JP6012457B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、通気口が無いキャビネットにも組み込んで使用することができる汎用性の高い加熱調理器に関する。
従来より、キャビネットに組み込まれる調理器本体の上面に、天板を設けるとともに、調理器本体内に、少なくとも冷却ファンと、電子部品が搭載された出力制御基板と、誘導加熱コイルとを配置した加熱調理器がある。このようなものにおいて、調理器本体内の電子部品や誘導加熱コイルの冷却は、当該調理器本体が組み込まれているキャビネット内部の空気を、調理器本体の背面側及び底面側に設けた吸気口から冷却ファンにより吸引することで行っている。また、このようにキャビネット内部の空気を、調理器本体内に吸い込んで冷却風とすることで、調理中の吹きこぼれた調理物や調理によって発生する油煙を吸い込むトラッキングの発生を抑制していた。そのため、キャビネットには、外気を導入するための通気口が設けられていた(例えば、特許文献1参照)。
特許第4816716号公報(図1、図7)
従来の加熱調理器は、以上のように通気口を有するキャビネットに組み込まれて使用されるものであり、通気口の無いキャビネットへは適用できなかった。そのため、通気口の無いキャビネットへの適用も可能で、汎用性を持たせることができる加熱調理器が望まれていた。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、通気口の無いキャビネットへも組み込んで使用することができる加熱調理器を提供するものである。
本発明に係る加熱調理器は、キャビネットに組み込まれる調理器本体の上面に、天板を設けるとともに、調理器本体内に、少なくとも冷却ファンと、電子部品が搭載された出力制御基板と、誘導加熱コイルとを配置した加熱調理器において、調理器本体に、調理器本体内部を冷却する冷却風をキャビネット内部から導入するための第1の吸気口を設けるとともに、天板に、外気をキャビネット内部に導入するための第2の吸気口を設け、第2の吸気口に、落下物受けを着脱自在に設け、第2の吸気口は天板の後部に配置され、第2の吸気口の内部には、第2の吸気口とキャビネット内とを連通させる縦型の有底筒状に形成された吸気ダクトが設けられており、吸気ダクト内に、落下物受けが収容されており、吸気ダクトには、その背面側の壁に、キャビネット内の背面側の空間に連通する連通口が形成されているものである。
本発明によれば、天板に、外気をキャビネット内部に導入するための第2の吸気口を設けているので、通気口の無いキャビネットへも組み込んで使用することができる。
また、外気を天板上面から吸い込むと、油煙を吸引し、冷却ファンを介して出力制御基板に届いてしまうおそれがあるが、本発明においては、外気をキャビネット内部に導入してから調理器本体内部に吸引するので、油煙の通路の長さを長くすることができる。このため、油煙が拡散されやすく、冷却ファンにより吸い込まれる油煙を少なくできる。
本発明の実施形態1に係る加熱調理器100を示す斜視図である。 本発明の実施形態1に係る加熱調理器100の調理器本体1の内部の主要部の斜視図である。 本発明の実施形態1に係る加熱調理器100の調理器本体吸気口(第2の吸気口)5、吸気ダクト17、落下物受け18、及び調理器本体1の概略断面図である。 本発明の実施形態1に係る加熱調理器100とこれを組み込んだキャビネット50と吸気ダクト17と導入外気の流れの関係を示す説明図である。 本発明の実施形態1に係る加熱調理器100の調理器本体吸気口(第2の吸気口)5、吸気ダクト17、落下物受け18、基板ケース111、冷却ファン15、調理器本体1、及びキャビネット50の概略断面図である。 本発明の実施形態1に係る落下物受け18の斜視図である。 本発明の実施形態1に係る格子状のフィルター19の各種の例を示す正面図である。
以下、本発明に係る加熱調理器として、誘導加熱による調理鍋載置部を左右手前に二口と中央奥側に一口設けた、ビルトイン型(組込み型)の加熱調理器(IHクッキングヒーター)を例に説明する。なお、以下に示す図面の形態によって本発明が限定されるものではない。また、各図において、同一の構成には同一の符号を付している。
実施形態1.
[加熱調理器100の構成]
図1は本発明の実施形態1に係る加熱調理器100を示す斜視図である。
図1において、キャビネット(図示せず)に組み込まれる加熱調理器100の調理器本体1の上側には、調理器本体上枠2が着脱自在に配置される。調理器本体上枠2の中央にはトッププレート3、前面側には操作部4、後部右側には第2の吸気口である調理器本体吸気口5、後部左側には調理器本体排気口6が設けられている。調理器本体吸気口5及び調理器本体排気口6は、吸排気口カバー7によって覆われている。また、調理器本体1の内部には、調理室20が設けられている。調理器本体上枠2とトッププレート3とで天板14が構成されている。
トッププレート3には、鍋等の被加熱物(図示せず)が載置される載置部9が設けられている。ここでは、トッププレート3の前面側右、背面側中央、及び前面側左、の3箇所に載置部9が設けられている。調理器本体1内のトッププレート3の下方には、各載置部9に対向する位置に、載置部9に載置される被加熱物を加熱するための加熱手段として誘導加熱コイルが設けられている。加熱手段としては、誘導加熱コイルのほか、例えばラジエントヒーター等の電気ヒーターを用いることができるが、具体的な加熱手段はこれらに限定されない。
また、トッププレート3には、液晶画面やLED等の視覚的な表示手段を備えた表示部8が設けられている。表示部8は、加熱調理器100の動作状態、操作部4に対する入力内容等を表示するとともに、使用者に対して加熱調理器100の状態等を報知する報知手段として機能する。なお、ここでは、報知手段として表示部8を設けた例を示すが、表示部8に代えてあるいはこれに加えて、音声で報知を行うブザーやスピーカ等の報知手段を備えてもよい。
操作部4は、加熱調理器100における加熱動作の設定を受け付けるための操作ボタンやスイッチ等で構成されている。ここでは、調理器本体1の前面にも操作部4が設けられている。操作部4の具体的構成を限定するものではなく、例えばタッチパネルにより構成された操作部4を設けてもよい。
調理器本体吸気口5は、加熱調理器100の内部に設けられた各種発熱部品を冷却するための冷却風を調理器本体1の内部に導入するための開口部である。調理器本体排気口6は、加熱調理器100の内部を冷却した後の冷却風及び調理室20からの排気を、調理器本体1の外部に排出するための開口部である。通常の使用状態においては、調理器本体吸気口5及び調理器本体排気口6は、図1に示すように吸排気口カバー7によって覆われている。
吸排気口カバー7は、通気性を有するパンチングメタル又は格子状の金属部材で構成されていて通気性があり、通気抵抗が少ない。冷却風の吸気及び排気、並びに調理室20からの排気は、吸排気口カバー7をスムースに通過する。
調理器本体1の前面の左側には、調理室20の扉21が設けられている。この扉21は、調理器本体1内に設けられた調理室20の前面開口部を開閉自在に覆う扉であり、調理室20内で調理される被加熱物を調理室20内に出し入れできるように、図示しないレールに案内されて奥行き方向にスライド可能である。また、扉21は、調理室20及び扉21そのものの清掃等のメンテナンスを容易にするため、調理室20すなわちレールに対して着脱可能に構成されている。
なお、本発明の実施形態1の調理室20、操作部4、及び表示部8の配置は一例であり、これに限るものではない。例えば、調理室20を調理器本体1の中央や右側に寄せて配置してもよい。また、操作部4を、トッププレート3と調理器本体1の前面の両方に設けるのではなく、いずれかにのみ設けてもよい。
図2は本発明の実施形態1に係る加熱調理器100の調理器本体1内部の主要部の斜視図である。図2は加熱調理器100から、調理器本体上枠2、トッププレート3、吸排気口カバー7、及びトッププレート3に載置される被加熱物を加熱するための加熱手段を取り外した状態を示している。図2に示すように、調理器本体1の内部は、仕切板10によって概ね左右に仕切られており、一方の収容空間(図2の紙面右側)には基板ユニット11が収容され、他方の収容空間(図2の紙面左側)には調理室20が収容されている。
調理室20は、食材等の被加熱物を収容する収容空間を内部に有し、被加熱物を出し入れするための前面開口部20aが設けられている。この調理室20の前面開口部20aは、図1に示した扉21によって開閉自在に覆われる。調理室20の上には吸引ダクト30が設けられ、調理室20の背面にはコンベクションユニット40が設けられている。調理室20、吸引ダクト30、及びコンベクションユニット40は互いに連通している。また、コンベクションユニット40には、調理室20内の空気を排気する調理室排気ダクト41が設けられている。調理室20の内部の下方には、図2のように被加熱物から滴下する油や汁を受けるための受皿23が着脱自在に収容されている。受皿23は、扉21と連動し、開扉時に調理室20内から引き出されるようになっている。
なお、図示しないが、基板ユニット11と調理室20の上側には、調理器本体1の内部を上下に仕切る上下仕切板が配置され、この上下仕切板の上に誘導加熱コイル等の加熱手段が配置される。
基板ユニット11は、内部に収容空間を有する基板ケース111を有する。基板ケース111の上面には、複数の冷却風吹出口12が開口している。
次に、調理器本体吸気口5から基板ケース111に至る風路構成について図3〜5に基づき、図1,2を参照しながら詳述する。
図3は本発明の実施形態1に係る加熱調理器100の調理器本体吸気口(第2の吸気口)5、吸気ダクト17、落下物受け18、及び調理器本体1の概略断面図である。図4は本発明の実施形態1に係る加熱調理器100とこれを組み込んだキャビネット50と吸気ダクト17と導入外気の流れの関係を示す説明図である。図5は本発明の実施形態1に係る加熱調理器100の調理器本体吸気口(第2の吸気口)5、吸気ダクト17、落下物受け18、基板ケース111、冷却ファン15、調理器本体1、及びキャビネット50の概略断面図である。
基板ケース111の内部には、図5のように加熱調理器100を構成する発熱部品に冷却風を送るための冷却ファン15が収容されている。また、基板ケース111の内部には、トッププレート3に載置される被加熱物を加熱するための誘導加熱コイルに高周波電力を供給するインバータ回路、及び調理室20を含め加熱調理器100を構成する各部を制御するためのマイコンや制御回路等の電子部品が実装された出力制御基板16が収容されている。なお、ここでは加熱調理器100の動作を制御する機能部品の集合体を制御手段と称する。
調理器本体吸気口5の内部には、当該調理器本体吸気口5と、加熱調理器100の調理器本体1を組み込んだキャビネット50の内部とを連通させる縦型の有底筒状に形成された吸気ダクト17が設けられている。また、調理器本体1の背面側には、調理器本体1内部を冷却する冷却風をキャビネット50の内部から導入するための第1の吸気口となる吸気口111aが設けられている。すなわち、図3及び図5のように調理器本体1の背面壁の下部は、下端側が前方へ傾斜する斜面111bに形成されており、この斜面111bとこれに連続する垂直面111cの一部に、吸気口111aが形成されている。したがって、調理器本体吸気口5と吸気口111aとは、キャビネット50の内部空間を介して連通している。このため、冷却ファン15が回転すると、吸気口111aからキャビネット50内の空気が調理器本体1内に吸引されるとともに、冷却ファン15による誘引によって調理器本体吸気口5から外気がキャビネット50内へ誘導される。
なお、ここでは吸気口111aを調理器本体1の背面に設けているが、吸気口111aは、調理器本体1の底面に設けてもよく、又は背面と底面の両方に設けてもよい。
有底筒状に形成された吸気ダクト17は、周壁の一部が調理器本体1の背面壁の垂直面111cにて形成されており、この背面壁の垂直面111cに、キャビネット50内の背面側の空間50aに連通する連通口17aが形成されている。つまり、吸気ダクト17は、天板14に設けられた調理器本体吸気口5から外気を導入して、調理器本体1の背面壁とキャビネット50の背面壁との間の空間50aに導く風路を形成している。キャビネット50内の背面側の空間50aは、風路として利用できるので、専用の風路形成部材は不要となる。
有底筒状に形成された吸気ダクト17の内部には、落下物受け18が着脱自在に収容されている。
図6は本発明の実施形態1に係る落下物受け18の斜視図である。
図3〜図6のように落下物受け18は、下部が箱形に形成されており、液体がこぼれて調理器本体吸気口5内に浸入した時に一定の量まで溜めることができる受皿18eとなっている。このため、調理器本体吸気口5内に液体がこぼれて浸入することがあっても、これを受皿18eで受けることができる。
また、落下物受け18は、吸気ダクト17内に着脱自在に収容されているので、吸気ダクト17内から取り外すことで、受皿18eに溜まった液体や落下物を除去することができる。落下物受け18には、吸気ダクト17の連通口17aと対向可能な後方壁18aが立設され、後方壁18aには、吸気ダクト17の連通口17aと対向する部位に複数の開口18bがあって、そこに格子状のフィルター19が設けられている。
なお、落下物受け18は、吸気ダクト17内に収納されたとき、後方壁18aが吸気ダクト17の背面壁の垂直面111cと密接するように、図示しない位置決めリブにより設置位置が固定されるが、説明の都合上、図3〜図5では後方壁18aと垂直面111cとを引き離して示している。
図7は本発明の実施形態1に係る格子状のフィルター19の各種の例を示す正面図である。格子状のフィルター19には、図7(a)〜(e)のように十字格子フィルター19A,19E、縦格子フィルター19B、横格子フィルター19C、斜め格子フィルター19Dなど、各種のものがあり、何れも図4のように埃や油60の除去性能が高いので、これらの中から適宜選択すればよい。
また、落下物受け18の複数の開口18bのうち最上位置にある開口18bの上端18dは、吸気ダクト17の連通口17aの上端17cと同等、又は吸気ダクト17の連通口17aの上端17cよりも低い位置にある。そして、調理器本体1の後方の開口(連通口17a)が、落下物受け18の格子状のフィルター19が設けられている複数の開口18bの合計の開口面積よりも大きい。このため、通風路として出口を大きくすることができ、通風圧力損失を抑制できる。
落下物受け18の受皿18eの上端18fは、落下物受け18の開口の下端、つまり複数の開口18bのうち最下位置にある開口18bの下端18cよりも低い位置に設けられている。このため、受皿18eの容量よりも多い液体が溢れることがあっても、格子状のフィルター19が汚れて詰まるのを防ぐことができる。
また、落下物受け18は有底筒状に形成された吸気ダクト17内に収容されているので、二重底構造となり、受皿18eの容量よりも多い液体が溢れることがあっても、吸気ダクト17で受けることができる。このため、受皿18eから液体が溢れることがあっても、これが直ちにキャビネット50内にこぼれるようなことはない。
また、落下物受け18の開口の下端、つまり複数の開口18bのうち最下位置にある開口18bの下端18cは、吸気ダクト17の連通口17aの下端17bよりも高い位置にある。このため、受皿18eの容量よりも多い液体が溢れ、更に吸気ダクト17の連通口17aの下端17bを超えて溢れることがあっても、格子状のフィルター19が汚れて詰まるのを防ぐことができる。
また、調理器本体1内部を冷却する冷却風をキャビネット50の内部から導入するための吸気口111aが、下端側が前方へ傾斜する斜面111bに形成されているので、図5のように仮に吸気ダクト17の連通口17aから液体がこぼれることがあっても、この液体が調理器本体1内に吸引されるようなことはない。
なお、基板ケース111の上面には、図2のように複数の冷却風吹出口12が開口している。基板ユニット11内の冷却ファン15が動作すると、調理器本体1の外部の空気が調理器本体吸気口5から調理器本体1内に吸い込まれ、吸い込まれた空気は基板ケース111内に流入する。基板ケース111内に流入した空気は、冷却ファン15により吸引されて送出され、冷却風としてインバータ回路及び出力制御基板を冷却した後、冷却風吹出口12から基板ケース111の外側へ吹き出される。
冷却風吹出口12から吹き出された冷却風は、調理器本体1の後部に向かって調理器本体1内を流れ、その過程において、基板ユニット11及び調理室20の上に配置される誘導加熱コイル等の加熱手段を冷却する。加熱手段を冷却した後の冷却風は、調理器本体排気口6から調理器本体1の外部へと排出される。
[加熱調理器の動作]
次に、本発明の実施形態1に係る加熱調理器100の動作を説明する。
[トッププレート3上での加熱調理]
使用者がトッププレート3上の載置部9に鍋等の被加熱物を載置し、その載置部9に対応する操作部4を操作すると、基板ユニット11内の出力制御基板に実装された制御手段が、トッププレート3の下方に設けられた誘導加熱コイルやラジエントヒーター等の加熱手段に電力を供給する。これにより、トッププレート3の上に載置された被加熱物の加熱調理が行われる。また、制御手段は、基板ユニット11内の冷却ファン15を駆動し、冷却ファン15から供給される冷却風によって前述のように加熱調理器100内の各部の冷却が行われる。
[実施形態1の効果]
以上のように本発明の実施形態1では、調理器本体1に、この調理器本体1内部を冷却する冷却風をキャビネット50内部から導入するための吸気口(第1の吸気口)111aを設けるとともに、天板14に、外気をキャビネット50内部に導入するための調理器本体吸気口(第2の吸気口)5を設けた。このため、通気口の無いキャビネットへも組み込んで使用することができ、調理器本体1に汎用性を持たせることができる。
また、本発明の実施形態1では、調理器本体吸気口(第2の吸気口)5と吸気口(第1の吸気口)111aとは、キャビネット50の内部空間を介して連通している。このため、冷却ファン15によって、吸気口(第1の吸気口)111aからキャビネット50内の空気を吸気するとともに、当該冷却ファン15による誘引によって調理器本体吸気口(第2の吸気口)5から外気をキャビネット50内へ誘導することができる。更に、専用の風路形成部材は不要となる。
また、本発明の実施形態1では、吸気口(第1の吸気口)111aを、調理器本体1の背面壁の下部の前方へ傾斜する斜面111bに形成した。このため、仮に吸気ダクト17の連通口17aから液体がこぼれることがあっても、この液体が調理器本体1内に吸引されるようなことはない。
また、本発明の実施形態1では、調理器本体吸気口(第2の吸気口)5に、落下物受け18を着脱自在に設けた。このため、調理器本体吸気口(第2の吸気口)5から落下物受け18を取り外すことで、落下物を除去することができる。
また、本発明の実施形態1では、調理器本体吸気口(第2の吸気口)5が天板14の後部に配置され、調理器本体吸気口(第2の吸気口)5の内部には、調理器本体吸気口(第2の吸気口)5とキャビネット50内とを連通させる縦型の有底筒状に形成された吸気ダクト17を設け、この吸気ダクト17内に、落下物受け18を収容した。このため、落下物が調理器本体1に進入するのを吸気ダクト17と落下物受け18の双方で阻止することができる。
また、本発明の実施形態1では、吸気ダクト17には、その背面側の壁に、キャビネット50内の背面側の空間50aに連通する連通口17aを形成し、落下物受け18には、吸気ダクト17の連通口17aと対向可能な後方壁18aを立設し、後方壁18aには、吸気ダクト17の連通口17aと対向する部位に複数の開口18bがあって、そこに格子状のフィルター19を設けているので、油煙を吸引することがあっても、これを格子状のフィルター19で除去することができ、清浄な空気にして、調理器本体1に送ることができる。
また、落下物受け18を清掃しないことで格子状のフィルター19が詰まってしまった場合でも、調理器本体1後方からキャビネット50内の空気を吸気する構成のため、従来技術同等の冷却性能を維持させることができる。
更に、格子状のフィルター19が詰まりにより、キャビネット50内の温度が上昇するが、落下物受け18を清掃すれば、外気吸入が可能になるため、キャビネット50内の温度上昇を抑制する機能は復活する。
また、本発明の実施形態1では、格子状のフィルター19を、十字格子フィルター19A,19E、縦格子フィルター19B、横格子フィルター19C、斜め格子フィルター19Dのうち、いずれかのフィルターから選択することができ、油煙の除去性能を上げることができる。
また、本発明の実施形態1では、落下物受け18の開口は、吸気ダクト17の連通口17aよりも小さい。つまり、調理器本体1の後方の開口(連通口17a)が、落下物受け18の格子状のフィルター19が設けられている複数の開口18bの合計の開口面積よりも大きい。このため、通風圧力損失を抑制できる。
また、本発明の実施形態1では、落下物受け18の開口の下端、つまり複数の開口18bのうち最下位置にある開口18bの下端18cは、吸気ダクト17の連通口17aの下端17bよりも高い位置にある。このため、受皿18eの容量よりも多い液体が溢れ、更に吸気ダクト17の連通口17aの下端17bを超えて溢れることがあっても、格子状のフィルター19が汚れて詰まるのを防ぐことができる。
また、本発明の実施形態1では、落下物受け18の開口の上端、つまり落下物受け18の複数の開口18bのうち最上位置にある開口18bの上端18dは、吸気ダクト17の連通口17aの上端17cと同等、又は吸気ダクト17の連通口17aの上端17cよりも低い位置にある。このため、出口を大きくする風路を容易に形成することができる。
また、本発明の実施形態1では、落下物受け18は、下部が箱形に形成されており、液体がこぼれて調理器本体吸気口(第2の吸気口)5内に浸入した時に一定の量まで溜めることができる受皿18eとなっている。このため、調理器本体吸気口5内に液体がこぼれて浸入することがあっても、これを受皿18eで受けることができ、また受皿18eを吸気ダクト17内から取り外すことで、受皿18eに溜まった液体や落下物を除去することができる。
また、本発明の実施形態1では、落下物受け18の受皿18eの上端18fは、当該落下物受け18の開口の下端、つまり複数の開口18bのうち最下位置にある開口18bの下端18cよりも低い位置に設けられている。このため、受皿18eの容量よりも多い液体が溢れることがあっても、格子状のフィルター19が汚れて詰まるのを防ぐことができる。また、落下物受け18は吸気ダクト17内に収容され二重底構造となっているので、受皿18eの容量よりも多い液体が溢れることがあっても、溢れた液体は吸気ダクト17にて受けることができる。
1 調理器本体、2 調理器本体上枠、3 トッププレート、4 操作部、5 調理器本体吸気口(第2の吸気口)、6 調理器本体排気口、7 吸排気口カバー、8 表示部、9 載置部、10 仕切板、11 基板ユニット、12 冷却風吹出口、14 天板、15 冷却ファン、16 出力制御基板、17 吸気ダクト、17a 連通口、17b 下端、17c 上端、18 落下物受け、18a 後方壁、18b 複数の開口、18c 下端、18d 上端、18e 受皿、18f 上端、19,19A,19B,19C,19D,19E 格子状のフィルター、20 調理室、20a 前面開口部、21 扉、23 受皿、30 吸引ダクト、40 コンベクションユニット、41 調理室排気ダクト、50 キャビネット、50a 空間、100 加熱調理器、111 基板ケース、111a 吸気口(第1の吸気口)、111b 斜面、111c 垂直面。

Claims (10)

  1. キャビネットに組み込まれる調理器本体の上面に、天板を設けるとともに、前記調理器本体内に、少なくとも冷却ファンと、電子部品が搭載された出力制御基板と、誘導加熱コイルとを配置した加熱調理器において、
    前記調理器本体に、該調理器本体内部を冷却する冷却風を前記キャビネット内部から導入するための第1の吸気口を設けるとともに、
    前記天板に、外気を前記キャビネット内部に導入するための第2の吸気口を設け
    前記第2の吸気口に、落下物受けを着脱自在に設け、
    前記第2の吸気口は前記天板の後部に配置され、該第2の吸気口の内部には、該第2の吸気口と前記キャビネット内とを連通させる縦型の有底筒状に形成された吸気ダクトが設けられており、該吸気ダクト内に、前記落下物受けが収容されており、
    前記吸気ダクトには、その背面側の壁に、前記キャビネット内の背面側の空間に連通する連通口が形成されている
    ことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記冷却ファンは、前記第1の吸気口から前記キャビネット内の空気を吸気するとともに、当該冷却ファンによる誘引によって前記第2の吸気口から外気を前記キャビネット内へ誘導することを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記第1の吸気口は、前記調理器本体の背面側及び底面側のいずれか一方、又は両方に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の加熱調理器。
  4. 記落下物受けには、前記吸気ダクトの前記連通口と対向可能な後方壁が立設され、
    前記後方壁には、前記吸気ダクトの前記連通口と対向する部位に開口があって、そこに格子状のフィルターが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加熱調理器。
  5. 前記格子状のフィルターは、十字格子フィルター、縦格子フィルター、横格子フィルター、及び斜め格子フィルターのうち、いずれかのフィルターを用いることを特徴とする請求項記載の加熱調理器。
  6. 前記落下物受けの前記開口は、前記吸気ダクトの前記連通口よりも小さいことを特徴とする請求項4又は5記載の加熱調理器。
  7. 前記落下物受けの前記開口の下端は、前記吸気ダクトの前記連通口の下端よりも高い位置にあることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の加熱調理器。
  8. 前記落下物受けの前記開口の上端は、前記吸気ダクトの前記連通口の上端と同等、又は前記吸気ダクトの前記連通口の上端よりも低い位置にあることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の加熱調理器。
  9. 前記落下物受けは、下部が箱形に形成されており、液体がこぼれて前記第2の吸気口内に浸入した時に一定の量まで溜めることができる受皿となっていることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の加熱調理器。
  10. 前記落下物受けの前記受皿の上端は、当該落下物受けの前記開口の下端よりも低い位置に設けられていることを特徴とする請求項4に従属する請求項記載の加熱調理器。
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