JP4931646B2 - グラップル - Google Patents

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Description

本発明は、作業機のアームに取付けられ、各種廃棄物や各種チップ等を把持して積み込み、積み降ろし、集積等の作業を行なう場合に使用するグラップルに関する。
産業廃棄物等のトラックへの積み込み、積み降ろし、集積等の作業を行なうグラップルは、例えば油圧ショベルのバケットの代わりに作業用アームの先端に油圧シリンダにより回動可能に、あるいは吊り下げて取付けられる。このようなグラップルは、特許文献1に記載されているように、作業機の作業用アームに取付けられる上部構造体と、上部構造体の下部に周方向に間隔を有して設けられる複数個の爪取付け用のブラケットと、各ブラケットにそれぞれ根本部を軸支して内外方向に開閉可能に取付けられる複数本の爪と、爪開閉用の油圧シリンダとを備える。
特許文献1に記載のグラップルにおいては、爪開閉用の油圧シリンダのボトム側端部を、作業用アームに取付けられるフレームに設けたブラケットに連結し、ロッド側端部を、爪の外面に設けたシリンダカバーの先端部に連結し、このシリンダカバーの外面側全体を開口し、その開口窓に蓋体を着脱可能に取付けている。
特開2005−240431号公報
特許文献1に記載されたグラップルにおいて、シリンダカバーや蓋体を爪の外側に設ける場合、これらの板厚が薄いと、障害物や廃棄物等がシリンダカバーや蓋体に衝突したり強い力で押圧された場合、シリンダカバーや蓋体が変形するため、ある程度の厚みを確保する必要がある。このため、シリンダカバーや蓋体の重量も大きくなり、これが爪の重量に加わり、グラップル全体の重量が増す。ここでグラップルとこれにより把持される処理対象物との総重量は作業機の規模により制限されるため、グラップルの重量が増すと、その分だけグラップルによる処理容量が減少し、同じ処理量を得るにはその総重量に耐え得るより大型の作業機が必要になるという問題点がある。
そこで爪を中空構造にして爪内に開閉用の油圧シリンダを収容する構造が考えられる。しかし、このような爪開閉用の油圧シリンダを爪内に収容する構造としても、爪の外面板に油圧シリンダが出し入れできるように、油圧シリンダの長さ程度の窓、すなわち爪の中途部から根本部にわたって切開された構造にしてその切開された窓部分を蓋体で閉じる構造(以下、これを上半部全開構造と称す)を採用した場合、爪の内部に溜まるチップや粉体等をこの窓部分側から除去するためには、油圧シリンダの側面と爪の側面板の内面との間に、人の手若しくは吸引器等が入る程度の幅を確保する必要がある。このため、爪の幅が大きくなり、強度確保のために側面板や蓋の厚みを大きくしなければならないこととあいまって、やはり爪の大型化と、重量の増大により、グラップルによる処理容量が減少し、同じ処理量を得るには、その分だけ大型の作業機が必要になるという問題点もある。
また、廃棄物やチップ等を爪で把持する場合、爪の処理対象物への食い込みを良くしかつ安定的に処理対象物を把持するためには、爪の幅を小さくし、爪の本数を増やすことが好ましいが、前記のような外面板の上半部全開構造では、爪の幅が大きくなるので、あまり爪の本数を増やすことができず、その結果、処理対象物への食い込み性を向上させることを期待できないという問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、爪の強度増大とこれに伴う爪の小型化、軽量化、狭幅化が図れ、もってグラップル全体の小型化、軽量化が図れると共に、爪の本数の増大による処理対象物への食い込み性および把持の安定性の向上が図れるグラップルを提供することを目的とする。
請求項1のグラップルは、作業機のアームに取付けられる上部構造体と、
前記上部構造体の下部フレームに周方向に間隔を有して設けられる複数個の爪取付け用のブラケットと、
内面板と左右の側面板と外面板とを互いに溶接してなり、断面形状が4角形の中空構造を成し、前記各ブラケットにそれぞれ根本部を外嵌して枢着軸を中心に内外方向に開閉可能に取付けられる複数本の爪と、
前記各爪内に収容され、一方側端部が前記ブラケットにおける前記枢着軸より爪開閉方向の外側となる位置に回動可能に連結され、他方側端部が前記爪の中途部分に回動可能に連結して取付けられる爪開閉用の油圧シリンダと、
前記爪の前記外面板の中途部に設けられ、爪の長手方向に長い形状を有し、前記油圧シリンダを差し込み抜き出すことができる第1の開口部と、
前記爪の前記左右の側面板の根本部近傍に設けられ、爪の長手方向に長い形状を有し、前記油圧シリンダのメンテナンスに用いられる第2の開口部と、
前記第1、第2の開口部を塞ぐために前記外面板、側面板にそれぞれ着脱可能に取付けられる蓋板とを備えたことを特徴とする。
請求項2のグラップルは、請求項1に記載のグラップルにおいて、
前記第1の開口部は爪の根本側が楕円形を成すと共に、爪の先端側はこの前記楕円形をなす部分に連設され、前記油圧シリンダの前記他方側のボスを通過可能な径を有しつつ前記楕円形をなす部分の最大幅より狭幅な半長円形を成すことを特徴とする。
請求項3のグラップルは、請求項1または2に記載のグラップルにおいて、
前記油圧シリンダの前記一方側端部に、前記一方側端部を覆い、かつ前記油圧シリンダの伸縮に伴う上下揺動に伴い上下に回動する可動カバーを前記ブラケットに軸支して設けると共に、
前記爪の根本部の外面板に、前記可動カバーのメンテナンス用の開口部およびこの開口部を塞ぐ着脱可能な蓋板をさらに備えたことを特徴とする。
請求項4のグラップルは、請求項1から3までのいずれかに記載のグラップルにおいて、
前記側面板における前記油圧シリンダの前記他方側端部を連結するピン挿通用貫通孔の近傍でかつこの貫通孔より根本側に、爪の内部を掃除するための開口部およびこの開口部を塞ぐ着脱可能な蓋板をさらに備えたことを特徴とする。
請求項1のグラップルは、外面板に油圧シリンダの抜き差し用の第1の開口部を設け、爪の側面板の根本部に油圧シリンダのメンテナンス用の第2の開口部を設けた構造であり、爪の外面にシリンダカバーやその窓を塞ぐ蓋体を設けた従来のグラップルに比較してコンパクトな構造となり、爪の小型化と軽量化を図ることができる。また、本発明の外面板に設ける第1の開口部は、油圧シリンダを斜めにして爪内に差し込む構造であり、前述したような外面板の上半部全開構造に比較し、開口面積が大幅に減少し、爪の強度が増大する。また、上半部全開構造では、前述のように爪の幅が増大するが、本発明の第2の開口部は側面板に設けられており、この第2の開口部から油圧シリンダのボトム側に接続されている油圧ホースのメンテナンス作業が可能になると共に、この第2の開口部から爪内に手または箒等を差し込んで爪内の塵埃を掻き出すことにより爪の内部の掃除が可能であり、メンテナンスおよび爪内の掃除のために爪の幅を増大させる必要がなくなり、爪の小型化、軽量化、狭幅化に寄与し、グラップルの処理容量を増大させ、小型の作業機を用いて比較的容量の大きなグラップルを取付けて作業を行なうことができ、作業の能率向上、経済化、省エネルギー化が図れる。また、爪の狭幅化が可能となるので、処理対象物への爪の食い込み性が向上するとともに、爪の本数を例えば5本に増やすことが容易となり、処理対象物の把持の安定性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、第1の開口部が爪の根本側の楕円形をなす部分と、この楕円形をなす部分の最大幅より狭幅の半長円形部とにより構成したので、油圧シリンダのチューブを斜めにして一方側端部から爪内に挿入し、他方側のボスを半長円形部より通して挿入することができる。この構造では、全体を楕円形にする場合に比較し、開口面積を狭くすることができ、強度を増大させることができる。また、第1の開口部の根本側の楕円形は、爪が捻れた時に開口部縁に生じる応力を分散させて緩和する形状でもある。
請求項3の発明によれば、前記一方側端部を覆う可動カバーを設けた構造としてので、爪の内部への金属片や塵埃等の異物の侵入を防止することができ、油圧シリンダの損傷が防止されると共に、可動カバーのメンテナンスを可動カバーに対応する箇所に設けた開口部から行なうことができる。
請求項4の発明によれば、前記側面板における前記油圧シリンダの他方側端部を連結する貫通孔の根本側近傍に、爪の内部を掃除するための開口部をさらに設けたので、爪内の油圧シリンダの他方側端部の収容部の掃除が容易となる。また、この開口部は、爪のロッド側端部の油圧ホース接続用のポートを油圧シリンダの下側に設ける場合のメンテナンス用の開口部として利用することもできる。
図1は本発明のグラップルの一実施の形態を示す斜視図、図2はこのグラップルの一部を除いて示す斜視図、図3はこのグラップルの平面図である。このグラップルは、油圧ショベル等の作業用アーム(図示せず)に取付けられる上部構造体1と、筒状をなすその下部フレーム2の周囲に周方向に等間隔を有して設けられた2枚の平行板3aを有する複数個のブラケット3と、各ブラケット3に取付けられる断面形状が4角形の中空構造をなす爪4と、各爪4に収容して取付けられる爪開閉用の油圧シリンダ5とを備える。この実施の形態においてはブラケット3および爪4が5個ずつ設けられた例を示しているが、本発明はこれらのブラケット3や爪4が2個以上設けられるグラップルに適用できる。
上部構造体1は、油圧モータ6により前記下部フレーム2を旋回する旋回装置8と、この旋回装置8上に設けられたブラケット9とを有し、このブラケット9は作業用アームにピン付けするためのボス10と、作業用アームに取付けられるリンクに連結するためのボス11とを有する。7は油圧シリンダ5への作動油の供給を行なうためにブラケット9側の非旋回部と下部フレーム2側の旋回部との油路を接続するセンタージョイントである。
下部フレーム2は、図4の斜視図および図5の側面図に示すように、円形または多角形の筒部2aの上面にそれぞれ旋回装置8の被旋回体に固定する上板2bを溶接し、筒部2aの底面に底板2cを溶接してなる。下部フレーム2の筒部2aに前記各ブラケット3を構成する平行板3a、3aを溶接する。各ブラケット3を構成する平行板3a、3aの下部の下部フレーム2の中心側寄りの位置(爪4の開閉方向に見て内側の位置)にはそれぞれ爪取付け用の貫通孔12を設けると共に、平行板3a、3aの下部の対向面にはこれらの貫通孔12に連通する貫通孔を有するボス13を溶接する。
また、ブラケット3を構成する一対の平行板3a、3aの対向面における前記ボス13より上部でかつ下部フレーム2の中心側からボス13よりも離れた位置(爪4の開閉方向に見て外側の位置)には、それぞれ油圧シリンダ5取付け用の貫通孔14を設けると共に、平行板3a、3aの相互の対向面にはそれぞれ貫通孔14に連通するボス15、15を溶接する。
図6に示すように、爪4は内面板4aと左右の側面板4bと外面板4cとを溶接により一体化した4角形の断面形状をなす。内面板4aは爪4により比較的小さいサイズの把持対象物について作業する際に、隣接する爪4、4の間から把持対象物が漏れることを防止するため、側面板4bから左右に張り出した張り出し部4a1を有する。この張り出し部4a1の張り出し量は作業対象により種々に変更される。
また、爪4の根本部の側面板4bの下部には爪4をブラケット3に取付けるための貫通孔17と、この貫通孔17に連通する貫通孔を有するボス19を、両側面板4bの外面に溶接する。また、爪4の中途部の両側面板4bには油圧シリンダのロッド側端部を連結するピンを挿着するための貫通孔20を設けると共に、両側面板4bの内面には、これらの貫通孔20にそれぞれ連通する貫通孔を有するボス21、21を溶接する。
図2、図7に示すように、外面板4cの中間部には、油圧シリンダ5の取付け、取外しを行なう際に油圧シリンダ5を差し込み、抜き出しするための第1の開口部26を設ける。この開口部26は、爪4の長手方向に長い根本側の楕円形部26aと、この楕円形部26aに連続し、油圧シリンダ5のロッド部を通すために外面板4cの先端側弧状部4c1に設けられた半長円部26bとからなる。また、半長円部26bは、油圧シリンダ5のロッド側を通過可能な径を有しつつ楕円形をなす部分26aの最大幅より狭幅な半長円形を成す。両側面板4bの根本部には、油圧シリンダ5の油圧ホース(図示せず)をボトム側ポート22(図2参照)に接続、分離する等のメンテナンス作業や爪4の内部の掃除等を行なうための第2の開口部23を設ける。
この実施の形態においては、油圧シリンダ5のロッド側ポート25が油圧シリンダ5の上側に付いているので、第1の開口部26は、このロッド側ポート25が油圧ホースを接続、分離することを可能とするメンテナンス作業のためにも用いられる。
さらにこの実施の形態においては、両側面板4bの貫通孔20の根本側の近傍に、掃除等を行なうための開口部24を設ける。また、外面板4cの根本部には後述の可動カバー27のメンテナンスのための楕円形の開口部29を設ける。これらの開口部23、24、26、29の周囲にはねじ孔30を設け、これらの開口部23、24、26、29を蓋板32〜35により塞ぎ、ねじ孔30に螺合するボルト31によってこれらの蓋板32〜35を着脱可能に固定する。28はボルト31の頭部を保護するために側面板4bや外面板4cに溶接したボルトガードである。
蓋板32〜35は爪4を構成する内面板4a、側面板4bの厚み(例えば19mm)、外面板4cの厚み(例えば16mm)より薄い例えば半分程度の厚み(例えば6〜9mm)とすることにより、軽量化を図る。また、軽量化のため、油圧シリンダ5の収容部分より先端側の弧状部分の側面板4b1は例えば9mm程度に薄くし、対応する先端部分の外面板4c1の厚みも例えば12mm程度に薄くすると共に、爪先端に行くにつれて左右の側面板4b1、4b1間の間隔が狭くなるように配置し、外面板4c1もこの間隔が狭くなるに従って爪先の方を細くした。内面板4aの厚みは全長にわたり12mmとした。
爪4のブラケット3への取付けは、爪4の根本部の貫通孔17およびボス19の位置を、ブラケット3の下部に設けた貫通孔12およびボス13に位置を合わせてこれらのボス13、19および貫通孔12、17に図8に示すように枢着軸18を挿着することにより、爪4をブラケット3に枢着軸18を中心に内外方向に開閉可能に取付ける。
油圧シリンダ5のボトム側端部は、この端部に設けたボス36(図2参照)をブラケット3に設けたボス15、15間に嵌合し、連結用のピン37を貫通孔14およびこれらのボス15、36に挿着して油圧シリンダ5のボトム側端部をブラケット3に回動可能に連結する。また、ボス15にその半径方向に設けた貫通孔38およびピン37の抜け止め孔(図示せず)に挿着するピンやボルトからなる抜け止め部材(図示せず)によりピン37を抜け止めする。
油圧シリンダ5のロッド側端部は、この端部に設けたボス39(図2参照)を爪4の中途部に設けた貫通孔20およびボス21の位置に合わせ、これらの貫通孔20およびボス21、39にピン41を挿着して油圧シリンダ5のロッド側端部を爪4の中途部に回動可能に連結する。また、ボス21に半径方向に設けた貫通孔41およびピン41の抜け止め孔(図示せず)に挿着するピンまたはボルトからなる抜け止め部材(図示せず)によりこのピン41を抜け止めする。
次に爪4内への金属片や塵埃等の異物の侵入防止構造について説明する。ブラケット3を構成する2枚の平行板3a、3aの上面部は枢着軸18を中心とする円弧上にあるように弧状に形成する。そしてこの弧状をなす上面部における、下部フレーム2からボス15の近傍にいたる箇所にわたり、平行板3a、3a間への金属片や塵埃等の侵入防止のための枢着軸18を中心とする円弧に沿う弧状の固定カバー43を溶接する。また、2枚の平行板3a、3aの下面部も枢着軸18を中心とする円弧上にあるように弧状に形成し、下部フレーム2から爪4の開閉に伴って爪の根本部が移動する範囲にわたり、平行板3a、3a間への金属片や塵埃等の異物の侵入防止のため、前記円弧に沿う弧状の固定カバー44を溶接する。これらの固定カバー43、44はブラケット3の補強の役目も果たす。
可動カバー27は次のようにして取付ける。図9に示すように、前記ブラケット3に設けるボス15、15の上面に、それぞれ一対の取付け部材45、46をボス15の軸心方向に並べて溶接する。これらの部材45、46のうち、平行板3a側に近い部材45には貫通孔45aを設け、他方の部材46にはねじ孔46aを設ける。また、平行板部3aには貫通孔45aとねじ孔46aと同軸線上に貫通孔47を設ける。
一方、可動カバー27の一端側の下面には、図10の側面図、図11の平面図に示すように、前記部材45、46間に挿入して軸支させるための取付け片48、48を設け、これらの取付け片48、48に貫通孔48aを設ける。また、可動カバー27の固定カバー43の反対側の端部、すなわち外端部の下面の両側には、この可動カバー27が油圧シリンダ5のチューブ上に安定的に跨いで支持されるための鞍部材49をねじ等の固定具50により(溶接でもよい)取付けると共に、可動カバー27の外端部側に油圧シリンダ5のチューブを避けるための弧状の切欠部51を設ける。また、爪4が閉じた際の可動カバー27の位置が、爪4の枢着軸18を中心とする円弧上にあるように規制するため、ブラケット3に当接させるストッパ52を溶接する。また、可動カバー27には、油圧シリンダ5のボス36を避けるための4角形の開口部53を設ける。
この可動カバー27は、取付け片48をボス15に設けた取付け部材45、46間に嵌め、ブラケット3の平行板部3aの貫通孔47より軸54(図12参照)を挿入し、この軸54を取付け部材45の貫通孔45a、取付け片48の貫通孔48aに挿入して取付け部材46のねじ孔46aに軸54の先端の雄ねじ部を螺合することにより、ボス15に回動可能に取付ける。なおこの軸54としては雄ねじ部を有するものではなく、ピンを用いることもできる。この可動カバー27の内縁部(下部フレーム2に近い側の縁部)は、固定カバー43の外縁部に近接する。
次に固定カバー43、可動カバー27の作用を説明する。爪4が全開の状態では、外面板4cの根本部は下部フレーム2に最も近接した位置にある。このとき、固定カバー43のほとんど全部と、可動カバー27の全部が爪4の外面板4cにより覆われた状態である。また、可動カバー27は、その外縁部の鞍部材49が油圧シリンダ5のチューブに乗った状態で、可動カバー27の外縁部が上に持ち上げられた状態である。
この全開状態から油圧シリンダ5を伸長させて爪4を閉じ方向に動作させると、外面板4cの根本部は枢着軸18を中心とする円弧上にある固定カバー43の上面に沿い、固定カバー43との間に微小間隔を保ちながら動く。可動カバー27は、油圧シリンダ5の下方への揺動に伴い、その外縁部の鞍部材49が油圧シリンダ5のチューブに乗った状態で軸54を中心に下方に回動するので、可動カバー27が爪4の外面板4cに干渉することがなく、爪4の動きを妨げない。
爪4が更に閉じ、爪4の外面板4cの根本側端部が固定カバー43と可動カバー27との境界を超える際あるいは超えた際に、可動カバー27に設けたストッパ52がブラケット3の平行板3aの周辺部に当接し、それ以上の可動カバー27の下方への回動を防ぐ。このとき、固定カバー43の外縁部と可動カバー27の内縁部が最も近接し、両者間からの金属片や塵埃等の異物の侵入を防ぐ。このとき、可動カバー27は枢着軸18を中心とした円弧上にある。
さらに爪4が閉じる際に、爪4の外面板4cの根本側端部は可動カバー27の上面の円弧に沿って一定の微小間隔を保ったまま移動するから、この移動状態からさらには図12に示すように爪4が最も閉じた状態にわたり、爪4と可動カバー27との間から金属片や塵埃等の異物の侵入が防止される。図12のように爪4が最も閉じた状態では、可動カバー27の一部が爪4の外面板4cにより覆われずに露出し、残部が外面板4cにより覆われた状態となる。
このように、この実施の形態のグラップルにおいては、固定カバー43と可動カバー27とを備えたもので、爪4の開閉の全過程にいて、爪4の外面板4cでブラケット3や油圧シリンダ5のボトム側端部を覆うカバー27、43に対して微小間隔を保って覆うことができる。すなわち、爪の開閉の全工程にわたり、金属片や塵埃等の異物が爪4内に入ることを防止することができ、爪4内に侵入する異物による油圧シリンダ5の損傷を防止することができる。
また、中空構造の爪4の中に油圧シリンダ5を収容する構造としたので、爪4の外面にシリンダカバーや蓋体を設ける場合に比較してグラップルの重量を軽量化することができ、グラップルの処理容量を増大させ、小型の作業機を用いて比較的容量の大きなグラップルを取付けて作業を行なうことができ、作業の能率向上、経済化、省エネルギー化が図れる。
なお、図6、図13、図14に示すように、爪4の側面板4bの根本側には切欠部56を設け、この切欠部56を覆う補強板57を側面板4bの外面に溶接し、硬質合成樹脂製のスライドプレート55を切欠部56に嵌め込み、補強板57に設けた貫通孔59にボルト60を挿通してスライドプレート55に設けたねじ孔61に螺合して締結することにより、切欠部56に固定している。62はボルト60の頭部を保護するために補強板57に溶接したボルトガードである。
このようなスライドプレート55を設ければ、爪4の開閉動作に伴い、鋼板でなるブラケット3の平行板3aに合成樹脂製のスライドプレート55が当接し摺動するため、金属板同士が接触して摺動する場合の異音が発生せず、爪4の側面板4bとブラケット3との間の隙間を小さく構成することができ、側面板4bとブラケット3との間の隙間からの異物の侵入を防止することができ、さらに近隣への騒音による迷惑が防止できる。また、スライドプレート55をブラケット3に密着させて構成できるため、爪4とブラケット3との間のガタが少なくなり、作業中に爪4に発生する捻り力を枢着軸18のみならず、スライドプレート55によっても担うことができ、枢着軸18への負担が軽減される。
またスライドプレート55はブラケット3の平行板3aの外面に設けることもできるが、この実施の形態においては、爪4の根本部の側面板4bに設けた切欠部56と補強板57との間にスライドプレート55を嵌合してボルト60により固定する構造としたので、スライドプレート55の側面板4bによる保持が強固に行なわれ、スライドプレート55の取付けが容易になると共に、スライドプレート55の取付け部近傍が補強されるので、スライドプレート55の取付け部等、根本部の変形を防止することができる。
この実施の形態のグラップルは、爪4の側面板4bの根本部と外面板4cの中途部とそれぞれメンテナンス用の開口部を設けた構造であり、爪4の外面にシリンダカバーやその窓を塞ぐ蓋体を設けた従来のグラップルに比較してコンパクトの構造となり、爪の小型化と軽量化を図ることができる。
また、図8に示すように、左側の枢着軸18による爪4の着脱の際に、ブラケット3に取付けられかつ所定の開度に開いている隣接の右側の爪4の開口部23が左側の爪4の枢着軸18の延長線上にあり、かつ右側の爪4が枢着軸18に干渉しないように、枢着軸18の頭部が右側の爪の開口部23に入るような構成(枢着軸18の頭部の上下幅より右側の爪4の開度における枢着軸18の頭部の対向部の上下幅が大きい構成)とすることにより、爪4の着脱が容易となり、5本爪の実現が容易となる。また、枢着軸18のサイズ(長さ、直径)に制限されない設計、すなわち太く、長いピン等を枢着軸18として用いることができ、設計の自由度が上がる。
また、本発明の外面板4cに設ける第1の開口部26は、図7に示したように油圧シリンダ5を斜めにして爪4内に差し込む構造であり、前述したような外面板4cの上半部全開構造に比較し、開口面積が減少し、爪4の強度が増大する。
また、この実施の形態においては、第1の開口部26が爪4の根本側の楕円形をなす部分26aと、この楕円形をなす部分の最大幅より狭幅の半長円形部26bとにより構成したものであり、油圧シリンダ5のチューブを斜めにしてボトム側端部から爪4内に挿入し、ロッド側を半長円形部より通して挿入することができる。この構造では、全体を楕円形にする場合に比較し、開口面積を狭くすることができ、強度を増大させることができる。また、第1の開口部26の根本側の楕円形をなす部分26aは、爪4が捻れた時に開口部26の縁に生じる応力を分散させて緩和する形状でもある。
また、上半部全開構造では、前述のように爪4の幅が増大するが、本発明の第2の開口部23は側面板に設けられており、この第2の開口部23から油圧シリンダ5のボトム側に接続されている油圧ホースのメンテナンス作業が可能になると共に、第2の開口部23から爪4内に手または箒等を差し込んで爪4内の塵埃を掻き出すことにより爪4の内部の掃除が可能であり、爪4の幅を増大させる必要がなくなり、爪4の小型化、軽量化、狭幅化に寄与し、グラップルの処理容量を増大させ、小型の作業機を用いて比較的容量の大きなグラップルを取付けて作業を行なうことができ、作業の能率向上、経済化、省エネルギー化が図れる。また、爪4の狭幅化が可能となるので、処理対象物への爪4の食い込み性が向上する。
また、処理対象物への食い込み性を良くし、処理対象物の安定的把持を行なうためには、4本より5本の爪4を備えることが好適となるが、爪4を狭幅に構成できることから、爪の本数が多い実施の形態に示したグラップルの製造が容易となる。
また、この実施の形態においては、ボトム側端部を覆う可動カバー27を設けた構造であり、爪4の内部への金属片や塵埃等の異物の侵入が防止でき、油圧シリンダ5の損傷が防止されると共に、可動カバー27のメンテナンスを可動カバー27に対応する箇所に設けた開口部から行なうことができる。また、第1の開口部26は楕円形部26aを有し、可動カバー27用の開口部29も楕円形をなすので、爪4に捻れ力が加わった場合、応力集中が緩和される。また、図7に示すように、開口部26、29の間の部分が点線Xで示すいわばかすがいとしての役目を果たし、捻れ力に強い構造が実現される。
また、この実施の形態においては、側面板4bにおける油圧シリンダ5のロッド側端部を連結する貫通孔の根本側近傍に、爪4の内部を掃除するための開口部24をさらに設けたので、爪4内の油圧シリンダ5のロッド側端部の収容部の掃除が容易となる。また、この開口部24は、爪4のロッド側端部の油圧ホース接続用のポート25を油圧シリンダの下側に設ける場合は、油圧ホース着脱等のためのメンテナンス用の開口部として利用することもできる。しかしながら、ロッド側ポート25と油圧ホースとの接続、分離が油圧シリンダ5の上面側からの作業で行なえる場合には、外面板4cに設けた開口部26でこの開口部24の代用ができるからこの側面板4bに設けた開口部24は必ずしも必要ではない。
本発明のグラップルは、この実施の形態のように作業機の作業用アームに油圧シリンダにより回動可能に取付けるのではなく、垂下して取付ける構造のものとして用いることも可能である。
本発明のグラップルの一実施の形態を示す斜視図である。 この実施の形態のグラップルの一部を省略して示す斜視図である。 この実施の形態のグラップルの平面図である。 この実施の形態のグラップルの上部構造体の下部フレームを示す斜視図である。 この実施の形態のグラップルの上部構造体の下部フレームを示す側面図である。 この実施の形態の爪を示す斜視図である。 この実施の形態の爪における開口部を油圧シリンダの抜き差し状態で示す斜視図である。 この実施の形態の爪の取付け状態を示す斜視図である。 この実施の形態の可動カバーの取付け部を示す斜視図である。 この実施の形態の可動カバーを示す側面図である。 この実施の形態の可動カバーを示す平面図である。 この実施の形態の爪の全閉状態における爪および油圧シリンダと固定カバーおよび可動カバーとの位置関係を示す断面図である。 この実施の形態のスライドプレートの取付け部を示す斜視図である。 この実施の形態のスライドプレートの取付け構造を示す断面図である。
1:上部構造体、2:下部フレーム、3:ブラケット、3a:平行板、4:爪、4a:内面板、4b:側面板、4c:外面板、5:油圧シリンダ、6:油圧モータ、8:旋回装置、9:ブラケット、10、11:ボス、12:貫通孔、13:ボス、14:貫通孔、15:ボス、17:貫通孔、18:枢着軸、19:ボス、20:貫通孔、21:ボス、22、25:ポート、23、24、26、29:開口部、27:可動カバー、28:ボルトガード、30:ねじ孔、31:ボルト、32〜35:蓋板、36:ボス、37:ピン、38:貫通孔、39:ボス、40:ピン、41:貫通孔、43、44:固定カバー、45、46:取付け部材、47:貫通孔、48:取付け片、49:鞍部材、50:固定具、51:切欠部、52:ストッパ、53:開口部、54:軸、55:スライドプレート、56:切欠部、57:補強板、59:貫通孔、60:ボルト、61:ねじ孔、62:ボルトガード

Claims (4)

  1. 作業機のアームに取付けられる上部構造体と、
    前記上部構造体の下部フレームに周方向に間隔を有して設けられる複数個の爪取付け用のブラケットと、
    内面板と左右の側面板と外面板とを互いに溶接してなり、断面形状が4角形の中空構造を成し、前記各ブラケットにそれぞれ根本部を外嵌して枢着軸を中心に内外方向に開閉可能に取付けられる複数本の爪と、
    前記各爪内に収容され、一方側端部が前記ブラケットにおける前記枢着軸より爪開閉方向の外側となる位置に回動可能に連結され、他方側端部が前記爪の中途部分に回動可能に連結して取付けられる爪開閉用の油圧シリンダと、
    前記爪の前記外面板の中途部に設けられ、爪の長手方向に長い形状を有し、前記油圧シリンダを差し込み抜き出すことができる第1の開口部と、
    前記爪の前記左右の側面板の根本部近傍に設けられ、爪の長手方向に長い形状を有し、前記油圧シリンダのメンテナンスに用いられる第2の開口部と、
    前記第1、第2の開口部を塞ぐために前記外面板、側面板にそれぞれ着脱可能に取付けられる蓋板とを備えたことを特徴とするグラップル。
  2. 請求項1に記載のグラップルにおいて、
    前記第1の開口部は爪の根本側が楕円形を成すと共に、爪の先端側はこの前記楕円形をなす部分に連設され、前記油圧シリンダの前記他方側のボスを通過可能な径を有しつつ前記楕円形をなす部分の最大幅より狭幅な半長円形を成すことを特徴とするグラップル。
  3. 請求項1または2に記載のグラップルにおいて、
    前記油圧シリンダの前記一方側端部に、前記一方側端部を覆い、かつ前記油圧シリンダの伸縮に伴う上下揺動に伴い上下に回動する可動カバーを前記ブラケットに軸支して設けると共に、
    前記爪の根本部の外面板に、前記可動カバーのメンテナンス用の開口部およびこの開口部を塞ぐ着脱可能な蓋板をさらに備えたことを特徴とするグラップル。
  4. 請求項1から3までのいずれかに記載のグラップルにおいて、
    前記側面板における前記油圧シリンダの前記他方側端部を連結するピン挿通用貫通孔の近傍でかつこの貫通孔より根本側に、爪の内部を掃除するための開口部およびこの開口部を塞ぐ着脱可能な蓋板をさらに備えたことを特徴とするグラップル。
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