JPH07215661A - スクラップ処理作業機 - Google Patents

スクラップ処理作業機

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JPH07215661A
JPH07215661A JP2624694A JP2624694A JPH07215661A JP H07215661 A JPH07215661 A JP H07215661A JP 2624694 A JP2624694 A JP 2624694A JP 2624694 A JP2624694 A JP 2624694A JP H07215661 A JPH07215661 A JP H07215661A
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JP
Japan
Prior art keywords
scrap
electromagnet
claws
claw
bucket
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2624694A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoshi Toda
直志 渡田
Yorimichi Kubota
頼道 久保田
Fumihiko Ishise
文彦 石瀬
Noboru Inaba
昇 稲葉
Yoshio Hamada
吉生 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Caterpillar Japan Ltd
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Original Assignee
Caterpillar Mitsubishi Ltd
Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication date
Application filed by Caterpillar Mitsubishi Ltd, Shin Caterpillar Mitsubishi Ltd filed Critical Caterpillar Mitsubishi Ltd
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Publication of JPH07215661A publication Critical patent/JPH07215661A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一つのアタッチメントで、バケットの爪部に
よるスクラップの把持作業と、電磁石によるスクラップ
の吸着作業とを行えるようにする。 【構成】 開閉自在な複数の爪部12を有するバケット
7の爪部12に、電力供給を受けて励磁できる電磁石1
5を内装してなるスクラップ処理作業機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製鉄所、スクラップ処
理工場等で排出される強磁性を有したスクラップを搬送
する際に用いられるスクラップ処理作業機に関するもの
である。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】一般に、
鉄やコバルト等の強磁性物質を含有するスクラップ(ス
クラップチップ)を例えばトラックを用いて移送するよ
うな場合、トラック荷台からのスクラップの積降し作業
が必要となる。その場合に、開閉自在な爪部を有するバ
ケット(アタッチメント)を用いてスクラップの積降し
作業を行うのが一般的である。
【0003】ところが、スクラップが少量になってバケ
ットでは掴むことができない場合や、スクラップが小さ
すぎてバケットに引掛からないような場合が有り、この
様な場合には、電磁石を備えたアタッチメントでスクラ
ップを吸着して積降し作業を行うことがある。しかるに
この場合、移動機械に取付けられるアタッチメントを、
バケットから電磁石体に交換する必要が生じるが、この
ような交換作業は面倒かつ煩雑なうえ、これらアタッチ
メントが重いこともあって一人作業は事実上できず、作
業性に劣るという問題があった。
【0004】これに対し、アタッチメントとしてバケッ
トが備えられたものと電磁石体が備えられたものとの二
台の作業機を用い、各対応する作業を行うことが提唱さ
れるが、この場合には、大きな設備投資が必要であるう
え、広い作業スペースが要求され、しかも、一人の作業
員が二台の作業機間を移動して作業するのは面倒かつ煩
雑であって作業能率が劣り、疲労も重なるという問題が
有り、これを二人作業とした場合には、人件費が嵩み一
段と経費アップになる等の問題がさらに有る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の如き実
情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるスクラッ
プ処理作業機を提供することを目的として創案されたも
のであって、移動機械に、開閉自在な複数の爪部を有す
るバケットを取付けてなるスクラップ処理作業機におい
て、上記爪部に、移動機械側からの電力供給を受けて励
磁できる電磁石を設けたことを特徴とすることを特徴と
するものである。
【0006】そして本発明は、この構成によって、一つ
のアタッチメントで、爪部による把持作業と電磁石体に
よる吸着作業とができるようにしたものである。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図面において、1はスクラップ処理作業機であっ
て、該スクラップ処理作業機1は、下部走行体2、該下
部走行体2の上部に回動自在に取付けられた上部旋回体
3、該上部旋回体3に基端部が揺動自在に取付けられた
ブーム4、該ブーム4の先端部に基端部が揺動自在に取
付けられたアーム5等の各種部材から構成されており、
さらに、アーム5の先端部には、吊り金具6を介して後
述するバケット7が取付けられている。尚、8はブーム
シリンダ、9はアームシリンダ、10はバケットシリン
ダである。
【0008】11は前記バケット7を構成するベース板
であって、該ベース板11の上端部は、前記吊り金具6
に揺動自在に支持されている。このベース板11の下端
部には、ピン11aを介して、複数(本実施例では三
本)の爪部12の基端部が揺動自在に軸承されている。
また、13は各爪部12に対応して設けられる爪部開閉
用の油圧式シリンダであって、該開閉用シリンダ13の
シリンダチューブ13aの基端部は、ピン13bを介し
て前記ベース板11に揺動自在に支持されており、また
開閉用シリンダ13のシリンダロッド13cの先端部
は、爪部12の中間部にピン13dを介して揺動自在に
軸支されている。そして、この開閉用シリンダ13の伸
縮作動によって、各爪部12の先端部同志が閉じた状態
となってスクラップSを把持(掴持)できる閉姿勢と、
各爪部12の先端部同志が開いた状態となる開姿勢とに
変姿できるように構成されている。
【0009】ところで、前記爪部12の先端部(下端
部)は中空状に形成されており、該中空状部12aに
は、後述する発電機14(またはバッテリ等の電源供給
源)からの電力供給を受けて励磁する電磁石15(励磁
鉄心15aにコイル15bを巻装したもの)が内装され
ている。また、各爪部12の先端部の外側面部(爪部1
2が閉姿勢のときに下側となる面部)にはフラット(平
坦)な吸着面部12bがそれぞれ形成されており、該吸
着面部12bに、前記電磁石15が励磁状態となったと
きスクラップSを吸着できるようになっているが、この
各吸着面部12bは、本実施例においては、爪部12が
閉姿勢となったとき略面一状となるように形成されてい
る。
【0010】一方、前記発電機14は、上部旋回体3に
搭載されており、該発電機14から伸びるケーブル16
が、前記バケット爪部12に内装される電磁石体15に
接続されている。そして、運転席部に設けられたスイッ
チ(図示せず)を操作することで、発電機14から電磁
石15への電力供給を断続することができるようになっ
ており、該電力供給の断続に基づいて電磁石15が消
磁、励磁する構成となっている。
【0011】叙述の如く構成された本発明の実施例にお
いて、スクラップSの積降し作業を行うにあたり、大量
のスクラップSがある場合には、電磁石体15への電源
供給は断っておき、この状態で、バケット7の爪部12
を開閉せしめて一度に大量のスクラップSを掴み取るこ
とができ、これにより、爪部12による迅速なスクラッ
プSの積降し作業を行えることになる。
【0012】一方、スクラップSの残量が僅かになって
爪部12による掴み取りが難しくなった場合や、スクラ
ップSが小さすぎて爪部12に引掛からないような場合
には、爪部12先端部に内装される電磁石15に電力供
給をしてスクラップSを吸着面部12bに吸着し、そし
て積降し位置で電力供給を断って前記吸着したスクラッ
プSを降ろすことにより、残り少ないスクラップSの積
降し作業を行えることになる。
【0013】この様に、本発明が実施されたものにおい
ては、爪部12を有するバケット7だけで、爪部12の
開閉による大量のスクラップSの掴み取り作業と、爪部
12に内装の電磁石15によるスクラップSの吸着作業
とを選択的に行えることになって、従来のバケットを備
えたアタッチメントと電磁石体を備えたアタッチメント
とをいちいち交換して作業する場合のように、面倒かつ
煩雑な交換作業を必要とせず、作業性が著しく向上す
る。しかも、バケットを備えた作業機と電磁石体を備え
た作業機とを用いる場合のように二台の作業機を必要と
することもなく、設備投資の削減化に貢献できるうえ、
作業スペースも機体一台分が確保できれば充分で、狭い
作業スペースでよいことになる。そのうえ、前記アタッ
チメントを交換する場合や二台の作業機を用いる場合の
ように、二人の作業員が必要であったり、一人の作業員
が二台の作業機を乗り換えたりする必要がなく、一人の
作業員で効率良く作業できることになる。
【0014】さらにこのものでは、スクラップSを吸着
するための電磁石15が爪部12の先端部に内装されて
いるため、電磁石15の配設スペースを別途確保する必
要がないうえ、爪部12の開閉によるスクラップSの掴
み取りを行う場合に、電磁石15が何ら邪魔になる惧れ
がないという利点がある。
【0015】また、上記電磁石15が内装される爪部1
2の先端部外側面部には、平坦な吸着面部12bが形成
されているため、スクラップSを効率良く大量に吸着す
ることができる。しかも実施例では、爪部12を閉姿勢
としたときに各吸着面部12bが略面一状となるように
形成されているため、面一状となった広い吸着面が確保
できる。
【0016】ところで爪部12に電磁石15を設ける場
合に、図2に示す第一実施例のように吸着面部12bに
対して傾斜状に設けても良いが、さらには、図3に示す
第二実施例のように吸着面部12bに対して直交する起
立姿勢で設けてもよく、この様にすることで、吸着面部
12bを磁力密度の高い磁路部材として利用でき、より
効率の良い吸着作業が行える利点がある。また、各爪部
12に組込む電磁石15の数としてはバケット7の周回
り方向に例えば二個という偶数個を組込むものとし、そ
してこれら電磁石15の磁極が、前記周回り方向におい
てN、S交互となるように配設することにより、隣接爪
部12同志における電磁石15間の磁路も形成されこれ
によってより強力な磁力を得ることができて、より効率
的な吸着作業を行えるという利点もある。
【0017】因みに、本発明が実施されたスクラップ処
理作業機は、下部走行体と上部旋回体とを備えた走行機
体に限定されされず、走行式、固定式に拘らずジブクレ
ーン等のバケットを移動させて作業をする移動機械にお
いても勿論用いることができる。
【0018】
【作用効果】以上要するに、本発明は叙述の如く構成さ
れたものであるから、スクラップの積降し作業を行うに
あたり、バケット爪部での掴み取りによるスクラップ把
持処理とバケット爪部に設けた電磁石を用いてのスクラ
ップ吸着処理とが必要において選択してできることにな
る。
【0019】この結果、スクラップ処理をするにあた
り、従来のようにアタッチメントの交換が強いられた
り、バケットを備えた作業機と電磁石体を備えた作業機
との二台の作業機が必要になるようなことがなく、もっ
て、設備投資を大幅に削減することができるうえ、作業
スペースも狭くてすみ、しかも作業能率を大幅に向上で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スクラップ処理作業機の全体側面図である。
【図2】第一実施例を示すバケットの拡大図である。
【図3】(A)は第二実施例を示す閉姿勢の爪部先端部
の底面図、(B)は(A)のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 スクラップ処理作業機 7 バケット 12 爪部 12b 吸着面部 15 電磁石
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲葉 昇 東京都千代田区丸の内二丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (72)発明者 浜田 吉生 兵庫県神戸市兵庫区和田宮通七丁目1番14 号 西菱エンジニアリング株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動機械に、開閉自在な複数の爪部を有
    するバケットを取付けてなるスクラップ処理作業機にお
    いて、上記爪部に、移動機械側からの電力供給を受けて
    励磁できる電磁石を設けたことを特徴とするスクラップ
    処理作業機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、爪部の先端部外側面
    には、平坦な吸着面が形成されていることを特徴とする
    スクラップ処理作業機。
  3. 【請求項3】 請求項1および2において、電磁石は、
    爪部の先端部に内装されていることを特徴とするスクラ
    ップ処理作業機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3において、各爪部には、ス
    クラップを掴み取る閉姿勢で略面一状になる吸着面が形
    成されていることを特徴とするスクラップ処理作業機。
JP2624694A 1994-01-27 1994-01-27 スクラップ処理作業機 Withdrawn JPH07215661A (ja)

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JP2624694A JPH07215661A (ja) 1994-01-27 1994-01-27 スクラップ処理作業機

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0928768A1 (en) * 1996-08-08 1999-07-14 David M. Futa Grapple
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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010403