JP2586222B2 - プラグの自動挿入装置 - Google Patents

プラグの自動挿入装置

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JP2586222B2 JP3031680A JP3168091A JP2586222B2 JP 2586222 B2 JP2586222 B2 JP 2586222B2 JP 3031680 A JP3031680 A JP 3031680A JP 3168091 A JP3168091 A JP 3168091A JP 2586222 B2 JP2586222 B2 JP 2586222B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車の組立
てラインにおいて、車体フロアに穿設された大小異なる
複数個の通孔にプラグを挿入して通孔を閉塞するプラグ
の自動挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のボデーの塗装前処理工程や塗装
工程において、ボデーを処理槽中の処理液に浸漬した
り、塗装液中に浸漬することが行われる。したがって、
ボデーの一部、例えばサイドシルの上面部には複数個の
通孔が穿設され、ボデーを処理液や塗装液から引き上げ
たとき、フロアやサイドシル中の液体が排出されるよう
にしている。
【0003】そこで、従来においては、ボデーの塗装が
完了した後、艤装工程に移る前、または艤装工程で、前
記通孔にプラグを挿入して通孔を閉塞している。この通
孔は、一般に合成樹脂、ゴムからなるプラグによって閉
塞されるが、このプラグの挿入作業は作業者の手作業に
よって行われている。
【0004】すなわち、従来においては、大プラグを収
容した部品ボックスと小プラグを収容した部品ボックス
とをボデーの搬送ラインの近傍に設置し、ボデーがプラ
グ挿入ポジションに位置したとき、作業者が部品ボック
スから大小のプラグを必要個数だけ取り出し、フロアに
穿設された通孔に手指または工具を用いて押し込むこと
により挿入している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フロアには
通常は大径の通孔が2個、小径の通孔が6個、しかも散
在して穿設されている。したがって、作業者が部品ボッ
クスから必要個数のプラグを取り出し、フロアに穿設さ
れた通孔に位置決めして手指または工具を用いて押し込
む作業は、狭いスペースでの作業となり、多くの労力を
費やしている。
【0006】この発明は前記事情に着目してなされたも
ので、その目的とするところは、フロアに穿設された大
小異なる通孔にプラグを供給して挿入する作業が人手を
介することなく、自動的に行うことができ、作業能率の
向上を図ることができるプラグの自動挿入装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、車体に穿設
された大小異なる複数個の通孔にプラグを自動的に挿入
するプラグの自動挿入装置であって、大プラグを自動供
給する大プラグパーツフィーダと、小プラグを自動供給
する小プラグパーツフィーダと、一端側にプラグ受取り
ポジションを有し、他端側にプラグ受渡しポジションを
有し、前記プラグ受取りポジションを前記両パーツフィ
ーダの供給部に対向して設けたスライドユニットと、こ
のスライドユニットにスライド自在に設けられ前記プラ
グ受取りポジションとプラグ受渡しポジションとの間を
往復運動するとともに、一側縁に前記大プラグパーツフ
ィーダから供給された複数個の大プラグを支持する大プ
ラグ支持部および他側縁に前記小プラグパーツフィーダ
から供給された複数個の小プラグを支持する小プラグ支
持部を備えたプラグ供給ベースと、前記車体とプラグ受
渡しポジションとの間に設置され車体に穿設された通孔
とプラグ受渡しポジションとの間を往復運動するロボッ
トアームを備えた多関節ロボットと、前記ロボットアー
ムの先端部に設けられたロボットハンドとからなり、
記ロボットハンドは、駆動機構によって回転される回転
軸と、この回転軸の先端部に揺動自在に設けられたハン
ド取付けベースと、このハンド取付けベースの下面に突
設されたシャフトの先端部に設けられ前記大プラグをハ
ンドするプラグ保持筒を有する複数の大プラグハンド
と、前記ハンド取付けベースの側面に突設されたシャフ
トの先端部に設けられ前記小プラグをハンドするプラグ
保持筒を有する複数の小プラグハンドと、前記ハンド取
付けベースを前記回転軸に対して垂直姿勢となる第1の
プラグハンド作業位置と前記回転軸と平行姿勢となる第
2のプラグハンドとの2位置に切換えるアクチュエータ
とを備え、前記ロボットアームの動作によって大小のプ
ラグを前記通孔に押込み挿入することを特徴としてい
る。
【0008】
【作用】大プラグパーツフィーダから供給された大プラ
グはプラグ受取りポジションに位置しているプラグ供給
ベースの大プラグ支持部に支持され、小プラグパーツフ
ィーダから供給された小プラグはプラグ受取りポジショ
ンに位置しているプラグ供給ベースの小プラグ支持部に
支持される。大小プラグが支持されると、プラグ供給ベ
ースは、プラグ受渡しポジションまでスライドして待機
する。
【0009】多関節ロボットのロボットアームの旋回に
よってロボットハンドが前記プラグ受渡しポジションに
対向すると、ロボットアームの動作によって大プラグを
大プラグハンドによって把持し、小プラグを小プラグハ
ンドによって把持する。
【0010】そして、ロボットアームが再び旋回し、ロ
ボットアームの動作によって大小のプラグをそれぞれの
通孔に押込み挿入する。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0012】図1はプラグの自動挿入装置の平面図、図
2はその正面図、図3はその側面図を示す。車体1はコ
ンベア2に載置され、コンベア2の間欠走行によって矢
印方向に搬送される。コンベア2の隣側にはプラグ供給
装置3が設けられ、このプラグ供給装置3とコンベア2
との間には多関節ロボット4が設置されている。
【0013】そして、多関節ロボット4によってプラグ
供給装置3からプラグを受取り、車体1に搬送して車体
1のフロア5に穿設された大小異なる複数個の通孔に挿
入して通孔を閉塞するように構成されている。
【0014】次に、各部の構成について詳細に説明す
る。まず、前記プラグ供給装置3について説明すると、
図4〜図6に示すように構成されている。すなわち、6
は大プラグパーツフィーダで、7は小プラグパーツフィ
ーダである。両パーツフィーダ6,7は基本的には同一
構造の公知のボールフィーダが用いられている。
【0015】大プラグパーツフィーダ6および小プラグ
パーツフィーダ7にはそれぞれシュート6a,7aが設
けられ、後述する大プラグ19および小プラグ20を1
列に供給することができる。さらに、これらフィーダ6
a,7aは平行状態に配置されており、その先端部には
移載部6b,7bが設けられている。
【0016】前記移載部6b,7b間にはスライドユニ
ット8の一端部に設けられたプラグ受取りポジション9
が設けられ、他端部にはプラグ受渡しポジション10が
設けられている。スライドロッド8にはプラグ受取りポ
ジション9とプラグ受渡しポジション10との間を往復
運動するプラグ供給ベース11がスライド自在に支持さ
れ、これはシリンダ12によって駆動される。
【0017】前記プラグ供給ベース11は矩形状板体の
一側縁に2個の大プラグ19,19を支持するU字状の
切欠部からなる大プラグ支持部13,13が櫛歯状に設
けられ、他側縁には6個の小プラグ20…を支持するU
字状の切欠部からなる小プラグ支持部14…が櫛歯状に
設けられている。
【0018】大プラグ19は、図7の(A)に示すよう
に、本体部19aが逆皿状で、その外周縁にはU字状部
19bを介して鍔部19cが設けられ、さらに本体部1
9aの中央部には開口部方向に突出する突出部19dが
設けられている。また、小プラグ20は、図7の(B)
に示すように、大プラグ19よりは肉厚で、その本体部
20aの外周縁部にはU字状部20bを介して鍔部20
cが設けられている。
【0019】そして、大プラグ19の本体部19aが大
プラグ支持部13の開口から挿入され、鍔部20cが大
プラグ支持部13の縁部に掛止されて支持される。ま
た、小プラグ20の本体部19aが小プラグ支持部14
の開口から挿入され、鍔部19cが小プラグ支持部14
の縁部に掛止されて支持される。
【0020】また、前記プラグ供給ベース11がプラグ
受取りポジション9に位置したとき、大プラグ支持部1
3が前記大プラグパーツフィーダ6の移載部6bに対向
するとともに、小プラグ支持部14が前記小プラグパー
ツフィーダ7の移載部7bに対向するようになってい
る。
【0021】前記移載部6bにはシリンダ15aによっ
て駆動されるプッシュロッド16aが設けられ、移載部
6bに供給された大プラグ19はプッシュロッド16a
によってプラグ供給ベース11の大プラグ支持部13,
13に押し込み供給されるようになっており、移載部7
bにはシリンダ15bによって駆動されるプッシュロッ
ド16bが設けられ、移載部7bに供給された小プラグ
20はプッシュロッド16bによってプラグ供給ベース
11の小プラグ支持部14…に押し込み供給されるよう
になっている。
【0022】また、前記スライドユニット8の端部のプ
ラグ受渡しポジション10の近傍にはプラグ払い機構1
8が設けられ、これは前記多関節ロボット4によってプ
ラグ供給ベース11から大小プラグ19,20を受取る
際に受取りミスが発生したとき、そのプラグをプラグ供
給ベース11から払い落とすようになっている。
【0023】前記多関節ロボット4は、図1〜図3に示
すように構成されている。すなわち、ロボット本体21
には水平面内で回転自在な回転台22が設けられ、この
回転台22には駆動モータ23によって上下方向に回動
自在なロボットアーム24が設けられている。ロボット
アーム24の先端部にはロボットハンド25が回転自在
に設けられている。
【0024】ロボットハンド25は、図8に示すよう
に、駆動機構としての駆動モータ26によって駆動され
る回転軸27が設けられ、この回転軸27の先端部には
枢支軸28を中心として回動自在なハンド取付けベース
29が設けられている。
【0025】ハンド取付けベース29は円板状をなして
おり、この下面には2個の大プラグハンド30,30が
回転軸27を中心として対称的に取付けられている。さ
らに、ハンド取付けベース29の外周面には6個の小プ
ラグハンド31…が放射状に取付けられている。
【0026】さらに、前記回転軸27の側壁にはブラケ
ット32を介してアクチュエータとしてのエアシリンダ
33が設けられている。すなわち、エアシリンダ33
は、シリンダ本体34の端部がブラケット32に対して
枢着され、そのロッド35の先端部は前記ハンド取付け
ベース29の一部に連結されている。
【0027】そして、エアシリンダ33の作動によりロ
ッド35が引き込んだ状態においては、ハンド取付けベ
ース29が回転軸27に対して直角になり、大プラグハ
ンド30が下向きとなり、エアシリンダ33の作動によ
りロッド35が突出した状態においては、ハンド取付け
ベース29が枢支軸28を中心として回動し、回転軸2
7と平行となって小プラグハンド31が下向きとなる。
【0028】次に、図9を参照して大プラグハンド30
について説明すると、36はハンド取付けベース29に
上端部が固定されたシャフトであり、このシャフト36
の下端近傍にはフランジ部37が設けられている。この
シャフト36にはフランジ部37に嵌合するプラグ保持
筒としての内筒38と外筒39とからなるソケット40
が軸方向に移動自在に嵌合されている。そして、ソケッ
ト40はシャフト36に嵌合されたスプリング41によ
って下方に付勢されているとともに、キー42とキー溝
43によって回り止めされている。
【0029】また、図10を参照して小プラグハンド3
1について説明すると、44,44は基端部がハンド取
付けベース29の外周面に固定された2本の支持ロッド
であり、これら支持ロッド44,44間にはこれらと平
行状態に1本のシャフト45が設けられ、このシャフト
45の先端部には大径部46が設けられている。
【0030】前記支持ロッド44,44の先端部間には
プレート47が設けられ、このプレート47には開口穴
48が穿設されている。開口穴48にはプラグ保持筒と
しての外筒49が固定され、この外筒49の内部には前
記シャフト45に対して軸方向に移動自在な内筒50が
前記大径部46に嵌合した状態に設けられている。そし
て、この内筒50はシャフト45に嵌合されたスプリン
グ51によって先端部方向に付勢されている。
【0031】次に、前述のように構成されたプラグの自
動挿入装置を用いて車体1のフロア5に穿設されている
2個の大径通孔61,61と、6個の小径通孔62…に
大小プラグ19,20を挿入する方法について説明す
る。
【0032】大プラグパーツフィーダ6および小プラグ
パーツフィーダ7が作動すると、大プラグ19はシュー
ト6aを介して移載部6bに供給され、小プラグ20は
シーュート7aを介して移載部7bに供給される。ま
た、スライドユニット8をスライド自在なプラグ供給ベ
ース11はシリンダ12によってプラグ受取りポジショ
ン9に待機している。
【0033】そこで、移載部6bに位置している大プラ
グ19はシリンダ15aによって駆動されるプッシュロ
ッド16aによってプラグ供給ベース11の1つの大プ
ラグ支持部13に押し込み供給される。1つの大プラグ
19の供給が終了すると、プラグ供給ベース11はスラ
イドユニット8を1ピッチ移動し、次の大プラグ支持部
13が移載部6bに対向し、再びプッシュロッド16a
によって押し込み供給される。移載部7bに位置してい
る小プラグ20も大プラグ19と同様の手段によって順
次、小プラグ支持部14…に1個づつ押し込み供給され
る。
【0034】この場合、大小プラグ19,20は合成樹
脂またはゴム等の弾性材料によって成形されているた
め、大小プラグ支持部13,14に対して横方向から圧
入するだけで弾性的に保持される。
【0035】大小プラグ19,20の供給が終了する
と、プラグ供給ベース11はシリンダ12によってプラ
グ受取りポジション9からプラグ受渡しポジション10
に搬送される。
【0036】次に、多関節ロボット4の回転台22の回
転によってロボットアーム24が旋回し、そのロボット
アーム24の先端部に設けられたロボットハンド25が
プラグ受渡しポジション10に対向する。ロボットハン
ド25のハンド取付けベース29は水平状態にあり、そ
の下面に2個の大プラグハンド30,30が下向きに位
置している。
【0037】したがって、まず、一方の大プラグハンド
30がプラグ受渡しポジション10に位置するプラグ供
給ベース11の大プラグ支持部13の真上に対向する。
そして、ロボットアーム24の下降によって大プラグハ
ンド30が大プラグ支持部13に支持された大プラグ1
9を下方に押し付けると、大プラグ19が大プラグハン
ド30の内部に嵌着して把持される。
【0038】このようにして1個の大プラグ19のハン
ドが終了すると、回転軸27が回転して他方の大プラグ
ハンド30がプラグ供給ベース11の残りの大プラグ1
9の真上に対向する。そして、ロボットアーム24の下
降によって大プラグハンド30が大プラグ19を下方に
押し付けると、大プラグ19が大プラグハンド30の内
部に把持される。
【0039】2個の大プラグ19,19のハンドが終了
すると、エアシリンダ33が作動してロッド35が突出
する。ロッド35が突出すると、ハンド取付けベース2
9は枢支軸28を中心として回動し、回転軸27と平行
となる。つまり、大プラグハンド30,30が横向きと
なり、小プラグハンド31…が下向きとなる。
【0040】したがって、まず、1個の小プラグハンド
31がプラグ受渡しポジション10に位置するプラグ供
給ベース11の小プラグ支持部14の真上に対向する。
そして、ロボットアーム24の下降によって小プラグハ
ンド31が小プラグ支持部14に支持された小プラグ2
0を下方に押し付けると、小プラグ20が小プラグハン
ド31の内部に嵌着して把持される。
【0041】このようにして1個の小プラグ20のハン
ドが終了すると、回転軸27が回転して次の小プラグハ
ンド31がプラグ供給ベース11の次の小プラグ20を
把持し、このようにして6個の小プラグ20を小プラグ
ハンド31によって把持される。
【0042】プラグ供給ベース11に支持された大小プ
ラグ19,20のすべてをロボットハンド25が把持す
ると、多関節ロボット4の回転台22の回転によってロ
ボットアーム24が旋回し、そのロボットアーム24の
先端部に設けられたロボットハンド25が車体1のサイ
ド開口部から車体1の内部に挿入され、フロア60に穿
設された大径通孔61,61と小径通孔62…に位置決
めされる。
【0043】すなわち、大径通孔61に大プラグ19を
挿入する場合には、大プラグハンド30に把持された大
プラグ19が大径通孔61の真上に対向し、次にロボッ
トアーム24の下降すると、ソケット40の外筒39が
大径通孔61の外周縁のフロア60に当接する。
【0044】この状態で、ロボットアーム24がさらに
下降すると、スプリング41が圧縮され、ソケット40
は相対的にシャフト36に沿って後退し、ソケット40
から大プラグ19が抜ける。そして、大プラグ19はシ
ャフト36の先端部で下方に押圧され、大プラグ19は
大径通孔61に押し込まれる。
【0045】2個の大径プラグ19の挿入が終了する
と、エアシリンダ33の作動によりロッド35が突出
し、ハンド取付けベース29が枢支軸28を中心として
回動して小プラグハンド31が下向きとなる。
【0046】そして、小径通孔62に対する小プラグ2
0の挿入に移るが、小プラグハンド31に把持された小
プラグ20が小径通孔62の真上に対向し、次にロボッ
トアーム24の下降すると、内筒50に把持された小プ
ラグ20が小径通孔62に挿入される。
【0047】この状態で、ロボットアーム24がさらに
下降すると、スプリング51が圧縮され、内筒50は相
対的にシャフト45に沿って後退し、内筒50から小プ
ラグ20が抜ける。そして、小プラグ20はシャフト4
5の先端部で下方に押圧され、小プラグ20は小径通孔
62に押し込まれる。
【0048】このようにして大小プラグ19,20のす
べての挿入が完了すると、多関節ロボット4の回転台2
2の回転によってロボットアーム24が旋回し、そのロ
ボットアーム24の先端部に設けられたロボットハンド
25が車体1のサイド開口部から脱出して再びプラグ受
渡しポジション10に位置するプラグ供給ベース11に
対向し、前述した同様の動作を繰り返して次に搬入され
る車体1に対するプラグ挿入作業を行う。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、車体のフロアに穿設された大小異なる通孔にプラグ
を挿入して閉塞する作業が人手を介することなく自動的
に行え、作業能率の向上を図ることができる。また、プ
ラグ供給ベースに大プラグ支持部と小プラグ支持部を設
けることにより、ロボットハンドによって大小異なるプ
ラグを順次把持する場合においても動作が迅速かつ確実
に行え、信頼性が高いという効果がある。さらに、ロボ
ットハンドは、回転軸の先端部に揺動自在に設けられた
ハンド取付けベースに大プラグをハンドするプラグ保持
筒を有する複数の大プラグハンドと小プラグをハンドす
るプラグ保持筒を有する複数の小プラグハンドを有し、
ハンド取付けベースを回転軸に対して垂直姿勢となる第
1のプラグハンド作業位置と平行姿勢となる第2のプラ
グハンドとの2位置に切換えるアクチュエータとを備え
ているため、プラグ挿入作業時の各ハンドプラグの姿勢
は、常に回転軸の軸線方向と平行となる姿勢での挿入作
業となり、多関節ロボットのハンド部に挿入作業のため
のアクチュエータを設けることなく、大きな挿入力が必
要とする作業でもロボットのハンドの移動のみで作業が
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るプラグの自動挿入装
置の概略的構成を示す平面図。
【図2】同実施例のプラグの自動挿入装置の概略的構成
を示す正面図。
【図3】同実施例のプラグの自動挿入装置の概略的構成
を示す側面図。
【図4】同実施例のプラグの供給装置の平面図。
【図5】同実施例のプラグ供給ベースの平面図。
【図6】同実施例のプラグ供給ベースの側面図。
【図7】同実施例の大小異なるプラグの縦断側面図。
【図8】同実施例のロボットハンドの一部を断面した側
面図。
【図9】同実施例の大プラグハンドの縦断側面図。
【図10】同実施例の小プラグハンドの縦断側面図。
【符号の説明】
1…車体、4…ロボット、5…フロア、6…大プラグパ
ーツフィーダ、7…小プラグパーツフィータ、8…スラ
イドユニット、9…プラグ受取りポジション、10…プ
ラグ受渡しポジション、11…プラグ供給ベース、13
…大プラグ支持部、14…小プラグ支持部。24…ロボ
ットアーム、25…ロボットハンド、30…大プラグハ
ンド、31…小プラグハンド、61…大径通孔、62…
小径通孔。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に穿設された大小異なる複数個の通
    孔にプラグを自動的に挿入するプラグの自動挿入装置で
    あって、大プラグを自動供給する大プラグパーツフィー
    ダと、小プラグを自動供給する小プラグパーツフィーダ
    と、一端側にプラグ受取りポジションを有し、他端側に
    プラグ受渡しポジションを有し、前記プラグ受取りポジ
    ションを前記両パーツフィーダの供給部に対向して設け
    たスライドユニットと、このスライドユニットにスライ
    ド自在に設けられ前記プラグ受取りポジションとプラグ
    受渡しポジションとの間を往復運動するとともに、一側
    縁に前記大プラグパーツフィーダから供給された複数個
    の大プラグを支持する大プラグ支持部および他側縁に前
    記小プラグパーツフィーダから供給された複数個の小プ
    ラグを支持する小プラグ支持部を備えたプラグ供給ベー
    スと、前記車体とプラグ受渡しポジションとの間に設置
    され車体に穿設された通孔とプラグ受渡しポジションと
    の間を往復運動するロボットアームを備えた多関節ロボ
    ットと、前記ロボットアームの先端部に設けられたロボ
    ットハンドとからなり、 前記ロボットハンドは、駆動機構によって回転される回
    転軸と、この回転軸の先端部に揺動自在に設けられたハ
    ンド取付けベースと、このハンド取付けベースの下面に
    突設されたシャフトの先端部に設けられ前記大プラグを
    ハンドするプラグ保持筒を有する複数の大プラグハンド
    と、前記ハンド取付けベースの側面に突設されたシャフ
    トの先端部に設けられ前記小プラグをハンドするプラグ
    保持筒を有する複数の小プラグハンドと、前記ハンド取
    付けベースを前記回転軸に対して垂直姿勢となる第1の
    プラグハンド作業位置と前記回転軸と平行姿勢となる第
    2のプラグハンドとの2位置に切換えるアクチュエータ
    とを備え、前記ロボットアームの動作によって大小のプ
    ラグを前記通孔に押込み挿入する ことを特徴とするプラ
    グの自動挿入装置。
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