JP2003321780A - 超微粒子の成膜方法、圧電式アクチュエータおよび液体吐出ヘッド - Google Patents

超微粒子の成膜方法、圧電式アクチュエータおよび液体吐出ヘッド

Info

Publication number
JP2003321780A
JP2003321780A JP2002125517A JP2002125517A JP2003321780A JP 2003321780 A JP2003321780 A JP 2003321780A JP 2002125517 A JP2002125517 A JP 2002125517A JP 2002125517 A JP2002125517 A JP 2002125517A JP 2003321780 A JP2003321780 A JP 2003321780A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
piezoelectric
aerosol
substrate
dispersant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002125517A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Kikuchi
広実 菊池
Junichi Watanabe
渡辺  純一
Yoichiro Kaga
洋一郎 加賀
Toru Abe
徹 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP2002125517A priority Critical patent/JP2003321780A/ja
Publication of JP2003321780A publication Critical patent/JP2003321780A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアロゾル形成室内に配置する超微粒子粉の
凝集を防ぎ、成膜を高速で行い、欠陥の少ない均一な圧
電膜を提供する。 【解決手段】 原料を粉砕・混合して混合粉を作製し、
次いで混合粉を仮焼して仮焼体を得て、次いで仮焼体を
粉砕するとともに分散剤を添加して微粉砕粉を作製し、
エアロゾルガスデポジション法により前記微粉砕粉の超
微粒子を用いて薄膜を作製する。超微粒子をガスと攪拌
してエアロゾルを作製し、エアロゾル中の超微粒子を基
板上に衝突させることで基板上に膜を成長させる成膜方
法であって、前記超微粒子は超微粒子の粉体に分散剤を
添加することを特徴とする超微粒子の成膜方法を用い
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セラミックスや金
属の超微粒子を含むエアロゾルを基板に吹き付け、微粒
子を基板に衝突させることによって基板上に膜を成長さ
せるための超微粒子の成膜方法に関するものである。さ
らに、この成膜方法で作製する圧電式アクチュエータと
それを用いた液体吐出ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ガスデポジション法は、例えば、
日本特許第1660799号公報に記されている超微粒
子を用いた膜形成法であって、真空蒸着法と同様に金属
加熱源および真空容器を配置させ、金属蒸気から微粒子
を形成し、この微粒子からなる膜を形成する方法であ
る。
【0003】一方、セラミックス材料の超微粒子を用い
た膜形成も提案されている。このような方法によるセラ
ミックス膜の成膜方法は例えば、Jpn.J.App
l.Phys.36(1997)1159.にエアロゾ
ル化したジルコン酸チタン酸鉛(PZT)粉をPt膜を
付けたSi基板上に衝突させて、PZT膜を形成した結
果が示されており、750℃の熱処理を行うことで強誘
電体特性や圧電特性が測定され圧電膜としての機能する
ことが示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特に一
次粒子径が数μm以下の小さい超微粒子はお互いにファ
ンデルワールス力、静電引力または水分の架橋効果によ
り凝集し、数十〜数百μmの凝集粉を形成している。凝
集粉は一次粒子に比べて質量が大きいため、ガスの供給
や振動を与えることで浮遊させることが困難であり、エ
アロゾル形成室内で超微粒子とガスとの攪拌が進行せ
ず、形成されたエアロゾル中の超微粒子の濃度が低くな
っていた。このため、エアロゾル形成室から搬送管およ
びノズルを経由して、基板へ衝突する単位時間あたりの
超微粒子の量が少なく、膜の成長速度が遅くなるといっ
た問題があった。
【0005】また、凝集粉はエアロゾル化した場合で
も、その多くはエアロゾル中で一次粒子へと解砕されず
に凝集粉のまま基板に衝突する。凝集粉は質量が大きい
ため、十分に加速されず、基板へ衝突するときの運動エ
ネルギーが小さく、基板や他の粒子との強固な密着性が
得られず、緻密な膜を形成せずに基板上に付着してしま
う。成膜した膜上に付着した凝集粉は容易に欠落するた
め、膜上に欠陥部分ができてしまい、均一な膜を作製す
ることが困難であった。
【0006】本発明の目的は、上記従来の微粒子の成膜
方法の課題を解決するもので、超微粒子による膜の成膜
速度の向上を図り、欠陥部分の少ない均一な膜を形成す
ることが可能な成膜方法を提供することである。さら
に、欠陥の少ない均一な圧電膜を有する圧電アクチュエ
ータとそれを用いた液体吐出ヘッドを提供することも目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、エアロゾル形成室内に配置する超微粒子粉
の凝集を防ぐことにより、超微粒子をエアロゾル化させ
るときに、超微粒子とガスの攪拌を促進し、超微粒子の
うち質量の小さい一次粒子もしくはエアロゾル中で一次
粒子となりやすい凝集粉がエアロゾル化して基板へ衝突
することで膜上に欠陥部分をつくることを抑制でき、均
一な膜の作製が可能になる。凝集を防ぐことで基板に到
達し付着する凝集粉の量を減らし、膜の成長速度の速い
成膜方法を提供することができる。この成膜方法により
欠陥部分の少ない均一な膜を生成できる。また、成膜後
の圧電膜に熱処理を施すことにより、圧電膜中に含有さ
せた分散剤成分の大部分を揮発させて、圧電膜の特性の
劣化を防止するものである。
【0008】[1] 本発明の超微粒子の成膜方法は、
超微粒子をガスと攪拌してエアロゾルを作製し、エアロ
ゾル中の超微粒子を基板上に衝突させることで基板上に
膜を成長させる成膜方法であって、前記超微粒子は超微
粒子の粉体に分散剤を添加したものであることを特徴と
する。
【0009】上記本発明の成膜方法は、より詳細には、
まず、原料を粉砕・混合して混合粉を作製し、次いで混
合粉を仮焼して仮焼体を得て、次いで仮焼体を粉砕する
とともに分散剤を添加して超微粒子の微粉砕粉を作製
し、エアロゾルガスデポジション法により前記超微粒子
を用いて薄膜を作製することを特徴とする。ここで、微
粉砕粉を構成する超微粒子の平均粒径は0.1μm以上
且つ1.0μm以下が好ましい。
【0010】[2] 上記[1]の本発明において、前
記分散剤は、ピロリン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸
ナトリウム、ケイ酸塩ナトリウム、炭酸ナトリウム、ポ
リカルボン酸系ナトリウム、アンモニウム塩、縮合ナフ
タレンスルホン酸塩類、多価値アルコールエステル系活
性剤、ポリアミド系活性剤、ジアミン系活性剤から選ば
れる少なくとも1種であることを特徴とする。分散剤の
添加量は、超微粒子の粉体について、0.1重量%以上
且つ0.6重量%以下の範囲内で添加することが好まし
く、より望ましくは0.2重量%以上且つ0.4重量%
以下の範囲内で添加する。超微粒子粉にて分散剤を均一
に添加するには、添加量を0.2重量%以上とすること
が望ましい。また、圧電膜の熱処理で分散剤の成分を十
分に揮発させて残留量を無視し得る程度に抑制する為に
は、添加量の上限を0.4重量%にすることが好まし
い。
【0011】[3] 上記[1]または[2]のいずれ
かにおいて、前記基板上に膜を成長させた後、熱処理を
施すことが望ましい。ここで、前記膜(特に圧電膜)の
熱処理温度は、500℃以上且つ1200℃以下、好ま
しくは600℃以上且つ800℃以下とすることができ
る。超微粒子として圧電体となる材料を用いる場合、分
散剤の残留が多いと圧電歪特性の劣化を招く。そこで、
本発明の成膜方法にて成膜後熱処理を行い、分散剤を蒸
発もしくは揮発させることが望ましい。特に、前記熱処
理を減圧下(真空に引いたチャンバー内)で行なうこと
が、圧電歪特性に影響を与えない程度に分散剤成分の残
留量を抑える上で望ましい。
【0012】上記[1]乃至[3]のいずれかの超微粒
子の成膜方法で、分散剤を添加した超微粒子粉をエアロ
ゾル形成室内に導入する前に、超微粒子粉を100℃以
上且つ200℃以下の温度で加熱乾燥しておくことが望
ましい。加熱乾燥を行なうと超微粒子の凝集を抑制する
効果が更に高められる。ただし、一度作製した超微粒子
の粉を高い加熱温度で長時間保持しておくと、超微粒子
を構成する成分の融解、蒸発による組成ずれが起こる可
能性があるため、加熱温度の上限を200℃にすること
が望ましい。
【0013】[4] 本発明の圧電式アクチュエータ
は、圧電膜の両面に電極を備える圧電式アクチュエータ
で、前記圧電膜は不純物元素として、Na、Si、C、
S、Pから選択される少なくとも1種を含有し、前記不
純物元素の含有量が重量比で100×10−4重量%以
下であることを特徴とする。すなわち、圧電膜の単位重
量(100重量%)において、前記不純物の含有量を1
00×10−4重量%以下に抑える。1×10−4重量
%=1×10−4mass%=1ppm(重量比)の関
係にある。超微粒子の粉に分散剤を添加して凝集を防
ぎ、欠陥の少ない均一な膜を得た後、熱処理を行なって
圧電膜から分散剤を蒸発させて、圧電膜中に不純物とし
て残留する分散剤の成分を抑制する。このとき、前記不
純物元素の含有量を重量比で100×10−4重量%以
下にすることにより、圧電歪特性の低下を回避すること
ができる。
【0014】[5] 本発明の液体吐出ヘッドは、上記
[4]に記載の圧電式アクチュエータを搭載することを
特徴とする。より詳細には、この液体吐出ヘッドは、所
定のピッチで配列された複数の吐出液室と、前記各吐出
液室に設けられてこれに吐出液を供給するための吐室液
供給口と、前記各吐出液室を区画する一側壁に設けられ
た噴射ノズル孔と、前記各吐出液室の他の一側面を区画
するように設けた振動板と、前記各振動板に設けられた
上記[4]に係る圧電式アクチュエータとを備えること
を特徴とする。
【0015】この液体吐出ヘッドは、振動板の上に電極
膜を有し、更に電極膜の上に圧電膜を有する構造とする
ことができる。振動板の厚さは、1μm以上且つ20μ
m以下の範囲内にすることが好ましく、より望ましくは
5μm以上且つ10μm以下の範囲内の膜厚で構成す
る。圧電膜の振動エネルギーを効率良く振動板に伝える
には、圧電膜の厚さが振動板の厚さに同等であることが
望ましい。従って、圧電膜の厚さは1μm以上且つ20
μm以下の範囲内であることが好ましい。より好ましく
は圧電膜の厚さを5μ以上且つ10μm以下の範囲内の
膜厚にする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる成膜方法
と、作製した圧電式アクチュエータとそれを用いたイン
クジェットプリンタ用吐出ヘッドの一実施例について説
明する。ただし、これら実施例により本発明が限定され
るものではない。
【0017】(実施例1)図1は、本発明に係る超微粒
子による圧電膜の成膜方法を示す工程図である。まず、
酸化鉛(PbO)、炭酸ストロンチウム(SrC
)、酸化チタン(TiO)、酸化ジルコニウム
(ZrO)、酸化アンチモン(Sb)、酸化マ
ンガン(MnO)および酸化アルミニウム(Al
)を原料に用いた。化学式(Pb0.9Sr0.1
(Zr0.55Ti0.45)Oを主成分として、こ
の主成分に0.5重量%のSbと0.015重量
%のMnO と0.015重量%のAlとを含ん
で100重量%となるように各原料を秤量し、これを溶
媒にエチルアルコールを用いて、ボールミルで2時間か
けて粉砕しながら混合した(工程S1)。この混合粉を
温度800℃、大気雰囲気中で2時間かけて焼成して、
前記の成分を満たすジルコン酸チタン酸鉛(PZT)の
仮焼体を得た(工程S2)。この仮焼体を機械的に粉砕
して、平均粒径を0.5μmに調整したPZT粉を作製
した(工程S3)。この粉砕工程において、混合粉に分
散剤として、ヘキサメタリン酸ナトリウムを単位重量あ
たり、0.3重量%となるように添加して微粉砕し、超
微粒子の粉を得た。
【0018】次いで、焼成後に吸着した空気中の水分を
除去するために、PZT粉を温度150℃のオーブンで
1時間かけて加熱保持し、十分に乾燥させた(工程S
4)。次いで、このPZT粉をエアロゾル形成室に適量
を充填(貯蔵)して(工程S5)、表1に示す条件でエ
アロゾルデポジション法により、Pt/Ti/SiO 2
/Siの基板上に成膜を行なった(工程S6)。基板
は、Si基板上にSiO2膜、Ti膜、Pt膜を順に積
層したものを用いた。Ti膜/Pt膜は下部電極に相当
する積層膜である。Pt膜上に生成・積層したPZT膜
は凝集粉の付着が少なく、欠陥部分が少ないものを得る
ことができた。
【0019】
【表1】
【0020】表1にて、Airとは空気と同様の成分を
有する清浄なガスを指す。流量の単位は(l/min)
≒約16.7×10−6(m3/s)に相当する。エア
ロゾルデポジション法を行なう成膜装置については、お
って図2の説明で述べることとする。
【0021】PZT膜すなわち圧電膜を成膜した後、上
部電極としてTi(チタン)膜及びPt(白金)膜を被
覆した。次いで、上部電極/圧電膜/下部電極の積層膜
をパターニングして圧電アクチュエータを形成した。パ
ターニングした圧電膜の寸法は、幅5mm、長さ10m
m、厚さ15μmである。なお、比較例として、分散剤
を添加しないPZT粉で成膜した場合、同じ成膜時間で
は10μm未満の厚さとなり、生成したPZT膜には実
施例1のPZT膜に比べて欠陥が多く見られた。
【0022】次いで、実施例1のPZT膜(圧電膜)を
500℃で1時間、大気中で熱処理することで(工程S
7)、圧電膜から分散剤の成分を蒸発させた。熱処理
は、成膜直後の微小な粒径を増大させて、圧電膜組織の
粒径の大きさが0.1μm以上且つ5μm以下の範囲内
となるように行なった。
【0023】図2は、本発明でエアロゾルデポジション
法を実行した、エアロゾルデポジション装置の断面構成
を示す概略図である。この装置は、酸素、空気またはこ
れらの混合ガスをキャリアガスとしてガスボンベ(図示
省略)からエアロゾル形成室52まで搬送するガス搬送
管51と、超微粒子粉体54(PZT粉)を入れた容器
を加振する加振装置53と、固体気体永久混濁状態であ
るエアロゾルを形成するエアロゾル形成室52と、形成
されたエアロゾルを捕獲してノズル76まで送るエアロ
ゾル搬送管55と、真空ポンプ(図示書略)で減圧状態
にされる膜形成室70とを備える。膜形成室70には、
真空ポンプに接続した排気弁71と、基板ホルダ73と
それを移動させるX−Yステージ72、エアロゾルを射
出するノズル76が配置されている。なお、エアロゾル
形成室の蓋57に排気弁を設けて、必要に応じて開閉す
ることによりエアロゾル形成室内の圧力調整を行なう構
成にしてもよい。長さ5mm、幅0.5mmの長方形の
開口を持つノズル76と基板74間の距離は、位置合わ
せ手段(図示を省略)によって調整した。
【0024】次に、圧電膜の形成方法を説明する。ま
ず、先端をPZT粉に埋没させたガス搬送管に、ガスボ
ンベからキャリアガスを導入させた。エアロゾル形成室
52でPZT粉の超微粒子をキャリアガスと混合させ、
同時に加振装置53でエアロゾル形成室52を振動させ
てエアロゾルを形成した。このエアロゾルは、エアロゾ
ル形成室内に一端を開口させたエアロゾル搬送管55を
通じ、キャリアガスでノズル76に搬送した。さらに膜
形成室70を真空排気した減圧状態にすることで、エア
ロゾル形成室52と膜形成室70間に差圧を生じさせ
て、エアロゾルを高速に加速してノズル76から射出
し、基板74に吹き付けてPZT膜75を形成した。形
成の際に、基板ホルダ73をX−Yステージ72で移動
させることにより、基板ホルダ73に対するノズル76
の位置を移動させて基板上にPZTの超微粒子を堆積さ
せてPZT膜を形成した。基板ホルダ73はノズル76
の開口部の幅方向に約20mm/分の速度で約10mm
の距離を一往復させた。PZT粉の粒径が1μm以下の
超微粒子の場合、成膜速度が大きくなると同時に基板と
の密着強度が向上した。なお、基板74は、Si基板の
一方の面に予めSiO2膜/Ti膜/Pt膜を順に被覆
したものを用いた。より詳細に言うとPt膜上にPZT
膜を被着させたことになる。
【0025】図3は、本発明に係わるインクジェット吐
出ヘッドと、それに設けた圧電式アクチュエータの一部
概略を説明する斜視図である。このインクジェット吐出
ヘッド2は、キャビティを構成する基板をSi基板27
で構成し、Si基板上に熱酸化で作製したSiO膜を
振動板10とした。次に、振動板10上にレジスト膜
(材質:ポリイミド)を被覆して、下部電極26に対応
する箇所を抜いた形(フレーム)に露光・現像・定着さ
せることにより、レジストパターンを形成した。
【0026】次に、下部電極26となる膜を全面にわた
って成膜し、振動板10上に積層した。下部電極26と
なる膜は、Ti膜(厚さ約0.1μm)およびPt膜
(厚さ約0.3μm)の2層膜で構成した。さらに、前
記レジストパターンならびにレジストパターン上面に積
層したものを、レジスト剥離液(アルカリ性溶剤等々)
に浸けながらブラッシングすることで除去した。
【0027】以上のようにして形成した下部電極26上
に、さらにエアロゾルデポジション法で圧電膜を形成す
る際に併用したレジストパターンを前述した同様の方法
で形成し、次いで膜厚10μmの圧電膜を成膜した。こ
の圧電膜の上面に上部電極24となる膜を成膜した。上
部電極膜24は、Ti膜(厚さ約0.1μm)およびP
t膜(厚さ約0.3μm)で構成した。上部電極成膜後
にレジストパターンを全て除去し、隣り合う圧電膜22
間で下部電極26を分離した。
【0028】その後、500℃で1時間の熱処理を行っ
て、分散剤の成分をほとんど蒸発させて、PZTの粒子
同士を一体化して所望の振動特性を備える圧電膜22
と、下部電極26/圧電膜22/上部電極24で構成し
た圧電アクチュエータ20を得た。圧電アクチュエータ
20は幅a、長さL、厚さd+(上部電極厚さ+下部電
極厚さ)の矩形状の薄膜であり、圧電素子とも呼ぶ。隣
合う圧電アクチュエータ20同士は所定の間隔bで配列
させた。なお、同様の圧電アクチュエータ測定用ダミー
として作製しておいて、実施例の熱処理と並行して同様
の熱処理を行なった。次いで、熱処理後の測定用ダミー
において、上部電極をエッチングで除去し、露出した圧
電膜の表面を蛍光X線分析で組成分析した。熱処理後の
圧電膜には、PZT粉に添加したヘキサメタリン酸ナト
リウムに起因する不純物元素Pが重量比で30×10
−4重量%含有されていることがわかった。ここで、1
×10−4重量%=1×10−4mass%=1ppm
(重量比)の関係にある。
【0029】次に、キャビティに相当するインク室4を
形成するため、Si基板27の裏面に所定のレジストマ
スクを設け、異方性エッチングにより穿孔加工を施し
た。なお、インク室4は圧電素子対応位置に穿孔した。
この穿孔により、Si基板27を隔壁6に加工した。
【0030】さらに、インク室の開口に底部区画壁8と
ノズルベース12及びノズルプレート14を設け、イン
ク室4に噴射ノズル孔18がつながるようにして、イン
クジェット吐出ヘッド2を得た。また、各々のインク室
4は、インク供給口16と接続させて、インクを供給で
きるようにした。
【0031】次に、図3の詳細について説明する。この
インクジェット吐出ヘッド2は、断面が矩形の細長いイ
ンク室4(液体圧力室とも呼ぶ)を多数備えている。イ
ンク室4の数はインクジェット吐出ヘッド2の大きさに
依存し、例えば数十〜数百個設けられる。インク室4
は、所定のピッチP1で、例えば数十〜数百μmピッチ
で配列させる。隣り合うインク室4は隔壁6により区画
されると共に、底部は底部区画壁8によって区画され
る。各インク室4の天井部は、厚さが比較的薄い、例え
ば厚さ5〜10μm程度の振動板10によって区画され
ており、後述するように、各インク室4の振動板10が
それぞれ固有に振動し得るようになっている。
【0032】底部区画壁8の下部には、例えば比較的厚
めのSUS板からなるノズルベース12が設けられると
共に、さらにこの下部には例えば薄いステンレス板より
なるノズルプレート14が順次接合されている。なお、
底部区画壁8を設けずノズルベース12の一部を底部区
画壁8の替わりとして使用する構造にすることもでき
る。
【0033】そして、上記ノズルベース12には、各液
体圧力室4に対応させてインク供給口16が形成されて
おり、図示しないインク流路を介して各インク室4に接
続されている。インク室4を区画する底部区画壁8、ノ
ズルベース12及びノズルプレート14には、これらを
貫通させて、例えば直径が10〜30μm程度の微細な
噴射ノズル孔18が形成されている。これらの噴射ノズ
ル孔18は、各インク室4(液体圧力室)に1つずつ対
応させて設けており、後述するように、上記振動板10
を振動させて液体圧力室4内を加圧することによって、
この噴射ノズル孔18からインク滴を射出し得るように
なっている。
【0034】なお、図3のインクジェット吐出ヘッド
は、多数の圧電アクチュエータを配列した構成の一部を
例示したものである。その配列方向すべてを示すことは
難しいため、途中の部分を波線で省略した。また、イン
ク室4の手前の面(即ち、隔壁6と振動板10と底部区
画壁8とノズルベース12及びノズルプレート14によ
る面)は断面に相当するが、噴射ノズル孔18等を説明
しやすくするために、同図でその断面をハッチングする
ことは省略した。
【0035】そして、各振動板10の上部には、本発明
の特徴とする圧電アクチュエータ20を1つずつ対応さ
せて設けた。この圧電アクチュエータ20は、エアロゾ
ルデポジション法で成膜して、リフトオフ法でパターニ
ングした矩形状の圧電膜22を有しており、図中におい
てこの上面側に例えばチタン−白金複合膜よりなる上部
電極24を接合し、下面側に例えば白金あるいはチタン
−白金複合膜よりなる下部電極26を接合している。上
部電極24及び下部電極26の厚さは、それぞれ0.1
μmとした。圧電アクチュエータ20の幅aは、インク
室幅の60〜95%程度の範囲内に設定した。なお、圧
電体に上部電極を積層形成する場合、その厚さを0.1
〜2μmにすることが望ましい。
【0036】次に、図4においてインクジェット吐出ヘ
ッド(液体吐出ヘッド)2において、基板上に圧電アク
チュエータを配列した様子を説明する。図4中の平面図
(a)に示すように、1個の圧電アクチュエータ20
(圧電素子)は、短辺(幅a)が60μm、長辺(長さ
L)が2mmである。短辺aはSUS板(基板)の長辺
方向(110mm)にピッチP1(例えば85μm)で
約1250個形成して、同様にSUS板の短辺方向(3
3mm)には長辺Lが2mmの圧電素子をピッチP2
(例えば5mm)で5列形成する構成にした。そして、
液体圧力室(インク室あるいは加圧室)の穿孔加工後
に、同図(b)のように110mm×5mmの寸法に切
断して、1個の液体吐出ヘッドとした。あるいは、同図
(a)を5段(5列)のヘッドとしてそのまま使用して
も良い。ただし、この場合は,ピッチP2を5mmより
小さくすれば液体吐出ヘッドの小型化を達成することが
できる。なお、図4では、SUS板の長辺方向の一部に
ついて図示した。各圧電式アクチュエータ20の上部電
極24と下部電極26との間に個別に電圧信号を加える
と、圧電作用で圧電式アクチュエータ20が伸縮して、
振動板10が歪んで振動して、その圧力変動によってイ
ンク室4(液体圧力室)のインクが噴射ノズル孔18か
らインク滴となって射出することになる。
【0037】この液体吐出ヘッドにおいて、電極の材質
は次のように複数の材料から選択することができる。電
極は製造工程中の最高温度で鉛系圧電材料の鉛元素と反
応し難い白金系合金膜(例えば白金−ロジウム合金)あ
るいは白金-チタンやクロム−金等の積層膜が好まし
く、さらにストロンチウムルテニウム酸化物などの酸化
物導電性材料でも良い。
【0038】図4の(c)にインクジェットプリンタの
斜視図を示す。上記実施例3のインクジェット吐出ヘッ
ド2は、ヘッド基台(図示せず)に設置して、インクジ
ェットプリンタヘッド101内に設けた。トレイ103
に挿入した用紙105(記録媒体)に対して、本体10
2中でインクジェットプリンタヘッド101を走査しつ
つインクを射出し、排出口104から印字した用紙を得
ることになる。
【0039】(実施例2)実施例1と同様の方法で圧電
アクチュエータを作製した。ただし、製造条件につい
て、使用する分散剤の種類等を変更した。表2に使用し
た分散剤と条件の例を示す。分散剤を添加して、成膜後
に600℃、2時間で熱処理して分散剤を十分に低減す
ることで、高速で均一な膜を形成すると共に、欠陥が少
なく且つ圧電歪定数の高い圧電膜を得ることができた。
さらに、各々の例について、同様の構成のダミーサンプ
ルを作製しておいて、上部電極を除去した後にそれら圧
電膜における不純物量を蛍光X線分析で分析した結果を
表3に示す。不純物量の単位は10−4重量%とした。
1×10−4重量%=1×10−4mass%=1pp
m(重量比)の関係にある。圧電膜の単位重量を100
重量%とすると、1ppm=0.0001重量%に相当
する。より好ましくは不純物元素を各々50ppm以下
とする。なお、残留した不純物量を測定する方法として
は、蛍光X線分析に限らず他の方法で行なってもよい。
例えば、同条件で作製したほかのダミーサンプルについ
て、SIMS(Secondary Ion Mass Spectroscopy:
二次イオン質量分析)で組成分析を行なうことができ
る。
【0040】
【表2】
【0041】
【表3】
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の成膜方法
とそれによる圧電式アクチュエータは、次のように優れ
た作用効果を発揮することができる。本発明の成膜方法
によれば、超微粒子の凝集を抑制することができ、膜の
成膜速度が速く、欠陥の少ない均一な膜を作製すること
ができる。また、欠陥の少ない均一な圧電膜を用いた圧
電アクチュエータ及びインクジェットヘッドを得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る製造方法を説明するための工程図
である。
【図2】本発明が適用されるエアロゾルデポジション装
置を示す概略図である。
【図3】本発明の圧電式アクチュエータを用いたインク
ジェット吐出ヘッドを示す斜視図である。
【図4】基板上に配列した圧電アクチュエータを説明す
る平面図、およびインクジェットプリンタの斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 インクジェット吐出ヘッド、 4 インク室、 6
隔壁、8 底部区画壁、 10 振動板、 12 ノ
ズルベース、14 ノズルプレート、 16 インク供
給口、 18 噴射ノズル孔、20 圧電アクチュエー
タ、 22 圧電膜、 24 上部電極、26 下部電
極、 27 Si基板、51 ガス搬送管、 52 エ
アロゾル形成室、53 加振装置、 54 超微粒子粉
体、 55 エアロゾル搬送管、57 蓋、 70 膜
形成室、 71 排気弁、72 X−Yステージ、 7
3 基板ホルダ、 74 基板、75 PZT膜、 7
6 ノズル、101 インクジェットプリンタヘッド、
102 本体、103 トレイ、 105 用紙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 41/24 B41J 3/04 103H (72)発明者 阿部 徹 埼玉県熊谷市三ヶ尻5200番地 日立金属株 式会社先端エレクトロニクス研究所内 Fターム(参考) 2C057 AF93 AG16 AG39 AG44 AG52 AP14 AP58 AQ02 BA03 BA14 4K044 AA06 AB10 BA08 BA14 BB02 BB11 CA23 CA62

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超微粒子をガスと攪拌してエアロゾルを
    作製し、エアロゾル中の超微粒子を基板上に衝突させる
    ことで基板上に膜を成長させる成膜方法であって、前記
    超微粒子は超微粒子の粉体に分散剤を添加したものであ
    ることを特徴とする超微粒子の成膜方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記分散剤は、ピロ
    リン酸ナトリウム、ヘキサメタリン酸ナトリウム、ケイ
    酸塩ナトリウム、炭酸ナトリウム、ポリカルボン酸系ナ
    トリウム、アンモニウム塩、縮合ナフタレンスルホン酸
    塩類、多価値アルコールエステル系活性剤、ポリアミド
    系活性剤、ジアミン系活性剤から選ばれる少なくとも1
    種であることを特徴とする超微粒子の成膜方法。
  3. 【請求項3】 前記基板上に膜を成長させた後、熱処理
    を施すことを特徴とする請求項1または2に記載の超微
    粒子の成膜方法。
  4. 【請求項4】 圧電膜の両面に電極を備える圧電式アク
    チュエータで、前記圧電膜は不純物元素として、Na、
    Si、C、S、Pから選択される少なくとも1種を含有
    し、前記不純物元素の含有量が重量比で100×10
    −4重量%以下であることを特徴とする圧電式アクチュ
    エータ。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の圧電式アクチュエータ
    を搭載することを特徴とする液体吐出ヘッド。
JP2002125517A 2002-04-26 2002-04-26 超微粒子の成膜方法、圧電式アクチュエータおよび液体吐出ヘッド Pending JP2003321780A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002125517A JP2003321780A (ja) 2002-04-26 2002-04-26 超微粒子の成膜方法、圧電式アクチュエータおよび液体吐出ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002125517A JP2003321780A (ja) 2002-04-26 2002-04-26 超微粒子の成膜方法、圧電式アクチュエータおよび液体吐出ヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003321780A true JP2003321780A (ja) 2003-11-14

Family

ID=29540209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002125517A Pending JP2003321780A (ja) 2002-04-26 2002-04-26 超微粒子の成膜方法、圧電式アクチュエータおよび液体吐出ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003321780A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1498268A1 (en) * 2003-07-15 2005-01-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid delivering apparatus and method of producing the same
JP2006123517A (ja) * 2004-09-30 2006-05-18 Brother Ind Ltd 積層体の製造方法及びインクジェットヘッドの製造方法
JP2006150955A (ja) * 2004-10-28 2006-06-15 Brother Ind Ltd 圧電アクチュエータの製造方法、液体移送装置の製造方法、及び、圧電アクチュエータの製造装置
JP2006203190A (ja) * 2004-12-24 2006-08-03 Fuji Photo Film Co Ltd 無機圧電体のポーリング処理方法、及び、圧電素子の製造方法
JP2006326572A (ja) * 2005-04-28 2006-12-07 Fujifilm Holdings Corp 成膜方法
JP2008291291A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 脆性材料膜構造体
US7713588B2 (en) 2004-07-13 2010-05-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Method and device of forming a piezo-electric film
JP2012049579A (ja) * 2011-12-09 2012-03-08 Fujitsu Ltd 配線基板の製造方法
WO2015002285A1 (ja) * 2013-07-05 2015-01-08 積水化学工業株式会社 半導体膜の製造方法、半導体膜製造用原料粒子、半導体膜、光電極および色素増感太陽電池
JP2019094565A (ja) * 2017-11-22 2019-06-20 三菱重工業株式会社 成膜装置及び成膜方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1498268A1 (en) * 2003-07-15 2005-01-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid delivering apparatus and method of producing the same
US7713588B2 (en) 2004-07-13 2010-05-11 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Method and device of forming a piezo-electric film
JP2006123517A (ja) * 2004-09-30 2006-05-18 Brother Ind Ltd 積層体の製造方法及びインクジェットヘッドの製造方法
JP2006150955A (ja) * 2004-10-28 2006-06-15 Brother Ind Ltd 圧電アクチュエータの製造方法、液体移送装置の製造方法、及び、圧電アクチュエータの製造装置
JP2006203190A (ja) * 2004-12-24 2006-08-03 Fuji Photo Film Co Ltd 無機圧電体のポーリング処理方法、及び、圧電素子の製造方法
JP2006326572A (ja) * 2005-04-28 2006-12-07 Fujifilm Holdings Corp 成膜方法
JP2008291291A (ja) * 2007-05-22 2008-12-04 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 脆性材料膜構造体
JP2012049579A (ja) * 2011-12-09 2012-03-08 Fujitsu Ltd 配線基板の製造方法
WO2015002285A1 (ja) * 2013-07-05 2015-01-08 積水化学工業株式会社 半導体膜の製造方法、半導体膜製造用原料粒子、半導体膜、光電極および色素増感太陽電池
CN105164316A (zh) * 2013-07-05 2015-12-16 积水化学工业株式会社 半导体膜的制造方法、半导体膜制造用原料粒子、半导体膜、光电极以及色素敏化太阳能电池
JPWO2015002285A1 (ja) * 2013-07-05 2017-02-23 積水化学工業株式会社 半導体膜の製造方法、半導体膜製造用原料粒子、半導体膜、光電極および色素増感太陽電池
JP2019094565A (ja) * 2017-11-22 2019-06-20 三菱重工業株式会社 成膜装置及び成膜方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006298747A (ja) 配向膜の製造方法、及び、液体吐出ヘッドの製造方法
US20120038712A1 (en) Method for producing electromechanical transducer, electromechanical transducer produced by the method, liquid-droplet jetting head, and liquid-droplet jetting apparatus
JP5300184B2 (ja) 圧電体、圧電体素子、圧電体素子を用いた液体吐出ヘッド及び液体吐出装置
JP4142706B2 (ja) 成膜装置、成膜方法、絶縁膜、誘電体膜、圧電膜、強誘電体膜、圧電素子および液体吐出装置
US6419848B1 (en) Piezoelectric actuator, ink-jet type recording head, manufacturing method therefor, and ink-jet printer
JP2003321780A (ja) 超微粒子の成膜方法、圧電式アクチュエータおよび液体吐出ヘッド
US8011099B2 (en) Method of manufacturing orientation film and method of manufacturing liquid discharge head
JP2008266772A (ja) 強誘電体膜とその製造方法、強誘電体素子、及び液体吐出装置
JP2005272294A (ja) 圧電体薄膜、圧電体薄膜の製造方法、圧電体素子、インクジェット記録ヘッド
KR20070095420A (ko) 압전체 소자, 압전체 막 제조 방법, 액체 토출 헤드 및액체 토출 장치
JP2006203190A (ja) 無機圧電体のポーリング処理方法、及び、圧電素子の製造方法
JP2006054162A (ja) 誘電体デバイス
WO2014162999A1 (ja) 圧電体膜および圧電体膜の製造方法
JP2006199580A (ja) セラミックス体の製造方法、及び、液体吐出ヘッドの製造方法
JP4246227B2 (ja) 圧電膜とその成膜方法、及び圧電素子
JP2008218716A (ja) 圧電素子、インクジェット式記録ヘッド、およびインクジェットプリンター
JP2007023379A (ja) 成膜方法及び構造物
JP2007288063A (ja) 誘電体デバイス
JP2003298132A (ja) 圧電式アクチュエータ及び液体吐出ヘッド
JP4993294B2 (ja) ペロブスカイト型酸化物、強誘電体膜とその製造方法、強誘電体素子、及び液体吐出装置
JP2006326523A (ja) 成膜方法、該成膜方法により形成された圧電膜、および該圧電膜を備えた圧電素子、ならびに該圧電素子を用いたインクジェット装置
JP5131674B2 (ja) 圧電体とその製造方法、圧電素子とそれを用いた液体吐出ヘッド及び液体吐出装置
JP2010053422A (ja) 酸化物体とその製造方法、及び圧電素子
JP5030252B2 (ja) 圧電アクチュエータ、圧電アクチュエータの製造方法及び液体吐出ヘッド
JP2009214313A (ja) 液体吐出装置