JP3486039B2 - 自動車車体の組立装置 - Google Patents

自動車車体の組立装置

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JP3486039B2
JP3486039B2 JP02518496A JP2518496A JP3486039B2 JP 3486039 B2 JP3486039 B2 JP 3486039B2 JP 02518496 A JP02518496 A JP 02518496A JP 2518496 A JP2518496 A JP 2518496A JP 3486039 B2 JP3486039 B2 JP 3486039B2
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一雄 山菅
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体部品を搬送す
る車体部品搬送手段と、前記車体部品に組付けられる組
付部品を車体部品搬送手段の搬送途中に設定される組付
位置で車体部品にセットする組付部品セット手段と、組
付部品セット手段に組付部品を供給する部品供給ロボッ
トと、車体部品にセットされた組付部品および車体部品
を相互に溶接する溶接ロボットとを備える自動車車体の
組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる組立装置では、車種毎に異
なる組付部品専用の治具により組付部品を位置決め保持
し、車体部品搬送手段の組付位置で一旦停止した状態に
在る車体部品に前記治具を近接させて、組付部品を車体
部品にセットするようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
に車種毎に異なる組付部品専用の治具を用いていたので
は、同一組立ラインで複数車種の自動車を組み立てると
きには、作業員が治具を頻繁に交換する必要があり、複
数車種の組立に対処することが困難である。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、同一組立ラインで複数車種の車体を容易に組
立て得るようにした自動車車体の組立装置を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、車体部品を搬送する車体部
品搬送手段と、前記車体部品に組付けられる組付部品を
車体部品搬送手段の搬送途中に設定される組付位置で車
体部品にセットする組付部品セット手段と、組付部品セ
ット手段に組付部品を供給する部品供給ロボットと、
付部品セット手段により車体部品にセットされた組付部
品および車体部品を、該組付部品セット手段によるセッ
ト状態下で相互に溶接する溶接ロボットとを備える自動
車車体の組立装置において、組付部品セット手段は、車
体部品搬送手段の組付位置で一旦停止状態に在る車体部
品に対して進退作動可能な移動台に、部品供給ロボット
より該組付部品セット手段へ供給された組付部品を着脱
可能に位置決め保持し得る複数の位置決め保持機構が
いに独立していずれの方向にも移動することを可能とし
て配設されて成り、車種変化に応じた組付部品の形状お
よび姿勢変化に対しては該移動台上での該複数の位置決
め保持機構の互いに独立した移動で対処可能であること
を特徴とする。
【0006】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、部品供給ロボットのアーム
先端には、組付部品を着脱可能に位置決め保持し得る
ンドリング治具が着脱可能に掴まれることを特徴とす
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。
【0008】図1ないし図6は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は組立装置の概略平面図、図2はアン
ダーボディにサイドメンバーおよびルーフをセットする
前の状態での図1の2−2線に沿う拡大断面図、図3は
アンダーボディにサイドメンバーおよびルーフをセット
した状態での図2に対応した断面図、図4は位置決め保
持機構の縦断面図、図5は図2の5部拡大図、図6は図
5の6矢視図である。
【0009】先ず図1および図2において、この組立装
置は、車体部品であるアンダーボディ11に、組付部品
である左、右のサイドメンバー121 ,122 と、ルー
フ13とを溶接するものであり、アンダーボディ11を
搬送する車体部品搬送手段としてのアンダーボディ搬送
手段14と、左、右のサイドメンバー121 ,122
アンダーボディ搬送手段14上でアンダーボディ11の
左、右両側にセットする左、右の組付部品セット手段1
1 ,152 と、ルーフ13を搬送するルーフ搬送手段
16と、両組付部品セット手段151 ,152 にサイド
メンバー121,122 をそれぞれ供給する部品供給ロ
ボット171 ,172 と、アンダーボディ11にセット
されたサイドメンバー121 ,122 およびアンダーボ
ディ11を相互に溶接するためにアンダーボディ搬送手
段14の左、右両側に複数ずつ配設される溶接ロボット
181 …,182 …と、アンダーボディ11にセットさ
れたルーフ13およびアンダーボディ11を相互に溶接
するためにルーフ搬送手段16に配設される複数の溶接
機19…とを備える。
【0010】アンダーボディ搬送手段14は、床面F上
に立設された複数の支柱20,20…で支持された基台
21上に設けられるものであり、基台21上で搬送方向
22に沿って平行に延びる一対のレール23,23と、
アンダーボディ11を位置決め保持してそれらのレール
23,23上を走行可能な台車24と、台車24との係
合および係合解除を可能として台車24の下方に配置さ
れる無端状のチェーン25と、該チェーン25を走行駆
動するモータ26とを備える。基台21の下方で支柱2
0,20…の中間部には、水平な上部支持板27が固定
的に支持されており、前記モータ26は該上部支持板2
7上に固定配置される。
【0011】上記アンダーボディ搬送手段14の下方位
置には、台車返送手段28が配設さており、この台車返
送手段28は、前記支持板27の下方で支柱20,20
…により水平に固定支持されたレール支持板29上に設
けられて前記搬送方向22と平行に延びる一対のレール
30,30と、それらのレール30,30上を走行する
台車24との係合および係合解除を可能として該台車2
4の下方に配置される無端状のチェーン31と、該チェ
ーン31を走行駆動するモータ32とを備え、レール支
持板29の下方で支柱20,20…に固定的に支持され
た下部支持板33上にモータ32が固定配置される。
【0012】アンダーボディ搬送手段14の搬送方向2
2に沿う中間位置には組付位置PAが設定されており、
この組付位置PA で、両サイドメンバー121 ,122
およびルーフ13が溶接、組付けられたアンダーボディ
11は、アンダーボディ搬送手段14の搬送方向22に
沿う終端で台車24上から離脱せしめられ、次工程に移
される。而して空になった台車24は、アンダーボディ
搬送手段14から台車返送手段28上に移載され、アン
ダーボディ搬送手段14の搬送方向22に沿う始端に対
応する位置まで台車返送手段28により搬送された空の
台車24が、台車返送手段28からアンダーボディ搬送
手段14上に移載されることになる。
【0013】図3を併せて参照して、組付部品セット手
段151 は、アンダーボディ搬送手段14の組付位置P
A に対応する位置でアンダーボディ搬送手段14の搬送
方向22と直交する水平方向に沿う移動が可能な移動台
351 、すなわち組付位置PA で一旦停止状態に在るア
ンダーボディ11に対して進退作動することが可能な移
動台351 を備えるものであり、該移動台351 は、基
台21上に配置されるシリンダ等の駆動源361 に連結
されており、アンダーボディ11を位置決め載置して組
付位置PA で一旦停止している台車24に最も近接した
セット位置と、台車24から離隔した退避位置との間で
往復作動する。しかもセット位置に在る移動台35
1 と、組付位置PA で一旦停止した状態に在る台車24
とは相互の位置を一定として位置決めされる。
【0014】移動台351 上には、1あるいは複数の部
品保持ロボット371 …が配設されており、それらの部
品保持ロボット371 …のアーム先端には、位置決め保
持機構381 がそれぞれ設けられる。
【0015】図4において、位置決め保持機構38
1 は、部品保持ロボット371 のアーム先端に取付けら
れるシリンダ本体40と、該シリンダ本体40内に摺動
可能に嵌合されるとともにシリンダ本体40の先端部を
気密にかつ移動自在に貫通するピストンロッド41aが
一体に設けられるピストン41と、ピストンロッド41
aの先端を収容してシリンダ本体40の先端に同軸に固
設される案内筒42と、サイドメンバー111 に設けら
れているピン孔11aに嵌合可能として案内筒42の先
端に固定される位置決めピン43と、ピン孔11aの周
囲でサイドメンバー111 の外面に当接することを可能
として位置決めピン43の基端部を囲む受け面44aを
先端に有するとともに案内筒42を覆ってシリンダ本体
40の先端に固設される蓋枠44と、案内筒42内でピ
ストンロッド41aの先端に揺動可能に連結されるクラ
ンプ爪45とを備える。
【0016】位置決めピン43には、案内筒42内に通
じる導孔46が、位置決めピン43の両外側に開放する
ようにして設けられており、クランプ爪45の先端部は
該導孔46に収容される。しかもクランプ爪45の中間
部に取付けられたピン47の両端を案内する案内溝48
が案内筒42の内面に設けられており、シリンダ本体4
0内への空気圧導入制御に応じたピストン41の作動に
より、クランプ爪45はピン47が案内溝48で案内さ
れるのに応じて揺動作動する。すなわち図4においてピ
ストン41が左動しているときには鎖線で示すようにク
ランプ爪45の先端部がその全体を導孔46に収容させ
た姿勢に在り、受け面44aをサイドメンバー111
外面に近接、対向させた状態でピストン41を右動せし
めると、クランプ爪45はその先端部の一部を導孔46
から突出させるように揺動し、受け面44aおよびクラ
ンプ爪45間にサイドメンバー111 が挟まれることに
なる。すなわちシリンダ本体40内への空気圧供給制御
により、サイドメンバー111 が位置決め保持機構38
1 により着脱可能として位置決め保持されることにな
る。
【0017】移動台351 上には、前記部品保持ロボッ
ト371 に設けられている位置決め保持機構381 とは
別に、該位置決め保持機構381 と同様に構成されてサ
イドメンバー111 を着脱可能に位置決め保持し得る1
あるいは複数の位置決め保持機構491 …が、いずれの
方向へも規制された範囲で移動可能として配設される。
【0018】図5および図6を併せて参照して、位置決
め保持機構491 は、上下に延びる軸線を有する昇降シ
リンダ50から上方に突出するピストンロッド51の上
端に設けられており、昇降シリンダ50は、アンダーボ
ディ搬送手段14の搬送方向22と直交する水平方向の
位置を或る範囲で自在に調整可能として第1支持板52
上に配設され、第1支持板52は、アンダーボディ搬送
手段14の搬送方向22に沿う方向の位置を或る範囲で
自在に調整可能として第2支持板53上に配設され、第
2支持板53が移動台351 上に固定される。したがっ
て、位置決め保持機構491 は、水平面内での規制され
た範囲での移動および規制された範囲での上下動を可能
として移動台351 上に配設されることになる。
【0019】組付部品セット手段152 は、アンダーボ
ディ搬送手段14に関して上記組付部品セット手段15
2 とは反対側に配置されるものであり、駆動源362
より駆動される移動台352 と、位置決め保持機構38
2 を有して移動台352 上に設けられる部品保持ロボッ
ト372 …と、位置決め保持機構382 と別にサイドメ
ンバー122 を位置決め保持可能として移動台352
配設される位置決め保持機構492 を有して、上記組付
部品セット手段151 と同様に構成される。
【0020】また組付部品セット手段151 の移動台3
1 上には溶接ロボット181 …が、組付部品セット手
段152 の移動台352 上には溶接ロボット182 …が
それぞれ配設される。
【0021】基台21には、組付位置PA におけるアン
ダーボディ搬送手段14の両側に対応して開口部5
1 ,502 がそれぞれ設けられており、それらの開口
部501,502 は、移動台351 ,352 がセット位
置に在るときには図3で示すように移動台351 ,35
2 で覆われるが、移動台351 ,352 が図2で示すよ
うに退避位置に移動したときには開放されるものであ
る。
【0022】開口部501 ,502 に対応して基台21
の下方位置には、支柱20,20に固設された支持腕5
1 ,512 が配置されており、部品供給ロボット17
1 ,172 がそれらの支持腕511 ,512 上に設けら
れる。而して部品供給ロボット171 ,172 はそのア
ーム先端を開口部501 ,502 から上方に突出させ得
るものであり、両部品供給ロボット171 ,172 のア
ーム先端には、サイドメンバー121 ,122 をそれぞ
れ位置決め保持し得るハンドリング治具521,522
が着脱可能に掴まれる。
【0023】ハンドリング治具521 は、サイドメンバ
ー121 を位置決め保持可能な複数の位置決め保持機構
53…が支持部材54に配設されて成るものであり、各
位置決め保持機構53…は、上記各位置決め保持機構3
1 ,382 ,491 ,492 と同様に構成される。而
して支持部材54には被チャック部55が設けられてお
り、部品供給ロボット171 のアーム先端には被チャッ
ク部55を着脱可能に掴むチャック部56が設けられて
いる。これにより部品供給ロボット171 はハンドリン
グ治具521 を着脱自在に掴むことができる。
【0024】ハンドリング治具522 は上記ハンドリン
グ治具521 と同様に構成されており、部品供給ロボッ
ト172 はハンドリング治具522 を着脱自在に掴むこ
とが可能である。
【0025】サイドメンバー121 ,122 は、基台2
1の下方において部品供給ロボット171 ,172 の外
側方までサイドメンバー搬送手段571 ,572 により
搬送されて来るものであり、これらのサイドメンバー搬
送手段571 ,572 は、サイドメンバー121 ,12
2 を着脱可能に位置決め保持し得る複数の位置決め保持
機構591 …、592 …をそれぞれ備える保持治具58
1 ,582 を、部品供給ロボット171 ,172 の近傍
位置に搬送する。
【0026】ルーフ搬送手段16は、アンダーボディ搬
送手段14の組付位置PA の直上と、搬送方向22に沿
って前記組付位置PA から離隔した位置との間で台車6
0を往復作動せしめるものであり、上下に延びる軸線を
有して台車60に配設される昇降シリンダ61で昇降駆
動される昇降台62が台車60の下方に配置される。こ
の台車60には、複数の溶接機19…が配設されるとと
もに、ルーフ13の上面を着脱可能に吸着し得る複数の
吸盤63…が配設される。
【0027】図1で示すように、アンダーボディ搬送手
段14の組付位置PA から離隔した位置でルーフ搬送手
段16における昇降台62の下方に対応する位置と、ル
ーフ搬送手段16の側方位置との間での往復作動を可能
として供給台64が配設されており、該供給台64上に
位置決め載置されたルーフ13がルーフ搬送手段16に
供給され、貯蔵手段65上に貯蔵されたルーフ13は、
ハンドリングロボット66により供給台64上に順次供
給される。
【0028】次にこの実施例の作用について説明する
と、アンダーボディ搬送手段14で組付位置PA に搬送
されたアンダーボディ11は、その組付位置PA で一旦
停止される。一方、組付位置PA のアンダーボディ11
から離隔した退避位置に在る移動台351 ,352
は、図2で示すように、部品供給ロボット171 ,17
2によってサイドメンバー121 ,122 が供給されて
おり、部品保持ロボット371 …,372 …の位置決め
保持機構381 …,382 …ならびに移動台351,3
2 上の位置決め保持機構491 …,492 …によりサ
イドメンバー121,122 がそれぞれ位置決め保持さ
れる。一方、ルーフ搬送手段16では吸盤63…により
保持されたルーフ13がアンダーボディ11の上方位置
まで搬送されて来ている。
【0029】而して移動台351 ,352 へのサイドメ
ンバー121 ,122 の供給が完了した部品供給ロボッ
ト171 ,172 は、図3で示すように、それらのアー
ム先端をサイドメンバー搬送手段571 ,572 に対応
する位置まで作動せしめる。それにより部品供給ロボッ
ト171 ,172 が基台21の上方から突出しないよう
になったときに、移動台351 ,352 がアンダーボデ
ィ11に近接したセット位置まで前進してサイドメンバ
ー121 ,122 がアンダーボディ11にセットされ、
その状態で各溶接ロボット181 …,182 …によりサ
イドメンバー121 ,122 のアンダーボディ11への
溶接が行なわれる。その後、ルーフ搬送手段16の昇降
台62が下降せしめられることによりルーフ13が両サ
イドメンバー121 ,122 にセットされ、ルーフ13
および両サイドメンバー121 ,122 の溶接が溶接機
19…により行なわれる。
【0030】各溶接ロボット181 …,182 …による
溶接完了後、位置決め保持機構381 …,382 …,4
1 …,492 …によるサイドメンバー121 122
位置決め保持は解除され、移動台351 ,352 はアン
ダーボディ11から離反した退避位置へと移動せしめら
れる。また溶接機19…による溶完了後、吸盤63…に
よるルーフ13の吸着保持が解除され、ルーフ搬送手段
16の台車60は、昇降台62を上昇せしめた状態で次
のルーフ13を保持するためにアンダーボディ11の上
方から移動する。
【0031】而して退避位置に戻った移動台351 ,3
2 には、サイドメンバー搬送手段571 ,572 から
のサイドメンバー121 ,122 が部品供給ロボット1
1,172 により供給され、ルーフ搬送手段16の台
車60にも次のルーフ13が供給される。
【0032】このようにして、アンダーボディ搬送手段
14の組付位置PA で一旦停止したアンダーボディ11
にサイドメンバー121 ,122 がセット後に溶接さ
れ、またサイドメンバー121 ,122 にルーフ13が
セット後に溶接されることになり、アンダーボディ11
と該アンダーボディ11に組付られたサイドメンバー1
1 ,122 はアンダーボディ搬送手段14で次工程へ
と搬送される。
【0033】このような組立装置において、組付部品セ
ット手段151 ,152 の部品保持ロボット371 ,3
2 は、そのアーム先端の位置決め保持機構381 ,3
2をいずれの方向にも移動せしめることができ、また
移動台351 ,352 上に配設される位置決め保持機構
491 ,492 は制限された範囲でいずれの方向にも移
動可能である。したがって、同一組立ラインで複数車種
の自動車を組み立てるにあたっても、車種変化に応じた
サイドメンバー121 ,122 の形状および姿勢変化に
対しても、移動台351 ,352 上での位置決め保持機
構381 …,382 …,491 …,492 …の移動で対
処可能であり、専用治具を用いていた従来のものと比べ
て治具の交換を頻繁に行なうことが不要であり、複数車
種の組立に容易に対処することができる。
【0034】また部品供給ロボット171 ,172 は、
サイドメンバー121 ,122 を着脱可能に位置決め保
持し得るハンドリング治具521 ,522 を着脱可能に
掴むことができるものであり、複数車種のサイドメンバ
ー121 ,122 に個別に対応したハンドリング治具5
1 ,522 を予め準備しておくことにより、作業員の
手をわずらわせることなく複数車種の組立に容易に対処
することができる。
【0035】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行なうことが可能である。
【0036】たとえば、上記実施例では、車体部品とし
てのアンダーボディ11に組付部品としてのサイドメン
バー121 ,122 を組付ける場合について説明した
が、本発明は、車体部品に組付部品を組付ける組立装置
として広く適用可能である。
【0037】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、組付部品セット手段は、車体部品搬送手段の組付位
置で一旦停止状態に在る車体部品に対して進退作動可能
な移動台に、部品供給ロボットより該組付部品セット手
段へ供給された組付部品を着脱可能に位置決め保持し得
る複数の位置決め保持機構が互いに独立していずれの方
向にも移動することを可能として配設されて成るもので
あって、車種変化に応じた組付部品の形状および姿勢変
化に対しては該移動台上での該複数の位置決め保持機構
の互いに独立した移動で対処可能であるので、車種変化
に応じた組付部品の変化に際しても各位置決め保持機構
で組付部品を容易に位置決め保持することが可能であ
り、作業員による治具の交換を不要として複数車種の車
体を容易に組立てることが可能となる。
【0038】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、部品供給ロボットのアーム
先端には、組付部品を着脱可能に位置決め保持し得る
ンドリング治具が着脱可能に掴まれるので、車種変化に
応じて変化した組付部品を、作業員の手を煩わせること
なく容易に部品供給ロボットで位置決め保持して組付部
品セット手段に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】組立装置の概略平面図である。
【図2】アンダーボディにサイドメンバーおよびルーフ
をセットする前の状態での図1の2−2線に沿う拡大断
面図である。
【図3】アンダーボディにサイドメンバーおよびルーフ
をセットした状態での図2に対応した断面図である。
【図4】位置決め保持機構の縦断面図である。
【図5】図2の5部拡大図である。
【図6】図5の6矢視図である。
【符号の説明】
11・・・車体部品としてのアンダーボディ 121 ,122 ・・・組付部品としてのサイドメンバー 14・・・車体部品搬送手段としてのアンダーボディ搬
送手段 151 ,152 ・・・組付部品セット手段 171 ,172 ・・・部品供給ロボット 181 ,182 ・・・溶接ロボット 351 ,352 ・・・移動台 381 ,382 ,491 ,492 ・・・位置決め保持機
構 521 ,522 ・・・ハンドリング治具 PA ・・・組付位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−287326(JP,A) 特開 平5−124549(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62D 65/06 B23P 21/00 303

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体部品(11)を搬送する車体部品搬
    送手段(14)と、前記車体部品(11)に組付けられ
    る組付部品(121 ,122 )を車体部品搬送手段(1
    4)の搬送途中に設定される組付位置(PA )で車体部
    品(11)にセットする組付部品セット手段(151
    152 )と、組付部品セット手段(151 ,152 )に
    組付部品(121 ,122 )を供給する部品供給ロボッ
    ト(171 ,172 )と、組付部品セット手段(1
    1 ,15 2 )により車体部品(11)にセットされた
    組付部品(121 ,122 )および車体部品(11)
    、該組付部品セット手段(15 1 ,15 2 )によるセ
    ット状態下で相互に溶接する溶接ロボット(181 ,1
    2 )とを備える自動車車体の組立装置において、 組付部品セット手段(151 ,152 )は、車体部品搬
    送手段(14)の組付位置(PA )で一旦停止状態に在
    る車体部品(11)に対して進退作動可能な移動台(3
    1 ,352 )に、部品供給ロボット(17 1 ,1
    2 )より該組付部品セット手段(15 1 ,15 2 )へ
    供給された組付部品(121 ,122 )を着脱可能に位
    置決め保持し得る複数の位置決め保持機構(381 ,3
    2 ,491,492 )が互いに独立していずれの方向
    にも移動することを可能として配設されて成り、車種変
    化に応じた組付部品(12 1 ,12 2 )の形状および姿
    勢変化に対しては該移動台(35 1 ,35 2 )上での該
    複数の位置決め保持機構(38 1 ,38 2 ,49 1 ,4
    2 )の互いに独立した移動で対処可能であることを特
    徴とする、自動車車体の組立装置。
  2. 【請求項2】 部品供給ロボット(17 1 ,17 2 )の
    アーム先端には、組付部品(121 ,122 )を着脱可
    能に位置決め保持し得るハンドリング治具(52 1 ,5
    2 )が着脱可能に掴まれることを特徴とする、請求項
    1記載の自動車車体の組立装置。
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