JP4931937B2 - 部品自動組付け装置及び方法 - Google Patents
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Description
この加工装置は、多関節型ロボットにより加工前ストッカーからワークを取り出して工具ステーション上の加工位置に搬送して保持し、撮影手段にてワークを撮影し、その撮影情報に基づいて工具ステーションの工具によりワークに面取り加工を施し、加工終了後、多関節型ロボットによりワークを加工後ストッカーに搬送するものである。
一方、この加工装置における多関節型ロボットを、前述の部品自動組付け装置において、親部品を搬送及び保持するために適用したとしても、子部品をパーツ置き台に移載する工程、パーツ置き台に移載した子部品を保持して親部品の組付け位置に搬送する工程、組付け位置にて子部品を組付ける組付け工程という一連の工程を、それぞれ専用の機構ユニット又は装置により行う必要があり、組付け作業を完了するまでの時間が長くなり、生産性の向上を図るには限界がある。
この構成によれば、多関節型の第1ハンドリングロボットにより、親部品を保持した状態で、3次元的に搬送すると共に姿勢を変更して所定位置に位置決めし、多関節型の第2ハンドリングロボットにより子部品を所定位置に搬入し、組付けユニットにより、子部品を親部品に組付けることができる。
このように、親部品のハンドリングは第1ハンドリングロボットだけで行い、子部品のハンドリングは第2ハンドリングロボットだけで行うため、搬入、搬出、移載、位置決め、保持等の種々の動作を行う専用の機構(ユニット)又は装置を設ける場合に比べて、装置を簡素化、低コスト化でき、又、装置の設置面積を省スペース化でき、さらに、組付け作業に要する動作を簡素化でき、それ故に組付け作業に要する時間を短縮化でき、生産性を向上させることができる。さらに、親部品及び子部品の搬送を行うために、従来のようなコンベア等を用いないため、この装置を含む生産システムのレイアウトを自由に設定することができる。
特に、組付けユニットが圧入ユニットを含み、この圧入ユニットが、第1ハンドリングロボットの保持ハンド又は保持した親部品の一部を当接させて圧入荷重を受ける当接部を含むため、第1ハンドリングロボットで親部品を保持した状態で、圧入ユニットにより子部品を親部品に圧入する際に、保持ハンド又は親部品の一部を当接部に当接させて、圧入荷重を反対側から受けることにより、親部品の位置ずれを防止でき、子部品を確実に圧入することがきる。
この構成によれば、第2ハンドリングロボットが、子部品供給ユニットの取出し位置から子部品を取り出す際に、撮影手段で子部品の状態を撮影することで、この撮影情報に基づいて第2ハンドリングロボットの駆動制御を行うことができ、間違った子部品を取り出すことなく、所望の正しい子部品を確実に取り出すことができる。
この構成によれば、上流側載置台に対して組付け前の親部品が(例えば、別のロボットにより)搬入されると、第1ハンドロングロボットがその親部品を保持して組付け作業を行う所定位置まで搬送し、所定の組付け作業が完了すると、その組付け後の親部品を下流側載置台まで搬送して移載することができる。
これにより、複数の親部品に対する子部品の組付け作業を連続的に行うことができ、この装置を一連の作業を行う生産システムの一部に容易に組込むことができる。
この構成によれば、構造の簡素化、設置面積の省スペース化等を達成しつつ、親部品に対して子部品を効率良く高精度に組付けることができる。
この構成によれば、親部品のハンドリングは第1ハンドリングロボットだけで行い、子部品のハンドリングは第2ハンドリングロボットだけで行うため、搬入、搬出、移載、位置決め、保持等の種々の動作を行う専用の機構(ユニット)又は装置を設ける場合に比べて、装置を簡素化、低コスト化でき、又、装置の設置面積を省スペース化でき、さらに、組付け作業に要する動作を簡素化でき、それ故に組付け作業に要する時間を短縮化でき、生産性を向上させることができる。さらに、親部品及び子部品の搬送を行うために、従来のようなコンベア等を用いないため、この装置を含む生産システムのレイアウトを自由に設定することができる。
特に、圧入ユニットの当接部が、第1ハンドリングロボットの保持ハンド又は保持した親部品の一部を当接させて圧入荷重を受けるため、第1ハンドリングロボットで親部品を保持した状態で、圧入ユニットにより子部品を親部品に圧入する際に、保持ハンド又は親部品の一部を当接部に当接させて圧入荷重を反対側から受けることにより、親部品の位置ずれを防止でき、子部品を確実に圧入することがきる。
CP キャッププラグ(子部品)
SP ネジプラグ(子部品)
W ワッシャ(子部品)
10 ベース
20 第1ハンドリングロボット
21 保持ハンド
21a,21b 把持片
21c ガイド
21d 駆動アクチュエータ
30 第2ハンドリングロボット
31,32,33 保持ハンド
31a,31b,32a,32b,33a,33b 把持片
31c,32c,33c ヘッド
31d,32d,33d 駆動アクチュエータ
40,40´,40´´ 子部品供給ユニット
41,41´,41´´ 補助ホッパ
42,42´,42´´ ボールフィーダ
42a,42a´,42a´´ 案内通路
P,P´,P´´ 取出し位置
50 圧入ユニット(組付けユニット)
51 冶具フレーム
51a,51b 延出部
51b´ 当接部
52 圧入ロッド
52a 縮径部
53 駆動アクチュエータ
54 シール塗布ユニット
54a ノズル
60 締結ユニット(組付けユニット)
61 フレーム
62 ネジ締めロッド
62a 嵌合部
63 駆動アクチュエータ
64 当接板
65 回転止めロッド
70 上流側載置台
80 下流側載置台
91,92,93,94,95 カメラ(撮影手段)
100 制御盤
110 ケース
この装置は、図1ないし図3に示すように、ベース10、親部品を取り扱う多関節型の第1ハンドリングロボット20、子部品を取り扱う多関節型の第2ハンドリングロボット30、子部品を供給する3つの子部品供給ユニット40,40´,40´´、子部品を親部品に圧入する組付けユニットとしての圧入ユニット50、子部品を親部品に締結する組付けユニットとしての締結ユニット60、ベース10に隣接して配置された上流側載置台70及び下流側載置台80、撮影手段としての複数のカメラ91〜95、種々の制御を司る制御盤100、制御盤100を除いて全体を覆うケース110等を備えている。
また、この装置では、親部品として種類の異なる複数のシリンダヘッドHを適用することができ、又、子部品として種類の異なる複数のキャッププラグCP,ワッシャW及びネジプラグSPを適用することができるようになっている。
尚、ベース10に取り付けるケース110は、組付け作業及びハンドリング動作を行う空間を覆うと共に、親部品(シリンダヘッドH)の搬入及び搬出用の開口と、子部品(キャッププラグCP,ワッシャW及びネジプラグSP)の搬入用の開口を備えるように形成されている。
そして、第1ハンドリングロボット20は、図2及び図5に示す二点差線L1の軌跡を最大移動範囲として、保持ハンド21(すなわち、シリンダヘッドH)を3次元的(X方向、Y方向、Z方向)に移動させると共に姿勢を変更させることができるようになっている。
そして、駆動アクチュエータ21dが把持片21bを把持片21aに近接させるように駆動することにより、把持片21bが把持片21aと協働してシリンダヘッドHを堅固に把持(保持)し、一方、駆動アクチュエータ21dが把持片21bを把持片21aから離隔させるように駆動することにより、把持片21bがシリンダヘッドHから離脱してシリンダヘッドHを解放するようになっている。
そして、第2ハンドリングロボット30は、図2及び図8に示す二点差線L2の軌跡を最大移動範囲として、保持ハンド31,32,33を3次元的(X方向、Y方向、Z方向)に移動させると共に姿勢を変更させることができるようになっている。
そして、駆動アクチュエータ31dが一対の把持片31a,31bを近接させるように駆動することにより、キャッププラグCPを把持(保持)し、一方、駆動アクチュエータ31dが一対の把持片31a,31bを離隔させるように駆動することにより、キャッププラグCPを解放するようになっている。
そして、駆動アクチュエータ32dが一対の把持片32a,32bを近接させるように駆動することにより、ネジプラグSPを把持(保持)し、一方、駆動アクチュエータ32dが一対の把持片32a,32bを離隔させるように駆動することにより、ネジプラグSPを解放するようになっている。
そして、駆動アクチュエータ33dが一対の把持片33a,33bを近接させるように駆動することにより、ワッシャWを把持(保持)し、一方、駆動アクチュエータ33dが一対の把持片33a,33bを離隔させるように駆動することにより、ワッシャWを解放するようになっている。
補助ホッパ41は、図11及び図12に示すように、ベルトコンベア41aを有し、外部からベルトコンベア41a上に供給されたキャッププラグCPをボールフィーダ42の略中央領域に落下させるようになっている。
ボールフィーダ42は、図11及び図12に示すように、中央部に位置する最も低い底面から螺旋状に徐々に高くなるように形成された案内通路42a、案内通路42a全体に振動を及ぼしてキャッププラグCPを順送りさせる起振部42b等を備えている。
案内通路42aの終端近傍には、第2ハンドリングロボット30(保持ハンド31)が順送りされたキャッププラグCPを把持して取り出す取出し位置Pが設定されている。
すなわち、子部品供給ユニット40は、補助ホッパ41によりキャッププラグCPを連続的にボールフィーダ42内に供給し、ボールフィーダ42によりキャッププラグCPを整列させて順送りし、案内通路42aの終端に達したキャッププラグCPは再び案内通路42aの底面に戻すようになっている。
補助ホッパ41´は、図11及び図12に示すように、ベルトコンベア41a´を有し、外部からベルトコンベア41a´上に供給されたネジプラグSPをボールフィーダ42´の略中央領域に落下させるようになっている。
ボールフィーダ42´は、図11及び図12に示すように、中央部に位置する最も低い底面から螺旋状に徐々に高くなるように形成された案内通路42a´、案内通路42a´全体に振動を及ぼしてネジプラグSPを順送りさせる起振部42b´等を備えている。
案内通路42a´の終端近傍には、第2ハンドリングロボット30(保持ハンド32)が順送りされたネジプラグSPを把持して取り出す取出し位置P´が設定されている。
すなわち、子部品供給ユニット40´は、補助ホッパ41´によりネジプラグSPを連続的にボールフィーダ42´内に供給し、ボールフィーダ42´によりネジプラグSPを整列させて順送りし、案内通路42a´の終端に達したネジプラグSPは再び案内通路42a´の底面に戻すようになっている。
補助ホッパ41´´は、図11及び図12に示すように、ベルトコンベア41a´´を有し、外部からベルトコンベア41a´´上に供給されたワッシャWをボールフィーダ42´´の略中央領域に落下させるようになっている。
ボールフィーダ42´´は、図11及び図12に示すように、中央部に位置する最も低い底面から螺旋状に徐々に高くなるように形成された案内通路42a´´、案内通路42a´´全体に振動を及ぼしてワッシャWを順送りさせる起振部42b´´等を備えている。
案内通路42a´´の終端近傍には、第2ハンドリングロボット30(保持ハンド33)が順送りされたワッシャWを把持して取り出す取出し位置P´´が設定されている。
すなわち、子部品供給ユニット40´´は、補助ホッパ41´´によりワッシャWを連続的にボールフィーダ42´´内に供給し、ボールフィーダ42´´によりワッシャWを整列させて順送りし、案内通路42a´´の終端に達したワッシャWは再び案内通路42a´´の底面に戻すようになっている。
また、子部品供給40,40´,40´´は、Y方向においてお互いに隣接して配置されると共に、X方向において第2ハンドリングロボット30に隣接して配置されているため、第2ハンドリングロボット30は、短い移動動作により、子部品供給ユニット40,40´,40´´の取出し位置P,P´,P´´に供給された子部品(キャッププラグCP、ネジプラグSP、ワッシャW)を取り出して、後述する圧入ユニット50又は締結ユニット60の所定位置に搬送(搬入)することができ、子部品の供給、子部品の所定位置への搬送(搬入)という一連の流れを円滑にかつ効率良く行うことができる。
冶具フレーム51は、図13に示すように、上方に延出する2つの延出部51a,51bを画定するように側面視にて略U字状に形成され、一方の延出部51aにおいて圧入ロッド52を往復動自在に支持すると共に駆動アクチュエータ53を固定し、他方の延出部51aにおいてシリンダヘッドHの一部をY方向の前方に向けて当接する当接部51b´を一体的に備えている。
圧入ロッド52は、その先端に縮径部52aを有し、この縮径部52aに対してキャッププラグCPの凹部が嵌め込まれるようになっている。
当接部51b´は、シリンダヘッドHの一部を当接させて、圧入ロッド52による圧入荷重を受けることで、シリンダヘッドHが圧入荷重に押されて位置ずれを生じるのを規制するようになっている。これにより、キャッププラグCPを所定の圧入孔H1に確実に圧入することができる。
このように、シール塗布ユニット54を設けたことにより、シール剤をシリンダヘッドHの圧入孔H1に塗布した後に、圧入ロッド52によりキャッププラグCPを圧入することで、キャッププラグCPをシリンダヘッドHに対して堅固に圧入かつ固着することができる。
ネジ締めロッド62は、その先端においてネジプラグSPの凹部に回転不能に嵌合される嵌合部62aを有し、この嵌合部62aに対してネジプラグSPの凹部が嵌め込まれるようになっている。
当接板64は、シリンダヘッドHの一部に当接して、ネジ締めの際に、シリンダヘッドHがネジ締めロッド62と一緒に回転するのを規制するようになっている。これにより、ネジプラグSPを所定のネジ孔H2に確実に締結することができる。尚、ネジプラグSPは、予めワッシャWが組込まれた状態で、ネジ孔H2に締結される。
したがって、組付けユニット(圧入ユニット50及び締結ユニット60)を中心にして、第1ハンドリングロボット20及び第2ハンドリングロボット30のハンドリング動作が行われるため、親部品(シリンダヘッドH)と子部品(キャッププラグCP,ネジプラグSP,ワッシャW)の搬送距離を短くすることができ、搬送動作を高速化でき、又、搬送に要する時間を短縮化できる。
ここで、カメラ91,9,93は、子部品の姿勢(上下逆か否か)、サイズ違い、子部品の間違い等があるか否かを確認し、その認識情報を制御盤100に送って、誤組付け等を未然に防止する役割をなしている。
すなわち、第2ハンドリングロボット30が、子部品供給ユニット40,40´,40´´の取出し位置P,P´,P´´から子部品(キャッププラグCP,ネジプラグSP,ワッシャW)を取り出す際に、カメラ91,92,93で子部品の状態を撮影し、この撮影情報に基づいて第2ハンドリングロボット30の駆動制御を行うことができ、間違った子部品を取り出すことなく、所望の正しい子部品を確実に取り出すことができる。
尚、間違った子部品は、取出し位置P,P´,P´´において、第2ハンドリングロボット30により取り出して別の排除スペースに排出してもよく、あるいは、監視者が制御盤100に組込まれた間違いを告知する告知信号に基づいて手作業により取り除いてもよい。
すなわち、圧入ユニット50によりキャッププラグCPを圧入する際に、キャッププラグCPの状態を撮影しつつその撮影情報をフィードバックすることで、所定の圧入孔H1に確実に圧入することができる。
すなわち、締結ユニット60によりネジプラグSPを締結する際に、ネジプラグSP及びワッシャWの状態を撮影しつつその撮影情報をフィードバックすることで、所定のネジ孔H2に確実に締結することができる。
下流側載置台80は、図1及び図2に示すように、第1ハンドリングロボット20の移動範囲内において、ベース10の後方左寄りに配置されて、この装置で子部品が組込まれたシリンダヘッドHを下流工程に搬出するために載置するようになっている。
そして、上流側載置台70に対して組付け前のシリンダヘッドHが(例えば、別のロボットにより)搬入されると、第1ハンドリングロボット20がそのシリンダヘッドHを把持(保持)して組付け作業を行う所定位置まで搬送し、把持した状態で所定の組付け作業が完了すると、その組付け後のシリンダヘッドHを下流側載置台80まで搬送して移載するようになっている。これにより、複数のシリンダヘッドHに対する子部品(キャッププラグCP,ネジプラグSP,ワッシャW)の組付け作業を連続的に行うことができ、この装置を一連の作業を行う生産システムの一部に容易に組込むことができる。
この配置によれば、第1ハンドリングロボット20がシリンダヘッドHを保持してハンドリング動作を行う際に、上流工程から組付け作業を行う所定位置までの搬送動作及び所定位置から下流工程への搬送動作を効率良く行うことができ、又、このような装置を組立セルとして連続して接続する際に、設置面積の省スペース化等を達成することができる。
すなわち、制御盤100により、第1ハンドリングロボット20、第2ハンドリングロボット30、子部品供給ユニット40,40´,40´´、圧入ユニット50、及び締結ユニット60が所定のタイミングで駆動制御されて、全体として円滑で効率の良い組付け作業が行われるようになっている。
すなわち、親部品のハンドリングは第1ハンドリングロボット20だけで行い、子部品のハンドリングは第2ハンドリングロボット30だけで行うため、搬入、搬出、移載、位置決め、保持等の種々の動作を行う専用の機構(ユニット)又は装置を設ける場合に比べて、装置を簡素化、低コスト化でき、又、装置の設置面積を省スペース化でき、さらに、組付け作業に要する動作を簡素化でき、それ故に組付け作業に要する時間を短縮化でき、生産性を向上させることができる。さらに、親部品及び子部品の搬送を行うために、従来のようなコンベア等を用いないため、この装置を含む生産システムのレイアウトを自由に設定することができる。
先ず、上流工程からロボット(不図示)により搬送されてきた子部品を組付ける前のシリンダヘッドHは、上流側載置台70に載置される。
第2ハンドリングロボット30は、組付けに必要な子部品(キャッププラグCP、ネジプラグSP、ワッシャW)を子部品供給ユニット40,40´,40´´の取出し位置P,P´,P´´から取り出して把持し、組付けユニット(圧入ユニット50又は締結ユニット60)の所定位置(縮径部52a、嵌合部62a、嵌合部62aに嵌合保持されたネジプラグSPのネジ部あるいは非ネジ部)に搬入して受け渡す。
第2ハンドリングロボット30によるハンドリング動作は、第1ハンドリングロボット20によりシリンダヘッドHが組付けユニットの所定位置に搬送及び位置決めされるハンドリング動作の開始前、あるいは、ハンドリング動作(搬送動作)の最中に行われる。
ここで、シール剤を塗布する場合は、第1ハンドリングロボット20は、シール塗布ユニット54に対応する所定位置にシリンダヘッドHを搬入して、シール塗布ユニット54によりシール剤の塗布作業が行われる。
これによれば、引き渡し動作を省いて動作を簡素化できると共に、子部品の脱落を確実に防止することができる。
シリンダヘッドHに対する子部品の組付けが全て完了すると、第1ハンドリングロボット20は、組付けが完了したシリンダヘッドHを下流側載置台80まで搬送し、その上に移載する。
その後、下流側載置台80上のシリンダヘッドHは、ロボット(不図示)により下流工程に搬出される。
尚、シリンダヘッドHの機種が変更になり、子部品の種類もそれに対応して変更になっても、同じ装置(設備)で、異なる種類のシリンダヘッドHの組付け作業を行うことができる。
上記実施形態においては、組付けユニットとして、圧入作業を行う圧入ユニット50、締結作業を行う締結ユニット60を示したが、これに限定されるものではなく、圧入ユニット50又は締結ユニット60の一方を複数配置してもよく、その他の組付け作業(圧入以外の挿着、落とし込み等)を行うユニットを採用してもよい。
上記実施形態においては、圧入ユニット50及び締結ユニット60の圧入方向及び締結方向として水平方向(Y方向)を示したが、これに限定されるものではなく、傾斜方向あるいは上下方向であってもよい。
上記実施形態においては、第2ハンドリングロボット30が3つの保持ハンド31,32,33を有する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、1つ又は2つあるいは4つ以上の保持ハンドを備えていてもよく、又、保持ハンドとして一対の把持片により把持する機構を示したが、把持以外の吸着あるいは磁着による保持手法を採用してもよい。
上記実施形態においては、圧入作業を行う場合に、シリンダヘッドHの一部を当接部51b´に当接させて位置決めする場合を示したが、これに限定されるものではなく、第1ハンドリングロボット20の保持ハンド21の一部を当接部51b´に当接させるようにしてもよい。
上記実施形態において、駆動力を発生する駆動アクチュエータとしては、モータ、エアシリンダ、油圧シリンダ、エアハイドロ式、ボールネジ式、チェーン駆動式等種々の駆動方式を採用することができる。
Claims (5)
- 親部品を保持して搬送すると共に所定位置に位置決めするべく3次元的に移動可能でかつ姿勢変更可能な保持ハンドをもつ多関節型の第1ハンドリングロボットと、
子部品を保持して搬送すると共に所定位置に位置決めするべく3次元的に移動可能でかつ姿勢変更可能な保持ハンドをもつ多関節型の第2ハンドリングロボットと、
前記第2ハンドリングロボットにより所定位置に搬入された子部品を、前記第1ハンドリングロボットにより保持された親部品に対して組付ける組付けユニットと、を備え
前記組付けユニットは、子部品を親部品に圧入する圧入ユニットを含み、
前記圧入ユニットは、前記第1ハンドリングロボットの保持ハンド又は保持した親部品の一部を当接させて圧入荷重を受ける当接部を含む、
部品自動組付け装置。 - 前記子部品供給ユニットの取出し位置に供給された子部品を撮影する撮影手段を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の部品自動組付け装置。 - 前記第1ハンドリングロボットの移動範囲内において、子部品を組付ける前の親部品を載置する上流側載置台と、子部品を組付けた後の親部品を載置する下流側載置台と、を含む、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の部品自動組付け装置。 - 前記圧入ユニットは、上方に延出する2つの延出部を含むU字状のフレームと、前記フレームの一方の延出部に保持された圧入ロッドと、前記フレームの他方の延出部に設けられた当接部と、を含む、
ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一つに記載の部品自動組付け装置。 - 多関節型の第1ハンドリングロボットにより、親部品を保持して3次元的に搬送すると共に姿勢変更を行って所定位置に位置決めし、
多関節型の第2ハンドリングロボットにより、子部品を保持して3次元的に搬送すると共に姿勢変更を行って所定位置に位置決めし、
前記第1ハンドリングロボットにより親部品を保持及び位置決めした状態で、圧入ユニットにより、子部品を親部品に圧入する際に、
前記圧入ユニットの当接部に前記第1ハンドリングロボットの保持ハンド又は保持した親部品の一部を当接させ、前記圧入ユニットの圧入ロッドによる親部品への圧入荷重を受けるようにした、
部品自動組付け方法。
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