JP2581923B2 - 加工ロボット装置 - Google Patents

加工ロボット装置

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JP2581923B2
JP2581923B2 JP62181983A JP18198387A JP2581923B2 JP 2581923 B2 JP2581923 B2 JP 2581923B2 JP 62181983 A JP62181983 A JP 62181983A JP 18198387 A JP18198387 A JP 18198387A JP 2581923 B2 JP2581923 B2 JP 2581923B2
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孝二 飯田
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【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、車体補強パネル等の小物ワークを車体フレ
ーム等の大物ワークの所定位置に溶接するのに用いられ
る加工ロボット装置に関する。
(2) 従来の技術 前記溶接作業を行うに際しては、その溶接に先立っ
て、両ワーク相互を正しく位置決めクランプする必要が
ある。
従来、前述のような溶接作業を自動的に行う作業場所
(以下「作業ステーション」という。)においては、小
物ワークを大物ワークの所定位置に位置決め・クランプ
するためのクランプ専用ロボットと、そのクランプ状態
で両ワーク相互を溶接する溶接専用ロボットとの最低2
台のロボットが使用されていた。
(3) 発明が解決しようとする課題 前述のような加工作業を行う作業ステーションにおい
ては、ロボットの数が増えればそれだけ作業ステーショ
ンを設備が大型化し複雑化する。
本発明は、前述の事情に鑑みてなされたもので、前記
2つのワーク相互を位置決めクランプしてから、これら
の両ワークに加工作業を行う作業ステーションにおい
て、ロボットの設備個数を減少させて従来装置の問題を
解決することを目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 前記目的を達成するために、本発明の大物ワークの所
定位置に小物ワークを位置決め・クランプし、その位置
決め・クランプ状態のまま両ワーク間を溶接するのに用
いられる加工ロボット装置であって、ロボットアーム
と、そのアーム先端部に着脱可能に装着されたワーク把
持具と、同アーム先端部に設けられた溶接作業具とを備
え、前記ワーク把持具が、該把持具のロボットアーム先
端部への装着状態で該アームの移動により該把持具に小
物ワークを位置決め保持し得る位置決め保持手段と、そ
の位置決め保持手段により保持された小物ワークを、前
記装着状態で該アームの移動により大物ワークに位置決
めし得る位置決め手段と、その位置決め手段により位置
決めされた小物ワーク及び大物ワーク相互を、前記装着
状態および該把持具のロボットアーム先端部からの分離
状態の何れにおいてもクランプし得るワーククランプ装
置とを有し、前記溶接作業員は、前記ワーククランプ装
置による両ワーク相互の位置決め・クランプ状態を維持
したままワーク把持具をロボットアーム先端部より分離
した状態で、両ワーク間を溶接すべく該アーム先端部と
共に移動可能であることを特徴としている。
(2) 作用 溶接に当たっては、ロボットアーム先端部にワーク把
持具を装着した状態でそのワーク把持具の位置決め保持
手段が、該アームの移動により該把持具に小物ワークを
位置決め保持し、次いでそのワーク把持具の位置決め手
段が、前記位置決め保持手段により保持された小物ワー
クを該アームの移動により大物ワークに位置決めし、次
いでワーク把持具のワーククランプ装置が、前記位置決
め手段により位置決めされた小物ワーク及び大物ワーク
相互をクランプする。このクランプ状態のままワーク把
持具をロボットアーム先端部から分離させ、この分離状
態でもクランプ状態に保たれる両ワーク相互を、アーム
先端部に追従して(即ちワーク把持具から独立して)移
動可能な溶接作業具が溶接する。
このように溶接に当たっては、ロボットアーム先端部
から分離(即ちワーク側に置き去りに)されたワーク把
持具のワーククランプ装置により両ワーク相互が適正な
位置決め・クランプ状態に置かれるので、両ワーク相互
の溶接作業を的確に行うことができ、しかも溶接のため
の位置決めクランプ専用ロボットを特別に(即ち溶接ロ
ボットとは別個に)用意する必要はない。
また溶接作業が終了すれば、ワーク把持具を再びロボ
ットアーム先端部に装着してワーククランプ装置のクラ
ンプ作動を解除すると共に該アームの移動により溶接済
ワークからワーク把持具を切り離し、次の新たなワーク
に対する位置決め・クランプ等の作業工程に移る。
(3) 実施例 以下、図面に基づいて本発明による加工ロボット装置
の一実施例について説明する。
なお、図中X,Y,Zは、それぞれ前後方向、左右方向、
上下方向を示し、以下、X1方向を前方、X2方向を後方、
Y1方向を左方、Y2方向を右方、Z1方向を上方、Z2方向を
下方、ということにする。
この実施例では、溶接ロボット装置(加工ロボット装
置)Rにより、第1ワークW1(車体補強パネル)を第2
ワークW2(車体フレーム)の所定位置に位置決めし、ク
ランプしてから、前記両ワークW1,W2を溶接する(すな
わち、加工する)例について説明する。
この実施例における第1ワークW1は、第15図に示され
ているフランジW1aおよびワーク位置決めピン挿通孔W1b
が形成されている。また、第2ワークW2には第12図また
は第15図(B)に示されたフランジW2a、第6図右端部
に示されている治具位置決め用孔W2bおよび第6図中央
部に示されたワーク位置決めピン挿通孔W2cが形成され
ている。そして前記第1ワークW1を第2ワークW2の所定
部分にクランプするのにワーク把持具Hが使用される。
第1図において、溶接ロボット装置Rの右方(Y2
向)には、第1ワーク供給装置Kが配設されている。第
1ワーク供給装置Kは、右端側から左端部に向かって順
次配設された、第1ワーク搬入装置K1、第1ワーク搬送
装置K2および第1ワーク搬出装置K3を備えている。
前記第1ワークW1は、第1ワーク支持ケース1に所定
の配置間隔p(第2図参照)で支持された状態で前記第
1ワーク搬入装置K1(第1図参照)に搬入される。第1
ワーク搬入装置K1は鉛直支柱2に沿って上下に昇降され
る昇降台3を備えている。そして、この昇降台3の下降
位置(床面上の位置)においてその昇降台3上に前記第
1ワーク支持ケース1が載せられる。そして、昇降台3
は第1ワーク搬送装置K2の高さ(地上約1メートルの高
さで、作業員の手が容易に届く高さ)まで上昇させられ
る。そして、第1ワーク支持ケース1は第1ワーク搬入
装置K1から第1ワーク搬送装置K2に移載させられ、次い
で、第1ワーク搬送装置K2上を前記第1ワーク搬出装置
K3に隣接する位置まで搬送される。第1ワーク搬出装置
K3は鉛直支柱4と、この鉛直支柱4に沿って上下に昇降
される昇降台5とを備えている。また、前記鉛直支柱4
は、シリンダ装置6によって前述の第1ワークW1の配置
間隔p(第2図参照)に一致するピッチで前後方向(X
方向)に移動制御される。前記第1ワーク支持ケース1
は、前記第1ワーク搬出装置K3を前記第1ワーク搬送装
置K2の高さに一致させた状態で、第1ワーク搬送装置K2
から第1ワーク搬出装置K3の昇降台5上に移載される。
この第1ワーク支持ケース1は昇降台5とともに第2図
鎖線の第1ワーク供給位置まで上昇可能である。
第2,3図において、溶接ロボット装置Rは、ロボット
支持装置Aによって支持されている。このロボット支持
装置Aは支持台7とこの支持台7上に固定された外形略
長方形状で中空の基台8とを備えている。この基台8に
は、その上面の左右方向(第1図Y方向)両側部に一対
のガイドレール9,10が前後方向(X方向)に延設されて
いる。また、基台8には、その内部の中央部にスクリュ
ーシャフト11が前後方向に延設され、その後端部に前記
スクリューシャフト11を回転制御するモータ12が設けら
れている。
前記ガイドレール9,10には、摺動部材13が前後方向に
摺動可能に支持されている。この摺動部材13の下面には
前記スクリューシャフト11と螺合する雌螺子が形成され
た下方突出部14が設けられている。したがって、前記モ
ータ12によってスクリューシャフト11が回転されたと
き、前記下方突出部14および前記摺動部材13は前後方向
(X方向)に移動する。
前記摺動部材13によって、溶接ロボット装置Rが支持
されている。溶接ロボット装置Rは、前記摺動部材13に
よって鉛直軸l1(第2,3図参照)回りに回転制御される
回転支柱部15と、この回転支柱部15の上端部15aにおい
て、左右方向の軸l2(第1図参照)回りに回転制御され
るロボットアームR1とを備えている。なお、溶接ロボッ
ト装置Rの各構成要素を回転制御する手段としては、従
来公知の手段を使用しており、ここでは、その具体的構
成の説明を省力する。ロボットアームR1は、前記回転支
柱部15の上端部15aに支持されたアーム基端部材16と、
このアーム基端部材16の先端部において左右方向の軸l3
回りに回転制御される第1中間アーム部材17と、この第
1中間アーム部材17によって前後方向の軸l4回りに回転
制御される第2中間アーム部材18と、この第2中間アー
ム部材18によって第2図で鉛直方向の軸l5回りに回転制
御される板状のアーム先端部材19と、から構成されてい
る。
このアーム先端部材19には、連結プレート20を介し
て、溶接作業(すなわち、加工作業)を行う溶接作業具
Eが支持されているとともに、後述のワーク把持具Hを
着脱自在に装着するワーク把持具装着装置Jが支持され
ている。
そして、前記溶接作業具Eは、一対の溶接用の電極2
1、22(第2図参照)を備えている。前記溶接用の電極2
1,22は、一方の電極21が第2図でX方向に移動可能で、
他方の電極22との間に前記ワークW1,W2を挟持してそれ
らを溶接するように構成されている。
前記ワーク把持具装着装置Jは、第2,4図に示されて
いるように、前記連結プレート20に結合されたベースプ
レートBとこのベースプレートBの後面に配設された2
個のワーク把持具クランプ装置Cとを備えている。
前記ベースプレートBには、後述のワーク把持具Hに
図示しないエア供給源からエアを供給するための2個の
エア供給用接続部23,24(第4,5図参照)と、図示しない
真空源と連通する真空源接続部25(第4,5図参照)が設
けられている。また、前記図示しないエア供給源とエア
供給用接続部23,24との間には図示しない切換弁が配設
されている。そして、その切換弁により、前記エア供給
源は前記エア供給用接続部23または24に選択的に圧縮エ
アを供給できるように構成されている。
前記ワーク把持具クランプ装置Cは、第5図に示すよ
うに、シリンダSを備えている。シリンダSは、前方に
開口するシリンダチューブS1と、このシリンダチューブ
S1の前端に配設された前壁S2とから構成されている。前
記前方に開口するシリンダチューブS1は、円筒状側壁31
と後端壁32とを備えている。円筒状側壁31にはクランプ
用エア供給孔31aおよびクランプ解除用エア供給孔31bが
形成されるとともに円筒状側壁31前端内周面に雌ネジ31
cが形成されている。また、前記後端壁32にはエア連通
孔32aが形成されている。前記前壁S2は、円筒状のシリ
ンダカバー33とガイドカラー34とを備えている。シリン
ダカバー33は外周面に前記シリンダチューブS1前端の雌
ネジ31cと螺合して結合される雄ネジ33aを有している。
そして、シリンダカバー33は、その前面が前記ベース板
Bの後面に当接し、ネジ等の適当な固定手段B1,B1によ
って固定されている。また、前記円筒状のガイドカラー
34はその外周面34aにリング状のフランジ部34bを有し、
その内周面34c前端部に前方に拡大するテーパ状内周面3
4dを有している。そして、前記フランジ部34bは前記ベ
ース板Bの後面と前記シリンダカバー33の内周面に形成
された段部とによって挟圧保持されている。また、前記
テーパ状内周面34dを有する円筒状内周面34cは後述のワ
ーク把持具Hの把持ピンPが挿入される把持ピン挿入孔
を形成している。
前記シリンダチューブS1内には引込ピストン35が配設
されている。この引込ピストン35は大径ピストン部36と
小径円筒部37とから構成されている。そして、前記大径
ピストン部36の外周面はシリンダチューブS1の後部内周
面に摺動自在に嵌合している。また、この大径ピストン
部36には後方に開口するバネ収容穴36aが形成されてい
る。前記小径円筒部37は大径ピストン部36の前端に突設
されている。この小径円筒部37の円周方向に沿って複数
のテーパ孔37a,37a,…が配設されており、テーパ孔37a
はテーパ面が外側に行くにしたがって拡大するように形
成されている。
前記引込ピストン35を構成する大径ピストン部36に形
成されたバネ収容穴36aには付勢手段としての圧縮コイ
ルバネ38が配設されている。なお、この付勢手段として
の圧縮コイルバネ38の代わりに、圧縮エアスプリングを
使用することが可能であり、また付勢手段を省略するこ
とも可能である。前記圧縮コイルバネ38は前端が引込ピ
ストン35によって支持されているとともに後端が前記シ
リンダチューブS1の後端壁によって支持されている。し
たがって、この圧縮コイルバネ38によって、前記引込ピ
ストン35は常時前方に押圧されている。そして、常時
は、引込ピストン35の前面は前記ガイドカラー34の後面
に当接している。
前記シリンダチューブS1内には、前記引込ピストン35
の前方に押込ピストン39が配設されている。この押込ピ
ストン39は、前記シリンダチューブS1の円筒状側壁31内
周面に摺動自在に嵌合する後側大径部39aおよび前記円
筒状のシリンダカバー33内周面に摺動自在に嵌合する前
側小径部39bを備えている。そして、後側大径部39aの後
面と前記大径ピストン部36の前面との間にはクランプ用
エア供給室F1が形成されている。そして、このクランプ
用エア供給室F1は前記クランプ用エア供給孔31aに接続
している。また、前記後側大径部39aの前面と前記シリ
ンダカバー33の後面との間にはクランプ解除用エア供給
室F2が形成されている。そして、このクランプ解除用エ
ア供給室F2は前記クランプ解除用エア供給孔31bに接続
している。また、前記押込ピストン39は、前記引込ピス
トン35の小径円筒部37の外周面に摺動自在に嵌合する後
部小径内周面39cおよびこの後部小径内周面39cに連続し
てその後部小径内周面39cよりもやや大径に形成された
前部大径内周面39dとを備えている。
前記引込ピストン35のテーパ孔37a内には、そのテー
パ孔37aの深さ(すなわち、小径円筒部37の側壁の厚
さ)よりもやや大きな直径を有するロックボール40が収
容されている。このロックボール40は、第5図(A)の
状態では前記小径円筒部37の外方(すなわち、小径円筒
部37外側面と前記押込ピストン39の前部第径内周面39d
との間の空間)に突出可能である。
前記ワーク把持具クランプ装置Cを有するワーク把持
具装着装置Jに着脱自在に装着されるワーク把持具H
は、板体状の支持プレートGを備えている。この支持プ
レートGには、前記のベースプレートBに設けられた2
個のエア供給用接続部23,24および1個の真空源接続部2
5(第4,5図参照)に対応する位置に2個のエア接続部4
3,44および1個の真空源接続部45が設けられている。そ
して、前記2個のエア接続部43,44のうちの1個のエア
接続部43には、従来公知の自動開閉式のワンタッチカプ
ラ43aが配設されている。このワンタッチカプラ43aは、
前記ワーク把持具Hが前記ワーク把持具装着装置Jに装
着されている状態(第5図(C)参照)ではエアの流通
が可能であるが、離脱した状態(第5図(A)参照)で
はエアの流通を阻止するように構成されている。そし
て、ワーク把持具装着装置Jにワーク把持具Hを装着し
た状態では、前記図示しないエア供給源から前記ベース
プレートBのエア供給用接続部23,24を介して前記支持
プレートGのエア接続部43,44のいずれか一方に選択的
に圧縮エアを供給することができるように構成されてお
り、また、支持プレートGの真空源接続部45は前記ベー
スプレートBの真空源接続部25を介して前述の図示しな
い真空源に接続されるように構成されている。また、支
持プレートGの後面には、前記ワーク把持具クランプ装
置Cにクランプされる把持ピンPが後方に突出するよう
に螺着されている。把持ピンPはその先端側部分に前後
にテーパ部を有するテープ付小径部Paが形成されるとと
もに、そのテープ付小径部Paよりさらに先端側に先細り
テーパ部Pbが形成されている。
前記支持プレートGの後面に一対の把持ピンP,Pが設
けられたワーク把持具Hは、前記支持プレートGの前面
には、第6図および第7図中右端部に示されているよう
に前記第2ワークW2の治具位置決め用孔W2bに係合する
治具位置決めピン51が設けられている。なお、第6,7図
においては、図を見易くするため、前記エア接続部43,4
4および真空源接続部45は図示を省略している。また、
前記支持プレートGの前面略中央部にはワーク位置決め
ピン52が設けられている。このワーク位置決めピン52
は、前記第1ワークW1および第2ワークW2のワーク位置
決めピン挿通孔W1bおよびW2cを貫通するように形成され
ている。
また、前記ワーク把持具Hの前面には前記ワーク位置
決めピン52の両側方にそれぞれブラケット53および54が
配設されている。ブラケット53および54には、それぞれ
吸着カプラ55および56が支持されている。この吸着カプ
ラ55および56は前記第1ワークW1を吸着するために設け
られているもので、前記支持プレートGの真空源接続部
25(第5図参照)とエアチューブTaによって接続されて
いる。
さらに、前記ワーク把持具Hの前面略中央部には、前
記ブラケット53に接して第1ワーククランプ装置57が設
けられている。第1ワーククランプ装置57は、第8図お
よび第10〜12図に示されているように、前記ワーク把持
具Hの前面およびブラケット53に固定されたブラケット
58を備えている。このブラケット58には、第8図および
第12図に示されているようにその下端部にクランプ部59
が設けられ、その上端部に上下方向のスライドロッド挿
通孔60(第8、11図参照)が設けられている。ブラケッ
ト58の前記クランプ部59よりも少し上方には、クランプ
アーム61がピン62によって回転自在に支持されている。
このクランプアーム61は、前記クランプ部59に対して離
接可能に回転するように配設されている。そして、クラ
ンプアーム61とクランプ部59とは、クランプアーム61が
クランプ部59に対して接近する方向に回転したときに、
クランプアーム61とクランプ部59との間に前記フランジ
W1aおよびW2a(第12図参照)を挟持してクランプするよ
うに配置されている。前記スライドロッド挿通孔60に
は、スライドロッド63が上下方向に所定量だけスライド
自在に挿通されている。スライドロッド63とブラケット
58との間には付勢バネとしての圧縮コイルバネ64が配設
されている。そして、この圧縮コイルバネ64は前記スラ
イドロッド63を常時下方へ押圧する方向に付勢してい
る。前記スライドロッド63の下端部には、上部リンク65
の上端部がピン66により回転自在に連結されている。上
部リンク65の下端部には、下部リンク67の上端部がピン
68により回転自在に連結されている。下部リンク67の下
端部は、ピン69により前記クランプアーム61に回転自在
に連結されている。前記符号63よび65〜69で示した各部
材から二折のリンク機構L1が構成されている。そして、
前記ピン66が上側折点を形成し、前記ピン68が下側折点
を形成している。
前記ブラケット58の上端部には、ピン70によりシリン
ダ装置71が回転自在に連結されている。このシリンダ装
置71は前記支持プレートGのエア接続部43,44(第5図
参照)とエアチューブTb,Tcによって接続されている
(その接続態様の図は省略する)。そして、その接続の
仕方は圧縮エアがエア接続部43に接続されたエアチュー
ブTbからシリンダ装置71内に供給されたときシリンダ装
置71は伸張し、圧縮エアがエア接続部44に接続されたエ
アチューブTcから供給されたとき収縮されるようになっ
ている。シリンダ装置71の下部に配置されたロッド71a
の下端部には、ピン72により連結リンク73の一端部が回
転自在に連結されている。連結リンク73の他端部は前記
リンク機構L1の下側折点を形成するピン68に回転自在に
連結されている。すなわち、シリンダ装置71は連結リン
ク73を介してリンク機構L1に回転自在に連結されてい
る。そして、シリンダ装置71を伸張させると、第8図に
示すように前記リンク機構L1は伸長して上下に直線状と
なり、前記クランプアーム61はクランプ部59に接近する
方向に回転する。そして、クランプアーム61とクランプ
部59との間に前記フランジW1aおよびW2aを挟持する状態
となる。また、シリンダ装置71を収縮させると、リンク
機構L1は折れ曲って収縮し、第12図に示すようにクラン
プアーム61がクランプ部59から離れる方向に回転してク
ランプが解除される。
前述の符号58〜73で示した部材から、前記第1ワーク
クランプ装置57が構成されている。
さらに、前記ワーク把持具Hの前面略中央部には、前
記ブラケット54に接して第2ワーククランプ装置74が設
けられている。第2ワーククランプ装置74は、第9図お
よび第13,14図に示されているように、前記ワーク把持
具Hの前面および前記ブラケット54と結合されたブラケ
ット75を備えている。ブラケット75は第6図および13図
において明らかなようにその上端側部分と下端側部分と
が左右方向に位置がずれている。このブラケット75に
は、第9図および第14図に示されているようにその下端
部にクランプ部76が設けられ、その上端部に上下方向の
スライドロッド挿通孔77が設けられている。ブラケット
75の上端側部分には、クランプアーム78がピン78aによ
って回転自在に支持されている。このクランプアーム78
は前記クランプ部76に対して、第6図および第13図にお
いて左右方向に離れた位置に配置されているとともに回
転したときには上下方向に離接可能に配設されている。
そして、クランプアーム78とクランプ部76とは、クラン
プアーム78がクランプ部76に対して接近する方向に回転
したときに、クランプアーム78の下面とクランプ部76の
上面との間に前記フランジW2aを押圧挟持してクランプ
するように配置されている。ただし、第6図および第13
図に示されているように、フランジW2aの上面の挟持点
(すなわち、クランプアーム78の下面)とフランジW2a
の下面の挟持点(すなわち、クランプ部76の上面)とは
左右方向に位置がずれている。第9図および第14図に示
されているように、前記スライドロッド挿通孔77には、
スライドロッド79が上下方向に所定量だけスライド自在
に挿通されている。スライドロッド79とブラケット75と
の間には付勢バネとしての圧縮コイルバネ80が配設され
ている。そして、この圧縮コイルバネ80は前記スライド
ロッド79を常時下方へ押圧する方向に付勢している。前
記スライドロッド79の下端部には、上部リンク81の上端
部がピン82により回転自在に連結されている。上部リン
ク81の下端部には、下部リンク83の上端部がピン84によ
り回転自在に連結されている。下部リンク83の下端部
は、ピン85により前記クランプアーム78に回転自在に連
結されている。前記符号79および81〜85で示した各部材
から二折のリンク機構L2が構成されている。そして、前
記ピン82が上側折点を形成し、前記ピン84が下側折点を
形成している。
前記ブラケット75の上端部には、ピン86によりシリン
ダ装置87が回転自在に連結されている。このシリンダ装
置87は前記シリンダ装置71と同様に、前記支持プレート
Gのエア接続部43,44(第5図参照)と前記エアチュー
ブTb,Tcによって接続されている。そして、その接続の
仕方は圧縮エアがエア接続部43に接続されたエアチュー
ブTbからシリンダ装置87内に供給されたときシリンダ装
置87は伸張し、圧縮エアがエア接続部44に接続されたエ
アチューブTcから供給されたとき収縮されるようになっ
ている。
シリンダ装置87の下部に配置されたロッド87aの下端
部には、ピン88により連結リンク89の一端部が回転自在
に連結されている。連結リンク89の他端部は前記リンク
機構L2の下側折点を形成する前記ピン84に回転自在に連
結されている。すなわち、シリンダ装置87は連結リンク
89を介してリンク機構L2に回転自在に連結されている。
そして、シリンダ装置87を伸長させると、第9図に示す
ように前記リンク機構L2は伸長して上下に直線状とな
り、前記クランプアーム78はクランプ部76に接近する方
向に回転する。そして、クランプアーム78の下面とクラ
ンプ部76の上面との間に前記フランジW2aを挟持する状
態となる。また、シリンダ装置87を収縮させると、第14
図に示すようにクランプアーム78がクランプ部76から離
れる方向に回転してクランプが解除される。
前述の符号75〜89で示した部材から、前記第2ワーク
クランプ装置74が構成されている。なお、ここで説明し
た例では、第2ワーククランプ装置74は、ワーク把持具
Hの第2ワークW2に対する位置決めを行うため、第2ワ
ークW2のフランジW2aのみを挟持しているが、場合によ
って、第1ワークW1のフランジを第2ワークW2のフラン
ジと共に挟持する態様で使用することも可能である。
前記ワーク把持具Hは前述の符号51〜89で示された部
材、支持プレートGおよび一対の把持ピンP,Pから構成
されている。
次に、前述の構成を備えた本発明の実施例の作用につ
いて説明する。
先ず、溶接ロボット装置Rを構成するロボットアーム
R1のアーム先端部材19に支持されたワーク把持具装着装
置Jにワーク把持具Hを装着する。この装着はワーク把
持具装着装置Jのワーク把持具クランプ装置Cによっ
て、ワーク把持具Hの把持ピンP,Pをクランプすること
により行う。
前述のワーク把持具クランプ装置Cによって把持ピン
P,Pをクランプするには、第5図(A)の状態におい
て、ワーク把持具クランプ装置Cのガイドカラー34に形
成された前記円筒状内周面34cにその前方からワーク把
持具Hに固定された把持ピンPを挿入する。その後、前
記クランプ用エア供給室F1にエアを供給すると、前記押
込ピストン39の後面にエア圧が作用して押込ピストン39
は前進する。このとき、第5図(B)に示すように押込
ピストン39の後部小径内周面39cが前記テーパ孔37aの外
側に配置されることとなる。このとき、前記ロックボー
ル40は前記後部小径内周面39cにより内方に押込まれて
小径円筒部37内方に突出し、前記把持ピンPのテーパ付
小径部Paと係合する。そして、押押ピストン39はシリン
ダSの前壁S2を形成するシリンダカバー33後面に当接す
る。この状態でさらに、クランプ用エア供給室F1にエア
を供給すると、引込ピストン35が前記圧縮コイルバネ38
に抗して後方に引っ込む。このとき、引込ピストン35の
テーパ孔37a内に収容されたロックボール40も引込ピス
トン35と一緒に後方に引っ込む。このとき、このロック
ボール40に係合するテーパ付小径部Paを有する把持ピン
Pはロックボール40とともに後方に引込まれる。そし
て、この把持ピンPはワーク把持具クランプ装置Cに確
実にクランプされる。したがって、把持ピンPを有する
ワーク把持具Hはワーク把持具装着装置Jの所定位置に
確実、強固に固定される。そしてこのとき、前記シリン
ダ装置71,87はそれぞれ前記エアチューブTb,Tc、エア接
続部43,44、およびエア供給用接続部23,24等を介して図
示しないエア供給源に接続されている。
また、この状態では、溶接ロボット装置Rの先端部に
溶接作業具Eおよびワーク把持具Hが配設されている。
この状態で、溶接ロボット装置Rを移動させて、ワーク
把持具Hを第2図の鎖線位置に配置された第1ワークW1
に接近させる。そして、ワーク把持具Hの前記ワーク位
置決めピン52および一対の吸着カプラ55および56により
前記第1ワークW1をワーク把持具Hに保持する。そし
て、溶接ロボット装置Rをさらに移動させて、第1図の
鎖線または第3図に示すように、前記第1ワークW1を第
2ワークW2に接近させる。そして、第6図および第7図
に示すように、治具位置決めピン51を第2ワークW2の治
具位置決め用孔W2bに挿入するとともに前記ワーク位置
決めピン52を第2ワークW2のワーク位置決めピン挿通孔
W2cに挿入する。このとき、第2ワークW2のフランジW2a
の下面に第1ワークW1のフランジW1aの上面が当接する
(第6,7図参照)。次に、前記図示しないエア供給源に
接続されたエア供給用接続部23(第5図参照)、エア接
続部43およびこのエア接続部43とシリンダ装置71,87間
に配設された前記エアチューブTb等を介して、シリンダ
装置71,87に圧縮エアを供給する。そして、シリンダ装
置71および87を伸長させると前記リンク機構L1およびL2
を介して前記クランプアーム61および78が作動する。そ
して、前記クランプアーム61(第8,12図参照)とクラン
プ部59との間に前記フランジW2aおよびW1aが挟持される
とともに、前記クランプアーム78(第9図参照)とクラ
ンプ部76とにより前記フランジW2aが挟持される。この
とき、第1ワークW1はワーク把持具Hとともに第2ワー
クW2の所定位置に固定される。そして、クランプアーム
61,78は、前記シリンダ装置71,87の押圧力とともに前記
圧縮コイルバネ64,80の弾発力によって押圧されてい
る。このため、何らかのトラブルによりシリンダ装置71
または87の圧抜けが生じたとしても第1ワークW1および
ワーク把持具Hは第2ワークW2に確実に位置決め支持さ
れることになる。
次に、前記ワーク把持具クランプ装置Cにクランプさ
れた把持ピンPのクランプを解除する。この解除は、次
のようにして行う。すなわち、前記クランプ用エア供給
室F1を大気に解放すると、前記引込ピストン35は前記圧
縮コイルバネ38によって前進する。次に、エアを前記ク
ランプ解除用エア供給室F2に供給すると、前記押込ピス
トン39の前面にエア圧が作用して押込ピストン39は後進
する。このとき、前記引込ピストン35のテーパ孔37aの
外側に配置されていた押込ピストン39の後部小径内周面
39cが後方に移動し、テーパ孔37aの外側には押込ピスト
ン39の前部大径内周面39dが配置されるようになる。そ
うするとテーパ孔37a内のロックボール40はテーパ孔37a
の外側に突出可能となる。
このとき、溶接ロボット装置Rは、第1図の鎖線また
は第3図の位置にある。次に、溶接ロボット装置Rを後
方(X2方向)に移動させると、把持ピンPはワーク把持
具クランプ装置Cから前方に引抜かれ、把持ピンPはワ
ーク把持具クランプ装置Cから離脱する。このとき、前
記エア接続部43はそこに設けられた自動閉鎖式ワンタッ
チカプラ43aの作用によりエアの流通が阻止されるた
め、前記シリンダ装置71,87は伸長状態に保持される。
この状態では溶接ロボット装置Rは、前記第1ワーク
W1、第2ワークW2およびこれらをクランプするワーク把
持具Hと離れて自由に移動することが可能である。そこ
で、溶接ロボット装置Rを作動させて電気クランプされ
た第1ワークW1および第2ワークW2を溶接する。
溶接作業の終了した溶接ロボット装置Rは移動して前
記ワーク把持具クランプ装置Cによりワーク把持具Hの
把持ピンP,Pをクランプする。そして、このクランプに
より、ワーク把持具Hはワーク把持具装着装置Jに装着
される。
このとき、前記シリンダ装置71,87はそれぞれエア接
続部43,44を介してエア供給接続部23,24に接続される。
そこで、エア供給接続部24に圧縮エアを供給するととも
に、エア供給接続部23を大気に接続すると、前記ワーク
把持具Hのシリンダ装置71,87は収縮して両ワーククW1,
W2のクランプが解除される。
次に、溶接ロボット装置Rを移動させて、次の(第2
番目の)第1ワークW1を把持させる。このときまでに、
前記第2図鎖線の位置において最初の第1ワークW1を取
り出された前記第1ワーク搬出装置K3は前記シリンダ装
置6により後方(矢印X2方向)に前記所定の配置間隔p
だけ移動している。これにより、次の(第2番目の)第
1ワークW1も、最初に取り出された第1ワークW1と同じ
位置で取り出されるようになっている。そして、この第
2番目に取り出した第1ワークW1も前述と同様に次の
(第2番目の)第2ワークW2に溶接する。以下これを繰
り返して行うことにより、前記第1ワークW1を第2ワー
クW2の所定位置に溶接する。
前述の実施例のワーク把持具装着装置Jによれば、エ
ア圧によって作動する押込ピストン39によってロックボ
ール40を把持ピンP側に押込んだり、把持ピンPから離
脱可能な状態にしたりすることにより、ワーク把持具H
に設けた把持ピンPを着脱自在にクランプすることがで
きる。また、ワーク把持具クランプ装置Cの作動部材が
シリンダS内部に配設された2個のピストン35,39およ
びボール40から構成されているためワーク把持具クラン
プ装置Cをコンパクトに構成することができる。
また、前述の実施例のワーク把持具Hによれば、シリ
ンダ装置71,87の液圧が下がったときでもリンク機構L1,
L2に作用する付勢バネ64,80の作用によりクランプ力を
維持することができる。したがって、第1ワークW1およ
び第2ワークW2を確実にクランプすることができる。
而して前記実施例において第1ワークW1は本発明の小
物ワークを、また第2ワークW2は本発明の大物ワークを
それぞれ構成しており、更にワーク把持具Hにおいて、
ワーク位置決めピン52及び吸着カプラ55,56は互いに協
働して、ワーク把持具HのロボットアームR1先端部への
装着状態で該アームR1の移動により該把持具Hに小物ワ
ーク(第1ワークW1)を位置決め保持し得る本発明の位
置決め保持手段を構成しており、また治具位置決めピン
51及びワーク位置決めピン52は互いに協働して、前記位
置決め保持手段により保持された小物ワーク(第1ワー
クW1)を、前記装着状態で該アームR1の移動により大物
ワーク(第2ワークW2)に位置決めし得る本発明の位置
決め手段を構成している。
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記
実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記
載された本発明を逸脱することなく、種々の小設計変更
を行うことが可能である。
たとえば、加工ロボット装置としては溶接ロボット装
置Rの代わりに切断ロボット装置を用いることも可能で
あり、また、ワーククランプ装置57,74はエアシリンダ
の代わりに油圧シリンダとすることも可能である。さら
に、溶接ロボット装置R側からワーク把持具Hのワーク
クランプ装置57,74にエアを供給する方法としては溶接
ロボット装置R側のエア供給用接続部23,24とワーク把
持具H側のエア接続部43,44とを用いる代わりに、可撓
性のある長いチューブを用いることも可能である。さら
にまた、ブラケット58,75は、一体成形された部材から
構成することも可能であり、さらに、複数の部材を互い
に固定的に連結して構成することも可能である。そして
また、リンク機構L1,L2は二折リンクとする代わりに一
折リンクとするとともにその一折リンクの基端部をブラ
ケット57,75に揺動可能に支持するように構成すること
も可能である。
C.発明の効果 以上のように本発明によれば、大物ワークの所定位置
に小物ワークを位置決め・クランプし、その位置決め・
クランプ状態のまま両ワーク間を溶接するに当って、先
ずその位置決め・クランプを、ロボットアーム先端部に
装着したワーク把持具により行い、次いでそのクランプ
状態を維持したままワーク把持具をロボットアーム先端
部から分離し、この分離状態でもクランプ状態に保たれ
る両ワーク相互を、該アーム先端部に追従して(即ちワ
ーク把持具から独立して)移動可能なロボットアーム先
端の溶接作業員が溶接できるようにしたので、その溶接
に当たっては、ロボットアーム先端部から分離(即ちワ
ーク側に置き去りに)されたワーク把持具により両ワー
ク相互が適正な位置決め・クランプ状態に置かれ、従っ
て両ワーク相互の溶接作業を常に的確に行うことがで
き、しかも溶接のための位置決めクランプ専用ロボット
を特別に(即ち溶接ロボットとは別個に)用意する必要
はないから、それだけロボットの設置個数の削減が図ら
れ、溶接作業ステーションの設備の簡単小型化およびコ
スト節減に大いに寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による加工ロボット装置の一実施例の平
面図、第2図および第3図は同実施例の側面図でそれぞ
れ異なる作用状態を示す図、第4図は第2図のIV−IV線
矢視図、第5図は、同実施例のワーク把持具装着装置J
の説明図で、その(A)はワーク把持具Hが結合する前
の状態を示す図、(B)は結合途中の状態を示す図、
(C)は結合完了状態を示す図、第6〜14図は同実施例
のワーク把持具Hの説明図で、第6図は第3図のVI−VI
線矢視図、第7図は第6図の矢視VIIから見た図、第8
図は第6図のVIII−VIII線断面図、第9図は第6図の矢
視IX方向からみた図、第10図は第8図の矢視X方向から
みた図、第11図は第8図のXI−XI線断面図、第12図は第
8図の異なる作用状態を示す図、第13図は第9図の矢視
XIII方向からみた図、第14図は第IX図の異なる作用状態
を示す図、第15図は第1ワークW1の説明図、である。 E……加工作業具(E)、H……ワーク把持具、J……
ワーク把持具装着装置、R1……ロボットアーム、51……
位置決め手段としての治具位置決めピン、52……位置決
め保持手段・位置決め手段としてのワーク位置決めピ
ン、55,56……位置決め保持手段としての吸着カプラ、5
7,74……ワーククランプ装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大物ワーク(W2)の所定位置に小物ワーク
    (W1)を位置決め・クランプし、その位置決め・クラン
    プ状態のまま両ワーク(W1,W2)間を溶接するのに用い
    られる加工ロボット装置であって、 ロボットアーム(R1)と、そのアーム(R1)先端部に着
    脱可能に装着されたワーク把持具(H)と、同アーム
    (R1)先端部に設けられた溶接作業具(E)とを備え、 前記ワーク把持具(H)は、該把持具(H)のロボット
    アーム(R1)先端部への装着状態で該アーム(R1)の移
    動により該把持具(H)に小物ワーク(W1)を位置決め
    保持し得る位置決め保持手段(52,55,56)と、その位置
    決め保持手段(52,55,56)により保持された小物ワーク
    (W1)を、前記装着状態で該アーム(R1)の移動により
    大物ワーク(W2)に位置決めし得る位置決め手段(51,5
    2)と、その位置決め手段(51,52)により位置決めされ
    た小物ワーク(W1)及び大物ワーク(W2)相互を、前記
    装着状態および該把持具(H)のロボットアーム(R1
    先端部からの分離状態の何れにおいてもクランプし得る
    ワーククランプ装置(57,74)とを有し、 前記溶接作業具(E)は、前記ワーククランプ装置(5
    7,74)による両ワーク(W1,W2)相互の位置決め・クラ
    ンプ状態を維持したままワーク把持具(H)をロボット
    アーム(R1)先端部より分離した状態で、両ワーク
    (W1,W2)間を溶接すべく該アーム(R1)先端部と共に
    移動可能であることを特徴とする、加工ロボット装置。
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