JP2008055896A - 液体移送装置及び液体移送装置の製造方法 - Google Patents

液体移送装置及び液体移送装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のプレートの間から液体が漏れ出さないように接合する。
【解決手段】流路ユニット30はプレート21〜27が積層されることにより構成されている。マニホールドプレート25に形成された凹部51には、複数の突起52、53が形成され、突起52、53の先端がサプライプレート24の下面に接合されている。マニホールドプレート26はマニホールドプレート25と同じ形状のプレートであり、凹部51及び突起52、53と同様の凹部61及び突起62、63が形成されている。突起62、63の先端はマニホールドプレート25の下面に接合されている。また、マニホールドプレート25の突起52、53と異なる位置には貫通孔が形成されており、貫通孔を介して凹部51と凹部61とが連通している。
【選択図】図5

Description

本発明は、圧力室内の液体を移送する液体移送装置及び液体移送装置の製造方法に関する。
圧力室内の液体を移送する液体移送装置において、複数枚のプレートが積層されることによって、複数の圧力室及び複数の圧力室に液体を供給する共通液室が形成されているものがある。例えば、特許文献1に記載のインクジェットヘッド(液体移送装置)においては、9枚のプレートが互いに積層されることにより、複数の圧力室及び複数の圧力室に連通するマニホールド(共通液室)を有する流路ユニットが形成されている。
特開2005−22184号公報(図4)
ここで、このような流路ユニットを作製する際には、複数のプレートを積層し、これら複数のプレートをその積層方向に押圧しながら接合する。しかしながら、特許文献1に記載のインクジェットヘッドでは、複数枚のプレートを積層させたときに比較的大きな空間である共通液室が形成されるので、複数のプレートを接合する際に、複数のプレートにおける共通液室に重なる部分には圧力が加わりにくい。このため、複数のプレートにおける共通液室に重なる部分周辺においてはプレート同士が十分に密着せず、プレートの間に隙間ができ、この隙間から液体が漏れ出してしまう虞がある。
本発明の目的は、プレートの間から液体が漏れ出すことのない液体移送装置及び液体移送装置の製造方法を提供することである。なお、以下に示す各要素に付した括弧付き符号は、その要素の例示に過ぎず、各要素を限定するものではない。
本発明の第1の態様に従えば、複数のプレート(21、22、23、24、160、27、40)が積層されることによって構成される液体移送装置(3)であって、複数の圧力室(10)、複数の圧力室に液体を供給する共通液室(11)、及び複数の圧力室と共通液室とを連通させる連通流路(12、13、14)を含む液体流路(10、11、12、13、14)を有する流路ユニット(30)と、複数の圧力室内の液体に圧力を付与する圧力付与機構(31)とを備え、複数のプレートが、第1プレート(160)と第1プレートの一表面に接合された第2プレート(24)とを含み、第1プレートには、前記一表面に開口を有し共通液室を構成する凹部(161)が形成され、凹部には、凹部の底壁から、第2プレートに接触するように突起(162、163)が延在し、第2プレートは、第1プレートの前記一表面及び突起の先端に接触し、前記開口を塞いでいる液体移送装置が提供される。
本発明の液体移送装置によれば、第1プレートに共通液室を構成する凹部が形成されており、凹部の底壁から突起が突出し、突起の先端が第2プレートに接触しているため、複数のプレートを接合する際に、積層方向から見て、複数のプレートの突起と重なる部分、つまり、共通液室に重なる部分に十分に圧力を加えることができる。これにより、複数のプレートの共通液室と重なる部分においてもプレート同士が十分に密着する。したがって、接合したプレートの間に隙間が生じ、その隙間から液体が漏れ出してしまうのを防止することができる。また、共通液室(凹部)内に設けられた突起により、共通液室内の圧力波が吸収されるため、圧力波を効率よく減衰させることができる。さらに共通液室内は、突起が設けられていることにより流路抵抗が大きくなっている。このため、例えば共通液室から複数の圧力室に対して連続して液体を供給する場合でも、共通液室内には液体の流れが生じにくい。したがって、連続して液体が供給されてきたある圧力室に対する液体の供給を急に止めた場合でも、共通液室から液体の供給を止めた圧力室に、液体が流れによって流れ出すのを防止することができる。
本発明の液体移送装置(3)においては、複数のプレート(21、22、23、24、25、26、27、40)は、複数の第1プレート(25、26)と、1枚の第2プレート(24)とを含んでもよく、複数の第1プレートは互いに隣接して積層されてもよい。第2プレートは複数の第1プレートのうち最も外側に位置する第1プレートの前記一表面に接合されてもよく、複数の第1プレートにはそれぞれ、凹部の底壁の突起と異なる位置に、第1プレートを貫通する第1貫通孔が形成されていてもよい。この場合、第1貫通孔が形成された複数の第1プレートを積層させることにより、各第1プレートに形成された凹部同士が、第1貫通孔を介して互いに連通し1つの共通液室となる。したがって、共通液室の容積を十分に確保することができ、共通液室内において圧力波を効率よく減衰させることができる。
本発明の液体移送装置(3)においては、複数の第1プレート(25、26)のそれぞれに形成された突起(52、62)同士が、少なくとも一部分において互いに重なっていてもよい。この場合、突起同士が少なくとも一部分において互いに重なっていることにより、複数のプレートの突起に重なる部分に大きな圧力を加えることができる。
本発明の液体移送装置(3)においては、複数の第1プレート(25、26)が全て同じ形状であってもよい。この場合、複数の第1プレートが同じ形状であるので、突起同士が完全に重なり、複数のプレートの突起に重なる部分により大きな圧力を加えることができる。また、部品の種類を減らすことができるので液体移送装置の製造が簡略化される。
本発明の液体移送装置(3)においては、複数の第1プレート(25、26)には、突起(52、62)及び第1貫通孔(54、64)がそれぞれ複数形成されてもよく、複数の圧力室(10)の各々と、複数の圧力室の各々の近傍に形成された複数の突起及び複数の第1貫通孔との位置関係が、全て同じであってもよい。この場合、各圧力室周辺の流路の構成を同じにすることができるため、圧力室間で、アクチュエータにより圧力室内の液体に圧力を付与したときの液体の移送量、移送速度等にばらつきが生じるのを防止することができる。
本発明の液体移送装置(3)においては、複数の圧力室(10)が一方向に等間隔で配列されてもよく、複数の突起(52、62)及び複数の第1貫通孔(54、64)が、それぞれ一方向に等間隔で配列されていてもよい。この場合、圧力室が一方向に等間隔で配列されている場合、突起及び第1貫通孔をそれぞれ一方向に等間隔で配列することにより、各圧力室周辺の流路の構成を同じにすることができる。
本発明の液体移送装置(3)においては、複数の第1プレート(25、26)のそれぞれには、突起(52、62)及び第1貫通孔(54、64)がそれぞれ複数形成されてもよく、第1貫通孔は、複数の突起のうちの隣接する2つの突起の間に形成されてもよい。この場合、共通液室内において、複数の突起と複数の第1貫通孔とが均一に配置されるため、共通液室内における流路抵抗が均一になる。したがって、共通液室から全ての圧力室に確実に液体が供給される。
本発明の液体移送装置(3)においては、複数のプレート(21、22、23、24、25、26、27、40)が、第2プレート(24)の第1プレート(25、26)と反対側に配置され、複数の圧力室(10)を構成する第3プレート(21)をさらに含んでもよく、第2プレートに連通流路を構成する流路孔(14)が形成されてもよい。また凹部(51、61)が複数の圧力室に跨って形成されてもよく、突起(52、62)が、隣接する2つの圧力室の間に形成されていてもよい。この場合、突起が隣接する2つの圧力室の側壁となる部分に重なるように形成されているので、複数のプレートを接合する際に突起に大きな圧力を加えることができる。したがって、複数のプレートを確実に密着させた状態で接合することができる。
本発明の液体移送装置(3)においては、複数のプレート(21、22、23、24、25、26、27、40)が、第2プレート(24)の第1プレート(25、26)と反対側に配置され、複数の圧力室(10)を構成する第3プレート(21)をさらに含んでもよく、第2プレートに連通流路を構成する流路孔(14)が形成されてもよい。また凹部(51、61)が複数の圧力室に跨って形成されてもよく、突起(52、62)が、複数の圧力室に重なる部分に形成されていてもよい。複数のプレートの共通液室に重なる部分のうち、圧力室とも重なる部分には、共通液室となる空間に加え、圧力室となる空間も形成されているため、特に圧力が加わりにくいが、これによると、突起が圧力室に重なる部分に形成されているので、複数のプレートの圧力室と重なる部分においても十分に圧力を加えることができる。したがって、複数のプレートを十分に密着させた状態で接合することができる。
本発明の液体移送装置(3)においては、複数のプレート(21、22、23、24、25、26、27、40)が、第2プレート(24)の第1プレート(25、26)と反対側に配置され、複数の圧力室(10)を構成する第3プレート(21)をさらに含んでもよく、第2プレートに連通流路を構成する流路孔(14)が形成されてもよい。また複数の圧力室が一方向に等間隔で配列された複数の圧力室列(8)を構成してもよく、凹部(51、61)が複数の圧力室列に跨って形成されてもよく、凹部には突起(52、53、62、63)が複数形成されてもよい。これら複数の突起のうちの一部(53、63)は、複数の圧力室に対応して一方向に等間隔で配列され、それらの内部には第1プレートを貫通する複数の第2貫通孔(15d、15e)が形成されてもよい。複数の第2貫通孔は、複数の圧力室に連通し、複数の圧力室内の液体を移送する移送流路(15)を構成してもよく、凹部の複数の圧力室列に重なる部分同士は、第2貫通孔が形成された突起(53、63)の間の部分を介して互いに連通していてもよい。この場合、凹部が複数の圧力室列に跨って形成され、複数の突起の一部が、複数の圧力室に対応して配列され、それらの内部に圧力室内の液体を移送する移送流路を構成する第2貫通孔が形成されていることにより、凹部の複数の圧力室列に重なる部分同士が、第2貫通孔が形成された突起の間の部分を介して連通するため、共通液室の容積を十分に確保することができる。したがって、共通液室において十分に圧力波を吸収することができる。
本発明の液体移送装置(3)においては、突起(52、53、62、63)が円柱形状を有していてもよい。この場合、突起を円柱形状に構成することにより、突起の、接合の際に圧力が加わる部分の面積を大きくしつつ共通液室の容積を十分に確保することができる。
本発明の液体移送装置(3)は、複数の圧力室(8)に連通し液体を噴射する複数のノズル(16)が形成されたノズルプレート(27)をさらに備える液体噴射装置(3)であってもよい。この場合も、複数のプレートの共通液室に重なる部分に十分に圧力を加えることができるので、液体噴射装置において、接合したプレートの間に隙間が生じ、その隙間から液体が漏れ出してしまうのを防止することができる。
本発明の第2の態様に従えば、液体移送装置(3)の製造方法であって、複数のプレート(21、22、23、24、160、40)に、複数の圧力室(10)、複数の圧力室に液体を供給する共通液室(11)、及び複数の圧力室と共通液室とを連通させる連通流路(12、13、14)を含む液体流路(10、11、12、13、14)を構成する流路孔を形成することと、流路孔が形成された複数のプレートを積層して液体流路が形成された流路ユニット(30)を形成することと、複数の圧力室内の液体に圧力を付与する圧力付与機構(31)を、流路ユニットに設けることとを含み、複数のプレートは、第1プレート(160)と第1プレートの一表面に接合される第2プレート(24)とを含み、流路孔を形成する際に、第1プレートに、その一表面に開口を有し、共通液室を構成する凹部(161)を形成するとともに、凹部の底壁から第2プレートに接触するように延在する突起(162、163)を形成する液体移送装置の製造方法が提供される。
本発明の液体移送装置の製造方法によれば、第1プレートに凹部及び凹部の底壁から第2プレートに接触するように延在する突起を形成することにより、積層工程において、突起が第2プレートに接触するため、積層方向から見て、複数のプレートの突起と重なる部分にも圧力を加えることができる。したがって、共通液室に重なる領域においても、プレート同士が確実に密着した状態で接合を行うことができる。
本発明の液体移送装置(3)の製造方法においては、複数のプレート(21、22、23、24、25、26、40、41)が、複数の第1プレート(25、26)と、1枚の第2プレート(24)とを含んでもよく、流路孔形成工程において、凹部(51、61)の底壁の突起(52、62)と異なる位置に、第1プレートを貫通する貫通孔(54、64)を形成してもよい。積層工程において、複数の第1プレートが互いに隣接し、第2プレートが複数の第1プレートのうち最も外側に位置する第1プレートの一表面に接合されるように、複数のプレートを積層してもよい。この方法によれば、複数の第1プレートを積層させることにより、各第1プレートの凹部同士が貫通孔を介して連通し1つの共通液室となるので、共通液室の容積を十分に確保することができる。
本発明の液体移送装置(3)の製造方法においては、流路孔形成工程において、第1プレート(25、26)の一表面から、共通液室(11)となる部分に突起(52、53、62、63)が形成される部分を除いてハーフエッチングを施すことによって、凹部(51、61)及び突起を形成してもよい。この方法によれば、第1プレートの一方の表面からハーフエッチングを施すことにより、第1プレートに凹部及び突起を容易に形成することができる。
本発明の液体移送装置(3)の製造方法においては、流路孔形成工程において、第1プレート(25、26)の一表面と反対側の表面から、貫通孔(54、15d、64、15e)が形成される部分にエッチングを施すことにより、貫通孔を形成してもよい。この方法によれば、第1プレートの凹部と反対側の表面からエッチングを施すことにより、第1プレートに貫通孔を容易に形成することができる。
本発明の液体移送装置(3)の製造方法においては、積層工程において、複数のプレート(21、22、23、24、25、26、40)を接着剤により互いに接合してもよい。接着剤によってプレートの接合を行う際には、プレートを十分に密着させる必要があるが、接合を行う際に複数のプレートの突起に重なる部分にも圧力を加えることができるため、プレート同士を十分に密着させた状態で接着剤による接着を行うことができる。
本発明の液体移送装置(3)の製造方法においては、複数のプレート(21、22、23、24、25、26、40)が金属材料からなってもよく、積層工程において、複数のプレートを金属拡散接合により互いに接合してもよい。この方法によれば、プレートが金属材料により構成されている場合には、金属拡散接合によってプレート同士を確実に接合することができる。金属拡散接合によってプレートの接合を行う際には、プレートを十分に密着させる必要があるが、接合を行う際に複数のプレートの突起に重なる部分にも圧力を加えることができるため、プレート同士を十分に密着させた状態で金属拡散接合を行うことができる。
以下、本発明の好適な実施の形態について説明する。図1は、本発明における実施の形態に係るプリンタ1の概略構成図である。図1に示すように、プリンタ1はキャリッジ2、インクジェットヘッド3(液体移送装置、液体噴射装置)、用紙搬送ローラ4などを備えている。キャリッジ2は、走査方向(図1の左右方向)に往復移動する。インクジェットヘッド3は、キャリッジ2の下面に取り付けられており、キャリッジ2とともに走査方向に往復移動しながらその下面に形成されたノズル16(図2参照)からインクを吐出する。用紙搬送ローラ4は、記録用紙Pを紙送り方向(図1の手前方向)に搬送する。そして、プリンタ1においては、用紙搬送ローラ4により紙送り方向に搬送される記録用紙Pに、キャリッジ2とともに走査方向に往復移動するインクジェットヘッド3からインクを吐出することにより、記録用紙Pに印刷を行う。そして、印刷が完了した記録用紙Pは、用紙搬送ローラ4により排出される。
次に、インクジェットヘッド3について図2〜図8を用いて説明する。ただし、図面をわかりやすくするため、図2、図3においては、後述する突起52、53、62、63を一点鎖線で図示し、貫通孔54、64を破線で図示している。また、図8においては、突起52、53、62、63が形成されている部分にハッチングを施している。
図2〜図7に示すように、インクジェットヘッド3は、圧力室10及びマニホールド流路(共通液室)11を含むインク流路が形成された流路ユニット30と、圧力室10内のインクに圧力を付与する圧電アクチュエータ(圧力付与機構)31とを有する。
図2〜図7に示すように、流路ユニット30は、上から順に、キャビティプレート21、ベースプレート22、アパーチャプレート23、サプライプレート24、2枚のマニホールドプレート25、26及びノズルプレート27の7枚のプレートが互いに積層されることによって構成されている。これら7枚のプレート21〜27は金属材料により構成されている。なお、本実施の形態においては、マニホールドプレート25、26が本発明の請求項に係る第1プレートに相当し、サプライプレート24がマニホールドプレート25の上面(最も外側に位置する第1プレートの一表面)に接合された本発明の請求項に係る第2プレートに相当し、キャビティプレート21がサプライプレート24の上方に(マニホールド流路25と反対側に)設けられた本発明の請求項に係る第3プレートに相当する。
キャビティプレート21には、複数の圧力室10が形成されており、キャビティプレート21は圧力室10を区画する。複数の圧力室10は、走査方向(図2の左右方向)に長い略楕円の平面形状を有しており、紙送り方向(図2の上下方向)に沿って6つずつ配置されて、圧力室列8を構成する。圧力室列8は、走査方向(図2の左右方向)に2列に配列されている。ベースプレート22には、平面視で(プレート21〜27の積層方向から見て)複数の圧力室10の長手方向の一方(図2の左右方向に関する外側)の端部に複数の貫通孔12が形成されている。また、ベースプレート22には、平面視で圧力室10の長手方向の他方(図2の左右方向に関する内側)の端部に貫通孔15aが形成されている。
アパーチャプレート23には、平面視で貫通孔12と重なる部分から圧力室10の略中央部まで圧力室10の長手方向に延びた、絞りとしてのアパーチャ13が形成されている。また、アパーチャプレート23には、平面視で貫通孔15aに重なる位置に貫通孔15bが形成されている。サプライプレート24には、平面視でアパーチャ13の貫通孔12と反対側の端部に重なる位置に貫通孔14が形成されている。また、サプライプレート24には、平面視で貫通孔15bに重なる位置に貫通孔15cが形成されている。
マニホールドプレート25には、その上面(一表面)に開口を有し、平面視で2つの圧力室列8に跨って延びた凹部51が形成されている。凹部51には複数の突起52、53及び複数の貫通孔(第1貫通孔)54が形成されている。なお、凹部51の開口は、マニホールドプレート25の上面に積層されたサプライプレート24によって塞がれている。
複数の突起52は略円柱形状を有しており、凹部51の底壁からサプライプレート24に接触するように延在しており、その先端がサプライプレート24の下面に接合されている(接触している)。また、複数の突起52は、図2の上下方向(一方向)及び左右方向に等間隔で配列されており、これらのうちの一部は、平面視で圧力室10に重なる位置、及び、隣接する圧力室10の間に重なる位置(圧力室10の側壁となる部分)に配置されている。
複数の突起53は略円柱形状を有しており、平面視で複数の圧力室10に対応して形成された複数の貫通孔15c、及び、複数の貫通孔15cを取り囲む領域に配置され(複数の圧力室10に対応して図2の上下方向に等間隔に配列され)る。また、複数の突起53は凹部51の底壁からサプライプレート24に接触するように延在しており、その先端がサプライプレート24の下面に接合されている。また、複数の突起53の内部には、平面視で貫通孔15cに重なる部分に貫通孔(第2貫通孔)15dが形成されている。そして、凹部51の平面視で2つの圧力室列8に重なる部分同士は、隣接する突起53の間の部分を介して連通している。
複数の貫通孔54は、図2の上下方向及び左右方向に等間隔で配列されており、平面視で複数の突起52から図2の上下方向及び左右方向に関して隣接する2つの突起52の間隔の半分だけずれた位置に配置されている(凹部51の底壁の突起52、53と異なる位置に形成されている)。つまり、図2の上下方向に配列された複数の突起52の列の間に、図2の上下方向に配列された複数の貫通孔54の列が配置されている。
マニホールドプレート26は、マニホールドプレート25と同じ形状のプレートであり、凹部61、複数の突起62、複数の突起63及び複数の貫通孔64(第1貫通孔)が形成されている。凹部61は凹部51と同様のものであり、その開口がマニホールドプレート25によって塞がれている。複数の突起62、63は、それぞれ複数の突起52、53と同様のものであり、その先端がマニホールドプレート25の下面に接合されている。また、複数の突起63の内部には貫通孔15dと同様の貫通孔(第2貫通孔)15eが形成されている。複数の貫通孔64は複数の貫通孔54と同様のものである。
そして、マニホールドプレート25とマニホールドプレート26とが互いに隣接して積層されることにより、貫通孔54を介して凹部51と凹部61とが連通し、マニホールド流路11が形成される。なお、マニホールド流路11には、後述する振動板40に形成されたインク供給口9からインクが供給される。
このとき、図2に示すように、凹部51、61が平面視で2つの圧力室列8に跨って形成され、凹部51、61の平面視で2つの圧力室列8に重なる部分の間に、それぞれ、複数の突起53、63が形成されているので、凹部51、61の平面視で2つの圧力室列8に重なる部分同士は、それぞれ、突起53、63の間の部分を介して互いに連通している。
このように、マニホールド流路11が、積層方向に関して凹部51と凹部61とにわたって形成されているとともに、平面視で2つの圧力室列8に跨って形成されているので、マニホールド流路11の容積を十分に確保することができ、後述するように圧力室10内のインクに圧力を付与したときに発生する圧力波をマニホールド流路11内において十分に減衰させることができる。
また、マニホールド流路11内に突起52、53、62、63が設けられていることにより、マニホールド流路11の流路抵抗が大きくなり、マニホールド流路11から圧力室10に必要以上の液体が流れ出すのを防止することができる。
また、複数の突起52、53、62、63及び貫通孔54、64が、複数の圧力室10と同じ図2の上下方向に等間隔で配列されているので、圧力室10の各々と、圧力室10の各々の近傍に配置された突起52、53、62、63及び貫通孔54、64との位置関係は全て同じとなっている。これにより、マニホールド流路11における、複数の圧力室10周辺の流路抵抗が均一になり、複数のノズル16から吐出されるインクの吐出体積、インクの吐出速度等、インクの吐出特性にばらつきが生じるのが抑制される。
さらに、図2の上下方向に配列された突起52、62の列の間に図2の上下方向に配列された貫通孔54、64の列が配置されているので、マニホールド流路11内において、突起52と貫通孔54、及び、突起62と貫通孔64とがそれぞれ均一に配置される。これにより、マニホールド流路11全域において流路抵抗が均一になり、マニホールド流路11から全ての圧力室10に確実にインクを供給することができる。
ノズルプレート27には、平面視で複数の貫通孔15eに重なる位置に複数のノズル16が形成されている。また、ノズルプレート27は、貫通孔64のマニホールドプレート26の下面における開口を塞いでいる。そして、これら7枚のプレート21〜27が積層されることにより、マニホールド流路11は、貫通孔14、アパーチャ13及び貫通孔12を介して複数の圧力室10に連通し、複数の圧力室10は、それぞれ貫通孔15a〜15eが重なることにより形成されたディセンダ流路(移送流路)15を介してノズル16に連通している。このように、流路ユニット30には、マニホールド流路11の出口から圧力室10を介してノズル16まで連通する複数の個別インク流路が形成されている。ここで、マニホールド流路11と圧力室10とを連通させる貫通孔12、14及びアパーチャ13により構成される流路が本発明に係る連通流路に相当する。
次に、圧電アクチュエータ31について説明する。圧電アクチュエータ31は、振動板40、圧電層41及び複数の個別電極42を有している。
振動板40は金属材料からなり、複数の圧力室10を覆うようにキャビティプレート21の上面に接合されている。また、振動板40は導電性を有し、個別電極42との間で圧電層41を挟む共通電極を兼ねており、常にグランド電位に保持されている。
圧電層41は、チタン酸鉛とジルコン酸鉛との固溶体であり強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)を主成分とする圧電材料からなり、振動板40の上面に複数の圧力室10にわたって形成されている。また、圧電層41は、予めその厚み方向に分極されている。
複数の個別電極42は金属などの導電材料からなる。複数の個別電極42は平面視で圧力室10よりも一回り小さい略楕円形状を有しており、複数の圧力室10の略中央部に重なる位置に配置されている。複数の個別電極42は、それぞれその長手方向に関してノズル16と反対側に、圧力室10と重ならない位置まで延びており、その先端部が、図示しないフレキシブル配線基板(FPC)との電気的接続を行うための接点42aとなっている。個別電極42には図示しないドライバICにより、FPC及び接点42aを介して駆動電位が付与される。
ここで、圧電アクチュエータ31の駆動方法について説明する。個別電極42は予めグランド電位に保持されており、ドライバICにより、複数の個別電極42のいずれかに駆動電位が付与されると、駆動電位が付与された個別電極42と共通電極としての振動板40とに挟まれた部分において、圧電層41に電位差が生じ、圧電層41のこの部分には厚み方向の電界が発生する。この電界の方向は圧電層41の分極方向と同一であるので、圧電層41は厚み方向と直交する水平方向に収縮し、圧電層41の収縮に伴って、圧電層41の下面に配置された振動板40が下に凸になるように変形する。これにより、圧力室10の容積が下がり圧力室10内のインクの圧力が上昇するので、圧力室10に連通するノズル16からインクが吐出される。個別電極42をグランド電位に戻すと、この変形が元に戻り、圧力室10の容積が増加する。これにより、圧力室10内の圧力が低下し、圧力室10に連通するマニホールド流路11から圧力室10にインクが導入される。
このとき、圧力室10内のインクの圧力の変動により、圧力室10内には圧力波が発生するが、前述したようにマニホールド流路11の容積が十分に確保されているので、圧力室10からマニホールド流路11に伝播した圧力波を、マニホールド流路11内において効率よく減衰させることできる。
次に、インクジェットヘッド3の製造方法について説明する。
インクジェットヘッド3を製造するには、まず、プレート21〜27にインク流路を構成する流路孔を形成する。より詳細には、プレート21〜24にはエッチングを施し、複数の圧力室10、複数の貫通孔12、14、複数のアパーチャ13及び複数の貫通孔15a、15b、15cを形成する。ノズルプレート27にはプレス加工により複数のノズル16を形成する。
マニホールドプレート25、26に流路孔を形成する方法について図9、図10を用いて説明する。図9は、マニホールドプレート25、26に流路孔を形成する工程の前半を示す図であり、(a)が平面図、(b)、(c)がそれぞれ。IX(B)−IX(B)線断面図、IX(C)−IX(C)線断面図である。図10は、マニホールドプレート25、26に流路孔を形成する工程の後半を示す図であり、(a)が平面図、(b)、(c)がそれぞれX(B)−X(B)線断面図、X(C)−X(C)線断面図である。
マニホールドプレート25、26に流路孔を形成するには、図9に示すように、マニホールドプレート25、26の上面の、凹部51を取り囲む部分に重なる領域、突起52、62となる部分に重なる領域、及び、突起53、63となる部分に重なる領域のうち貫通孔15d、15eが形成される部分を除く領域をマスクM1で覆い、この面からハーフエッチングを施すことにより、凹部51、61、突起52、62、53、63及び貫通孔15d、15eのこの面側の略半分を形成する。この後、マスクM1を除去する。
次に、図10に示すように、マニホールドプレート25、26の下面(一表面と反対側の表面)の、貫通孔54、64及び貫通孔15d、15eが形成される部分を除く領域をマスクM2で覆い、この面からエッチングを施すことにより、貫通孔54、64及び貫通孔15d、15eを形成する。この後、マスクM2を除去する。
このように、マニホールドプレート25、26に、上面からハーフエッチングを施し下面からエッチングを施すことにより、マニホールドプレート25に凹部51、複数の突起52、53及び貫通孔54、15dを、マニホールドプレート26に凹部61、複数の突起62、63及び貫通孔64、15eをそれぞれ容易に形成することができる。
次に、プレート21〜27及び予め作製しておいた振動板40を前述した位置関係となるように積層し、積層方向の両側から押圧してプレート21〜27及び振動板40に圧力を付与しつつ加熱を行う金属拡散接合によって互いに接合させる。
ここで、プレート21〜27及び振動板40を接合する際には、上述したように積層方向に圧力を加える必要があるが、比較的大きな空間となる凹部51、61にはそれぞれ突起52、53及び突起62、63が形成されており、突起52、53及び突起62、63の先端が、それぞれ、サプライプレート24の下面及びマニホールドプレート25の下面に接触していることにより、各プレートの平面視で突起52、53、62、63に重なる部分、つまり、圧力が加わりにくい平面視で凹部51、61(マニホールド流路11)に重なる部分に十分な圧力を加えることができる。これにより、プレート21〜27及び振動板40が十分に密着した状態で接合される。したがって、接合したプレート21〜27及び振動板40の間に隙間が生じ、その隙間からインクが漏れ出してしまうのを防止することができる。
さらに、マニホールドプレート25、26は同じ形状及び配置を有しているため、平面視で突起52と突起62、及び、突起53と突起63とがそれぞれ完全に重なる。したがって、各プレートの平面視で突起52、53、62、63に重なる部分により大きな圧力を加えることができ、プレート同士がさらに密着した状態で接合される。また、マニホールドプレート25とマニホールドプレート26とが同じ部品であるので、部品の種類を減らすことができ、製造工程が簡略化される。
加えて、複数の突起52、62のうちの一部が、平面視で圧力室10の側壁となる部分に重なる位置に形成されていることにより、複数のプレート21〜27及び振動板40に大きな圧力を加えることができる。
また、平面視でマニホールド流路11に重なる部分のうち、圧力室10にも重なる部分には、マニホールド流路11となる空間に加え、圧力室10となる空間も形成されているため、特に圧力が加わりにくいが、複数の突起52、62のうちの一部が、平面視で圧力室10に重なる部分に形成されていることにより、この部分にも十分な圧力を加えることができる。
また、突起52、53、62、63が略円柱形状であるので、突起52、53のサプライプレート24との接触面積及び突起62、63のマニホールドプレート25との接触面積を大きくしつつ、マニホールド流路11の容積を十分に確保することができる。
そして、形成された流路ユニット30と振動板40との積層体において、振動板40の表面に、エアロゾルデポジション法(AD法)、スパッタ法、CVD等により圧電層41を形成し、圧電層41の上面に個別電極35を形成する。以上のようにして、インクジェットヘッド3が製造される。
以上に説明した実施の形態によると、突起52、53の先端がサプライプレート24の下面に接触し、突起62、63の先端がマニホールドプレート25の下面に接触しているので、プレート21〜27及び振動板40を接合する際に、平面視で突起52、53、62、63に重なる部分に十分に圧力を加えることができる。これにより、接合したプレート21〜27及び振動板40を十分に密着させた状態でプレート21〜27及び振動板40を接合することができる。したがって、接合したプレート21〜27及び振動板40との間に隙間が生じ、その隙間から液体が漏れ出してしまうのを防止することができる。
このとき、マニホールドプレート25とマニホールドプレート26とが同じ形状を有しており、平面視で突起52と突起62、及び、突起53と突起63とがそれぞれ重なるため、さらに大きな圧力を加えることができる。また、マニホールドプレート25とマニホールドプレート26とが同じ形状であるので、部品の種類を減らすことができ、インクジェットヘッド3の製造(流路ユニット30の作製)が簡略化される。
さらに、複数の突起52、62のうちの一部が、平面視で圧力室10の側壁となる部分に重なる位置に形成されていることにより、複数のプレート21〜27及び振動板40に大きな圧力を加えることができる。
加えて、平面視で共通液室11に重なる部分のうち、圧力室10にも重なる部分は特に圧力が加わりにくいが、複数の突起52、62のうちの一部が、平面視で圧力室10に重なる部分に形成されていることにより、この部分にも十分な圧力を加えることができる。
また、マニホールドプレート25、26に、上面からハーフエッチングを施し下面からエッチングを施すことにより、マニホールドプレート25に凹部51、複数の突起52、53及び貫通孔54を、マニホールドプレート26に凹部61、複数の突起62、63及び貫通孔64をそれぞれ容易に形成することができる。
また、マニホールド流路11内に設けられた突起52、53、62、63により、マニホールド流路11内の圧力波が吸収されるため、圧力波を効率よく減衰させることができる。さらにマニホールド流路11は、突起52、53、62、63が設けられていることにより、流路抵抗が大きくなっている。このため、例えばマニホールド流路11から複数の圧力室10に対して連続してインクを供給する場合でも、マニホールド流路11内にはインクの流れが生じにくい。したがって、連続してインクが供給されてきたある圧力室10に対するインクの供給を、印字データに従って急に止めたとしても、マニホールド流路11からインクの供給を止めた圧力室10に、インクが流れによって流れ出すのを防止することができる。
また、複数の貫通孔54を介して凹部51と凹部61とが連通し、1つのマニホールド流路11となっているので、マニホールド流路11の容積を十分に確保することができ、マニホールド流路11内において圧力波を効率よく減衰させることができる。
さらに、凹部51、61が2つの圧力室列8に跨って形成され、凹部51、61の平面視で2つの圧力室列8に重なる部分同士が、それぞれ、凹部51の突起53の間の部分、及び、凹部61の突起63の間の部分を介して連通しているので、マニホールド流路11の容積を十分に確保することができ、マニホールド流路11内において圧力波をさらに効率よく減衰させることができる。
また、複数の圧力室10が図2の上下方向に等間隔に配列され、複数の突起52、62及び貫通孔54、64が、図2の上下方向に等間隔で配列され、複数の突起53、63が、複数の圧力室10に対応して、図2の上下方向に等間隔で配列されているので、圧力室10の各々と、圧力室10の各々の近傍に配置された突起52、53、62、63及び貫通孔54、64との位置関係は全て同じとなっている。これにより、マニホールド流路11における、複数の圧力室10周辺の流路抵抗が均一になり、複数のノズル16から吐出されるインクの吐出特性にばらつきが生じるのが抑制される。
さらに、図2の上下方向に配列された突起52、62の列の間に図2の上下方向に配列された貫通孔54、64の列が配置されているので、マニホールド流路11内において、突起52と貫通孔54、及び、突起62と貫通孔64とがそれぞれ均一に配置される。これにより、マニホールド流路11全域において流路抵抗が均一になり、マニホールド流路11から全ての圧力室10に確実にインクを供給することができる。
また、突起52、53、62、63が略円柱形状であるので、突起52、53のサプライプレート24との接触面積及び突起62、63のマニホールドプレート25との接触面積を大きくしつつ、マニホールド流路11の容積を十分に確保することができる。
次に、本実施形態に種々の変更を加えた変形例について説明する。ただし、本実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付し適宜その説明を省略する。
変形例1では、図11に示すように、マニホールドプレート70に形成された複数の突起72とマニホールドプレート80に形成された複数の突起82とが、平面視で一部分においてのみ重なっている。この場合でも、平面視で突起72と突起82とがその一部分において重なっているため、プレート21〜24、27、70、80及び振動板40を接合する際に、突起72及び突起82に重なる部分に大きな圧力を加えることができ、プレート21〜24、27、70、80及び振動板40を十分に密着させた状態で接合することができる。
変形例2では、図12に示すように、マニホールドプレート100に形成された突起102が、平面視でマニホールドプレート90に形成された隣接する2つの突起92の間に位置している。つまり、平面視で突起92と突起102とが互いに重ならないように配置されている。この場合でも、突起92の先端がサプライプレート24の下面に接触し、突起102の先端がマニホールドプレート90の下面に接触しているため、プレート21〜24、27、90、100及び振動板40を接合する際に平面視で突起92、102に重なる部分に圧力を加えることができ、プレート21〜24、27、90、100及び振動板40を十分に密着させた状態で接合を行うことができる。
変形例3では、図13に示すように、マニホールドプレート110に形成された複数の突起112のうち、圧力室10の短手方向(図13の短手方向)に関して隣接する2つの突起112の間に貫通孔114が形成され、マニホールドプレート120に形成された複数の突起122のうち、圧力室10の短手方向に関して隣接する2つの突起122の間に貫通孔124が形成されている。つまり、突起112と貫通孔114、及び、突起122と貫通孔124が、それぞれ圧力室10の短手方向に関して交互に配置されている。この場合には、突起112と貫通孔114、及び、突起122と貫通孔124とが、それぞれマニホールド流路11内において均一に配置されるため、マニホールド流路11内の流路抵抗が均一になり、マニホールド流路11から全ての圧力室10に確実にインクが供給される。
変形例4では、ベースプレート22とマニホールドプレート25との間に、実施の形態のアパーチャプレート23及びサプライプレート24が積層される(図4参照)代わりに、図14に示すようにプレート130が積層されている。プレート130の上面には、複数の圧力室10に対応して、圧力室10の短手方向における略中央部の、平面視で貫通孔12に重なる部分から圧力室10の長手方向にディセンダ流路15近傍まで延びた複数の凹部131が形成されている。複数の凹部131には、それぞれ、ディセンダ流路15近傍から圧力室10の長手方向に並んだ2つの貫通孔134が形成されている。また、プレート130の平面視でディセンダ流路15に重なる部分には貫通孔15fが形成されている。この場合には、凹部51は、2つの貫通孔134、凹部131及び貫通孔12を介して圧力室10に連通しており、凹部131のうち、平面視で図14の右側の貫通孔134に重なる部分及びこの部分よりも左側の部分がマニホールド流路の一部となり、平面視で図14の右側の貫通孔134に重なる部分よりも右側の部分がアパーチャとなる。
変形例5では、図15に示すように、キャビティプレート21の上面に8枚の圧電層142が積層される。下から2番目と3番目とに積層された圧電層142の間及び下から4番目と5番目とに積層された圧電層142の間の、平面視で圧力室10に重なる位置に複数の個別電極143が形成される。また、下から1番目と2番目とに積層された圧電層142の間、下から3番目と4番目とに積層された圧電層142の間及び下から5番目と6枚目の圧電層142の間に、それぞれ、その全域にわたって共通電極144が形成されることにより、圧電アクチュエータ141が構成されている。このように、圧電アクチュエータは、本実施形態で説明した圧電アクチュエータ31と異なる種類のものであってもよい。さらには、圧力室10内のインクに圧力を付与することができるものであれば、圧電アクチュエータ以外のものであってもよい。
変形例6では、図16に示すように、複数のマニホールドプレートが積層されるのではなく、1枚のマニホールドプレート160(第1プレート)が、サプライプレート24(第2プレート)とノズルプレート27との間に介在する。マニホールドプレート160は、本実施形態と同様に、その上面(一表面)に開口を有し、平面視で2つの圧力室列8に重なる凹部161が形成されている。凹部161には、凹部161の底壁からサプライプレート24に接触するように突起162、163が延在し、それらの先端がサプライプレート24の下面に接合されている。また突起163の内部には貫通孔15gが形成されている。ただし、凹部161の底壁には、本実施形態とは異なり貫通孔は形成されていない。この場合でも、突起162、163の先端がサプライプレート24の下面に接触しているため、プレート21〜24、27、160及び振動板40を接合する際に平面視で突起162、163に重なる部分に十分に圧力を加えることができる。このため、プレート21〜24、160、27、及び振動板40を十分に密着させた状態で接合することができる。また、この場合も基本的には本実施形態と同様に、流路孔形成工程、及び積層工程を経て流路ユニット30と振動板40との積層体を形成し、さらに振動板40上に圧電層41、及び個別電極35を形成することにより、インクジェットヘッド3を製造することができる。ただし本実施形態とは異なり、マニホールドプレート160は1枚なので、流路孔形成工程において、1枚のマニホールドプレート160にのみ、凹部161、突起162、163、及び貫通孔15fを形成すればよい。接合工程においても、1枚のマニホールドプレート160を、他のプレートと接合すればよい。
また、本実施形態では、プレート21〜27及び振動板40を金属拡散接合により接合したが、これらを接着剤により接合してもよい。プレート21〜27及び振動板40を接着剤により接着する際にも、プレート21〜27及び振動板40に圧力を加える必要があり、平面視で突起52、53、62及び63が形成されている部分にも十分に圧力を加えることができるので、プレート21〜27及び振動板40の間に隙間が生じるのが防止される。
前記実施形態、及びその変形例では、キャリッジ2の下面に取り付けられ、キャリッジ2とともに走査方向に往復移動しながらその下面に形成されたノズル16からインクを吐出するインクジェットヘッド3に本発明を適用した例について説明した。しかし本発明はこれに限らず、複数のプレートを積層することにより形成され、その内部に共通液室や圧力室等の空間が形成されるインクジェットヘッドであれば適用することができる。例えば、複数のノズルが走査方向にわたって直列に並んでいるライン型ヘッドにも適用することができる。この場合、インクジェットヘッドを走査方向に往復移動させる必要はなく、キャリッジ2は必須ではない。
また、前記実施形態、及びその変形例では、振動板40の表面に、エアロゾルデポジション法(AD法)、スパッタ法、CVD等により圧電層41を形成し、圧電層41の上面に個別電極35を形成することにより、圧力付与機構を形成したが、圧力付与機構は上記のように形成されたものに限られない。例えば、セラミックス粉末、バインダ、溶剤を混合したものを1枚の厚さが30μm程度になるように扁平に成形した圧電セラミックス素材のシート(グリーンシート)を利用してもよい。複数枚のシート面に導電性ペーストで電極層を形成し、その複数枚のグリーンシートを積層して焼成することで、圧力付与機構を形成することができる。
また、以上の説明では、本発明をノズルからインクを吐出するインクジェットヘッドに適用した例について説明した。しかし、複数のプレートを積層することによって、圧力室、圧力室に液体を供給する液室、及び圧力室と液室とを連通する流路が形成された流路ユニットと、圧力室内の液体に圧力を付与する圧力付与機構とを備え、所定のプレートの一表面に形成された凹部と、凹部を塞ぐ他のプレートによって液室が形成され、凹部の底壁から延在する突起が、凹部を塞ぐ他のプレートに接触するような構造を有する液体移送装置であれば、任意の液体移送装置に適用することができる。そのような液体移送装置への液体の供給及び排出口は、用途に応じて任意の部位に設けることができる。排出口の形状もノズルに限らず任意の形状のものを採用し得る。移送する液体はインクに限られない。例えば、本発明を、試薬、生体溶液、配線材料溶液、電子材料溶液、冷媒用、燃料用などインク以外の液体を移送する液体移送装置に適用することも可能である。
本発明の実施の形態に係るプリンタの概略構成図である。 図1のインクジェットヘッドの平面図である。 図2の部分拡大図である。 図3のIV−IV線断面図である。 図3のV−V線断面図である。 図3のVI−VI線断面図である。 図3のVII−VII線断面図である。 図4〜7のマニホールドプレートの平面図である。 マニホールドプレートの製造工程の前半を示す図である。 マニホールドプレートの製造工程の後半を示す図である。 変形例1の図5相当の断面図である。 変形例2の図5相当の断面図である。 変形例3の図6相当の断面図である。 変形例4の図4相当の断面図である。 変形例5の図4相当の断面図である。 変形例6の図5相当の断面図である。
符号の説明
3 インクジェットヘッド
10 圧力室
11 マニホールド流路
21〜27 プレート
31 圧電アクチュエータ
40 振動板
51 凹部
52、53 突起
54 貫通孔
61 凹部
62、63 突起
64 貫通孔
70 マニホールドプレート
72 突起
80 マニホールドプレート
82 突起
90 マニホールドプレート
92 突起
100 マニホールドプレート
102 突起
110 プレート
111 凹部
114 貫通孔
131 圧電アクチュエータ

Claims (18)

  1. 複数のプレートが積層されることによって構成される液体移送装置であって、
    複数の圧力室、前記複数の圧力室に液体を供給する共通液室、及び前記複数の圧力室と前記共通液室とを連通させる連通流路を含む液体流路を有する流路ユニットと、
    前記複数の圧力室内の液体に圧力を付与する圧力付与機構とを備え、
    前記複数のプレートが、第1プレートと該第1プレートの一表面に接合された第2プレートとを含み、
    前記第1プレートには、前記一表面に開口を有し共通液室を構成する凹部が形成され、
    前記凹部には、該凹部の底壁から、前記第2プレートに接触するように突起が延在し、
    前記第2プレートは、前記第1プレートの前記一表面及び前記突起の先端に接触し、前記開口を塞いでいる液体移送装置。
  2. 前記複数のプレートは、複数の前記第1プレートと、1枚の前記第2プレートとを含み、前記複数の第1プレートは互いに隣接して積層され、前記第2プレートは複数の第1プレートのうち最も外側に位置する第1プレートの前記一表面に接合されており、前記複数の第1プレートにはそれぞれ、前記凹部の底壁の突起と異なる位置に、当該第1プレートを貫通する第1貫通孔が形成されている請求項1に記載の液体移送装置。
  3. 前記複数の第1プレートのそれぞれに形成された突起同士が、少なくとも一部分において互いに重なっている請求項2に記載の液体移送装置。
  4. 前記複数の第1プレートが全て同じ形状である請求項3に記載の液体移送装置。
  5. 前記複数の第1プレートには、前記突起及び前記第1貫通孔がそれぞれ複数形成されており、複数の圧力室の各々と、複数の圧力室の各々の近傍に形成された突起及び第1貫通孔との位置関係が、全て同じである請求項2に記載の液体移送装置。
  6. 前記複数の圧力室が一方向に等間隔で配列されており、複数の前記突起及び複数の前記第1貫通孔が、それぞれ前記一方向に等間隔で配列されている請求項5に記載の液体移送装置。
  7. 前記複数の第1プレートのそれぞれには、前記突起及び前記第1貫通孔がそれぞれ複数形成されており、第1貫通孔は、複数の突起のうちの隣接する2つの突起の間に形成されている請求項2に記載の液体移送装置。
  8. 前記複数のプレートは、前記第2プレートの前記第1プレートと反対側に配置され、前記複数の圧力室を構成する第3プレートをさらに含み、第2プレートに前記連通流路を構成する流路孔が形成されており、前記凹部が複数の圧力室に跨って形成されており、前記突起が、隣接する2つの圧力室の間に形成されている請求項1〜7のいずれか1項に記載の液体移送装置。
  9. 前記複数のプレートは、前記第2プレートの前記第1プレートと反対側に配置され、前記複数の圧力室を構成する第3プレートをさらに含み、第2プレートに前記連通流路を構成する流路孔が形成されており、前記凹部が複数の圧力室に跨って形成されており、前記突起が、複数の圧力室に重なる部分に形成されている請求項1〜8のいずれか1項に記載の液体移送装置。
  10. 前記複数のプレートは、前記第2プレートの前記第1プレートと反対側に配置され、前記複数の圧力室を構成する第3プレートをさらに含み、第2プレートに前記連通流路を構成する流路孔が形成されており、複数の圧力室は一方向に等間隔で配列された複数の圧力室列を構成しており、前記凹部が複数の圧力室列に跨って形成されており、凹部には前記突起が複数形成されており、これら複数の突起のうちの一部は、複数の圧力室に対応して前記一方向に等間隔で配列され、それらの内部には第1プレートを貫通する複数の第2貫通孔が形成されており、当該複数の第2貫通孔は、複数の圧力室に連通し、複数の圧力室内の液体を移送する移送流路を構成しており、凹部の複数の圧力室列に重なる部分同士は、第2貫通孔が形成された突起の間の部分を介して互いに連通している請求項1〜9のいずれか1項に記載の液体移送装置。
  11. 前記突起が円柱形状を有している請求項1〜10のいずれか1項に記載の液体移送装置。
  12. 前記複数の圧力室に連通し液体を噴射する複数のノズルが形成されたノズルプレートをさらに備える液体噴射装置である請求項1〜11のいずれか1項に記載の液体移送装置。
  13. 液体移送装置の製造方法であって、
    複数のプレートに、複数の圧力室、複数の圧力室に液体を供給する共通液室、及び複数の圧力室と共通液室とを連通させる連通流路を含む液体流路を構成する流路孔を形成することと、
    流路孔が形成された複数のプレートを積層して液体流路が形成された流路ユニットを形成することと、
    複数の圧力室内の液体に圧力を付与する圧力付与機構を、流路ユニットに設けることとを含み、
    複数のプレートは、第1プレートと当該第1プレートの一表面に接合される第2プレートとを含み、流路孔を形成する際に、第1プレートに、その一表面に開口を有し、共通液室を構成する凹部を形成するとともに、凹部の底壁から第2プレートに接触するように延在する突起を形成する液体移送装置の製造方法。
  14. 前記複数のプレートが、複数の前記第1プレートと、1枚の前記第2プレートとを含んでおり、前記流路孔形成工程において、前記凹部の底壁の前記突起と異なる位置に、第1プレートを貫通する貫通孔を形成し、前記積層工程において、複数の第1プレートが互いに隣接し、第2プレートが複数の第1プレートのうち最も外側に位置する第1プレートの前記一表面に接合されるように、複数のプレートを積層する請求項13に記載の液体移送装置の製造方法。
  15. 前記流路孔形成工程において、前記第1プレートの前記一表面から、前記共通液室となる部分に前記突起が形成される部分を除いてハーフエッチングを施すことによって、前記凹部及び突起を形成する請求項14に記載の液体移送装置の製造方法。
  16. 前記流路孔形成工程において、前記第1プレートの前記一表面と反対側の表面から、前記貫通孔が形成される部分にエッチングを施すことにより、貫通孔を形成する請求項14又は15に記載の液体移送装置の製造方法。
  17. 前記積層工程において、前記複数のプレートを接着剤により互いに接合する請求項13〜16のいずれか1項に記載の液体移送装置の製造方法。
  18. 前記複数のプレートが金属材料からなり、前記積層工程において、複数のプレートを金属拡散接合により互いに接合する請求項13〜17のいずれか1項に記載の液体移送装置の製造方法。
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