JP4924336B2 - 液体移送装置及び圧電アクチュエータ - Google Patents

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Description

本発明は、液体を移送する液体移送装置、及び、電位を付与されることによって変形する圧電アクチュエータに関する。
特許文献1に記載のインクジェット記録ヘッドにおいては、圧電層上面のインク室(圧力室)に対向する部分に配置された個別電極の端部に接続電極(接点)が接続されている。接続電極は、濡れ性の劣る金属材料からなる個別電極に接続された下地層と、下地層の上面の周縁部を除いた領域に形成された電極取出層とを有している。そして、電極取出層と給電端子とをハンダ(導電性接着剤)により接続したときに、ハンダが濡れ性の低い下地層で止まり、個別電極の表面にハンダが流れ込むのが防止されている。
特開2003−311983号公報
しかしながら、特許文献1に記載のインクジェット記録ヘッドでは、接続電極が、個別電極とは異なる材質からなる下地層の上面に電極取出層が形成された構造となっているため、これらを別々に形成しなければならず、インクジェット記録ヘッドの製造工程が複雑になってしまう虞がある。
本発明の目的は、導電性接着剤が接点から電極の表面に流れ込むのを防止することができるとともに、簡単に製造可能な液体移送装置及び圧電アクチュエータを提供することである。
本発明の液体移送装置は、圧力室を含む液体を移送するための液体移送流路が形成された流路ユニットと、前記圧力室内の液体に圧力を付与する圧電アクチュエータとを備えている。前記圧電アクチュエータは、前記圧力室を覆う振動板と、前記振動板の前記圧力室と反対側の面において形成された圧電層と、前記圧電層の前記圧力室と反対側の面の、前記圧力室と対向する部分に設けられた電極と、前記圧電層の前記圧力室と反対側の面に設けられており、前記電極に駆動電圧を付与するための配線部材と導電性接着剤を介して接続される接点と、前記圧電層の前記圧力室と反対側の面に設けられており、前記電極と前記接点とを接続する接続部とを備えており、前記接続部は、前記接点から延びて、前記電極の前記接点に最も近接する近接部分とは異なる部分に接続されており、さらに、前記接続部は、前記接点と前記近接部分とを結ぶ最短経路よりも距離の長い迂回した経路を構成しており、さらに、前記接続部は、前記電極の前記近接部分が設けられた端とは反対側の端に接続されている(請求項1)。
導電性接着剤により接点と配線部材とを接続したときに、導電性接着剤が接点から電極の表面に流れ込んでしまうと、流れ込んだ導電性接着剤の影響により、電極に駆動電圧を付与したときの圧電層及び振動板の変形量が低下してしまい、その結果、液体移送流路における液体の移送特性が変動してしまう虞がある。しかしながら、本発明によると、接続部が、接点から延びて電極の接点に最も近接する近接部分とは異なる部分に接続されているので、接続部の長さが長く、接点から接続部の表面に流れ込んだ導電性接着剤が電極の表面に流れ込みにくい。
さらに、電極、接点及び接続部を同じ材料で一度に形成することができるため、これらを容易に形成することができる。なお、導電性接着剤とは、例えばハンダなど、導電性を有し、液状で塗布され、周りの温度や光の照射などによって固化するもののことである。
また、これによると、導電性接着剤が、接点から、接点と近接部分とを結ぶ最短経路よりも距離の長い迂回した経路を構成している接続部の表面に流れ込むため、導電性接着剤が電極の表面に流れ込みにくい。
また、これによると、接続部が電極の近接部分が設けられた端とは反対側の端に接続されているため、接続部の長さが十分に長くなり、接点から接続部の表面に流れ込んだ導電性接着剤が電極の表面にさらに流れ込みにくくなる。
また、本発明の液体移送装置においては、前記圧力室を複数備えており、前記電極が、前記圧力室の略中央部と対向するように配置されており、前記接続部は、前記圧力室の前記電極と対向する部分よりも外側の部分と対向するように配置されていることが好ましい(請求項)。これによると、電極が圧力室の略中央部に対向するように配置されている場合には、圧電層の圧力室と対向する部分のうち電極よりも外側の部分には電極が配置されていないため、この部分に接続部を配置することにより、圧電層における複数の圧力室の間に対向する部分に接続部を設ける必要がなく、複数の圧力室を高密度に配置することが可能となる。
また、本発明の液体移送装置においては、前記圧力室を複数備えており、前記電極が、前記圧力室の周縁部と対向するように配置されており、前記接続部が、前記圧力室の前記電極と対向している部分よりも内側の部分と対向するように配置されていることが好ましい(請求項)。これによると、電極が圧力室の周縁部と対向するように配置されている場合、圧電層の圧力室と対向する部分のうち電極よりも内側の部分には電極が配置されていないため、この部分に接続部を配置することにより、圧電層における圧力室の間に対向する部分に接続部を設ける必要がなく、複数の圧力室を高密度に配置することが可能となる。
また、本発明の液体移送装置においては、前記接続部が、前記圧力室と対向しないように配置されていることが好ましい(請求項)。これによると、接続部が圧力室と対向する部分に配置されていると、接続部の表面に流れ込んだ導電性接着剤の影響によって、圧電層及び振動板の変形量がわずかに低下してしまう虞があるが、接続部が圧力室と対向しないように配置されているので、接続部に導電性接着剤が流れ込んでも、圧電層及び振動板の変形量が低下してしまうことがない。
本発明の圧電アクチュエータは、振動板と、前記振動板の一表面において形成された圧電層と、前記圧電層の前記振動板と反対側の面に設けられた電極と、前記圧電層の前記振動板と反対側の面に設けられており、前記電極に駆動電圧を付与するための配線部材と導電性接着剤を介して接続される接点と、前記圧電層の前記振動板と反対側の面に設けられており、前記電極と前記接点とを接続する接続部とを備えており、前記接続部は、前記接点から延びて、前記電極の前記接点に最も近接する近接部分とは異なる部分に接続されており、さらに、前記接続部は、前記接点と前記近接部分とを結ぶ最短経路よりも距離の長い迂回した経路を構成しており、さらに、前記接続部は、前記電極の前記近接部分が設けられた端とは反対側の端に接続されている(請求項)。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。
図1は、本実施の形態に係るプリンタの概略構成図である。図1に示すように、プリンタ1は、キャリッジ2、インクジェットヘッド3(液体移送装置)、用紙搬送ローラ4などを備えている。キャリッジ2は、図1の左右方向(走査方向)に往復移動する。インクジェットヘッド3はキャリッジ2の下面に取り付けられており、後述するノズル15(図2参照)からインクを吐出する。用紙搬送ローラ4は、記録用紙Pを図1の手前方向(紙送り方向)に搬送する。そして、プリンタ1においては、用紙搬送ローラ4により紙送り方向に搬送される記録用紙Pに、キャリッジ2とともに走査方向に往復移動するインクジェットヘッド3のノズル15(図2参照)からインクを吐出することによって記録用紙Pに印刷を行う。
次に、インクジェットヘッド3について説明する。図2は図1のインクジェットヘッド3の平面図である。図3は図2の部分拡大図である。図4は図3のIV−IV線断面図である。図5は図3のV−V線断面図である。なお、図面を分かりやすくするため、図2、図3においては、後述する個別電極52、接点53及び接続部54にハッチングを付してる。
図2〜図5に示すように、インクジェットヘッド3は、後述するマニホールド流路11、圧力室10、ノズル15を含むインク流路(液体移送流路)が形成された流路ユニット31と、流路ユニット31の上面に配置された圧電アクチュエータ32とを備えている。
流路ユニット31は、上から順に、キャビティプレート21、ベースプレート22、マニホールドプレート23及びノズルプレート24の4枚のプレートが互いに積層されることによって構成されている。これら4枚のプレート21〜24のうち、ノズルプレート24を除く3枚のプレート21〜23は、ステンレスなどの金属材料からなり、ノズルプレート24は、ポリイミド等の合成樹脂からなる。あるいは、ノズルプレート24も他の3枚のプレート21〜23と同様、金属材料によって構成されていてもよい。
キャビティプレート21には、複数の圧力室10が形成されている。圧力室10は、走査方向(図2の左右方向)を長手方向とする略楕円の平面形状を有している。複数の圧力室10は、紙送り方向(図2の上下方向)に配列されることによって圧力室列を構成しており、このような圧力室列が走査方向に沿って2列に配列されている。ベースプレート22には、圧力室10の走査方向の両端部と対向する部分に、それぞれ貫通孔12、13が設けられている。
マニホールドプレート23には、マニホールド流路11が形成されている。マニホールド流路11は、図2左側の圧力室列を構成する圧力室10の略左半分、及び、図2の右側の圧力室列を構成する圧力室10の略右半分に、それぞれ対向するように紙送り方向に2列に延びているとともに、これら2列に延びた部分同士が図2における下端部において互いに連通している。マニホールド流路11には、後述する振動板49の、マニホールド流路11の図2における下端部と対向する部分に形成されたインク供給口9からインクが供給される。また、マニホールドプレート23には、貫通孔13と対向する部分に貫通孔14が形成されている。
ノズルプレート24には、貫通孔14と対向する部分に、ノズル15が形成されている。そして、流路ユニット31においては、マニホールド流路11は貫通孔12を介して圧力室10に連通しており、圧力室10は貫通孔13、14を介してノズル15に連通している。このように、流路ユニット31には、マニホールド流路11の出口から圧力室10を経てノズル15に至る個別インク流路が複数形成されている。
圧電アクチュエータ32は、振動板49、圧電層50、51、共通電極48、複数の個別電極52、複数の接点53及び複数の接続部54を備えている。振動板49は、ステンレスなどからなる板状体であり、キャビティプレート21の上面に複数の圧力室10を覆うように配置されており、キャビティプレート21に接合されている。
圧電層50、51は、チタン酸鉛とジルコン酸鉛との混晶であり、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛を主成分とする圧電材料からなる。圧電層50、51は、互いに積層されて、振動板49の上面(圧力室10と反対側の面)に、複数の圧力室10と対向する領域にまたがって連続的に形成されている。また、圧電層51は、予めその厚み方向に分極されている。
共通電極48は、金属等の導電性材料からなり、圧電層50と圧電層51との間に、複数の圧力室10と対向する領域にまたがって連続的に形成されている。複数の個別電極52は、共通電極48と同じ導電性材料からなり、圧電層51の上面(圧力室10と反対側の面)に複数の圧力室10に対応して設けられている。個別電極52は、平面視で、圧力室10よりも面積が小さい、走査方向を長手方向とする略長方形状であり、複数の圧力室10の略中央部と対向するように配置されている。
複数の接点53は、個別電極52と同じ導電性材料からなり、圧電層51の上面の、個別電極52の長手方向に関する貫通孔12側の端に隣接しているとともに、圧力室10とは対向していない部分に配置されている。接点53は、圧電層51の上方に配置された、個別電極52に駆動電位を付与する(駆動電圧を印加する)ためのフレキシブル配線基板(FPC)65(配線部材)にハンダ60(導電性接着剤)を介して接続されている。FPC65は、図示しないドライバICに接続されており、FPC65を介してドライバICと接点53とが接続される。
接続部54は、個別電極52及び接点53と同じ導電性材料からなり、圧電層51の上面における、圧力室10の短手方向に関する両端部と対向する部分(圧力室10の個別電極52と対向している部分よりも外側の部分)において、走査方向に2列に延びているとともに、これら走査方向に延びた部分の両端部が、それぞれ、圧力室10の短手方向に関する内側に向かって折れ曲がって、接点53及び個別電極52の接点53と反対側の端と接続されている。すなわち、接続部54は、接点53から延びて、個別電極52の接点53と反対側の端(近接部分とは異なる部分)に接続されている。このように、接続部54は、接点53と個別電極52の接点53側の端部(接点53の個別電極52に最も近接する近接部分)とを結ぶ最短経路よりも距離の長い迂回した経路を構成している。そして、接続部54を介して接点53と個別電極52とが接続され、ドライバICにより、FPC65、接点53及び接続部54を介して複数の個別電極52に個別に駆動電位が付与される。なお、接続部54の幅は、個別電極52の幅(短手方向の長さ)と比較して十分小さくなっている。
ここで、本実施の形態においては、接続部54は、圧電層51の紙送り方向に隣接する圧力室10の間と対向する部分には配置されていないので、走査方向に隣接する圧力室10の間隔を短くし、複数の圧力室10を高密度に配置することができる。また、接続部54と前述した個別電極52及び接点53とは、ともに同じ導電性部材からなるため、スクリーン印刷等により、圧電層51の上面にこれらを一度に形成することができる。
次に、圧電アクチュエータ32の駆動方法について説明する。圧電アクチュエータ32においては、複数の個別電極52は、予めグランド電位に保持されており、この状態で個別電極52に駆動電位が付与されると、駆動電位が付与された個別電極52とグランド電位に保持された共通電極48との間に電位差が生じ、圧電層51のこの個別電極52と共通電極48とに挟まれた部分には厚み方向の電界が発生する。この電界の向きは圧電層51の分極方向と一致しているので、圧電層51のこの部分は、分極方向と直交する水平方向に収縮する。この圧電層51の収縮に伴って、圧電層50、51及び振動板49の圧力室10に対向する部分が、圧力室10側に凸となるように変形し、この変形により、圧力室10の容積が低下する。これにより、圧力室10内のインクの圧力が増加し(圧力室10内のインクに圧力が付与され)、圧力室10に連通するノズル15からインクが吐出される(液体移送流路において液体が移送される)。
ここで、前述したように、ハンダ60により接点53とFPC65とを接続した場合に、ハンダ60が接点53から個別電極52の表面に流れ込んでしまうと、流れ込んだハンダ60の影響により、圧電層50、51及び振動板49の変形量が低下してしまい、ノズル15からのインクの吐出特性(液体移送流路における液体の移送特性)が変動してしまう虞がある。
しかしながら、本実施の形態においては、個別電極52と接点53とが接続部54を介して接続されているとともに、接続部54が、個別電極52の接点53と反対側の端に接続されているため、接続部54により構成される、接点53と個別電極52とを接続する経路が長くなり、接点53から接続部54の表面に流れ出たハンダ60は、個別電極52の表面には流れ込みにくい。これにより、ノズル15からのインク吐出特性の変動が生じてしまうことが防止される。
ここで、前述したように、接続部54が、紙送り方向に関する圧力室10の両端部と対向するように配置されているため、接続部54の表面に流れ込んだハンダ60の影響により圧電層50、51及び振動板49の変形量が低下してしまい、ノズル15からのインクの吐出特性が変動してしまうことも考えられる。しかしながら、本実施の形態においては、前述したように、接続部54の幅が個別電極52の幅に対して十分短いため、接続部54の表面にハンダ60が流れ込むことによる圧電層50、51及び振動板49の変形量の低下は、個別電極52の表面にハンダ60が流れ込んだ場合と比較して小さなものとなる。
次に、個別電極52の上面に流れ込んだハンダ60による圧電層50、51及び振動板49の変形特性の変化を示す解析結果について説明する。図6は、圧電層50、51及び振動板49の変形特性の変化を調べるための解析モデルを示す図である。
図6の解析モデルは、図5と同様の断面における、圧力室10、振動板49、圧電層50、51、共通電極48、個別電極52、接続部54及びハンダ60をモデル化したものである。また、図6の解析モデルにおいては、圧力室10の幅Wcを360μm、振動板49の厚みDsを10μm、圧電層50、51の厚みDpを20μm、個別電極52の幅Weを252μm、接続部54の幅Wdを40μmとし、紙送り方向(図6の左右方向)に隣接する圧力室10の中心間の距離Wnを508μmとしている。なお、共通電極48、個別電極52及び接続部54の厚みはそれぞれ0としている。
表1に図6の解析モデルにおいて解析を行った結果を示している。本実施の形態では、個別電極52、接続部54のいずれにもハンダ60が存在していない場合(ハンダなし)、個別電極52の上面にのみハンダ60が存在している場合(個別電極表面にハンダあり)、及び、接続部54の上面にのみハンダ60が存在している場合(接続部表面にハンダあり)の3つの場合について解析を行っている。なお、個別電極52及び接続部54の表面に流れ込んだハンダ60については、厚みDhを10μmとしている。また、表1の変位面積とは、圧電層50、51及び振動板49の変形による、図6における圧力室10の面積の変化量のことであり、変位面積が圧力室10の容積の変化量に対応している。
Figure 0004924336
表1に示すように、ハンダ60が個別電極52の表面及び接続部54の表面のいずれにも存在していない場合には、圧力室10の変位面積が7.2(μm)であるのに対して、個別電極52の上面にのみハンダ60が存在している場合には、圧力室10の変位面積が4.6(μm)であり、圧力室10の変位面積が約35%低下している。一方、本実施の形態のように、接続部54にのみハンダ60が存在している場合には、圧力室10の変位面積が6.7(μm)であり、圧力室10の変位面積が約7%低下している。
すなわち、接続部54の上面にのみハンダ60が存在している場合には、個別電極52の上面にのみハンダ60が存在している場合と比較して、ハンダ60による圧電層50、51及び振動板49の変位量の低下が約80%改善されている。そして、以上の結果からも、上述したように、ハンダ60が個別電極52の表面に流れ込まなくなることにより、圧電層50、51及び振動板49の変形量の低下が防止されること、並びに、ハンダ60が接続部54の表面に流れ込んだとしても、圧電層50、51及び振動板49の変形量の低下は、ハンダ60が個別電極52の表面に流れ込んだ場合と比較して小さなものとなることが分かる。
以上に説明した実施の形態によると、接続部54が、接点53と個別電極52の接点53と反対側の端とを接続して、接点53と個別電極52との間に、接点53と個別電極52の接点53側の端部とを結んだ最短経路よりも距離が長い迂回した経路を形成しているため、接続部54の長さが十分に長く、接点53から接続部54の表面に流れ込んだハンダが個別電極52の表面に流れ込みにくい。その結果、個別電極52の表面にハンダ60が付着してしまい、付着したハンダ60の影響によって、圧電層50、51及び振動板49の変形量が低下してしまうのを防止することができる。
また、接続部54が、圧電層51の圧力室10の個別電極52と対向している部分よりも外側の部分に対向するように配置されており、圧電層51の隣接する圧力室10の間に対向する部分には接続部54が配置されていないため、圧力室10の間隔を短くすることができ、複数の圧力室10を高密度に配置することができる。
次に、本実施の形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。ただし、本実施の形態と同様の構成を有するものには同じ符号を付し、適宜その説明を省略する。
個別電極の配置は実施の形態のものには限られない。一変形例では、図7に示すように、個別電極72が、圧力室10の短手方向の両端部、及び、この部分に隣接する圧力室10の外側の部分にまたがった部分(圧力室10の周縁部)に対向するように配置されており、接続部74が、圧電層51の上面における圧力室10の短手方向に関する略中央部と対向する部分において走査方向に延びている(接続部74が圧力室10の個別電極72と対向している部分よりも内側の部分に対向するように配置されている)。そして、接続部74は、圧電層51の走査方向に関する外側の端部が、接点53に接続されているとともに、接点53と反対側の他端部が、圧力室10の短手方向の外側に、2方向に別れて延びて、個別電極72の接点53と反対側の端に接続されている(変形例1)。なお、接続部74の幅は、個別電極72の幅に対して十分短くなっている。
個別電極72が圧力室10の周縁部と対向するように配置されている場合には、個別電極72は予めグランド電位に保持されており、個別電極72に駆動電位が付与されると、圧電層50、51の圧力室10の周縁部に対向する部分が水平方向に収縮する。このとき、圧電層50、51及び振動板49のうち、個別電極72の紙送り方向に関する両端部と対向する部分は、隣接する圧力室10の間の壁に固定されているため、圧電層51が収縮したときに、振動板49及び圧電層50のこの部分は圧力室10の短手方向外側に向かって引っ張られることになる。したがって、圧電層50、51及び振動板49の圧力室10と対向する部分は全体として圧力室10と反対側に凸となるように変形する。これにより、圧力室10の容積が増加し、圧力室10内のインクの圧力が低下するため、マニホールド流路11から圧力室10にインクが流れ込む。そして、個別電極72をグランド電位に戻すと、圧電層51及び振動板49の変形が元に戻ることにより、圧力室10の容積が増加する。これにより圧力室10内の圧力が増加し、圧力室10に連通するノズル15からインクが吐出される。
そして、この場合にも、接続部74は接点53から延びて個別電極72の接点53と反対側の端に接続されているため、接続部74により構成される接点53と個別電極72とを接続する経路の長さは長く、接点53から接続部74の表面に流れ出たハンダ60は、接続部74から個別電極72の表面には流れ込みにくい。したがって、実施の形態と同様、ノズル15からのインクの吐出特性が変動してしまうのが防止される。
ここで、接続部74が、紙送り方向に関する圧力室10の略中央部に対向して配置されているため、接続部74の表面に流れ込んだハンダ60の影響により圧電層51及び振動板49の変形量が低下してしまい、ノズル15からのインクの吐出特性が変動してしまうことも考えられる。しかしながら、変形例1においては、接続部74の幅が、個別電極72の幅に対して十分短いため、接続部74の表面にハンダ60が流れ込むことによる圧電層50、51及び振動板49の変形量の低下は、個別電極72の表面にハンダ60が流れ込んだ場合と比較して小さなものとなる。
さらに、この場合にも、接続部74が、圧電層50の圧力室10の略中央部対向する部分に配置されており、紙送り方向に隣接する圧力室10の間の部分には配置されていないため、実施の形態と同様、隣接する圧力室10の間隔を短くし、複数の圧力室10を高密度に配置することができる。
図8は、変形例1において、実施の形態の場合と同様の解析を行った解析モデルを示しており、表2がこの解析モデルで解析を行った結果を示している。図8の解析モデルは、個別電極72の幅Wfが117μm、接続部74の幅Wiが100μmとなっている点以外は、図6の解析モデルと同様の幅、厚さとなっている。
Figure 0004924336
そして、表2に示すように、変形例1の場合には、個別電極72及び接続部74のいずれの上面にもハンダ60が存在していない場合には、圧力室10の変位面積が5.3(μm)であるのに対して、個別電極72の上面にのみハンダ60が存在している場合には、圧力室10の変位面積が3.6(μm)となり、変位面積が約32%低下している。一方、接続部74の上面にのみハンダ60が存在している場合には、圧力室10の変位面積、4.2(μm)となっており、変位面積が約21%低下している。
すなわち、接続部74の上面にのみハンダ60が存在している場合には、個別電極72の上面にのみハンダ60が存在している場合と比較して、ハンダ60による圧電層50、51及び振動板49の変位量の低下が約66%改善されている。以上の結果からも、上述したように、ハンダ60が個別電極72の表面に流れ込まなくなることにより、圧電層50、51及び振動板49の変形量の低下が防止されること、並びに、ハンダ60が接続部74の表面に流れ込んだとしても、圧電層50、51及び振動板49の変形量の低下は、ハンダ60が個別電極72の表面に流れ込んだ場合と比較して小さなものとなることが分かる。
別の一変形例では、図9に示すように、接続部84が、圧電層51の紙送り方向に隣接する圧力室10の間に対向する部分において走査方向に延びているとともに、その両端部において、それぞれ、圧力室10の短手方向の内側に向かって折れ曲がり、接点53及び個別電極52の接点53と反対側の端に接続されている(変形例2)。接続部が圧力室10と対向するように配置されている場合には、接点53から接続部の表面に流れ込んだハンダ60の影響によって圧電層51及び振動板49の変形量が僅かに低下し、ノズル15からのインクの吐出特性が僅かに変動してしまう虞がある。しかしながら、変形例2においては、接続部84が圧力室10と対向しないように配置されているため、接点53から接続部84にハンダ60が流れ込んでも、ノズル15からのインクの吐出特性が変動してしまうことがない。
また、接続部が、圧電層51の紙送り方向に隣接する圧力室10の間に対向する部分に配置される構成は、個別電極52のように、個別電極が圧力室10の略中央部に対向して配置される場合には限られない。別の一変形例では、例えば、図10に示すように、圧電層51の上面における圧力室10の周縁部と対向する部分に、略矩形環状の個別電極92が配置されている。そして、接続部94が、圧電層51の上面の紙送り方向に隣接する圧力室10の間と対向する部分において走査方向に延びているとともに、その両端部において、それぞれ、圧力室10の短手方向の内側に向かって折れ曲がり、接点53及び個別電極92の接点53と反対側の端に接続されている(変形例3)。
以上の説明では、接続部により、接点と個別電極の接点と反対側の端とが接続されていたがこれには限られない。別の一変形例では、図11に示すように、接続部104は、接点53と反対側の端部が、個別電極52の長手方向に関する途中部(個別電極52の接点53との近接部分とは異なる部分)に接続されている(変形例4)。
この場合でも、接点53から接続部104の表面に流れ出たハンダ60は、個別電極52の上面に流れ込みにくいので、実施の形態と同様、ノズル15からのインクの吐出特性が変動してしまうのを防止することができる。
また、以上の説明では、接点53が圧電層51の上面における圧力室10と対向しない部分に配置されていたが、これには限られない。別の一変形例では、図12に示すように、圧電層51の上面の、圧力室10の長手方向に関する貫通孔12側の端部と対向する部分に接点113が形成されており、圧力室10の短手方向の両端部と対向する部分に配置された接続部114により、接点113と個別電極52の接点53と反対側の端とが接続されている(変形例5)。
この場合には、接点113の上面にハンダ60が位置するため、ハンダ60の影響により圧電層50、51及び振動板49の変形量が低下してしまうことも考えられるが、圧電アクチュエータにおいては、圧電層50、51及び振動板49は、圧力室10の長手方向に関する略中央部と対向する部分が最も大きく変形し、圧力室10の長手方向に関する両端部と対向する部分はそれほど大きくは変形しない。したがって、ハンダ60が接点113の表面に付着することによって、ノズル15からのインクの吐出特性に与える影響は、ハンダ60が個別電極52の略中央部に付着している場合と比較して小さなものとなる。
また、本実施の形態では、振動板49の上面に圧電層50、51が配置され、圧電層50の上面に共通電極48が形成された構成となっていたが、これには限られない。例えば、別の一変形例では、図13に示すように、圧電層50が設けられておらず、振動板49の上面に合成樹脂などの絶縁性材料からなる絶縁層121が配置されており、絶縁層121の上面に共通電極48が形成されている(変形例6)。
また、別の一変形例では、図14に示すように、圧電層50及び共通電極48が設けられておらず、導電性材料からなる振動板49が常にグランド電位に保持されており、振動板49が共通電極を兼ねている(変形例7)。
さらに、別の一変形例では、図15に示すように、振動板49が設けられておらず、キャビティプレート21の上面に圧電層50が配置されており、圧電層50により複数の圧力室10が覆われている(変形例8)。なお、この場合には、圧電層50が本発明に係る振動板に相当する。
また、本実施の形態では、接点53とFPC65とをハンダ60によって接合していたが、これには限られず、例えば、金属を含む光硬化性樹脂、金属を含む熱硬化性樹脂などからなる、液状の導電性接着剤により両者を接合してもよい。この場合には、液状の導電性接着剤を接点53の上面に塗布し、その上にFPC65を配置してから、加熱する(周囲の温度を変化させる)、あるいは、光を照射するなどして導電性接着剤を固化させることにより、接点53とFPC65とを接続することができる。この場合には、導電接着剤を塗布したときに、導電性接着剤が接点53から接続部54の表面に流れ込む虞があるが、実施の形態と同様、導電性接着剤は、接続部54の表面から個別電極52の表面には流れ込みにくく、導電性接着剤によって、圧電層50、51及び振動板49の変形量が低下してしまうのが防止される。
以上の説明では、本発明に係る液体移送装置を、ノズル15からインクを吐出するインクジェットヘッドに適用した例について説明したが、これには限られず、圧力室内のインク以外の液体に圧力を付与することによって液体流路内の液体を移送する液体移送装置に本発明を適用することも可能である。
また、以上の説明では、本発明に係る圧電アクチュエータを、圧力室内の液体に圧力を付与するための圧電アクチュエータに適用したが、これには限られず、圧電層及び振動板の変形により駆動対象を駆動させる圧電アクチュエータに本発明を適用することも可能である。
本発明における実施の形態に係るプリンタの概略構成図である。 図1のインクジェットヘッドの平面図である。 図2の部分拡大図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図3のV−V線断面図である。 ハンダによる圧電層及び振動板の変位量の変化を調べるための解析モデルを示す図である。 変形例1の図3相当の図である。 変形例1の図6相当の解析モデルである。 変形例2の図3相当の図である。 変形例3の図3相当の図である。 変形例4の図3相当の図である。 変形例5の図3相当の図である。 変形例6の図5相当の図である。 変形例7の図5相当の図である。 変形例8の図5相当の図である。
符号の説明
3 インクジェットヘッド
10 圧力室
11 マニホールド流路
12、13、14 貫通孔
15 ノズル
30 流路ユニット
31 圧電アクチュエータ
49 振動板
50、51 圧電層
52 個別電極
53 接点
54 接続部
60 ハンダ
65 FPC
72 個別電極
74 接続部
84 接続部
92 個別電極
94 接続部
104 接続部

Claims (5)

  1. 圧力室を含む液体を移送するための液体移送流路が形成された流路ユニットと、
    前記圧力室内の液体に圧力を付与する圧電アクチュエータとを備えており、
    前記圧電アクチュエータは、
    前記圧力室を覆う振動板と、
    前記振動板の前記圧力室と反対側の面において形成された圧電層と、
    前記圧電層の前記圧力室と反対側の面の、前記圧力室と対向する部分に設けられた電極と、
    前記圧電層の前記圧力室と反対側の面に設けられており、前記電極に駆動電圧を付与するための配線部材と導電性接着剤を介して接続される接点と、
    前記圧電層の前記圧力室と反対側の面に設けられており、前記電極と前記接点とを接続する接続部とを備えており、
    前記接続部は、前記接点から延びて、前記電極の前記接点に最も近接する近接部分とは異なる部分に接続されており、さらに、
    前記接続部は、前記接点と前記近接部分とを結ぶ最短経路よりも距離の長い迂回した経路を構成しており、さらに、
    前記接続部は、前記電極の前記近接部分が設けられた端とは反対側の端に接続されていることを特徴とする液体移送装置。
  2. 前記圧力室を複数備えており、
    前記電極が、前記圧力室の中央部と対向するように配置されており、
    前記接続部は、前記圧力室の前記電極と対向する部分よりも外側の部分と対向するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体移送装置。
  3. 前記圧力室を複数備えており、
    前記電極が、前記圧力室の周縁部と対向するように配置されており、
    前記接続部が、前記圧力室の前記電極と対向している部分よりも内側の部分と対向するように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体移送装置。
  4. 前記接続部が、前記圧力室と対向しないように配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体移送装置。
  5. 振動板と、
    前記振動板の一表面において形成された圧電層と、
    前記圧電層の前記振動板と反対側の面に設けられた電極と、
    前記圧電層の前記振動板と反対側の面に設けられており、前記電極に駆動電圧を付与するための配線部材と導電性接着剤を介して接続される接点と、
    前記圧電層の前記振動板と反対側の面に設けられており、前記電極と前記接点とを接続する接続部とを備えており、
    前記接続部は、前記接点から延びて、前記電極の前記接点に最も近接する近接部分とは異なる部分に接続されており、さらに、
    前記接続部は、前記接点と前記近接部分とを結ぶ最短経路よりも距離の長い迂回した経路を構成しており、さらに、
    前記接続部は、前記電極の前記近接部分が設けられた端とは反対側の端に接続されていることを特徴とする圧電アクチュエータ。
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