、キッ
チン上に広い調理スペースを提供し、調理台上で調理道
具が扱い易く、また、キッチン上の手入れを非常に容易
にすることは可能である。
【0013】さらに、請求項5にかかる発明では、上記
加熱調理器は上記天板下方に加熱対象を所定の空間内で
加熱するためのロースターが配設されており、上記天板
の表面の一部には排気口が設けられるとともに同排気口
は上記ロースターの所定の空間と連通されている構成と
してある。すなわち、加熱調理器においては通常鍋等の
調理道具を加熱する加熱機構の他、天板下方にロースタ
ーが配設されている。当該ロースターは所定の加熱空間
に網状の載置台等を出し入れ可能に構成した魚などを加
熱するための加熱機構であり、通常はキッチン奥側にお
いて加熱調理器の天板に排気口が設けられる。
【0014】そこで、本発明のように天板を略平面にし
てカウンターと加熱調理器の天板とを段差なく構成する
構造においてもロースターを使用するためには排気口を
設ける構成とするのが好適である。排気口は通常スリッ
ト状に構成されるなど、平面性と反する構造を有してい
るため、天板表面の一部に排気口を設けると共に排気口
とロースターの加熱空間とを連通すると好適である。こ
の結果、天板表面の一部である排気口部位以外では依然
として平面性が保たれており、ロースターの排気口を有
する天板においてもキッチン上に広い調理スペースを提
供し、調理台上で調理道具が扱い易く、また、キッチン
上の手入れを非常に容易にすることが可能な加熱調理器
を提供することができる。
【0015】このように、天板に排気口を配設する際に
好適な構成の一例として請求項6にかかる発明では、上
記排気口は、上記キッチン奥側において同キッチン奥側
の辺に沿って上方に突設されている構成としてある。す
なわち、排気口からは食材や食材燃焼に伴う匂いや煙が
排出されるため、調理者からなるべく遠い位置に配設さ
れるのが通常である。そこで、本発明においてもキッチ
ン奥側に排気口を配設し、さらにキッチン奥側の辺に沿
って上方に突設させる。
【0016】この結果、調理者から遠い位置に排気口を
配設することができ、かつキッチン奥側の辺に沿って細
長い開口部を設ければ、広い開口部を形成することがで
き、排気口として充分機能する。また、加熱調理器の奥
側は通常の調理における調理スペースとならないことか
ら、排気口を奥側に配設するとキッチン上に広い調理ス
ペースを提供し、調理台上で調理道具が扱い易い構造を
提供することができる。また、排気口を突設させること
により、天板を水洗しても水が排気口内に進入しない構
造を提供することができる。従って、手入れは非常に容
易である。
【0017】排気口を突設するに当たり、突設部と天板
とを同一部材で構成することもできるし、突設部を上記
金属製フレームで構成することもできる。前者の場合に
は突設部と天板とで継ぎ目を生じないので汚れが付着し
づらく掃除が容易であり、清浄性を維持することが容易
である。後者の場合には突設部を天板と別部材とするこ
とができるので天板の形状が非常に単純になり、突設部
は加工容易な金属によって容易に形成することができ
る。
【0018】さらに、天板に排気口を配設する際に好適
な他の構成の一例として請求項7にかかる発明では、上
記排気口は、上記天板表面上の一部において略筒状に上
方に突設されている構成としてある。すなわち、天板の
平面性をなるべく維持するために排気口は天板の一部に
配設されればよく、また、天板平面を水洗可能にするた
めには排気口が突設されていればよい。むろん、ここで
も排気口はキッチン奥側に配設されていた方が好適であ
る。ここで、排気口は略筒状であれば良く、その外周形
状は特に限定されない。すなわち、円筒形状でも良いし
角柱筒状でも良いし、むろん多角形筒状でも良く、かか
る構成により煙突状の排気口を形成することができる。
【0019】さらに、排気口に設けられる開口部の具体
例として請求項8にかかる発明では、上記排気口は、上
記突設における上面又は側面のいずれかまたはその組み
合わせに配設された複数の開口部を有している構成とし
てある。すなわち、複数の開口部を有する排気口におい
ては開口部が小さくても当該開口部を複数設けることに
よって気体を容易に排出可能であり、調理道具等ある程
度の大きさを持った個体が排気口内に落ち込んだりする
ことを防止することができる。
【0020】また、複数の開口部は排気口の上面のみあ
るいは側面のみであっても良いし、上面と側面との双方
に設けてあっても良い。むろん、上面と側面との双方に
設ける場合にはこれらが繋がっていても良い。開口部の
形状としては種々のものが採用可能であり、細長い円形
のものや矩形,円形,メッシュ状など種々の構成が可能
である。開口部の配設方向も特に限定されず、キッチン
の手前奥方向に平行に配向された細長い穴であっても良
いし、手前奥方向に直角に配向された細長い穴などを採
用可能である。むろん、開口部の個数も限定されない。
【0021】さらに、請求項9にかかる発明では、上記
排気口とロースターの空間との連通経路には、脱臭機能
及び又は脱煙機能を有する触媒剤が配設されている構成
としてある。すなわち、排気口からはロースターの空間
内で加熱される食材からの臭いや煙が排出されるので、
上記触媒剤を配設することにより食材からの臭いや煙を
抑えることができる。
【0022】さらに、請求項10にかかる発明では、上
記加熱調理器は上記天板下方に収容部が設けられている
構成としてある。すなわち、加熱調理器の天板下方にロ
ースターを配設せずに収容部を設けているので、当該天
板上に排気口を設ける必要がなくなり、加熱調理器およ
びカウンターを全面略平面にすることができる。ここ
で、収容部としては種々の構成を採用可能であり、上面
が開口した略矩形の収容部をキッチン手前側に引き出し
可能に構成したり、略矩形内面を構成するとともにキッ
チン手前面に扉や引き戸を構成すること等によって実現
可能である。
【0023】さらに、請求項11にかかる発明では、略
矩形の外形を有するとともに加熱調理器が組み付けられ
たシステムキッチンであって、上記加熱調理器の天板と
上記システムキッチンのカウンターとが略全面に渡って
面一に形成されている構成としてある。すなわち、本発
明はキッチンと加熱調理器とを有するシステムキッチン
に対して適用することも可能であり、かかるシステムキ
ッチンに上記請求項2〜請求項10を対応させた構成を
採用することもできる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
キッチン上に広い調理スペースを提供し、調理道具の扱
いが非常に容易であり、キッチン上の手入れを非常に容
易にすることが可能な加熱調理器を提供することができ
る。また、請求項2にかかる発明によれば、加熱時の温
度上昇に充分に耐える天板を提供することができる。ま
た、天板面を容易に略平面にすることができるし、硬く
傷が付きにくく、手入れが非常に簡単である。
【0025】さらに、請求項3にかかる発明によれば、
天板は平面の部材で構成しつつも、容易に水返し構造等
を形成することができる。また、天板に複雑な形状を形
成することなく必要最小限の厚さで構成することがで
き、さらに、優れた意匠とすることができる。さらに、
請求項4にかかる発明によれば、平面性を妨げる部材を
配設することなく天板を形成することができる。さら
に、請求項5にかかる発明によれば、ロースターの排気
口を有する天板においてもキッチン上に広い調理スペー
スを提供し、調理台上で調理道具が扱い易く、また、キ
ッチン上の手入れを非常に容易にすることができる。
【0026】さらに、請求項6にかかる発明によれば、
調理者から遠い位置に排気口を配設することができ、ま
た、キッチン上に広い調理スペースを提供し、調理台上
で調理道具が扱い易い構造を提供することができる。さ
らに、天板を水洗しても水が排気口内に進入しない構造
を提供することができる。さらに、請求項7にかかる発
明によれば、キッチン上に広い調理スペースを提供し、
調理台上で調理道具が扱い易い構造を提供することがで
きる。さらに、天板を水洗しても水が排気口内に進入し
ない構造を提供することができる。さらに、請求項8に
かかる発明によれば、気体を容易に排出可能な構成を実
現可能であるとともに、調理道具等ある程度の大きさを
持った個体が排気口内に落ち込んだりすることを防止す
ることができる。
【0027】さらに、請求項9にかかる発明によれば、
食材からの臭いや煙を抑えることができる。さらに、請
求項10にかかる発明によれば、加熱調理器およびカウ
ンターを全面略平面にすることができる。さらに、請求
項11にかかる発明によれば、キッチン上に広い調理ス
ペースを提供し、調理道具の扱いが非常に容易であり、
キッチン上の手入れが非常に容易なシステムキッチンを
提供することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】ここでは、下記の順序に従って本
発明の実施の形態について説明する。 (1)キッチンの構成: (2)加熱調理器の構成: (3)カウンターの手入れ: (4)第2実施形態: (5)第3実施形態: (6)第4実施形態: (7)他の実施形態:
【0029】(1)キッチンの構成:図1は、本発明の
第1実施形態にかかる加熱調理器20を組み込んだキッ
チン10の概略斜視図であり、図2は加熱調理器20の
概略A−A断面図である。尚、以降の説明において図1
の左右方向をキッチン10の左右方向、同図の上下方向
をキッチン10の上下方向とし、左右,上下の各方向に
直交する方向を図1に示すように手前、奥方向とする。
本実施形態においてキッチン10は概略矩形状であり、
その矩形状上面に配設されるカウンター11は略全面平
面である。すなわち、加熱調理器20の天板は略矩形単
一部材の耐熱ガラスによって形成されているとともに、
同天板はシンク33周りの上面と面一になるよう配設さ
れ、加熱調理器20の天板はカウンター11の一部を構
成する。
【0030】カウンター11の上面において、キッチン
10の左側かつ奥側には水返し部と兼用された排気口1
1aが設けられている。排気口11aはカウンター11
の奥側に突設されるとともにキッチン10の奥側の辺に
略平行である。また、その内部においては上下方向に連
通して上下に開口しており、後述するロースター23か
らの煙や臭気等を排出するようになっている。尚、排気
口11aの上部は、キッチン10の手前奥方向に略平行
な複数のスリットを有するステンレス製のカバー11a
1で覆われている。
【0031】キッチン10の左側には加熱調理器20が
組み込まれており、さらにその下方にはオーブン30が
組み込まれている。同オーブン30の手前側は扉になっ
ており、その上部手前側に取り付けられた取っ手によっ
て扉を手前側に開けることができる。キッチン10の左
右方向中央には引出収容部31が配設されている。引出
収容部31は上下方向に三段の引出によって構成されて
おり、各引出は上方が開口した矩形状の部材である。引
出の手前側には取っ手が設けられており、各引出をそれ
ぞれ手前側に引きだし開口部を露出させて食器や調理道
具等を収容することができる。
【0032】キッチン10の右側にはシンク33と収容
部32とが配設されている。シンク33は、上方に開口
する略矩形のステンレス系金属の基体から構成され、カ
ウンター11に設けられた穴から開口部が上方を向いて
露出するようになっている。また、シンク33には上部
奥側に水栓具が設けられ、底部奥側に排水口が設けられ
ており調理道具や食材の洗浄等を行うことができる。シ
ンク33の下方の空間は収容部32となっている。収容
部32の手前側は扉になっており、手前側に開くことが
できる。収容部32には同扉を開けて調理道具等を収容
することができる。
【0033】カウンター11の上面においては、加熱調
理器20とシンク33とが所定距離離間することにより
引出収容部31の上方に該当する位置に所定のスペース
が設けられており、まな板を使用して食材を切断したり
調理道具等を置くなどして調理台12として使用するこ
とができる。図3は、かかる状況を説明するためのキッ
チン10の上面図である。上述のようにカウンター11
の上面は略全面平面であり、加熱調理器20の境界Bに
おいてカウンター11上面に段差が存在しない。従っ
て、まな板40や鍋41等の調理道具を調理台12上に
載置したときにこれらの調理道具が傾くことがなく、非
常に調理のし易い調理台となっている。
【0034】また、カウンター11上に段差が存在しな
いことから、加熱調理器20の存在によって調理台12
のスペースが制限されることがなく、本発明にかかる調
理台12は非常に広いものとなる。加熱調理器20にて
調理道具を加熱していないときには、当該加熱調理器2
0の直上を調理台として使用することもできる。例え
ば、図3の破線に示す位置にまな板40を移動させなが
ら調理を続けることができ、調理台12として使用でき
る実質的なスペースが非常に広くなる。電磁誘導加熱器
21とラジエントヒータ22とはカウンター11上方か
ら視認することができるが、透明なガラスから内部構造
や着色等が透けて見えるのみであり、これらの配設位置
でもカウンター11表面は平面である。従って、これら
の直上に調理道具をおくこともできる。
【0035】尚、カウンター11の上面においては上述
のように排気口11aやシンク33が配設されている
が、これらの配設部位以外では略平面であると言える。
また、カウンター11の手前側には図2に示すような曲
線部Rが設けられており、カウンター11上面を水洗す
る際の水返しとなっている。すなわち、カウンター11
を平面状にすることによって調理道具が扱い易く、調理
台を広く使用可能であり、後述するように洗浄が容易で
あれば良く、厳密に平面であることが要求されるわけで
はない。
【0036】(2)加熱調理器の構成:加熱調理器20
は、調理道具の加熱機構として上記電磁誘導加熱器21
とラジエントヒータ22とを備えており、魚などの食材
を直接的に加熱する加熱機構としてロースター23を備
えている。電磁誘導加熱器21とラジエントヒータ22
とは、カウンター11を介して同カウンター11上に載
置される調理道具を加熱することができる。すなわち、
電磁誘導加熱器21は図2に示すようにカウンター11
の下方に配設されているが、電磁誘導加熱器21では後
述する回路の制御によって図示しないコイルに交流電圧
が印加され、同交流電圧によって発生する誘導磁界を調
理道具に作用させる。
【0037】この誘導磁界によって調理道具に渦電流を
発生させることによって同調理道具を加熱しているの
で、カウンター11を介して調理道具を加熱することが
できる。ラジエントヒータ22では後述する回路の制御
によって図示しないリボン状の発熱体に電圧が印加さ
れ、同印加電圧によって発生する同発熱体からの光と熱
を調理道具に作用させる。従って、カウンター11を介
して調理道具を加熱することができる。
【0038】ロースター23は図示しない所定の内部空
間を有するとともにキッチン10の手前側に取っ手を有
する扉が設けられている。従って、手前側に扉を開ける
とともに当該内部空間に食材を載置することができる。
また、ロースター23の内部には図示しないヒータが設
けられており、同ヒータには後述する回路の制御によっ
て給電され、上記ロースター23の内部空間に載置され
た食材が加熱される。ロースター23の奥側には当該内
部空間と連通された連通路23aが設けられており、同
連通路23aはロースター23の最奥部から加熱調理器
20内をさらに奥側に向かうとともに屈曲して上方に開
口している。同連通路23aの上方の開口は上記カウン
ター11奥側に突設された排気口11a下部の開口と連
結されている。
【0039】従って、ロースター23の内部空間は連通
路23aと排気口11a内部を介して排気口11a上部
の開口と連通しており、ロースター23の内部空間で発
生した煙や臭気は排気口11a上部の開口部から排出さ
れる。これらの電磁誘導加熱器21とラジエントヒータ
22とロースター23とは加熱調理器20の手前右側に
配設された操作パネル24の操作によって加熱状態を制
御することができる。図4は、加熱調理器20の内部回
路構成を示す概略ブロック図である。同図に示すよう
に、加熱調理器20は交流電源25から電力供給を受け
るようになっており、交流電源25からの電力は整流回
路26に供給される。整流回路26は交流電圧を整流し
て直流電圧を生成する回路であり、操作パネル24と制
御回路27とに接続されている。
【0040】操作パネル24には種々のボタンが備えら
れており、調理者は電磁誘導加熱器21とラジエントヒ
ータ22とロースター23とのそれぞれについての火力
調節やタイマー設定等種々の指示を行うことができる。
これらの指示内容は上記制御回路27に出力される。イ
ンバータ28は、制御回路27から電力供給を受けつつ
直流電力を交流電力に変換し、電磁誘導加熱器21とラ
ジエントヒータ22とロースター23とのそれぞれに対
して交流電力を供給するための回路である。制御回路2
7は、上記操作パネル24から出力された調理者による
指示内容を受け取って、電磁誘導加熱器21とラジエン
トヒータ22とロースター23とのそれぞれを制御し
て、適切な火力になるよう調整するなどの制御を行う。
本発明における加熱調理器20は、加熱するためのエネ
ルギーを電力によって得ており、上述のようにカウンタ
ー11を介して調理道具を加熱することができる。従っ
て、炎による加熱と異なり天板に穴を設ける必要がな
く、加熱機構直上の天板を完全に平面とすることが可能
である。
【0041】(3)カウンターの手入れ:本発明にかか
るカウンター11によれば、上述のように広い調理スペ
ースと調理道具が扱いやすい調理台を提供することがで
きるが、さらに、手入れの利便性を非常に向上すること
もできる。図5は、カウンター11を手入れする様子を
示すカウンター11奥側の拡大斜視図である。キッチン
10上では、水やスープなど液状体を日常的に扱うもの
であり、当該液状体をこぼすなどしてカウンター11上
面は日常的に液状体にさらされる環境にある。
【0042】この場合、例えば図5に示す状態になる。
同図において、液状体Lはカウンター11の奥側に存在
する。ここで、上記排気口11aは天板奥側で突設して
いるので液状体Lは排気口11aに堰き止められ、上方
の開口部から排気口11a内部に進入することがない。
また、カウンター11は上述のように耐熱ガラスである
ことから、金属等の天板と比べて汚れが非常に付着しに
くく、図に示すように布製のぞうきん等で容易にふき取
ることができる。さらに、汚れが付着した場合に洗剤を
使用して掃除をすることができるし、金属製のたわしを
使用してもほとんどの場合カウンター11上面に傷を付
けることなく汚れを落とすことができる。
【0043】また、カウンター11はキッチン10の左
右方向全域に渡って略平面であるため、カウンター11
全域を一気にふき取ることができる。また、上述のよう
に液状体Lが排気口11a内に進入することがなく、加
熱調理器20の境界等に段差がないのでカウンター11
上に水をかけて全域を一度に掃除することができる。こ
のように、本発明によれば加熱調理器20の境界に段差
が存在するものや天板がステンレス系の金属で構成され
ているものと比較して、非常に容易にかつ非常に少ない
労力で手入れをすることが可能であり、しかもこのよう
な簡単な手入れにもかかわらず非常に清浄な状態を容易
に維持することができる。
【0044】(4)第2実施形態:上記実施形態におい
ては加熱調理器20の上部を略矩形単一部材の天板にて
構成していたが、本発明においてキッチン上に広い調理
スペースを提供し、調理道具の扱いを非常に容易にし、
キッチン上の手入れを非常に容易にするための天板形状
としては上述のものに限定されない。図6は、第2実施
形態にかかる加熱調理器の概略断面図である。同図にお
いて上記第1実施形態と同様の構成は同第1実施形態と
同じ符号を付してある。
【0045】この第2実施形態において、キッチン10
の概略形状は上記第1実施形態と同様であるが、カウン
ター110とその手前側および奥側の構成が異なってい
る。カウンター110において加熱調理器20の天板は
薄い矩形平板状の耐熱ガラスにて構成されており、カウ
ンター110の奥側には上記排気口11aの替わりにア
ルミ製の排気口110aが配設される。すなわち、排気
口110aは上面に複数のスリットが設けられ、下方が
開口した中空の部材であり、また、キッチン10の手前
側にフランジ状の部位が形成されている。フランジ状の
部位はキッチン10の手前側の端面でカウンター110
の端面と連結されており、両者の上面が面一になるよう
に構成されている。
【0046】排気口110aの下方は連通路23aと連
結されており、上記第1実施形態と同様に上方のスリッ
トからロースター23で発生した煙や臭気を排出する。
カウンター110においてキッチン10の手前側にはア
ルミ製のフレーム部材110bが配設されている。同フ
レーム部材110bはキッチン10の左右方向に長く、
カウンター110の手前側面を全体に渡って覆う部材で
ある。フレーム部材110bの上部においても上記と同
様の曲線部Rが設けられており、カウンター110上面
を水洗する際の水返しとなっている。
【0047】かかる形状のカウンター110においても
加熱調理器20の右側の境界において段差が生じず、略
全面が平面であることから、キッチン上に広い調理スペ
ースが提供され、調理道具の扱いが非常に容易であり、
キッチン上の手入れも非常に容易である。さらに、カウ
ンター110奥側において排気口110aが設けられる
が、加熱調理器20の天板自体に突設させる必要がな
く、天板を一枚の板状部材で構成することができる。従
って、加熱調理器20の天板は上記第1実施形態と比較
して非常に容易に形成することができる。
【0048】(5)第3実施形態:上記第1実施形態に
おいては、キッチン10の奥側の辺に沿って排気口11
aを設けていたが、排気口11aにおいてはロースター
23と連通して同ロースター23の内部空間で発生した
煙や臭気を排気することができればよく、上記形状に限
定されるわけではない。図7は第3実施形態にかかるキ
ッチンの概略斜視図であり、図8は第3実施形態にかか
る加熱調理器20の概略断面図である。
【0049】図において上記第1実施形態と同様の構成
は同第1実施形態と同じ符号を付してある。第3実施形
態において、キッチン10の概略形状や天板形状は上記
第1実施形態とほぼ同様であるが、カウンター111の
奥側における排気口111aの構成が異なっている。図
において、排気口111aはカウンター111奥側の一
部位で上方に突設されている。同排気口111aは円筒
状に形成されており、上部及び下部が開口するととも
に、上部には網111a1が取り付けられている。
【0050】本実施形態においてもロースター23の奥
側から伸びる連通路230aは排気口111aの下部開
口に連結されている。但し、本実施形態においては排気
口111a内部の排気通路においてフィルタ111a2
が取り付けられている。同フィルタ111a2には、脱
煙および脱臭作用を奏する触媒が取り付けられており、
上記ロースター23から煙や臭気が排出されたときに当
該煙や臭いが低減される。また、排気口111aはカウ
ンター111と連設しながら突設されるので、この付近
に液状体Lをこぼしたときに当該液状体Lが排気口11
1aから進入することはなく、カウンター111を水洗
したときにも水が排気口111aから進入することがな
く、手入れが非常に容易である。さらに、排気口111
aを取り外し可能に構成すれば、上記網111a1とフ
ィルタ111a2との手入れも非常に容易となって好適
である。
【0051】(6)第4実施形態:上述の実施形態にお
いては、加熱調理器が加熱機構としてロースターを備え
ていることによって排気口を形成する必要があったが、
キッチンにおいてロースターを設けることが必須という
わけではない。図9は第4実施形態にかかるキッチンの
概略斜視図である。同図において上記第1実施形態と同
様の構成は同第1実施形態と同じ符号を付してある。第
4実施形態において、キッチン10の概略形状や天板形
状は上記第1実施形態とほぼ同様であるが、加熱調理器
200においてロースターが省略してある。
【0052】加熱調理器200においてはロースターの
替わりに引出収容部231が設けられている。すなわ
ち、左側の電磁誘導加熱器21の直下は、開口した矩形
状の部材を摺動させながら奥および手前側に進退させる
ことができる構成としてあり、手前側に設けられた取っ
手を使用して引出を手前側に引きだし、開口部を露出さ
せて食器や調理道具等を収容することができる。このよ
うに、ロースターが存在しないことから煙、臭気を排出
するためにカウンター112上に排気口を設ける必要が
なく、カウンター112奥側においても平面性が保たれ
ている。従って、カウンター112においても洗浄が容
易であるとともに、加熱調理器200の天板を比較的単
純な形状で形成することができる。
【0053】(7)他の実施形態:上述の各実施形態に
おける排気口開口部の形状やフィルタの配設位置等は本
発明を実現する際の例であり、むろんこれらのものに限
定されるわけではない。図10および図11は排気口に
おける開口部形状の変形例を示すカウンター奥側の拡大
斜視図である。これらの変形例において排気口開口部の
形状以外の構成は上記第1実施形態および第2実施形態
と同様の構成を採用することができ、同様の構成につい
ては同符号を付して説明する。
【0054】図10において、排気口113はカウンタ
ー11の奥側に突設されるとともにキッチン10の奥側
の辺に略平行である。また、その内部は空洞であって下
方および排気口113の側面手前側に連通している。当
該排気口113の側面手前側はキッチン10の上下方向
に略平行な複数のスリット113b(開口部)を有する
ステンレス製のカバー113aで覆われている。従っ
て、排気口113の内部は当該スリット113bを介し
て外部と連通しており、ロースター23からの煙や臭気
等を排出することができる。
【0055】図11においても排気口114はカウンタ
ー11の奥側に突設されるとともにキッチン10の奥側
の辺に略平行である。また、その内部は空洞であって下
方および上方と排気口114の側面手前側に連通してい
る。当該排気口114の上面と側面手前側は略直角に屈
曲されたステンレス製のカバー114aで覆われてい
る。同カバー114aにはキッチン10の上下方向およ
び手前奥方向に略平行な複数のスリット114b(開口
部)が設けられている。従って、排気口114の内部は
当該スリット114bを介して外部と連通しており、ロ
ースター23からの煙や臭気等を排出することができ
る。
【0056】図10,図11において、カバー113
a,カバー114aの下部はカウンター11の天板平面
まで到達しておらず、両者は距離lだけ離間している。
従って、本変形例においてもカウンター11上の液状体
Lは排気口113,114に堰き止められ、スリット1
13b,114bから排気口113,114内部に進入
することがない。カウンター11上に水をかけて全域を
一度に掃除することもできる。この結果、非常に容易に
かつ非常に少ない労力で手入れをすることが可能であ
り、しかもこのような簡単な手入れにもかかわらず非常
に清浄な状態を容易に維持することができる。
【0057】また、第1実施形態あるいは第2実施形態
のように排気口の幅が大きい場合であっても排気口とロ
ースターの空間との連通経路にフィルタを配設する構成
を採用可能である。図12はかかる構成を示す変形例で
ある。当該連通経路に配設するフィルタ以外の構成は上
記第1,第2実施形態と同様の構成を採用であり、共通
の構成は同符号を付して説明する。この変形例において
もロースター23の内部空間は連通路23aと排気口1
10a内部を介して当該排気口110a上部の開口部か
ら排出される。
【0058】連通路23aとロースター23との連結部
には当該連結部を略覆う大きさのフィルタ115が取り
付けられている。当該フィルタ115にも、脱煙および
脱臭作用を奏する触媒が取り付けられており、上記ロー
スター23から煙や臭気が排出されたときに当該煙や臭
いが低減される。脱煙および脱臭を確実に行うために、
フィルタ115は連通経路のいずれかの位置において当
該連通経路の内径と略同径であることが好ましいが、上
記第1,第2実施形態においては排気口110aの上部
が広いため当該排気口110a上部にフィルタを配設す
ると、フィルタ形状が大きくなり、また触媒量が増加す
る。しかし、連通路23aとロースター23との連結部
は内径を小さくすることができ、当該位置にフィルタ1
15を配設することにより、フィルタ115を小さいも
のとし、触媒量を抑えることができる。
【0059】以上説明したように、本発明においては加
熱調理器の天板を略平面にて構成し、同天板と加熱調理
器が組み付けられるカウンターとを兼用する。従って、
加熱調理器とその周辺との間に段差が存在せず、キッチ
ン上に広い調理スペースを提供することができ、調理台
上で調理道具が非常に扱い易くなる。また、ロースター
の排気口を天板から突設させたり、ロースターを省略し
て排気口をも省略することにより、略全面平面の天板を
水洗可能に構成することができ、キッチン上の手入れが
非常に容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかる加熱調理器を組み込んだ
キッチンの概略斜視図である。
【図2】加熱調理器の概略A−A断面図である。
【図3】キッチンの上面図である。
【図4】加熱調理器の内部回路構成を示す概略ブロック
図である。
【図5】天板奥側の拡大斜視図である。
【図6】第2実施形態にかかる加熱調理器の概略断面図
である。
【図7】第3実施形態にかかるキッチンの概略斜視図で
ある。
【図8】第3実施形態にかかる加熱調理器の概略断面図
である。
【図9】第4実施形態にかかるキッチンの概略斜視図で
ある。
【図10】カウンター奥側の拡大斜視図である。
【図11】カウンター奥側の拡大斜視図である。
【図12】加熱調理器の概略断面図である。
【符号の説明】
10…キッチン 11…カウンター 11a…排気口 11a1…カバー 20…加熱調理機器 21…電磁誘導加熱器 22…ラジエントヒータ 23…ロースター 23a…連通路 24…操作パネル 25…交流電源 26…整流回路 27…制御回路 28…インバータ 30…オーブン 31…引出収容部 32…収容部 33…シンク 40…まな板 41…鍋 L…液状体 R…曲線部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キッチンに組み付けられる加熱調理器で
    あって、 同加熱調理器の天板は略平面であるととともに上記キッ
    チンのカウンターと兼用されることを特徴とする加熱調
    理器。
  2. 【請求項2】 上記加熱調理器の天板は、略全面が耐熱
    ガラスであることを特徴とする上記請求項1に記載の加
    熱調理器。
  3. 【請求項3】 上記加熱調理器の天板は、上記キッチン
    における手前側と奥側の少なくとも一部が金属製フレー
    ムにて覆われていることを特徴とする上記請求項1また
    は請求項2のいずれかに記載の加熱調理器。
  4. 【請求項4】 上記加熱調理器は、上記天板の略平面部
    分に被加熱体を載置可能であるとともに天板下方に加熱
    機構を備えており、同加熱機構は上記天板を介して同天
    板に載置した被加熱体を加熱することを特徴とする上記
    請求項1〜請求項3のいずれかに記載の加熱調理器。
  5. 【請求項5】 上記加熱調理器は上記天板下方に加熱対
    象を所定の空間内で加熱するためのロースターが配設さ
    れており、上記天板の表面の一部には排気口が設けられ
    るとともに同排気口は上記ロースターの所定の空間と連
    通されていることを特徴とする上記請求項1〜請求項4
    のいずれかに記載の加熱調理器。
  6. 【請求項6】 上記排気口は、上記キッチン奥側におい
    て同キッチン奥側の辺に沿って上方に突設されているこ
    とを特徴とする上記請求項5に記載の加熱調理器。
  7. 【請求項7】 上記排気口は、上記天板表面上の一部に
    おいて略筒状に上方に突設されていることを特徴とする
    上記請求項5または請求項6のいずれかに記載の加熱調
    理器。
  8. 【請求項8】 上記排気口は、上記突設における上面又
    は側面のいずれかまたはその組み合わせに配設された複
    数の開口部を有していることを特徴とする上記請求項6
    または請求項7のいずれかに記載の加熱調理器。
  9. 【請求項9】 上記排気口とロースターの空間との連通
    経路には、脱臭機能及び又は脱煙機能を有する触媒剤が
    配設されていることを特徴とする上記請求項5〜請求項
    8のいずれかに記載の加熱調理器。
  10. 【請求項10】 上記加熱調理器は上記天板下方に収容
    部が設けられていることを特徴とする上記請求項1〜請
    求項9のいずれかに記載の加熱調理器。
  11. 【請求項11】 略矩形の外形を有するとともに加熱調
    理器が組み付けられたシステムキッチンであって、 上記加熱調理器の天板と上記システムキッチンのカウン
    ターとが略全面に渡って面一に形成されていることを特
    徴とするシステムキッチン。
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