JP2021174643A - 加熱調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本体ケースの内部への水の浸入および排気効率の悪化を抑制することができる加熱調理器を提供すること。【解決手段】加熱調理器は、後方かつ上方に排気口が形成され、外郭を構成する本体ケースを備え、本体ケースの内部には、被加熱物を加熱する加熱源と、排気口の下方に設けられた第一水受け部と、第一水受け部の下方に設けられた第二水受け部と、が収納され、第一水受け部には複数の開口が形成されており、第二水受け部は、本体ケースの内部を加熱源が配置された第一空間と第一水受け部が配置された第二空間とに仕切る仕切り壁を第一水受け部よりも前方に有し、仕切り壁の上方には、第一空間と第二空間とを連通させる連通口が形成されており、連通口から開口にかけて風路が形成されているものである。【選択図】図12

Description

本開示は、水受け部を備えた加熱調理器に関するものである。
従来、水受け部を備えた加熱調理器がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1は、加熱コイル、制御基板および冷却風を発生させる冷却装置が内部に設けられ、上面部の後部に本体排気口が形成された本体と、本体排気口の下方に設けられた水受け部とを備えている。水受け部は、前面部の上部に形成され、冷却風を流入させる流入口と、上面部の後部であって本体排気口と対向する位置に形成され、冷却風を排出させる排気口と、上面部から下方へ延設された仕切壁とを備え、仕切壁の下端部と底面部との間に空間部が形成されている。
特開2016−29625号公報
特許文献1では、本体排気口付近で鍋あるいはやかんなどの被加熱調理容器を倒してしまった場合、勢いのある水が本体排気口に浸入する。このとき、本体排気口に浸入する水の勢いおよび水の量は、本体排気口を覆う排気口カバーによって制限される。しかしながら、排気口カバーは取り外し可能であり、清掃中などの排気口カバーが取り外された状態で本体排気口から大量の水が浸入すると、流入口から本体内部に水が浸入してしまい、本体内部の基板などがショートしてしまうという課題があった。また、本体内部への水の浸入を抑制するために前面部を高くして流入口を狭くすると排気効率が悪化してしまうという課題があった。
本開示は、以上のような課題を解決するためになされたもので、本体ケースの内部への水の浸入および排気効率の悪化を抑制することができる加熱調理器を提供することを目的としている。
本開示に係る加熱調理器は、後方かつ上方に排気口が形成され、外郭を構成する本体ケースを備え、前記本体ケースの内部には、被加熱物を加熱する加熱源と、前記排気口の下方に設けられた第一水受け部と、前記第一水受け部の下方に設けられた第二水受け部と、が収納され、前記第一水受け部には複数の開口が形成されており、前記第二水受け部は、前記本体ケースの内部を前記加熱源が配置された第一空間と前記第一水受け部が配置された第二空間とに仕切る仕切り壁を前記第一水受け部よりも前方に有し、前記仕切り壁の上方には、前記第一空間と前記第二空間とを連通させる連通口が形成されており、前記連通口から前記開口にかけて風路が形成されているものである。
本開示に係る加熱調理器によれば、排気口の下方に設けられた第一水受け部には複数の開口が形成されており、それによって第一水受け部で水の勢いを弱めて分散させるとともに、第一水受け部の下方の第二水受け部への水の流入量を制限する。そのため、第一水受け部よりも前方に配置されている第二水受け部の仕切り壁を水が乗り越えて本体ケースの内部の第一空間に浸入するのを抑制することができる。また、仕切り壁を高くする必要がないため、仕切り壁の上方の連通口から開口にかけて形成された風路を通過する風量を確保することができ、排気効率の悪化を抑制することができる。
実施の形態に係る加熱調理器の斜視図である。 実施の形態に係る加熱調理器が設置された後のキッチン家具の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る加熱調理器が設置される前のキッチン家具の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る加熱調理器が設置された後のキッチン家具の変形例の外観を示す斜視図である。 実施の形態に係る加熱調理器が設置された後のキッチン家具の縦断面を示す模式図である。 実施の形態に係る加熱調理器の側面を示す模式図である。 実施の形態に係る加熱調理器の分解斜視図である。 実施の形態に係る加熱調理器のトッププレートが取り外された状態を示す平面図である。 実施の形態に係る加熱調理器の内部構造を示す第一の平面図である。 実施の形態に係る加熱調理器の内部の風の流れを示す平面模式図である。 実施の形態に係る加熱調理器の平面図である。 図11のA−A断面の矢視方向から見た斜視図である。 図11のA−A断面の矢視方向から見た第一の模式図である。 実施の形態に係る加熱調理器の基板ホルダー、第一水受け部およびフィルター基板を示す斜視図である。 実施の形態に係る加熱調理器の第一水受け部の基板ホルダーへの取り付け方法を示す図である。 図11のA−A断面の矢視方向から見た第二の模式図である。 図11のA−A断面の矢視方向から見た第三の模式図である。
以下、本開示の加熱調理器を、ビルトイン式の誘導加熱調理器に適用した場合の実施の形態を、図面を参照して説明する。本開示は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、本開示は、以下の各実施の形態に示す構成のうち、組合せ可能な構成のあらゆる組合せを含むものである。また、図面に示す誘導加熱調理器は、本開示の加熱調理器が適用される機器の一例を示すものであり、図面に示された誘導加熱調理器によって本開示の適用機器が限定されるものではない。また、以下の説明において、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、これらは説明のためのものであって、本開示を限定するものではない。以下に説明する実施の形態では、誘導加熱調理器を正面視した状態において、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」などを使用する。また、各図において、同一の符号を付したものは、同一のまたはこれに相当するものであり、これは明細書の全文において共通している。
実施の形態.
図1は、実施の形態に係る加熱調理器1の斜視図である。図2は、実施の形態に係る加熱調理器1が設置された後のキッチン家具2の外観を示す斜視図である。図3は、実施の形態に係る加熱調理器1が設置される前のキッチン家具2の外観を示す斜視図である。図4は、実施の形態に係る加熱調理器1が設置された後のキッチン家具2の変形例の外観を示す斜視図である。図5は、実施の形態に係る加熱調理器1が設置された後のキッチン家具2の縦断面を示す模式図である。
実施の形態に係る加熱調理器1は、図1に示すように上面が開口した箱体形状の本体ケース101と、本体ケース101の上面開口を覆うように設けられた平板状のトッププレート102とを備えている。本体ケース101は、板金で構成されている。また、トッププレート102は、耐熱性ガラスあるいはセラミックなどの非金属材料で構成されている。また、トッププレート102には、鍋などの被加熱調理容器が載置される図示しない3つの加熱口が配置されている。
図2および図3に示すように、加熱調理器1はビルトイン式であり、キッチン家具2に組み込まれて使用される。加熱調理器1は、キッチン家具2の上面に形成された設置口2Aの口縁部上面2Cに載せられて支持される。ここで、設置口2Aは、例えば幅W1=560mm、奥行U=460mmであるが、それに限定されない。
また、加熱調理器1がキッチン家具2に組み込まれた際に加熱調理器1と口縁部上面2Cとの間に生じる隙間は、ゴムシール材で封止される。加熱調理器1は、キッチン家具2の上面に形成された設置口2Aから、トッププレート102が露出するようになっている。
また、加熱調理器1の下側には、前面に引き出しが設けられた収納庫3が組み込まれている。収納庫3は、キッチン家具2の前面に形成された前面開口2Bから引き出しが露出するようになっている。また、収納庫3の左側および右側には、前面に引き出しが設けられた収納庫2Dが組み込まれている。これら収納庫3、2Dには、調味料および調理器具などが収納される。
なお、加熱調理器1の下側に組み込まれているものは、収納庫3に限定されない。例えば、図4に示すように、加熱調理器1の下側にグリル庫4が組み込まれていてもよい。
図5に示すように、加熱調理器1の本体ケース101の高さHはキッチン家具2の上面の厚みT以下となっている。なお、キッチン家具2の上面の厚みTは、一般的に約40mmである。このようにH≦Tとすることで、H>Tの場合と比べて加熱調理器1の下方に形成されたキッチン家具2内部の収納スペース2Eを広くすることができ、より大きな収納庫3またはグリル庫4などをキッチン家具2に組み込むことができる。
図6は、実施の形態に係る加熱調理器1の側面を示す模式図である。
加熱調理器1を薄型化するため、本体ケース101の内部は、操作表示部および誘導加熱コイルが配置される上部空間101aと、上部空間101aの下側に形成されて冷却ファンおよび基板が配置される下部空間101bとに分かれている。上部空間101aの高さH1は、約15mmであり、下部空間101bの高さH2は、約25mmである。
図7は、実施の形態に係る加熱調理器1の分解斜視図である。図8は、実施の形態に係る加熱調理器1のトッププレート102が取り外された状態を示す平面図である。図9は、実施の形態に係る加熱調理器1の内部構造を示す第一の平面図である。図10は、実施の形態に係る加熱調理器1の内部の風の流れを示す平面模式図である。なお、図10中の矢印は、空気の流れを示している。
図7〜図9に示すように、トッププレート102の後方には、天板フレーム103が設けられている。また、本体ケース101の後方かつ上方および天板フレーム103には、本体ケース101内の空気を外部へ排出させる排気口109が形成されており、その排気口109を覆うように排気口カバー108が設けられている。排気口カバー108には、通風可能な開口が形成され、排気の気流がスムースに通過することができる。排気口カバー108が設けられることで、排気口カバー108の下方に位置する排気口109への異物の侵入が抑制されている。
本体ケース101の上部空間101aには、3つの加熱口それぞれの下方に、加熱源としての第一誘導加熱コイル104a、第二誘導加熱コイル104b、および、第三誘導加熱コイル104cが設けられている。第一誘導加熱コイル104a、第二誘導加熱コイル104b、および、第三誘導加熱コイル104cは、銅線が環状に巻き回されて構成されて被加熱調理容器を誘導加熱により加熱する誘導加熱コイルであり、図示のコイル形状は一例である。
第一誘導加熱コイル104aと第二誘導加熱コイル104bとは、トッププレート102の前面側において、左右方向に並設されている。また、第三誘導加熱コイル104cは、第一誘導加熱コイル104aおよび第二誘導加熱コイル104bの奥側であって、トッププレート102の左右方向のほぼ中央位置に設けられている。また、第一誘導加熱コイル104aおよび第二誘導加熱コイル104bの出力は、例えば3.2kWであり、第三誘導加熱コイル104cの出力は、例えば1.5kWである。そのため、第三誘導加熱コイル104cの出力は、第一誘導加熱コイル104aおよび第二誘導加熱コイル104bの出力よりも低い。
本体ケース101の上部空間101aであって前面側には、使用者からの加熱調理に関する操作入力を受け付ける操作部105と操作部105からの入力および操作内容などを表示する表示部106とからなる操作表示部107が設けられている。操作表示部107は、操作表示基板ホルダー107aを備え、操作表示基板ホルダー107aの上面側には操作基板105aが、操作表示基板ホルダー107aの下面側には表示基板106aがそれぞれ設けられている。
操作部105は、操作基板105a上に設けられた電極105bの静電容量の変化により入力操作を検知するタッチスイッチなどにより構成されている。表示部106は、表示基板106a上に設けられたLCD(Liquid Crystal Device)106b、LED106c、および、集積回路(図示せず)などで構成されている。なお、実施の形態において、操作表示部107は、操作部105と表示部106とが一体に構成されているが、それらを別体に構成してもよい。
本体ケース101の下部空間101bには、各種基板が設けられており、具体的には、第一インバーター基板111、第二インバーター基板112、フィルター基板113、および、電源基板114が設けられている。
第一インバーター基板111は、第一誘導加熱コイル104aを駆動するための第一インバーター回路111aおよび第二誘導加熱コイル104bを駆動するための第二インバーター回路111bを備えている。また、第一インバーター回路111aおよび第二インバーター回路111bには、高周波電流を発生させる高発熱素子111a2、111b2がそれぞれ実装されている。また、第一インバーター回路111aおよび第二インバーター回路111bには、高発熱素子111a2、111b2を冷却するためのヒートシンク111a1、111b1もそれぞれ実装されている。そして、第一インバーター回路111aのヒートシンク111a1と第二インバーター回路111bのヒートシンク111b1とが向かい合わせで対称的に配置されており、そうすることで、冷却効率を高めることができる。
第二インバーター基板112は、第三誘導加熱コイル104cを駆動するための第三インバーター回路111cを備えている。また、第三インバーター回路111cには、高周波電流を発生させる高発熱素子111c2が実装されており、高発熱素子111c2を冷却するためのヒートシンク111c1も実装されている。
フィルター基板113は、外部電源から入力された電流のノイズを除去するためのフィルター回路113aを備えている。
電源基板114は、操作表示部107などに供給される24V以下の定電圧を生成する定電圧回路114aを備えている。
なお、フィルター基板113と電源基板114とは別体に構成されているが、それらを一体に構成してもよい。また、実施の形態に係る加熱調理器1では、3つの加熱源を備えた構成となっているが、それに限定されず、第一誘導加熱コイル104aおよび第二誘導加熱コイル104bのみの2つの加熱源を備えた構成でもよい。そして、その場合は第二インバーター基板112が不要となる。
本体ケース101の下部空間101bであって左側には、冷却ファン110が2つ設けられている。なお、冷却ファン110の数は2つに限定されない。また、本体ケース101の底面には、吸気口(図示せず)が形成されている。そして、冷却ファン110が動作すると、吸気口から本体ケース101の内部に冷却風が吸い込まれ、図10の矢印で示すように各インバーター基板上の各ヒートシンク111a1、111b1、111c1を通過して、それらを冷却する。その後、冷却風は、その他の基板上を通過してそれらを冷却した後、排気口109から本体ケース101の外部へ排出される。
なお、上記の通り、第三誘導加熱コイル104cの出力は、第一誘導加熱コイル104aおよび第二誘導加熱コイル104bの出力よりも低い。そのため、それらを駆動する第一インバーター回路111aおよび第二インバーター回路111bよりも第三誘導加熱コイル104cは風下側に配置されている。
実施の形態に係る加熱調理器1では、本体ケース101を薄型化するため、第一インバーター基板111、第二インバーター基板112、フィルター基板113、および、電源基板114がほぼ同一平面上に配置されており、それらが平面視して互いに重ならないように配置されている。さらに、本体ケース101を薄型化するため、これら各種基板と冷却ファン110とがほぼ同一平面上に配置されており、それらが平面視して互いに重ならないように配置されている。
図11は、実施の形態に係る加熱調理器1の平面図である。図12は、図11のA−A断面の矢視方向から見た斜視図である。図13は、図11のA−A断面の矢視方向から見た第一の模式図である。図14は、実施の形態に係る加熱調理器1の基板ホルダー130、第一水受け部140およびフィルター基板113を示す斜視図である。図15は、実施の形態に係る加熱調理器1の第一水受け部140の基板ホルダー130への取り付け方法を示す図である。なお、図13中の矢印は、空気の流れを示している。
図11〜図14に示すように、排気口109および排気口カバー108の下方には、左右方向に長い凹形状を有する第一水受け部140が設けられている。なお、第一水受け部140は、厳密に凹形状を有していなくてもよい。第一水受け部140の前面には、長手方向に沿って複数のスリット状の開口141が形成されている。また、第一水受け部140の後面には、長手方向に沿って複数のスリット状の開口142が形成されている。さらに、第一水受け部140の底面には、長手方向に沿って複数のスリット状の開口143が形成されている。これら複数の開口141〜143は、水の勢いを弱めて分散させるとともに、後述する第二水受け部130bへの水の流入量を制限する。なお、開口141〜143の大きさは、例えば約3〜4mmであるが、それに限定されない。
また、トッププレート102および天板フレーム103の下方には、基板ホルダー130が設けられている。基板ホルダー130は、基板保持部130aとその後方に設けられた第二水受け部130bとで構成されている。基板保持部130aには、フィルター基板113が載置される。第二水受け部130bは左右方向に長い凹形状を有し、第一水受け部140の下方に設けられている。なお、第二水受け部130bは、厳密に凹形状を有していなくてもよい。
第二水受け部130bの、第一水受け部140よりも前方となる位置には、第一水受け部140の底面よりも上側まで突出した仕切り壁132が設けられている。この仕切り壁132は、本体ケース101の内部を、フィルター基板113および加熱源などが配置された第一空間101cと第一水受け部140が配置された第二空間101dとに仕切っている。また、第二水受け部130bの、第一水受け部140よりも後方となる位置には、第一水受け部140の底面よりも上側まで突出した後部壁133が設けられている。
また、第二水受け部130bの底面135には、排水口134が形成されており、底面135が排水口134に向けて下方に傾斜している。実施の形態では、排水口134が第二水受け部130bの底面135の後方に形成されているため、第二水受け部130bの底面135は後方に向けて下方に傾斜している。このようにすることで、排気口109から浸入した水が第二水受け部130bの底面135に溜まった場合でも、その水を排水口134から排水しやすくすることができる。
仕切り壁132の上端とトッププレート102の下面との間には、第一空間101cと第二空間101dとを連通させる連通口101eが形成されており、その連通口101eは各開口141〜143と連通している。そのため、仕切り壁132の上方の連通口101eから各開口141〜143にかけて風路150が形成されており、吸気口から本体ケース101の内部に吸い込まれた冷却風が、この風路150を通って排気口109から本体ケース101の外部へ排出されるようになっている。
図15に示すように、第二水受け部130bには、2つの位置決めピン136が設けられており、第一水受け部140には、2つのピン挿入穴144が設けられている。そして、第一水受け部140を第二水受け部130bの上方から下方へ移動させ、第一水受け部140のピン挿入穴144に第二水受け部130bの位置決めピン136を挿入することで、第一水受け部140の位置が決まる。なお、位置決めピン136およびピン挿入穴144の数は2つに限定されない。
図16は、図11のA−A断面の矢視方向から見た第二の模式図である。
図16に示すように、仕切り壁132の上端は、第一水受け部140の前面の開口141の上端よりも高い位置にある。つまり、(仕切り壁132の上端の高さ)−(第一水受け部140の前面の開口141の上端の高さ)=A>0である。そのため、排気口109から浸入した水が、仕切り壁132を飛び越えて第一空間101cのフィルター基板113などに直接かからないようになっている。
また、(仕切り壁132と第一水受け部140の前面の開口141との距離)=B>(後部壁133と第一水受け部140の後面の開口142との距離)=Cである。このようにすることで、第一水受け部140の前面の開口141を風が通りやすくなり、排気効率を向上させることができる。なお、仕切り壁132と第一水受け部140の前面の開口141との距離が短いと、つまりBの寸法が小さいと、第一水受け部140の前面の開口141から浸入した水が後方へ流れる前に上昇し、仕切り壁132を飛び越えて第一空間101cのフィルター基板113などに直接かかってしまう。そこで、そのような事態を避けるため、仕切り壁132と第一水受け部140の前面の開口141との距離は、少なくとも10mm以上は確保した方がよい。また、後部壁133と第一水受け部140の後面の開口142との距離を離す、つまりCの寸法を大きくすることで、第一水受け部140の後面の開口142を風が通りやすくなり、さらに排気効率を向上させることができる。
なお、第一水受け部140の前面の開口141は、他の開口142、143よりも風が通りやすく、開口141を大きくすることで、最も排気効率を向上させることができる。ただし、第一水受け部140の前面の開口141は、他の開口142、143よりも仕切り壁132に近く、開口141を大きくしすぎると、排気口109から浸入した水が仕切り壁132を飛び越えやすくなってしまう。
また(仕切り壁132の上端の高さ)=D>(後部壁133の上端の高さ)=Eとし、(後部壁133と第一水受け部140の後面の開口142との距離)=C>0とする。さらに、後部壁133の上端と第一水受け部140との間に隙間を形成する。こうすることで、第二水受け部130bの底面135に排水口134が形成されていなくても、排気口109から浸入した水を、後部壁133を乗り越えさせて、その上方から排水することができる。
図17は、図11のA−A断面の矢視方向から見た第三の模式図である。なお、図17中の矢印は、水の流れを示している。
図17に示すように、本体ケース101の底面の後方には、下方に凹んだ貯水部160が設けられている。このように貯水部160を設けることで、第二水受け部130bの底面135の排水口134および後部壁133の上方からの排水を、本体ケース101の底面の貯水部160に溜めることができるため、水が本体ケース101の外部へ漏れるのを抑制することができる。
以上、実施の形態に係る加熱調理器1は、後方かつ上方に排気口109が形成され、外郭を構成する本体ケース101を備えている。また、本体ケース101の内部には、被加熱物を加熱する加熱源と、排気口109の下方に設けられた第一水受け部140と、第一水受け部140の下方に設けられた第二水受け部130bと、が収納されている。また、第一水受け部140には複数の開口141〜143が形成されており、第二水受け部130bは、本体ケース101の内部を加熱源が配置された第一空間101cと第一水受け部140が配置された第二空間101dとに仕切る仕切り壁132を第一水受け部140よりも前方に有している。そして、仕切り壁132の上方には、第一空間101cと第二空間101dとを連通させる連通口101eが形成されており、連通口101eから開口141〜143にかけて風路150が形成されている。
実施の形態に係る加熱調理器1によれば、排気口109の下方に設けられた第一水受け部140には複数の開口141〜143が形成されており、それによって第一水受け部140で水の勢いを弱めて分散させるとともに、第一水受け部140の下方の第二水受け部130bへの水の流入量を制限する。そのため、第一水受け部140よりも前方に配置されている第二水受け部130bの仕切り壁132を水が乗り越えて本体ケース101の内部の第一空間101cに浸入するのを抑制することができる。また、仕切り壁132を高くする必要がないため、仕切り壁132の上方の連通口101eから開口141〜143にかけて形成された風路150を通過する風量を確保することができ、排気効率の悪化を抑制することができる。
また、実施の形態に係る加熱調理器1において、第二水受け部130bには、排水口134が形成されている。
実施の形態に係る加熱調理器1によれば、第二水受け部130bには排水口134が形成されているため、排気口109から浸入して第二水受け部130bに溜まった水を排水口134から排水することができる。
また、実施の形態に係る加熱調理器1において、排水口134は、第二水受け部130bの底面135に形成されており、第二水受け部130bの底面135は、排水口134に向けて下方に傾斜している。
実施の形態に係る加熱調理器1によれば、第二水受け部130bの底面135は排水口134に向けて下方に傾斜しているため、排気口109から浸入した水が第二水受け部130bの底面135に溜まった場合でも、その水を排水口134から排水しやすくすることができる。
また、実施の形態に係る加熱調理器1において、開口141は、凹形状を有する第一水受け部140の前面に形成されている。
実施の形態に係る加熱調理器1によれば、第一水受け部140の前面に開口141を形成することで、風を通りやすくすることができ、排気効率を向上させることができる。
また、実施の形態に係る加熱調理器1において、仕切り壁132の上端は、第一水受け部140の前面に形成されている開口131の上端よりも高い位置にある。
実施の形態に係る加熱調理器1によれば、仕切り壁132の上端が第一水受け部140の前面に形成されている開口131の上端よりも高い位置にある。そのため、排気口109から浸入した水が、仕切り壁132を飛び越えて第一空間101cのフィルター基板113などに直接かからないようにすることができる。
また、実施の形態に係る加熱調理器1において、開口143は、第一水受け部140の底面に形成されている。
実施の形態に係る加熱調理器1によれば、第一水受け部140の前面に加え底面にも開口143を形成することで、風をさらに通りやすくすることができ、排気効率をさらに向上させることができる。
また、実施の形態に係る加熱調理器1において、開口142は、第一水受け部140の後面に形成されており、第二水受け部130bは、第一水受け部140よりも後方に、第一水受け部140の底面よりも上側まで突出した後部壁133を有している。そして、第一水受け部140の後面の開口142と後部壁133との間に隙間が形成されている。
実施の形態に係る加熱調理器1によれば、第一水受け部140の前面に加え後面にも開口が形成されており、第一水受け部140の後面の開口142と第二水受け部130bの後部壁133との間に隙間が形成されている。そのため、第一水受け部140の後面の開口142を風が通りやすくなり、排気効率をさらに向上させることができる。
また、実施の形態に係る加熱調理器1において、仕切り壁132の上端は、後部壁133の上端よりも高い位置にある。
実施の形態に係る加熱調理器1によれば、仕切り壁132の上端が後部壁133の上端よりも高い位置にある。そのため、第二水受け部130bの底面135に排水口134が形成されていなくても、排気口109から浸入した水を、後部壁133を乗り越えさせて、その上方から排水することができる。
また、実施の形態に係る加熱調理器1において、本体ケース101の底面の後方には、下方に凹んだ貯水部160が設けられている。
実施の形態に係る加熱調理器1によれば、本体ケース101の底面の後方に貯水部160が設けられている。そのため、第二水受け部130bの底面135の排水口134および後部壁133の上方からの排水を、本体ケース101の底面の貯水部160に溜めることができるため、水が本体ケース101の外部へ漏れるのを抑制することができる。
1 加熱調理器、2 キッチン家具、2A 設置口、2B 前面開口、2C 口縁部上面、2D 収納庫、2E 収納スペース、3 収納庫、4 グリル庫、101 本体ケース、101a 上部空間、101b 下部空間、101c 第一空間、101d 第二空間、101e 連通口、102 トッププレート、103 天板フレーム、104a 第一誘導加熱コイル、104b 第二誘導加熱コイル、104c 第三誘導加熱コイル、105 操作部、105a 操作基板、105b 電極、106 表示部、106a 表示基板、106c LED、107 操作表示部、107a 操作表示基板ホルダー、108 排気口カバー、109 排気口、110 冷却ファン、111 第一インバーター基板、111a 第一インバーター回路、111a1 ヒートシンク、111a2 高発熱素子、111b 第二インバーター回路、111b1 ヒートシンク、111b2 高発熱素子、111c 第三インバーター回路、111c1 ヒートシンク、111c2 高発熱素子、112 第二インバーター基板、113 フィルター基板、113a フィルター回路、114 電源基板、114a 定電圧回路、130 基板ホルダー、130a 基板保持部、130b 第二水受け部、131 開口、132 仕切り壁、133 後部壁、134 排水口、135 底面、136 位置決めピン、140 第一水受け部、141 開口、142 開口、143 開口、144 ピン挿入穴、150 風路、160 貯水部。

Claims (9)

  1. 後方かつ上方に排気口が形成され、外郭を構成する本体ケースを備え、
    前記本体ケースの内部には、
    被加熱物を加熱する加熱源と、
    前記排気口の下方に設けられた第一水受け部と、
    前記第一水受け部の下方に設けられた第二水受け部と、が収納され、
    前記第一水受け部には複数の開口が形成されており、
    前記第二水受け部は、
    前記本体ケースの内部を前記加熱源が配置された第一空間と前記第一水受け部が配置された第二空間とに仕切る仕切り壁を前記第一水受け部よりも前方に有し、
    前記仕切り壁の上方には、前記第一空間と前記第二空間とを連通させる連通口が形成されており、
    前記連通口から前記開口にかけて風路が形成されている
    加熱調理器。
  2. 前記第二水受け部には、排水口が形成されている
    請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記排水口は、前記第二水受け部の底面に形成されており、
    前記第二水受け部の前記底面は、前記排水口に向けて下方に傾斜している
    請求項2に記載の加熱調理器。
  4. 前記開口は、凹形状を有する前記第一水受け部の前面に形成されている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  5. 前記開口は、前記第一水受け部の底面に形成されている
    請求項4に記載の加熱調理器。
  6. 前記仕切り壁の上端は、前記第一水受け部の前面に形成されている前記開口の上端よりも高い位置にある
    請求項4または5に記載の加熱調理器。
  7. 前記開口は、前記第一水受け部の後面に形成されており、
    前記第二水受け部は、
    前記第一水受け部よりも後方に、前記第一水受け部の底面よりも上側まで突出した後部壁を有し、
    前記第一水受け部の後面の前記開口と前記後部壁との間に隙間が形成されている
    請求項4〜6のいずれか一項に記載の加熱調理器。
  8. 仕切り壁の上端は、前記後部壁の上端よりも高い位置にある
    請求項7に記載の加熱調理器。
  9. 前記本体ケースの底面の後方には、下方に凹んだ貯水部が設けられている
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の加熱調理器。
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