JP4313342B2 - 建設機械 - Google Patents

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本発明は、例えば油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械に関する。
一般に、油圧ショベル、油圧クレーン等の建設機械は、下部走行体と上部旋回体とからなる自走可能な車体と、該車体(上部旋回体)の前部側に俯仰動可能に設けられた作業装置とにより大略構成され、上部旋回体の後端側には作業装置との重量バランスをとるカウンタウエイトが設けられている。
また、カウンタウエイトの前側には、通常、周囲を建屋カバーによって覆われたエンジンルームが設けられ、このエンジンルーム内には、エンジン、油圧ポンプ、エアクリーナ等の機器類が収容される構成となっている。
ここで、上述のエアクリーナは、エンジンに吸込まれる空気を清浄化するためのもので、通常、外気導入口が設けられた有底円筒状のケーシングと、該ケーシング内に着脱可能に取付けられたフィルタエレメントとにより大略構成されている。そして、エアクリーナは、外気導入口を通じてケーシング内に導入された塵埃(ダスト)を含む外気をフィルタエレメントによって清浄化し、この清浄化された空気をエンジンに導入するものである。従って、多量のダストが付着したフィルタエレメントは、定期的に新しいフィルタエレメントに交換する必要がある(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−221789号公報
この場合、従来技術によるエアクリーナは、ケーシングが上,下方向に伸長した状態でエンジンルーム内に配置され、旋回フレームのうちケーシングと上,下方向で対向する部位には、フィルタエレメントを交換するときに該フィルタエレメントが挿通される交換孔が設けられている。そして、フィルタエレメントは、旋回フレームに設けた交換穴を通じ、エアクリーナのケーシングに対して上,下方向に着脱される構成となっている。
ところで、例えば上部旋回体の後端部の旋回半径を小さくした小旋回式の油圧ショベルにおいては、カウンタウエイトが旋回半径内に納まるように、該カウンタウエイトを前側(作業装置側)に寄せて配置している。
このため、カウンタウエイトの重量を可及的に大きく確保するため、カウンタウエイトの内側面を前方に張出すように形成した場合には、エアクリーナのフィルタエレメントを上,下方向に着脱するときにカウンタウエイトが邪魔となり、フィルタエレメントを交換するときの作業性が低下してしまうという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、エアクリーナのフィルタエレメントを上,下方向に着脱するときの作業性を高めることができるようにした建設機械を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため本発明は、前部側に作業装置が設けられた自走可能な車体と、該車体の後端側に設けられ前記作業装置との重量バランスをとるカウンタウエイトと、該カウンタウエイトの前側に設けられたエンジンと、該エンジンに吸込まれる空気を清浄化するフィルタエレメントが上,下方向に着脱可能に設けられたエアクリーナとを備えてなる建設機械に適用される。
そして、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記カウンタウエイトには、前記エンジンを含む機器類の点検を行うため前,後方向に貫通する点検口を設け、該点検口の下面のうち前記エアクリーナと上,下方向で対向する部位には、前記フィルタエレメントを着脱するときに該フィルタエレメントの下端側を収容するフィルタ収容穴を設けたことにある。
請求項2の発明は、前記フィルタ収容穴は、底面と該底面から立上る周壁面とによって囲まれ前側が開口部となった馬蹄型の有底穴として形成し、該フィルタ収容穴の底面は、後側から前側に向けて斜め下向きに傾斜する構成としたことにある。
請求項3の発明は、前記カウンタウエイトには、前記点検口を開く開位置と閉じる閉位置との間で上,下方向に移動可能なエンジンカバーを設け、前記エアクリーナのフィルタエレメントは該エンジンカバーを開位置とした状態で着脱する構成としたことにある。
請求項1の発明によれば、カウンタウエイトに設けた点検口の下面のうちエアクリーナと上,下方向で対向する部位にフィルタ収容穴を設けることにより、エアクリーナのフィルタエレメントを上,下方向に着脱するときに、フィルタエレメントの下端側をフィルタ収容穴内に一時的に収容することができる。
これにより、エアクリーナの下方にまでカウンタウエイトの点検口の下面が延在している場合でも、この点検口の下面にフィルタ収容穴を設けた分、フィルタエレメントを上,下方向に着脱するためのスペースを確保することができ、フィルタエレメントを交換するときの作業性を高めることができる。
請求項2の発明によれば、フィルタ収容穴を、底面と該底面から立上る周壁面とによって囲まれ前側が開口部となった馬蹄型の有底穴として形成したので、例えばフィルタエレメントの交換作業時に、フィルタエレメントに付着したダストがフィルタ収容穴内に落下したとしても、このダストを、フィルタ収容穴の開口部を通じて外部に排出することができる。
この場合、フィルタ収容穴の底面は、後側から前側に向けて斜め下向きに傾斜しているので、フィルタエレメントから落下したダストを、この傾斜した底面に沿って確実に外部に排出することができる。
請求項3の発明によれば、カウンタウエイトに設けたエンジンカバーを開位置に移動させることにより、作業者は、フィルタ収容穴を利用したフィルタエレメントの着脱作業を、点検口を通じてカウンタウエイトの外側から容易に行うことができ、その作業性を一層高めることができる。
以下、本発明に係る建設機械の実施の形態を、油圧ショベルに適用した場合を例に挙げ、図1ないし図11を参照しつつ詳細に説明する。
図中、1は油圧ショベルで、該油圧ショベル1の車体は、自走可能なクローラ式の下部走行体2と、該下部走行体2上に旋回可能に搭載された上部旋回体3とにより大略構成されている。そして、上部旋回体3の前部側には、オフセット式の作業装置4が俯仰動可能に設けられている。
ここで、作業装置4は、後述する旋回フレーム5の前部側に取付けられたロアブーム4Aと、該ロアブーム4Aの先端側に取付けられたアッパブーム4Bと、該アッパブーム4Bの先端側に取付けられたアーム支持体4Cと、該アーム支持体4Cの先端側に取付けられたアーム4Dと、該アーム4Dの先端側に取付けられたバケット4Eと、ロアブーム4Aとアーム支持体4Cとの間を連結するリンクロッド4Fと、ロアブーム4Aを上,下方向に回動(俯仰動)させるブームシリンダ4Gと、アーム4Dを回動させるアームシリンダ4Hと、バケット4Eを回動させるバケットシリンダ4Iと、アッパブーム4Bを左,右方向に揺動させるオフセットシリンダ4Jとにより大略構成されている。
そして、作業装置4は、オフセットシリンダ4Jによりアッパブーム4Bをロアブーム4Aに対して左,右方向に平行移動(オフセット)した状態で、ブームシリンダ4Gによってロアブーム4Aを俯仰動させ、アームシリンダ4Hによってアーム4Dを回動させ、バケットシリンダ4Iによってバケット4Eを回動させることにより、道路脇の側溝等の掘削作業を行うものである。
一方、上部旋回体3は、例えば下部走行体2の車幅内で旋回できるように上方からみてほぼ円形状に形成されている。そして、上部旋回体3は、後述の旋回フレーム5、キャブ6、エンジン9、エアクリーナ11、カウンタウエイト16、左,右の補助ウエイト20,21、左,右の外装カバー22,23等により構成されている。
5は上部旋回体3のベースとなる旋回フレームで、該旋回フレーム5は、図3および図4に示すように、厚肉な鋼板等により平板状に形成され、左,右方向の中央部に位置して前,後方向に延びた底板5Aと、該底板5A上に立設され左,右方向で対面しつつ前,後方向に延びた左前縦板5B,右前縦板5Cと、これら左,右の前縦板5B,5Cの後端側に位置して底板5A上に立設され左,右方向に延びた横板5Dと、該横板5Dの後側に位置して底板5A上に立設され横板5Dから後方へと延びた左後縦板5E,右後縦板5Fと、パイプ材等を用いて円弧状に形成され、底板5Aの左側に複数の左張出しビーム5Gを介して取付けられた左サイドフレーム5Hと、同じくパイプ材等を用いて円弧状に形成され、底板5Aの右側に複数の右張出しビーム5Iを介して取付けられた右サイドフレーム5Jとにより大略構成されている。また、底板5Aの後端側には、左,右の後縦板5E,5F間に位置して厚肉なウエイト取付板5Kが設けられ、該ウエイト取付板5Kに後述のカウンタウエイト16がボルト等を用いて取付けられる構成となっている。
6は作業装置4の左側に位置して旋回フレーム5上に設けられたキャブで、該キャブ6は運転室を画成するものである。そして、キャブ6内には、オペレータが着席する運転席7、オペレータによって操作される操作レバー8等が設けられている。
9は後述するカウンタウエイト16の前側に位置して旋回フレーム5の後部側に設けられたエンジンで、該エンジン9は左,右方向に延在する横置き状態に配置されている。そして、エンジン9は油圧ポンプ10を駆動し、油圧ポンプ10は、作業装置4を構成する各シリンダ4G,4H,4I,4J等の油圧機器に圧油を供給する構成となっている。
11はエンジン9に吸込まれる空気を清浄化するエアクリーナで、該エアクリーナ11は、図3および図10等に示すように、エンジン9の吸気ポートに連通する吸気配管12の先端に取付けられ、エンジン9の後側に上,下方向に延びた縦置き状態で配置されている。
ここで、エアクリーナ11は、吸気配管12の先端に接続されて上,下方向に延び、下端側が開口端となった有底円筒状のケーシング13と、該ケーシング13の開口端を施蓋する蓋体14と、ケーシング13内に上,下方向に着脱可能に取付けられたフィルタエレメント15とにより大略構成されている。また、ケーシング13の外周面には、該ケーシング13内に外気(空気)を導入する外気導入口13Aが設けられ、該外気導入口13Aには外気導入配管13Bが接続されている。
そして、エアクリーナ11は、外気導入配管13Bおよび外気導入口13Aを通じてケーシング13内にダストを含む外気が導入されたときに、この外気中のダストをフィルタエレメント15によって捕捉し、清浄な空気を吸気配管12等を通じてエンジン9の吸気ポートへと導くものである。
ここで、ケーシング13内に収容されたフィルタエレメント15は、外気中に含まれるダストを捕捉することにより汚れる。このため、ケーシング13から蓋体14を取外すことにより、汚れたフィルタエレメント15をケーシング13から下方に抜取ると共に、新たなフィルタエレメント15を下方からケーシング13内に取付けることができる構成となっている。
16はエンジン9の後側に位置して旋回フレーム5の後端部に設けられたカウンタウエイトで、該カウンタウエイト16は、図4ないし図9に示すように、左,右方向に円弧状に延びる凸湾曲形状をなし、鋳造手段によって一体形成されている。そして、カウンタウエイト16は、図10および図11に示すように、旋回フレーム5の後端側に設けられたウエイト取付板5Kにボルト等を用いて固定され、作業装置4との重量バランスをとると共に、旋回フレーム5上に搭載されたエンジン9、油圧ポンプ10等の機器類を後側から覆うものである。
ここで、図4に示すように、カウンタウエイト16の外側面16Aは、旋回フレーム5の左サイドフレーム5H、右サイドフレーム5Jとほぼ等しい曲率をもった円弧面を形成している。そして、上部旋回体3の後端部の旋回半径は、カウンタウエイト16の外側面16Aによって規定されており、カウンタウエイト16は、上部旋回体3の後端部の旋回半径を小さくするため、エンジン9に接近して配置されている。
16Bはカウンタウエイト16を前,後方向に貫通して設けられた点検口で、該点検口16Bは、図5ないし図9等に示すように、下ウエイト部16C、上ウエイト部16D、左ウエイト部16E、右ウエイト部16Fによって囲まれた矩形穴として形成されている。この場合、点検口16Bの下面16Gを形成する下ウエイト部16Cは、作業装置4との重量バランスがとれるだけの重量を確保するため、エンジン9に向けて前方へ張出した厚肉な形状を有しており、図9および図10等に示すように、下ウエイト部16Cはエアクリーナ11と上,下方向で対向している。
そして、点検口16Bは、後述のエンジンカバー18によって開閉され、作業者は、カウンタウエイト16の外側面16A側から点検口16Bを通じて、エンジン9、油圧ポンプ10等の機器類に対する保守、点検作業を行うようになっている。また、点検口16Bの下面16G(下ウエイト部16Cの上面)には、後述のフィルタ収容穴17が設けられる構成となっている。
17は点検口16Bの下面16Gに設けられたフィルタ収容穴で、該フィルタ収容穴17は、点検口16Bの下面16Gのうちエアクリーナ11と上,下方向で対向する部位を馬蹄型(U字型)に窪ませることにより形成されている。そして、フィルタ収容穴17は、図11に示すように、エアクリーナ11のケーシング13に対してフィルタエレメント15を上,下方向に着脱するときに、このフィルタエレメント15の下端側を一時的に収容するものである。
ここで、フィルタ収容穴17は、図6、図9ないし図11に示すように、点検口16Bの下面16G(下ウエイト部16Cの上面)から一段下がった底面17Aと、該底面17Aの周縁から立上り点検口16Bの下面16Gに向けてほぼ垂直に延びた周壁面17Bとによって囲まれ、前側が開口部17Cとなった有底穴として構成されている。
この場合、図10に示すように、フィルタ収容穴17の底面17Aは、後側から前側に向けて斜め下向きに傾斜する傾斜面として形成されている。従って、フィルタ収容穴17の底面17Aは、水平方向に対し角度θをもって前傾しており、図11に示すように、汚れたフィルタエレメント15に付着したダストDがフィルタ収容穴17内に落下した場合に、このダストDを底面17Aに沿って前方へと移動させ、開口部17Cを通じてフィルタ収容穴17の外部に排出することができる構成となっている。
18はカウンタウエイト16の外側面16Aに設けられたエンジンカバーで、該エンジンカバー18は、図8中に示す左,右のリンク機構19によって支持され、図8に示す開位置と図7に示す閉位置との間で上,下方向に平行移動することにより、カウンタウエイト16の点検口16Bを開,閉するものである。そして、エンジンカバー18が開位置となったときには、カウンタウエイト16の点検口16Bが全域に亘って開放され、作業者は、カウンタウエイト16の外側面16A側から点検口16Bを通じて、エンジン9、油圧ポンプ10、エアクリーナ11等に対する保守、点検作業を行う構成となっている。
20はカウンタウエイト16の下部左側に隣接して設けられた左補助ウエイト、21はカウンタウエイト16の下部右側に隣接して設けられた右補助ウエイトで、これら左,右の補助ウエイト20,21は、図1および図2に示すように、例えば鋳造等の手段を用いた重量物として形成され、カウンタウエイト16と協働して作業装置4との重量バランスをとるものである。
22,23はカウンタウエイト16に連続して旋回フレーム5の後部側に設けられた左,右の外装カバーで、該各外装カバー22,23は、図1および図2に示すように、カウンタウエイト16を挟んで左,右両側に配設されている。そして、左,右の外装カバー22,23は、カウンタウエイト16、エンジンカバー18と共に、旋回フレーム5に搭載されたエンジン9、油圧ポンプ10等の機器類を覆うものである。
本実施の形態による油圧ショベル1は上述の如き構成を有するもので、この油圧ショベル1は、下部走行体2によって作業場所まで自走する。そして、油圧ショベル1は、作業現場において上部旋回体3を旋回させつつ、オフセット式の作業装置4を用いて、例えば側溝等の掘削作業を行う。
ここで、油圧ショベル1の稼動時にエンジン9が作動すると、エアクリーナ11のケーシング13内には、外気導入配管13Bおよび外気導入口13Aを通じてダストを含んだ外気が導入される。そして、この外気中のダストは、ケーシング13内に設けられたフィルタエレメント15によって捕捉され、清浄な空気のみが吸気配管12等を通じてエンジン9の吸気ポートへと導入される。
このように、エアクリーナ11のフィルタエレメント15は、外気中に含まれるダストを捕捉することにより汚れるので、多量なダストが付着したフィルタエレメント15は定期的に交換する必要があり、以下、このフィルタエレメント15の交換作業について説明する。
まず、カウンタウエイト16に取付けられたエンジンカバー18を、図7に示す閉位置から図8に示す開位置へと移動させ、カウンタウエイト16の点検口16Bを開放する。この状態で、作業者は、カウンタウエイト16の外側面16A側から点検口16Bを通じてエアクリーナ11へと手を延ばし、ケーシング13から蓋体14を取外す。
そして、ケーシング13内に収容された汚れたフィルタエレメント15を把持し、このフィルタエレメント15をほぼ鉛直下方に引出す。この場合、エアクリーナ11の下方には、点検口16Bの下面16Gを形成する下ウエイト部16Cが延在しているが、点検口16Bの下面16Gのうちエアクリーナ11(ケーシング13)と上,下方向で対向する部位には、フィルタ収容穴17が設けられている。
これにより、フィルタエレメント15の下端側を、フィルタ収容穴17内に一時的に収容することができ、フィルタエレメント15全体をケーシング13から完全に抜取ることができる。また、フィルタ収容穴17は、カウンタウエイト16に設けた点検口16Bの下面16Gに設けられているので、フィルタ収容穴17を利用してケーシング13からフィルタエレメント15を取外した後には、このフィルタエレメント15を点検口16Bを通じてカウンタウエイト16の外側面16A側に容易に取出すことができる。
この場合、フィルタ収容穴17は、前側が開口部17Cとなった馬蹄型の有底穴として形成され、その底面17Aは、水平方向に対し角度θをもって前傾している。これにより、図11に示すように、汚れたフィルタエレメント15に付着したダストDがフィルタ収容穴17内に落下したとしても、このダストDを底面17Aに沿って前方へと移動させ、開口部17Cを通じてフィルタ収容穴17の外部に排出することができる。
また、エアクリーナ11は上,下方向に延びた縦置き状態で配置されているので、フィルタエレメント15の交換時にケーシング13から蓋体14を取外すことにより、ケーシング13内に溜まったダストを自重によってケーシング13の外部に排出することができ、ケーシング13内を清浄に保つことができる。
そして、汚れたフィルタエレメント15をケーシング13から取外した後には、作業者は、新たなフィルタエレメント15を把持し、このフィルタエレメント15の下端側をカウンタウエイト16のフィルタ収容穴17内に挿入することにより、ケーシング13の真下でフィルタエレメント15を垂直な姿勢に保持することができる。従って、このフィルタエレメント15を鉛直上方に持上げるだけで、ケーシング13内に容易に収容することができ、この状態でケーシング13に蓋体14を取付けることにより、フィルタエレメント15の交換作業を迅速に終了することができる。
かくして、本実施の形態によれば、カウンタウエイト16に設けた点検口16Bの下面16Gのうちエアクリーナ11と上,下方向で対向する部位に、フィルタ収容穴17を設ける構成としたので、汚れたフィルタエレメント15をケーシング13から下方に取外すとき、あるいは新しいフィルタエレメント15を下方からケーシング13内に挿入して取付けるときに、フィルタエレメント15の下端側をフィルタ収容穴17内に一時的に収容することができる。
これにより、カウンタウエイト16に設けた点検口16Bの下面16Gが、エアクリーナ11と上,下方向で対向する場合でも、点検口16Bの下面16Gにフィルタ収容穴17を設けた分、エアクリーナ11のケーシング13に対してフィルタエレメント15を上,下方向に着脱するためのスペースを確保することができ、フィルタエレメント15を交換するときの作業性を高めることができる。
また、フィルタ収容穴17を、底面17Aと周壁面17Bとによって囲まれ前側が開口部17Cとなった馬蹄型の有底穴として形成したので、汚れたフィルタエレメント15をケーシング13から取外すときに、フィルタエレメント15に付着したダストDがフィルタ収容穴17内に落下したとしても、このダストDを、フィルタ収容穴17の開口部17Cを通じて外部に排出することができる。しかも、フィルタ収容穴17の底面17Aは、水平方向に対し角度θをもって前傾しているので、フィルタ収容穴17内に落下したダストDを、底面17Aに沿って前方へと移動させ、開口部17Cを通じて確実に外部に排出することができる。
さらに、カウンタウエイト16には、点検口16Bを開く開位置と閉じる閉位置との間で上,下方向に移動可能なエンジンカバー18を設ける構成としたので、エンジンカバー18を開位置に移動させることにより、作業者は、フィルタ収容穴17を利用したフィルタエレメント15の着脱作業を、点検口16Bを通じてカウンタウエイト16の外側面16A側から容易に行うことができ、その作業性を一層高めることができる。
なお、上述した実施の形態では、フィルタ収容穴17を底面17Aを有する有底穴として形成した場合を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えばカウンタウエイト16の下ウエイト部16Cを上,下方向に貫通する貫通穴として形成してもよい。
また、上述した実施の形態では、オフセット式の作業装置4を備えた油圧ショベル1を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えばスイングポストを有するスイング式の作業装置を備えた油圧ショベル、あるいはオフセット動作やスイング動作を行わないモノブーム式の作業装置を備えた油圧ショベルにも適用することができる。
さらに、上述した各実施の形態では、建設機械として油圧ショベル1を例示している。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば油圧クレーン、ホイールローダ等の他の建設機械にも広く適用することができる。
本発明の実施の形態による油圧ショベルを示す正面図である。 油圧ショベルをカウンタウエイト側からみた右側面図である。 旋回フレーム上にエンジン、エアクリーナ等を配置した状態を示す平面図である。 図3中の旋回フレームにカウンタウエイトを取付けた状態を示す平面図である。 カウンタウエイトを単体で示す右側面図である。 カウンタウエイトの点検口、フィルタ収容穴等を図5中の矢示VI−VI方向からみた断面図である。 図2中のカウンタウエイト、エンジンカバー等を示す拡大右側面図である。 図7中のエンジンカバーを開位置とした状態で示す拡大右側面図である。 カウンタウエイトの点検口を通じてエアクリーナ、フィルタ収容穴等をみた斜視図である。 エアクリーナ、カウンタウエイト、フィルタ収容穴等を図4中の矢示X−X方向からみた断面図である。 フィルタエレメントを取外した状態を示す図10と同様な断面図である。
符号の説明
1 油圧ショベル
2 下部走行体(車体)
3 上部旋回体(車体)
4 作業装置
9 エンジン
11 エアクリーナ
13 ケーシング
15 フィルタエレメント
16 カウンタウエイト
16B 点検口
16G 下面
17 フィルタ収容穴
17A 底面
17B 周壁面
17C 開口部
18 エンジンカバー

Claims (3)

  1. 前部側に作業装置が設けられた自走可能な車体と、該車体の後端側に設けられ前記作業装置との重量バランスをとるカウンタウエイトと、該カウンタウエイトの前側に設けられたエンジンと、該エンジンに吸込まれる空気を清浄化するフィルタエレメントが上,下方向に着脱可能に設けられたエアクリーナとを備えてなる建設機械において、
    前記カウンタウエイトには、前記エンジンを含む機器類の点検を行うため前,後方向に貫通する点検口を設け、
    該点検口の下面のうち前記エアクリーナと上,下方向で対向する部位には、前記フィルタエレメントを着脱するときに該フィルタエレメントの下端側を収容するフィルタ収容穴を設ける構成としたことを特徴とする建設機械。
  2. 前記フィルタ収容穴は、底面と該底面から立上る周壁面とによって囲まれ前側が開口部となった馬蹄型の有底穴として形成し、該フィルタ収容穴の底面は、後側から前側に向けて斜め下向きに傾斜する構成としてなる請求項1に記載の建設機械。
  3. 前記カウンタウエイトには、前記点検口を開く開位置と閉じる閉位置との間で上,下方向に移動可能なエンジンカバーを設け、前記エアクリーナのフィルタエレメントは該エンジンカバーを開位置とした状態で着脱する構成としてなる請求項1または2に記載の建設機械。
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