JP5196104B2 - 圧電素子の製造方法、インクジェット式記録ヘッドの製造方法、およびインクジェットプリンターの製造方法 - Google Patents

圧電素子の製造方法、インクジェット式記録ヘッドの製造方法、およびインクジェットプリンターの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、圧電素子の製造方法、インクジェット式記録ヘッドの製造方法、およびインクジェットプリンターの製造方法に関する。
液体噴射ヘッド等に用いられる圧電素子は、圧電体層を有する。この圧電体層の形成方法としては、液相法が挙げられる。液相法は、圧電材料を基体上に塗布した後にアニールを行うことにより圧電体層を得るものであり、CVD法やスパッタ法で使用するような真空装置を使わないため、コスト面および環境面において有利なだけでなく、得られる圧電体層の特性も非常に良好である。しかしながら、液相法では、アニール工程において大きな残留応力が生じ、これがクラックの発生につながってしまうという問題があった。たとえば特許文献1では、多数回コートした圧電体材料を一括してアニールしているが、この方法では、一度に大きな残留応力が導入されてしまうため、クラックが発生しやすくなってしまうという問題がある。
特開平10−139594号公報
本発明の目的は、残留応力を緩和してクラックの発生を抑制することのできる圧電素子の製造方法、インクジェット式記録ヘッドの製造方法、およびインクジェットプリンターの製造方法を提供することにある。
本発明にかかる圧電素子の製造方法は、
(a)基体の上方に第1電極を形成する工程と、
(b)前記第1電極の上方に、圧電材料溶液を塗布して1層の前駆体層を形成する工程と、
(c)前記前駆体層の結晶化アニールを行うことにより圧電体層を形成する工程と、
(d)前記工程(b)および(c)を繰り返し行うことにより前記圧電体層を厚膜化する工程と、
(e)前記圧電体層の上方に第2電極を形成する工程と、
を含む。
本発明によれば、圧電材料溶液の塗布毎に結晶化アニールを行うため、複数の前駆体層を一括して結晶化アニールする場合よりも、圧電体層にかかる残留応力を小さくすることが可能となり、クラックを発生し難くすることができる。これにより、信頼性が高く、かつ圧電特性の良好な圧電素子を提供することができる。
なお本発明において、特定のA部材(以下、「A部材」という。)の上方に設けられた特定のB部材(以下、「B部材」という。)というとき、A部材の上に直接B部材が設けられた場合と、A部材の上に他の部材を介してB部材が設けられた場合とを含む意味である。
本発明にかかる圧電素子の製造方法において、
前記工程(d)において厚膜化された前記圧電体層には、複数の空孔が形成されていることができる。
本発明にかかる圧電素子の製造方法において、
前記空孔は、前記基体の上面と平行な面においてマトリックス状に並んでいることができる。
本発明にかかる圧電素子の製造方法において、
前記空孔の径は、100nm以下であることができる。
本発明にかかる圧電素子の製造方法において、
前記結晶化アニールを行う工程では、前記前駆体層の表面に複数の凸部が形成されるまで加熱し続けることができる。
本発明にかかる圧電素子の製造方法において、
前記1層の前駆体層の膜厚は、400nm以下であることができる。
本発明にかかる圧電素子の製造方法において、
前記結晶化アニールは、輻射熱および伝導熱の双方による加熱処理であることができる。
本発明にかかる圧電素子の製造方法において、
前記結晶化アニールは、拡散炉により行われることができる。
本発明にかかる圧電素子の製造方法において、
前記工程(c)において、結晶化アニールは、RTA(Rapid Thermal Annealing)装置により行われることができる。
本発明にかかる圧電素子の製造方法において、
前記工程(d)において、結晶化アニールは、拡散炉により行われることができる。
本発明にかかる圧電素子の製造方法において、
前記工程(d)と(e)の間に、
前記圧電体層上に、さらに圧電材料溶液を塗布して複数層の前駆体層を形成する工程と、
前記複数層の前駆体層の結晶化アニールを一括で行うことにより圧電体層を厚膜化する工程と、
をさらに含むことができる。
本発明にかかる圧電素子の製造方法において、
前記工程(d)において、最後に行われる結晶化アニールの処理時間は、以前に行われる結晶化アニールの処理時間より短いことができる。
本発明にかかる圧電素子の製造方法において、
前記工程(b)は、前記第1電極の上方に、圧電材料溶液を塗布して、乾燥し、脱脂することにより前記1層の前駆体層を形成する工程であることができる。
本発明にかかるインクジェット式記録ヘッドは、上述した圧電素子の製造方法のいずれかを含む。
本発明に係るインクジェットプリンターは、上述したインクジェット式記録ヘッドの製造方法を含む。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
1.圧電素子の製造方法
本実施の形態にかかる圧電素子100の製造方法について説明する。図1〜図6(A)は、本実施の形態にかかる圧電素子100の製造方法を示す図である。
(1)まず、基体の一部としての基板10を準備する(図1参照)。基板10は、たとえばシリコン層12および酸化物層14を有する。酸化物層14は、シリコン層12の上部に酸化処理を施すことによって設けられた酸化シリコンであってもよいし、シリコン層12の上面に公知の方法によって新たに設けられた酸化シリコンその他の酸化物であってもよい。酸化物層14は、熱酸化処理などによって設けることができる。あるいは、基板10の上部に酸化物層14を別途設ける場合は、蒸着、スパッタ等の公知の方法によることができる。
(2)次に、基板10上に弾性体層20を形成する(図1参照)。弾性体層20は、スパッタ法、真空蒸着、Chemical Vapor Deposition法(CVD法)などの公知の方法で形成することができる。弾性体層20の材質としては、たとえば、酸化ジルコニウム、窒化シリコン、酸化シリコンまたは、酸化アルミニウムなどが好適である。基板10の上面に酸化物層14を設けている場合、弾性体層20の材質は、酸化物層14の材質と同じ材質でも、異なる材質でもよい。たとえば、弾性体層20は、材質を酸化ジルコニウムとし、スパッタ法により、たとえば500nmの厚みに形成することができる。
(3)次に、弾性体層20上に、下部電極層30(第1電極)を形成する(図1参照)。下部電極層30の形成は、スパッタ法、真空蒸着、CVD法などの公知の方法でおこなうことができる。下部電極層30の材質は、ニッケル、イリジウム、白金などの各種の金属、それらの導電性酸化物(たとえば酸化イリジウムなど)、SrRuOやLaNiOといった複合酸化物など、を用いることができる。また、下部電極層30は、前記例示した材料の単層でもよいし、複数の材料を積層した構造であってもよい。たとえば、下部電極層30は、材質を白金とし、スパッタ法により、たとえば100nmの厚みに形成することができる。
(4)次に、下部電極層30上に、圧電体層48を形成する(図6(A)参照)。圧電体層48は、ゾル−ゲル法、有機金属熱塗布分解法(MOD法)等の液相法を用いて形成される。圧電体層48の材質は、好ましくは、鉛、ジルコニウム、チタンを構成元素として含む酸化物とすることができる。すなわち、チタン酸ジルコン酸鉛(以下、PZTという)は、圧電性能が良好なため、圧電体層48の材質として好適である。具体的には、以下のように圧電体層48を形成する。
まず、Pb、Zr、およびTiをそれぞれ含有する有機金属化合物を溶媒に溶解させた圧電材料溶液を、下部電極層30の上方全面にスピンコート、ディップコート、インクジェット法等により塗布し、1層のPZT前駆体層42aを形成する(図2参照)。ここで、PZT前駆体層42aの膜厚は、400nm以下であることが好ましく、200nm以下であることがより好ましい。
次に、熱処理(乾燥工程、脱脂工程)を行う。乾燥工程は溶媒の除去を目的としており、例えば、アルコール系溶媒を用いている場合には100〜200℃程度で行う。また、乾燥工程の時間は、例えば、10分程度である。脱脂工程では、乾燥工程後のPZT前駆体層42a中に残存する有機成分をNO、CO、HO等に熱分解して離脱させることができる。脱脂工程の温度は、例えば300〜400℃程度である。
次いで、PZT前駆体層42aを結晶化するための結晶化アニール(焼成工程)を行う。結晶化アニールでは、PZT前駆体層42aを加熱することによって結晶化させることができる。結晶化アニールは、結晶化後の圧電体層42の表面に複数の凸部43が形成されるまで行われる(図3参照)。結晶化アニールの温度は、例えば、600℃〜700℃である。結晶化アニールに用いる装置は、輻射熱および伝導熱の双方によって加熱することのできるものが好ましく、たとえば拡散炉であることができる。拡散炉を用いることにより、容易に凸部43を形成することができる。結晶化アニールの時間は、例えば、30分以上であることが好ましい。このように長時間の加熱することによって、より確実に凸部43を形成することができる。以上の工程により、圧電体層42を形成することができる。なお、結晶化アニールに用いる装置としては、上述したものに限られず、RTA(Rapid Thermal Annealing)装置などを用いてもよい。
次いで、圧電体層42上に、圧電材料溶液を塗布し、1層のPZT前駆体層44aを形成する(図4参照)。塗布方法、材質、膜厚等は、上述したPZT前駆体層42aと同様の塗布方法、材質、膜厚等を適用することができる。
次いで、熱処理(乾燥工程、脱脂工程)を行った後に、PZT前駆体層44aを結晶化するための結晶化アニール(焼成工程)を行う(図5参照)。それぞれの熱処理工程の条件は、上述した条件と同様の条件を適用することができる。圧電体層44の表面にも凸部43が形成される。
このようにして、凸部43が形成された後に、さらに圧電材料溶液の塗布、乾燥、脱脂工程、および結晶化アニール工程を行うことによって、圧電体層42と圧電体層44との間に空孔45が形成される。空孔45は、隣り合う凸部43の中間付近に形成される。ここで、空孔45は、圧電体層42と圧電体層44との間の基板10の上面と平行な面においてマトリックス状に並んでいる。
さらに、圧電材料溶液の塗布、乾燥、脱脂工程、および結晶化アニールを繰り返すことにより、厚膜化した圧電体層48を形成することができる(図6(A)参照)。ここで圧電体層48の最上面は、凸部が形成されていなくてもよい。したがって、圧電体層48を構成する最上層のPZT前駆体層の結晶化アニールは、下層の結晶化アニールより短時間で行うことができる。これにより、圧電体層48の上面が平坦になり、後述する上部電極層50との密着性を向上させることができる。また、複数の基板に対して本発明を実施する場合は、以下の方法を用いることで、圧電体層48を安定したペロブスカイト構造で形成でき且つスループットを向上させることができる。まず、下層の圧電体層に対して、塗布および熱処理を行う。次に、枚葉式装置であるRTA装置を用いて、下層の圧電体層の結晶化工程を行う。RTAで結晶化させることにより拡散炉を用いた場合と比べて、安定したペロブスカイト構造を有する圧電体層を形成することができる。次に、それらの基板に対して、上層の圧電体層の塗布および熱処理を行う。次に、バッチ処理が可能な拡散炉で複数の基板に対して結晶化アニールを行う。これにより、枚葉式であるRTA装置を用いる場合と比べてスループットを向上させることができる。さらに、下層の圧電体層はRTA処理により安定したペロブスカイト構造を有しているため、上層の圧電体層はその結晶構造を引きずり、拡散炉で熱処理したとしても安定したペロブスカイト構造を有する圧電体層を形成することができる。なお、圧電材料溶液の塗布、乾燥、脱脂工程、および結晶化アニールの実施回数は、少なくとも2回以上であればよい。
圧電体層48には、図6(A)のように複数層のマトリックス状の空孔45が設けられていることが好ましく、さらに空孔45は、縦方向、横方向、および奥行き方向のすべてにおいて均一に配置されていることが好ましい。ただし、図6(A)は本発明の一例であって、例えば図6(B)のように、一部の空孔が欠落していても本発明の効果が損なわれるものではない。また、空孔がマトリックス状でなく、ランダムな位置に設けられたとしても本発明の効果が損なわれるものではない。
空孔45の径は、100nm以下であることが好ましい。空孔のサイズが100nmより大きいと、圧電体層48を構成する結晶の柱状構造が広い範囲で分断されてしまい、圧電特性が低下してしまうことがあるからである。
(5)次に圧電体層48上に、上部電極層50(第2電極)を形成する。上部電極層50の形成は、スパッタ法、真空蒸着、CVD法などの公知の方法でおこなうことができる。上部電極層50の材質は、ニッケル、イリジウム、白金などの各種の金属、それらの導電性酸化物(たとえば酸化イリジウムなど)、SrRuOやLaNiOといった複合酸化物など、を用いることができる。また、上部電極層50は、前記例示した材料の単層でもよいし、複数の材料を積層した構造であってもよい。たとえば、上部電極層50は、材質を白金とし、スパッタ法により、たとえば100nmの厚みに形成することができる。このようにして、下部電極層30、圧電体層48、および上部電極層50からなるキャパシタ構造部60を形成することができる。
以上の工程により、本実施の形態にかかる圧電素子100を形成することができる。本実施の形態にかかる圧電素子100の形成方法では、圧電体層48を形成する際、圧電材料溶液を塗布する毎に結晶化アニールを行っている。これにより、圧電体層48中に空孔45を形成することができ、残留応力を緩和し、クラックの発生を抑制することができる。さらに、空孔45の径を100nm以下にすることにより、圧電体層48を構成する結晶の柱状構造が分断されることを防止し、圧電素子100の圧電特性および強度を良好に保つことができる。また空孔45は、図6(A)において縦方向、横方向、および奥行き方向のすべてにおいて均一に配置されていることが好ましい。これにより、圧電体層48の全面において、均一に応力を緩和ずることができ、クラックの発生を確実に抑制することができる。また、縦方向における空孔45間の距離は、塗布されるPZT前駆体層42aの膜厚に依存する。PZT前駆体層42aの膜厚を、400nm以下にすることにより、空孔45を密に配置することができ、残留応力を大きく緩和することができる。またPZT前駆体層42aの膜厚を200nm以下にすることにより、さらに大きく残留応力を緩和することができる。
2.変形例
次に本実施の形態にかかる変形例について説明する。変形例にかかる圧電素子の製造方法においては、圧電体層の下部のみに空孔を設けている点で、圧電体層48の全体にわたって空孔を設けている圧電素子100の製造方法と異なる。
図7は、変形例にかかる圧電素子200を模式的に示す断面図である。具体的な製造方法については、以下のとおりである。
上述した本実施の形態にかかる圧電素子の製造方法の工程(4)の後に、圧電体層42上に、圧電材料溶液を塗布し、熱処理(乾燥工程、脱脂工程)を行う。この圧電材料溶液の塗布、乾燥、脱脂工程のみを繰り返し行う。これにより、複数層のPZT前駆体層を形成する。その後、複数層のPZT前駆体層の結晶化アニールを一括で行うことにより、圧電体層48の上にさらに他の圧電体層46を形成することができる。
次に、圧電体層46上に、上部電極層50(第2電極)を形成する。これ以後の工程は、上述した工程(5)と同様であるので、説明を省略する。
以上の工程により変形例にかかる圧電素子200を製造することができる。圧電素子200は、圧電体層48と圧電体層46のうち、下層の圧電体層48にのみ空孔45を有する。液相法で圧電体層を成膜した場合、熱膨張係数の違いから下部電極層30側に残留応力が集中しており、さらに圧電素子が駆動させると、歪まない下部電極と歪む圧電体との界面には大きな歪み応力が集中する。従って、本実施例のように下層の圧電体層48にのみ空孔45を形成することで、効率的に残留応力および歪み応力を緩和し、かつ上層において一括アニールすることによりスループットを向上させることができる。
3.実験例
本実験例では、上述した圧電素子100の製造方法を用いて圧電アクチュエータ300を形成し、それぞれをパルス駆動させてクラックの発生状況を観察した。
3.1.第1の実験例
第1の実験例では、上述した本実施の形態にかかる圧電素子の製造方法を用いて、圧電素子を適用した圧電アクチュエータ300を形成した。図8は、第1の実験例において形成された圧電アクチュエータ300を模式的に示す断面図である。
圧電アクチュエータ300は、基板10と、基板10に設けられた圧力発生室16と、基板10の上方に設けられた弾性体層20と、弾性体層20の上方に設けられたキャパシタ構造部62であって、下部電極層32と、圧電体層47と、上部電極層52とを有するキャパシタ構造部62とを含む。
基板10は、本実施形態の圧電アクチュエータ300の支持体となる機能を有する。基板10の下方には、圧力発生室16と、圧力発生室16の下方に設けられたノズルプレート18とが設けられている。
圧電アクチュエータ300の製造工程は、以下の通りである。
まず、シリコン基板12を準備し、その上面を酸化処理することにより厚み約1.0μmの酸化シリコン14を形成した。次いでスパッタ法により、厚み約500nmの酸化ジルコニウムからなる弾性体層20と、その上に厚み100nmの白金からなる下部電極層32を形成した。
次いでPZT溶液をスピンコート法により下部電極層32上に塗布し、乾燥、脱脂、焼成を行い結晶化した。焼成工程では、拡散炉により30分間行った。結晶化後の膜厚は200nmであり、塗布、乾燥、脱脂、焼成の工程を5回繰り返し、膜厚1μmのPZT層47を得た。図9は、PZT層47の断面のSEM(走査型電子顕微鏡)画像を示す。SEM画像には、空孔が存在することが確認された。
その後、厚み100nmの白金からなる上部電極層52を形成し、パターニングを行い、酸化アルミニウムからなる保護膜54および配線(図示せず)を形成した。さらにシリコン基板12を下方からエッチングすることで圧力発生室16を形成し、ノズルプレート18を設けた。
得られた圧電アクチュエータ300をパルス駆動させたところ、100億パルス駆動させてもクラックが発生しなかった。
3.2.第2の実験例
第2の実験例では、以下のように圧電アクチュエータを形成した。圧電アクチュエータの構成は、上述した第1の実験例の圧電アクチュエータ300と同様の構成である。
圧電アクチュエータの製造工程は、以下の通りである。
まず、シリコン基板12を準備し、その上面を酸化処理することにより厚み約1.0μmの酸化シリコン14を形成した。次いでスパッタ法により、厚み約500nmの酸化ジルコニウムからなる弾性体層20と、その上に厚み100nmの白金からなる下部電極層32を形成した。
次いでPZT溶液をスピンコート法により下部電極層32上に塗布し、乾燥、脱脂、焼成を行い結晶化した。焼成工程では、RTAにより5分間行った。結晶化後の膜厚は200nmであり、塗布、乾燥、脱脂、焼成の工程を5回繰り返し、膜厚1μmのPZT層47を得た。図10は、PZT層47の断面のSEM(走査型電子顕微鏡)画像を示す。SEM画像では、空孔が確認されなかった。
その後、厚み100nmの白金からなる上部電極層52を形成し、パターニングを行い、酸化アルミニウムからなる保護膜54および配線(図示せず)を形成した。さらにシリコン基板12を下方からエッチングすることで圧力発生室16を形成し、ノズルプレート18を設けた。
得られた圧電アクチュエータ300をパルス駆動させたところ、10億パルスでクラックが発生した。
3.3.第3の実験例
第3の実験例では、以下のように圧電アクチュエータを形成した。圧電アクチュエータの構成は、上述した第1の実験例の圧電アクチュエータ300と同様の構成である。
圧電アクチュエータの製造工程は、以下の通りである。
まず、シリコン基板12を準備し、その上面を酸化処理することにより厚み約1.0μmの酸化シリコン14を形成した。次いでスパッタ法により、厚み約500nmの酸化ジルコニウムからなる弾性体層20と、その上に厚み100nmの白金からなる下部電極層32を形成した。
次いでPZT溶液をスピンコート法により下部電極層32上に塗布し、乾燥、脱脂を行い結晶化した。塗布、乾燥、脱脂の工程を5回繰り返し、その後一括で焼成を行った。焼成工程では、RTAにより10分間行い、膜厚1μmのPZT層を得た。
その後、厚み100nmの白金からなる上部電極層52を形成し、パターニングを行い、酸化アルミニウムからなる保護膜および配線(図示せず)を形成した。さらにシリコン基板12を下方からエッチングすることで圧力発生室16を形成し、ノズルプレート18を設けた。
得られた圧電アクチュエータ300をパルス駆動させたところ、1億パルスでクラックが発生した。
第1の実験例〜第3の実験例によれば、PZT前駆体層の焼成工程を各層毎に行うことにより、焼成工程を一括で行う場合に比べて、クラックが発生し難くなっていることが確認された。また、焼成工程において拡散炉を用いて加熱時間を30分以上にすることによって、空孔が確認され、さらにクラックが発生し難くなっていることが確認された。
4.インクジェット式記録ヘッド
次に、図6に示した圧電素子100を用いたインクジェット式記録ヘッドについて説明する。図11は、図6に示した圧電素子100を用いたインクジェット式記録ヘッドの概略構成を示す側断面図であり、図12は、このインクジェット式記録ヘッドの分解斜視図である。なお、図12は、通常使用される状態とは上下逆に示したものである。
インクジェット式記録ヘッド(以下、「ヘッド」ともいう)500は、図11に示すように、ヘッド本体542と、ヘッド本体542の上に設けられた圧電部540と、を備える。なお、図11に示した圧電部540は、図6に示した圧電素子100における下部電極層30、圧電体層48、および上部電極層50に相当する。本実施の形態にかかるインクジェット式記録ヘッドおいて、圧電素子100は、圧電アクチュエータとして機能することができる。圧電アクチュエータとは、ある物質を動かす機能を有する素子である。
また、図6に示した圧電素子100における酸化物層14および弾性体層20は、図11において弾性膜550に相当する。また、基板10(図6参照)は後述するようにヘッド本体542の要部を構成するものとなっている。
すなわち、ヘッド500は、図12に示すようにノズル板510と、インク室基板520と、弾性膜550と、弾性膜550に接合された圧電部(振動源)540とを備え、これらが基体560に収納されて構成されている。なお、このヘッド500は、オンデマンド形のピエゾジェット式ヘッドを構成している。
ノズル板510は、例えばステンレス製の圧延プレート等で構成されたもので、インク滴を吐出するための多数のノズル511を一列に形成したものである。これらノズル511間のピッチは、印刷精度に応じて適宜に設定されている。
ノズル板510には、インク室基板520が固着(固定)されている。インク室基板520は、上述の基板2によって形成されたものである。インク室基板520は、ノズル板510、側壁(隔壁)522、および後述する弾性膜550によって、複数のキャビティー(インクキャビティー)521と、リザーバ523と、供給口524と、を区画形成したものである。リザーバ523は、インクカートリッジ631(図13参照)から供給されるインクを一時的に貯留する。供給口524によって、リザーバ523から各キャビティー521にインクが供給される。
キャビティー521は、図11および図12に示すように、各ノズル511に対応して配設されている。キャビティー521は、後述する弾性膜550の振動によってそれぞれ容積可変になっている。キャビティー521は、この容積変化によってインクを吐出するよう構成されている。
インク室基板520のノズル板510と反対の側には弾性膜550が配設されている。さらに弾性膜550のインク室基板520と反対の側には複数の圧電部540が設けられている。弾性膜550の所定位置には、図12に示すように、弾性膜550の厚さ方向に貫通して連通孔531が形成されている。連通孔531により、後述するインクカートリッジ631からリザーバ523へのインクの供給がなされる。
各圧電部540は、後述する圧電素子駆動回路に電気的に接続され、圧電素子駆動回路の信号に基づいて作動(振動、変形)するよう構成されている。すなわち、各圧電部540はそれぞれ振動源(ヘッドアクチュエーター)として機能する。弾性膜550は、圧電部540の振動(たわみ)によって振動し(たわみ)、キャビティー521の内部圧力を瞬間的に高めるよう機能する。
基体560は、例えば各種樹脂材料、各種金属材料等で形成されている。図12に示すように、この基体560にインク室基板520が固定、支持されている。
本実施の形態にかかるインクジェット式記録ヘッド500によれば、上述したように、圧電部540にクラックが発生しにくいため信頼性が高く、良好な圧電特性を有し、効率的なインクの吐出が可能となっている。したがって、ノズル511の高密度化などが可能となり、高密度印刷や高速印刷が可能となる。さらには、ヘッド全体の小型化を図ることができる。
5.インクジェットプリンター
次に、上述のインクジェット式記録ヘッド500を備えたインクジェットプリンターについて説明する。図13は、本発明のインクジェットプリンター600を、紙等に印刷する一般的なプリンターに適用した場合の一実施形態を示す概略構成図である。なお、以下の説明では、図13中の上側を「上部」、下側を「下部」と言う。
インクジェットプリンター600は、装置本体620を備えており、上部後方に記録用紙Pを設置するトレイ621を有し、下部前方に記録用紙Pを排出する排出口622を有し、上部面に操作パネル670を有する。
装置本体620の内部には、主に、往復動するヘッドユニット630を備えた印刷装置640と、記録用紙Pを1枚ずつ印刷装置640に送り込む給紙装置650と、印刷装置640および給紙装置650を制御する制御部660とが設けられている。
印刷装置640は、ヘッドユニット630と、ヘッドユニット630の駆動源となるキャリッジモータ641と、キャリッジモータ641の回転を受けて、ヘッドユニット630を往復動させる往復動機構642とを備えている。
ヘッドユニット630は、その下部に、上述の多数のノズル511を備えるインクジェット式記録ヘッド500と、このインクジェット式記録ヘッド500にインクを供給するインクカートリッジ631と、インクジェット式記録ヘッド500およびインクカートリッジ631を搭載したキャリッジ632とを有する。
往復動機構642は、その両端がフレーム(図示せず)に支持されたキャリッジガイド軸643と、キャリッジガイド軸643と平行に延在するタイミングベルト644とを有する。キャリッジ632は、キャリッジガイド軸643に往復動自在に支持されるとともに、タイミングベルト644の一部に固定されている。キャリッジモータ641の作動により、プーリを介してタイミングベルト644を正逆走行させると、キャリッジガイド軸643に案内されて、ヘッドユニット630が往復動する。この往復動の際に、インクジェット式記録ヘッド500から適宜インクが吐出され、記録用紙Pへの印刷が行われる。
給紙装置650は、その駆動源となる給紙モータ651と、給紙モータ651の作動により回転する給紙ローラ652とを有する。給紙ローラ652は、記録用紙Pの送り経路(記録用紙P)を挟んで上下に対向する従動ローラ652aと、駆動ローラ652bとで構成されており、駆動ローラ652bは、給紙モータ651に連結されている。
本実施の形態にかかるインクジェットプリンター600によれば、信頼性が高く高性能でノズルの高密度化が可能なインクジェット式記録ヘッド500を備えているので、高密度印刷や高速印刷が可能となる。
なお、本発明のインクジェットプリンター600は、工業的に用いられる液滴吐出装置として用いることもできる。その場合に、吐出するインク(液状材料)としては、各種の機能性材料を溶媒や分散媒によって適当な粘度に調整して使用することができる。
6.上記のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できよう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
また、上述した実施形態に係る圧電素子は、アクチュエータ、インクジェット式記録ヘッド、インクジェットプリンタの他に、たとえばジャイロセンサ等のジャイロ素子、FBAR(film bulk acoustic resonator)型やSMR(solid mounted resonator)型等のBAW(bulk acoustic wave)フィルタ、超音波モータなどに適用されることができる。本発明の実施形態に係る圧電素子は、上述したように良好な圧電特性を有し、信頼性が高いため、各種の用途に好適に適用できる。
本実施の形態にかかる圧電素子100の製造方法を説明するための模式図である。 本実施の形態にかかる圧電素子100の製造方法を説明するための模式図である。 本実施の形態にかかる圧電素子100の製造方法を説明するための模式図である。 本実施の形態にかかる圧電素子100の製造方法を説明するための模式図である。 本実施の形態にかかる圧電素子100の製造方法を説明するための模式図である。 本実施の形態にかかる圧電素子100を模式的に示す断面図である。 変形例にかかる圧電素子200を模式的に示す断面図である。 実験例にかかる圧電アクチュエータ300を模式的に示す断面図である。 第1の実験例にかかる圧電体層の断面のSEM画像を示す図である。 第2の実験例にかかる圧電体層の断面のSEM画像を示す図である。 インクジェット式記録ヘッドの概略構成図である。 インクジェット式記録ヘッドの分解斜視図である。 本実施の形態にかかるインクジェットプリンターの概略構成図である。
符号の説明
10 基板、12 シリコン層、14 酸化物層、20 弾性体層、30 下部電極層、32 下部電極層、42 圧電体層、42a PZT前駆体層、43 凸部、44 圧電体層、44a PZT前駆体層、45 空孔、46 圧電体層、48 圧電体層、50 上部電極層、52 上部電極層、54 保護膜、60 キャパシタ構造部、62 キャパシタ構造部、100 圧電素子、200 圧電素子、300 圧電アクチュエータ、500 インクジェット式記録ヘッド、510 ノズル板、511 ノズル、520 インク室基板、521 キャビティー、522 側壁、523 リザーバ、524 供給口、531 連通孔、540 圧電部、542 ヘッド本体、550 弾性板、560 基体、600 インクジェットプリンター、620 装置本体、621 トレイ、622 排出口、630 ヘッドユニット、631 インクカートリッジ、632 キャリッジ、640 印刷装置、641 キャリッジモータ、642 往復動機構、643 キャリッジガイド軸、644 タイミングベルト、650 給紙装置、651 給紙モータ、652 給紙ローラ、660 制御部、670 操作パネル

Claims (11)

  1. (a)基体の上方に第1電極を形成する工程と、
    (b)前記第1電極の上方に、圧電材料溶液を塗布して1層の前駆体層を形成する工程と、
    (c)前記前駆体層の結晶化アニールを行うことにより圧電体層を形成する工程と、
    (d)前記工程(b)および(c)を繰り返し行うことにより前記圧電体層を厚膜化する工程と、
    (e)前記圧電体層の上方に第2電極を形成する工程と、
    を含み、
    前記工程(d)において厚膜化された前記圧電体層には、複数の空孔が形成され
    前記工程(d)と(e)の間に、
    前記圧電体層上に、さらに圧電材料溶液を塗布して複数層の前駆体層を形成する工程と、
    前記複数層の前駆体層の結晶化アニールを一括で行うことにより他の圧電体層を厚膜化する工程と、
    をさらに含む、圧電素子の製造方法。
  2. 請求項1において、
    前記空孔は、前記基体の上面と平行な面においてマトリックス状に並んでいる、圧電素子の製造方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記空孔の径は、100nm以下である、圧電素子の製造方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記結晶化アニールを行う工程では、前記前駆体層の表面に複数の凸部が形成されるまで加熱し続ける、圧電素子の製造方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記1層の前駆体層の膜厚は、400nm以下である、圧電素子の製造方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記結晶化アニールは、輻射熱および伝導熱の双方による加熱処理である、圧電素子の製造方法。
  7. 請求項1ないし6のいずれかにおいて、
    前記結晶化アニールは、拡散炉により行われる、圧電素子の製造方法。
  8. 請求項1ないしのいずれかにおいて、
    前記工程(d)において、最後に行われる結晶化アニールの処理時間は、以前に行われる結晶化アニールの処理時間より短い、圧電素子の製造方法。
  9. 請求項1ないしのいずれかにおいて、
    前記工程(b)は、前記第1電極の上方に、圧電材料溶液を塗布して、乾燥し、脱脂することにより前記1層の前駆体層を形成する工程である、圧電素子の製造方法。
  10. 請求項1ないしのいずれかに記載の圧電素子の製造方法を含む、インクジェット式記録ヘッドの製造方法。
  11. 請求項10に記載のインクジェット式記録ヘッドの製造方法を含む、インクジェットプリンターの製造方法。
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