JP2009152101A - ビルトイン型ih調理器 - Google Patents

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孝宏 林
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Abstract

【課題】左通風口および右通風を設けた天板の強度を、目立たない構成によって確保することができるビルトイン型IH調理器を提供すること。
【解決手段】天板4では、左通風口20の縁部、右通風口21の縁部および中央後加熱コイル9の後側部分(第3部4C)において強度が低くなるが、補強板30が、左通風口20の縁部、右通風口21の縁部および中央後加熱コイル9の後側部分に亘って連続するように、天板4の下面に取り付けられている。これにより、左通風口20および右通風口21を設けた天板4の強度を、目立たない構成によって確保することができる。
【選択図】図4

Description

この発明は、キッチンにビルトインされるビルトイン型IH調理器に関する。
従来より、キッチンにビルトインされるビルトイン型IH調理器が知られている。たとえば、特許文献1に記載の誘導加熱調理器は、トッププレート(天板に相当する。)が露出されるようにキッチンキャビネットに組み込まれる。
特許文献1に記載の誘導加熱調理器において、トッププレートの下方には、左右および後方中央に誘導加熱コイルがそれぞれ1つずつ設けられ、誘導加熱コイルの下方には、ロースター(加熱庫に相当する。)が設けられている。そして、トッププレートの後縁部の左右には、吸気口および排気口(左通風口および右通風口に相当する。)がそれぞれ設けられている。吸気口では、誘導加熱調理器内を冷却するための冷却空気が吸入され、排気口では、ロースター内の熱気および煙が排出される。
特開2002−39546号公報
特許文献1に記載の誘導加熱調理器のトッププレートでは、吸気口および排気口周辺の部分(吸気口と排気口との間の部分も含まれる。)において、強度が低い。ここで、トッププレートは、誘導加熱調理器において最も目立つ部分なので、目立たない構成によって、トッププレートにおける吸気口および排気口周辺の部分の強度を確保する必要がある。
また、トッププレートにおけるスペースの有効利用のため、後方中央の誘導加熱コイル(中央後加熱体に相当する。)は、トッププレートの後縁部になるべく近接するように配置される。そのため、後方中央の誘導加熱コイルを駆動させたときに生じた熱が、トッププレートの後縁部を介して、キッチンにおけるトッププレートの後側部分に漏れ伝わる虞がある。
この発明は、かかる背景のもとになされたもので、左通風口および右通風口を設けた天板の強度を、目立たない構成によって確保することができるビルトイン型IH調理器を提供することを主たる目的とする。
この発明は、天板の後縁部に近接配置された中央後加熱体を駆動させたときに生じた熱がキッチンにおける天板の後側部分に漏れ伝わることを防止できるビルトイン型IH調理器を提供することを別の目的とする。
請求項1記載の発明は、キッチンにビルトインされるビルトイン型IH調理器であって、被加熱物を収容した容器が載置される天板と、前記天板の下側に左右に並べて配置され、前記天板の左側に載置された容器を加熱するための左加熱コイル、および、前記天板の右側に載置された容器を加熱するための右加熱コイルと、前記天板の下側において、前記左加熱コイルおよび前記右加熱コイルの間で、かつ、前記左加熱コイルおよび前記右加熱コイルの後側に配置され、前記天板の後側中央に載置された容器を加熱するための中央後加熱体と、前記中央後加熱体を左右から挟むように、前記天板の左側後縁部に切欠き形成された左通風口、および、前記天板の右側後縁部に切欠き形成された右通風口と、前記左通風口および前記右通風口のうちのいずれか一方から冷却用の外気を吸い込み、冷却に寄与した後の空気をいずれか他方から排出させるための送風手段と、前記左通風口を通風可能にカバーする左カバーと、前記右通風口を通風可能にカバーする右カバーと、前記天板における前記左通風口の縁部、前記天板における前記右通風口の縁部、および、前記天板における前記中央後加熱体の後側部分に亘って連続するように、前記天板の下面に取り付けられており、前記中央後加熱体が生じた熱を、前記中央後加熱体の後側に相当する部分で受けて、前記左通風口の縁部および前記右通風口の縁部へ伝えることのできる熱伝導材で形成された天板補強体と、を含むことを特徴とする、ビルトイン型IH調理器である。
請求項2記載の発明は、キッチンにビルトインされるビルトイン型IH調理器であって、被加熱物を収容した容器が載置される天板と、前記天板の下側に左右に並べて配置され、前記天板の左側に載置された容器を加熱するための左加熱コイル、および、前記天板の右側に載置された容器を加熱するための右加熱コイルと、前記天板の下側において、前記左加熱コイルおよび前記右加熱コイルの間で、かつ、前記左加熱コイルおよび前記右加熱コイルの後側に配置され、前記天板の後側中央に載置された容器を加熱するための中央後加熱体と、前記中央後加熱体を左右から挟むように、前記天板の左側後縁部に切欠き形成された左通風口、および、前記天板の右側後縁部に切欠き形成された右通風口と、前記左通風口および前記右通風口のうちのいずれか一方から冷却用の外気を吸い込み、冷却に寄与した後の空気をいずれか他方から排出させるための送風手段と、前記左通風口を通風可能にカバーする左カバーと、前記右通風口を通風可能にカバーする右カバーと、前記天板における前記左通風口の縁部、前記天板における前記右通風口の縁部、および、前記天板における前記中央後加熱体の後側部分に亘って連続するように、前記天板の下面に取り付けられた天板補強体と、を含むことを特徴とする、ビルトイン型IH調理器である。
請求項3記載の発明は、前記左通風口および前記右通風口は、前記天板を貫通する貫通穴であって、前記天板補強体は、前記左通風口および前記右通風口のそれぞれを、全ての周縁に亘って取り囲むように、前記天板の下面に取り付けられていることを特徴とする、請求項1または2記載のビルトイン型IH調理器である。
請求項4記載の発明は、前記天板補強体の前記中央後加熱体に臨む縁には、前記送風手段によって吸い込まれた冷却用の空気を前記中央後加熱体に導くために下方屈曲部が備えられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のビルトイン型IH調理器である。
請求項5記載の発明は、前記天板補強体は、前記天板の後縁部、右縁部、左縁部および前縁部を補強するために、これら各部の下面に連続するように取り付けられる額縁状に形成されており、前記天板後縁部の下面に取り付けられ、前記中央後加熱体の後側に相当する部分の枠の幅は、前記天板前縁部の下面に取り付けられる枠の幅に比べて幅広であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のビルトイン型IH調理器である。
請求項1および2記載の発明によれば、このビルトイン型IH調理器では、天板の下側に、左加熱コイル、右加熱コイルおよび中央後加熱体が配置されている。そして、天板の左側後縁部には左通風口が切欠き形成され、天板の右側後縁部には右通風口が切欠き形成されている。左通風口および右通風口は、中央後加熱体を左右から挟んでいるので、中央後加熱体は、天板の後縁部に近接配置されている。
このような天板では、左通風口の縁部、右通風口の縁部および中央後加熱体の後側部分において強度が低くなるが、天板補強体が、左通風口の縁部、右通風口の縁部および中央後加熱体の後側部分に亘って連続するように、天板の下面に取り付けられている。これにより、左通風口および右通風口を設けた天板の強度を、目立たない構成によって確保することができる。
そして、請求項1記載の発明によれば、天板補強体は、熱伝導材で形成されているので、中央後加熱体が生じた熱を、中央後加熱体の後側に相当する部分で受けて、左通風口の縁部および右通風口の縁部へ伝え、左通風口および右通風口を通る空気で冷却することができる。そのため、天板の後縁部に近接配置された中央後加熱体を駆動させたときに生じた熱がキッチンにおける天板の後側部分に漏れ伝わることを防止できる。
請求項3記載の発明によれば、左通風口および右通風口が天板を貫通する貫通穴である場合には、天板補強体は、左通風口および右通風口のそれぞれを、全ての周縁に亘って取り囲むように、天板の下面に取り付けられているので、左通風口および右通風口における天板の強度を確実に確保することができる。
請求項4記載の発明によれば、天板補強体の中央後加熱体に臨む縁に備えられた下方屈曲部が冷却用の空気を中央後加熱体に導くので、中央後加熱体を良好に冷却することができる。
請求項5記載の発明によれば、額縁状の天板補強体において、天板後縁部の下面に取り付けられ、中央後加熱体の後側に相当する部分の枠の幅が、天板前縁部の下面に取り付けられる枠の幅に比べて幅広である。そのため、天板後縁部の下面に取り付けられ、中央後加熱体の後側に相当する部分の枠では、中央後加熱体が生じた熱を効果的に受けて左通風口の縁部および右通風口の縁部へ伝えることができる。
以下では、この発明の一実施形態に係る加熱調理器1を、添付図面を参照して詳細に説明する。
<加熱調理器の概要>
図1は、加熱調理器1を正面右上から見た斜視図である。図2は、図1に示す加熱調理器1の正断面図である。なお、方向について言及する場合には、図示した方向矢印を参照する(以下同様)。ここで、前側と正面側とは同じであり、後側と背面側とは同じであり、左右方向と幅方向とは同じである。
この実施形態に係る加熱調理器1は、キッチン(図示せず)にビルトインされる、いわゆるビルトイン型の誘導加熱調理器(IH調理器)である。図1に示すように、加熱調理器1は、その外殻をなすケーシング2を備えている。
ケーシング2は、平面視においてやや幅広の矩形状であり、かつ、上下方向にやや薄いボックス形状である。ケーシング2は、その主たる部分をなすフレーム3と、フレーム3の上面に設けられた天板4とを有している。
フレーム3は、ケーシング2とほぼ同じ大きさで中空のボックス形状であり、その前側上端部は、幅方向全域に亘って、左側面視で略L字形状に窪んでおり、組み付け部5とされる。組み付け部5には、キッチンに設けられた位置決めバー(図示せず)が嵌まり、これにより、加熱調理器1がキッチンに組み付けられる。
天板4は、ガラス製であって、ケーシング2の上面をなし、平面視で矩形の薄板状に形成されており、フレーム3の上面を覆っている。
天板4の後縁部の左右には、フレーム3の内部に連通する切欠きがそれぞれ設けられており、左側の切欠きは、左通風口20とされ、右側の切欠きは、右通風口21とされる。左通風口20および右通風口21のそれぞれは、左カバーおよび右カバーとしてのカバー22によって上から覆われている。カバー22は、格子状に形成されているので、左通風口20および右通風口21は、カバー22によって覆われた状態であっても、外部に連通している(通気性を有している)。つまり、カバー22は、左通風口20および右通風口21のそれぞれを通風可能にカバーしている。
フレーム3では、天板4の下側かつ組み付け部5の後側の空間が、図2に示す上側空間6とされている。上側空間6では、前方左右と後方中央との合計3箇所の位置に、誘導加熱コイルがそれぞれ配置されており、各誘導加熱コイルは、それぞれの位置に応じて、左加熱コイル7、右加熱コイル8、中央後加熱体としての中央後加熱コイル9(図1参照)と区別される。左加熱コイル7および右加熱コイル8は、左右に並べて配置されている。中央後加熱コイル9は、左加熱コイル7および右加熱コイル8の間で、かつ、左加熱コイル7および右加熱コイル8の後側に配置されている。また、左加熱コイル7および右加熱コイル8の定格出力は、ともに相対的に大きく、たとえば3kWである。これに対し、中央後加熱コイル9の定格出力は、相対的に小さく、たとえば1.6kWである。
なお、図1に示すように、天板4の上面において、左加熱コイル7、右加熱コイル8および中央後加熱コイル9のそれぞれに一致する部分には、容器(金属鍋など)の載置位置を示すための環状の囲み線が、印刷などによって表示されている。各囲み線は、それぞれの位置に応じて、左囲み線10、右囲み線11、中央後囲み線12と区別される。左囲み線10は、左加熱コイル7に対応し、天板4の左側に位置している。右囲み線11は、右加熱コイル8に対応し、天板4の右側に位置している。中央後囲み線12は、中央後加熱コイル9に対応し、天板4の後側中央に位置している。
また、フレーム3では、組み付け部5および上側空間6(図2参照)より下側の空間が、図2に示す下側空間13とされ、フレーム3の後壁へ向かって前後に延びる遮熱板14によって、左領域15と右領域16とに左右に仕切られている。左領域15は、左加熱コイル7の下方に形成された空間であり、右領域16に対して、幅方向に1.5倍程大きい。右領域16は、右加熱コイル8の下方に形成された空間である。また、遮熱板14は、例えば金属製であり、左領域15と右領域16とを熱的に遮断している。
左領域15には、ロースター17が配置されている。ロースター17内には、ヒータ49が設けられており、ロースター17内に収容された被加熱物は、ヒータ49によって加熱される。
右領域16には、左加熱コイル7、右加熱コイル8および中央後加熱コイル9を制御する制御回路基板18と、その制御回路基板18の後方に位置するファンなどの送風手段としての送風装置19(図1参照)とが配置されている。
また、図1に示すように、天板4の前端には、天板4に比べて一段上側へ突き出た操作部24が取り付けられている。操作部24は、組み付け部5の上方に位置にしている。操作部24の上面には、操作ダイヤル23が複数設けられている。操作ダイヤル23は、左加熱コイル7、右加熱コイル8および中央後加熱コイル9による加熱調理を行うときに操作される。
次に、この加熱調理器1の動作について説明する。
まず、被加熱物が収容された容器を、左囲み線10、右囲み線11および中央後囲み線12において対応する囲み線に収まるように(つまり、左加熱コイル7、右加熱コイル8および中央後加熱コイル9において対応する加熱コイルの上に配置されるように)、天板4の上面に載置する。
そして、操作ダイヤル23を操作する。操作ダイヤル23の操作に応じて、左加熱コイル7、右加熱コイル8および中央後加熱コイル9において対応する加熱コイルが、制御回路基板18によって駆動制御される。これに応じて、容器が、その下方にある加熱コイルの電磁誘導作用によって発熱し、容器に収容された被加熱物の加熱調理が行われる。
このとき、送風装置19が作動し、外気が右通風口21からフレーム3内に吸い込まれる。フレーム3内に吸い込まれた外気は、冷却風として、まず、下側空間13の右領域16(図2参照)に流入して制御回路基板18を冷却し、その後、上側空間6に流入して、左加熱コイル7、右加熱コイル8および中央後加熱コイル9を冷却する。そして、これらの加熱コイルを冷却した冷却風(冷却に寄与した後の空気)は、左通風口20から機外へ排出される。
また、ロースター17(図2参照)による加熱調理時において、その中で魚などの被加熱物を焼いた時に発生する煙は、左通風口20から機外へ排出される。
<天板および補強板>
図3は、天板4を正面右上から見た斜視図である。図4は、補強板30の平面図である。図5は、図4に変形例を適用した図である。図6は、天板4を取り外した状態における加熱調理器1の平面図である。図7は、天板4およびカバー22が取り外された状態にある加熱調理器1を背面右上から見た斜視図であって、一部を断面で示している。
図3に示すように、左通風口20は、天板4の左側の後縁部をU字状に切欠いており、右通風口21は、天板4の右側の後縁部をU字状に切欠いている。詳しくは、左通風口20および右通風口21は、平面視において、カバー22(図1参照)がちょうど嵌り得る略矩形状である。ここで、天板4において、左通風口20より左側の部分を第1部4Aとし、右通風口21より右側の部分を第2部4Bとし、左通風口20と右通風口21との間の部分を第3部4Cとする。図1に示すように、中央後加熱コイル9は、平面視において、左通風口20および右通風口21によって左右から挟まれており、第3部4Cは、天板4における中央後加熱コイル9の後側部分である。そして、中央後加熱コイル9が天板4の後縁部に近接配置されていることがわかる。
このような天板4では、左通風口20の縁部、右通風口21の縁部および中央後加熱コイル9の後側部分(第3部4C)において強度が低くなる。
図4に示すように、天板4(図示点線部分参照)の裏面(下面であり、図4の紙の厚さ方向における奥側の面)には、天板補強体としての補強板30が取り付けられている。なお、図4では、説明の便宜上、天板4の外縁を補強板30の外縁より内側にずらして示している(図5も同様)。また、補強板30は、たとえばシリコンなどを含有する接着剤によって、天板4に接着されているが、説明の便宜上、天板4と補強板30とが分離できるように説明することがある。
補強板30は、たとえば亜鉛メッキ鋼板などの熱伝導材で形成されており、天板4とほぼ同じ大きさを有する略矩形の額縁状である。詳しくは、補強板30は、幅方向に延びる前縁部31と、前縁部31の左端から後側へ延びる左縁部32と、左縁部32の後端から幅方向に沿って右側へ延びる後縁部33と、後縁部33の右端から前側へ延びて前縁部31の右端に接続される右縁部34とを一体的に備えている。そして、補強板30には、前縁部31と左縁部32と後縁部33と右縁部34とによって囲まれた開口35が形成されている。
前縁部31は、天板4の下面の前縁部(天板前縁部の下面)における幅方向全域に取り付けられている。左縁部32は、天板4の下面の左縁部における前後方向全域に取り付けられている。後縁部33は、天板4の下面の後縁部(天板後縁部の下面)における幅方向全域に取り付けられている。右縁部34は、天板4の下面における右縁部の前後方向全域に取り付けられている。つまり、補強板30は、天板4の前縁部、左縁部、後縁部および右縁部を補強するために、これらの各部の下面に連続するように取り付けられている。
後縁部33は、左右方向全域に亘って、前縁部31よりも前後方向に大きい。換言すれば、額縁状の補強板30において、天板4の下面の後縁部に取り付けられる枠(後縁部33)の幅が、天板4の下面の前縁部に取り付けられる枠(前縁部31)の幅に比べて、左右方向全域に亘って幅広である。そして、後縁部33の前端縁は、後縁部33の幅方向略中央において、後側へ窪んでいる。このように後縁部33において後側へ窪んだ部分を、窪み36という。窪み36は、補強板30の開口35の一部である。
後縁部33において、窪み36より左側の部分を第1補強部33Aといい、窪み36より右側の部分を第2補強部33Bといい、窪み36より後側の部分(第1補強部33Aと第2補強部33Bとの間の部分)を第3補強部33Cという。平面視おいて、第1補強部33Aは、天板4の左通風口20よりも大きく、第2補強部33Bは、天板4の右通風口21よりも大きい。第1補強部33Aには、平面視において左通風口20より小さい貫通穴が形成され、左貫通穴37とされる。第2補強部33Bには、平面視において右通風口21より小さい貫通穴が形成され、右貫通穴38とされる。なお、上述したように、後縁部33は、左右方向全域に亘って、前縁部31よりも前後方向に大きいので、第3補強部33Cは、当然ながら、前縁部31よりも前後方向に大きい。
後縁部33では、第1補強部33Aが、左貫通穴37が左通風口20に対して下から対向するように、天板4における左通風口20の周縁部に取り付けられている。また、第2補強部33Bが、右貫通穴38が右通風口21に対して下から対向するように、天板4における右通風口21の周縁部に取り付けられている。また、第3補強部33Cが、天板4における左通風口20と右通風口21との間の部分(第3部4C)に取り付けられている。つまり、補強板30(詳しくは、後縁部33)は、天板4の後縁部における第1部4A、第2部4Bおよび第3部4Cに亘って連続するように、天板4の下面に取り付けられている。換言すれば、補強板30は、天板4における左通風口20の縁部、天板4における右通風口21の縁部、および、天板4における中央後加熱コイル9の後側部分(図1参照)に亘って連続するように、天板4の下面に取り付けられている。これにより、左通風口20および右通風口21を設けた天板4の強度を、目立たない構成によって確保することができる。
なお、図5に示すように、左通風口20および右通風口21は、上述した切欠きでなく、天板4を貫通する貫通穴であってもよい。その場合、補強板30の後縁部33では、第1補強部33Aが、左通風口20を全ての周縁に亘って取り囲むように、天板4下面における左通風口20の周縁部に取り付けられる。同様に、第2補強部33Bが、右通風口21を全ての周縁に亘って取り囲むように、天板4下面における右通風口21の周縁部に取り付けられる。つまり、補強板30は、左通風口20および右通風口21のそれぞれを、全ての周縁に亘って取り囲むように、天板4の下面に取り付けられているので、左通風口20および右通風口21における天板4の強度を確実に確保することができる。
また、図4および図5を参照して、左通風口20は、左貫通穴37を介して、フレーム3の内部(図2参照)に連通しており、右通風口21は、右貫通穴38を介して、フレーム3の内部に連通している。
左通風口20および右通風口21をそれぞれ覆うカバー22(図1参照)は、補強板30の後縁部33において左通風口20および右通風口21にはみ出た部分に、それぞれ載置されている(つまり天板4に載置されていない。)。
そして、図1の状態において天板4だけを取り外すと、図6に示すように、補強板30と、補強板30に載置された左右のカバー22とが露出される。左右のカバー22と補強板30との間には、ゴムなどのクッション材39が介挿ざれており、カバー22の振動が防止されている。
ここで、上述した左加熱コイル7、右加熱コイル8および中央後加熱コイル9は、平面視において補強板30の開口35内に収まるように、配置されている。中央後加熱コイル9は、その後側部分が補強板30の後縁部33の窪み35に嵌るように、つまり、後縁部33の第3補強部33Cの前端縁に接近するように、配置されている。換言すれば、第3補強部33Cは、補強板30において、中央後加熱コイル9の後側に相当する部分である。
後縁部33において、中央後加熱コイル9に臨む縁には、図7に示すように、下方へ屈曲する下方屈曲部40が備えられている。
加熱調理器1が動作している間では、上述したように、外気が、冷却風として、図示した太い実線の矢印で示すように、送風装置19によって右通風口21および右貫通穴38(図4および図5参照)からフレーム3内に吸い込まれ、下側空間13の右領域16の制御回路基板18を冷却する。その後、この冷却風は、上側空間6に流入して、図示した太い破線の矢印で示すように、左加熱コイル7、右加熱コイル8および中央後加熱コイル9を冷却する。ここで、中央後加熱コイル9を冷却せずに中央後加熱コイル9の後方へ至った冷却風(冷却用の空気)は、補強板30の下方屈曲部40に当たることによって、中央後加熱コイル9へ導かれる。これにより、中央後加熱コイル9を良好に冷却することができる。そして、これらの加熱コイルを冷却した冷却風は、図示した太い1点鎖線の矢印で示すように、左貫通穴37および左通風口20(図4および図5参照)から機外へ排出される。
ここで、上述したように、中央後加熱コイル9が補強板30の後縁部33(第3補強部33C)に接近している。そのため、中央後加熱コイル9を駆動させたときに発生した熱(中央後加熱コイル9から生じた熱だけでなく、中央後加熱コイル9によって加熱された容器からの熱も含まれる。)は、補強板30の後縁部33の第3補強部33Cに伝わる。換言すれば、この熱が、補強板30の第3補強部33Cで受けられる。第3補強部33Cに伝わった熱は、後縁部33において第3補強部33Cに連続する第1補強部33Aおよび第2補強部33Bに伝わる。そして、第1補強部33Aに伝わった熱は、左貫通穴37および左通風口20の縁部(図4および図5参照)へ伝えられ、左貫通穴37および左通風口20を流れる冷却風(図示した太い1点鎖線の矢印参照)によって冷却される。第2補強部33Bに伝わった熱は、右貫通穴38右通風口21の縁部(図4および図5参照)へ伝えられ、右通風口21および右貫通穴38を流れる冷却風(図示した太い実線の矢印参照)によって冷却される。つまり、中央後加熱コイル9を駆動させたときに発生した熱が、補強板30の後縁部33(第3補強部33C)で受けられた後に、後縁部33によって左通風口20および右通風口21(図4および図5参照)の縁部へ伝えられ、左通風口20および右通風口21を流れる冷却風に冷却される。そのため、天板4の後縁部に近接配置された中央後加熱コイル9を駆動させたときに生じた熱がキッチンにおける天板4の後側部分に漏れ伝わることを防止できる。
ここで、上述したように、図4および図5に示す額縁状の補強板30において、天板4の下面の後縁部に取り付けられ、中央後加熱コイル9の後側に相当する部分の枠(後縁部33の第3補強部33C)の幅が、天板4の下面の前縁部に取り付けられる枠(前縁部31)の幅に比べて幅広である。そのため、第3補強部33Cでは、中央後加熱コイル9が生じた熱を効果的に受けて左通風口20の縁部および右通風口21の縁部へ伝えることができる(図6参照)。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
たとえば、額縁状の補強板30を例示したが、上述した後縁部33があれば、補強板30は額縁状でなくてもよい。
また、上記の実施形態では、右通風口21から冷却風を吸い込んで左通風口20で排出したが(図7参照)、左通風口20から冷却風を吸い込んで右通風口21で排出するように構成してもよい。
また、送風装置19によって冷却風を左通風口20から強制排気しているが、送風装置19を用いずに自然排気してもよい。
加熱調理器1を正面右上から見た斜視図である。 図1に示す加熱調理器1の正断面図である。 天板4を正面右上から見た斜視図である。 補強板30の平面図である。 図4に変形例を適用した図である。 天板4を取り外した状態における加熱調理器1の平面図である。 天板4およびカバー22が取り外された状態にある加熱調理器1を背面右上から見た斜視図であって、一部を断面で示している。
符号の説明
1 加熱調理器
4 天板
4C 第3部
7 左加熱コイル
8 右加熱コイル
9 中央後加熱コイル
19 送風装置
20 左通風口
21 右通風口
22 カバー
30 補強板
31 前縁部
33C 第3補強部
40 下方屈曲部

Claims (5)

  1. キッチンにビルトインされるビルトイン型IH調理器であって、
    被加熱物を収容した容器が載置される天板と、
    前記天板の下側に左右に並べて配置され、前記天板の左側に載置された容器を加熱するための左加熱コイル、および、前記天板の右側に載置された容器を加熱するための右加熱コイルと、
    前記天板の下側において、前記左加熱コイルおよび前記右加熱コイルの間で、かつ、前記左加熱コイルおよび前記右加熱コイルの後側に配置され、前記天板の後側中央に載置された容器を加熱するための中央後加熱体と、
    前記中央後加熱体を左右から挟むように、前記天板の左側後縁部に切欠き形成された左通風口、および、前記天板の右側後縁部に切欠き形成された右通風口と、
    前記左通風口および前記右通風口のうちのいずれか一方から冷却用の外気を吸い込み、冷却に寄与した後の空気をいずれか他方から排出させるための送風手段と、
    前記左通風口を通風可能にカバーする左カバーと、
    前記右通風口を通風可能にカバーする右カバーと、
    前記天板における前記左通風口の縁部、前記天板における前記右通風口の縁部、および、前記天板における前記中央後加熱体の後側部分に亘って連続するように、前記天板の下面に取り付けられており、前記中央後加熱体が生じた熱を、前記中央後加熱体の後側に相当する部分で受けて、前記左通風口の縁部および前記右通風口の縁部へ伝えることのできる熱伝導材で形成された天板補強体と、
    を含むことを特徴とする、ビルトイン型IH調理器。
  2. キッチンにビルトインされるビルトイン型IH調理器であって、
    被加熱物を収容した容器が載置される天板と、
    前記天板の下側に左右に並べて配置され、前記天板の左側に載置された容器を加熱するための左加熱コイル、および、前記天板の右側に載置された容器を加熱するための右加熱コイルと、
    前記天板の下側において、前記左加熱コイルおよび前記右加熱コイルの間で、かつ、前記左加熱コイルおよび前記右加熱コイルの後側に配置され、前記天板の後側中央に載置された容器を加熱するための中央後加熱体と、
    前記中央後加熱体を左右から挟むように、前記天板の左側後縁部に切欠き形成された左通風口、および、前記天板の右側後縁部に切欠き形成された右通風口と、
    前記左通風口および前記右通風口のうちのいずれか一方から冷却用の外気を吸い込み、冷却に寄与した後の空気をいずれか他方から排出させるための送風手段と、
    前記左通風口を通風可能にカバーする左カバーと、
    前記右通風口を通風可能にカバーする右カバーと、
    前記天板における前記左通風口の縁部、前記天板における前記右通風口の縁部、および、前記天板における前記中央後加熱体の後側部分に亘って連続するように、前記天板の下面に取り付けられた天板補強体と、
    を含むことを特徴とする、ビルトイン型IH調理器。
  3. 前記左通風口および前記右通風口は、前記天板を貫通する貫通穴であって、
    前記天板補強体は、前記左通風口および前記右通風口のそれぞれを、全ての周縁に亘って取り囲むように、前記天板の下面に取り付けられていることを特徴とする、請求項1または2記載のビルトイン型IH調理器。
  4. 前記天板補強体の前記中央後加熱体に臨む縁には、前記送風手段によって吸い込まれた冷却用の空気を前記中央後加熱体に導くために下方屈曲部が備えられていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のビルトイン型IH調理器。
  5. 前記天板補強体は、前記天板の後縁部、右縁部、左縁部および前縁部を補強するために、これら各部の下面に連続するように取り付けられる額縁状に形成されており、
    前記天板後縁部の下面に取り付けられ、前記中央後加熱体の後側に相当する部分の枠の幅は、前記天板前縁部の下面に取り付けられる枠の幅に比べて幅広であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のビルトイン型IH調理器。
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