JP2009238766A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

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Abstract


【課題】 トッププレートの外観良好、清掃容易で組立作業性に優れコスト的にも有利となるなど種々の利便性を高める。
【解決手段】 誘導加熱装置を有する筐体4の上面にトッププレート5を具備してなる調理器本体を、カウンタートップ2の開口2aに組み込むようにしたものにおいて、前記トッププレート5は、強化耐熱ガラス若しくはセラミック製で上面の外周縁部に傾斜面部5aを形成し、該トッププレート5の周縁部の下面を支持する支持枠27を有し、前記調理器本体の筐体4が前記開口2aに落とし込まれたとき、該筐体4が前記開口2aの周縁部に引っ掛け支持され、前記支持枠27は前記筐体4と連結されるとともに、前記トッププレート5と前記カウンタートップ2の上面との間にパッキン25を介在した構成とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、トッププレート上に載置した被加熱調理容器を加熱調理する誘導加熱調理器に関する。
一般的に、調理器本体を構成する箱状の筐体内に誘導加熱コイルを設け、対向するトッププレート上に載置された被加熱調理容器を加熱する誘導加熱調理器では、前記誘導加熱コイルを駆動する駆動手段として、発熱性のスイッチング素子を備えたインバータ回路から構成している。そこで、前記誘導加熱コイルとともに駆動手段を冷却するため、冷却ファン等からなる空冷手段を装備している。しかるに、空冷手段により吸排気するための開口部は、通常は調理器本体の上面の例えば後部に形成されている。
ところが従来、その調理器本体の上面を構成するトッププレート自体は被加熱調理容器の載置面とするのみで、上記した吸排気用の開口部は形成されておらず、別部材に設けられている。すなわち、通常よく用いられている耐熱ガラス製のトッププレートは、その外周縁部を金属製のフレームにて覆い接着剤にて固定している。このフレームは、調理器本体をシステムキッチンのカウンタートップに落とし込みにより装着する場合、カウンタートップの開口周縁に当接して支持するとともに、耐熱ガラス製のトッププレートへの穴あけ加工(例えば、上記開口部)等が難しいことから、別部材たる前記フレーム部分のうち後部にやや幅広とした部位を形成し、ここに吸気または排気のための開口部を設けた構成としている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2004−87235号公報(第3頁、および図5参照) 特開2002−93559号公報(第3,4頁、および図3参照)
しかしながら、上記したようにフレームを装着する構成では、商品の外観やデザイン的に好ましくない上に、トッププレートとフレームとの接合部位に段差を生じ、更には隙間が生じ易くて外観を悪くする。しかも、段差や隙間の部位に吹き零れなどによる汚れが付着し或いは浸入して一層外観を損ね、且つ清掃するにも面倒であった。そして、トッププレートに対し別部材のフレームを組み立てる(接着)作業が面倒で、しかも金属製であるため端部をカール加工などして手指の安全性を確保するなどの成形加工を要し、組立工数が増えコスト的にも不利である。
特に、開口部から吹き零れなどの煮汁が容易に本体内部に浸入しないように、例えば開口部周縁を高く形成せねばならず、このフレームの凹凸形状は、やはり調理器本体の上面における外観やデザイン上好ましくない。その対応策の一つとして、例えば被加熱調理容器を載置するトッププレートを平坦なフラットに形成することが考えられるが、これでは零れた煮汁等が隣接するカウンタートップ上に流出し易くなり、キッチンまでをも汚すことになる。
本発明は上記問題点を解決するため、トッププレートの外観良好、清掃容易で組立作業性に優れコスト的にも有利となるなどの十分な利便性を図り得る誘導加熱調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の誘導加熱調理器は、誘導加熱装置を有する筐体、および筐体の上面に設けられ被加熱調理容器を載置するトッププレートとを具備してなる調理器本体を、カウンタートップの開口に組み込むようにしたものにおいて、前記トッププレートは、強化耐熱ガラス若しくはセラミック製とするとともに、上面の外周縁部に外方へ下降する傾斜面部を形成し、前記トッププレートには、該トッププレートの周縁部の下面を支持する支持枠を有し、前記調理器本体の筐体が前記カウンタートップの開口に落とし込まれたとき、該筐体が前記開口の周縁部に引っ掛け支持され、前記支持枠は前記筐体と連結されるとともに、前記トッププレートと前記カウンタートップの上面との間にパッキンを介在した構成としたことを主たる特徴とするものである。
上記手段によれば、トッププレート外周縁部の傾斜面部は、被加熱調理容器が衝突し難く、且つ衝突してもショックを和らげることができるなど使い勝手を良くすることができる。しかも、カウンタートップの開口に組み込んだ状態において、筐体側の重量は開口周縁部に引っ掛けられた筐体にて支持され、またトッププレートの裏面を支持する支持枠は前記筐体に連結される構成であるから、重量は筐体或は支持枠によって支持されトッププレートには直接加わることがない。更にはパッキンによりトッププレートとカウンタートップとの間からの水などの液体の浸入を防止できることから、清掃が容易であるばかりでなく美麗に維持できるなど、種々の利便性に優れた誘導加熱調理器を提供できる。
本発明の一実施例を示す誘導加熱調理器のキッチン組み込み状態の外観斜視図 誘導加熱調理器のカバー部材を取除いた状態の平面図 要部の概略構成を示す縦断側面図 図2のA−A線に沿って切断して示す断面図 図2のB−B線に沿って切断して示す断面図
以下、本発明の一実施例を示す図1ないし図5を参照して説明する。
まず、図1には例えばシステムキッチンのカウンタートップ2に誘導加熱調理器1を組み込んだ状態の主に外観構成を示している。その概略構成につき説明すると、その調理器本体3は、上面を開放した矩形箱状の筐体4と、その上面に装着されたトッププレート5とを具備した構成からなり、その筐体4部分がカウンタートップ2の開口2a(例えば、図3参照)から落とし込まれて、トッププレート5の裏面側の周縁部で支持されている(詳細は後述する)。調理器本体3の前面たる筐体4の前面右側には操作パネル部6が設けられ、調理のための条件設定を操作するダイヤルや表示部等を備えている。また、左側には図示しないシーズヒータを内蔵したロースター装置7が設けられている。
一方、調理器本体3の上面を構成するトッププレート5は、例えば透明な強化耐熱ガラス製にて平坦な矩形板状に形成されており、その上面には、例えば図中円形枠線で示す3箇所に、鍋8などの被加熱調理容器を加熱するに好適とする載置部でもある加熱部9a,10a,11aを印刷表示している。そのうち、前方左右の2箇所の加熱部9a,10aは、筐体4内に設けられた誘導加熱装置(詳細は後述する)に基づき被加熱調理容器を加熱可能とし、また後方中央に位置する加熱部11aは電気ヒータである、例えばラジエントヒータ11(後述する図2参照)により被加熱調理容器を加熱可能としている。
しかるに、被加熱調理容器を載置する3箇所の加熱部9a,10a,11aを有するトッププレート5の上面は、その後方の一部を除き平坦な載置面12として周りより低い面に形成されている。すなわち、本実施例では上記加熱部9a,10a,11aを含む矩形の載置面12が形成され、この載置面12の外周を囲むように僅かに高く突出した枠部13が形成されている。なお、この載置面12の前方部位には、上記加熱部9a,10a,11aに対応した出力表示部9b,10b,11bが設けられ、詳細は後述するが前記操作部6のダイヤル操作に応答した出力(火力)表示を可能としている。
そして、トッププレート5の後部である載置面12の後方部位には、左右の2箇所に長穴状の開口部14a,14bを形成しており、これらの上面を覆うように多数の通気穴15aを有するカバー部材15が着脱可能に被着され、例えば載置されている。しかるに、この開口部14a,14bは、調理器本体3の内外を通して吸排気するためのもので、詳細は後述する。
次いで、図2および図3を参照して特に調理器本体3内の構成につき説明する。
図2は、前記カバー部材15を取除いて示す平面図、図3は内部の概略構成を示す縦断側面図にあって、前記トッププレート5上面の左右2箇所の加熱部9aおよび10aに対向する筐体4の内方には、加熱手段としての誘導加熱コイル9および10がコイル支持部材16(図3にのみ示す)を介して配設され、また後方中央の加熱部11aに対向する位置には、図2中に破線のみにて示すニクロム線からなるラジエントヒータ11が配設されている。
しかるに、これら加熱手段の下方の空間には、該加熱手段を駆動し制御する手段を装備していて、前記誘導加熱コイル9および10に高周波電流を供給するインバータ17を構成するインバータ基板やマイクロコンピュータを主とした制御回路基板等を内蔵している。そのうち、特に駆動手段たる前記インバータ17には、その主回路を構成するIGBTなどの発熱性のスイッチング素子を具備した構成とするとともに、この駆動手段と前記誘導加熱コイル9および10とにより前記誘導加熱装置を構成している。
従って、上記誘導加熱装置ではインバータ17の発熱性のスイッチング素子や誘導加熱コイル9,10を冷却するための空冷手段を設けている。この空冷手段として、送風ファン18aおよびモータ18b(図2参照)からなる送風ユニット18が設けられ、空冷による冷却作用を行なう。このため、必要な吸排気は前記した開口部14a,14bを利用して行なわれる。
以下、詳述すると、上記送風ユニット18の吸気側には外気を吸気する吸気ダクト19が設けられ、その吸気口19aはトッププレート5の前記開口部14a(図示右側)を介して外方を臨んでいる。一方、送風ユニット18の吐出側である下流側は、調理器本体3のインバータ17を有する内部空間を閉空間S1として送風され、その排気は筐体4に形成した排気口4aを図2に示す前記トッププレート5の開口部14bに臨んで設けられ、外部へ排出可能としている。なお、前記誘導加熱コイル9および10に対しては、送風の一部を導き空冷すべき内部ダクト20を設けていて、当該加熱コイル9,10に対応する側に開口された透孔20aから吹き出された風により効果的に冷却される。
また、図1において筐体4の内方左側に設けた前記ロースター装置7に対しては、調理にて発生した煙等を排出する独立した排気手段が設けてある。すなわち、図2に示すように前記した閉空間S1を形成する筐体4内にあって、ロースター装置7を覆う別の閉空間S2を区画形成し、この閉空間S2に連通した排気口21aを前記開口部14b(図示左側)を介して外部を臨む位置に配した排気ダクト21を設けた構成としている。
従って、焼き物調理時等に発生した暖かい煙は閉空間S2から排気ダクト21へと上昇して上端の排気口21aから外部に排出される。この場合、吸気作用はロースター装置7の前面側の適宜の隙間から吸入される。斯くして、トッププレート5の左側の開口部14bからは、誘導加熱装置の冷却後の排気と、ロースター装置7からの煙などの排気の両方を排出可能としている。
ここで、図2に基づき前記出力表示部9b,10b,11bの構成につき補充すると、これらは複数の発光素子である例えば発光ダイオード(以下、LEDと称す)26を備えた構成としている。これらLED26は、いずれも筐体4の上部に配設され例えば出力表示部9b,10bにあっては、各誘導加熱コイル9,10近傍の前方側に円弧状に沿って夫々配設され、またラジエントヒータ11の出力表示部11bは、上記出力表示部9bと10bとの間に位置して設けられている。
しかして、出力表示部9b,10b,11bは、ダイヤル操作に応じて点灯するLED26の点灯数により出力状態が認識でき、トッププレート5を通して容易に視認できるようにしており、トッププレート5にはその出力の大きさを示す数字や温度表示(特に図示せず)の印刷がなされている。なお、LED26の発光色は「火」のイメージから赤色(発光波長約600nm)を用いている。
上記したように、トッププレート5後部に設けた2個の開口部14a,14bは吸排気機能を有するとともに、前記載置面12とは周りの枠部13を介して離間した配置構成にある。更に、この開口部14a,14bの周縁の具体構成について、および調理器本体3をカウンタートップ2内への落とし込みによる組立構成につき、図4および図5に基づき説明する。そのうち、まず図4にあっては図2のA−A線に沿って切断して示す断面図で、前記した吸気ダクト19がトッププレート5に直接形成された開口部14aに臨む部分の断面構成を示している。
すなわち、この開口部14a,14bを有するトッププレート5の後部区域は、上記したように吸排気手段を施した部位にあって、前記したように枠部13を境にするととともに、本実施例では該枠部13と同一高さ面とする所謂吸排気区域22を構成している。しかるに、この吸排気区域22の上面には上記開口部14a,14bを覆う前記カバー部材15が収容可能な矩形の凹所23が形成され、該凹所23にカバー部材15が位置決めされ着脱自在に収容載置されている。そして、この凹所23の左右に離間して開口部14a,14bが、本体3の内外に連通して夫々開口形成された構成にある。従って、トッププレート5の上面は、低い面となす載置面12と、枠部13と連続した吸排気区域22とで大半を占めた構成にある。
これに対し、図5は図2のB−B線に沿って切断して示す断面図で、上記図4とともに調理器本体3の支持手段につき述べると、カウンタートップ2の開口2aの周縁に落とし込まれた筐体4は、その上端部のフランジ部4bが引っ掛かり支持される。この筐体4には、トッププレート5の周縁部の裏面を支持する支持枠27が連結され、該支持枠27とトッププレート5の裏面とは接着剤24により一体的に接合され、且つ支持枠27は開口2aの周縁部に引っ掛け保持される。従って、筐体4側の重量は直接トッププレート5に加わることなく、筐体4のフランジ部4b或いは支持枠27によって支持される。更に、トッププレート5の外周端部とカウンタートップ2の上面との間にパッキン25を介在して水などの液体の浸入を防止している。
なお、これら図4,5に特に拡大して示されるように、トッププレート5の全外周縁部における上面は、一部は枠部13と連ねて面取り加工した如く外方へ下降する傾斜面部5aを切削加工により形成している。これは、トッププレート5の外周端部における厚み方向への立上り寸法を抑えるべく、所謂直角な角部を切削して徐々に下降傾斜する形態としたもので、特に鍋8などの被加熱調理容器の移動時(図5の矢印方向)に衝突するのを軽減し、且つ衝突時のショック(衝撃)を和らげるに有効とし、以って鍋8内の煮汁などを極力零さないようにするなど、安全な取扱いを可能としている。
また、前記した低い載置面12から立ち上がる周りの枠部13との境となる角部は円弧状角部12aとして成形され、また矩形の載置面12の四コーナーにあっても円弧状コーナー12b(図1,2参照)として成形され、且つ容易に一体成形できるので、これらがいずれも例えば直角形状である場合に比し汚れが溜まり難く、清掃も容易な構成とすることができる。一方、トッププレート5に一体に形成した開口部14a,14bは、トッププレート5の製作時、従って強化耐熱ガラスの加熱成形後にあって、結晶化する以前の未だ加工可能な段階で、穴あけ加工することで欠損することなく開口できるもので、角の無い円弧状長穴とした点でも有効である。
そして、本実施例では透明なトッププレート5の裏面には、図4,5に示すように光透過特性薄膜28が成膜されている。この光透過特性薄膜28は、例えばチタン等の金属系材料をスパッタリングにより成膜したもので、該トッププレート5が半透明の光透過特性を有するように成膜されている。
すなわち、前記したように出力表示部9b,10b,11bのLED26は発光波長約600nmとしているので、トッププレート5も600nm程度の赤色波長の透過率を良くするほど、その出力状態をトッププレート5を通して見易くなる。しかしながら、複数のLED26の近傍には、その支持部材や誘導加熱コイル9,10およびその支持部材16やコイル配線等が存在するため、これら内部構成部分まで外部から見えてしまい、外観を損ねることになる。
そこで、光透過特性薄膜28は、その金属の種類や膜厚によって独特のメタリック調の色調を得ることが可能であるとともに、赤色波長600nmより短い波長の透過率は小さく、赤色波長600nmより長い波長の透過率は大きくするようトッププレート5裏面に成膜され、上記半透明の透過特性となしている。従って、出力表示部9b,10b,11bのLED26の発光色を容易に視認可能とするとともに、不必要な内部構成部分が外部から容易に露見しないようになされている。
そして、このような光透過特性薄膜28は、上記開口部14a,14bとともに、上記ラジエントヒータ11の加熱部11bに対応する面を除き成膜されていて、該加熱部11b部分には図示しないが遮光性の耐熱塗装が施され、赤色発熱するラジエントヒータ11が透明のトッププレート5を通して露に見えないようにしている。なお、この塗装には、例えば光透過特性薄膜28部位と近似した色調の塗装を行うことで、視覚上違和感がなく外観的にも良好としている。
次に、上記構成の誘導加熱調理器の作用について説明する。操作部6のダイヤル操作等により、加熱手段のうち例えば左側の誘導加熱コイル10をインバータ17などの駆動手段を介して駆動し、トッププレート5の加熱部10aに載置された鍋8による煮物調理が開始される。この場合、上記加熱手段の選択操作に続いて加熱出力の設定が行なわれ、出力表示部10bにLED26による発光表示がなされ、その光は半透明の光透過特性薄膜28が施されたトッププレート5を透過するので、該LED26の点灯数を視認しながら所望の出力状態に設定される。
特に本実施例ではLED26の赤色発光波長約600nmに対し、トッププレート5はこの赤色波長600nmより長い波長の透過率をよくするように光透過特性薄膜28を成膜したので、該トッププレート5を通して不要な内部構成部分を露にすることなく、出力表示部9b,10b,11bにおけるLED26による発光表示を有効に機能させることができる。また、誘導加熱コイル9,10は、自身は発熱しないので上記半透明の光透過特性薄膜28が加熱部9a,10a部分に施してあっても何ら問題ないが、ラジエントヒータ11では自身が赤色発熱するので、この発熱状態がトッププレート5を通して露に見えるため、当該加熱部11aに対応する部分は類似色の遮光性の耐熱塗料を塗布して、使用者に他の加熱部9a,10aとの違和感を与えないようにしている。
そして、上記加熱調理の開始に伴ない、空冷手段を構成する送風ユニット18も駆動され、この送風により発熱性のスイッチング素子を有するインバータ17、および誘導加熱コイル10等を空冷する。この空気の流れは、図2,3中に矢印Cで示すように、トッププレート5の右側の開口部14aに臨んで設けられた吸気ダクト19の吸気口19aから外気が取り込まれ、送風ユニット18を経て調理器本体3の閉空間S1に吐出される。
これにより、同閉空間S1内に位置するインバータ17などの駆動手段を冷却し、冷却後の空気は閉空間S1を形成する筐体4の上面に開口形成した排気口4aから、左側の開口部14bを介して外部に排出される。また、筐体4の上部に配設された誘導加熱コイル9,10に対しては、冷却すべく空気の一部を導入して有効に接触するように内部ダクト20を設けている。従って、この内部ダクト20の上面側に設けた複数の透孔20aから上方に向けて空気を放出し、これと対向配置で且つ水平配置状態の誘導加熱コイル9,10に対し効果的に接触させ、ここでは左側の誘導加熱コイル10を冷却する。以って、誘導加熱装置は閉空間S1において送風ユニット18により強制的に冷却される。
これに対し、ロースター装置7を利用して、例えば魚などの焼き物調理する場合は、その際に発生する煙を速やかに排出する必要がある。しかるに、本実施例では上記閉空間S1とは別に区画された閉空間S2を、ロースター装置7を囲むように区画形成するとともに、後部の上方に指向した排気ダクト21を経て、その上端部に位置する排気口21aが左側の開口部14bに臨んで設けられている。従って、新しい空気はロースター装置7の前面側の適宜の隙間から吸気され、暖かい排煙は上昇気流となって上記排気口21aおよび開口部14bを介して外部に排出され(図2中、矢印Dで示す)、所謂対流作用による自然排気が効率よく行なわれる。
従って、前記した誘導加熱調理とロースター調理とを同時に行なう場合も、それぞれ前述の通り独立した閉空間S1,S2を有する吸排気経路を経て有効に行なわれることは云うまでもない。しかも、本実施例では2個の開口部14a,14bを左右に離間して設け、一方の開口部14aを吸気用とし、他方の開口部14bを排気用に集束したので、排気を直ちに吸気するような不具合も回避できる。加えて、開口部14a,14bの長穴両端部は円滑な円弧状にしているので、吸排気の乱流を抑制して送風性能、延いては冷却性能の向上が期待できる。また、排気側の開口部14bからの排気も乱流することなく排出されるので、この点からも排気が直ちに吸気側に吸引されるのを抑えるに有効である。
また、トッププレート5上面に被加熱調理容器などの大きな荷重が加わり、該トッププレート5は弾性的に撓み変形することも多い。そして、その撓み変形は載置面12のみでなく後部の吸排気区域22の開口部14a,14bにも当然及ぶことになる。しかるに、開口両端部の形状が上記した円弧状でなく鋭角な矩形となす開口形状の場合には、そのコーナー部に応力が集中し且つその作用を繰り返し受けることになり早期に破損するなどの憂いを有する。
これに対し、本実施例では上記した如く円弧状の開口部14a,14bとしたので、応力が拡散して集中し難くいため早期に破損することなく長期使用に耐える。なお、このような現象は成形加工の際にも考えられるもので、例えば耐熱ガラス材料が硬化する以前の加工可能な段階で穴あけ加工し、開口部14a,14bを形成した後の結晶化する段階で、矩形の開口形状の場合にはその鋭角なコーナー部に応力が集中し破損するおそれが生じる。従って、開口部14a,14bを円弧状とすることで上記製作時の憂いも解消でき製造ロスやコストを低減できる。
一方、実用上の使い勝手の面においては、上記したトッププレート5を利用した加熱調理に際し、煮汁などが吹き零れたり、或いはキッチンで使用する水が飛散したりする場合がある。ところが、本実施例では鍋8などを載置する加熱部9a,10a,11aを有する載置面12は、その周りに一体に設けた枠部13より低い面としているので、上記した開口部14a,14b等を有する吸排気区域22側との仕切り作用もあって、該トッププレート5の載置面12上の水などが開口部14a,14bや、カウンタートップ2側に流出することがなく、従って調理器本体3内に水などが容易に浸入することはない。
しかも、低い載置面12から枠部13に立ち上る境部分の角部を円弧状角部12aとし、また載置面12の四コーナーにあっても円弧状コーナー12bとして形成しているので、煮汁などが零れても溜まり難いし且つ容易に清掃でき美麗に維持することができる。このような、通常鋭角状の構成となるのを円弧状にするのは、トッププレート5を構成する載置面12および枠部13を一体成形することに基づく利点として容易に形成できることにある。
その他、斯かるトッププレート5は、上記した開口部14a,14b、枠部13および載置面12等を一体に形成したので、別部材(例えば、金属製フレーム)とした場合のような継ぎ目が存在せず、汚れが付着したりしみ込むことがなく美麗に維持できる。また、開口部14a,14bもトッププレート5に直接開口形成したので、従来構成のように別部材たるフレームに開口部を形成して、そのフレームをトッププレートと接合する組立構成に非ず、従って接合部位の段差部や隙間などに汚れが付着したりしみ込むことがないなど、美麗な外観を維持できる。
また、半透明のトッププレート5を得るべく、例えばガラス材料に着色剤を混合して半透明とする着色成形も考えられる。しかしながら、上記したようにトッププレート5の上面は、載置面12や枠部13など凹凸形状にあって厚みが異なるため、上記着色成形では厚みの異なる部位にて色の濃淡模様が生じて、美観を損なうことになる。これに対し、本実施例では透明ガラスからなるトッププレート5の裏面に光透過特性薄膜28を成膜したので、濃淡模様が露出するようなことはなく、むしろ金属系材料の種類や膜厚を変えることによって独特のメタリック調など、均一で種々の色調が得られる利点を有するもので、美観を損なうおそれもない。
以上説明したように、本実施例によれば次の効果を有する。
誘導加熱調理器は、誘導加熱コイル9,10など誘導加熱装置による加熱調理およびロースター装置7を有する複合調理器の構成にあって、前者の誘導加熱装置に対しては送風ユニット18を採用した強制的な吸排気作用をなす空冷手段を備え、後者のロースター装置7では被調理物から発生した煙等を自然の吸排気作用を利用した排気手段を備えている。しかるに、これら吸排気作用はトッププレート5の後部に形成した2個の開口部14a,14bを介して行なうようにするとともに、誘導加熱する被加熱調理容器を載置する載置面12を周りの枠部13より低い面に形成し、これらを強化耐熱ガラスにより一体に形成した。
これにより、従来別部材の金属製フレームに開口部を設けてトッププレートと接合するなどの組立構成のものに比して、接合部の段差部や隙間に汚れが付着したり侵入したりすることがないので、トッププレート5の上面に対し汚れが付着し難く、且つ汚れの清掃が容易であるなどから美麗に維持できる。特に、汚れ易い被加熱調理容器の載置面12は、周りより低い面としているので煮汁などが他の部位に流出して汚すことを防止でき、且つ載置面12の周りの境となる角部12aやコーナー12bを円弧状にし、且つ同形状に容易に形成できるので、零れた煮汁などが溜まり難く且つ容易に清掃できて実用上の使い勝手がよくなる。
しかも、別部材による部品点数および組立工数を削減でき、中でも別部材を高精度に接合する大きな作業負担を回避できるので、組立作業性が頗る向上し製造コストの低減が期待できるとともに、このような組み合わせ部材を要しないのでトッププレート5、従って調理器本体3の上面を外観良く所望のデザイン構成とすることができる。
また、2個の開口部14a,14bは左右に離間して形成するとともに、一方の開口部14aには空冷手段の吸気用とし、他方の開口部14bには空冷手段の排気ととともに、ロースター調理の排気とを寄せ集めた排気用とに分けて使用するようにしたので、排気が直ちに吸気されるような不具合を解消でき、従って冷却性能が低下したり調理器本体3内が排気で汚されるおそれはない。加えて、これら開口部14a,14bが円滑な円弧状をなす開口形状としているので、吸排気流の乱流を抑えて送風性能が向上し、或いは排気流が吸気側に吸引される不具合を防止できるので、結果的に空冷効果の向上に一層有利に作用する。
のみならず、開口部14a,14bを円弧状をなす開口形状としたことで、トッププレート5上面に被加熱調理容器などの大きな荷重が加わった際、応力が集中するのを軽減できて早期に破損することを防止できる。つまり、鋭角な矩形の開口形状では、そのコーナー部に応力が集中し易く且つ破損し易いが、本実施例のように角のない円弧状開口としたので、応力が拡散して早期に破損することなく長期使用に耐える。
更には、トッププレート5上面の外周縁部は、面取り加工した如く外方へ下降する傾斜面部5aとしたので、トッププレート5の外周端部における厚み方向への立上り寸法を抑え、鍋8などの被加熱調理容器が移動時に衝突し難くするとともに、衝突してもショック(衝撃)を和らげるに有効で、以って鍋8内の煮汁などを零すことも軽減できるなど、実用上安全な取扱い性が期待できるなど、利便性に優れた誘導加熱調理器を提供できる。
加えて、本実施例では上記構成のトッププレート5において、透明の強化耐熱ガラス製とし、その裏面に光透過特性薄膜28を成膜して半透明となした。従って、LED26を用いた出力表示部9b,10b,11bとして発光による出力状態を、トッププレート5を通して容易に視認できるとともに、不要な内部構成部分を露にすることがないので視覚的な体裁もよい。しかも、ガラス材料に着色剤を混合した場合には、厚みの異なる部位で不規則な色調の濃淡模様となり所望の均一な色調が得られないが、裏面に光透過特性薄膜28を成膜した本実施例では濃淡模様を生ずることなく均一な色調が得られて良好な視的体裁を維持できる。
なお、本発明は上記し且つ図面に示した実施例に限定されず、例えばトッププレートの後部に設けた吸気または排気のための開口部を有する吸排気区域は、低い載置面より若干高い周りと同一面としたが、これは載置面と開口部との間に一条の突出部を設けた所謂仕切り部を設けた構成としてもよい。また、トッププレート裏面に光透過特性薄膜では半透明の色調としたが、例えば遮光性の薄膜を成膜してもよい。この場合、光の透過を必要とする例えばLEDなどの発光表示部は除いて成膜すればよい。
その他、誘導加熱調理器はキッチン等に組み込む構成に限らず、卓台等に載置する単体構成のものでもよいし、或いは調理器本体内に設けた空冷手段や吸排気手段の経路構成についても他の構成が種々考えられ、例えば2個の開口部は更に長穴状とする1個の構成としてもよく、更にはトッププレートはセラミック製としてもよいなど、実施に際して本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
図面中、1は誘導加熱調理器、2はカウンタートップ、3は調理器本体、4は筐体、4a,21aは排気口、5はトッププレート、7はロースター装置、9,10は誘導加熱コイル(加熱手段)、9a,10a,11aは加熱部、9b,10b,11bは出力表示部、12は載置面、13は枠部、14a,14bは開口部、17はインバータ(駆動手段)、18は送風ユニット(空冷手段)、18aは吸気口、22は吸排気区域、26はLED、および28は光透過特性薄膜を示す。

Claims (2)

  1. 誘導加熱装置を有する筐体、および筐体の上面に設けられ被加熱調理容器を載置するトッププレートとを具備してなる調理器本体を、カウンタートップの開口に組み込むようにしたものにおいて、
    前記トッププレートは、強化耐熱ガラス若しくはセラミック製とするとともに、上面の外周縁部に外方へ下降する傾斜面部を形成し、
    前記トッププレートには、該トッププレートの周縁部の下面を支持する支持枠を有し、
    前記調理器本体の筐体が前記カウンタートップの開口に落とし込まれたとき、該筐体が前記開口の周縁部に引っ掛け支持され、前記支持枠は前記筐体と連結されるとともに、前記トッププレートと前記カウンタートップの上面との間にパッキンを介在した構成としたことを特徴とする誘導加熱調理器。
  2. 誘導加熱装置を冷却する空冷手段を備え、トッププレートには、前記空冷手段の吸気または排気を行なう開口部と、周りより低い面とする被加熱調理容器の載置面とを一体に形成したことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
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