JP4935982B2 - 光配向膜用組成物、光学異方体及びその製造方法 - Google Patents
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Description
また最近では、液晶セルと偏光板との間に光学異方体の一種である光学補償シート(位相差板)として、重合性液晶材料を配向させた状態で硬化させて得た光学異方体が使用されるようになり、該重合性液晶材料を配向させる材料としても液晶配向膜が使用される。
また、光学補償シート(位相差板)は、広波長帯域化や視野角安定性を高精度化させる目的で使用する場合も多く、その場合は、例えば1/4波長板と1/2波長板との積層体、あるいは、A−プレートとC−プレートとの積層体が使用される。しかし、該積層体を製造する方法、即ち液晶配向膜層を作成後、重合性液晶層を硬化させる工程を繰り返す場合、重合性液晶層をラビングで作成したのでは、装置が非常に大がかりとなり、連続的に作成することができない。従って、液晶配向膜、及び液晶層の全ての積層工程を連続的に行うことができるような、液晶配向膜を得る方法が求められている。
このような光配向膜となり得るものとしてはアゾベンゼン誘導体のように光異性化反応をする化合物、シンナメート、クマリン、カルコン等の光二量化反応を生じる部位を有する化合物やポリイミドなど異方的な光分解を生じる化合物がある。
しかし該アゾ化合物を使用した光配向膜は低分子化合物であるため、液晶セル製造段階で使用するシール剤等の接着部材で侵されることがあった。また、該光配向膜と重合性液晶層の積層を繰り返すような積層された光学異方体の製造においては、光配向膜上に重合性液晶組成物溶液を塗布する工程や、重合性液晶層上に光配向膜用組成物溶液を塗布する工程を有するが、これらの塗布溶液に使用する溶剤等によって、既に作成後の液晶配向膜層や重合性液晶層が侵されることもあり、膜のはがれ、あるいは均一な光学特性が得られないことがあった。また、液晶セル製造段階、あるいは、重合性液晶材料を配向させた状態で硬化させて光学異方層を得た後工程にもたらされる高温によって光学異方層が劣化し、光学特性が劣化するという問題があった。
一般に、塗膜等の耐有機溶剤性を上げる方法として塗膜の架橋密度を高める方法が知られているが、前記アゾ化合物に通常知られている(メタ)アクリレート等を混和したのでは、前記アゾ化合物の感度や液晶配向能が著しく劣ってしまうことがあった。
本発明者らは、感度を下げずに耐有機溶剤性(以下、耐溶剤性とする)を上げる方法として、前記アゾ化合物と相溶するような親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物を添加することが、最も効果的であることを見いだした。
親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物は、前記アゾ化合物と相溶し、反応前は分子容が小さいので化合物の自由体積を妨げない。前記アゾ化合物は、光異性化の構造変化に要する自由体積を維持できるので、感度や液晶配向能をそのまま保つことができる。一方、親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物を重合後は、重合物である(メタ)アクリル樹脂で前記アゾ化合物の周囲が囲まれることになり、前記アゾ化合物は光異性化反応に必要な自由体積を奪われてしまうので、有機溶剤等により配向性が乱れたり、はがれが生じたりすることがない。親水性基を有することで基板との密着性にも優れるため、基板との界面剥離に対しても効果を示す。
あるいは、光学異方体を作製する場合には、親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物が重合性液晶と重合して一体化し、さらに親水性基を有することで基板との密着性にも優れるため、有機溶剤等により配向性が乱れたり、はがれが生じたりすることがない光学異方体を作製することができる。
(式中、R1およびR2は各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシル基若しくはそのアルカリ金属塩、ハロゲン化メチル基、ハロゲン化メトキシ基、シアノ基、ニトロ基、−OR5(ただしR5は、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数3〜6のシクロアルキル基又は炭素原子数1〜6のアルコキシ基で置換された炭素原子数1〜6のアルキル基を表す)、炭素原子数1〜4のヒドロキシルアルキル基、−CONR6R7(ただしR6及びR7は、各々独立して水素原子又は炭素原子数1〜6のアルキル基を表す)、又はメトキシカルボニル基を表し、R3およびR4は各々独立して、カルボキシル基若しくはそのアルカリ金属塩、スルホ基若しくはそのアルカリ金属塩、ニトロ基、アミノ基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、スルファモイル基、又はヒドロキシル基を表す。)
一般式(1)において、R1およびR2は各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシル基若しくはそのアルカリ金属塩、ハロゲン化メチル基、ハロゲン化メトキシ基、シアノ基、ニトロ基、−OR5(ただしR5は、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数3〜6のシクロアルキル基又は炭素原子数1〜6のアルコキシ基で置換された炭素原子数1〜6のアルキル基を表す)、炭素原子数1〜4のヒドロキシルアルキル基、−CONR6R7(ただしR6及びR7は、各々独立して水素原子又は炭素原子数1〜6のアルキル基を表す)、又はメトキシカルボニル基を表す。
R5の炭素原子数1〜6のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、1−メチルエチル基等が挙げられる。R5で表される炭素原子数1〜6のアルコキシ基で置換された炭素原子数1〜6のアルキル気としては、メトキシメチル基、1−エトキシエチル基、テトラヒドロピラニル基等が挙げられる。
炭素原子数1〜4のヒドロキシルアルキル基としては、ヒドロキシルメチル基、1−ヒドロキシルエチル基、2−ヒドロキシルエチル基、1−ヒドロキシルプロピル基、2−ヒドロキシルプロピル基、3−ヒドロキシルプロピル基、1−ヒドロキシルブチル基等が挙げられる。
R6及びR7で表される炭素原子数1〜6のアルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、1−メチルエチル基等が挙げられる。
これらの中でも、ハロゲン原子、カルボキシル基、ハロゲン化メチル基、ハロゲン化メトキシ基、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ヒドロキシルメチル基、カルバモイル基、ジメチルカルバモイル基、シアノ基が好ましく、カルボキシル基、ヒドロキシルメチル基、またはトリフルオロメチル基は良好な配向性が得られる点で特に好ましい。
前記R3およびR4がカルボキシル基若しくはそのアルカリ金属塩、スルホ基若しくはそのアルカリ金属塩であると、ガラスやITOなどの透明電極に対して親和性が高く、基板表面に均一に光配向膜を形成することができるため好ましい。
また、前記R3およびR4がカルバモイル基、スルファモイル基であると、得られる光配向膜上に重合性液晶を重合させて得た光学異方体が高い耐熱性を示すので、耐熱性を必要とする用途に有用である。
複数混合使用する場合においては、R3およびR4がスルホ基若しくはそのアルカリ金属塩である化合物と、R3およびR4がカルバモイル基、スルファモイル基である化合物とを混合して使用すると、得られる光配向膜、及び光学異方体の、基板に対する密着性、及び耐熱性とを付与することができ好ましい。
X11は、R11がヒドロキシル基の場合、単結合を表し、R11が重合性官能基の場合、−(A1−B1)m−で表される連結基を表し、
X12は、R12がヒドロキシル基の場合、単結合を表し、R12が重合性官能基の場合、−(A2−B2)n−で表される連結基を表す。ここで、A1はR11に結合するものとし、A2はR12に結合するものとする。
A1及びA2は各々独立して単結合、又は二価の炭化水素基を表し、B1及びB2は各々独立して単結合、−O−、−CO−O−、−O−CO−、−CO−NH−、−NH−CO−、−NH−CO−O−、又は−O−CO−NH−を表す。m及びnは各々独立して0〜4の整数を表す。但し、m又はnが2以上のとき、複数あるA1、B1,A2及びB2は同じであっても異なっていても良い。但し、二つのB1又はB2の間に挟まれたA1又はA2は、単結合ではないものとする。
R13およびR14は各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシル基若しくはそのアルカリ金属塩、ハロゲン化メチル基、ハロゲン化メトキシ基、シアノ基、ニトロ基、−OR17(ただしR17は、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数3〜6のシクロアルキル基又は炭素原子数1〜6のアルコキシ基で置換された炭素原子数1〜6のアルキル基を表す)、炭素原子数1〜4のヒドロキシルアルキル基、又は−CONR18R19(R18及びR19は、各々独立して水素原子又は炭素原子数1〜6のアルキル基を表す)、またはメトキシカルボニル基を表す。
R15およびR16は各々独立して、カルバモイル基、又はスルファモイル基を表す。
前記一般式(2−1)で表される化合物は、単体でも、一般式(2−1)で表される化合物の範囲内の異なる化合物を複数混合して使用してもよい。
前記一般式(2−1)で表される化合物のうち、R11およびR12がヒドロキシル基であり且つR13およびR14が炭素原子数1〜4のヒドロキシルアルキル基である化合物が好ましく、R11およびR12がヒドロキシル基であり且つR13およびR14がヒドロキシルメチル基である化合物が特に好ましい。
一般式(2−2)で表される化合物としてはR21およびR22が、各々独立して、水素原子、メチル基、あるいはメトキシ基であるものが好ましい。
前記一般式(2−2)で表される化合物は、単体でも、一般式(2−2)で表される化合物の範囲内の異なる化合物を複数混合して使用してもよい。
置換基としてヒドロキシル基を有するトリフェニレン(2−3)において、置換基であるヒドロキシル基の数は特に限定はないが、3〜6が好ましく、6が最も好ましい。
本発明で使用する親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物の親水性基としては、ヒドロキシル基、カルボキシル基、スルホ基、アミノ基等が挙げられる。中でも、ヒドロキシル基あるいはカルボキシル基を有する(メタ)アクリレートが、一般式(1)で表される化合物と混和性がよく好ましい。1分子あたりの(メタ)アクリロイルオキシ基の数には特に制限はなく、1つでも2つ以上でも良い。(メタ)アクリロイルオキシ基数の実用的な範囲としては、1〜6であり、1〜4が好ましい。
また、光配向膜や光学異方体の製造時にかかる乾燥時等の熱を考慮すると、使用する親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物の1気圧下における沸点は100℃以上であることが好ましい。
また、分子量及び粘度については、通常本発明の光配向膜用組成物は溶媒で希釈して使用するため特に限定はないが、分子量の好ましい範囲としては数平均分子量100〜5000であり150〜2000の範囲が実用的であり好ましい。
具体例としては、例えば、グリシジル(メタ)アクリレート等のモノグリシジルエーテルや、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、トリプロピレングリコール、テトラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、ヒドロキシルピバリン酸ネオペンチルグリコール、ビスフェノールA、エトキシ化ビスフェノールA等の2価アルコールのジグリシジルエーテルや、トリメチロールプロパン、エトキシ化トリメチロールプロパン、プロポキシ化トリメチロールプロパン、グリセリン等の3価アルコールのトリグリシジルエーテル、少なくとも1個の芳香環または脂環を有する多価フェノール(なお、ここでいう多価フェノールとは、ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノールS等のビスフェノール化合物又はビスフェノール化合物のアルキレンオキサイド付加体、フェノールノボラック、クレゾールノボラック等またはそのアルキレンオキサイド付加体等を例として挙げることが出来る)のポリグリシジルエーテル等のグリシジルエーテル化合物のグリシジル基に、(メタ)アクリル酸を反応させて得たエポキシ(メタ)アクリレート化合物や、ペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、グリセリンジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラ(メタ)アクリレート、ジトリメチロールプロパンヘキサ(メタ)アクリレート、エトキシ化トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、プロポキシ化トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリス2―ヒドロキシルエチルイソシアヌレートジ(メタ)アクリレート等の、ポリオールのヒドロキシル基の一部に(メタ)アクリル酸を反応させて得られるアルコール性(メタ)アクリレート化合物が挙げられる。
前記安息香酸誘導体の場合、置換基である末端に(メタ)アクリロイルオキシ基が導入されたアルキル(オキシ)基の数は1つでもそれ以上でも良いが、1〜3が合成の容易さの面から好ましい。また、複数の末端に(メタ)アクリロイルオキシ基が導入されたアルキル(オキシ)基を導入する場合には、置換する位置として分子の対称性を低くするような位置を選択することが、結晶性を高くしすぎないという面で好ましい。具体的には、2−(ω−(メタ)アクリロイルオキシアルキル(オキシ))安息香酸、2,3−ジ(ω−(メタ)アクリロイルオキシアルキル(オキシ))安息香酸、2,4−ジ(ω−(メタ)アクリロイルオキシアルキル(オキシ))安息香酸、2,5−ジ(ω−(メタ)アクリロイルオキシアルキル(オキシ))安息香酸、3−(ω−(メタ)アクリロイルオキシアルキル(オキシ))安息香酸、3,4−ジ(ω−(メタ)アクリロイルオキシアルキル(オキシ))安息香酸、4−(ω−(メタ)アクリロイルオキシアルキル(オキシ))安息香酸で、アルキル鎖のメチレン基の数が1〜14のものが挙げられる。特にメチレン基の数が2〜10のものがさらに好ましい。
また、前記親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物は親水性が高いため、一般式(1)で表される化合物との相溶性は良好であるが、まれに結晶化が生じる組み合わせがある。その場合、平滑な膜が得られないため配向規制力に影響が生じるおそれがあるので、配合した状態で結晶性が著しく高くならないような前記親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物と一般式(1)で表される化合物との組み合わせが好ましい。結晶化の有無は、例えば、光学的観察や分光分析、散乱実験等により判断が可能である。
本発明で使用する光配向膜用組成物は、塗布性を良好にする目的で、通常溶媒を使用する。溶媒に使用する溶剤としては、特に限定はないが、前記化合物が良好な溶解性を示す溶媒を使用するのが好ましい。例えば、メタノール、エタノール等のアルコール系溶剤、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブタンジオール等のジオール系溶剤、テトラヒドロフラン、2−メトキシエターノール、2−ブトキシエタノール、2−(2−エトキシエトキシ)エタノール、2−(2−ブトキシエトキシ)エタノール等のエーテル系溶剤、2−ピロリドン、N−メチルピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド等のアミド系溶剤、γ−ブチロラクトン、クロロベンゼン、ジメチルスルホキシド、等が挙げられる。これらは、単独で使用することもできるし、2種類以上混合して使用することもできる。また、本発明の効果を損なわない範囲で、公知慣用の添加剤を添加してもよい。
通常、固形分比が0.2質量%以上となるように調製する。中でも0.5〜10質量%となるように調製することが好ましい。
本発明で使用する光配向膜用組成物を均一に塗布し、膜厚の均一な光配向膜を得るために、汎用の添加剤を使用することもできる。例えば、レベリング剤、チキソ剤、界面活性剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、抗酸化剤、表面処理剤、等の添加剤を液晶の配向能を著しく低下させない程度添加することができる。
本発明の光配向膜用組成物を使用して光配向膜を得るには、該光配向膜用組成物を基板上に塗布乾燥した後に、紫外線、あるいは、可視光線等の異方性を有する光を照射し、一般式(1)で表される化合物を配向させる。同時に、又はその後、光または熱により親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物を重合させることで、光配向膜を得ることができる。
本発明で使用する光配向膜用組成物を、基板上にスピンコーティング法、グラビア印刷法、フレキソ印刷法、インクジェット法、ダイコーティング法、キャップコーティング法、ディッピング法等、公知慣用の方法によって塗布または印刷し、乾燥させて膜を得る。使用する基板は、液晶表示素子や光学異方体に通常用いられる基板であって、光配向膜用組成物溶液の塗布後の乾燥時、あるいは液晶素子製造時における加熱に耐えうる耐溶剤性と耐熱性を有する材料であれば、特に制限はない。そのような基板としては、ガラス基板、セラミックス基板、金属基板や高分子材料基板、等が挙げられる。高分子材料基板としては、セルロース誘導体、ポリシクロオレフィン誘導体、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリアリレート、ナイロン、ポリスチレン等を用いることができる。光配向膜用組成物の塗布性や接着性向上のために、これらの基板の表面処理を行っても良い。表面処理として、オゾン処理、プラズマ処理などが挙げられる。また、光の透過率や反射率を調節するために、基板表面に有機薄膜、無機酸化物薄膜や金属薄膜等を蒸着など方法によって設けても良い。
通常は、有機溶剤で希釈した溶液を塗布するので、塗布後は乾燥させ、光配向膜用膜を得る。乾燥させる場合は加熱乾燥が好ましい。
前記方法により得た光配向膜用膜に、異方性を有する光を照射して液晶配向機能を付与(以下、光異性化工程と略す)して、光異性化した光配向膜用膜を作成する。光異性化工程で使用する、異方性を有する光としては、直線偏光や楕円偏光等の偏光、もしくは基板面に対して斜めの方向から非偏光があげられる。偏光は直線偏光、楕円偏光のいずれでも良いが、効率よく光配向を行うためには、消光比の高い直線偏光を用いることが好ましい。
照射する光は、使用する化合物の光配向性基が吸収を有する波長領域の光であれば良い。例えば光配向性基がアゾベンゼン構造を有する場合は、アゾベンゼンのπ→π*遷移による強い吸収がある、波長330〜500nmの範囲の紫外線が特に好ましい。
前記光源からの光を偏光フィルターやグラントムソン、グランテ−ラ−等の偏光プリズムを通すことで紫外線の直線偏光を得ることができる。
また、偏光、非偏光のいずれを使用する場合でも、照射する光は、ほぼ平行光であることが特に好ましい。
冷却条件としては、冷却温度が20℃で1分以上であるが、冷却温度が20℃よりも低い場合は、その限りではない。冷却温度としては、用いる溶剤の融点以上であればよいが、通常、40℃〜20℃の範囲が好ましい。液晶配向機能が向上した、より安定な光配向膜を得るには10℃以下が好ましく、冷却時間としては5分以上が好ましい。さらに冷却時間を短縮させるには冷却温度は5℃以下が好ましい。
また、結露防止のため、冷却をする際に乾燥空気や窒素、アルゴン雰囲気下で行ってもよいし、乾燥空気や窒素等を基板に吹きかけながら冷却してもよい。
光配向膜として使用する場合は、光異性化工程後、親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物を重合させる。この場合は、後述の光重合開始剤を添加しておくことが好ましい。重合方法は光照射又は熱でよいが、光照射で行う場合は、光異性化工程で得られた配向状態を乱さないようにするため、アゾベンゼン骨格が持つ吸収帯以外の波長で行われることが好ましいとされる。このような光は、具体的には320nm以下の紫外光であるが、320nm以下の紫外光により光配向膜及び重合性液晶組成物が分解などを引き起こす場合は、320nm以上の紫外光で重合処理を行ったほうが好ましい場合もある。
320nm以上の紫外光によって、既に得られたアゾベンゼン骨格の配向が乱されないようにするためには、通常は、アゾベンゼン骨格が有する光の吸収帯とは異なる光吸収波長帯域を持つ光重合開始剤を使用するのが好ましい。また、通常の光重合開始剤の吸収帯よりも長波長の光を吸収し、重合開始剤へのエネルギー移動を起こすことによって重合反応を誘起する化合物を混合しても良い。これらにより、光配向操作で固定されている光配向膜用組成物の配向状態を乱さずに、重合させることができる。一方、重合のための光を光配向操作と同じ方向から照射する場合や、アゾベンゼン骨格の吸収遷移モーメントと直交する偏波面を有する偏光照射を行えば、得られた配向状態を乱す恐れがないので、任意の波長を使用することができる。
例えば、光配向材料に光重合開始剤を添加しておき、光配向材料を配向させるような光を照射すると、光配向と光重合を同時に行うことができる。また、光配向を、重合阻害をおこすような雰囲気、例えば空気中で行うことにより、光配向のみ行い、その後、雰囲気を、重合阻害を及ぼさない、例えば、窒素中に変更することにより、光重合を開始させることもできる。この場合は、光配向の時の照射量を調整し、重合阻害の雰囲気で光配向を行っているうちに、すべての光重合開始剤を消費しないようにすることが好ましい。
320nm以下の紫外光で使用できる光重合開始剤としては1−ヒドロキシルシクロヘキシルフェニルケトン(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「イルガキュア184」)、1−[4−(2−ヒドロキシルエトキシ)−フェニル]−2−ヒドロキシル2−メチル−1−プロパン−1−オン、2−ヒドロキシル2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン(メルク社製「ダロキュア1173」)などが挙げられる。
また、アゾベンゼン骨格が有する光の吸収帯とは異なる光吸収波長帯域を持つ光重合開始剤としては、例えば、特許第3016606号に記載の近赤外線吸収色素と有機ホウ素を組み合わせたもの等が挙げられる。
その他の光重合開始剤としては、例えば、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシル2−メチルプロパン−1−オン(メルク社製「ダロキュア1116」)、2−メチル−1−[(メチルチオ)フェニル]−2−モリホリノプロパン−1(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「イルガキュア907」)。ベンジルメチルケタ−ル(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「イルガキュア651」)。2,4−ジエチルチオキサントン(日本化薬社製「カヤキュアDETX」)とp−ジメチルアミノ安息香酸エチル(日本化薬社製「カヤキュアEPA」)との混合物、イソプロピルチオキサントン(ワ−ドプレキンソップ社製「カンタキュア−ITX」)とp−ジメチルアミノ安息香酸エチルとの混合物、アシルフォスフィンオキシド(BASF社製「ルシリンTPO」)、などが挙げられる。光重合開始剤の使用量は重合性液晶化合物に対して10質量%以下が好ましく、0.5〜5質量%が特に好ましい。
本発明の光配向膜用組成物を使用して光学異方体を得るには、前記記載の光配向膜上に重合性液晶を塗布し、配向させた状態で重合させる。
重合性液晶組成物の重合操作は、光重合の場合は、前記光配向膜を作成する場合の重合操作と同様におこなえば良い。加熱による重合は、重合性液晶組成物が液晶相を示す温度又はそれより低温で行うことが好ましく、特に加熱によりラジカルを放出する熱重合開始剤を使用する場合にはその開裂温度が上記の温度域内にあるものを使用することが好ましい。また、該熱重合開始剤と光重合開始剤とを併用する場合には上記の温度域の制限と共に光配向膜と重合性液晶膜の両層の重合速度が大きく異なることの無い様に重合温度と各々の開始剤を選択することが好ましい。加熱温度は、重合性液晶組成物の液晶相から等方相への転移温度にもよるが、熱による不均質な重合が誘起されてしまう温度よりも低い温度で行うことが好ましく、20℃〜300℃が好ましく、30℃〜200℃がさらに好ましく、30℃〜120℃が特に好ましい。また例えば、重合性基が(メタ)アクリロイルオキシ基である場合は、90℃よりも低い温度で行うことが好ましい。
(方法1)
基板上に、前記光配向膜用組成物の膜を作成する工程1と、前記光配向膜用組成物の膜上に重合性液晶組成物膜を作成する工程2と、異方性を有する光を照射して、一般式(1)で表される化合物及び液晶分子を配向させながら親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物と重合性液晶組成物を重合させる工程3を、この順に行う製造方法。
該方法においては、配向膜中に共存する親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物と重合性液晶を重合させるので、光配向膜層と液晶重合体層との両層間に結合関係を導入でき、特に界面の密着性及び耐久性に優れた光学異方体が得られる。また、異方性を有する光を1度照射するだけで、光異性化反応と重合とを同時に行うことができるので、効率的である。
基板上に、前記光配向膜用組成物の膜を作成する工程1と、前記光配向膜用組成物の膜に異方性を有する光を照射して一般式(1)で表される化合物を配向させる工程2と、前記光配向膜用組成物の膜上に重合性液晶組成物膜を作成する工程3と、熱又は光により親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物と重合性液晶組成物を重合させる工程4を、この順に行う製造方法。
該方法においては、前記光配向膜用組成物の膜に直接光を照射するので、より液晶配向能の高い光配向膜を得ることができ、さらに、配向膜中に共存する親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物と重合性液晶を重合させるので、光配向膜層と液晶重合体層との両層間に結合関係を導入でき、特に界面の密着性及び耐久性に優れた光学異方体が得られる。
基板上に、前記光配向膜用組成物の膜を作成する工程1と、前記光配向膜用組成物の膜に異方性を有する光を照射して一般式(1)で表される化合物を配向させる工程2と、親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物を熱又は光により重合させる工程3と、前記光配向膜用組成物の膜上に重合性液晶組成物膜を作成する工程4と、熱又は光により重合性液晶組成物を重合させる工程5を、この順に行う製造方法。
該方法においては、重合性液晶組成物層を形成する前に親水性を有する(メタ)アクリレートを重合させるので、機械的、あるいは化学的強度に優れた光配向膜が得られ、光配向膜を形成した基板を積み重ねたり巻き取ったりするプロセスが含まれる場合には好適である。また、光配向の工程を光重合の工程とは分けて行うので配向規制力の制御が容易である。
基板上に、前記光配向膜用組成物の膜を作成する工程1と、前記光配向膜用組成物の膜に異方性を有する光を照射して一般式(1)で表される化合物を配向させながら親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物を重合させる工程2と、前記光配向膜用組成物の膜上に重合性液晶組成物を塗布し配向させる工程3と、熱又は光により重合性液晶組成物を重合させる工程4を、この順に行う製造方法。
該方法においては、重合性液晶組成物層を形成する前に親水性を有する(メタ)アクリレートを重合させるので、機械的、あるいは化学的強度に優れた光配向膜が得られ、光配向膜を形成した基板を積み重ねたり巻き取ったりするプロセスが含まれる場合には好適である。また、異方性を有する光を1度照射するだけで、光異性化反応と重合とを同時に行うことができるので、効率的である。
本発明で使用する重合性液晶組成物は、単独又は他の液晶化合物との組成物において液晶性を示す、重合性基を有する化合物を含む液晶組成物である。例えば、Handbook of Liquid Crystals (D. Demus, J. W. Goodby, G. W. Gray, H. W. Spiess, V. Vill編集、Wiley−VCH 社発行、1998年)、季刊化学総説No.22、液晶の化学(日本化学会編、1994年)、あるいは、特開平7−294735号公報、特開平8−3111号公報、特開平8−29618号公報、特開平11−80090号公報、特開平11−148079号公報、特開2000−178233号公報、特開2002−308831号公報、特開2002−145830号公報に記載されているような、1,4−フェニレン基、1,4−シクロヘキシレン基等の構造が複数繋がったメソゲンと呼ばれる剛直な部位と、(メタ)アクリロイルオキシ基、ビニルオキシ基、エポキシ基といった重合性官能基とを有する棒状重合性液晶化合物、 あるいは特開2004−2373号公報、特開2004−99446号公報に記載されているようなマレイミド基を有する棒状重合性液晶化合物、 あるいは特開2004−149522号公報に記載されているようなアリルエーテル基を有する棒状重号性液晶化合物、あるいは、例えば、Handbook of Liquid Crystals (D. Demus, J. W. Goodby, G. W. Gray, H. W. Spiess, V. Vill編集、Wiley−VCH 社発行、1998年)、季刊化学総説No.22、液晶の化学(日本化学会編、1994年)や、特開平07−146409号公報に記載されているディスコティック重合性化合物があげられる。中でも、重合性基を有する棒状液晶化合物が、液晶温度範囲として室温前後の低温を含むものを作りやすく好ましい。
前記重合性液晶組成物に使用する溶剤としては、特に限定はないが、前記化合物が良好な溶解性を示す溶媒が使用できる。例えば、トルエン、キシレン、メシチレン等の芳香族系炭化水素、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル等のエステル系溶剤、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン系溶剤、テトラヒドロフラン、1,2−ジメトキシエタン、アニソール等のエーテル系溶剤、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、等のアミド系溶剤、γ−ブチロラクトン、クロロベンゼン等が挙げられる。これらは、単独で使用することもできるし、2種類以上混合して使用することもできる。また、添加剤を添加することもできる。
具体的には、例えば、キラル基としてコレステリル基を有するペラルゴン酸コレステロール、ステアリン酸コレステロール、キラル基として2−メチルブチル基を有するビーディーエイチ社製の「CB−15」、「C−15」、メルク社製の「S−1082」、チッソ社製の「CM−19」、「CM−20」、「CM」、キラル基として1−メチルヘプチル基を有するメルク社製の「S−811」、チッソ社製の「CM−21」、「CM−22」などを挙げることができる。
キラル化合物を添加する場合は、本発明の重合性液晶組成物の重合体の用途によるが、得られる重合体の厚み(d)を重合体中での螺旋ピッチ(P)で除した値(d/P)が0.1〜100の範囲となる量を添加することが好ましく、0.1〜20の範囲となる量がさらに好ましい。
一般式(1)で表される化合物として式(a)で示される化合物1部をN−メチル−2−ピロリドン(NMP)49部に溶解させた後、式(b)で示される親水性基及び(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物「HOA−MPL」1部、2−ブトキシエタノール(BC)49部を加え溶液を作成した。得られた溶液を0.45μmのメンブランフィルターでろ過し、光配向膜用組成物(1)を得た。
一般式(1)で表される化合物、親水性基及び(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物の種類、配合(部)を変更した以外は、光配向膜用組成物(1)と同様にして光配向膜用組成物(2)〜(12)及び(16)を調整した。なお、光配向膜用組成物(13)及び(14)は親水性基及び(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物を含まず、光配向膜用組成物(15)は一般式(1)で表される化合物と親水性基を有さないアクリレートからなる。該組成は表1に示すとおりである。
光配向膜用組成物(1)〜(12)及び(16)に使用したアクリレートは全て親水性基を有するアクリレートである(共栄社化学(株)製のライトアクリレートHOA−MPL(b)、共栄社化学(株)社製のライトアクリレートHOA−HH(c)、ナガセケムテックス(株)社製のデコナールアクリレートDA−212(d)、ナガセケムテックス(株)社製のデコナールアクリレートDA−111(e)、ナガセケムテックス(株)社製のデコナールアクリレートDA−911M(f)、ナガセケムテックス(株)社製のデコナールアクリレートDA−931(g)、3,4−ジ(3−アクリロイルオキシプロポキシ)安息香酸(h)、大日本インキ化学工業(株)社製ディックライトUE−8200(i))。
光配向膜用組成物(5)、(7)では2種類の親水性基を有するアクリレートが含まれている。また光配向膜用組成物(13)〜(15)は比較例用組成物、また光配向膜用組成物(16)は参考例用組成物である。
化合物(c)〜(k)の構造は以下のとおりである。
式(m)で示される化合物15部、式(n)で示される化合物15部をキシレン70部に溶解させた後、イルガキュア907(チバスペシャリティケミカルズ(株)社製)1.2部、式(p)で示されるアクリル共重合体0.3部を加え、溶液を得た。得られた溶液を0.45μmのメンブランフィルターでろ過し、重合性液晶組成物(LC−1)を得た。
光学異方体の配向性は、外観目視、及び、偏光顕微鏡観察することにより、5段階で評価した。
A:目視で均一な配向が得られており、偏光顕微鏡観察でも欠陥が全くない
B:目視では均一な配向が得られているが、偏光顕微鏡観察での配向面積は90〜100%
C:目視ではA、B程の配向は得られていないが、偏光顕微鏡観察での配向面積は60〜90%
D:目視では無配向に近いが、偏光顕微鏡観察での配向面積は40〜60%
E:目視では無配向で、偏光顕微鏡観察での配向面積も40%以下
尚、ここで使用した試験用溶剤は、配向膜用組成物の希釈目的に汎用に使用される溶剤の組み合わせである。
A:目視で膜の変化が全くなく、偏光顕微鏡観察でも欠陥が全くない
B:目視では膜の変化が全くないが、偏光顕微鏡観察ではクラックが発生している
C:目視では一部膜が剥がれているが、偏光顕微鏡観察でのクラック発生はBと同レベル
D:目視では膜の大半が剥がれている
E:目視で膜全体が剥がれている
(実施例1)
光配向膜用組成物(1)をスピンコーターでガラス基板上に塗布し、100℃で1分間乾燥した。このときの乾燥膜厚は20nmであった。
次に超高圧水銀ランプに波長カットフィルター、バンドパスフィルター、及び、偏光フィルターを介して、波長365nm付近の可視紫外光(照射強度:10mW/cm2)の直線偏光でかつ平行光を、ガラス基板に対して垂直方向から照射し、配向させた。照射量は500mJ/cm2であった。
得られた光配向膜上にスピンコーターで重合性液晶組成物(LC−1)を塗布し、80℃で1分乾燥後、窒素雰囲気下で紫外線を1J/cm2照射して、(LC−1)及び(LC−1)と化合物(b)を重合させ、光学異方体を得た。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(2)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(3)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(4)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(5)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(6)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はBであった。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(7)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(8)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(9)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(10)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(11)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はBであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(12)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに、光配向膜用組成物(13)を使用した以外は、実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることがわかったが、この光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はEであり、親水性アクリレートを含まない組成の場合は耐薬品性・耐溶剤性に劣ることがわかった。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに、光配向膜用組成物(14)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はEであった。アクリレート化した化合物を使用した場合は、500mJ/cm2という少ない照射量で均一で良配向な光学異方体が得られないことがわかった。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに、光配向膜用組成物(15)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。光配向膜用組成物(15)には親水性ではないアクリレートであるラウリルアクリレートが含まれているが、光配向膜作製時に相分離を起こし、不均一な白濁模様を呈していた。その結果、配向性はDであり、良配向が得られなかった。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに、光配向膜用組成物(16)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はEであった。アクリレート化した化合物を使用した場合は、500mJ/cm2という少ない照射量で均一で良配向な光学異方体が得られないことがわかった。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。
一般式(1)で表される化合物として式(a)で示される化合物0.5部、化合物(2)として式(q)で表される化合物0.5部をN−メチル−2−ピロリドン(NMP)49部に溶解させた後、式(d)で示される親水性基を有するアクリレート(DA−212)1部、2−ブトキシエタノール(BC)49部を加え、溶液を作成した。得られた溶液を0.45μmのメンブランフィルターでろ過し、光配向膜用組成物(17)を得た。
配合する化合物、及び配合量を変更した以外は、光配向膜用組成物(17)と同様にして光配向膜用組成物(18)〜(29)を得た。該組成は表2に示すとおりである。
光配向膜用組成物(17)〜(29)に使用したアクリレートは全て親水性基を有するアクリレートである(ナガセケムテックス(株)社製のデコナールアクリレートDA−212(d)、ナガセケムテックス(株)社製のデコナールアクリレートDA−111(e)、ナガセケムテックス(株)社製のデコナールアクリレートDA−911M(f))。
化合物(r)〜(w)の構造は以下のとおりである。
耐熱性は230℃、4時間加熱前後の光学異方体のリタデーションを測定(中央精機 DI4RD)し比較することにより評価した。加熱前のリタデーションをRe1(nm)、加熱後のリタデーションをRe2(nm)とし、加熱前のリタデーションに対する加熱後のリタデーションの比の百分率Re%(%)(Re%=Re2/Re1×100)を耐熱性の指標とした。耐熱性が良いほうがリタデーションの変化が少ないのでRe%の値が大きいほうが耐熱性に優れるということになる。
(実施例13)
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(17)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。また、そのときの耐熱性の評価結果はRe%=68%と耐熱性に優れていた。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(18)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。また、そのときの耐熱性の評価結果はRe%=71%と耐熱性に優れていた。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(19)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。また、そのときの耐熱性の評価結果はRe%=74%と耐熱性に優れていた。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(20)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。また、そのときの耐熱性の評価結果はRe%=67%と耐熱性に優れていた。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(21)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。また、そのときの耐熱性の評価結果はRe%=73%と耐熱性に優れていた。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(22)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。また、そのときの耐熱性の評価結果はRe%=68%と耐熱性に優れていた。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(23)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。また、そのときの耐熱性の評価結果はRe%=69%と耐熱性に優れていた。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(24)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。また、そのときの耐熱性の評価結果はRe%=67%と耐熱性に優れていた。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(25)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。また、そのときの耐熱性の評価結果はRe%=69%と耐熱性に優れていた。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(26)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。また、そのときの耐熱性の評価結果はRe%=76%と耐熱性に優れていた。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(27)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。また、そのときの耐熱性の評価結果はRe%=70%と耐熱性に優れていた。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(28)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。また、そのときの耐熱性の評価結果はRe%=67%と耐熱性に優れていた。
光配向膜用組成物として(1)の代わりに(29)を使用した以外は実施例1と同様に光学異方体を作製した。その結果、配向性はAであり、500mJ/cm2という少ない照射量で良配向を得ることができた。光学異方体の耐溶剤・耐薬品性の評価結果はAであった。また、そのときの耐熱性の評価結果はRe%=70%と耐熱性に優れていた。
比較例1で得た光学異方体の耐熱性を評価した結果Re%=59%と小さかった。
Claims (9)
- 一般式(1)で表される化合物、及び、親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物を含有することを特徴とする光配向膜用組成物。
(式中、R1およびR2は各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシル基若しくはそのアルカリ金属塩、ハロゲン化メチル基、ハロゲン化メトキシ基、シアノ基、ニトロ基、−OR5(ただしR5は、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数3〜6のシクロアルキル基又は炭素原子数1〜6のアルコキシ基で置換された炭素原子数1〜6のアルキル基を表す)、炭素原子数1〜4のヒドロキシルアルキル基、−CONR6R7(ただしR6及びR7は、各々独立して水素原子又は炭素原子数1〜6のアルキル基を表す)、又はメトキシカルボニル基を表し、R3およびR4は各々独立して、カルボキシル基若しくはそのアルカリ金属塩、スルホ基若しくはそのアルカリ金属塩、ニトロ基、アミノ基、カルバモイル基、アルコキシカルボニル基、スルファモイル基、又はヒドロキシル基を表す。) - 前記親水性基がヒドロキシル基又はカルボキシル基である、請求項1に記載の光配向膜用組成物。
- 前記親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物を、組成物中の全不揮発成分に対して10〜90質量%含む、請求項1に記載の光配向膜用組成物。
- 前記一般式(1)で表される化合物が、
前記一般式(1)におけるR3およびR4がスルホ基またはそのアルカリ金属塩である化合物(1−1)であり、
更に、一般式(2−1)で表される化合物、一般式(2−2)で表される化合物、及び、置換基としてヒドロキシル基を有するトリフェニレン(2−3)からなる群から選ばれる少なくとも1つの化合物(2)を含み、
前記化合物(1−1)と、前記化合物(2)との比率が、1:0.1〜1:10の範囲である、請求項1に記載の光配向膜用組成物。
(一般式(2−1)中、R11、R12は、各々独立して、ヒドロキシル基、又は(メタ)アクリロイルオキシ基、(メタ)アクリロイルオキシ基、(メタ)アクリルアミド基、ビニル基、ビニルオキシ基、及びマレイミド基からなる群から選ばれる重合性官能基を表し、X11は、R11がヒドロキシル基の場合、単結合を表し、R11が重合性官能基の場合、−(A1−B1)m−で表される連結基を表し、X12は、R12がヒドロキシル基の場合、単結合を表し、R12が重合性官能基の場合、−(A2−B2)n−で表される連結基を表す。ここで、A1はR11に結合するものとし、A2はR12に結合するものとする。A1及びA2は各々独立して単結合、又は二価の炭化水素基を表し、B1及びB2は各々独立して単結合、−O−、−CO−O−、−O−CO−、−CO−NH−、−NH−CO−、−NH−CO−O−、又は−O−CO−NH−を表す。m及びnは各々独立して1〜4の整数を表す。但し、m又はnが2以上のとき、複数あるA1、B1、A2及びB2は同じであっても異なっていても良い。但し、二つのB1又はB2の間に挟まれたA1又はA2は、単結合ではないものとする。
R13およびR14は各々独立して、水素原子、ハロゲン原子、カルボキシル基若しくはそのアルカリ金属塩、ハロゲン化メチル基、ハロゲン化メトキシ基、シアノ基、ニトロ基、−OR17(ただしR17は、炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数3〜6のシクロアルキル基又は炭素原子数1〜6のアルコキシ基で置換された炭素原子数1〜6のアルキル基を表す)、炭素原子数1〜4のヒドロキシルアルキル基、又は−CONR18R19(R18及びR19は、各々独立して水素原子又は炭素原子数1〜6のアルキル基を表す)、またはメトキシカルボニル基を表す。
R15およびR16は各々独立して、カルバモイル基、又はスルファモイル基を表す。)
(一般式(2−2)中、R21およびR22は各々独立して、水素原子、炭素原子数1〜6のアルキル基あるいは炭素原子数1〜6のアルコキシ基を表し、A11及びA12は各々独立して、置換基としてアミノ基及びスルホ基若しくはそのアルカリ金属塩を有するナフタレン環、又は、置換基としてアミノ基及びスルホ基若しくはそのアルカリ金属塩を有するベンゼン環を表す。) - 液晶配向膜上に作成した重合性液晶組成物の膜を配向させた状態で重合させて得られる光学異方体であって、該液晶配向膜が、請求項1に記載の光配向膜用組成物の膜を配向させて得られたものであることを特徴とする光学異方体。
- 基板上に、請求項1に記載の光配向膜用組成物の膜を作成する工程1と、前記光配向膜用組成物の膜上に重合性液晶組成物膜を作成する工程2と、異方性を有する光を照射して、一般式(1)で表される化合物及び液晶分子を配向させながら親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物と重合性液晶組成物を重合させる工程3を、この順に行うことを特徴とする、光学異方体の製造方法。
- 基板上に、請求項1に記載の光配向膜用組成物の膜を作成する工程1と、前記光配向膜用組成物の膜に異方性を有する光を照射して一般式(1)で表される化合物を配向させる工程2と、前記光配向膜用組成物の膜上に重合性液晶組成物膜を作成する工程3と、熱又は光により親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物と重合性液晶組成物を重合させる工程4を、この順に行うことを特徴とする、光学異方体の製造方法。
- 基板上に、請求項1に記載の光配向膜用組成物の膜を作成する工程1と、前記光配向膜用組成物の膜に異方性を有する光を照射して一般式(1)で表される化合物を配向させる工程2と、親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物を熱又は光により重合させる工程3と、前記光配向膜用組成物の膜上に重合性液晶組成物膜を作成する工程4と、熱又は光により重合性液晶組成物を重合させる工程5を、この順に行うことを特徴とする、光学異方体の製造方法。
- 基板上に、請求項1に記載の光配向膜用組成物の膜を作成する工程1と、前記光配向膜用組成物の膜に異方性を有する光を照射して一般式(1)で表される化合物を配向させながら親水性基と(メタ)アクリロイルオキシ基を有する化合物を重合させる工程2と、前記光配向膜用組成物の膜上に重合性液晶組成物を塗布し配向させる工程3と、熱又は光により重合性液晶組成物を重合させる工程4を、この順に行うことを特徴とする、光学異方体の製造方法。
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