JP5002401B2 - 抵抗変化メモリ - Google Patents

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Description

本発明は、抵抗変化メモリに関し、例えば、抵抗変化メモリの書き込み系回路に関する。
不揮発性記憶素子の1つとして、磁気抵抗素子が知られている。磁気抵抗素子は、磁性体である自由層と固定層と、それらの間に挟まれた非磁性層とを含み、自由層の磁化の向きにより異なる抵抗状態を取る。この抵抗状態の違いをデータの記憶に用いた抵抗変化メモリとして、磁気ランダムアクセスメモリ(MRAM:Magnetoresistive Random Access memory)がある。
データの書き込み方式として、従来の電流磁場を用いたいわゆる磁場書き込み方式とは別に、いわゆるスピン注入書き込み方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
スピン注入書き込みでは、磁気抵抗素子の自由層に、固定層の磁気モーメントによりスピン偏極させた電子の電子流が供給される。この電子流の向きに応じて自由層の磁化の向きが変化することにより、磁気抵抗素子に特定のデータが書き込まれる。この書き込み方式は、磁場書き込み方式と異なり、磁気抵抗素子に直接的な作用を及ぼすことが可能である。そのため、隣接メモリセルへの誤書き込みが生じない。また、セルサイズが小さくなるに従って書き込みに必要な電流量が減少するという利点もある。
データの読み出しは、磁気抵抗素子に読み出し電流を流して、抵抗値を電流値あるいは電圧値に変換し、参照値と比較することによって行なわれる。
磁気抵抗素子がデータを保持するメカニズムは、磁場書き込み方式とスピン注入書き込み方式とで同じである。従って、一部の周辺回路の構成は、2つの書き込み方式のMRAM間で転用されることが可能である。しかしながら、書き込みの原理が異なるために、幾つかの周辺回路は、2つの書き込み方式間で異なる。よって、スピン注入方式に適した、高精度な書き込み電圧を生成することが可能な書き込み系回路の実現が求められている。
米国特許第5,695,864号明細書
本発明は、高精度な書き込み電圧を生成することが可能な抵抗変化メモリを提供する。
本発明の第1の態様による抵抗変化メモリは、第1ノードに接続され、第1抵抗状態と第2抵抗状態との間を遷移可能なメモリセルと、第2ノードに接続された第1定電流源と、前記第2ノードに接続され、前記第1抵抗状態から前記第2抵抗状態への書き換えを行う書き込み電圧を生成する、前記第1抵抗状態に固定された第1レプリカセルと、前記メモリセルを前記第2抵抗状態に設定するとき、前記第1ノードの電圧を前記第2ノードの電圧と等しく保つ第1制御回路とを具備する。
本発明の第2の態様による抵抗変化メモリは、第1ノードに接続され、第1抵抗状態と第2抵抗状態との間を遷移可能なメモリセルと、第2ノードに接続された定電流源と、前記第2ノードに接続され、前記第1抵抗状態から前記第2抵抗状態への書き換えを行う書き込み電圧を生成する、互いに直列接続された複数の第1レプリカセルと、前記メモリセルを前記第2抵抗状態に設定するとき、前記第1ノードの電圧を前記第2ノードの電圧と等しく保つ制御回路とを具備し、前記複数の第1レプリカセルの個数をNとした場合、前記定電流源が発生する基準電流は、前記メモリセルに流れる書き込み電流の1/Nの値である。
本発明によれば、高精度な書き込み電圧を生成することが可能な抵抗変化メモリを提供できる。
本発明の実施の形態を以下に図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
[1]第1の実施形態
第1の実施形態は、書き込み回路にメモリセルの書き換え用の電圧を生成するレプリカセルを備え、書き込み時にメモリセルに繋がるノードとレプリカセル及び電流源に繋がるノードとの電圧を等しく保つ例である。
[1−1]主要な回路構成
図1は、本発明の第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの主要部を示す回路図である。以下に、第1の実施形態に係る磁気ランダムアクセスメモリの主要な回路構成について説明する。
図1に示すように、メモリセル11は、互いに直列接続された磁気抵抗素子1と選択トランジスタ2とからなる。選択トランジスタ2は、例えば、n型のMOSFET(metal oxide semiconductor field effect transistor)から構成される。磁気抵抗素子1は、例えばMTJ(Magnetic Tunnel Junction)素子である。磁気抵抗素子1は、スピン偏極した電子の電子流(スピン偏極した電流)を、2つの端子の一端から他端、他端から一端に供給されることによって、低抵抗状態又は高抵抗状態を取るように構成されている。2つの抵抗状態の一方を“0”データ、他方を“1”データに対応させることによって、磁気抵抗素子2は2値のデータを記憶できる。磁気抵抗素子1のより詳しい構成については、後に詳述する。
メモリセル11が例えば行列状に配置されることにより、メモリセルアレイMCAが構成される。そして、磁気ランダムアクセスメモリは、任意の1つのメモリセル11の磁気抵抗素子1に、磁気抵抗素子1を低抵抗状態に設定する方向の電流と高抵抗状態に設定する方向の電流とを供給することが可能に構成されている。このような電流を流すことは、様々な構成によって実現可能であり、この構成によって本発明は限定されない。以下に、一例について説明する。
例えば、図1に示すように、メモリセルアレイMCA内には、行方向にワード線12が延在され、列方向にビット線21、24が延在されている。メモリセルアレイMCAの周辺には、ロウデコーダ13、周辺回路23、26が配置されている。
同じ行(又は列)の選択トランジスタ2のゲート電極は、1つの同じワード線12に接続される。各行のワード線12は、ロウデコーダ13と接続される。ロウデコーダ13は、磁気ランダムアクセスメモリの外部から供給されたアドレス信号によってワード線12を特定する。そして、この選択されたワード線12が活性化されることにより、選択されたワード線12と接続された選択トランジスタ2がオンする。
同じ列(又は行)の複数のメモリセル11の各一端(例えば右側)は、ビット線21と接続される。各ビット線21は、トランジスタ等のスイッチ回路22を介して周辺回路23と接続される。スイッチ回路22は、書き込み又は読み出し対象のメモリセル11を特定するアドレス信号に応じた信号に従ってオン、オフする。そして、周辺回路23は、対象のメモリセル11と接続されたビット線21と接続されたスイッチ回路22がオンとされることにより、書き込み又は読み出し対象のメモリセル11と電気的に接続される。
同じ列(又は行)の複数のメモリセルの各他端(例えば左側)はビット線24と接続される。各ビット線24は、トランジスタ等のスイッチ回路25を介して周辺回路26と接続される。スイッチ回路25は、アドレス信号に応じた信号に従ってオン、オフする。そして、周辺回路26は、対象のメモリセル11と接続されたビット線24と接続されたスイッチ回路25がオンとされることにより、書き込み又は読み出し対象のメモリセル11と電気的に接続される。
周辺回路23は、例えば書き込み回路31と読み出し回路32とを含んでいる。周辺回路26は、例えば書き込み回路33を含んでいる。
書き込み回路31、33は、それぞれ電流ソース/シンク回路を含んでいる。電流ソース/シンク回路は、接続されたビット線21又は24に電流を供給する機能と、ビット線21又は24から電流を引き抜く機能とを有する。具体的には、あるメモリセル11にデータを書き込む場合、このメモリセル11と接続された選択トランジスタ2がオンされ、このメモリセル11を含むメモリセル列のビット線21、24と接続されたスイッチ回路22、25がオンとされる。そして、電流ソース/シンク回路(書き込み回路31、33)のうち書き込みデータに応じた一方が電流ソース回路として機能し、他方が電流シンク回路として機能する。この結果、書き込み電流が、書き込み回路31、33間を、スイッチ回路22、ビット線21、メモリセル11、ビット線24、スイッチ回路25を介して流れる。ここで、電流ソース回路として機能する回路には、書き込み電圧生成回路40が含まれる。この書き込み電圧生成回路40の詳しい構成については、後に詳述する。
読み出し回路32は、少なくとも、読み出し電流を供給するための供給回路とセンスアンプとを有する。供給回路は、読み出し時に、磁気抵抗素子1が、その磁化の状態に応じて保持しているデータを検出することが可能な程度の大きさの電流を磁気抵抗素子1に供給する。センスアンプは、磁気抵抗素子1に電流を供給して抵抗状態を判定する。
尚、図1の例では、書き込み回路31、33が、メモリセルアレイMCAの両端にそれぞれ配置されている。しかしながら、この例に限られず、上記のようにメモリセル11に双方向の電流を流すことが可能な構成であれば、書き込み回路31、33はどのように実現されても構わない。例えば、1対の書き込み回路31、33が、共にメモリセルアレイMCAの上側又は下側に配置されていても良い。この構成の場合、スイッチ回路22、25も、メモリセルアレイMCAの上側又は下側のうち、対応する書き込み回路31、33が配置されるのと同じ側に配置される。
また、図1の例では、読み出し回路32は、ビット線21の上端に接続されているが、この接続に限られない。磁気抵抗素子1に読み出し電流を流して、抵抗状態を判定することが可能な配置であれば、任意の形態で実現可能である。例えば、ビット線21の下端に接続されても良いし、ビット線24に接続されても良い。また、図1の例では、読み出し回路32は、読み出し電流が選択トランジスタ2から磁気抵抗素子1に流れるように配置されているが、磁気抵抗素子1から選択トランジスタ2に流れるように配置されていても良い。
[1−2]書き込み電圧生成回路
本実施形態において、メモリセル11への書き込みは、メモリセル11に対して、書き込みたいデータに応じた方向の書き込み電流Iwriteを流す。このため、メモリセル11に一定の書き込み電圧Vwriteを印加する。この書き込み電圧Vwriteは、図2及び図3に示すような書き込み電圧生成回路40で生成される。この書き込み電圧生成回路40は、図1の書き込み回路31、33に含まれる。
書き込み電圧生成回路40は、書き込みに必要な電流Iwriteと同じ大きさの基準電流Ibaseを、負荷抵抗を使用して電圧に変換する。メモリセル11に所望の書き込み電流Iwriteが流れるようにするため、負荷抵抗はメモリセル11の抵抗と同じ大きさにする。さらに、メモリセル11の製造や温度に対する抵抗変動を補償するために、負荷抵抗としてメモリセル11のレプリカとなるレプリカセル50を設ける。
このような書き込み電圧生成回路40の具体例について、図2及び図3を用いて説明する。
(具体例1)
図2に示すように、具体例1の書き込み電圧生成回路40は、レプリカセル50、スイッチ回路51、52、定電流源61、オペアンプ62を含んで構成されている。
レプリカセル50は、メモリセル11と同じ構成になっている。すなわち、レプリカセル50は、図1に示す互いに直列接続された磁気抵抗素子1と選択トランジスタ2とからなる。選択トランジスタ2は、例えば、n型のMOSFETから構成される。磁気抵抗素子1は、例えばMTJ素子である。このようなレプリカセル50は、メモリセル11と同じ工程で同じ材料で同時に作成され、さらに同じ形状及び構造となるように作成される。よって、メモリセル11の磁気抵抗素子1とレプリカセル50の磁気抵抗素子1とは、原理的には同じ特性を有する。すなわち、製造工程上のばらつき等に起因する特性の差を考慮しなければ、2つの磁気抵抗素子1の同じ抵抗状態(低抵抗状態又は高抵抗状態)における抵抗値は同じである。両者の特性のばらつきを考慮しても、実質的に同じ抵抗値が発現する。また、レプリカセル50の磁気抵抗素子1の磁化は、メモリセル11の書き込みデータに応じて、低抵抗状態又は高抵抗状態に設定されている。このようなレプリカセル50のより詳しい構成については、後に詳述する。
スイッチ回路51、52は、例えばトランジスタから構成することができる。スイッチ回路51の一端はレプリカセル50の一端に接続され、スイッチ回路51の他端は定電流源61に接続されている。スイッチ回路52の一端はレプリカセル50の他端に接続され、スイッチ回路52の他端は接地端子に接続されている。
定電流源61は、メモリセル11に流れる書き込み電流Iwriteと等しい値の基準電流Ibaseを供給する。この基準電流Ibaseは、書き込み電流Iwriteを最適なものとするため、温度補償されていてもよい。
オペアンプ62の正入力端子(+)は、定電流源61とスイッチ回路51との接続ノードn2に接続されている。オペアンプ62の反転入力端子(−)は、自身の出力端子のノードn1に接続されている。このノードn1は、メモリセル11に繋がるスイッチ回路22の一端に接続されている。
このような具体例1の書き込み電圧生成回路40では、メモリセル11にデータの書き込みを行うとき、メモリセル11に繋がるノードn1の電圧は定電流源61に繋がるノードn2の電圧と等しく保たれている。
(具体例2)
図3に示すように、具体例2の書き込み電圧生成回路40は、具体例1の構成に、p型のトランジスタ(例えばMOSFET)63、n型のトランジスタ(例えばMOSFET)64、オペアンプ65をさらに含んで構成されている。
トランジスタ63の電流経路の一端は電源端子に接続されている。トランジスタ63の電流経路の他端は自身のゲート端子に接続され、この接続ノードn4にはトランジスタ64の電流経路の一端が接続されている。トランジスタ64の電流経路の他端は、スイッチ回路22に接続されている。
オペアンプ65の正入力端子(+)には、ノードn1が接続され、書き込み電圧Vwriteが供給される。オペアンプ65の反転入力端子(−)は、トランジスタ64とスイッチ回路22との接続ノードn3に接続されている。オペアンプ65の出力端子は、トランジスタ64のゲート端子に接続されている。
このような具体例2の書き込み電圧生成回路40では、メモリセル11にデータの書き込みを行うとき、メモリセル11に繋がるノードn1、n3の電圧は定電流源61に繋がるノードn2の電圧と等しく保たれている。
尚、メモリセル11に供給される電圧がノードn2の電圧と等しく保たれるのであれば、図4に示すように、図2及び図3のオペアンプ62等を省略し、ノードn2とスイッチ回路22を直接接続することも可能である。但し、例えばオペアンプ62を設けた場合、ノードn1の電位はオペアンプ62によって充電されてノードn2と同じ値になるため、ノードn2の電位の変化は、オペアンプ62が無い場合よりも短い時間でノードn1の電位に伝達することができるという利点がある。
[1−3]レプリカセル
本実施形態では、メモリセル11の書き込みに必要な電流Iwriteを生成するために、負荷抵抗となるレプリカセル50を使用して、基準電流Ibaseを書き込み電圧Vwriteに変換する。ここで、メモリセル11に所望の書き込み電流Iwriteが流れるようにするために、レプリカセル50の抵抗はメモリセル11の抵抗と同じ大きさにすることが望ましい。このような本実施形態の書き込み動作時のレプリカセル50の一例について、図5を用いて、具体的に説明する。
(1書き込み)
メモリセル11に1書き込みを行うとき、そのメモリセル11の状態は0状態の場合と1状態の場合とがある。このとき、書き換える必要があるのは、そのメモリセル11が0状態の場合のみである。従って、1書き込みを行う場合は、0状態のメモリセル11を1状態にする場合のみを想定すればよい。
そこで、1書き込み用の書き込み電圧を生成する場合、書き込み電圧生成回路40のレプリカセル50は、書き換えが必要となるメモリセル11と同じ状態である「0状態」にする。このとき、レプリカセル50への誤書き込みを回避するため、レプリカセル50に流す電流の方向は「0書き込み方向」とすることが望ましい。すなわち、レプリカセル50の磁気抵抗素子1には、自由層103から固定層101に向かう方向に電流を流すとよい。
(0書き込み)
メモリセル11に0書き込みを行うとき、そのメモリセル11の状態は0状態の場合と1状態の場合とがある。このとき、書き換える必要があるのは、そのメモリセル11が1状態の場合のみである。従って、0書き込みを行う場合は、1状態のメモリセル11を0状態にする場合のみを想定すればよい。
そこで、0書き込み用の書き込み電圧を生成する場合、書き込み電圧生成回路40のレプリカセル50は、書き換えが必要となるメモリセル11と同じ状態である「1状態」にする。このとき、レプリカセル50への誤書き込みを回避するため、レプリカセル50に流す電流の方向は「1書き込み方向」とすることが望ましい。すなわち、レプリカセル50の磁気抵抗素子1には、固定層101から自由層103に向かう方向に電流を流すとよい。
[1−4]書き込み動作
図6及び図7は、メモリセルアレイMCAの両側に、0書き込み用電圧を生成するための0書き込み電圧生成回路40_0と1書き込み用電圧を生成するための1書き込み電圧生成回路40_1とを配置したものである。書き込み電圧生成回路40_0、40_1とスイッチ回路22、25との間には、例えばトランジスタ等からなるスイッチ回路71、72がそれぞれ配置されている。スイッチ回路71は、0書き込み電圧生成回路40_0側のノードn1又は接地端子に接続可能である。スイッチ回路72は、1書き込み電圧生成回路40_1側のノードn1又は接地端子に接続可能である。
次に、図6及び図7を用いて書き込み動作について説明する。
(0書き込み)
図6に示すように、メモリセル11に0書き込みを行うとき、メモリセル11には、0書き込み方向(紙面右向き)に電流を流す。このとき、メモリセル11には左側の0書き込み電圧生成回路40_0が接続されるように、スイッチ回路71は0書き込み電圧生成回路40_0のノードn1に接続し、スイッチ回路72は接地端子に接続する。これにより、メモリセル11への0書き込みは、0書き込み電圧生成回路40_0により生成された0書き込み用の書き込み電圧Vwrite_0が用いられる。
0書き込み用の書き込み電圧Vwrite_0は、書き込みに必要な電流と同じ大きさの基準電流Ibase_0を、負荷抵抗であるレプリカセル50_0を使用して電圧に変換することで生成する。具体的には、定電流源61_0の基準電流Ibase_0により、1状態に設定されたレプリカセル50_0に対して1書き込みが行われる方向(固定層から自由層に向かう方向)に電流を流す。その結果、接続ノードn2には、書き込み電圧Vwrite_0が発生する。この書き込み電圧Vwrite_0はノードn1でも同じ値に保たれているので、メモリセル11に所望値の書き込み電圧Vwrite_0を印加できる。これにより、メモリセル11には所望値の書き込み電流が流れ、0書き込みが行われる。
尚、このとき、スイッチ回路72の一端は接地端子に接続されるため、1書き込み電圧生成回路40_1とメモリセル11とは接続されない。
(1書き込み)
図7に示すように、メモリセル11に1書き込みを行うとき、メモリセル11には、1書き込み方向(紙面左向き)に電流を流す。このとき、メモリセル11には右側の1書き込み電圧生成回路40_1が接続されるように、スイッチ回路71は接地端子に接続し、スイッチ回路72は1書き込み電圧生成回路40_1のノードn1に接続する。これにより、メモリセル11への1書き込みは、1書き込み電圧生成回路40_1により生成された1書き込み用の書き込み電圧Vwrite_1が用いられる。
1書き込み用の書き込み電圧Vwrite_1は、書き込みに必要な電流と同じ大きさの基準電流Ibase_1を、負荷抵抗であるレプリカセル50_1を使用して電圧に変換することで生成する。具体的には、定電流源61_1の基準電流Ibase_1により、0状態に設定されたレプリカセル50_1に対して0書き込みが行われる方向(自由層から固定層に向かう方向)に電流を流す。その結果、接続ノードn2には、書き込み電圧Vwrite_1が発生する。この書き込み電圧Vwrite_1はノードn1でも同じ値に保たれているので、メモリセル11に所望値の書き込み電圧Vwrite_1が印加できる。これにより、メモリセル11には所望値の書き込み電流が流れ、1書き込みが行われる。
尚、このとき、スイッチ回路71の一端は接地端子に接続されるため、0書き込み電圧生成回路40_0とメモリセル11とは接続されない。
上述する図6及び図7において、書き込み電圧生成回路40_0、40_1は、図2に示す例を用いたが、これに限定されず、図3又は図4の書き込み電圧生成回路40に変更することも可能である。また、図6及び図7において、1書き込み電圧と0書き込み電圧のうち大きい電圧を生成する方で、1書き込みと0書き書き込みとで、書き込み電圧生成回路40_0、40_1を共有してもよい。
[1−5]読み出し動作
本実施形態の読み出し動作では、磁気抵抗(Magneto Resistive)効果を利用する。
選択セルに対応したビット線21、24及びワード線12を選択し、選択セルのトランジスタ2をオン状態にする。そして、選択セルの磁気抵抗素子1に読み出し電流を流す。この読み出し電流に基づいて磁気抵抗素子1の抵抗値を読み出し、センスアンプを介した増幅動作によって、“0”、“1”の記録状態を判別する。
尚、読み出し動作時は、定電圧を印加して電流値を読み出してもよいし、定電流を印加して電圧値を読み出してもよい。
[1−6]磁気抵抗素子
図8を用いて、本実施形態のメモリセル11及びレプリカセル50に適用可能な磁気抵抗素子1について説明する。
磁気抵抗素子1は、スピン注入磁化反転方式によって、2つの定常状態を取り得る構成を有している。具体的には、図8に示すように、磁気抵抗素子1は、少なくとも、固定層101、自由層(記録層)103、固定層101及び自由層103間に設けられた中間層102を有している。さらに、自由層103の中間層102と反対の面上に上部電極105を設け、反強磁性層104の固定層101と反対の面上に下部電極106を設けてもよい。
固定層101は、強磁性材料からなり、磁化方向は固定されている。例えば、固定層101の中間層102と反対の面上に反強磁性層104を設けることにより、固定層101の磁化を固定することができる。
自由層103は、強磁性材料からなる。自由層103の磁化方向に関しては、固定層101のような固着化機構を設けない。よって、自由層103の磁化方向は可変である。
中間層102は、非磁性材料からなる。中間層102は、固定層101と自由層103との間に働く直接的な相互作用が無視できる程度に、固定層101と自由層103とを隔離するだけの膜厚が望ましい。同時に、磁気抵抗素子1に書き込み電流を流した場合に、固定層101を透過した伝導電子が自由層103に至るまでに電子のスピンの方向が反転しないことが要求されるため、中間層102の膜厚はスピン拡散長よりも薄いことが望ましい。中間層102としては、非磁性金属、非磁性半導体、絶縁膜等を用いることができる。
尚、固定層101及び自由層103の各層は、図示するような単層に限定されない。例えば、固定層101及び自由層103の少なくとも一方は、複数の強磁性層からなる積層構造でもよい。
また、固定層101及び自由層103の少なくとも一方は、第1の強磁性層/非磁性層/第2の強磁性層の3層からなり、第1及び第2の強磁性層の磁化方向が反平行状態となるように磁気結合(層間交換結合)した反強磁性結合構造であってもよいし、第1及び第2の強磁性層の磁化方向が平行状態となるように磁気結合(層間交換結合)した強磁性結合構造であってもよい。
また、ダブルジャンクション構造でもよい。ダブルジャンクション構造の磁気抵抗素子は、第1の固定層、第2の固定層、自由層、第1の固定層及び自由層間に設けられた第1の中間層、第2の固定層及び自由層間に設けられた第2の中間層を有する。このようなダブルジャンクション構造は、シングルジャンクション構造と比較して、低抵抗時における抵抗値と高抵抗時における抵抗値との比、いわゆるMR比(magneto-resistance ratio)をさらに大きくできるという利点がある。
次に、磁気抵抗素子1の具体的な材料の一例について説明する。
固定層101、自由層103の強磁性材料としては、例えば、Co、Fe、Ni、又はこれらを含む合金を用いることができる。
中間層102として非磁性金属を用いる場合には、Au、Cu、Cr、Zn、Ga、Nb、Mo、Ru、Pd、Ag、Hf、Ta、W、Pt、Biのうちのいずれか、あるいは、これらのいずれか1種以上を含む合金を用いることができる。尚、中間層102をトンネルバリア層として機能させる場合には、Al、SiO、MgO、AlNなどの絶縁酸化物を用いることができる。
反強磁性層104の材料としては、例えば、Fe−Mn、Pt−Mn、Pt−Cr−Mn、Ni−Mn、Pd−Mn、NiO、Fe、磁性半導体などを用いることができる。
次に、図8を用いて、スピン注入書き込みによる磁気抵抗素子1の平行/反平行の磁化状態について説明する。
固定層101の磁化方向に対して反平行な方向を向いた自由層103の磁化を反転させて、固定層101の磁化方向に平行な方向に向ける場合、固定層101から自由層103に向けて電子流を流す。すなわち、書き込み電流を、自由層103から固定層101に向けて流す。一般に、ある磁性体を通過する電子流のうちの多くは、この磁性体の磁化方向と平行なスピンを有しているため、固定層101を通過した電子流のうちの多くは、固定層101の磁化方向と平行なスピンを有する。この電子流が、自由層103の磁化に対して働くトルクに対して主要な寄与となる。尚、残りの電子流は、固定層101の磁化方向と反平行なスピンを有する。このような結果、固定層101及び自由層103の磁化が平行状態(低抵抗状態)となった場合を、本例では“0”状態とする。
一方、固定層101の磁化方向に対して平行な方向を向いた自由層103の磁化を反転させて、固定層101の磁化方向に反平行な方向に向ける場合、自由層103から固定層101に向けて電子流を流す。すなわち、書き込み電流を、固定層101から自由層103に向けて流す。電子流は、自由層103を透過し、このうちの固定層101の磁化方向に反平行なスピンを有する電子の多くは、固定層101により反射されて自由層103に戻ってくる。そして、自由層103に再度流入し、固定層101の磁化方向に反平行なスピンを有する電子が、自由層103の磁化に対して働くトルクに対して主要な寄与となる。尚、自由層103を透過した、固定層101の磁化方向に反平行なスピンを有する電子の一部は、少数であるが、固定層101を透過する。このような結果、固定層101及び自由層103の磁化が反平行状態(高抵抗状態)となった場合を、本例では“1”状態とする。
尚、上記のスピン注入書き込みにおいて、磁気抵抗素子1の抵抗状態と記憶する論理との対応は、固定層101及び自由層103の磁化が平行状態(低抵抗状態)である場合を“0”状態とし、固定層101及び自由層103の磁化が反平行状態(高抵抗状態)である場合を“1”状態としたが、これと反対でも勿論良い。
図8において、磁気抵抗素子1の固定層101及び自由層103の磁化方向は、膜面に対して平行方向に向いた面内磁化型(平行磁化型)となっているが、膜面に対して垂直方向を向いた垂直磁化型でもよい。尚、垂直磁化型であれば、面内磁化型のように磁化方向を決定するのに素子形状を制御する必要がなく、微細化に適しているという利点がある。
[1−7]セルの構造
図9を用いて、メモリセル11及びレプリカセル50の構造の一例について説明する。
図9に示すように、メモリセル11及びレプリカセル50の構造及び形状は全て同じである。例えば、メモリセル11及びレプリカセル50の互いの磁気抵抗素子1は、材料、断面形状、平面形状、体積、膜構成等が全て同じである。また、メモリセル11及びレプリカセル50の互いのトランジスタ2は、材料、性能等が全て同じである。
具体的な構造としては、半導体基板81上にゲート電極Gが形成され、このゲート電極Gの両側の半導体基板81内にはソース/ドレイン拡散層82a、82bが形成されている。ゲート電極Gはワード線12に繋がっている。このように、半導体基板81上にはトランジスタ2が形成されている。ソース/ドレイン拡散層82aは、コンタクト83を介して、ビット線21に接続されている。ソース/ドレイン拡散層82bは、コンタクト84を介して、磁気抵抗素子1に接続されている。磁気抵抗素子1の自由層103はビット線24に接続されている。ビット線21、24は、互いに平行方向に延在されている。
[1−8]効果
上記第1の実施形態によれば、データ書き込み用の書き込み電圧生成回路40は、メモリセル11に所望の書き込み電流Iwriteが流れるようにするため、負荷抵抗としてメモリセル11のレプリカとなるレプリカセル50を備えている。ここで、メモリセル11は書き込み回路31に繋がるノードn1に接続され、レプリカセル50は定電流源61に繋がるノードn2に接続されている。このような回路構成において、メモリセル11にデータ書き込みを行うとき、2つのノードn1、n2の電圧は等しく保たれている。このため、メモリセル11の製造や温度に対する抵抗変動に依らず、規定の書き込み電流Iwriteをメモリセル11に流すための、高精度な書き込み電圧Vwriteの生成を実現できる。但し、この場合の抵抗変動は平均値を意味し、メモリセルの個々のバラツキを意味しない。
[2]第2の実施形態
第2の実施形態は、第1の実施形態と構成が異なる書き込み電圧生成回路の例である。
[2−1]書き込み電圧生成回路
図10乃至図12に示すように、第2の実施形態の書き込み電圧生成回路40は、負荷抵抗として、互いに直列接続された複数のレプリカセル50a、50b、50cからなるレプリカセル群53を設けている。このレプリカセル群53の一端はスイッチ回路51に接続され、レプリカセル群53の他端はスイッチ回路52に接続されている。
ここで、図10の例では、書き込み電圧生成回路40は、レプリカセル群53、スイッチ回路51、52、定電流源61、オペアンプ62を含んで構成されている。図11の例では、図10の書き込み電圧生成回路40に、p型のトランジスタ(例えばMOSFET)63、n型のトランジスタ(例えばMOSFET)64、オペアンプ65をさらに含んで構成されている。図12の例では、図10及び図11のオペアンプ62等を省略し、ノードn2とスイッチ回路22を直接接続している。これら図10乃至図12の具体的な接続関係については、図2乃至4と同様であるため、説明は省略する。
このような第2の実施形態では、定電流源61はノードn2に基準電流Ibaseを生成し、このノードn2に直列接続された3段のレプリカセル50a、50b、50cが接続される。そして、書き込み時、ノードn2の電圧は、ユニティゲインバッファであるオペアンプ62を介して、メモリセル11と接続されるノードn1に印加される。尚、メモリセル11側とレプリカセル群53側の電流経路の抵抗をなるべく等しくするために、レプリカセル群53側の電流経路にダミーのスイッチ回路51を挿入することが望ましい。
本実施形態では、定電流源61が発生する基準電流Ibaseは、メモリセル11の記憶データを書き換えるのに十分な大きさの、書き込み電流Iwriteの1/3の大きさに設定する。そして、抵抗R_repをそれぞれ有する3つのレプリカセル50a、50b、50cは直列接続されているので、ノードn2の電圧Vn2は、以下の式(1)のようになる。
Vn2=3R_rep×1/3Ibase
Vn2=R_rep×Ibase=Vwrite…(1)
従って、ノードn1の電圧Vn1はノードn2の電圧Vn2と等しいので、レプリカセル50a、50b、50cのそれぞれの抵抗値R_repとメモリセルの抵抗値R_cellが等しい場合、メモリセル11には、所望値の書き込み電流Iwriteが流れる。
[2−2]レプリカセル
第2の実施形態では、第1の実施形態と同様、メモリセル11に所望の書き込み電流Iwriteが流れるようにするために、レプリカセル50a、50b、50cのそれぞれの抵抗はメモリセル11の抵抗と同じ大きさにすることが望ましい。
具体的には、メモリセル11に1書き込みを行うために1書き込み用の書き込み電圧を生成する場合、レプリカセル50a、50b、50cの全ては、書き換えが必要となるメモリセル11と同じ状態である「0状態」に設定する。このとき、レプリカセル50a、50b、50cへの誤書き込みを回避するため、レプリカセル50a、50b、50cにそれぞれ流れる電流の方向は「0書き込み方向」にすることが望ましい。すなわち、レプリカセル50a、50b、50cの各磁気抵抗素子1には、自由層103から固定層101に向かう方向に電流を流すとよい。
一方、メモリセル11に0書き込みを行うために0書き込み用の書き込み電圧を生成する場合、レプリカセル50a、50b、50cの全ては、書き換えが必要となるメモリセル11と同じ状態である「1状態」に設定する。このとき、レプリカセル50a、50b、50cへの誤書き込みを回避するため、レプリカセル50a、50b、50cにそれぞれ流れる電流の方向は「1書き込み方向」にすることが望ましい。すなわち、レプリカセル50a、50b、50cの各磁気抵抗素子1には、固定層101から自由層103に向かう方向に電流を流すとよい。
尚、第2の実施形態において、上述する構成以外は、第1の実施形態と同様の構成にしてもよい。すなわち、第2の実施形態では、磁気ランダムアクセスメモリの主要な回路構成は図1のようにしてもよい。また、第2の実施形態の具体的な書き込みは、図6及び図7に示すように、メモリセル11の両側に書き込み電圧生成回路40を配置して行われてもよい。さらに、第2の実施形態のレプリカセル50a、50b、50cのそれぞれは、第1の実施形態と同様、メモリセル11と同じ構造及び形状にしてもよい。
[2−3]効果
上記第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、メモリセル11にデータ書き込みを行うとき、2つのノードn1、n2の電圧は等しく保たれている。このため、メモリセル11の製造や温度に対する抵抗変動に依らず、規定の書き込み電流Iwriteをメモリセル11に流すための、高精度な書き込み電圧Vwriteの生成を実現できる
また、第2の実施形態では、書き込み電圧生成回路40の負荷抵抗として、互いに直列接続された3つのレプリカセル50a、50b、50cを設けている。このため、レプリカセル50a、50b、50cに流れる電流Ibaseが、書き込み電流Iwriteの1/3となり、各レプリカセル50a、50b、50cに印加される電圧も、書き込み電圧Vwriteの1/3となる。従って、レプリカセル50a、50b、50cへのストレスを軽減でき、レプリカセル50a、50b、50cを構成する磁気抵抗素子1の劣化を抑制することが可能となる。
尚、本実施形態では、レプリカセル50a、50b、50cを3段直列接続としたが、N段直列接続としてもよい。但し、Nは2以上の自然数とする。この場合、基準電流Ibaseを書き込み電流値Iwriteの1/Nとすることで、同様の効果を有することができる。
その他、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で、種々に変形することが可能である。例えば、上記実施形態では、磁気抵抗素子を使用した磁気ランダムアクセスメモリを例に挙げて説明したが、例えば、カルコゲナイド素子を使用したPRAM(Phase-change Random Access Memory)、遷移金属酸化物素子を使用したReRAM(Resistance Random Access Memory)等の抵抗変化メモリに適用することも可能である。
さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
本発明の第1の実施形態に係わる磁気ランダムアクセスメモリの主要な回路構成を示す回路図。 本発明の第1の実施形態に係わる書き込み電圧生成回路の具体例1を示す模式図。 本発明の第1の実施形態に係わる書き込み電圧生成回路の具体例2を示す模式図。 本発明の第1の実施形態に係わる他の書き込み電圧生成回路を示す模式図。 本発明の第1の実施形態に係わる書き込み動作におけるレプリカセルを説明するための図。 本発明の第1の実施形態に係わる0書き込み動作を説明するための模式図。 本発明の第1の実施形態に係わる1書き込み動作を説明するための模式図。 本発明の第1の実施形態に係わる磁気抵抗素子を示す断面図。 本発明の第1の実施形態に係わるメモリセル及びレプリカセルの構造を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係わる書き込み電圧生成回路の具体例1を示す模式図。 本発明の第2の実施形態に係わる書き込み電圧生成回路の具体例2を示す模式図。 本発明の第2の実施形態に係わる他の書き込み電圧生成回路を示す模式図。
符号の説明
1…磁気抵抗素子、2、63、64…トランジスタ、11…メモリセル、12…ワード線、13…ロウデコーダ、21、24…ビット線、22、25、51、52、71、72…スイッチ回路、23、26…周辺回路、31、33…書き込み回路、32…読み出し回路、40…書き込み電圧生成回路、50、50a、50b、50c…レプリカセル、61…定電流源、62、65…オペアンプ、81…半導体基板、82a、82b…ソース/ドレイン拡散層、83、84…コンタクト、101…固定層、102…中間層、103…自由層。

Claims (5)

  1. 第1ノードに接続され、第1抵抗状態と第2抵抗状態との間を遷移可能なメモリセルと、
    第2ノードに接続された第1定電流源と、
    前記第2ノードに接続され、前記第1抵抗状態から前記第2抵抗状態への書き換えを行う書き込み電圧を生成する、前記第1抵抗状態に固定された第1レプリカセルと、
    前記メモリセルを前記第2抵抗状態に設定するとき、前記第1ノードの電圧を前記第2ノードの電圧と等しく保つ第1制御回路と
    を具備する抵抗変化メモリ。
  2. 前記第1レプリカセルには前記第1抵抗状態に書き換える方向に電流が流れることを特徴とする請求項1に記載の抵抗変化メモリ。
  3. 前記メモリセルの前記第1ノードの反対は第3ノードにさらに接続され、
    第4ノードに接続された第2定電流源と、
    前記第4ノードに接続され、前記第2抵抗状態から前記第1抵抗状態への書き換えを行う書き込み電圧を生成する、前記第2抵抗状態に固定された第2レプリカセルと、
    前記メモリセルを前記第1抵抗状態に設定するとき、前記第3ノードの電圧を前記第4ノードの電圧と等しく保つ第2制御回路と
    をさらに具備する請求項1に記載の抵抗変化メモリ。
  4. 第1ノードに接続され、第1抵抗状態と第2抵抗状態との間を遷移可能なメモリセルと、
    第2ノードに接続された定電流源と、
    前記第2ノードに接続され、前記第1抵抗状態から前記第2抵抗状態への書き換えを行う書き込み電圧を生成する、互いに直列接続された複数の第1レプリカセルと、
    前記メモリセルを前記第2抵抗状態に設定するとき、前記第1ノードの電圧を前記第2ノードの電圧と等しく保つ制御回路と
    を具備し、
    前記複数の第1レプリカセルの個数をNとした場合、前記定電流源が発生する基準電流は、前記メモリセルに流れる書き込み電流の1/Nの値であることを特徴とする抵抗変化メモリ。
  5. 前記複数の第1レプリカセルは、前記第1抵抗状態にそれぞれ固定されており、かつ、前記複数の第1レプリカセルには前記第1抵抗状態に書き換える方向に電流が流れることを特徴とする請求項4に記載の抵抗変化メモリ。
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