JP3564807B2 - 4ウエイフォークリフト - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、前後左右方向へ移動自在な4ウエイフォークリフトに係り、特に4ウエイフォークリフトのリーチレグ及びレグカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
図9は従来の4ウエイフォークリフトを示す平面図である。左前輪1と右後輪2はそれぞれ360゜旋回可能なキャスタ機構を有し、右前輪3はシリンダ4の作用により90゜操舵可能なキャスタ機構を有している。右前輪3が車両の前後方向に向くようにシリンダ4を油圧制御し、左後輪となる駆動輪5を操向することにより、通常のフォークリフトと同様に前後方向への走行が行われる。一方、シリンダ4により右前輪3を90゜旋回させて車両の左右方向に向けると共に駆動輪5を車両の左右方向に向けることにより、左右方向への走行が可能となる。この4ウエイフォークリフトは、車両を旋回させなくても所望の位置へ平行移動できるため、狭い場所における作業に特に有用なものである。
【0003】
このような4ウエイフォークリフトにあっては、左前輪1及び右前輪3が共に旋回可能なキャスタ機構を有するため、幅の広いリーチレグカバー6によりこれら前輪及びシリンダ4を覆って保護する必要がある。また、図10に示されるように、リーチレグカバー6の前半部の上面7はフォーク8ですくった荷物の仮置きができるように平坦に形成されているが、リーチレグカバー6内に前輪1及び3のキャスタ機構を収納するために、この上面7の高さ位置を高くする必要があり、リーチレグの後部に配置されたバッテリ9の下面より高くなっている。すなわち、リーチレグカバー6は、図11に示されるような形状を有し、従来溶接によりフレーム10と一体に形成されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、リーチレグカバー6が溶接一体構造のため、前輪1及び3、シリンダ4、並びに油圧配管等の組付、メンテナンスは、リーチレグカバー6の側面に形成されたサービス窓11あるいは前輪近傍の開口部を通して作業しなければならず、作業性がよくないという問題があった。また、稼働状況や使用環境によっては、リーチレグの根元に大きな応力が加わり、リーチレグカバー6の溶接部に負担がかかっていた。さらに、リーチレグカバー6の前半部の上面7が高くなっているために、バッテリ9の点検や交換をしたい場合に、バッテリ9の前方への引き出しが困難で、交換し難いという問題もあった。
【0005】
この発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、前輪、シリンダ等の組付及びサービス性に優れ且つ強度的に有利な4ウエイフォークリフトを提供することを目的とする。また、バッテリを容易に引き出すことができる4ウエイフォークリフトを提供することも目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る4ウエイフォークリフトは、旋回可能な前輪を有するリーチ型の4ウエイフォークリフトにおいて、前端部に前輪が旋回可能に取り付けられたリーチレグと、このリーチレグの前端部に前輪の上部を覆うように着脱自在に取り付けられたレグカバーとを備え、レグカバーは、リーチレグの後端部に配置されたバッテリをリーチレグに沿って前方へ引き出すことができるような切欠部を有すると共にリーチレグに沿って前方へ引き出されたバッテリをさらに側方へ引き出すために切欠部に面する一部分を着脱自在に形成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1にこの発明の一実施形態に係る4ウエイフォークリフトのリーチレグ21の前端部を示す。このリーチレグ21は左右一対のリーチレグのうち右側のもので、右前輪22を取り付けるための水平な板状のブラケット23とこのブラケット23の周りを覆うガード24とが設けられている。また、リーチレグ21の側部には、リーチレグ21内に右前輪操舵用のシリンダを取り付けるための開口部25が形成されている。右前輪22は、旋回自在にキャスタ機構26に取り付けられ、キャスタ機構26がリーチレグ21のブラケット23に複数のボルトにより固定される。
【0008】
図2に示されるように、開口部25を通して右前輪操舵用のシリンダ27をリーチレグ21内に取り付けると共に図示しない油圧配管をシリンダ27に取り付け、キャスタ機構26の中心軸に固定された金具28にワイヤ29の一端を接続する。ワイヤ29の他端は、フォークリフトの運転席に設けられた、右前輪22の操舵方向を示すインジケータに接続され、運転者はインジケータを見ることにより右前輪22の操舵方向を確認することができる。リーチレグ21のブラケット23の上面には二つの取付具30が形成されており、これら取付具30を利用してボルト31によりレグカバー32が図3に示されるようにリーチレグ21に着脱自在に取り付けられる。
【0009】
レグカバー32は、ブラケット23の上部とリーチレグ21の開口部25の周りを覆うような形状を有しているが、リーチレグ21の上面で且つ内側に位置する部分に切欠部33が形成され、この切欠部33においてはリーチレグ21の上面が露出している。また、レグカバー32の上面は荷物の仮置きができるように平坦に形成されている。
【0010】
シリンダ27の作用を図4及び図5により説明する。図4のようにシリンダ27のプランジャ34を十分に引っ込めることにより右前輪22が車両の前後方向を向くようにキャスタ機構26が固定され、一方、図5のようにシリンダ27のプランジャ34を十分に突出させると、キャスタ機構26が90゜旋回して右前輪22は車両の左右方向に固定される。
【0011】
図6に示されるように、4ウエイフォークリフトの左側のリーチレグ35の前端部には、上述した右側のレグカバー32と同様なレグカバー36が着脱自在に取り付けられる。左側のリーチレグ35は右側のリーチレグ21とほぼ同様の構造を有しているが、左前輪40は360゜自由に旋回し得るキャスタ機構を有しており、右前輪22のキャスタ機構26に連結されたようなシリンダ27は内蔵されない。従って、右側のリーチレグ21に形成されたシリンダ取り付け用の開口部25は左側のリーチレグ35には設けなくてもよい。
【0012】
左側のレグカバー36にも、右側のレグカバー32と同様に切欠部37が形成されている。左右の切欠部33及び37の幅は、図7に示されるようにリーチレグ21及び35の後端部に配置されたバッテリ38をリーチレグ21及び35に沿って前方へ引き出してもレグカバー32及び36がバッテリ38に当たらないような、すなわちバッテリ38が切欠部33及び37の間に入り込めるような大きさに形成されている。このため、マストにバッテリ38を連結し、マストを前方へリーチすることにより、バッテリ38をリーチレグ21及び35に沿って前方へ引き出すことができる。必要に応じて、前方へ引き出されたバッテリ38にバッテリ液を補充したり、バッテリ38の交換を行う。
【0013】
上述したレグカバー32及び36は、ボルトにより着脱自在にリーチレグ21及び35に取り付けられているので、容易にレグカバー32及び36を取り外して、前輪22及び40、シリンダ27、油圧配管等の組付及びメンテナンスを行うことができる。また、リーチレグ21及び35の根元にレグカバー32及び36との溶接部がないので、亀裂等の破損を生じる虞れはなくなる。
【0014】
なお、図6において、レグカバー32及び36の上面の平坦部は、荷物の仮置きをするために、マスト引き込み時のフォーク39の根元位置まで存在している。このため、バッテリ38をリーチレグ21及び35に沿って前方へ引き出しても、レグカバー32及び36を取り外さないと、レグカバー32及び36の後端部に妨害されてバッテリ38を車両の側方へ引き出すことができない。
【0015】
そこで、この実施の形態におけるレグカバー32及び36は、図8に示されるように、前輪22の上部を覆うレグカバー本体42と、レグカバー本体42の後部に着脱自在に取り付けられる着脱式カバー43とに分離可能になっている。レグカバー本体42は、ボルトによりリーチレグ21のブラケット23に取り付けられる。一方、着脱式カバー43は、このレグカバー41の切欠部44に面するレグカバー41の後端部を形成するもので、複数のピン45が設けられており、これらのピン45をレグカバー本体42の図示しないボスに差し込むことにより、工具を用いずに容易にレグカバー本体42に着脱することができる。
【0016】
図8に示すように、ピン45を引き抜いて着脱式カバー43をレグカバー本体42から取り外せば、リーチレグ21に沿って前方へ引き出されたバッテリ38をさらに車両の側方へ引き出すことができる。従って、バッテリ38の交換が容易となる。
【0017】
以上説明したように、この発明に係る4ウエイフォークリフトでは、バッテリ搭載高さの上昇、及びそれに伴う種々の構成品の搭載高さの上昇、さらに機台の重心高さの上昇を伴うことなく、前後左右へ平行移動し得る4ウエイ機構とバッテリの前方引き出しの採用とを両立させることができる。
また、この発明の4ウエイフォークリフトは、従来のリーチ型フォークリフトのリーチレグを利用し、リーチレグの前端部にキャスタ機構及びシリンダ等を取り付けると共にレグカバーを着脱自在に取り付けることにより製造することができるので、ベース車両となるリーチ型フォークリフトからの変更部分を最小限に抑え、より安価な生産コストで4ウエイフォークリフトを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る4ウエイフォークリフトのリーチレグの前端部を示す斜視図である。
【図2】リーチレグの前端部にレグカバーを組み付ける際の組立図である。
【図3】レグカバーが組み付けられたリーチレグの前端部を示す斜視図である。
【図4】シリンダの作用により右前輪が車両の前後方向を向いた状態を示す透視図である。
【図5】シリンダの作用により右前輪が車両の左右方向を向いた状態を示す透視図である。
【図6】この発明の一実施形態に係る4ウエイフォークリフトを示す平面図である。
【図7】この発明の一実施形態に係る4ウエイフォークリフトを示す部分側面図である。
【図8】実施形態におけるレグカバーを示す斜視図である。
【図9】従来の4ウエイフォークリフトを示す平面図である。
【図10】従来の4ウエイフォークリフトを示す部分側面図である。
【図11】従来のレグカバーを示す斜視図である。
【符号の説明】
21,35 リーチレグ
22 右前輪
23 ブラケット
24 ガード
25 開口部
26 キャスタ機構
27 シリンダ
30 取付具
31 ボルト
32,36 レグカバー
33,37,44 切欠部
38 バッテリ
42 レグカバー本体
43 着脱式カバー
45 ピン

Claims (1)

  1. 旋回可能な前輪を有するリーチ型の4ウエイフォークリフトにおいて、
    前端部に前輪が旋回可能に取り付けられたリーチレグと、
    前記リーチレグの前端部に前輪の上部を覆うように着脱自在に取り付けられたレグカバーと
    を備え、前記レグカバーは、前記リーチレグの後端部に配置されたバッテリを前記リーチレグに沿って前方へ引き出すことができるような切欠部を有すると共に前記リーチレグに沿って前方へ引き出されたバッテリをさらに側方へ引き出すために前記切欠部に面する一部分を着脱自在に形成したことを特徴とする4ウエイフォークリフト。
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