JP4921648B2 - プラスチックラベル及びプラスチックラベル付きプラスチックボトル - Google Patents

プラスチックラベル及びプラスチックラベル付きプラスチックボトル Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチックラベルに優れた滑り性を付与することができるプラスチックラベル用コーティング剤組成物、および該コーティング剤組成物が塗布され、優れた滑り性を有しているプラスチックラベル、並びに該プラスチックラベルが装着されたプラスチックボトルに関する。
【0002】
【従来の技術】
清涼飲料水やコーヒー飲料などの飲料用のPETボトル(ポリエチレンテレフタレート製ボトル)等のプラスチックボトルとして、断面が略四角型等の多角型状を有する角型ボトルが最近使用されている。このような角型ボトルは、図4〜6で示されているように、首部、肩部、側部(胴部)、底部などを有しており、通常、シュリンクラベルにより少なくとも側部が覆われている。図4において、11はシュリンクラベル、21は角型プラスチックボトル(角型ボトル)、21aは角型ボトル21の首部、21bは角型ボトル21の肩部、21cは角型ボトル21の側部、21dは角型ボトル21の底部、31はキャップである。該シュリンクラベル11は、角型ボトル21の首部21aから底部21dまで覆っているフルシュリンクラベルである。
【0003】
また、図5において、12はシュリンクラベル、22は角型プラスチックボトル(角型ボトル)、22aは角型ボトル22の首部、22bは角型ボトル22の肩部、22cは角型ボトル22の側部、22dは角型ボトル22の底部、32はキャップである。該シュリンクラベル12は、角型ボトル22の肩部22bから底部22dまで覆っているセミフルシュリンクラベルである。
【0004】
さらにまた、図6において、13はシュリンクラベル、23は角型プラスチックボトル(角型ボトル)、23aは角型ボトル23の首部、23bは角型ボトル23の肩部、23cは角型ボトル23の側部、23dは角型ボトル23の底部、33はキャップである。該シュリンクラベル13は、角型ボトル23の肩部23bから側部23cの中央部付近まで(すなわち、角型ボトル23の側面の上部側を)覆っているハーフシュリンクラベルである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような角型プラスチックボトル等の容器を自動販売機(ベンダー)に装填した場合、消費者がお金をベンダーの所定の場所に入れて商品を選択しても、角型プラスチックボトル等の容器が自動販売機内の設置台から滑り出さず、又は所定の通路を通過又は落下せず、商品取り出し口に出て来ない虞があり問題となっていた。
【0006】
従って、本発明の目的は、プラスチックラベルに優れた滑り性を付与することができるプラスチックラベル用コーティング剤組成物、および該コーティング剤組成物が塗布され、優れた滑り性を有しているプラスチックラベルを提供することにある。
本発明の他の目的は、プラスチックラベル付きプラスチックボトルを自動販売機内の所定の通路を通過又は落下させて確実に自動販売機に装填することができ、しかも自動販売機内の所定の通路を通過又は落下して確実に商品取り出し口まで到達することができるプラスチックラベル付きプラスチックボトルを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記目的を達成するため鋭意検討した結果、フッ素樹脂を含有しているコーティング剤をプラスチックラベルに塗布すると、該コーティング剤が塗布されたプラスチックラベルは優れた滑り性を有しており、該プラスチックラベルが本体側面を覆うように装着された容器は、自動販売機に装填されても、確実に自動販売機内の設置台から滑り出し、所定の通路を通過又は落下して、商品取り出し口に出て来ることができることを見出し、本発明を完成させた。
【0010】
すなわち、本発明は、シュリンクラベルであるプラスチックラベルの容器に対して非接触側の面に、ベース樹脂である熱可塑性樹脂と平均粒子径1〜30μmのフッ素樹脂粉末とを含有し、且つ前記フッ素樹脂粉末の含有量がコーティング剤組成物中の固形分全量に対して0.5〜30重量%であるコーティング剤組成物を塗布して形成されたコーティング剤層を有しており、前記フッ素樹脂粉末の平均粒子径が前記コーティング剤層中のベース樹脂による厚みより大きいことを特徴とするプラスチックラベルを提供する。該プラスチックラベルでは、コーティング剤層側の外面の摩擦係数が、同様のプラスチックラベルのコーティング剤層側の外面に対して、0.3以下であってもよい。本発明のプラスチックラベルとしては、筒状ラベルであることが好ましい。
【0011】
さらに、本発明には、前記プラスチックラベルが、断面略四角型の角型プラスチックボトルの本体側面を覆うように装着されていることを特徴とするプラスチックラベル付きプラスチックボトルが含まれる。
【0012】
本発明のプラスチックボトルでは、プラスチックラベルのミシン目が、角型プラスチックボトルの側部における角部に形成されていてもよい。また、プラスチックラベルのシール部が、角型プラスチックボトルの側部における角部に形成されていてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、必要に応じて図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明のプラスチックラベル1が装着されたプラスチックボトル2の一例を示す概略図である。図1において、1はプラスチックラベルであり、2はプラスチックボトル(以下、単に「ボトル」と称する場合がある)である。また、2aはボトル2の首部、2bはボトル2の肩部、2cはボトル2の側部(胴部)、2c1は側部2cにおける滑り面部(平面部)、2c2は側部2cにおける角部、2dはボトル2の底部である。4はプラスチックラベル1に形成されたミシン目であり、5はプラスチックラベル1におけるシール部である。3はキャップである。
【0014】
図1に示されているように、プラスチックボトル2は、断面略四角型の角型プラスチックボトル(以下、単に「角型ボトル」と称する場合がある)である。また、プラスチックラベル1は、シュリンクラベルである。該シュリンクラベル1は、角型ボトル2の本体側面の全面(すなわち、側部2cの全面)を覆うように装着されており、フルシュリンクラベルである。具体的には、角型ボトル2は、フルシュリンクラベルとしてのシュリンクラベル1により、首部2aから肩部2bおよび側部2cを通して底部2dの周辺部まで覆われている。
【0015】
シュリンクラベル1は、図2に示されているように、基材1aと、該基材1aと積層されているコーティング剤層1bとにより構成されている。シュリンクラベル1において、基材1a側の面(内面)1a1は、角型ボトル2に対して接触側の面であり、コーティング剤層1b側の面(外面)1b1は、角型ボトル2に対して非接触側の面である。従って、該コーティング剤層1bは、オーバーコート剤層に相当する。
【0016】
シュリンクラベルとしてのプラスチックラベル1は、コーティング剤層1b側の外面1b1の摩擦係数が、同様のシュリンクラベルのコーティング剤層側の外面に対して、0.3以下(例えば、0.1〜0.3)であり、特にプラスチックラベルがフルシュリンクラベルである場合には0.1〜0.2であることが好ましい。すなわち、本発明のプラスチックラベル間の外面同士の摩擦係数は0.3以下である。該摩擦係数が0.3を越えると、プラスチックラベル付きプラスチックボトル(角型ボトルなど)の滑り性が低下し、該角型ボトル等のボトルを自動販売機に装填する場合または取り出す場合に所定の通路を通過又は落下し難くなる。
【0017】
また、前記と同様の理由から、プラスチックラベル1は、コーティング剤層1b側の外面1b1のステンレス鋼板に対する摩擦係数が、0.45以下(例えば、0.2〜0.45)であり、特にプラスチックラベルがフルシュリンクラベルである場合には0.2〜0.35であることが好ましい。
【0018】
本発明では、プラスチックラベル1における外面1b1の摩擦係数としては、静摩擦係数及び/又は動摩擦係数を採用することができる。摩擦係数としては、静摩擦係数および動摩擦係数(特に、静摩擦係数)が好適に採用される。すなわち、該プラスチックラベルと同様の外面に対する静摩擦係数および動摩擦係数(特に、静摩擦係数)が0.3以下であることが好ましい。また、ステンレス鋼板に対する静摩擦係数および動摩擦係数(特に、静摩擦係数)が0.45以下であることが好ましい。
【0019】
なお、本発明における静摩擦係数、動摩擦係数は、JIS K 7125に準拠して測定することができる。該摩擦係数(静摩擦係数、動摩擦係数)は、ステンレス鋼板または同様のプラスチックラベル(シュリンクラベル等)の外面に対して測定された測定値を採用することができる。
【0020】
コーティング剤層1bはコーティング剤により形成されている。該コーティング剤は、フッ素樹脂粉末を含有するコーティング剤組成物からなっている。具体的には、コーティング剤は、ベース樹脂と、フッ素樹脂粉末とを含有しているコーティング剤組成物からなっている。コーティング剤は単独で又は2種以上混合して使用することができる。
【0021】
本発明のコーティング剤組成物において、フッ素樹脂粉末におけるフッ素樹脂としては、特に制限されず、少なくともフッ素原子含有単量体をモノマー成分として含有する樹脂を用いることができる。すなわち、フッ素樹脂としては、フッ素原子含有単量体のみによる重合体であってもよく、フッ素原子含有単量体と、該フッ素原子含有単量体と共重合が可能な共重合性単量体とによる共重合体であってもよい。
【0022】
前記フッ素原子含有単量体としては、フッ素原子含有ビニル系単量体を好適に用いることができる。該フッ素原子含有ビニル系単量体としては、例えば、テトラフルオロエチレン、トリフルオロエチレン、クロロトリフルオロエチレン、1,1−ジフルオロエチレン(ビニリデンフルオライド)、1,2−ジフルオロエチレン、モノフルオロエチレン(ビニルフルオライド)等のフッ化エチレン;ヘキサフルオロプロピレン等のフッ化プロピレン;ヘキサフルオロイソブチレン等のフッ化イソブチレン;パーフルオロ(メチルビニルエーテル)、パーフルオロ(エチルビニルエーテル)、パーフルオロ(プロピルビニルエーテル)等のパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)などが挙げられる。フッ素原子含有単量体は単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
【0023】
また、共重合性単量体としては、例えば、エチレン、プロピレンなどのオレフィン系単量体の他、ブタジエンなどのジエン系単量体;(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸s−ブチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸デシル、(メタ)アクリル酸ドデシル、(メタ)アクリル酸テトラデシル、(メタ)アクリル酸ヘキサデシル、(メタ)アクリル酸オクタデシル等の(メタ)アクリル酸アルキルや、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル等の(メタ)アクリル酸シクロアルキル、(メタ)アクリル酸フェニル等の(メタ)アクリル酸アリールなどのアクリル系単量体;塩化ビニル、塩化ビニリデン等の塩素原子含有ビニル単量体;酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、カプロン酸ビニル等のビニルエステル類;メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル等のビニルエーテル類;スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレン等のスチレン系単量体などが挙げられる。共重合性単量体は単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
【0024】
なお、共重合性単量体として、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、クロトン酸、無水マレイン酸等のカルボキシル基含有ビニル単量体;(メタ)アクリル酸メトキシメチル、(メタ)アクリル酸2−メトキシエチル等の(メタ)アクリル酸アルコキシアルキル;(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル等の(メタ)アクリル酸ジアルキルアミノアルキル;グリシジル(メタ)アクリレート等のグリシジル基含有ビニル単量体;N−メチロール(メタ)アクリルアミドなどのアミド基含有ビニル単量体;(メタ)アクリル酸ヒドロキシメチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル等の(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキル;ビニルアルコール;アリルアルコール;2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、3−ヒドロキシプロピルビニルエーテル等のヒドロキシアルキルビニルエーテル;2−ヒドロキシエチルアリルエーテル等のヒドロキシアルキルアリルエーテル;メチロール化(メタ)アクリルアミドなどの官能基を含有する共重合性単量体が用いられていてもよい。
【0025】
より具体的には、フッ素樹脂には、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ポリビニルフルオライド(PVF)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)、テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(EPE)、テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体(ETFE)、クロロトリフルオロエチレン−エチレン共重合体(ECTFE)などが含まれる。
【0026】
本発明では、フッ素樹脂としては、ポリテトラフルオロエチレン、又はテトラフルオロエチレンと、他のフッ素原子含有単量体(ヘキサフルオロプロピレンやパーフルオロアルキルビニルエーテルなど)及び/又は共重合性単量体(エチレンなど)とによる共重合体(テトラフルオロエチレン系共重合体)を好適に用いることができる。フッ素樹脂は単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。
【0027】
本発明では、フッ素樹脂は粉末状(又は粉砕状)の形態を有していることが重要である。該フッ素樹脂粉末において、粉末状の形態としては、特に制限されず、例えば、定形状(略球形状、略方形状、略扁平状、略針状など)であってもよく、断面が一定でない不定形状であってもよい。また、等方性又は異方性を有していてもよい。さらに、フッ素樹脂粉末の断面は、全体的に丸まっている形状(略円形状)や角張っている形状(略方形状)、鋸歯状やギザギザ状であってもよく、さらに尖った部分(尖状部)等を有する形状などであってもよい。例えば、フッ素樹脂粉末としては、断面が一定ではなく、尖状部、凹状部、凸状部、糸状部、繊維状部、球状部、扁平状部、孔部等を有する不定形状を有する粉末状のフッ素樹脂を用いることができる。なお、繊維状(ファイバー状)の形状を有しているフッ素樹脂粉末は、アンカー効果を発揮することができる。
【0028】
フッ素樹脂粉末において、その平均粒子径は、特に制限されないが、コーティング剤をグラビア印刷により塗布する場合は、フッ素樹脂粉末の平均粒子径が30μm以下であることが好ましい。具体的には、フッ素樹脂粉末の平均粒子径は、例えば、1〜30μm(好ましくは3〜25μm、さらに好ましくは5〜20μm)程度の範囲から選択することができる。フッ素樹脂粉末の平均粒子径が1μm未満であると、滑り性の向上に寄与しなくなる場合がある。なお、平均粒子径が30μm以上のフッ素樹脂粉末を用いる場合は、他の塗布方法を採用すればよい。
【0029】
また、コーティング剤組成物では、ベース樹脂を用いることができる。ベース樹脂としては、特に制限されず、例えば、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、セルロース系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂などの熱可塑性樹脂を用いることができる。ベース樹脂は単独で又は2種以上混合して使用することができる。
【0030】
本発明のコーティング剤組成物は、ベース樹脂と、フッ素樹脂粉末と、必要に応じて添加剤等とで構成することができる。このような添加剤等としては、例えば、他の滑剤(フッ素樹脂粉末以外の滑剤)や、沈降防止剤(アマイド系沈降防止剤など)、分散安定剤(界面活性剤など)、つや消し剤、体質顔料や各種着色剤、充填剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤等の添加剤や、有機溶剤などが挙げられる。
【0031】
なお、コーティング剤組成物には、前述のように、必要に応じて滑剤(例えば、フッ素樹脂以外の成分からなる粒子状固体物質、ワックスやシリコーンオイルなど)が含まれていてもよいが、フッ素樹脂粉末を用いているので、他の滑剤を用いなくても、優れた滑り性をプラスチックラベルに付与することができる。特に、滑剤として、常温(23℃程度)で液状である成分(シリコーンオイルなど)を用いると、用いられているベース樹脂を膨潤させて、コーティング剤による塗膜の強度を低下させ、また耐ブロッキング性も低下する場合があるため、滑剤として液状成分の使用は好ましくない。
【0032】
滑剤としての前記粒子状固体物質には、シリカ、タルク、雲母、カオリン、ベントナイト、クレー、黒鉛、フッ化黒鉛、カーボンブラック、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、窒化ホウ素、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、チタン酸カルシウム、リン酸カルシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、ガラス粉、アルミナ、金属粉などの無機粒子;ステアリルアルコール等の高級アルコール、ステアリン酸等の高級脂肪酸、ステアリン酸ブチル等の高級脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等の脂肪酸と多価アルコールの部分エステル、ステアリン酸アミド、エチレンビスステアリルアミド等の高級脂肪酸アミド、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム等の高級脂肪酸の塩(金属石けん)、ポリアセタール、ポリ(メタ)アクリル酸金属塩、ポリアクリロニトリル、ポリアクリル酸アミド、メラミン系樹脂、フェノール系樹脂、デンプン粉、セルロース粉などの有機粒子などが含まれる。また、ワックスには、マイクロクリスタリンワックス、酸化マイクロクリスタリンワックス、パラフィン、酸化パラフィン、モンタンワックスなどの鉱物系ワックス;ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、酸化ポリエチレンワックス、酸化ポリプロピレンワックス、塩素化ポリエチレンワックス、塩素化ポリプロピレンワックス、エチレン−アクリル酸共重合体ワックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体ワックス、ポリカーボネートワックスなどの合成ワックス;漆ロウ、密ロウ、白ロウ、木蝋、鯨蝋、ワセリン、ラノリン、カルナバワックス、ケーンワックス、キャンデリラワックス、セラックワックス、ライスワックス、シュガーワックスなどの天然ワックスなどが含まれる。滑剤は、単独で又は2種以上混合して使用することができる。
【0033】
また、コーティング剤組成物において、有機溶剤としては、毒性の低い有機溶剤、例えば、酢酸エチル、酢酸n−プロピルなどの酢酸エステル類や、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類を好適に用いることができる。有機溶剤としては、毒性の高い有機溶剤、例えば、メチルエチルケトンなどのケトン類や、トルエンなどの芳香族炭化水素などを用いる必要はない。なお、有機溶剤は、コーティング剤を基材に塗布した後に乾燥により除去することができる。
【0034】
本発明では、コーティング剤組成物は、ベース樹脂と、本発明のプラスチックラベルと同様の外面に対する(プラスチックラベル同士間の外面の)摩擦係数(動摩擦係数及び/又は静摩擦係数)が0.3以下、及び/又はステンレス鋼板に対する摩擦係数(動摩擦係数及び/又は静摩擦係数)が0.45以下となるような含有量のフッ素樹脂粉末とを含んでいることが好ましい。コーティング剤組成物としては、フッ素樹脂粉末の含有量が、プラスチックラベル同士間の外面の動摩擦係数が0.3以下で且つプラスチックラベル同士間の外面の静摩擦係数が0.3以下となるような含有量であることが好ましい。また、コーティング剤組成物としては、フッ素樹脂粉末の含有量が、ステンレス鋼板に対する動摩擦係数が0.45以下で且つステンレス鋼板に対する静摩擦係数が0.45以下となるような含有量であることが好ましい。具体的には、フッ素樹脂粉末の含有量は、例えば、コーティング剤組成物中の固形分全量に対して0.5〜30重量%、好ましくは1〜25重量%、さらに好ましくは2〜20重量%程度である。フッ素樹脂粉末の含有量が少なすぎると、プラスチックラベル付きプラスチックボトルの滑り性が低下する。一方、多すぎると、基材に対するコーティング剤層の密着性が低下したり、プラスチックボトルに対するプラスチックラベルの装着性が悪くなったりするおそれがあり、さらに、コスト的にも不利となる。
【0035】
コーティング剤層1bの厚みは、特に制限されず、例えば、0.5〜5μm、好ましくは1〜3μm程度の範囲から選択することができる。
【0036】
また、プラスチックラベル1の基材1aは、プラスチックフィルムにより形成することができる。前記プラスチックフィルムの素材としては、ポリエステル、スチレン系樹脂、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリ塩化ビニルなどの熱可塑性樹脂が好適に用いられる。プラスチックフィルムの素材は、単独で又は2種以上混合して使用することができる。
【0037】
なお、基材1aにおいて、ポリエステル、スチレン系樹脂などは滑り性が低いため、前記コーティング剤層1bを積層することにより、優れた滑り性を発揮することができるプラスチックラベル1が得られる。
【0038】
基材1aのポリエステルにはジカルボン酸成分とジオール成分とで構成される種々のポリエステルが含まれる。基材1aとして熱収縮性ポリエステルフィルムを用いる場合のポリエステルとしては、テレフタル酸及びエチレングリコールを、それぞれジカルボン酸成分及びジオール成分の主成分として用い、共重合成分として、イソフタル酸、フタル酸、アジピン酸、セバシン酸、ナフタレンジカルボン酸等のジカルボン酸、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコール、ポリアルキレングリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール等のジオール成分を用いた共重合ポリエステルが好適に用いられる。
【0039】
また、基材1aとしてスチレン系の熱収縮性フィルムを用いる場合には、スチレン−ブタジエン共重合体を主成分としたものが好適である。
【0040】
本発明の基材1aは単層フィルム及び多層フィルムの何れで構成されていてもよい。基材1aの厚みは、特に制限されず、例えば、20〜80μm、好ましくは30〜60μm程度の範囲から選択することができる。
【0041】
本発明のプラスチックラベル(特に、シュリンクラベル)は、押出法やカレンダー法等の公知の方法によって成形した後、必要に応じて延伸処理し、得られたフィルムの表面にコーティング剤層を印刷(例えば、グラビア印刷など)等の塗布方法により積層して製造できる。なお、コーティング剤層は透明であることが好ましい。
【0042】
延伸は、テンター方式、チューブ方式の何れの方式で行うこともできる。延伸処理は、例えば、フィルムを構成するポリエステルのガラス転移温度等を考慮した適宜の温度で、容器の周方向に対応する方向[通常、幅方向(TD方向)]に1.5〜8倍、好ましくは4〜5倍程度延伸することにより行われる。なお、必要に応じて、前記方向に直交する方向[通常、長さ方向(MD方向)]にも、低い延伸倍率(例えば1.5倍程度以下)で延伸処理を施すことができる。また、延伸後、通常、60〜90℃程度の加熱ゾーンを約1〜10秒通過させるヒートセットが行われる。こうして得られるフィルムは主延伸方向に配向性を有し、該方向に大きな熱収縮性を示し、シュリンクラベル用熱収縮性フィルムとして好適に用いることができる。
【0043】
なお、プラスチックラベル1には、文字やデザインなどの印刷を行うこともできる。文字やデザインなどを印刷する面は、通常、プラスチックラベル1におけるボトル2に対して接触側の面(内面)1a1である。
【0044】
本発明のプラスチックラベル1は、基材にコーティング剤を塗布し、必要に応じて文字やデザインを印刷した後、所望の幅の長尺帯状に切断し、例えば、コーティング剤層を外側にして(文字やデザインの印刷面を内側にして)、前記主延伸方向が周方向となるように筒状に丸め、両端辺を接着剤などで接着(センターシール)した後、必要に応じて所望の長さに切断し、筒状のプラスチックラベル(特に、シュリンクラベル)として使用される。
【0045】
なお、本発明のプラスチックラベル(特に、シュリンクラベル)は、少なくともプラスチックボトル(特に、角型プラスチックボトル)の側部を覆うものであれば、その形態は特に制限されず、例えば、図1又は4で示されるようなフルシュリンクラベルの形態を有していてもよく、図5で示されるようなセミフルシュリンクラベルの形態を有していてもよい。また、図6で示されるような角型プラスチックボトルの側面上方部分を覆う、いわゆるハーフシュリンクラベルの形態を有していてもよい。
【0046】
本発明では、プラスチックラベル(特にシュリンクラベル)としては、プラスチックボトル(特に角型プラスチックボトル)の側部の略全面を少なくとも覆っている(すなわち、肩部から底部までを少なくとも覆っている)フルシュリンクラベル又はセミフルシュリンクラベルの形態を有していることが好適である。
【0047】
本発明のプラスチックラベルにおいて、プラスチックラベルがシュリンクラベルである場合、該シュリンクラベルの熱収縮率は特に制限されない。例えば、熱収縮率としては、90℃で10秒処理したとき、一方向X(容器の周方向に対応する方向)において40〜80%であり、好ましくは50〜75%である。該熱収縮率が40%未満の場合には、収縮が不十分となる場合がある。また、前記熱収縮率が80%を超える場合には、ラベルに歪みが生じるため好ましくない。
【0048】
前記熱収縮率は、例えば、シュリンクラベルを構成する原料がポリエステルの場合、ジカルボン酸成分及びジオール成分の種類やその構成比率(特に、前記脂肪族ジカルボン酸成分の割合)、延伸条件(延伸温度、延伸倍率等)、ヒートセット条件(温度、時間等)などを適宜選択することにより前記範囲内に調整できる。
【0049】
ボトルとしては、図1に示されているように、側部(胴部)2cに滑り面部(平面部)2c1を有する角型プラスチック製ボトル2を好適に用いることができる。角型ボトル2の代表的な例として、図3に示されるように、横断面略四角型の角型プラスチックボトルが挙げられる。図3は、角型ボトル2の胴部2cに関する概略断面図である。胴部2cは、4つの滑り面部2c1と、4つの角部2c2とで構成されているが、全体として横断面略四角型となっている。
【0050】
本発明では、ボトル(特に角型ボトル)としては、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステルからなるブロー成形ボトルなどを用いることができる。側部(胴部)2cにおける滑り面部(平面部)2c1の形状は特に制限されないが、通常、低下した圧力を吸収してボトルの変形を抑制できるような形状であり、例えば、中央部に僅かに盛り上がった凸状部が形成された略四角型の凹状を有し、且つ滑り面部全体として略平面状となっている場合が多い。
【0051】
本発明のプラスチックラベル付きプラスチックボトル2は、例えば、前記筒状に形成された本発明のプラスチックラベル1としてのシュリンクラベルを自動ラベル装着装置に供給し、必要な長さに切断した後、通常内容物を充填したプラスチックボトル(特に角型プラスチックボトル)に、ボトル本体側面の略全面又は所定部位を覆うように連続的に被嵌し、加熱により熱収縮させて装着することにより製造することができる。角型ボトルに被嵌したシュリンクラベルの熱収縮は公知の何れの方法により行ってもよいが、均等に温度を伝えラベルの仕上がりをよくするという理由から、例えば80〜100℃程度のスチームトンネルを通過させることにより熱収縮させるのが好ましい。
【0052】
本発明のプラスチックラベル付きプラスチックボトル(特に、シュリンクラベル付き角型プラスチックボトル)は、自動販売機に装填されて、該装填されている部位(設置台)から商品取り出し口に出て来る場合、該プラスチックボトルを自動販売機内にスムーズに投入可能とすること、および装填されている部位から滑り始めることが必要である。本発明のプラスチックラベル付きプラスチックボトルは、ボトル(特に角型ボトル)の本体側面を略全面的に覆っているプラスチックラベル(特にシュリンクラベル)の外面の摩擦係数が低い。そのため、ボトル、なかでも角型ボトル内に飲料が充填されたプラスチックラベル付き角型プラスチックボトルは、設置台の角度が小さくても、容易に滑り始めることができる。例えば、自動販売機内において、角型ボトルの設置台の角度は通常15°程度である。本発明のプラスチックラベル付き角型プラスチックボトルは、角型ボトル内に所定の飲料が充填された場合、同様のプラスチックラベル間の外面同士の静摩擦係数が0.3以下(及び/又はステンレス鋼板に対する静摩擦係数が0.45以下)のときには、自動販売機内で、設置台から容易に滑り出して、所定の通路を通過又は落下することができる。また、同様に、プラスチックボトルの自動販売機内への投入も円滑に行うことができる。
【0053】
また、自動販売機内の設置台から商品取り出し口に出て来る場合、自動販売機内の設置台を滑り出した後、所定の通路を通過又は落下する。このとき、角型ボトル2の側部2cのうち滑り面部2c1(すなわち、複数個の角型ボトルを自動販売機内に装填したときに角型ボトル同士が接する面部)が前記通路の壁に接する。本発明では、プラスチックラベル付き角型プラスチックボトル(角型ボトル2)は、ボトル本体側面の全面(滑り面部2c1)が本発明のプラスチックラベルにより覆われているので、同様のプラスチックラベル間の外面同士の動摩擦係数が0.3以下(及び/又はステンレス鋼板に対する動摩擦係数が0.45以下)の場合は、角型ボトル2は、設置台から容易に滑り出した後、通過する通路の壁に滑り面2c1が接しても、両者間の摩擦により角型ボトル2が通路内で止まることがなく、確実に商品取り出し口に出て来る。また、特に自動販売機内においては、角型ボトル2は、連続して装填されており、該ボトル2はその側面部が互いに接した状態となっているため、該ボトル2に装着されたプラスチックラベル間の外面同士の滑り性を良好とすべく、該プラスチックラベル間の外面同士における動摩擦係数を0.3以下(好ましくは0.2以下)とすることが重要である。
【0054】
このように、本発明のプラスチックラベル付きプラスチックボトルは、該プラスチックラベル間の外面同士における静摩擦係数および動摩擦係数の両方が0.3以下の場合(及び/又はステンレス鋼板に対する静摩擦係数および動摩擦係数の両方が0.45以下の場合)、通常の又は従来の自動販売機に装填されても、装填時に詰まることなく逐次投入することができ、しかも、容易に設置台から滑り出し、さらに、所定の通路を通過又は落下して、商品取り出し口に到達することができる。
【0055】
なお、プラスチックラベルがハーフシュリンクラベルである場合、該ラベル外面が、ラベルが装着されていないボトル外面より滑り性が良すぎるために、自動販売機内で均一に滑らないことがあるため、該ラベルと同様の外面に対する摩擦係数を0.2〜0.3の範囲内(及び/又はステンレス鋼板に対する摩擦係数が0.3〜0.45の範囲内)とすることが好ましい。
【0056】
本発明のプラスチックラベル付きプラスチックボトルでは、図1に示されているように、角型ボトル等のボトルのリサイクル(例えば、PET樹脂のリサイクル)のため消費者の段階でもシュリンクラベル等のプラスチックラベルをボトルから剥離しやすいように、縦方向に切断用のミシン目4を施すことができる。図1で示されているように、ボトルが角型ボトルである場合、ミシン目4としては、側部2cにおける角部2c2の位置で縦方向に形成されていることが好ましい。このように、ミシン目4が側部2cの角部2c2において縦方向に形成されていると、ミシン目4が角型ボトル2の滑り面部2c1には無いため自動販売機内での滑り性に影響を及ぼさないので、自動販売機内での角型ボトル2の滑り性を低下させない。
【0057】
また、本発明のプラスチックラベル付きプラスチックボトルでは、図1に示されているように、プラスチックラベルとしてのシュリンクラベルを筒状にする場合、接着剤などにより両端辺を接着したシール部5(センターシール部)が設けられているが、該シュリンクラベル1のシール部5は、側部2cにおける角部2c2において縦方向に形成されていることが好ましい。このように、シール部5が側部2cの角部2c2を含んで縦方向に形成されていると、シール部5が角型ボトル2の自動販売機内での滑り性に影響を及ぼさないので、自動販売機内での角型ボトル2の滑り性を低下させない。
【0058】
なお、ミシン目4と、シール部5とは、同一の角部に設けられていてもよく、異なる角部に設けられていてもよい。ミシン目4と、シール部5とは、異なる角部に設けられていることが好ましい。
【0059】
なお、フッ素樹脂粉末は、他の滑剤と比較して、コーティング剤層の厚みに対する粒子径が大きいので、一般に焼き付けしないとフッ素樹脂による滑り性向上という効果を得られないので、プラスチックラベル(特にシュリンクラベル)のコーティング剤には実質上ほとんど含有されておらず、通常、フッ素樹脂の単独フィルムとして利用されていた。しかし、本発明では、相対的に他の滑剤と比較して粒径が大きいフッ素樹脂粉末を、コーティング剤に含まれる滑剤として用いても、焼き付けなどを行わずに通常の塗布方法によりコーティング剤層を形成するだけで、滑り性を大きく向上させることができる。特に、本発明では、フッ素樹脂粉末としては、その平均粒子径が、コーティング剤層中のベース樹脂による厚みより大きくても、滑り性を大きくすることにより改善することができることを見出した。すなわち、本発明では、フッ素樹脂粉末としては、その平均粒子径が、コーティング剤層中のベース樹脂による厚みより大きいフッ素樹脂粉末を好適に用いることができる。
【0060】
しかも、本発明のプラスチックラベルは、フッ素樹脂粉末を含有しているコーティング剤によるコーティング剤層を有しているので、滑り性だけでなく、コーティング剤層の塗膜の強度が優れている。すなわち、本発明のプラスチックラベルは、耐擦傷性又は耐摩耗性が優れている。従って、本発明のプラスチックラベルの外面(コーティング剤層表面)が、プラスチックラベル(特にシュリンクラベル)同士や、用いられている機械等と接触して擦過されても、該擦過によってもコーティング剤層表面の損傷が生じることが防止されており、例えば、擦過によって表面が損傷することによる破片(粉など)等が生じない。
【0061】
例えば、プラスチックラベル(特にシュリンクラベル)をセンターシールして丸める時に、プラスチックラベルの外面(コーティング剤層表面)が、センターシールするために用いられている機械等と接触して擦られるが、該擦過によってもコーティング剤層表面は損傷することがない。また、プラスチックラベルとしてのシュリンクラベルをプラスチックボトルに熱収縮により装着する際には、シュリンクラベルの外面(コーティング剤層表面)が、機械等と接触して擦過されるが、該擦過によってもコーティング剤層表面には損傷が生じない。さらにまた、プラスチックラベルが装着されたプラスチックラベル付きプラスチックボトルを、保管又は搬送するために段ボールなどの保管用又は搬送用の容器に入れられる際や、搬送用容器に入れられたプラスチックボトルを搬送する際等で、プラスチックラベルのコーティング剤層表面が、他のプラスチックラベルのコーティング剤層表面、又は容器の内壁等と、接触して擦られるが、該擦過によってもコーティング剤層表面が損傷することがない。従って、コーティング剤による塗膜表面の強度、耐擦傷性が優れており、プラスチックラベルの作製時や保管又は搬送時の他、プラスチックラベルのプラスチックボトルへの装着時や装着後の保管又は搬送時などにおいて、他のプラスチックラベルや用いられた機械の部品との接触によって擦られても、損傷はほとんど又は全く生じず、損傷が生じることによる破片の発生(例えば、粉の浮き出し現象など)は生じない。
【0062】
しかも、本発明のプラスチックラベルは、巻き取ってラベル同士を重ねて保存されていても、長期間にわたりブロッキングは発生せず、耐ブロッキング性も良好である。
【0063】
一方、滑剤として、ポリエチレンワックスなどのワックスのみを用いると、プラスチックラベルのコーティング剤層表面の滑り性は低い。そのため、ポリエチレンワックス等のワックスを滑剤として含有するコーティング剤が塗布されたプラスチックラベルを、角型プラスチックボトルに装着すると、該プラスチックラベル付き角型プラスチックボトルは、自動販売機内に装填されて販売された時、自動販売機内の設置台からの滑り出しが悪く、所定の通路を通過又は落下して、商品取り出し口に出て来ない場合がある。そこで、滑剤として、ワックスとシリコーンオイルとを組み合わせを採用すると、シリコーンオイルは常温(23℃程度)で液体状であるので、用いられているベース樹脂を膨潤させ、コーティング剤による塗膜の強度が低下し、しかも、耐ブロッキング性も低下する。
【0064】
さらに、本発明では、高価なフッ素樹脂粉末を用いているが、その使用量は少量でも優れた滑り性を発揮することができるので、コーティング剤における滑剤全体として、総合的に、コストの低減を図ることが可能である。
【0065】
このように、本発明のプラスチックラベルは、滑り性が優れているだけでなく、コーティング剤層表面の塗膜の強度も良好である。しかも、コスト的にもメリットが高い。従って、本発明のプラスチックラベルは、自動販売機に装填するプラスチックボトル、なかでも角型プラスチックボトルに対するシュリンクラベルとして有用である。なお、本発明の筒状プラスチックラベルは、シュリンクラベルの他にポリエチレン系フィルム等を主成分とする自己伸縮性により容器に緊縛装着されるストレッチラベルであってもよい。
【0066】
【発明の効果】
本発明のプラスチックラベルによれば、プラスチックボトル、なかでも角型プラスチックボトルに優れた滑り性を付与することができるので、例えば、本発明のプラスチックラベル付き角型プラスチックボトルを自動販売機に装填しても、角型プラスチックボトルは、自動販売機内でつまらず、確実に商品取り出し口に出て来ることができる。
【0067】
また、本発明のプラスチックラベル付きプラスチックボトルは、滑り性が良好であるため、お茶やコーヒーなどの飲料充填工場における移送ライン(コンベア)において、プラスチックボトル同士が接触してもライン上をスムーズに搬送することが可能である。
【0068】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいてより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例により限定されるものではない。
【0069】
(実施例1)
フッ素樹脂粉末(商品名「アフロンPTFE L169J」旭硝子フロロポリマーズ株式会社製、平均粒子径:13μm)]:1重量部、アクリル系樹脂の45重量%イソプロピルアルコール溶液(商品名「ダイヤナールLR−943」三菱レイヨン(株)製):60重量部(固形分:27重量部)、沈降防止剤(アマイド系沈降防止剤):0.3重量部、分散安定剤(リン酸エステル系界面活性剤):0.2重量部、酢酸エチル:12重量部、イソプロピルアルコール:22.5重量部の割合で混合して、コーティング剤(以下、「コーティング剤A」と称する)を調製した。
ポリエステル系フィルム(東洋紡社製、商品名「S7561」、フィルム厚み50μm)の一方の表面に、前記コーティング剤Aを、乾燥後の平均厚みが3μmとなるようにグラビア印刷により塗布してコーティング剤層を形成し、他方の面に、グラビア印刷によりインキを塗布して印刷層(インキ層)を形成して、コーティング剤層を有するシュリンクラベル(「シュリンクラベルA」と称する)を調製した。
前記シュリンクラベルAを、ベースフィルムの幅方向が周方向となるように筒状に丸めて両端部を熱により溶着し、長尺筒状のシュリンクラベル連続体を得た。このシュリンクラベル連続体を自動ラベル装着装置に供給し、各ラベルに切断した後、お茶を充填した断面略四角型で、内容積が500mlであるポリエチレンテレフタレート製ボトル(PETボトル)にボトルの角部にラベルのミシン目が形成されるように外嵌し、スチームトンネル(温度90℃)を通過させて熱収縮させて、図1に示すようなシュリンクラベル付き角型プラスチックボトルを作製した。
【0070】
(実施例2)
フッ素樹脂粉末(商品名「アフロンPTFE L173J」旭硝子フロロポリマーズ株式会社製、平均粒子径:7μm)]:1重量部、ポリエステル(商品名「バイロン240」東洋紡績(株)製):15重量部、沈降防止剤(アマイド系沈降防止剤):0.3重量部、分散安定剤(リン酸エステル系界面活性剤):0.2重量部、酢酸エチル:40重量部、酢酸n−プロピル:43.5重量部の割合で混合して、コーティング剤(以下、「コーティング剤B」と称する)を調製した。
ポリエステル系フィルム(東洋紡社製、商品名「S7561」、フィルム厚み50μm)の一方の表面に、前記コーティング剤Bを、乾燥後の平均厚みが3μmとなるようにグラビア印刷により塗布してコーティング剤層を形成し、他方の面に、グラビア印刷によりインキを塗布して印刷層(インキ層)を形成して、コーティング剤層を有するシュリンクラベル(「シュリンクラベルB」と称する)を調製した。
前記シュリンクラベルBを、実施例1と同様の方法により、PETボトルに装着させて、図1に示すようなシュリンクラベル付き角型プラスチックボトルを作製した。
【0071】
(比較例1)
ポリエチレンワックス(商品名「X−5159」岐阜セラック(株)製)及びシリコーンオイル(商品名「SH−83PA」東レダウコーニングシリコン(株)製):5重量部(両者の合計量)、アクリル系樹脂の40重量%イソプロピルアルコール溶液(商品名「KKポリマーOH−234S」新中村化学(株)製):60重量部(固形分:24重量部)、沈降防止剤(アマイド系沈降防止剤):0.3重量部、分散安定剤(リン酸エステル系界面活性剤):0.2重量部、酢酸エチル:34.5重量部の割合で混合して、コーティング剤(以下、「コーティング剤C」と称する)を調製した。
ポリエステル系フィルム(東洋紡社製、商品名「S7561」、フィルム厚み50μm)の一方の表面に、前記コーティング剤Cを、乾燥後の厚みが0.5〜3μmとなるようにグラビア印刷により塗布してコーティング剤層を形成し、他方の面に、グラビア印刷によりインキを塗布して印刷層(インキ層)を形成して、コーティング剤層を有するシュリンクラベル(「シュリンクラベルC」と称する)を調製した。
前記シュリンクラベルCを、実施例1と同様の方法により、PETボトルに装着させて、図1に示すようなシュリンクラベル付き角型プラスチックボトルを作製した。
【0072】
[摩擦係数(外面同士の摩擦係数)]
このようにしてシュリンクラベルを装着したコーヒー入りPETボトルについて、シュリンクラベルのオーバーコート剤層側の外面に関する摩擦係数(外面同士の摩擦係数)を下記の方法により測定して、滑り性を評価し、その測定結果を表1に示す。
・摩擦係数の測定方法
プラスチックラベルとしてのシュリンクラベルについて、JIS K 7125に準拠して、該シュリンクラベルの外面(コーティング剤層表面)同士を重ね合わせて10秒間静置した後、滑り速度500mm/minの条件で滑らせて、静摩擦係数および動摩擦係数を測定した。なお、測定条件として、重ね合わされるシュリンクラベルの外面がともにドライ(乾燥)な条件、及びウェット(結露した状態)な条件の2つの相対する条件を採用している。具体的には、前記ウェットな条件での測定では、シュリンクラベルの一方(下地となる固定する方)の外面に、0.1ccの水を滴下して、他方(滑らせる方)のシュリンクラベルの外面を重ね合わせて測定している
【0073】
[透明性]
また、シュリンクラベルのコーティング剤層の透明性を、(株)東洋精機製作所製直読ヘイズメーターにより下記の評価基準で評価した。
・評価基準
◎:測定値が3%以下である(印刷層における印刷された文字又は絵柄を極めて明瞭に視認することができる。すなわち、コーティング剤層の透明性は極めて優れている。)
○:測定値が3%を越え5%以下である(印刷層における印刷された文字又は絵柄を明瞭に視認することができる。すなわち、コーティング剤層の透明性は優れている。)
△:測定値が5%を越え10%以下である(印刷層における印刷された文字又は絵柄を不明瞭ではあるが視認することができる程度である。すなわち、コーティング剤層は、半透明な状態である。)
×:測定値が10%を越えている(印刷層における印刷された文字又は絵柄を視認することができない。すなわち、コーティング剤層は不透明である。)
【0074】
[耐摩耗性]
さらに、同一のシュリンクラベルの外面同士を100回擦り合わせて、コーティング剤層の強度を調べ耐摩耗性を評価した。評価結果は、表1に併記した。
【0075】
[自動販売機内での滑り性(実装評価)]
さらにまた、実際に販売されている三洋電機(株)製の自動販売機に、シュリンクラベルを装着したお茶入りPETボトルを装填して、該ボトル(1000個)が商品取り出し口に出て来るかについて調べた(実装評価)ところ、実施例1〜2及び比較例1に係るシュリンクラベル付き角型プラスチックボトルは、1000個すべてが商品取り出し口に出てきた。
【0076】
【表1】
Figure 0004921648
【0077】
表1より、実施例に係るシュリンクラベルを装着したお茶入りPETボトルは、摩擦係数が、静摩擦係数および動摩擦係数の両方ともに、小さい。従って、実施例に係るシュリンクラベルを装着したお茶入りPETボトルは、滑り性が良好である。
【0078】
また、実施例に係るシュリンクラベルを装着したお茶入りPETボトルは、実装評価が良好であり、実際に自動販売機に装填しても、確実に又はほとんど商品取り出し口にまで出て来ることが確認された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチックラベル付きプラスチックボトルの一例を示す概略図である。
【図2】図1に示されているプラスチックラベルを示す概略断面図である。
【図3】図1に示されているプラスチックボトルを示す概略断面図である。
【図4】フルシュリンクラベルに係るシュリンクラベル付き角型プラスチックボトルの一例を示す概略図である。
【図5】セミフルシュリンクラベルに係るシュリンクラベル付き角型プラスチックボトルの一例を示す概略図である。
【図6】ハーフシュリンクラベルに係るシュリンクラベル付き角型プラスチックボトルの一例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 プラスチックラベル
2 プラスチックボトル
2a 首部
2b 肩部
2c 側部(胴部)
2c1 滑り面部(平面部)
2c2 角部
2d 底部
3 キャップ
4 ミシン目
5 シール部
1a 基材
1b コーティング剤層
1a1 内面
1b1 外面

Claims (7)

  1. シュリンクラベルであるプラスチックラベルの容器に対して非接触側の面に、ベース樹脂である熱可塑性樹脂と平均粒子径1〜30μmのフッ素樹脂粉末とを含有し、且つ前記フッ素樹脂粉末の含有量がコーティング剤組成物中の固形分全量に対して0.5〜30重量%であるコーティング剤組成物を塗布して形成されたコーティング剤層を有しており、前記フッ素樹脂粉末の平均粒子径が前記コーティング剤層中のベース樹脂による厚みより大きいことを特徴とするプラスチックラベル。
  2. コーティング剤層の厚みが0.5〜5μmである請求項1記載のプラスチックラベル。
  3. コーティング剤層側の外面の摩擦係数が、同様のプラスチックラベルのコーティング剤層側の外面に対して、0.3以下である請求項1又は2記載のプラスチックラベル。
  4. 筒状ラベルである請求項1〜3のいずれかの項に記載のプラスチックラベル。
  5. 請求項1〜4のいずれかの項に記載のプラスチックラベルが、断面略四角型の角型プラスチックボトルの本体側面を覆うように装着されていることを特徴とするプラスチックラベル付きプラスチックボトル。
  6. プラスチックラベルのミシン目が、角型プラスチックボトルの側部における角部に形成されている請求項記載のプラスチックラベル付きプラスチックボトル。
  7. プラスチックラベルのシール部が、角型プラスチックボトルの側部における角部に形成されている請求項5又は6記載のプラスチックラベル付きプラスチックボトル。
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