JP2007090868A - 液滴噴射装置及び液体移送装置 - Google Patents
液滴噴射装置及び液体移送装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007090868A JP2007090868A JP2006233159A JP2006233159A JP2007090868A JP 2007090868 A JP2007090868 A JP 2007090868A JP 2006233159 A JP2006233159 A JP 2006233159A JP 2006233159 A JP2006233159 A JP 2006233159A JP 2007090868 A JP2007090868 A JP 2007090868A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure chamber
- chamber
- pressure
- common liquid
- liquid chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2002/14403—Structure thereof only for on-demand ink jet heads including a filter
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/14—Structure thereof only for on-demand ink jet heads
- B41J2002/14491—Electrical connection
Landscapes
- Coating Apparatus (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
【課題】液体流路の形状を簡単にするとともに、装置全体を大型化することなくアクチュエータと配線部材の電気的接続の高い信頼性を確保することが可能な、液滴噴射装置及び液体移送装置を提供すること。
【解決手段】複数の圧力室14とマニホールド17の一部が平面に沿って隣接して配置され、圧電アクチュエータ3の振動板30は複数の圧力室14と対向する領域からマニホールド17と対向する領域まで延びており、さらに、圧電層31の上面に形成された複数の接点部35は複数の個別電極32からマニホールド17と対向する領域までそれぞれ引き出されている。そして、流路ユニット2には、振動板30のマニホールド17側の面に接し、且つ、マニホールド17の内面から複数の接点部35とそれぞれ対向する位置まで延びる複数の支持部25が形成されている。
【選択図】図2
【解決手段】複数の圧力室14とマニホールド17の一部が平面に沿って隣接して配置され、圧電アクチュエータ3の振動板30は複数の圧力室14と対向する領域からマニホールド17と対向する領域まで延びており、さらに、圧電層31の上面に形成された複数の接点部35は複数の個別電極32からマニホールド17と対向する領域までそれぞれ引き出されている。そして、流路ユニット2には、振動板30のマニホールド17側の面に接し、且つ、マニホールド17の内面から複数の接点部35とそれぞれ対向する位置まで延びる複数の支持部25が形成されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、液滴を噴射する液滴噴射装置、及び、液体を移送する液体移送装置に関する。
従来から、ノズルからインク液滴を噴射するインクジェットヘッドとして種々の構成を有するものが知られているが、例えば、特許文献1には、平面に沿って配置され且つ複数のノズルにそれぞれ連通する複数の圧力室を備えた流路ユニットと、複数の圧力室内のインクに選択的に圧力を付与する圧電アクチュエータ(アクチュエータユニット)とを備えたインクジェットヘッドが開示されている。
流路ユニットは、複数の圧力室が形成されたキャビティプレート及び、複数の圧力室に共通に連通するマニホールドが形成されたマニホールドプレートを含む、複数のプレートが積層した構造を有し、複数の圧力室はマニホールドよりも上方にあって、且つ、平面視でマニホールドと部分的に重なるように配置されている。
圧電アクチュエータは、キャビティプレートの上面において複数の圧力室に跨って連続的に配置された複数の圧電層(圧電シート)と、圧電層の上面において複数の圧力室にそれぞれ対向するように配置された複数の個別電極と、これら複数の個別電極に圧電層を挟んで対向する共通電極とを有する。また、複数の個別電極からはそれぞれ複数の接点(ランド部)が引き出されており、これら複数の接点には、フレキシブルプリントサーキット(Flexible Printed Circuit:FPC)の接点がそれぞれ電気的に接続されている。そして、駆動回路であるドライバICからFPCを介してある個別電極に駆動電圧が印加されたときには、この個別電極と共通電極との間の圧電層に電界が作用して圧電層が変形し、この圧電層の変形に伴って、駆動電圧が供給された個別電極に対応する圧力室の容積が変化して圧力室内のインクに圧力が印加される。
ところで、圧電アクチュエータにFPCを接続する際には、FPCを圧電アクチュエータの接点に押しつけながらハンダ等により両者を接合する。このとき、圧電アクチュエータの、接点が配置されている領域の剛性が低いと、FPCを接点に十分に押しつけることができなくなり、両者の電気的接続の信頼性が低下してしまう。そこで、特許文献1に記載のインクジェットヘッドでは、圧電層の上面の接点は、圧電層の上面の、空洞である圧力室と対向する領域に形成された個別電極から、圧力室と対向していない、剛性の高い領域(複数の圧力室を区画する隔壁部に対向する領域)まで引き出されている。
前述した特許文献1に記載のインクジェットヘッドにおいては、複数の圧力室とマニホールドの上下の位置関係が異なっている。そのため、圧力室とマニホールドとを連通させる連通路を、流路ユニットの厚み方向に延びるように形成する必要があり、インク流路の形状が複雑になる。また、その厚み方向に延びる連通路を形成するためにプレートを余分に積層させる必要があるため、プレートの枚数が増えてしまう。
本発明の目的は、液体流路の形状を簡単にするとともに、装置全体を大型化することなくアクチュエータとFPC等の配線部材の電気的接続の高い信頼性を確保することが可能な、液滴噴射装置及び液体移送装置を提供することである。
本発明の第1の態様に従えば、液滴を噴射する液滴噴射装置であって、複数のノズル、平面に沿って配置され、前記ノズルにそれぞれ連通する複数の圧力室及び前記平面に沿って前記圧力室に隣接して配置された共通液室とを含む流路ユニットと、前記複数の圧力室と対向する領域に配置された圧電層、前記圧力室に対応して、前記圧電層の一方の面の、前記複数の圧力室と対向する領域にそれぞれ配置された複数の個別電極、前記圧電層の他方の面に配置された共通電極、前記複数の個別電極にそれぞれ接続され、前記圧電層の前記圧力室及び前記共通液室と反対側の面において外部に露出する複数の接点を有し、前記複数の圧力室を覆うように前記流路ユニットの一表面に配置され、前記流路ユニットの上側の、前記複数の圧力室と対向する領域から前記共通液室と対向する領域まで延在し、前記複数の圧力室の容積を選択的に変化させて前記圧力室内の液体に圧力を付与する圧電アクチュエータとを備え、前記複数の接点は、前記圧電層の前記反対側の面の、前記複数の個別電極から前記共通液室と対向する領域までそれぞれ引き出されており、前記流路ユニットには、前記圧電アクチュエータの前記共通液室側の面に接し、且つ、前記共通液室の内面から前記複数の接点とそれぞれ対向する位置まで延びる複数の支持部が形成されている液滴噴射装置が提供される。
本発明の第1の態様によれば、この液滴噴射装置において、ある個別電極に駆動電圧が印加されたときには、この個別電極と共通電極との間の圧電層に電界が作用して圧電層が変形する。この圧電層の変形に伴って、駆動電圧が印加された個別電極に対応する圧力室の容積が変化するため、圧力室内の液体に圧力が付与されてノズルから液滴が噴射される。
本発明においては、複数の圧力室と共通液室の少なくとも一部が平面に沿って隣接して配置されており、複数の圧力室とマニホールドの上下位置はほぼ同じであるため、例えば、圧力室と共通液室とを連通させる場合には、連通路を前記平面に沿って形成すればよく、液体流路の形状が簡単になり、製造コストを低減できる。特に、流路ユニットが積層状の複数枚のプレートからなる場合には、積層させるプレートの枚数を減らすことが可能になる。しかしながら、この構成のみでは、空洞である圧力室とマニホールドがほぼ同一平面上にあることから、圧電層の上面において、圧力室及びマニホールドに対向しているために剛性が低い領域が広くなり、逆に、接点を配置するために必要な剛性の高い領域が狭くなる。そのため、多数の接点を密集させて配置することが困難になり、インクジェットヘッドの小型化を妨げる一因となる。
そこで本発明においては、複数の個別電極にそれぞれ接続された複数の接点は、圧電層の表面の、共通液室と対向する領域まで引き出されており、さらに、流路ユニットの、これら複数の接点と対向する位置には、それぞれ複数の支持部が圧電アクチュエータに接して設けられている。そのため、圧電アクチュエータの、接点が配置された領域の剛性は、空洞である共通液室と対向しているにもかかわらず高くなり、複数の接点にFPC等の配線部材を十分に押しつけて接続することができるため、接点と配線部材との間の電気的接続の信頼性が増す。また、複数の接点が圧力室や共通液室等の空洞と対向しない領域にのみ配置される場合に比べて、複数の接点を配置できる領域が広くなるため、装置全体を大型化することなく多数の接点を密集して配置することができる。
本発明の液滴噴射装置において、前記支持部は、前記圧力室と前記共通液室とを隔てる隔壁から前記共通液室の内側に向かって突出し、1つの前記圧力室に対応する前記支持部と、この圧力室に隣接する別の圧力室に対応する別の前記支持部との間に、前記1つの圧力室と前記共通液室とを連通させる連通路が形成されていてもよい。この場合には、ある圧力室と共通液室とを連通させる連通路が、この圧力室に対応する支持部と隣接する圧力室に対応する支持部とに挟まれているため、この圧力室と隣接する圧力室の間において、一方の圧力室で生じた圧力波が共通液室を介して他方の圧力室に伝播すること(流体的クロストーク)が抑制される。
本発明の液滴噴射装置において、前記支持部は、前記圧力室と前記共通液室とを隔てる隔壁部から前記共通液室の内側に向かって突出し、1つの前記圧力室に対応する前記支持部の両側に、この圧力室と前記共通液室とを連通させる2つの連通路が形成されていてもよい。この場合には、1つの圧力室に対して、共通液室から2つの連通路を通じて液体がそれぞれ流入するため、圧力室内に液体のよどみが生じにくく、気泡が滞留しにくい。
本発明の液滴噴射装置において、前記連通路は、前記共通液室から前記圧力室側へ向かって流路面積が狭くなっていてもよい。この場合には、連通路内に液体のよどみが生じにくく、気泡が滞留しにくくなる。
本発明の液滴噴射装置において、前記流路ユニットは、前記複数の圧力室が形成された圧力室プレートを含む積層された複数のプレートを有し、前記支持部及び前記連通路が、前記圧力室プレートに形成されていてもよい。この場合には、支持部及び連通路をエッチング等により一度に形成することができる。さらに、支持部及び連通路を、圧力室と同時に形成することも可能になる。
本発明の液滴噴射装置において、前記連通路は、前記圧力室プレートの前記圧電アクチュエータが配置される面にハーフエッチングにより形成されていてもよい。連通路がハーフエッチングにより溝として形成される場合は、フルエッチングによって貫通穴として形成される場合に比べて、圧力室プレートの剛性が高くなるため、製造時における圧力室プレートの取り扱いが容易になる。また、連通路が圧電アクチュエータと反対側の面にハーフエッチングで形成される場合と比べると、連通路内に気泡が滞留しにくい。
本発明の液滴噴射装置において、前記流路ユニットは、前記複数の圧力室が形成された圧力室プレートを含む積層された複数のプレートを有し、前記支持部は、前記圧力室プレートにおいて、前記圧力室と前記共通液室とを隔てる隔壁部から前記共通液室の内側へ向かって突出し、前記圧力室プレートの前記圧電アクチュエータと反対側の面に接するプレートに、前記圧力室と前記共通液室とを連通させる連通路が形成されていてもよい。この場合には、連通路は、支持部が形成されている圧力室プレートに接する別のプレートに形成されているため、連通路の位置が支持部により制約されることがなく、設計的な自由度が高い。
本発明の液滴噴射装置において、前記支持部の先端の形状は、対向する前記接点の形状とほぼ同じであり、前記支持部の先端の大きさは、対向する前記接点の大きさよりも大きく、前記平面に直交する方向から見て、前記接点の全体が前記支持に重なっていてもよい。この場合には、支持部の先端部を必要以上に大きくすることなく、FPC等の配線部材を接点に押しつけて接続するときの信頼性を確保することができる。
本発明の液滴噴射装置において、前記支持部の先端の形状は、円弧状であってもよい。この場合には、FPC等の配線部材を接点に押しつけたときに、支持部に生じる応力集中を緩和することができる。
本発明の液滴噴射装置において、前記圧電アクチュエータは、前記複数の圧力室を覆うように前記流路ユニットの一表面に配置された、前記複数の圧力室と対向する領域から前記共通液室と対向する領域まで延びる振動板を有し、
この振動板の前記圧力室と反対側の面に前記圧電層が配置されており、
前記複数の支持部は、前記振動板の前記共通液室側の面に接する状態で、前記共通液室を画成する内面から前記複数の接点とそれぞれ対向する位置まで延びていてもよい。このように、圧電アクチュエータが、複数の圧力室を覆う振動板とこの振動板に配置された圧電層とを備えた、いわゆる、ユニモルフ型のアクチュエータである場合でも、前述の発明と同じ作用及び効果が得られる。
この振動板の前記圧力室と反対側の面に前記圧電層が配置されており、
前記複数の支持部は、前記振動板の前記共通液室側の面に接する状態で、前記共通液室を画成する内面から前記複数の接点とそれぞれ対向する位置まで延びていてもよい。このように、圧電アクチュエータが、複数の圧力室を覆う振動板とこの振動板に配置された圧電層とを備えた、いわゆる、ユニモルフ型のアクチュエータである場合でも、前述の発明と同じ作用及び効果が得られる。
本発明の液滴噴射装置において、前記圧力室は細長い形状であり、前記接点は、前記圧力室の短手方向において前記圧力室の中心からずれて配置されていてもよい。この場合には、接点は、圧力室の中心よりも圧力室の短手方向一方側にずれているので、短手方向他方側に、例えば圧力室と共通液室とを連通させる連通路を形成することができる。
本発明の液滴噴射装置において、前記圧力室は、当該圧力室と対応する前記個別電極と接続する接点と重なる共通液室と連通していてもよく、前記共通液室は複数の液室を含み、前記圧力室は、当該圧力室と対応する前記個別電極と接続する接点と重なる液室と異なる液室と連通していてもよい。このように、接点は、圧電層の表面の、接点と接続された個別電極と対応する圧力室と連通している共通液室と重なる位置、あるいは、その圧力室と連通していない共通液室と重なる位置のいずれにも配置できるため、接点の配置についての自由度が高くなる。
本発明の液滴噴射装置において、前記接点と、前記圧力室及び前記共通液室を連通する連通路とが、圧力室を挟んで互いに反対側に形成されていてもよい。この場合には、連通路と支持部とが圧力室を挟んで反対側に形成されるので、これらの配置の自由度が高くなる。
本発明の第2の態様に従えば、 液体を移送する液体移送装置であって、
平面に沿って配置された複数の圧力室及び前記平面に沿って前記圧力室に隣接して配置された共通液室を含む流路ユニットと、
前記複数の圧力室を覆うように前記流路ユニットの一表面に配置され、前記複数の圧力室と対向する領域から前記共通液室と対向する領域まで延びる振動板、前記振動板の前記圧力室と反対側の面の、前記複数の圧力室と対向する領域に配置された圧電層、前記圧電層の前記圧力室と反対側の面の前記複数の圧力室と対向する領域にそれぞれ配置された複数の個別電極、前記複数の個別電極にそれぞれ接続された複数の接点、及び前記圧電層の前記圧力室側の面に配置された共通電極を有し、前記複数の圧力室の容積を選択的に変化させて前記圧力室内の液体に圧力を付与する圧電アクチュエータとを備え、
前記接点は、前記圧電層の前記圧力室と反対側の面の、前記複数の個別電極から前記共通液室と対向する領域までそれぞれ引き出されており、
前記流路ユニットには、前記振動板の前記共通液室側の面に接し、且つ、前記共通液室の内面から前記複数の接点とそれぞれ対向する位置まで延びる複数の支持部が形成されている液体移送装置が提供される。
平面に沿って配置された複数の圧力室及び前記平面に沿って前記圧力室に隣接して配置された共通液室を含む流路ユニットと、
前記複数の圧力室を覆うように前記流路ユニットの一表面に配置され、前記複数の圧力室と対向する領域から前記共通液室と対向する領域まで延びる振動板、前記振動板の前記圧力室と反対側の面の、前記複数の圧力室と対向する領域に配置された圧電層、前記圧電層の前記圧力室と反対側の面の前記複数の圧力室と対向する領域にそれぞれ配置された複数の個別電極、前記複数の個別電極にそれぞれ接続された複数の接点、及び前記圧電層の前記圧力室側の面に配置された共通電極を有し、前記複数の圧力室の容積を選択的に変化させて前記圧力室内の液体に圧力を付与する圧電アクチュエータとを備え、
前記接点は、前記圧電層の前記圧力室と反対側の面の、前記複数の個別電極から前記共通液室と対向する領域までそれぞれ引き出されており、
前記流路ユニットには、前記振動板の前記共通液室側の面に接し、且つ、前記共通液室の内面から前記複数の接点とそれぞれ対向する位置まで延びる複数の支持部が形成されている液体移送装置が提供される。
この液体移送装置においても、複数の圧力室と共通液室の少なくとも一部が平面に沿って隣接して配置されているため、液体流路の形状を簡単にすることができ、製造コストを低減できる。また、複数の個別電極にそれぞれ接続された複数の接点は、圧電層の表面の、共通液室と対向する領域まで引き出されており、さらに、流路ユニットの、これら複数の接点と対向する位置にはそれぞれ複数の支持部が設けられている。そのため、圧電アクチュエータの、接点が配置された領域の剛性は、空洞である共通液室と対向しているにもかかわらず高くなり、複数の接点にFPC等の配線部材を十分に押しつけて接続することができるため、接点と配線部材との間の電気的接続の信頼性が増す。また、複数の接点が圧力室や共通液室等の空洞と対向しない領域にのみ配置される場合に比べて、複数の接点を配置できる領域が広くなるため、装置全体を大型化することなく多数の接点を密集して配置することができる。
本発明の実施の形態について説明する。本実施形態は、液滴噴射装置として、ノズルから記録用紙に対してインクを噴射するインクジェットヘッドに本発明を適用した一例である。
まず、インクジェットヘッド1を備えたインクジェットプリンタ100について簡単に説明する。図1に示すように、インクジェットプリンタ100は、走査方向(図1の左右方向)に移動可能なキャリッジ101と、このキャリッジ101に設けられて記録用紙Pに対してインクを噴射するシリアル式のインクジェットヘッド1と、記録用紙Pを図1の前方へ搬送する搬送ローラ102等を備えている。インクジェットヘッド1は、キャリッジ101と一体的に走査方向(左右方向)へ移動して、その下面に形成されたノズル20(図2〜図7参照)の出射口から記録用紙Pに対してインクを噴射する。そして、インクジェットヘッド1により画像などを記録された記録用紙Pは、搬送ローラ102により紙送り方向(前方)へ排出される。
次に、インクジェットヘッド1について詳細に説明する。図2〜図7に示すように、インクジェットヘッド1は、インク流路が形成された流路ユニット2と、この流路ユニット2の上面に配置された圧電アクチュエータ3とを備えている。
まず、流路ユニット2について説明する。図2〜図7に示すように、流路ユニット2はキャビティプレート10、マニホールドプレート11,12、及びノズルプレート13を備えており、これら4枚のプレート10〜13が積層状態で接合されている。このうち、キャビティプレート10、マニホールドプレート11,12はステンレス鋼製の板であり、これら3枚のプレート10〜12に、後述するマニホールド17や圧力室14等のインク流路をエッチングにより容易に形成することができる。また、ノズルプレート13は、例えば、ポリイミド等の高分子合成樹脂材料により形成され、マニホールドプレート12の下面に接着される。あるいは、このノズルプレート13も、3枚のプレート10〜12と同様にステンレス鋼等の金属材料で形成されていてもよい。
キャビティプレート10(圧力室プレート)には、平面に沿って配列された複数の圧力室14が形成されており、これら複数の圧力室14は上方へ開口している。また、複数の圧力室14は、紙送り方向(図2の上下方向)に2列に配列されている。各圧力室14は、平面視で走査方向(図2の左右方向)に長い、略楕円形状に形成されている。
図3〜図7に示すように、2枚のマニホールドプレート11,12の、平面視で圧力室14の一方の端部と重なる位置には、連通孔16,19がそれぞれ形成されている。さらに、ノズルプレート13の、平面視で連通孔16,19に重なる位置には、テーパー形状のノズル20が形成されている。そして、圧力室14は、連通孔16,19を介してノズル20に連通している。
また、キャビティプレート10、マニホールドプレート11,12には、複数の圧力室14の走査方向両側の領域においてそれぞれ紙送り方向に延びる2つのマニホールド17(共通液室、液室)が形成されている。これら2つのマニホールド17は3枚のプレート10〜13にそれぞれ形成された貫通穴であり、図5、図6に示すように、マニホールド17の上下両側は、後述の振動板30とノズルプレート13によりそれぞれ塞がれている。また、2つのマニホールド17は、振動板30に形成されたインク供給口18を介してインクタンク(図示省略)に接続されており、これらマニホールド17にインクタンクからインクが供給される。
図5、図6に示すように、キャビティプレート10に形成されたマニホールド17の上部は、キャビティプレート10の面方向(複数の圧力室14が配置された平面に沿った方向)において、圧力室と隣接して配置されている。また、図3、図4、図6に示すように、キャビティプレート10の、圧力室14とマニホールド17とを隔てる隔壁部22の上面には、溝状の連通路23が形成されており、圧力室14とマニホールド17は連通路23を介して連通している。
このように、複数の圧力室14とマニホールド17の一部が同一平面上に位置していると、圧力室14とマニホールド17とを連通させる連通路23をこの平面(プレート面)に平行に形成するだけでよく、連通路をプレート厚さ方向に延在するように形成する必要はない。そのため、インク流路の形状が簡単になって、積層させるプレートの枚数を減らすことが可能になることから、インクジェットヘッド1の製造コストを低減できる。
図3、図4に示すように、連通路23は、マニホールド17から圧力室14へ向かって流路幅が狭くなっている(流路面積が小さくなっている)。そのため、連通路23内にインクのよどみが生じにくく、マニホールド17内に気泡が侵入した場合でも、この気泡が連通路23内に滞留しにくくなるため、下流の圧力室14及びノズル20へ安定してインクを供給できる。また、連通路23は、隔壁部22の上面にハーフエッチングで形成されている。そのため、連通路23がフルエッチングによって貫通穴として形成されている場合に比べて、キャビティプレート10全体の剛性が高くなり、製造時におけるキャビティプレート10の取り扱いが容易になる。また、連通路23が隔壁部22の下面(圧電アクチュエータ3と反対側の面)にハーフエッチングで形成される場合と比べると、連通路23内に気泡が滞留しにくい。尚、連通路23の流路幅方向(紙送り方向)両側には、キャビティプレート10の隔壁部22からマニホールド17の内側に向かって突出して、後述の圧電アクチュエータ3の複数の接点35が形成された領域を下方からそれぞれ支持する複数の支持部25が形成されている。これら複数の支持部25については後ほど詳しく説明する。
そして、図6に示すように、マニホールド17は連通路23を介して圧力室14に連通し、さらに、圧力室14は、連通孔16,19を介してノズル20に連通している。このように、流路ユニット2内には、マニホールド17から圧力室14を経てノズル20に至る複数の個別インク流路21が形成されている。
次に、圧電アクチュエータ3について説明する。図3、図5〜図7に示すように、圧電アクチュエータ3は、流路ユニット2の上面に配置された振動板30と、この振動板30の上面に形成された圧電層31と、この圧電層31の上面の複数の圧力室14にそれぞれ対向する位置に形成された複数の個別電極32とを備えている。
振動板30は、平面視で略矩形状の金属板であり、例えば、ステンレス鋼等の鉄系合金、銅系合金、ニッケル系合金、あるいは、チタン系合金などからなる。図5、図6に示すように、この振動板30は、複数の圧力室14及びマニホールド17を上方から覆った状態で、キャビティプレート10の上面に接合されている。また、金属製の振動板30は導電性を有し、常にグランド電位に保持されている。そして、この振動板30は、個別電極32との間に挟まれた圧電層31に電界を作用させる共通電極を兼ねている。
振動板30の上面には、チタン酸鉛とジルコン酸鉛との固溶体であり強誘電体であるチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を主成分とする圧電層31が配置されている。図2、図3、及び、図7に示すように、この圧電層31は、振動板30の上面において、複数の圧力室14に亙って連続的に形成されている。圧電層31は、例えば、非常に小さな圧電材料の粒子を基板に吹き付けて高速で衝突させ、基板に堆積させるエアロゾルデポジション法(AD法)を用いて形成することができる。あるいは、スパッタ法、化学蒸着法(CVD法)、ゾルゲル法、あるいは、水熱合成法などにより形成することもできる。また、PZTのグリーンシートを焼成して得られた圧電シートを振動板30に貼り付けることにより圧電層31を形成することも可能である。
圧電層31の上面には、圧力室14よりも一回り小さい略楕円形の形状の複数の個別電極32が形成されている。これら複数の個別電極32は、圧電層31の上面の、平面視で、対応する圧力室14の中央部に重なる位置にそれぞれ形成されている。また、個別電極32は金、銅、銀、パラジウム、白金、あるいは、チタンなどの導電性材料からなる。
さらに、圧電層31の上面には、複数の個別電極32のマニホールド17側の端部から、個別電極32の長手方向(図2の左右方向)と平行に、マニホールド17と対向する領域までそれぞれ引き出された複数の接点35が形成されており、複数の接点35は外部に露出している。複数の接点35はそれぞれ円形の形状であり、それらの中心が、対応する個別電極32の長手方向に延びる中心線よりも短手方向一方側(例えば、図2の上側)に少しずれるように配置されている。尚、複数の個別電極32及び複数の接点35は、例えば、スクリーン印刷、スパッタ法、あるいは、蒸着法等により形成することができる。
図5に示すように、複数の接点35には、Flexible Printed Circuit(FPC)40が接続される。FPC40は、ポリイミド等の合成樹脂材料からなる基材41と、この基材41の下面に形成された複数の配線部42と、これら複数の配線部42の先端部においてそれぞれ下方へ突出するように形成された複数のバンプ43とを有する。そして、圧電層31の上面に配置された複数の接点にFPC40の複数のバンプ43がハンダ等により接合されて、複数の個別電極32がFPC40を介して駆動回路(図示省略)に電気的に接続されており、駆動回路からFPC40を介して所望の個別電極32に対して選択的に駆動電圧が供給される。
次に、インク噴射時における圧電アクチュエータ3の作用について説明する。複数の個別電極32に対して駆動回路から選択的に駆動電圧が印加されると、駆動電圧が供給された圧電層31上側の個別電極32とグランド電位に保持されている圧電層31下側の共通電極としての振動板30の電位が異なる状態となり、個別電極32と振動板30の間に挟まれた圧電層31の部分(駆動部31a)に、圧電層31の厚み方向の電界が生じる。ここで、圧電層31の分極方向と電界の方向とが同じ場合には、駆動部31aがその分極方向である厚み方向に伸びて水平方向に収縮する。このとき、圧電層31の収縮変形に伴って振動板30が圧力室14側に凸となるように変形するため、圧力室14内の容積が減少して圧力室14内のインクに圧力が付与され、圧力室14に連通するノズル20からインクの液滴が噴射される。
ところで、前述したFPC40を複数の接点35に接続する際には、複数のバンプ43をそれぞれ複数の接点35に押しつけながら両者をハンダ等により接合する。しかし、接点35が、圧電アクチュエータ3の(圧電層31の上面の)、圧力室14やマニホールド17などの空洞に対向する領域に配置されていると、圧電アクチュエータ3の、接点35が配置された領域の剛性が低いため、バンプ43を接点35に十分な圧力で押しつけることができなくなり、両者の電気的接続の信頼性が低下する虞がある。一方で、圧電アクチュエータ3の、圧力室14やマニホールド17などの空洞に対向しない領域は、さほど広くないために、このような領域にのみ接点35を配置しようとすると、多数の接点35を密集して配置することが困難であり、インクジェットヘッド1が大型化してしまう。
そこで、本実施形態のインクジェットヘッド1においては、複数の接点35が、圧電層31の上面の、マニホールド17と対向する領域まで引き出されている。さらに、圧力室14及び接点35に対応して、キャビティプレート10に形成された複数の支持部25が、これら複数の接点35と対向する位置に配置されており、接点35が配置された領域の圧電層31及び振動板30を下方から支持(補強)している。
図3〜図5に示すように、複数の支持部25は、振動板30の下面(マニホールド17側の面)に接する状態で、対応する圧力室14とマニホールド17とを区画する隔壁部22のマニホールド17側の側面(マニホールド17の内面)から走査方向一方側(図3の右側)へそれぞれ延びて、平面視でマニホールド17の幅方向(走査方向)中央部まで突出している。また、各支持部25の先端の形状は、円形の接点35よりも一回り大きな円形であり、平面視で、接点35は対応する支持部25内に完全に収まっている。そのため、圧電アクチュエータ3(圧電層31及び振動板30)の、接点35が配置された領域の剛性は、空洞であるマニホールド17と対向しているにもかかわらず高くなり、複数の接点35にFPC40を十分な圧力で押しつけながら接続することができるため、接点35とFPC40のバンプ43との間の電気的接続の信頼性が増す。また、複数の接点35が圧力室14やマニホールド17等の空洞と対向しない領域にのみ配置される場合に比べて、複数の接点35を配置できる領域が広くなるため、装置全体を大型化することなく多数の接点35を密集して配置することができる。また、図3、図4に示すように、支持部25の先端は、平面視で、円形の接点よりも大きい相似形状に形成されているため、支持部25の先端の面積を必要以上に大きくしなくとも、接点35を支持部25に完全に重ねることができ、接点35とFPC40の接続信頼性を確保することができる。加えて、支持部25の先端は円弧状に形成されているため、FPC40を接点35に押しつけたときに、支持部25の外縁の振動板30との接点に生じる応力を分散させることができ、応力が一点に集中するのを緩和することができる。
また、図3、図4に示すように、支持部25は、圧力室14とマニホールド17とを隔てる隔壁部22の、紙送り方向上流側部分(図3における上側部分)からマニホールド17へ向かって延びている。つまり、接点35が個別電極32に対して紙送り方向上流側にずれているのに対応して、支持部25も圧力室14に対して紙送り方向上流側にずれている。そして、隔壁部22の紙送り方向下流側部分(図3の下側部分)の上面に、マニホールド17と圧力室14とを連通させる前述の連通路23が形成されている。従って、1つの圧力室14に対応する支持部25と、この圧力室14に隣接する別の圧力室14に対応する支持部25との間に、前記1つの圧力室14とマニホールド17とを連通させる連通路23が配置されている。即ち、ある圧力室14とマニホールド17とを連通させる連通路23が、この圧力室14に対応する支持部25と隣接する圧力室14に対応する支持部25とに挟まれている。そのため、互いに隣接する2つの圧力室14に関して、一方の圧力室14内のインクに圧電アクチュエータ3により圧力が付与されたときに、この一方の圧力室14内で発生した圧力波が連通路23からマニホールド17に伝播し、さらに、マニホールド17を介して隣接する他方の圧力室14に伝播すること(流体的クロストーク)が、連通路23の両側においてマニホールド17内へ突出する支持部25により抑制される。そのため、圧力室14の駆動パターンによる噴射特性のばらつきが小さくなり、印字品質が向上する。
尚、複数の支持部25及び複数の連通路23は、ともにキャビティプレート10に形成されている。そのため、複数の支持部25、複数の連通路23、及び、複数の圧力室14を、エッチングにより一度に形成することができ、インクジェットヘッド1の製造コストを低減できる。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
〈第1変更形態〉
前記実施形態では、1つの圧力室14に対して1つの連通路23からインクが流入するように構成されているが(図3参照)、1つの圧力室に対して2つの連通路からそれぞれインクが流入するように構成されていてもよい。例えば、図8に示すように、圧電層31の上面において、複数の接点35Aが、複数の個別電極32Aから、これら個別電極32Aの走査方向(図8の左右方向)に延びる中心線に沿ってマニホールド17と対向する領域までそれぞれ引き出されている。一方、キャビティプレートには、圧力室14とマニホールド17を隔てる隔壁部22Aから複数の接点35Aと対向する位置まで突出して延びる複数の支持部25Aがそれぞれ形成され、さらに、各支持部25Aの紙送り方向(図8の上下方向)に関して両側には、2つの連通路23Aがそれぞれ形成されている。この構成によれば、マニホールド17から1つの圧力室14に対して2つの連通路23Aからインクがそれぞれ流入するため、圧力室14内にインクのよどみが生じにくく、圧力室14内に気泡が侵入してもこの気泡が滞留しにくい。
前記実施形態では、1つの圧力室14に対して1つの連通路23からインクが流入するように構成されているが(図3参照)、1つの圧力室に対して2つの連通路からそれぞれインクが流入するように構成されていてもよい。例えば、図8に示すように、圧電層31の上面において、複数の接点35Aが、複数の個別電極32Aから、これら個別電極32Aの走査方向(図8の左右方向)に延びる中心線に沿ってマニホールド17と対向する領域までそれぞれ引き出されている。一方、キャビティプレートには、圧力室14とマニホールド17を隔てる隔壁部22Aから複数の接点35Aと対向する位置まで突出して延びる複数の支持部25Aがそれぞれ形成され、さらに、各支持部25Aの紙送り方向(図8の上下方向)に関して両側には、2つの連通路23Aがそれぞれ形成されている。この構成によれば、マニホールド17から1つの圧力室14に対して2つの連通路23Aからインクがそれぞれ流入するため、圧力室14内にインクのよどみが生じにくく、圧力室14内に気泡が侵入してもこの気泡が滞留しにくい。
〈第2変更形態〉
圧力室とマニホールドとを連通させる連通路が、圧力室や支持部が形成されたキャビティプレートに形成される必要は必ずしもなく、キャビティプレートとは別のプレートに形成されていてもよい。例えば、図9に示すように、キャビティプレート10Bの下面(圧電アクチュエータ3と反対側の面)に接するマニホールドプレート11Bの上面に連通路23Bが形成されていてもよい。このように、連通路23Bが、支持部25が形成されたキャビティプレート10Bと別のプレート11Bに形成されていると、連通路23Bの位置が支持部25により制約されることがないため、図9のように、支持部25の下側に連通路23Bを配置することができるなど、設計的な自由度が高くなる。
圧力室とマニホールドとを連通させる連通路が、圧力室や支持部が形成されたキャビティプレートに形成される必要は必ずしもなく、キャビティプレートとは別のプレートに形成されていてもよい。例えば、図9に示すように、キャビティプレート10Bの下面(圧電アクチュエータ3と反対側の面)に接するマニホールドプレート11Bの上面に連通路23Bが形成されていてもよい。このように、連通路23Bが、支持部25が形成されたキャビティプレート10Bと別のプレート11Bに形成されていると、連通路23Bの位置が支持部25により制約されることがないため、図9のように、支持部25の下側に連通路23Bを配置することができるなど、設計的な自由度が高くなる。
〈第3変更形態〉
前記実施形態の圧電アクチュエータ3のように、振動板30が共通電極を兼ねている必要は必ずしもなく、図10に示すように、共通電極34が振動板30とは別に設けられていてもよい。但し、振動板30が金属板である場合には、振動板30と共通電極34との間が、セラミックス材料や合成樹脂材料等からなる絶縁材料層により絶縁されている必要がある。一方、振動板30が絶縁材料からなる場合には、この振動板30の上面に直接共通電極34が形成される。
前記実施形態の圧電アクチュエータ3のように、振動板30が共通電極を兼ねている必要は必ずしもなく、図10に示すように、共通電極34が振動板30とは別に設けられていてもよい。但し、振動板30が金属板である場合には、振動板30と共通電極34との間が、セラミックス材料や合成樹脂材料等からなる絶縁材料層により絶縁されている必要がある。一方、振動板30が絶縁材料からなる場合には、この振動板30の上面に直接共通電極34が形成される。
〈第4変更形態〉
前記実施形態の圧電アクチュエータ3は、振動板30とこの振動板30の一方の面に形成された圧電層31とを備えたユニモルフ型のアクチュエータであるが、これに限らず、圧電アクチュエータが、キャビティプレートの上面に直接配置された複数の積層状の圧電層を有する積層型のアクチュエータであってもよい。例えば、図11に示す圧電アクチュエータ3Dは、積層された複数の圧電層31Dと、これら複数の圧電層31Dの間に交互に配置された複数の個別電極32D及び複数の共通電極34Dを備えている。複数の圧電層31Dは、キャビティプレート10の上面において複数の圧力室14を覆うように連続的に形成されている。
前記実施形態の圧電アクチュエータ3は、振動板30とこの振動板30の一方の面に形成された圧電層31とを備えたユニモルフ型のアクチュエータであるが、これに限らず、圧電アクチュエータが、キャビティプレートの上面に直接配置された複数の積層状の圧電層を有する積層型のアクチュエータであってもよい。例えば、図11に示す圧電アクチュエータ3Dは、積層された複数の圧電層31Dと、これら複数の圧電層31Dの間に交互に配置された複数の個別電極32D及び複数の共通電極34Dを備えている。複数の圧電層31Dは、キャビティプレート10の上面において複数の圧力室14を覆うように連続的に形成されている。
各圧電層31Dの両面の、圧力室14の中央部と重なる領域には、個別電極32D及び共通電極34Dがそれぞれ形成されている。但し、最下層の圧電層31Dの下面には電極は設けられていない。また、1つの圧力室14に対応して設けられた、複数の個別電極32D、及び、複数の共通電極34Dは、図示しない領域において、それぞれ互いに導通している。また、複数の共通電極34Dは常にグランド電位に保持されている。一方、圧電層31Dの上面に位置する個別電極32Dには外部へ露出している接点35Dが接続されており、この接点35Dは、圧電層31Dの上面において、個別電極32Dのマニホールド17側の端部からマニホールド17と対向する領域まで引き出されている。そして、この接点35DにはFPC40のバンプ43が接合され、FPC40及び接点35Dを介して、各圧力室14に対応して圧電層31Dの上面及び圧電層31Dの間に配置された複数の個別電極32Dに駆動回路から駆動電圧が同時に印加される。
そして、ある圧力室14に対応する複数の個別電極32Dに同時に駆動電圧が印加されると、個別電極32Dと共通電極34Dとの間の圧電層31Dにその厚み方向の電界が生じる。ここで、圧電層31Dの分極方向と電界の方向とが同じ場合には、圧電層31Dはその分極方向である厚み方向に伸びる。そして、全ての圧電層31Dが厚み方向に伸びることにより、圧電層31Dにより覆われている圧力室14の容積が変化するため、圧力室14内のインクに圧力が付与される。
ところで、この第4変更形態においても、図11に示すように、キャビティプレート10には、圧力室14とマニホールド17とを隔てる隔壁部22から接点35Dと対向する位置まで突出する支持部25が形成されており、さらに、この支持部25は、最下層の圧電層31Dの下面に接している。従って、接点35Dが配置される領域の圧電層31Dが支持部25により下方から支持されてその剛性が高まるため、FPC40と接点35Dとを接続する際に、FPC40のバンプ43を接点35Dに十分に押しつけて接合することができる。
尚、この第4変更形態においては、圧電層31Dの上面には個別電極32Dが配置されているが、共通電極34Dが配置されていてもよい。この場合には、個別電極32Dは外部に露出しないが、個別電極32Dに接続された接点35Dを圧電層31Dの上面まで引き出して接点35Dを外部に露出させれば、圧電層31Dの上面において、接点35DとFPC40とを接続することができる。
〈第5変更形態〉
本変更形態のインクジェットヘッド1Eは、複数のマニホールドが形成され、ある個別電極に対応する圧力室と連通するマニホールドと、当該個別電極に接続される接点と重なるマニホールドが異なっている点を除いて、前記第1実施形態のインクジェットヘッド1と同様の構造を有している。つまり、上記実施形態及び変更形態において、個別電極に接続された接点を支持する支持部は、個別電極に対応する圧力室と当該圧力室に連通するマニホールドとを隔てる隔壁部から、マニホールドの内側に向かって延在していた。即ち、ある圧力室に対応して形成された個別電極に接続された接点は、その圧力室と連通するマニホールドと重なる位置に形成されていた。しかしながら、接点と重なるマニホールドと、接点が接続された個別電極に対応する圧力室とが必ずしも連通している必要はなく、例えば図12に示すように、圧電層31Eの上面の、接点が接続された個別電極32Eに対応する圧力室14Eとは連通しないマニホールド17Eと重なる位置に接点35Eが形成され、マニホールド17Eの内部の、接点35Eと重なる位置に支持部25Eが形成されていてもよい。このように接点35Eを隣接するマニホールドと重なる位置に配置することにより、接点の配置の自由度を高めることができる。
本変更形態のインクジェットヘッド1Eは、複数のマニホールドが形成され、ある個別電極に対応する圧力室と連通するマニホールドと、当該個別電極に接続される接点と重なるマニホールドが異なっている点を除いて、前記第1実施形態のインクジェットヘッド1と同様の構造を有している。つまり、上記実施形態及び変更形態において、個別電極に接続された接点を支持する支持部は、個別電極に対応する圧力室と当該圧力室に連通するマニホールドとを隔てる隔壁部から、マニホールドの内側に向かって延在していた。即ち、ある圧力室に対応して形成された個別電極に接続された接点は、その圧力室と連通するマニホールドと重なる位置に形成されていた。しかしながら、接点と重なるマニホールドと、接点が接続された個別電極に対応する圧力室とが必ずしも連通している必要はなく、例えば図12に示すように、圧電層31Eの上面の、接点が接続された個別電極32Eに対応する圧力室14Eとは連通しないマニホールド17Eと重なる位置に接点35Eが形成され、マニホールド17Eの内部の、接点35Eと重なる位置に支持部25Eが形成されていてもよい。このように接点35Eを隣接するマニホールドと重なる位置に配置することにより、接点の配置の自由度を高めることができる。
なお、上記実施形態及び変更形態において、圧力室及びマニホールドの数、形状及び配置は任意であり、接点及び支持部の形状、大きさ等も任意である。
以上説明した実施形態及びその変更形態は、ノズルからインクを噴射するインクジェットヘッドに本発明を適用した一例であるが、試薬、生体溶液、配線材料溶液、電子材料溶液、冷媒、あるいは、液体燃料などインク以外の種々の液体を噴射する、インクジェットヘッド以外の液滴噴射装置に本発明を適用することも可能である。さらには、液体を噴射する装置に限られず、液体を所定の位置へ移送する液体移送装置に本発明を適用することも可能である。
1 インクジェットヘッド
2 流路ユニット
3,3D 圧電アクチュエータ
10,10B キャビティプレート
11B マニホールドプレート
14 圧力室
17 マニホールド
20 ノズル
22,22A 隔壁部
23,23A,23B 連通路
25,25A 支持部
30 振動板
31,31D 圧電層
31D 圧電層
32,32A,32D 個別電極
34,34D 共通電極
35,35A,35D 接点
2 流路ユニット
3,3D 圧電アクチュエータ
10,10B キャビティプレート
11B マニホールドプレート
14 圧力室
17 マニホールド
20 ノズル
22,22A 隔壁部
23,23A,23B 連通路
25,25A 支持部
30 振動板
31,31D 圧電層
31D 圧電層
32,32A,32D 個別電極
34,34D 共通電極
35,35A,35D 接点
Claims (15)
- 液滴を噴射する液滴噴射装置であって、
複数のノズル、平面に沿って配置され、前記ノズルにそれぞれ連通する複数の圧力室及び前記平面に沿って前記圧力室に隣接して配置された共通液室とを含む流路ユニットと、
前記複数の圧力室と対向する領域に配置された圧電層、前記圧力室に対応して、前記圧電層の一方の面の、前記複数の圧力室と対向する領域にそれぞれ配置された複数の個別電極、前記圧電層の他方の面に配置された共通電極、前記複数の個別電極にそれぞれ接続され、前記圧電層の前記圧力室及び前記共通液室と反対側の面において外部に露出する複数の接点を有し、前記複数の圧力室を覆うように前記流路ユニットの一表面に配置され、前記流路ユニットの上側の、前記複数の圧力室と対向する領域から前記共通液室と対向する領域まで延在し、前記複数の圧力室の容積を選択的に変化させて前記圧力室内の液体に圧力を付与する圧電アクチュエータとを備え、
前記複数の接点は、前記圧電層の前記反対側の面の、前記複数の個別電極から前記共通液室と対向する領域までそれぞれ引き出されており、
前記流路ユニットには、前記圧電アクチュエータの前記共通液室側の面に接し、且つ、前記共通液室の内面から前記複数の接点とそれぞれ対向する位置まで延びる複数の支持部が形成されている液滴噴射装置。 - 前記支持部は、前記圧力室と前記共通液室とを隔てる隔壁から前記共通液室の内側に向かって突出し、
1つの前記圧力室に対応する前記支持部と、この圧力室に隣接する別の圧力室に対応する別の前記支持部との間に、前記1つの圧力室と前記共通液室とを連通させる連通路が形成されている請求項1に記載の液滴噴射装置。 - 前記支持部は、前記圧力室と前記共通液室とを隔てる隔壁部から前記共通液室の内側に向かって突出し、
1つの前記圧力室に対応する前記支持部の両側に、この圧力室と前記共通液室とを連通させる2つの連通路が形成されている請求項1に記載の液滴噴射装置。 - 前記連通路は、前記共通液室から前記圧力室側へ向かって流路面積が狭くなっている請求項2に記載の液滴噴射装置。
- 前記流路ユニットは、前記複数の圧力室が形成された圧力室プレートを含む積層された複数のプレートを有し、
前記支持部及び前記連通路が、前記圧力室プレートに形成されている請求項2に記載の液滴噴射装置。 - 前記連通路は、前記圧力室プレートの前記圧電アクチュエータが配置される面にハーフエッチングにより形成されている請求項5に記載の液滴噴射装置。
- 前記流路ユニットは、前記複数の圧力室が形成された圧力室プレートを含む積層された複数のプレートを有し、
前記支持部は、前記圧力室プレートにおいて、前記圧力室と前記共通液室とを隔てる隔壁部から前記共通液室の内側へ向かって突出し、
前記圧力室プレートの前記圧電アクチュエータと反対側の面に接するプレートに、前記圧力室と前記共通液室とを連通させる連通路が形成されている請求項1に記載の液滴噴射装置。 - 前記支持部の先端の形状は、対向する前記接点の形状とほぼ同じであり、前記支持部の先端の大きさは、対向する前記接点の大きさよりも大きく、前記平面に直交する方向から見て、前記接点の全体が前記支持に重なっている請求項2に記載の液滴噴射装置。
- 前記支持部の先端の形状は、円弧状である請求項8に記載の液滴噴射装置。
- 前記圧電アクチュエータは、前記複数の圧力室を覆うように前記流路ユニットの一表面に配置された、前記複数の圧力室と対向する領域から前記共通液室と対向する領域まで延びる振動板を有し、
この振動板の前記圧力室と反対側の面に前記圧電層が配置されており、
前記複数の支持部は、前記振動板の前記共通液室側の面に接する状態で、前記共通液室を画成する内面から前記複数の接点とそれぞれ対向する位置まで延びている請求項1に記載の液滴噴射装置。 - 前記圧力室は細長い形状であり、前記接点は、前記圧力室の短手方向において前記圧力室の中心からずれて配置されている請求項1に記載の液滴噴射装置。
- 前記圧力室は、当該圧力室と対応する前記個別電極と接続する接点と重なる共通液室と連通している請求項1に記載の液滴噴射装置。
- 前記共通液室は複数の液室を含み、前記圧力室は、当該圧力室と対応する前記個別電極と接続する接点と重なる液室と異なる液室と連通している請求項1に記載の液滴噴射装置。
- 前記接点と、前記圧力室及び前記共通液室を連通する連通路とが、圧力室を挟んで互いに反対側に形成されている請求項1に記載の液滴噴射装置。
- 液体を移送する液体移送装置であって、
平面に沿って配置された複数の圧力室及び前記平面に沿って前記圧力室に隣接して配置された共通液室を含む流路ユニットと、
前記複数の圧力室を覆うように前記流路ユニットの一表面に配置され、前記複数の圧力室と対向する領域から前記共通液室と対向する領域まで延びる振動板、前記振動板の前記圧力室と反対側の面の、前記複数の圧力室と対向する領域に配置された圧電層、前記圧電層の前記圧力室と反対側の面の前記複数の圧力室と対向する領域にそれぞれ配置された複数の個別電極、前記複数の個別電極にそれぞれ接続された複数の接点、及び前記圧電層の前記圧力室側の面に配置された共通電極を有し、前記複数の圧力室の容積を選択的に変化させて前記圧力室内の液体に圧力を付与する圧電アクチュエータとを備え、
前記接点は、前記圧電層の前記圧力室と反対側の面の、前記複数の個別電極から前記共通液室と対向する領域までそれぞれ引き出されており、
前記流路ユニットには、前記振動板の前記共通液室側の面に接し、且つ、前記共通液室の内面から前記複数の接点とそれぞれ対向する位置まで延びる複数の支持部が形成されている液体移送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006233159A JP2007090868A (ja) | 2005-08-31 | 2006-08-30 | 液滴噴射装置及び液体移送装置 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005252107 | 2005-08-31 | ||
JP2006233159A JP2007090868A (ja) | 2005-08-31 | 2006-08-30 | 液滴噴射装置及び液体移送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007090868A true JP2007090868A (ja) | 2007-04-12 |
Family
ID=37977101
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006233159A Pending JP2007090868A (ja) | 2005-08-31 | 2006-08-30 | 液滴噴射装置及び液体移送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007090868A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010036472A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Brother Ind Ltd | 液体吐出ヘッド及びこれを備える液体吐出装置 |
JP2011126257A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Seiko Epson Corp | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 |
WO2011142256A1 (ja) * | 2010-05-14 | 2011-11-17 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 電気機械変換素子 |
JP2014024270A (ja) * | 2012-07-27 | 2014-02-06 | Kyocera Corp | 液体吐出ヘッド、およびそれを用いた記録装置 |
JP2017065044A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | ブラザー工業株式会社 | 液体噴射ヘッド |
-
2006
- 2006-08-30 JP JP2006233159A patent/JP2007090868A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010036472A (ja) * | 2008-08-06 | 2010-02-18 | Brother Ind Ltd | 液体吐出ヘッド及びこれを備える液体吐出装置 |
JP2011126257A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Seiko Epson Corp | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 |
WO2011142256A1 (ja) * | 2010-05-14 | 2011-11-17 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 電気機械変換素子 |
JP4935965B2 (ja) * | 2010-05-14 | 2012-05-23 | コニカミノルタホールディングス株式会社 | 電気機械変換素子 |
US8678565B2 (en) | 2010-05-14 | 2014-03-25 | Konica Minolta Holdings, Inc. | Electromechanical transducer |
JP2014024270A (ja) * | 2012-07-27 | 2014-02-06 | Kyocera Corp | 液体吐出ヘッド、およびそれを用いた記録装置 |
JP2017065044A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | ブラザー工業株式会社 | 液体噴射ヘッド |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4218594B2 (ja) | インクジェットヘッド | |
US8317303B2 (en) | Liquid-droplet jetting apparatus and method for producing the same | |
JP2006096034A (ja) | 溝付き振動板及び圧電層を有する圧電アクチュエータ、液体移送装置及びその製造方法 | |
JP2006327031A (ja) | 液滴噴射装置及び液体移送装置 | |
JP4404105B2 (ja) | 圧電アクチュエータ、及び、この圧電アクチュエータを備えた液体噴射装置 | |
JP4661354B2 (ja) | 液体移送装置 | |
JP5003549B2 (ja) | 液体移送装置及び液体移送装置の製造方法 | |
JP4765510B2 (ja) | 液体噴射装置及びその製造方法 | |
JP4940686B2 (ja) | 液体移送装置 | |
JP2008049569A (ja) | 液体移送装置及び液体移送装置の製造方法 | |
JP5028782B2 (ja) | 液滴噴射装置 | |
JP2007090868A (ja) | 液滴噴射装置及び液体移送装置 | |
JP2009241453A (ja) | 液滴噴射装置及びその製造方法 | |
JP5163784B2 (ja) | 液滴噴射装置及び液体移送装置 | |
JP4595659B2 (ja) | 液滴噴射装置及びその製造方法 | |
JP4843954B2 (ja) | 液体移送装置 | |
US7559633B2 (en) | Liquid-droplet jetting apparatus and liquid transporting apparatus | |
US20050036007A1 (en) | Ink-jet head | |
JP2009178893A (ja) | 液体移送装置及び液体移送装置の製造方法 | |
JP2006306073A (ja) | 液体移送装置、及び、液体移送装置の製造方法 | |
JP2008055896A (ja) | 液体移送装置及び液体移送装置の製造方法 | |
JP2008030354A (ja) | 液滴吐出装置 | |
JP2006231530A (ja) | 液体移送装置 | |
JP2008044355A (ja) | 圧電アクチュエータ、液体移送装置、及び、液滴噴射装置 | |
JP2012218251A (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 |