JP4927400B2 - 無機圧電体のポーリング処理方法、及び、圧電素子の製造方法 - Google Patents

無機圧電体のポーリング処理方法、及び、圧電素子の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4927400B2
JP4927400B2 JP2005373608A JP2005373608A JP4927400B2 JP 4927400 B2 JP4927400 B2 JP 4927400B2 JP 2005373608 A JP2005373608 A JP 2005373608A JP 2005373608 A JP2005373608 A JP 2005373608A JP 4927400 B2 JP4927400 B2 JP 4927400B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric
piezoelectric body
manufacturing
electrode
piezoelectric element
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005373608A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006203190A (ja
Inventor
靖和 二瓶
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2005373608A priority Critical patent/JP4927400B2/ja
Publication of JP2006203190A publication Critical patent/JP2006203190A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4927400B2 publication Critical patent/JP4927400B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、無機材料によって形成された圧電体に対してポーリング処理を施す方法に関する。また、本発明は、そのようなポーリング処理方法を適用した圧電素子の製造方法に関し、特に、インクジェットプリンタの印字部においてインクを吐出する液体吐出ヘッド(インクジェットヘッド)等に用いられる圧電アクチュエータの製造方法に関する。
図8及び図9を参照しながら、インクジェットプリンタにおいてインクを吐出する液体吐出ヘッドの一般的な構造について説明する。図8は、インクジェットプリンタの印字部の周辺を示す平面図である。図8に示すように、印字部100は、ローラ102及び103に掛け渡されたベルト104に吸着保持されている記録紙101の上部に配置されている。記録紙101は、制御信号に従って駆動されるローラ102及び103及びベルト104により、矢印の方向に送られる。
印字部100は、インクを吐出する複数の液体吐出ヘッド100a〜100dを含んでいる。これらの液体吐出ヘッド100a〜100dは、記録紙101の紙幅に対応する長さを有するライン型ヘッドである。液体吐出ヘッド100a〜100dの各々は、記録紙101の紙送り方向に対して直交する方向に配置された複数のノズル部を含んでおり、供給される制御信号に従って、黒、シアン、マゼンタ、イエローのインクをそれぞれ吐出する。
印字検出部105は、印字部100による印字結果を撮像するためのラインセンサを含んでおり、ラインセンサによって読み取られた画像に基づいて、ノズルの目詰まり等の吐出不良を検出する。
図9は、液体吐出ヘッドにおけるインク吐出機構を説明するための図であり、液体吐出ヘッドの断面の一部を示している。図9に示すように、液体吐出ヘッドは、ノズルプレート110と、ノズルプレート110上の空間を複数の領域に仕切る隔壁111と、隔壁111上に配置されている振動板112とを含んでいる。このノズルプレート110と、隔壁111と、振動板112とによって、複数の圧力室113が形成される。この圧力室113には、複数の色のインクが充填される。また、ノズルプレート110の面内には、複数の圧力室113に対応して、複数の吐出口(ノズル部)114が形成されている。さらに、振動板112上には下部電極115が形成されており、その上には、複数の圧電体116が複数の圧力室113に対応して配置されている。これらの圧電体116の各々の上には、上部電極117が形成されている。なお、図9においては、説明を簡単にするために、各圧力室113にインクを補給するための機構は省略されている。
印字を行う場合には、制御信号に従って下部電極115及び上部電極117に電圧を印加する。それにより、圧電体116が圧電効果により伸縮して、振動板112が変形する。その結果、圧力室113の容積が変化するので、内部に充填されているインクが加圧されて吐出部114から滴下する。
近年、プリンタの解像度を高くして画質を向上させるために、液体吐出ヘッドの高集積化が進められており、それに伴い液体吐出ヘッドを駆動する圧電体についても、微細化及び高集積化、並びに、性能の向上が望まれている。
ところで、圧電体を作製するためには、エピタキシャル成長法やスパッタ法等により成膜と同時に分極される場合を除いて、分極処理(ポーリング処理)を施すことが必須となっている。ポーリング処理とは、圧電体に電界を印加することにより、結晶中の電気双極子の向きを揃える処理のことである。一般的に、ポーリング処理は、圧電体の向かい合う2つの面に電極を形成し、それらの電極間に電圧を供給して圧電体に電界を印加することによって行われる。
また、液体吐出ヘッドにおけるように、多数の圧電体を含む圧電アクチュエータについては、予め圧電体を配列させた状態でポーリング処理が施される。即ち、図10の(a)に示すように、下部電極121が形成された基板120上に複数の圧電体122を配置し、さらに、各圧電体122に上部電極123を形成する。そして、上部電極123及び下部電極121から配線124を引き出して、それらの電極間に電圧を供給する。
圧電体に十分な性能を付与するためには、抗電界以上の強さを有する電界を圧電体に印加することが必要である。しかしながら、それにより圧電体の端部において側面リークが発生する場合がある。そのため、図10の(b)に示すように、通常、ポーリング処理は、電極が形成された圧電体を絶縁オイル(例えば、シリコンオイル)125に浸漬した状態で行われる。
このようなポーリング処理方法においては、次のような問題が生じている。即ち、ポーリング処理用の配線が、圧電体駆動用の配線を兼用する場合には、配線に高電圧を印加することによって配線不良を招いたり、反対に、配線不良を生じさせないために十分な電圧を印加しないことによって、圧電体の性能を高くすることができなくなってしまう。また、ポーリング処理が終了した後で圧電体駆動用の配線を形成する場合には、工程が煩雑となってしまう。さらに、ポーリング処理後のオイル洗浄工程は必須であり、それがコスト上昇の一因となっている。また、複数の圧電体を並列に接続することにより一括してポーリング処理を行うと、1つの圧電体においてリークが発生した場合に、そのリーク領域に電荷が集中してしまうので、それ以外の圧電体に対してポーリング処理を施すことができなくなってしまう。
ところで、高分子材料等の有機材料を用いた圧電体においては、圧電体に直接電極を形成することなくポーリング処理を行う方法が用いられている。関連する技術として、特許文献1には、圧電性及び焦電性が大きく、且つ、安定な高分子フィルムを製造するために、ポリ弗化ビニリデン系樹脂からなるフィルムの少なくとも1方の面の電極を針状電極とし、該フィルムを80℃以下の温度で延伸しながらコロナ放電により分極処理する圧電性、焦電性フィルムの製造方法が開示されている。
また、特許文献2には、基板上への対向電極と該対向電極間へのポリ尿素膜の形成に引き続いてポリ尿素膜へのポーリング処理を連続的に行ってポリ尿素膜に導電や粉塵のない有機焦電圧電体を容易にかつ能率よく製造するために、基板上に積層状の対向電極と、該対向電極間にポリ尿素膜を連続的に形成し、その後、電界が印加された空間域中で、或いは対向電極にポーリング電極をコンタクトさせながら、ポリ尿素にポーリング処理を施して有機焦電圧電体を製造する方法及び装置が開示されている。
さらに、無機材料のポーリング処理については、特許文献3に、非線形光学効果を有する強誘電体に、所定周期のドメイン反転構造を深さ方向に均一に、かつ再現性良く形成するために、単分極化された非線形光学効果を有する強誘電体であるMgO−LiNbO基板の一表面に所定パターンの電極を形成し、これらの電極と、上記一表面と反対の表面側に配したコロナワイヤーとにより基板をコロナ帯電させてそこに電場を印加し、該基板の電極に対向する部分を局部的なドメイン反転部とする際に、電極が形成された基板の一表面側に容器をあてがい、それにより画成された閉空間内を真空ポンプによって真空状態に保つ一方、この一表面と反対の表面側は真空状態としないで上記電場を印加する強誘電体ドメイン反転構造形成方法及び装置が開示されている。
特開昭55−157801号公報(第1頁) 特開平5−226705号公報(第1頁、図1) 特開平7−72521号公報(第1頁、図1)
一般に、圧電定数は、有機圧電材料と比較して、無機圧電材料の方が圧倒的に高い。そのため、液体吐出ヘッドにおけるもののように、トルクが高い圧電アクチュエータを必要とする場合には、無機圧電材料しか用いることができない。しかしながら、無機圧電材料について、効率の良いポーリング処理方法は、未だ実現されていない。
そこで、上記の点に鑑み、本発明は、圧電アクチュエータ等として用いられる圧電素子の製造において、無機圧電材料によって形成された圧電体に対して施されるポーリング処理を効率的に行うことを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の1つの観点に係る無機圧電体のポーリング処理方法は、無機圧電材料によって形成され第1の面に電極が形成されている圧電体の第1の面と対向する第2の面を除く圧電体の周囲に絶縁膜を配置する工程(a)と、圧電体の第2の面上に、間隙を介して電荷供給手段を配置する工程()と、圧電体の第2の面に電荷を供給することにより、圧電体内に電界を発生させる工程()とを具備する。
また、本発明の第1の観点に係る圧電素子の製造方法は、無機圧電材料によって形成された圧電体の第1の面上に電極を形成する工程(a)と、圧電体の第1の面と対向する第2の面を除く圧電体の周囲に絶縁膜を配置する工程(b)と、圧電体の第2の面上に、間隙を介して電荷供給手段を配置する工程()と、圧電体の第2の面に電荷を供給することにより、圧電体内に電界を発生させてポーリング処理を施す工程()とを具備する。
さらに、本発明の第2の観点に係る圧電素子の製造方法は、基板の主面上に電極を形成する工程(a)と、電極上に、無機圧電材料によって形成された複数の圧電体を所定の配列で配置する工程(b)と、複数の圧電体の間に絶縁膜を配置する工程(c)と、複数の圧電体の電極側の第1の面と対向する第2の面上に、間隙を介して電荷供給手段を配置する工程()と、複数の圧電体の第2の面に電荷を供給することにより、複数の圧電体内に電界を発生させてポーリング処理を施す工程()とを具備する。
本発明によれば、電荷供給手段により圧電体に非接触で電荷を供給することによって圧電体に電界を印加するので、各圧電体に片方の電極を形成する必要がなくなる。また、側面リークが生じ難くなるので、絶縁オイルを使用しないで、大気中においてポーリング処理を行うことが可能になる。従って、ポーリング処理用の電極を形成したり配線を引き出す工程や、絶縁オイルの洗浄工程が不要となり、圧電素子の製造工程を大幅に簡略化することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るポーリング処理方法を含む圧電素子の製造方法を説明するための図である。本実施形態においては、基板上に配列されている状態の複数の圧電素子(アレイ状の圧電素子)を製造する。ここで、無機材料を用いた圧電素子は高トルクを発生することができるので、本実施形態により製造されるアレイ状の圧電素子は、インクジェットプリンタにおいて用いられる液体吐出ヘッド用の圧電アクチュエータとして利用することができる。
まず、図1の(a)に示すように、所定の厚さを有する基板10を用意し、基板10上に、スパッタ法等の公知の方法により下部電極11を形成する。基板10としては、製造されたアレイ状の圧電素子の使用目的に応じて、適切なものが選択される。例えば、液体吐出ヘッド用の圧電アクチュエータを製造する場合には、基板10を振動させる必要があるので、厚さが30μm以下の薄いシリコン(Si)基板を用意する。この他に、SUS(ステンレス鋼)、ガラス、酸化珪素(SiO)、アルミナ(Al)、ジルコニア(ZrO)等の基板を用いても良い。
次に、下部電極11上に、無機圧電材料によって形成された複数の圧電体12を、所定のパターンとなるように配置する。本実施形態においては、エアロゾルデポジション(aerosol deposition:AD)法を用いた成膜により、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛:Pb(lead) zirconate titanate)を含む圧電体12を、下部電極11上に直接形成する。ここで、AD法とは、圧電材料等の成膜材料の粉体を含むエアロゾルをノズルから基板等に向けて噴射して粉体を基板等に衝突させることにより、基板等の上に成膜材料を堆積させる成膜方法である。ここで、エアロゾルとは、気体中に浮遊している固体や液体の微粒子のことを言う。AD法におけるエアロゾルに含まれる微粒子の径は、成膜材料の種類や基板材料との関係等により様々であるが、本実施形態のようにPZT膜を形成する場合には、粒子径を0.1μm〜10μm程度とすることが好ましい。このようなエアロゾルは、後述するように、粉体をガスによって分散させることにより生成される。AD法によれば緻密且つ強固な厚膜を形成することができるので、圧電素子の性能を向上させることができる。なおAD法は、ガスデポジション法又は噴射堆積法とも呼ばれている。
図2は、AD法を用いた成膜装置を示す模式図である。図2に示すように、この成膜装置は、ガスボンベ1と、搬送管2a及び2bと、エアロゾル生成室3と、成膜室4と、排気ポンプ5と、噴射ノズル6と、基板ホルダ7とを含んでいる。
ガスボンベ1には、キャリアガスとして使用される窒素(N)、酸素(O)、ヘリウム(He)、アルゴン(Ar)、又は、乾燥空気等が充填されている。また、ガスボンベ1には、キャリアガスの供給量を調節するための圧力調整部1aが設けられている。
エアロゾル生成室3は、成膜材料の粉体(以下において、原料粉ともいう)が配置される容器である。ガスボンベ1から搬送管2aを介して、エアロゾル生成室3にキャリアガスを導入することにより、そこに配置された原料粉が噴き上げられて分散する。そのようにして生成されたエアロゾルは、搬送管2bを介して噴射ノズル6に供給される。また、エアロゾル生成室3は、エアロゾル生成室3に振動等を与えることにより、その内部に配置された原料粉を攪拌するための容器駆動部3aが設けられている。
成膜室4の内部は、排気ポンプ5によって排気されており、それによって所定の真空度に保たれている。
噴射ノズル6は、所定の形状及び大きさ(例えば、長辺が5mmで短辺が0.5mm程度の長方形)の開口を有しており、エアロゾル生成室3から供給されたエアロゾルを基板10に向けて高速で噴射する。それにより、エアロゾル化した原料粉が、基板や基板上に形成された堆積物(以下において、「下層」という)に衝突して破砕する。その際に原料粉に生じた破砕面が下層に付着することにより、成膜が為される。このような成膜メカニズムは、メカノケミカル反応と呼ばれている。
基板ホルダ7は、基板10を保持している。また、基板ホルダ7には、基板ホルダ7を3次元的に移動させるための基板ホルダ駆動部7aが設けられている。これにより、噴射ノズル6と基板10との相対位置及び相対速度が制御される。
このような成膜装置において、パターン成膜を行う場合には、予め基板10上に、所望のパターンとなるようにレジストを形成しておいても良いし、所望の開口パターンが形成されたメタルマスクを用いても良い。後者の場合には、基板ホルダ7上にマスクホルダをさらに設けても良い。液体吐出ヘッド用の圧電アクチュエータを製造する場合には、例えば、各圧電体12の底面の1辺が1mm以下となるように開口パターンを形成する。
図2に示す成膜装置において、PZT等の圧電材料の粉体をエアロゾル生成室3に配置すると共に、下部電極11(図1)が形成された基板10を基板ホルダ7にセットする。そして、成膜装置を駆動することにより、下部電極11上に圧電膜が所望のパターンで形成される。
なお、図1の(a)に示す圧電体12は、AD法以外の成膜方法(例えば、スパッタ法等)を用いて形成しても良いし、グリーンシート法等を用いて作製された焼結バルク材を下部電極11上に配置することによって形成しても良い。
次に、望ましくは、図1の(b)に示すように、複数の圧電体12の間にレジストを塗布することにより、絶縁膜13を配置する。その際には、圧電体12の上面にレジストが付着しないようにする。この絶縁膜13は、隣接する圧電体12の側面リークを効果的に防止するために設けられる。
次に、基板10上に配置された複数の圧電体12について、大気中において一括してポーリング処理を施す。そのために、図1の(c)に示すように、複数の圧電体12上に間隙を介してコロナワイヤー20を配置し、電源装置30を下部電極11及びコロナワイヤー20に接続する。このコロナワイヤー20は、下部電極11とコロナワイヤー20との間に電源装置30から高電圧が印加された際に、対向して配置されている複数の圧電体12に正又は負の電荷を供給する電荷供給手段に相当する。
コロナワイヤー20は、例えば、タングステン(W)を金(Au)によってコーティングしたものである。下部電極11とコロナワイヤー20との間に高電圧が印加されることによってコロナ放電が生じ、各圧電体12のコロナワイヤー20側の面に電子が照射される。その結果、圧電体12の表面が負に帯電し、それによって生じる電界が圧電体12に印加される。圧電体12に印加される電界強度は、例えば、1kV/mm〜50kV/mm程度が適切であり、圧電体12の組成や、気温等に応じて調節される。
ここで、コロナワイヤー20と圧電体12との距離が短い場合には、圧電体12に印加される電界の強度が全体としては強くなるが、不均一になり易い。そのため、圧電体12の位置に適切な強度を有する均一な電界が形成されるように、コロナワイヤー20の位置を調節することが望ましい。
この状態を所定時間(例えば、10分以上、望ましくは、10分〜30分程度)保つことにより、圧電体12にポーリング処理が施される。
次に、複数の圧電体12が配置された基板10を、アセトン等の有機溶剤に浸漬することにより、絶縁膜13を除去する。次に、図1の(d)に示すように、各圧電体12の上面に、スパッタ法等の公知の方法により上部電極14を形成する。これらの下部電極11、圧電体12、及び、上部電極14が、供給される駆動信号に従って基板10等を振動させる圧電素子15を構成する。さらに、圧電素子15に駆動信号を供給するための配線を形成する。
以上説明したような圧電素子の製造方法を用いて圧電アクチュエータを作製した。基板10としては30μm以下のシリコン基板を用い、圧電体12の材料としてはPZTを用いた。また、各圧電体12のサイズを300μm角、厚さを10μmとし、そのような複数の圧電体12を100μm間隔で50×50のマトリクス状に配置した。
上記のように2次元的に配列された複数の圧電体12に対し、コロナワイヤー20により一括してコロナ放電を生じさせたところ、大気中においても側面リークを生じさせることなく、複数の圧電体12にポーリング処理を施すことができた。また、圧電アクチュエータの動作を検査したところ、複数の圧電体12において均一な変位が観察された。それにより、複数の圧電体12が均一にポーリング処理されたことが確認できた。
次に、本発明の第2の実施形態に係るポーリング処理方法について、図3を参照しながら説明する。
本実施形態においては、第1の実施形態において用いられたコロナワイヤー20の替わりに、図3に示す針状の放電部を有するコロナ放電ヘッド40を用いてコロナ放電を生じさせている。その他の工程については、本発明の第1の実施形態におけるものと同様である。
コロナ放電ヘッド40は、複数の圧電体12の配列に対応して配置されている複数の針状の放電部40aと、複数の放電部40aを支持すると共に、電源装置30から供給される高電圧を各放電部40aに供給する支持部40bとを有している。
このようなコロナ放電ヘッド40を用いることにより、複数の圧電体12の各々を効率良く帯電させることができる。
以上説明したように、本発明の第1及び第2の実施形態によれば、各圧電体に上部電極を形成したり、配線を引き出す必要なく、大気中において複数の圧電体に一括してポーリング処理を施すことができるので、製造工程を大幅に簡略化することができる。従って、底面サイズが1mm角以下の微小な圧電素子が1mm以下の間隔で高密度に配列された圧電素子アレイを、簡略化された製造工程により低コストで製造することが可能となる。
また、本発明の第1及び第2の実施形態によれば、各圧電素子からの駆動配線をポーリング処理の後で実装できるので、半導体製造プロセスとの適性が良くなり、製造効率を高くすることができる。さらに、駆動配線にポーリング処理のための高電圧を印加することはないので、それに起因する配線故障の懸念もなくなり、製造歩留まりが上昇すると共に低コスト化を図ることができる。
加えて、本発明の第1及び第2の実施形態によれば、コロナ放電により圧電体を帯電させることによってポーリング処理を行うので、圧電体の側面におけるリークが生じ難い。そのため、従来のように、絶縁オイル中においてポーリング処理を行う必要がなくなる。ここで、従来においては、厚さが50μm以下の圧電体においてリークが生じることは避け難いので、絶縁オイルを用いることは必須であった。しかしながら、本発明の第1及び第2の本実施形態によれば、厚さが50μm以下の圧電体についても、空気中においてポーリング処理を行うことが可能となる。従って、絶縁オイルの洗浄工程が不要となるので、製造工程が簡略化される。また、絶縁オイルが残留することによって生じる圧電素子の耐久性低下等の問題も解消される。
また、コロナワイヤー又はコロナ放電ヘッドと圧電体とを接触させないでポーリング処理を行うことができるので、スループットが早く、クリーンなプロセスで圧電アクチュエータ等の圧電素子アレイを製造することができる。
さらに、コロナワイヤー又はコロナ放電ヘッドと圧電体との距離がある程度離れていることにより、圧電体において均一な電界が形成されるようになるので、このような非接触のポーリング処理は、複数の圧電体に均一に圧電性能を付与するためにも有効である。
加えて、複数の圧電体に一括してポーリング処理を施す際に、一部の圧電体においてリークが生じた場合においても、リーク箇所に電荷が集中することはないので、その他の圧電体については通常通りポーリング処理を施すことができる。
以上説明した本発明の第1及び第2の実施形態においては、コロナ放電により圧電体に電子を照射することによってポーリング処理を行っているが、その他にも、イオンビームや電子線等の荷電粒子を照射しても良い。
また、以上説明した本発明の第1の実施形態においては、複数の圧電素子が基板上に配列されたアレイ状の圧電素子を製造する場合について説明したが、本発明は、単体の圧電素子を作製する場合にも適用することができる。その場合には、絶縁オイルを使用しないクリーンなプロセスでポーリング処理を行うことができるというメリットがある。
本発明の第1又は第2の実施形態に係るポーリング処理方法を適用した液体吐出ヘッドの製造方法について、図4〜図7を参照しながら説明する。
まず、図4の(a)に示すように、振動板として用いられるシリコン基板50の主面上に、レジスト51を所定のパターンとなるように形成する。
次に、図4の(b)に示すように、レジスト51上に、圧力室(インク室)を仕切る隔壁となる10μm程度の第1のアルミナ層52を、AD法により形成する。その際には、図2に示す成膜装置において、原料粉として、例えば、平均粒子径が約0.3μmのアルミナ単結晶の粉体が用いられる。
次に、図4の(c)に示すように、アセトン等の有機溶剤を用いてレジスト51を除去する。それによって表出した隔壁52の間の領域が圧力室53となる。さらに、隔壁52の内部応力を除去するために、例えば、600℃の雰囲気で1時間程度の熱処理(アニール)を行う。また、必要に応じて、基板50が所望の厚さとなるようにエッチングを行っても良い。
次に、図5の(a)に示すように、基板50の内で隔壁52が形成されているのと反対側の主面に、スパッタ法等により共通電極54を形成する。共通電極54は、酸化チタン(TiO)の密着層54aと、その上に形成された白金(Pt)の導電層54aとを含む2層構造とすることが望ましい。共通電極54は、トータルで0.5μm程度の厚さを有している。
次に、共通電極54上の圧力室53に対応する位置に、例えば、PZTにより圧電体55を形成する。この圧電体55は、図4の(a)及び(b)に示すのと同様に、所定のパターンでレジストを配置した後に、図2に示す成膜装置を用いてAD法によりPZT膜を形成し、レジストを除去することによって形成される。
次に、図1の(c)又は図3に示すのと同様に、圧電体55上に間隙を介してコロナワイヤー20又はコロナ放電ヘッド40を配置することにより、大気中において圧電体55のポーリング処理を行う。その後で、図5の(b)に示すように、圧電体55上に、スパッタ法等により上部電極56を形成する。これらの下部電極54、圧電体55、及び、上部電極56が、基板50を振動させるための圧電素子を構成する。
次に、圧力室53にインクを供給するための流路、及び、圧力室54からインクを吐出するためのノズルを形成する。本実施形態においては、インクの流路やノズルを含む3次元構造体をAD法によって形成することによりモノリシック(一体的)構造化している。
図6の(a)に示すように、隔壁(第1のアルミナ層)52、圧電体55、及び、上部電極56が形成された基板50において、隔壁52によって仕切られた圧力室53の領域に、犠牲層として溶解材料60をAD法により配置する。溶解材料60は、その上にAD法による成膜が可能な程度の硬さを有する材料であり、且つ、ウェットエッチングによって除去可能な材料である。具体的には、クロム(Cr)、チタン(Ti)等の金属材料や、ポリウレタン系樹脂、ポリウレタンアクリレート、エポキシ系樹脂等の硬質樹脂材料等が挙げられる。
次に、図6の(b)に示すように、隔壁52及び溶解材料60上において、インクの流路62を除いた領域に、AD法により第2のアルミナ層61を形成する。次に、図6の(c)に示すように、インクの流路に、AD法により犠牲層として溶解材料60を配置する。
さらに、図6の(d)に示すように、第3のアルミナ層63の形成および溶解材料60の配置、第4のアルミナ層64の形成及び溶解材料60の配置、第5のアルミナ層65の形成および溶解材料60の配置、第6のアルミナ層(ノズルプレート)66の形成及び溶解材料60の配置を順次行う。これらの第3のアルミナ層63〜第6のアルミナ層66中に配置されている溶解材料60は、インクの流路やノズルを形成するための犠牲層となる。
次に、ウェットエッチングにより、第1アルミナ層52〜第6のアルミナ層66中に配置されている溶解材料60を除去する。それにより、図7に示すように、圧力室53、インクを吐出するノズル67、圧力室53からノズル67にインクを供給するノズル流路68、及び、圧力室53にインクを供給するための共通流路69が形成される。
なお、圧力室等の構造及び形成方法については、図6及び図7を参照しながら説明したものの他にも、種々の技術を適用することができる。例えば、ノズルが形成されたノズルプレートを別途作製して、接着剤により隔壁52(図4の(c)参照)に貼り付けるようにしても良い。また、3次元構造体のモノリシック構造化については、特願2004−60744号を参照されたい。
以上説明した本発明の実施形態において、成膜方法としてAD法を用いる際には、エアロゾルを生成する機構は図2に示す構成に限定されない。即ち、原料粉がガス中に分散している状態を生成することができれば、様々な構成を用いることができる。例えば、原料粉を収納している容器(収納容器)にガスを導入するのではなく、収納容器から所定量の原料粉を取り出し、取り出された原料粉についてこれをエアロゾル化する構成としても良い。具体的には、原料粉の収納容器と、回転駆動することにより収納容器から所定のレート(供給速度)で連続的に原料粉の供給を受けてこれを搬送する原料粉供給部(粉末供給盤)と、原料粉供給部によって搬送された原料粉をガスによって分散させることによりエアロゾルを生成するエアロゾル生成部(エアロゾル化部)とを含む構成が挙げられる。このような構成においては、原料粉供給部に、原料粉が投入される所定の幅の溝を形成することにより、安定した量の原料粉を供給することができると共に、原料粉供給部を回転駆動する速度を調整することにより、原料粉の供給量を制御することができる。そして、原料粉の搬送先においてその溝にキャリアガスを導入することにより、濃度の安定したエアロゾルを生成することができる。
また、原料粉の収納容器において原料粉を攪拌すると共に、この収納容器に圧縮ガスを導入することにより、圧縮ガスと混合された所定量の原料粉を収納容器から取り出し、これを細径の穴から外部に排出することにより、圧縮ガスの膨張を利用して原料粉を分散させる構成も挙げられる。さらに、キャリアガスの流路に原料粉を連続的に供給して原料粉をキャリアガスに分散させることにより、エアロゾルを生成する構成を用いても良い。
本発明は、インクジェットプリンタにおいてインクを吐出する液体吐出ヘッドや超音波撮像装置において超音波を送受信する超音波トランスデューサ等において利用することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係るポーリング処理方法を適用した圧電素子の製造方法を説明するための図である。 エアロゾルデポジション(AD)法を用いた成膜装置を示す模式図である。 本発明の第2の実施形態に係るポーリング処理方法を説明するための図である。 液体吐出ヘッドの製造方法における隔壁の形成工程を説明するための図である。 液体吐出ヘッドの製造方法における圧電素子の形成工程を説明するための図である。 液体吐出ヘッドの製造方法における圧力室、ノズル流路、及び、共通流路の形成工程を説明するための図である。 液体吐出ヘッドの製造方法における圧力室、ノズル流路、及び、共通流路の形成工程を説明するための図である。 インクジェットプリンタの印字部の周辺を示す平面図である。 液体吐出ヘッドにおけるインク吐出機構を説明するための図である。 従来のポーリング処理方法を説明するための図である。
符号の説明
1 ガスボンベ
1a 圧力調整部
2a、2b 搬送管
3 エアロゾル生成室
3a 容器駆動部
4 成膜室
5 排気ポンプ
6 噴射ノズル
7 基板ホルダ
7a 基板ホルダ駆動部
10、120 基板
11、115、121 下部電極
12、55、116、122 圧電体
13 絶縁膜
14、56、117、123 上部電極
15 圧電素子
20 コロナワイヤー
30 電源装置
40 コロナ放電ヘッド
40a 放電部
40b 支持部
50 基板(振動板)
51 レジスト
52 第1のアルミナ層(隔壁)
53、113 圧力室
54 共通電極
54a 密着層
54b 導電層
60 溶解材料
61 第2のアルミナ層
62 インクの流路
63 第3のアルミナ層
64 第4のアルミナ層
65 第5のアルミナ層
66 第6のアルミナ層(ノズルプレート)
67 ノズル
68 ノズル流路
69 共通流路
100 印字部
100a〜100d 液体吐出ヘッド
101 記録紙
102、103 ローラ
104 ベルト
105 印字検出部
110 ノズルプレート
111 隔壁
112 振動板
114 吐出口(ノズル部)
124 配線
125 絶縁オイル

Claims (16)

  1. 無機圧電材料によって形成され第1の面に電極が形成されている圧電体の前記第1の面と対向する第2の面を除く圧電体の周囲に絶縁膜を配置する工程(a)と、
    前記圧電体の前記第2の面上に、間隙を介して電荷供給手段を配置する工程()と、
    前記圧電体の前記第2の面に電荷を供給することにより、前記圧電体内に電界を発生させる工程()と、
    を具備する無機圧電体のポーリング処理方法。
  2. 工程()が、前記電極と前記電荷供給手段との間に電圧を印加してコロナ放電を生じさせることにより、前記圧電体の前記第2の面に電荷を供給することを含む、請求項1記載の無機圧電体のポーリング処理方法。
  3. 工程()が、イオン照射、又は、電子線照射を行うことにより、前記圧電体の前記第2の面に電荷を供給することを含む、請求項1記載の無機圧電体のポーリング処理方法。
  4. 無機圧電材料によって形成された圧電体の第1の面上に電極を形成する工程(a)と、
    前記圧電体の前記第1の面と対向する第2の面を除く圧電体の周囲に絶縁膜を配置する工程(b)と、
    前記圧電体の前記第2の面上に、間隙を介して電荷供給手段を配置する工程()と、
    前記圧電体の前記第2の面に電荷を供給することにより、前記圧電体内に電界を発生させてポーリング処理を施す工程()と、
    を具備する圧電素子の製造方法。
  5. 工程()が、前記電極と前記電荷供給手段との間に電圧を印加してコロナ放電を生じさせることにより、前記圧電体の前記第2の面に電荷を供給することを含む、請求項記載の圧電素子の製造方法。
  6. 工程()が、イオン照射、又は、電子線照射を行うことにより、前記圧電体の前記第2の面に電荷を供給することを含む、請求項記載の圧電素子の製造方法。
  7. 工程()の後で、前記圧電体の上に第2の電極を形成する工程をさらに具備する請求項のいずれか1項記載の圧電素子の製造方法。
  8. 基板の主面上に電極を形成する工程(a)と、
    前記電極上に、無機圧電材料によって形成された複数の圧電体を所定の配列で配置する工程(b)と、
    前記複数の圧電体の間に絶縁膜を配置する工程(c)と、
    前記複数の圧電体の前記電極側の第1の面と対向する第2の面上に、間隙を介して電荷供給手段を配置する工程()と、
    前記複数の圧電体の前記第2の面に電荷を供給することにより、前記複数の圧電体内に電界を発生させてポーリング処理を施す工程()と、
    を具備する圧電素子の製造方法。
  9. 工程(b)が、圧電材料の粉体をノズルから前記電極が形成された基板に向けて噴射して、圧電材料を前記電極上に堆積させることにより、前記複数の圧電体を配置することを含む、請求項記載の圧電素子の製造方法。
  10. 工程(b)が、前記圧電材料の粉体をガスによって分散させることにより生成されたエアロゾルを前記ノズルから噴射させることを含む、請求項記載の圧電素子の製造方法。
  11. 工程()が、前記電極と前記電荷供給手段との間に電圧を印加してコロナ放電を生じさせることにより、前記複数の圧電体の前記第2の面に電荷を供給することを含む、請求項10のいずれか1項記載の圧電素子の製造方法。
  12. 工程()が、イオン照射、又は、電子線照射を行うことにより、前記複数の圧電体の前記第2の面に電荷を供給することを含む、請求項10のいずれか1項記載の圧電素子の製造方法。
  13. 工程()の後で、前記複数の圧電体の上に複数の第2の電極をそれぞれ形成する工程をさらに具備する請求項12のいずれか1項記載の圧電素子の製造方法。
  14. 前記電荷供給手段が、前記複数の圧電体に対応する複数の針状の放電部を有する、請求項13のいずれか1項記載の圧電素子の製造方法。
  15. 前記圧電素子が、インクジェットプリンタの印字部においてインクを吐出する液体吐出ヘッドに用いられる圧電アクチュエータであって、
    工程(b)が、1mm角以下の第1の面を各々が有する複数の圧電体を1mm以下の間隔で配置することを含む、
    請求項14のいずれか1項記載の圧電素子の製造方法。
  16. 前記基板が30μm以下の厚さを有する、請求項15記載の圧電素子の製造方法。
JP2005373608A 2004-12-24 2005-12-26 無機圧電体のポーリング処理方法、及び、圧電素子の製造方法 Expired - Fee Related JP4927400B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005373608A JP4927400B2 (ja) 2004-12-24 2005-12-26 無機圧電体のポーリング処理方法、及び、圧電素子の製造方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004373637 2004-12-24
JP2004373637 2004-12-24
JP2005373608A JP4927400B2 (ja) 2004-12-24 2005-12-26 無機圧電体のポーリング処理方法、及び、圧電素子の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006203190A JP2006203190A (ja) 2006-08-03
JP4927400B2 true JP4927400B2 (ja) 2012-05-09

Family

ID=36960857

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005373608A Expired - Fee Related JP4927400B2 (ja) 2004-12-24 2005-12-26 無機圧電体のポーリング処理方法、及び、圧電素子の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4927400B2 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5277663B2 (ja) * 2008-03-05 2013-08-28 富士ゼロックス株式会社 液滴吐出装置
JP5541129B2 (ja) * 2010-12-09 2014-07-09 株式会社リコー インクジェット装置
JP6012213B2 (ja) * 2012-03-19 2016-10-25 三菱重工業株式会社 超音波厚みセンサ用酸化物系無機圧電材料焼結体の分極処理方法、および分極処理装置
JP6021372B2 (ja) * 2012-03-22 2016-11-09 三菱重工業株式会社 超音波厚みセンサの製造方法
JP6079080B2 (ja) * 2012-09-18 2017-02-15 株式会社リコー 電気−機械変換素子の製造方法、電気−機械変換素子、該電気−機械変換素子を備えた液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置。
JP6221270B2 (ja) * 2013-03-11 2017-11-01 株式会社リコー 電気−機械変換素子の製造装置、電気−機械変換素子の製造方法
JP6112401B2 (ja) * 2013-03-15 2017-04-12 株式会社リコー 電気機械変換素子の製造方法及び電気機械変換素子の製造装置
JP6132190B2 (ja) * 2013-03-15 2017-05-24 株式会社リコー 液滴吐出ヘッド、液体吐出装置、画像形成装置、電気機械変換素子の分極処理方法、及び、液滴吐出ヘッドの製造方法
JP6344634B2 (ja) * 2013-03-15 2018-06-20 株式会社リコー 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、画像形成装置、電気機械変換素子の分極処理方法、及び、液滴吐出ヘッドの製造方法
JP6191257B2 (ja) * 2013-06-11 2017-09-06 株式会社リコー 分極処理装置、圧電素子の製造方法
JP6198116B2 (ja) * 2013-06-26 2017-09-20 株式会社リコー 電気機械変換素子の製造方法、電気機械変換素子、液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置及び画像形成装置
JP6168400B2 (ja) * 2013-07-22 2017-07-26 株式会社リコー 放電装置及び分極処理方法
JP6273829B2 (ja) 2013-09-13 2018-02-07 株式会社リコー 電気機械変換素子とその製造方法、及び電気機械変換素子を有する液滴吐出ヘッド、液滴吐出ヘッドを有する液滴吐出装置
JP6255827B2 (ja) * 2013-09-17 2018-01-10 株式会社リコー 電気−機械変換素子、液滴吐出ヘッド及びインクジェット記録装置
JP6478139B2 (ja) 2014-03-18 2019-03-06 株式会社リコー 液滴吐出ヘッドの製造方法
JP6318793B2 (ja) 2014-04-08 2018-05-09 株式会社リコー 電気−機械変換素子、電気−機械変換素子の製造方法、インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置
JP5927475B2 (ja) * 2014-09-08 2016-06-01 株式会社ユーテック ポーリング処理方法、プラズマポーリング装置、圧電体及びその製造方法、成膜装置及びエッチング装置、ランプアニール装置
JP6497043B2 (ja) * 2014-11-26 2019-04-10 株式会社リコー 分極処理装置、液滴吐出ヘッド及び画像形成装置
CN109494298A (zh) * 2017-09-12 2019-03-19 南昌欧菲生物识别技术有限公司 压电层的极化方法和超声波生物识别装置的制备方法
CN109494297B (zh) * 2017-09-12 2022-05-17 江西欧迈斯微电子有限公司 压电层的极化方法和超声波生物识别装置的制备方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5659346A (en) * 1994-03-21 1997-08-19 Spectra, Inc. Simplified ink jet head
JPH08180959A (ja) * 1994-12-20 1996-07-12 Ulvac Japan Ltd コロナ分極処理方法およびコロナ分極装置
JP2003321780A (ja) * 2002-04-26 2003-11-14 Hitachi Metals Ltd 超微粒子の成膜方法、圧電式アクチュエータおよび液体吐出ヘッド

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006203190A (ja) 2006-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4927400B2 (ja) 無機圧電体のポーリング処理方法、及び、圧電素子の製造方法
JP4829165B2 (ja) 圧電素子製造方法及び液体吐出ヘッド製造方法
US7785659B2 (en) Method of manufacturing an orientation film using aerosol deposition on a seed substrate
US8888253B2 (en) Method of manufacturing electromechanical transducer layer, method of manufacturing electromechanical transducer element, electromechanical transducer layer formed by the method, electromechanical transducer element, inkjet head and inkjet recording apparatus
US7594308B2 (en) Method for producing a piezoelectric actuator and a liquid transporting apparatus
JP2006199580A (ja) セラミックス体の製造方法、及び、液体吐出ヘッドの製造方法
JP5288530B2 (ja) 圧電素子製造方法及び液体吐出ヘッド製造方法
US7229160B2 (en) Liquid delivering apparatus and method of producing the same
US20120019603A1 (en) Liquid discharge head and manufacturing method thereof
JP2006210896A (ja) 成膜方法、それを用いて製造された構造物及び圧電素子、並びに、液体吐出ヘッドの製造方法
JP2003298132A (ja) 圧電式アクチュエータ及び液体吐出ヘッド
JP4096185B2 (ja) 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置
JP5196106B2 (ja) 圧電素子の製造方法
JP2004322605A (ja) インクジェット式記録装置
JP2004034417A (ja) 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置
JP4420544B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド並びにインクジェット式記録装置
JP5446808B2 (ja) 圧電素子およびその製造方法、圧電アクチュエーター、液体噴射ヘッド、並びに、液体噴射装置
JP2000246895A (ja) インクジェット式記録ヘッド及びインクジェット式記録装置
JP3740851B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド
JP5196104B2 (ja) 圧電素子の製造方法、インクジェット式記録ヘッドの製造方法、およびインクジェットプリンターの製造方法
JP2000127391A (ja) アクチュエータ装置及びインクジェット式記録ヘッド並びにインクジェット式記録装置
WO2004052651A1 (ja) インクジェットヘッドの製造方法、及びインクジェット式記録装置
JP2013077827A (ja) 圧電素子の製造方法
JP2007283620A (ja) 液体噴射ヘッドの製造方法
JP2004216707A (ja) 液体噴射ヘッド及びその製造方法並びに液体噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20061207

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120207

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150217

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees