JP4922374B2 - 磁気メモリ - Google Patents

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Description

本発明は、磁気メモリに係り、例えば電流を供給して情報の書き込みを行う磁気抵抗素子を備えた磁気メモリに関する。
近年、記憶素子として可変抵抗素子を利用した半導体メモリ、例えばMRAM(magnetic random access memory)が注目され開発が行われている。MRAMは、磁化方向により抵抗値が変化する磁気抵抗(magnetoresistive)効果を利用したMTJ(Magnetic Tunnel Junction)素子を記憶素子として用いている。特に、トンネル磁気抵抗(TMR:Tunneling Magnetoresistive)効果を利用したTMR素子は大きな抵抗変化を得られる。
MTJ素子は、2つの強磁性層で1つの非磁性層(例えば絶縁層)を挟んだ構造を持つ。一方の強磁性層(固定層)の磁化方向は固定されているが、他方の強磁性層(記録層)の磁化方向は固定されておらず、固定層の磁化方向に対して記録層の磁化方向は平行もしくは反平行になっている。TMR効果とは、これら2つの磁化方向の相対的な関係(平行/反平行)により、MTJ素子の抵抗が変化する現象である。具体的には、記録層の磁化方向が固定層に対して平行の場合に絶縁層を通して電流が流れやすくなり(抵抗が小さくなり)、反平行な場合に電流が流れにくくなる(抵抗が大きくなる)。2つの磁化方向の相対的な関係を“0”もしくは“1”に対応させれば、MTJ素子に書き込まれたデータを抵抗に応じて読み取ることのできる記憶素子を作ることができる。
このようなMRAMにおいて、MTJ素子に直接に電流を流してデータの書き込み及び読み出しを行う、いわゆるスピン注入型MRAMが知られている。スピン注入型MRAMにおけるデータの読み出し時には、読み出し電流に起因して発生する誤書き込みを防ぐ必要がある。そのために、読み出し電流の方向を記録層と固定層との磁化を平行に揃える向きにとる(例えば、特許文献1参照)。
しかし、この電流方向の決定には書き込みにおける磁化反転が生じる双方向の臨界電流値が対称(絶対値が等しい)という前提に基づいている。しかし、実験から得られる磁化反転の臨界電流値は非対称であり、その非対称性が考慮されていないという課題を有している。このため、データ読み出し時に誤書き込みが発生してしまう可能性がある。
特開2007−115320号公報
本発明は、誤書き込みを抑制することが可能な磁気メモリを提供する。
本発明の一態様に係る磁気メモリは、磁化方向が固定された固定層と、磁化方向が可変の記録層と、前記固定層と前記記録層との間に設けられた非磁性層とを含む磁気抵抗素子を具備し、前記固定層と前記記録層との磁化方向が平行状態での抵抗値Rp、前記固定層と前記記録層との磁化方向が反平行状態での抵抗値Rapとすると、
MR比=(Rap−Rp)/Rp
で表され、
前記平行状態に書き込む第1の方向の臨界電流値Ic−、前記反平行状態に書き込む第2の方向の臨界電流値Ic+とすると、
MR比≧|Ic+/Ic−|−1
を満たす場合に、読み出し電流の方向は前記第1の方向に設定される。
本発明の一態様に係る磁気メモリは、磁化方向が固定された固定層と、磁化方向が可変の記録層と、前記固定層と前記記録層との間に設けられた非磁性層とを含む磁気抵抗素子を具備し、前記固定層と前記記録層との磁化方向が平行状態での抵抗値Rp、前記固定層と前記記録層との磁化方向が反平行状態での抵抗値Rapとすると、
MR比=(Rap−Rp)/Rp
で表され、
前記平行状態に書き込む第1の方向の臨界電流値Ic−、前記反平行状態に書き込む第2の方向の臨界電流値Ic+とすると、
MR比≦|Ic+/Ic−|−1
を満たす場合に、読み出し電流の方向は前記第2の方向に設定される。
本発明の一態様に係る磁気メモリは、磁化方向が固定された固定層と、磁化方向が可変の記録層と、前記固定層と前記記録層との間に設けられた非磁性層とを含む磁気抵抗素子を具備し、前記固定層と前記記録層との磁化方向が平行状態での抵抗値Rp、前記固定層と前記記録層との磁化方向が反平行状態での抵抗値Rapとすると、
MR比=(Rap−Rp)/Rp
で表され、
前記平行状態に書き込む第1の方向の書き込み電流値I w− 、前記反平行状態に書き込む第2の方向の書き込み電流値I w+ とすると、
MR比≧|Iw+/Iw−|−1
を満たす場合に、読み出し電流の方向は前記第1の方向に設定される。
本発明の一態様に係る磁気メモリは、磁化方向が固定された固定層と、磁化方向が可変の記録層と、前記固定層と前記記録層との間に設けられた非磁性層とを含む磁気抵抗素子を具備し、前記固定層と前記記録層との磁化方向が平行状態での抵抗値Rp、前記固定層と前記記録層との磁化方向が反平行状態での抵抗値Rapとすると、
MR比=(Rap−Rp)/Rp
で表され、
前記平行状態に書き込む第1の方向の書き込み電流値I w− 、前記反平行状態に書き込む第2の方向の書き込み電流値I w+ とすると、
MR比≦|Iw+/Iw−|−1
を満たす場合に、読み出し電流の方向は前記第2の方向に設定される。
本発明によれば、誤書き込みを抑制することが可能な磁気メモリを提供することができる。
第1の実施形態に係るMTJ素子10の構成を示す断面図。 MTJ素子10の低抵抗状態と高抵抗状態とを説明する概略図。 MTJ素子10に情報を書き込む際の電流方向を説明する図。 MTJ素子10から情報を読み出す際の読み出し電流の方向を説明する図。 書き込み臨界電流値とMTJ素子10の抵抗値との関係を示すグラフ。 MR比と書き込み臨界電流比との関係を示すグラフ。 図6を読み出し電流の方向に応じて領域別に区分したグラフ。 MRAMの構成を示すブロック図。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明において、同一の機能及び構成を有する要素については、同一符号を付し、重複説明は必要な場合にのみ行う。
(第1の実施形態)
本実施形態では、抵抗変化型メモリとして磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:Magnetic Random Access Memory)が用いられる。MRAMは、磁気抵抗(magnetoresistive)効果を利用するMTJ(Magnetic Tunnel Junction)素子を記憶素子として備え、このMTJ素子の磁化配列により情報を記憶する。また、本実施形態のMRAMは、MTJ素子に双方向の電流を直接流すことにより情報を書き込むスピン注入型MRAMである。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る磁気抵抗素子(MTJ素子)10の構成を示す断面図である。MTJ素子10は、下部電極11、固定層12、非磁性層13、記録層(自由層ともいう)14、及び上部電極15が順に積層されて構成されている。なお、MTJ素子10を構成する層は、積層順序が逆転していても構わない。
固定層12は、強磁性材料からなり、その磁化方向が固定されている。例えば、固定層12に隣接して反強磁性層(図示せず)を設けることで、固定層12の磁化方向を固定することができる。記録層14は、強磁性材料からなり、その磁化方向が可変である。なお、「固定層12の磁化方向が固定されている」とは、記録層14の磁化方向を反転させる書き込み電流を流しても、固定層12の磁化方向が変化しないことを意味する。
非磁性層13は、非磁性金属、非磁性半導体、絶縁体などからなる。非磁性層13として絶縁体を用いた場合はトンネルバリア層と呼ばれ、非磁性層13として金属を用いた場合はスペーサ層と呼ばれる。非磁性層13は、固定層12と記録層14との間に働く直接的な相互作用が無視できる程度に、固定層12と記録層14とを隔離するだけの膜厚を有していることが望ましい。同時に、MTJ素子10に書き込み電流を流した場合に、固定層12を透過した伝導電子が記録層14に到達するまでに電子のスピンが反転しないことが要求されるため、非磁性層13の膜厚はスピン拡散長よりも薄いことが望ましい。
固定層12及び記録層14の容易磁化方向は膜面に垂直であってもよいし(垂直磁化)、膜面に平行であってもよい(面内磁化)。垂直磁化型の場合、面内磁化型のように磁化方向を決定するのに素子形状を制御する必要がなく、微細化に適しているという利点がある。
このように構成されたMTJ素子10は、固定層12と記録層14との磁化配列が平行であるか反平行であるかによって抵抗値が変化する。この抵抗値の変化を“0”情報または“1”情報に割り当てることで、MTJ素子10を記憶素子として使用する。
図2は、MTJ素子10の低抵抗状態と高抵抗状態とを説明する概略図である。図2中の矢印は磁化方向を示している。また、図2は、面内磁化型のMTJ素子10を一例として示しているが、これに限定されるものではなく、垂直磁化型であってもよいことは前述した通りである。
図2(a)に示すように、固定層12と記録層14との磁化方向が平行の場合(同じ向きの場合)は、MTJ素子10の抵抗は最も低くなる。この状態を“0”状態(低抵抗状態)とする。また、図2(b)に示すように、固定層12と記録層14との磁化方向が反平行の場合(反対向きの場合)は、MTJ素子10の抵抗は最も高くなる。この状態を“1”状態(高抵抗状態)とする。このように、MRAMでは、MTJ素子10の抵抗値が異なる2つの状態を、“0”情報、及び“1”情報の記憶状態に対応させている。
図3は、MTJ素子10に情報を書き込む際の電流方向を説明する図である。図3(a)に示すように、固定層12と記録層14との磁化方向を反平行状態から平行状態に変える場合、MTJ素子10には、記録層14からトンネルバリア層13を介して固定層12に流れる書き込み電流I1を供給する。これにより、スピン偏極した電子が記録層14に注入され、臨界電流値を超えた時点で、記録層14の磁化反転が起こり、固定層12と記録層14との磁化方向が平行状態となる。
また、図3(b)に示すように、固定層12と記録層14との磁化方向を平行状態から反平行状態に変える場合、MTJ素子10には、固定層12からトンネルバリア層13を介して記録層14に流れる書き込み電流I2を供給する。これにより、スピン偏極した電子が記録層14に注入され、臨界電流値を超えた時点で、記録層14の磁化反転が起こり、固定層12と記録層14との磁化方向が反平行状態となる。
図4は、MTJ素子10から情報を読み出す際の読み出し電流の方向を説明する図である。図4には、2つの読み出し電流の方向と2つの抵抗状態とにそれぞれ対応した4つの読み出し状態(図4(a)〜(d))について示している。また、記録層14と固定層12との磁化方向が反平行、つまり高抵抗状態(“1”状態)の抵抗値をRap、記録層14と固定層12との磁化方向が平行、つまり低抵抗状態(“0”状態)の抵抗値をRpとする。
図4(a)及び図4(b)に示すように、“1”情報を読み出す際の読み出し電流の方向には、記録層14から固定層12へ流れる読み出し電流I3の向きと、固定層12から記録層14へ流れる読み出し電流I5の向きとがある。この時、記録層14から固定層12へ読み出し電流I3を流す状態は、図3(a)に示した“0”情報の書き込みを行う状態と同一であり、読み出し電流I3が記録層14に対してスピントルクを与えるため、記録層14は読み出し電流I3によって擾乱を受ける。
同様に、図4(c)及び図4(d)に示すように、“0”情報を読み出す際の読み出し電流の方向には、記録層14から固定層12へ流れる読み出し電流I3の向きと、固定層12から記録層14へ流れる読み出し電流I5の向きとがある。この時、固定層12から記録層14へ読み出し電流I5を流す状態は、図3(b)に示した“1”情報の書き込みを行う状態と同一であり、読み出し電流I5が記録層14に対してスピントルクを与えるため、記録層14は読み出し電流I5によって擾乱を受ける。
このように、図4(a)及び図4(b)に示す記録層14から固定層12に読み出し電流I3を流す際には、図4(a)に示す“1”情報の読み出しで擾乱が起こり得る。一方、図4(c)及び図4(d)に示す固定層12から記録層14に読み出し電流I5を流す際には、図4(d)に示す“0”情報の読み出しで擾乱が起こり得る。
なお、図4(a)及び図4(b)に示す読み出し電流I3と同じ方向に書き込み電流を流す場合、ともに磁化の向きが平行になるのでこれらをParallelizing方向と称する。一方、図4(c)及び図4(d)に示す読み出し電流I5と同じ方向に書き込み電流を流す場合、ともに磁化の向きが反平行になるのでこれらをAnti-parallelizing方向と称する。
次に、スピン注入における磁化反転が生じる臨界電流値について説明する。図5は、磁化反転が生じる臨界電流値とMTJ素子10の抵抗値との関係を示すグラフである。図5において、横軸が電流値、縦軸が抵抗値を表している。
“1”情報を書き込む臨界電流値をIc+、“0”情報を書き込む臨界電流値をIc−とすると、磁化反転物理の起源の違いにより、Ic+とIc−との大きさは一般に異なる。図4で述べた擾乱を引き起こし得る方向の読み出し電流をIc+L、Ic−H(図5に示す)とすると、定電圧(ΔVとする)下においてこれらはそれぞれ以下の式で示される。
|Ic+L|=ΔV/Rp ・・・(1)
|Ic−H|=ΔV/Rap ・・・(2)
なお、“||”は絶対値表記である。
また、“1”状態の抵抗値をRap、“0”状態の抵抗値をRpとするMR比は以下の式で示される。
MR比=(Rap−Rp)/Rp ・・・(3)
ここで、読み出し電流にともなう擾乱について定式化を行う。擾乱は確率的に起こり、書き込み臨界電流に対して読み出し電流が大きければ大きいほど擾乱は起こりやすくなり、小さければ小さいほど擾乱は起こりにくくなる。そこで、臨界電流と読み出し電流との大きさの比の大小関係から最適な読み出し方向を決めることができる。この大小関係は、以下の式で示される。
|Ic+L/Ic+|≧|Ic−H/Ic−| ・・・(4)
|Ic+L/Ic+|≦|Ic−H/Ic−| ・・・(5)
と示される。擾乱を防ぐには、上式(4)においてはParallelizing方向、上式(5)においてはAnti-parallelizing方向に読み出し電流を設定するのが最適である。これらを式(1)、式(2)を用いてMR比、Ic+、Ic−で変形した式を以下に示す。
MR比≧|Ic+/Ic−|−1 ・・・(6)
MR比≦|Ic+/Ic−|−1 ・・・(7)
上式(6)及び(7)をプロットしたグラフを図6に示す。MR比と書き込み臨界電流比|Ic+/Ic−|との関係から読み出し方向を決定することができる。この詳細について、図6を特徴的な領域で区分した図7を用いて説明する。
図7に示す領域(a)では、読み出し電流をAnti-parallelizing方向に設定するのが最適である。また領域(b)では、読み出し電流をParallelizing方向に設定するのが最適である。例えば、|Ic+/Ic−|=1.4程度の時は、MR比が0.4(40%)よりも小さい時は読み出し電流をAnti-parallelizing方向に設定し、MR比が0.4(40%)よりも大きい時は読み出し電流をParallelizing方向に設定すればよい。
また、|Ic+/Ic−|≦1の領域(c)においては、MR比の大きさに関わらず読み出し電流をParallelizing方向に設定すればよい。特に、Ic+とIc−とが等しい場合はこれに含まれる。
このように、読み出し電流方向をMR比と書き込み臨界電流比|Ic+/Ic−|との大小関係から決定することで、読み出しに伴う誤書き込み(擾乱)を抑制することが可能となる。以下に、前述したMTJ素子10及び本実施形態の読み出し方法を用いたMRAMの構成例について説明する。
(MRAMの構成例)
図8は、第1の実施形態に係るMRAMの構成を示すブロック図である。メモリセルアレイ21には、それぞれがカラム方向に延びる複数のビット線対BL,/BLが配設され、また、それぞれがカラム方向と交差するロウ方向に延びる複数のワード線WLが配設されている。1本のビット線対BL,/BLと1本のワード線WLとの交差領域に1つのメモリセルMCを配置するようにして、複数のメモリセルMCがマトリクス状に配置されたメモリセルアレイ21が構成される。なお、図8では、簡略化のために、2本のビット線対BL1〜2,/BL1〜2、2本のワード線WL1〜2、及び4個のメモリセルMCを示しているが、実際には、これより多くのメモリセルMCによってメモリセルアレイ21が構成される。
1つのメモリセルMCは、例えば、1つの選択トランジスタSTと1つのMTJ素子10とから構成されている。選択トランジスタSTは、例えばnチャネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)から構成される。MTJ素子10の一端は、ビット線BLに電気的に接続され、その他端は、選択トランジスタSTの電流経路の一端に電気的に接続されている。選択トランジスタSTの電流経路の他端は、ビット線/BLに電気的に接続され、そのゲートは、ワード線WLに電気的に接続されている。
MTJ素子10の構成は、図1の通りである。なお、固定層12及び記録層14の各層は、図示するような単層に限定されない。例えば、固定層12及び記録層14の少なくとも一方は、複数の強磁性層からなる積層構造でもよい。
また、固定層12及び記録層14の少なくとも一方は、第1の強磁性層/非磁性層/第2の強磁性層の3層からなり、第1及び第2の強磁性層の磁化方向が反平行状態となるように磁気結合(交換結合)した反強磁性結合構造であってもよいし、第1及び第2の強磁性層の磁化方向が平行状態となるように磁気結合(交換結合)した強磁性結合構造であってもよい。
また、MTJ素子10は、ダブルジャンクション構造でもよい。ダブルジャンクション構造のMTJ素子は、第1の固定層、第1の非磁性層、自由層、第2の非磁性層、第2の固定層が順に積層されて構成される。このようなダブルジャンクション構造は、シングルジャンクション構造と比較して、小さな書き込み電流で磁化反転を誘発でき、またMR比を大きくできるという利点がある。
固定層12及び記録層14の強磁性材料としては、例えば、Co、Fe、及びNiのうちいずれか、又はこれらのいずれか1種以上を含む合金を用いることができる。
非磁性層13として金属を用いる場合には、Au、Cu、Cr、Zn、Ga、Nb、Mo、Ru、Pd、Ag、Hf、Ta、W、Pt、及びBiのうちのいずれか、あるいは、これらのいずれか1種以上を含む合金を用いることができる。なお、非磁性層13をトンネルバリア層として機能させる場合には、Al、MgO、CaO等の絶縁酸化物を用いることができる。
反強磁性層の材料としては、例えば、Fe−Mn、Pt−Mn、Pt−Cr−Mn、Ni−Mn、Pd−Mn等を用いることができる。
ロウデコーダ22は、ワード線WLに接続されている。ロウデコーダ22は、外部から送られるアドレスに基づいて、1本のワード線WLを選択する。カラムデコーダ23A,23Bは、ビット線対BL,/BLに接続されている。カラムデコーダ23A,23Bは、外部から送られるアドレスに基づいて、1本のビット線対BL,/BLを選択する。
また、ビット線対BL,/BLには、カラムデコーダ23A,23Bを介して、書き込み回路24A,24B、及び読み出し回路25A,25Bが接続されている。書き込み回路24A,24Bは、データに応じた方向の書き込み電流をビット線対BL,/BLを介してメモリセルMCに供給する。読み出し回路25A,25Bは、センスアンプを含む。読み出し回路25A,25Bは、読み出し対象のメモリセルMCに読み出し電流を供給する。そして、読み出し電流と参照電流とをセンスアンプで比較することで、メモリセルMCに記憶されたデータを検知する。
次に、MRAMの動作について説明する。以下に述べる書き込み及び読み出し動作では、固定層12が選択トランジスタSTと電極を介して接続されている場合を考えるが、記録層14が選択トランジスタSTと電極を介して接続されている場合は書き込み及び読み出し電流の方向を逆にすればよい。
メモリセルMCに情報を書き込む場合は、書き込み対象のメモリセルMCに接続されているワード線WLをロウデコーダ22によって選択し、上記メモリセルMCの選択トランジスタSTをオンにする。また、上記メモリセルMCに接続されているビット線対BL,/BLをカラムデコーダ23A,23Bによって選択する。その後、書き込み回路24A,24Bは、選択されたビット線対BL,/BLを介して、データに応じた方向の書き込み電流をメモリセルMCに流す。これにより、MTJ素子10は、書き込み電流が流れる方向に応じた磁化状態に設定される。
メモリセルMCから情報を読み出す場合は、読み出し対象のメモリセルMCに接続されているワード線WLをロウデコーダ22によって選択し、上記メモリセルMCの選択トランジスタSTをオンにする。また、上記メモリセルMCに接続されているビット線対BL,/BLをカラムデコーダ23A,23Bによって選択する。その後、読み出し回路25A,25Bは、選択されたビット線対BL,/BLを介して、読み出し電流をメモリセルMCに流す。そして、メモリセルMCに流れる読み出し電流と参照電流とを読み出し回路25A,25B内のセンスアンプで比較することで、メモリセルMCに記憶されたデータを検知する。
ここで、本実施形態における情報の読み出しでは、MTJ素子10に流す読み出し電流の方向は予め決定されている。読み出し電流の方向は、前述したように、MR比と書き込み臨界電流比|Ic+/Ic−|との大小関係から一意的に決めることができる。これは、MTJ素子10の特性を予め測定しておき、このMTJ素子10のMR比と書き込み臨界電流比|Ic+/Ic−|を算出して決定する。
具体的には、図7における領域(a)の範囲では、読み出し回路25Bから読み出し回路25Aに向かう方向に読み出し電流を流すことで読み出しを行う。また、図7における領域(b)及び(c)の範囲では、読み出し回路25Aから読み出し回路25Bに向かう方向に読み出し電流を流すことで読み出しを行う。このようにして決定された方向に読み出し電流が流れるように読み出し回路25A,25Bを構成し、具体的には、読み出し回路25A,25Bを構成する電流源やセンスアンプを配置する。
以上詳述したように第1の実施形態では、MTJ素子10のMR比と書き込み臨界電流比|Ic+/Ic−|とを算出し、MR比と書き込み臨界電流比|Ic+/Ic−|との関係に基づいて、読み出し電流にともなう擾乱が小さくなる方向に読み出し電流を流すようにしている。従って第1の実施形態によれば、データ読み出し時に発生する誤書き込みを抑制することが可能となる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、第1の実施形態で説明した書き込み臨界電流に変えて書き込み電流を用いて、読み出し電流にともなう擾乱について定式化を行う。そして、MR比と書き込み電流比とを用いて読み出し電流の方向を決定するようにしている。
“1”情報を書き込む書き込み電流値をIw+、“0”情報を書き込む書き込み電流値をIw−とする。メモリセルアレイ21を構成する複数のMTJ素子10は臨界電流値Ic+(或いは、Ic−)にばらつきを持っており、これは、各MTJ素子10に情報を書き込める電流が異なることを意味している。よって、一般的に、書き込み電流とは、臨界電流値のばらつきを考慮して、メモリセルアレイ21を構成する全てのMTJ素子10に情報を書き込むことができる電流をいう。
書き込み電流値Iw+は、臨界電流値Ic+ばらつきから求まる標準偏差σを用いて例えば3σ範囲を考慮し、以下の式で示される。
|Iw+|=|Ic+|+3σ ・・・(8)
標準偏差σは、臨界電流値Ic+に比例するので、以下の式で示される。
σ=A×|Ic+| (Aは比例係数)・・・(9)
上式(8)及び(9)より、書き込み電流値Iw+は、以下の式で示される。
|Iw+|=(1+3A)×|Ic+| ・・・(10)
同様に、書き込み電流値Iw−は、臨界電流値Ic−ばらつきから求まる標準偏差σを用いて例えば3σ範囲を考慮し、以下の式で示される。
|Iw−|=|Ic−|+3σ ・・・(11)
標準偏差σは、臨界電流値Ic−に比例するので、以下の式で示される。
σ=B×|Ic−| (Bは比例係数)・・・(12)
上式(11)及び(12)より、書き込み電流値Iw−は、以下の式で示される。
|Iw−|=(1+3B)×|Ic−| ・・・(13)
式(9)及び式(12)の比例係数A及び比例係数Bは等しいと考えられるので、式(10)及び式(13)より、書き込み電流値と臨界電流値との関係は、以下の式で示される。 |Iw+/Iw−|=|Ic+/Ic−| ・・・(14)
上式(14)から、臨界電流比は、式(8)と式(11)で定めた書き込み電流比と等しいことが導かれる。よって、臨界電流値の下での第1の実施形態を、書き込み電流に対して適用することができる。
具体的には、MR比と書き込み電流比|Iw+/Iw−|との関係は、以下の式で示される。
MR比≧|Iw+/Iw−|−1 ・・・(15)
MR比≦|Iw+/Iw−|−1 ・・・(16)
従って、MR比と書き込み電流比|Iw+/Iw−|との関係から、上式(15)においてはParallelizing方向、上式(16)においてはAnti-parallelizing方向に読み出し電流を設定する。
第2の実施形態に係るMRAMの構成も、第1の実施形態で説明した図8と同じである。情報の読み出しでは、MTJ素子10に流す読み出し電流の方向は予め決定されている。読み出し電流の方向は、前述したように、MR比と書き込み電流比|Iw+/Iw−|との大小関係から一意的に決めることができる。これは、MTJ素子10の特性を予め測定しておき、このMTJ素子10のMR比と書き込み電流比|Iw+/Iw−|を算出して決定する。
また、第1の実施形態で示した図7は、横軸を書き込み電流比|Iw+/Iw−|に読み替えることで、第2の実施形態におけるMR比と書き込み電流比|Iw+/Iw−|との関係を示すグラフに対応する。そして、読み出し電流の方向は、図7を用いて以下のように決定される。図7における領域(a)の範囲では、読み出し回路25Bから読み出し回路25Aに向かう方向に読み出し電流を流すことで読み出しを行う。また、図7における領域(b)及び(c)の範囲では、読み出し回路25Aから読み出し回路25Bに向かう方向に読み出し電流を流すことで読み出しを行う。このようにして決定された方向に読み出し電流が流れるように読み出し回路25A,25Bを構成し、具体的には、読み出し回路25A,25Bを構成する電流源やセンスアンプを配置する。
以上詳述したように第2の実施形態では、MTJ素子10のMR比と書き込み電流比|Iw+/Iw−|とを算出し、MR比と書き込み電流比|Iw+/Iw−|との関係に基づいて、読み出し電流にともなう擾乱が小さくなる方向に読み出し電流を流すようにしている。従って第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、データ読み出し時に発生する誤書き込みをより低減することが可能となる。
なお、上記各実施形態では、MTJ素子を用いたMRAMの構成例について示しているが、上記各実施形態は、他の抵抗変化型メモリに適用することも可能である。例えば、抵抗ランダムアクセスメモリ(ReRAM:resistive random access memory)、相変化ランダムアクセスメモリ(PCRAM:phase-change random access memory)などに上記各実施形態を適用することも可能である。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で、構成要素を変形して具体化できる。また、実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を構成することができる。例えば、実施形態に開示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよいし、異なる実施形態の構成要素を適宜組み合わせてもよい。
BL,/BL…ビット線、WL…ワード線、MC…メモリセル、ST…選択トランジスタ、10…MTJ素子、11…下部電極、12…固定層、13…非磁性層、14…記録層、15…上部電極、21…メモリセルアレイ、22…ロウデコーダ、23A,23B…カラムデコーダ、24A,24B…書き込み回路、25A,25B…読み出し回路。

Claims (5)

  1. 磁化方向が固定された固定層と、磁化方向が可変の記録層と、前記固定層と前記記録層との間に設けられた非磁性層とを含む磁気抵抗素子を具備し、
    前記固定層と前記記録層との磁化方向が平行状態での抵抗値Rp、前記固定層と前記記録層との磁化方向が反平行状態での抵抗値Rapとすると、
    MR比=(Rap−Rp)/Rp
    で表され、
    前記平行状態に書き込む第1の方向の臨界電流値Ic−、前記反平行状態に書き込む第2の方向の臨界電流値Ic+とすると、
    MR比≧|Ic+/Ic−|−1
    を満たす場合に、読み出し電流の方向は前記第1の方向に設定されることを特徴とする磁気メモリ。
  2. 磁化方向が固定された固定層と、磁化方向が可変の記録層と、前記固定層と前記記録層との間に設けられた非磁性層とを含む磁気抵抗素子を具備し、
    前記固定層と前記記録層との磁化方向が平行状態での抵抗値Rp、前記固定層と前記記録層との磁化方向が反平行状態での抵抗値Rapとすると、
    MR比=(Rap−Rp)/Rp
    で表され、
    前記平行状態に書き込む第1の方向の臨界電流値Ic−、前記反平行状態に書き込む第2の方向の臨界電流値Ic+とすると、
    MR比≦|Ic+/Ic−|−1
    を満たす場合に、読み出し電流の方向は前記第2の方向に設定されることを特徴とする磁気メモリ。
  3. 磁化方向が固定された固定層と、磁化方向が可変の記録層と、前記固定層と前記記録層との間に設けられた非磁性層とを含む磁気抵抗素子を具備し、
    前記固定層と前記記録層との磁化方向が平行状態での抵抗値Rp、前記固定層と前記記録層との磁化方向が反平行状態での抵抗値Rapとすると、
    MR比=(Rap−Rp)/Rp
    で表され、
    前記平行状態に書き込む第1の方向の書き込み電流値I w− 、前記反平行状態に書き込む第2の方向の書き込み電流値I w+ とすると、
    MR比≧|Iw+/Iw−|−1
    を満たす場合に、読み出し電流の方向は前記第1の方向に設定されることを特徴とする磁気メモリ。
  4. 磁化方向が固定された固定層と、磁化方向が可変の記録層と、前記固定層と前記記録層との間に設けられた非磁性層とを含む磁気抵抗素子を具備し、
    前記固定層と前記記録層との磁化方向が平行状態での抵抗値Rp、前記固定層と前記記録層との磁化方向が反平行状態での抵抗値Rapとすると、
    MR比=(Rap−Rp)/Rp
    で表され、
    前記平行状態に書き込む第1の方向の書き込み電流値I w− 、前記反平行状態に書き込む第2の方向の書き込み電流値I w+ とすると、
    MR比≦|Iw+/Iw−|−1
    を満たす場合に、読み出し電流の方向は前記第2の方向に設定されることを特徴とする磁気メモリ。
  5. データの読み出し時に、前記磁気抵抗素子に前記読み出し電流を供給する読み出し回路をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の磁気メモリ。
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