JP4921093B2 - ミシン - Google Patents

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Description

本発明は、ミシンに関する。
従来、ミシンにおいては、上送り足、押さえ足及び送り歯によって被縫製物を送りながら縫製を行うミシンが知られている。図21は被縫製物を送る際の上送り足、押さえ足及び送り歯の動作を表す説明図である。この図21(a)に示すように、縫い針101が下降して被縫製物を突き刺すと、これと同時に上送り足104が下降するようになっている。このとき、上送り足104と、略楕円揺動して上昇してきた送り歯105とによって被縫製物が狭持される。
次に、図21(b)に示すように、上送り足104が被縫製物を押えた際には、予め被縫製物を押えていた押さえ足106が上昇しはじめ、被縫製物から離れだす。このとき、縫い針101、上送り足104及び送り歯105は、被縫製物を突き刺し、挟んだ状態で図における左方向に揺動する。これにより、被縫製物は左方向に送られることになる。
そして、図21(c)に示すように、上送り足104と送り歯105との協働による被縫製物の送り運動が終了すると、縫い針101が上昇して被縫製物から抜け始める。このとき、押さえ足106が下降してきて、被縫製物を押える。
その後、図21(d)に示すように、押さえ足106が被縫製物を押えると同時に、上送り足104及び送り歯105が被縫製物から離れ始める。この間縫い針101、上送り足104及び送り歯105は、被縫製物からはなれながら揺動し図21(a)に示す初期位置に戻る。これらの動作を繰り返すことで被縫製物を送るようになっている。
ここで、縫い始め時においては糸を被縫製物の裏側に引き込まなければならないが、押さえ足106によって糸が踏まれていると前述の糸の引き込みが困難であるために、縫い始めと同時に押さえ足106を上昇させることで糸を引き込みやすくしている。具体的に図22及び図23を参照にして説明すると、押さえ足106は押さえ棒107により保持されている。押さえ棒107の上部には、押さえ棒抱き108が連結されているとともに、バネ111が係合している。押さえ棒抱き108の一端部の下面には、当該押さえ棒抱き108を持ち上げることで、押さえ棒107及び押さえ足106を上昇させる略L字状の持ち上げレバー109の先端部が当接している。持ち上げレバー109の角部は先端部が昇降するように回動自在に支持されている。持ち上げレバー109の基端部にはエアシリンダ110が連結されていて、エアシリンダ110の伸縮によって持ち上げレバー109が角部を中心にして回動する。図22の状態からエアシリンダ110が前進すると持ち上げレバー109が時計回りに回動するので、バネ111の付勢力により押さえ足106が下降して図23の状態に変動する。一方、図23の状態からエアシリンダ110が後退すると持ち上げレバー109が半時計回りに回動し図22の状態に変動し、押さえ足106が上昇する。つまり、エアシリンダ110を縫い始めタイミングで進退させると、糸の引き込み時に押さえ足106が糸を踏んでしまうということを防止している。
ここで、被縫製物の厚みが異なると、押さえ足106による押さえの高さがばらつくことになる。このようなばらつきがあると、釜による糸の引き込みの完了後、押さえ足106を下降させるためにエアシリンダ110を前進させて持ち上げレバー109を元の位置まで時計回りに回動させたとしても、被縫製物の厚みによっては押さえ足106が元の位置まで下降せずに、持ち上げレバー109と押さえ棒抱き108との間に隙間Lが発生する場合があった。
このような隙間Lがあると、エアシリンダ110と押さえ足106との動作に時間的なロスが生じてしまい、押さえ足上昇動作のタイミングがばらついてしまう。このため持ち上げレバー109にポテンションメータを取り付け、当該ポテンションメータで持ち上げレバーの回転角度を検出するようになっている。この検出結果を基にエアシリンダ110を制御すれば、隙間Lがあったとしてもそれを補正して最適なタイミングで押さえ足上昇動作を実行できるようになっている(例えば特許文献1参照)。
特開2004−57822号公報
近年、製造コスト抑制のため、部品点数の削減や制御効率の向上が望まれており、この押さえ足上昇動作に関する構成にあっても例外でない。例えば、上記のポテンションメータを省略しながらも、タイミングを安定させた押さえ足上昇動作を実現すれば、構成及び制御を簡略化することが可能となる。
本発明の課題は、簡単な構成で、被縫製物の厚みの変化に対応して縫い始めの上糸端を確実に布の裏側に引き込むことが可能な装置を提供することである。
請求項1記載の発明に係るミシンは、
縫い針を保持して昇降する針棒と、
針板上の被縫製物に対して上方から接した状態で、前記針棒の昇降動作に連動するように所定方向に移動して前記被縫製物を送る上送り足と、
前記被縫製物を前記針板に向けて押さえる押さえ足と、
前記針棒の昇降動作によって前記針板の下方に位置した前記縫い針の上糸を捕捉する釜と、
前記押さえ足を支持する押さえ棒と、
前記押さえ足を移動させるためのアクチュエータと、
前記押さえ足を上昇状態、下降状態、前記押さえ足に対する負荷を無負荷にするための中立状態の各状態に前記アクチュエータを切り替える切替部と、
前記切替部が前記アクチュエータを前記中立状態にした場合、布厚に対応するように前記アクチュエータの一端部及び前記押さえ棒の伝達経路上にある隙間を補正するか、又は前記アクチュエータの突出量を補正する補正手段と、
縫製開始時に、前記アクチュエータにより前記押さえ足を下降状態にして、前記被縫製物を押圧してから、前記中立状態とし、前記被縫製物を貫通した前記上糸を前記釜が捕捉する際に、前記アクチュエータが所定時間前記押さえ足を上昇状態とするように前記切替部を制御する制御部とを備えることを特徴としている。
請求項2記載のミシンは、請求項1記載のミシンにおいて、
前記補正手段は、前記押さえ棒に一端部が連結されて、前記アクチュエータの突出量を補正するアクチュエータであることを特徴としている。
請求項3記載のミシンは、請求項1記載のミシンにおいて、
前記補正手段は、
前記中立状態時に、前記押さえ棒を上昇させる方向に前記アクチュエータの一端部が移動するように付勢することで、前記伝達経路上の隙間を補正する付勢部材であることを特徴としている。
請求項4記載のミシンは、請求項3記載のミシンにおいて、
前記アクチュエータの一端部には、前記押さえ棒を昇降させるための持ち上げレバーが連結されていて、
前記制御部は、縫製時に前記持ち上げレバーが前記押さえ棒に干渉しない位置に当該アクチュエータを移動させるように、前記アクチュエータを制御することを特徴としている。
請求項5記載の発明は、
縫い針を保持して昇降する針棒と、
針板上の被縫製物に対して上方から接した状態で、前記針棒の昇降動作に連動するように所定方向に移動して前記被縫製物を送る上送り足と、
前記被縫製物を前記針板に向けて押さえる押さえ足と、
前記押さえ足を支持する押さえ棒とを備えるミシンにおいて、
ミシン機枠に回動自在に支持された状態で、一端部が前記押さえ棒に連結されて、回動することにより前記押さえ棒を昇降させる連結部と、
前記連結部の他端部が連結されて、前記連結部を回動させる直動機器と、
前記押さえ足を上昇状態、下降状態、前記押さえ足に対する負荷を無負荷にするための中立状態の各状態に前記直動機器を切り替える切替部と、
前記針棒の昇降動作によって前記針板の下方に位置した前記縫い針の上糸を捕捉する釜と、
縫い始めの第1針目に、前記被縫製物を貫通した前記上糸を前記釜が捕捉する際に、前記直動機器が所定時間前記押さえ足を上昇状態にした後、前記中立状態となるように前記切替部を制御する制御部とを備えることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載のミシンにおいて、
前記上送り足及び前記押さえ棒に対して互いに逆位相となる上下方向の往復動作をさせる第1動作機構と、
前記上送り足に所定方向の往復動作を行わせる第2動作機構とを備えることを特徴としている。
請求項7記載の発明は、請求項1〜6の何れか一項に記載のミシンにおいて、
天秤と前記縫い針の間に配置されて、前記制御部の制御に基づいて前記上糸を把持する把持部を備え、
前記制御部は、前記被縫製物を貫通した前記上糸を前記釜が捕捉する際に、前記上糸を把持するように前記把持部を制御することを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、アクチュエータが中立状態である場合には、アクチュエータの一端部と押さえ棒との伝達経路上にある隙間が、布厚に対応するように補正手段によって補正され、また補正手段によりアクチュエータの吐出量が布厚二対応し補正される。これにより、厚みの異なる布であっても押さえ足が適正に押圧するので、縫い始めに押さえ足を上昇させる動作タイミングを補正する必要がない。
そして、縫製開始時には、アクチュエータにより押さえ足が下降状態とされて、被縫製物を押圧してから、中立状態となり、被縫製物を貫通した上糸を釜が捕捉する際に、アクチュエータが所定時間押さえ足を上昇状態にしているので、上糸を押さえ足が踏んでおらず、縫い始めの上糸端を確実に布の裏側に引き込むことが可能となる。
また、請求項2記載の発明によれば、補正手段が、押さえ棒に一端部が連結されたアクチュエータであるので、被縫製物の厚みが変化してもアクチュエータの吐出量が自動的に変化することになり、アクチュエータの突出量を補正することが可能となる。
また、請求項3記載の発明によれば、補正手段が、中立状態時に、押さえ棒を上昇させる方向にアクチュエータの一端部が移動するように付勢する付勢部材であるので、中立状態時においてはアクチュエータの一端部と押さえ棒とが接触して、隙間がなくなるように補正されることになる。
請求項4記載の発明によれば、縫製時に持ち上げレバーの一端部が押さえ棒に干渉しない位置に持ち上げレバーが移動しているので、押さえ足が上下方向へ往復動作する際に、押さえ棒と持ち上げレバーとは干渉せず、当該往復動作が邪魔されることが防止される。
請求項5記載の発明によれば、押さえ棒と直動機器とが連結部を介して連結されている。このため、被縫製物の厚みが変化しても押さえ足が適正に布を押圧するので、縫い始めに上送り足を上昇させる動作タイミングを補正する必要がない。
また、縫い始めの所定区間を除いて直動機器は中立状態となっているので、押さえ足を上下方向に往復動作させる第1動作機構の動作を邪魔することも防止される。
これらのことでポテンションメータを用いない簡単な構成であっても、縫い始めの上糸端を確実に布裏側に引き込むことができる。
[第1の実施の形態]
以下、本実施形態に係るミシンについて図を参照に説明する。図1〜図3に示すように、ミシン1には、針板2上の被縫製物に対して上方から接した状態で所定方向、いわゆる被縫製物の送り方向に移動して被縫製物を送る上送り足3と、被縫製物を針板2に向けて上方から押さえる押さえ足4と、上送り足3及び押さえ足4に対して互いに逆位相となる上下方向の往復動作をさせる第1動作機構5と、上送り足3に送り方向の往復動作を行わせる第2動作機構6とが備えられている。
上送り足3は、縫い針7を下端で保持する針棒8の長手方向に沿うように上下方向に延在する支持棒9により支持されている。上送り足3は、針板2上に載置された被縫製物を上方から押さえるとともに、針板2の下方から所定のタイミングで針板2上に突出する送り歯10とで被縫製物を挟持して送り方向に送るようになっている。この上送り足3には、縫い針7を挿通させるための挿通孔12が形成されている。
ここで、縫い針7及び針棒8について説明すると、針棒8は、上軸13の先端に設けられた偏心カム14にリンク15を介して連結されており、上軸13の軸回りの回転に伴い上下方向に動作するようになっている。この針棒8は、その長手方向が上下方向に沿うように取り付けられ、上送り足3に対してほぼ平行に配置されている。
押さえ足4は、上送り足3に対して被縫製物の送り方向に並んで配置されていて、上下方向に延在した押さえ棒16により支持されている。押さえ足4は、針板2上の被縫製物を上方から押さえるものであり、押さえ足4の先端は、上下方向から針板2の面方向に延びるように湾曲形成されていて、被縫製物を針板2に押さえる部分は二股に分かれて形成されている。
第1動作機構5は、揺動機構18に連結された連結部材19を備えている。図2に示すように、連結部材19は略3角形状に形成されており、そのうち上方に位置する1つの頂点部分を第1連結位置21として揺動機構18に回動自在に連結されている。また、連結部材19の残る2つの頂点部分のうち、送り方向上流側に位置する頂点部分を第2連結位置22、下流側に位置する頂点部分を第3連結位置23とする。この第2連結位置22にはリンク部材33を介して支持棒9が連結されており、第3連結位置23には押さえ棒16が連結されている。押さえ棒16には、第3連結位置23に連結される結合部34とバネ16aとが設けられている。押さえ棒16は、連結部材19を介して結合部34に伝達した揺動機構18の動力により昇降する。また、押さえ棒16にはバネ16aによって下降するように付勢力が付与されている。
結合部34は昇降自在にミシン機枠に支持されているとともに、図3における左側に向けて延出する延出部35を備えている。延出部35には、回動自在な角コマ36が取り付けられている。
持ち上げレバー37は回動自在となるようにその角部37aがミシン機枠に軸支されている。そして、持ち上げレバー37の一端部は、角コマ36が嵌合されるように略コ字状に形成されていて、他端部にはエアシリンダ38のピストンロッド39が連結されている。これにより、持ち上げレバー37は、ミシン機枠に回動自在に支持された状態で、角コマ36及び結合部34を介して押さえ棒16に連結されることになる。このような構造であるために、持ち上げレバー37の回動移動に伴って結合部34が昇降し、押さえ棒16が昇降するようになっている。つまり、持ち上げレバー37が本発明に係る連結部である。
図1〜図3に示すように揺動機構18は、ミシンモータ24(図6参照)によって回転駆動される上軸13に連結されていて、ミシンモータ24の駆動を上軸13を介して第1動作機構5に伝達するものである。具体的に説明すると、揺動機構18には、上軸13に偏心カム(図示省略)を介して連結された揺動軸25と、揺動軸25の一端に連結された伝達リンク26と、一端が伝達リンク26に、他端が連結部材19の第1連結位置21に回動自在に連結された揺動リンク27とが備えられている。
伝達リンク26は、その長手方向が上下方向に沿うように配置されていて、揺動リンク27は、その長手方向が伝達リンク26に対して直交するように配置されている。
第2動作機構6は、上送り足3及び針棒8に対して送り方向の往復動作をさせるものである。この第2動作機構6には、図2に示すように上軸13に偏心カム(図示省略)を介して連結された伝達部材28と、伝達部材28に回動自在に連結された第1レバー29と、第1レバー29に回動自在に連結された第2レバー30と、第2レバー30に回動自在に連結された引張部材31と、引張部材に31に回動自在に連結された揺動枠32とが備えられている。揺動枠32の下端部には、引張部材31との連結部近傍に上送り足3及び針棒8を支持する支持部11が設けられていて、揺動枠32の上端部は図示しないミシン機枠により回動自在に支持されている。
また、ミシン1には、図4に示すようにミシン機枠にボビン40が配置されている。ボビン40から引き出された上糸43は、ガイドローラ41、ニップローラ42及び天秤44を介して縫い針7まで至る。また、ミシン1には、天秤44及び縫い針7の間に配置されて上糸43を把持する把持部45が備えられている。針板2の下側には、縫い針7により針板2の内側に進入した上糸43を捕捉する釜46が配置されている。
把持部45は例えばエアシリンダやソレノイド等の直動機器から構成されている。
釜46は、上軸13と連動して回転し、上軸13が所定の回転角度に回転した際に上糸43を捕捉するようになっている。ここで、上軸13には、釜46が上糸43を捕捉する際の回転角度を検出するためのエンコーダ47(図6参照)が取り付けられている。
図5は、エアシリンダ38に関する空気回路図である。なおエアシリンダ38が本発明に係るアクチュエータである。この図5に示すようにエアシリンダ38は、片側ロッドタイプのシリンダであり、ヘッド側の出入口51、ロッド側の出入口52にそれぞれ逆止め弁付きの流量調整弁53,54が接続されている。また、流量調整弁53,54のそれぞれには、単動ソレノイド55,56によってポジションが切り替えられる第1及び第2切替弁57,58(電磁弁)が接続されている。この第1及び第2切替弁57,58は、5ポートパイロット切替弁であり、これらの第1及び第2切替弁57,58のポジション切替により、ポジション57a,57b,58a,58bのいずれかのAポートには流量調節弁53,54が連通し、Bポートには排出口61,62が連通し、そしてPポートには減圧弁63及びフィルタ64を介して圧縮空気源65が連通するようになっている。そして、減圧弁63とPポートの間には圧力計66が設置されている。なお、排出口61,62には、不図示の止め栓が設置され、圧縮空気の流出を防止している。
ここで、ポジション57a,58aの場合には、出入口51,52は大気開放となる。以下、この状態を大気開放状態という。一方、ポジション57b,58bの場合には、圧縮空気源65からの空気は流量調整弁53,54を介してエアシリンダ38内に流入することになる。以下、この状態を流入状態という。
例えば、第1切替弁57が大気開放状態、第2切替弁58が流入状態であると、エアシリンダ38のピストンロッド39は収縮して後退し、押さえ足4を上昇状態にする。第1切替弁57が流入状態、第2切替弁58が大気開放状態であると、エアシリンダ38のピストンロッド39は伸張して前進し、押さえ足4を下降状態にする。そして、図5に示すように第1切替弁57及び第2切替弁58が大気開放状態であると、エアシリンダ38は無負荷となって押さえ足4を中立状態とする。このように第1及び第2切替弁57,58が、押さえ足4を上昇状態、下降状態、中立状態の各状態にエアシリンダ38を切り替えるための本発明の切替部である。また、持ち上げレバー37が押さえ棒16に連結されているので、押さえ足4と針板2とで挟む布の布厚が変動したとしても、中立状態であればアクチュエータとしてのシリンダ38のロッド突出量が可変する。つまり、押さえ棒16に持ち上げレバー37を介してその一端部が連結されたシリンダ38が本発明に係る補正手段である。
図6はミシン1の主制御構成を表すブロック図である。この図6に示すように、ミシン1には、各種指示が入力される操作パネル71、把持部45、ミシンモータ24、単動ソレノイド55,56、エンコーダ47が電気的に接続されて、これら各部を制御する制御部70が設けられている。
制御部70がミシンモータ24を制御して上軸13を回動させると、図1〜図3に示すように上軸13に偏心カム14及びリンク15を介して針棒8が昇降する。この際、上軸13と連動して揺動軸25も回動し、この回動動力が伝達リンク26及び揺動リンク27を介して連結部材19に伝達する。
揺動リンク27によって連結部材19が図2における右側に押し出されると、支持棒9及び上送り足3が下降して被縫製物上に着地する。この状態から、揺動リンク27がさらに右側に押し出されると上送り足3が着地していてこれ以上下降できないために、連結部材19が第2連結位置22を中心として時計回りに回動し、押さえ棒16及び押さえ足4が上昇する。
その後、揺動リンク27の揺動方向が反転して連結部材19が左側に引き戻されると、押さえ棒16及び押さえ足4が下降して被縫製物上に着地する。この状態から、揺動リンク27が更に左側に引き戻されると、押さえ足4が着地していてこれ以上下降できないために、連結部材19が第3連結位置23を中心として半時計回りに回動し、支持棒9及び上送り足3が上昇する。これにより、押さえ足4と上送り足3とがほぼ逆位相で上下動し、交互に着地して被縫製物を押さえられるようになっている。なお、針棒8は、上送り足3とほぼ同期して上下動するようになっている。
また、上軸13には、前述したように図示しない偏心カムを介して伝達部材28も連結されているので、上軸13の回動が伝達部材28、第1レバー29、第2レバー30の順に伝達されて、引張部材31を水平方向に揺動させることになる。引張部材31の揺動により、揺動枠32はその上端部を支点に揺動するため上送り足3も送り方向に揺動されることになる。このように、上送り足3が送り方向に揺動しながら昇降することで被縫製物が送り方向に送られることになる。
そして、制御部70が、第1及び第2切替弁57,58の単動ソレノイド55,56を制御し、圧縮空気源65からの空気によりエアシリンダ38を後退させると、図7に示すようにピストンロッド39の収縮に伴って持ち上げレバー37が図における半時計回りに回動する。これにより結合部34及び連結部材19が上昇して、当該連結部材19に連結された上送り足3及び押さえ足4も上昇する(上昇状態)。その後、制御部70が、第1及び第2切替弁57,58の単動ソレノイド55,56を制御して、エアシリンダ38を前進させると、図3に示すようにピストンロッド39の伸張に伴って持ち上げレバー37が図における時計回りに回動する。これにより結合部34及び連結部材19が下降して、当該連結部材19に連結された上送り足3及び押さえ足4も下降する(下降状態)。ここで、制御部70が第1及び第2切替弁57,58の単動ソレノイド55,56を制御して、エアシリンダ38を中立状態にした場合には、ピストンロッド39に負荷が掛かっていない状態となる。
そして、制御部70は、被縫製物を貫通した上糸43が釜46に捕捉される直前の角度(捕捉直前角度)を、エンコーダ47により得られた上軸13の回転角度から検出する。そして、制御部70は、捕捉直前角度を検出すると、縫い始めの第1針目に釜46により上糸43が捕捉される直前に、把持部45を制御して所定時間だけ上糸43を把握させる。このとき、制御部70は単動ソレノイド55,56も制御しており、エアシリンダ38を所定時間だけ収縮して、押さえ足4を上昇状態にさせた後に、中立状態にさせている。
具体的に、ミシン1の動作タイミングについて図8のタイミングチャートを例示して説明すると、まず被縫製物を針板2上にセットする際には、制御部70はミシンモータ24を停止させた状態で、単動ソレノイド55,56を制御して、エアシリンダ38を収縮させて、支持棒9及び押さえ棒16を上昇させることで、上送り足3及び押さえ足4を上昇させる(上昇状態)。これにより上送り足3及び押さえ足4と針板2との間に隙間ができ、ユーザが当該隙間内に被縫製物を進入させる。
被縫製物のセット後に被縫製物を押さえるために、ユーザにより操作パネル71に押さえ指示が入力されると、制御部70は単動ソレノイド55,56を制御して、エアシリンダ38を所定時間T1だけ伸張させて、支持棒9及び押さえ棒16を下降させることで、上送り足3及び押さえ足4を下降させる(下降状態)。これにより、上送り足3及び押さえ足4が被縫製物を押さえることになる。所定時間T1経過後には、制御部70は単動ソレノイド55,56を制御して、エアシリンダ38を中立状態にする。
その後、操作パネル71から縫製開始指示が入力されると、制御部70はミシンモータ24を制御して上軸13を回転させることにより縫製を開始させる。この際、縫い始めの第1針目においては、エンコーダ47により得られた上軸13の回転角度が捕捉直前角度となると、制御部70は、把持部45を制御して所定時間T2だけ上糸43を把握させる。また、制御部70は、把持部45の把握時間と同時間だけ、単動ソレノイド55,56を制御して、エアシリンダ38を収縮させて、支持棒9及び押さえ棒16を上昇させることで上送り足3及び押さえ足4を上昇させる(上昇状態)。このとき、釜46により捕捉された上糸43が、釜46の回動に伴って引き込まれるために、上糸43の先端部も被縫製物の裏側、つまり針板2の内側に引き込まれることになる。そして、所定時間T2経過すると、制御部70は単動ソレノイド55,56を制御し、エアシリンダ38を中立状態にしたままで、縫製動作を継続する。
以上のように、本実施形態のミシン1によれば、押さえ棒16とエアシリンダ38とが結合部34を介して連結されている。このため、被縫製物の厚みが変化しても押さえ足4が適正に布を押圧するので、縫い始めに押さえ足4を上昇させる動作タイミングを補正する必要がない。
また、縫い始めの所定区間を除いてエアシリンダ38は中立状態となっているので、押さえ足4を上下方向に往復動作させる第1動作機構の動作を邪魔することも防止される。
これらのことでポテンションメータを用いない簡単な構成であっても、縫い始めの上糸端を確実に布裏側に引き込むことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、本実施形態では略三角形状の連結部材19を例示して説明したが、上送り足3及び押さえ足4を逆位相で同期させて昇降させるのもであれば連結部材はいかなる形状であってもかまわない。以下、具体例について図を参照にして説明するが、本実施形態のミシンと同一の部分は同一の符号を付してその説明を省略する。
例えば図9に示すミシン1Aでは連結部材80が略四角形状に形成されている。この連結部材80の上部に位置する2つの頂点部分を第1及び第2連結位置81,82とすると、この第1及び第2連結位置81,82には、一端部が伝達リンク26に連結された揺動リンク27aの他端部が固定されている。揺動リンク27aの他端部には、各連結位置81,82に系合するように2箇所固定用の孔が形成されている。
また、連結部材80の下部に位置する2つの頂点部分のうち、送り方向下流側に位置する頂点部分を第3連結位置83、上流側に位置する頂点部分を第4連結位置84とすると、第3連結位置83にはリンク部材33を介して支持棒9が連結されており、第4連結位置84には結合部34を介して押さえ棒16が連結されている。
また、図10に示すミシン1Bでは連結部材90が略L字状に形成されている。この連結部材90の上部に位置する1つの頂点部分を第1連結位置91とすると、この第1連結位置91には、一端部が伝達リンク26に連結された揺動リンク27の他端部が固定されている。また、連結部材90の下部に位置する角部分を第2連結位置92、第2連結位置92よりも下流に位置する頂点部分を第3連結位置93とすると、第2連結位置92には結合部34を介して押さえ棒16が連結されており、第3連結位置93にはリンク部材33を介して支持棒9が連結されている。
このように、略三角形状以外の連結部材80,90であっても本発明に適用することが可能である。
[第2の実施の形態]
次に本発明に係る第2の実施の形態について説明する。なお、以下の説明において第1の実施の形態に係るミシン1と同一の部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
図11は、第2の実施の形態のミシン1Cの概略構成を表す斜視図である。この図11に示すようにミシン1Cの持ち上げレバー37cは、その一端部が結合部34の延出部35から離間していて、持ち上げレバー37cが回動することにより、一端部と延出部35とが接離するようになっている。
図12は、エアシリンダ38cに関する空気回路図である。なお、エアシリンダ38cが本発明に係るアクチュエータである。この図12に示すようにエアシリンダ38cは、片側ロッドタイプのシリンダであり、そのロッド側の空間38eには、ピストンロッド39を後退させる方向に力を付勢する付勢部材としてのバネ86が内蔵されている。そして、エアシリンダ38cのヘッド側の出入口51c、ロッド側の出入口52cには、ソレノイド85によってポジションが切り替えられる切替弁87が接続されている。この切替弁87は、3ポジション式の5ポートパイロット切替弁であり、この切替弁87のポジション切替により、ポジション87a,87b,87cのいずれかのAポートにはヘッド側出入口51cが連通し、Bポートにはロッド側出入口52cが連通し、そしてPポートには減圧弁63c及びフィルタ64cを介して圧縮空気源65cが連通するようになっている。そして、減圧弁63cには、圧力計66c及び逆止弁67cが連通している。
ここで、ポジション87aの状態である場合には、圧縮空気源65からの空気はヘッド側の出入口51cを介してエアシリンダ38cのヘッド側の空間38d内に流入する。このとき、ピストンロッド39は前進して、ロッド側の空間38e内の空気はBポートから排出される(図13参照)。以下、この状態を前進状態という。
また、ポジション87bの状態である場合には、圧縮空気源65からの空気はPポートにより遮断されて、エアシリンダ38c内へは空気が流入しない。このとき、Aポート、Bポートは大気開放状態となっているのでエアシリンダ38c内部ではバネ86が伸張してピストンロッド39を後退させる(図14参照)。以下、この状態を中立状態という。
そして、ポジション87cの状態である場合には、圧縮空気源65からの空気はロッド側の出入口52cを介してエアシリンダ38cのロッド側の空間38e内に流入する。このとき、ピストンロッド39は後退して、ヘッド側の空間38d内の空気はAポートから排出される(図15参照)。以下、この状態を後退状態という。
制御部70は、運転ペダル(図示省略)が接続されていて、この運転ペダル及び操作パネル71からの指示に基づき各駆動部を制御するようになっている。
制御部70は、切替弁87のソレノイド85を制御し、圧縮空気源65からの空気によりエアシリンダ38cを前進状態にすると、図11に示すようにピストンロッド39の伸張に伴って持ち上げレバー37cが図における時計回りに回動する。これにより結合部34及び連結部材19が下降して、当該連結部材19に連結された上送り足3及び押さえ足4も下降する(下降状態)。
その後、制御部70は、切替弁87のソレノイド85を制御して、エアシリンダ38cを中立状態にすると、図16に示すようにピストンロッド39がバネ86の付勢力により前進し持ち上げレバー37cが図における反時計回りに回動する。そして、バネ86の付勢力により、押さえ足4と針板2とで挟む布の布厚が変動したとしても、中立状態であれば押さえ棒16の結合部34と持ち上げレバー37cの一端部との隙間Lが補正される。なお、隙間Lは、エアシリンダ38cと押さえ足4との伝達経路上に配置されている。伝達経路とは、エアシリンダ38cによる動力が押さえ足4までに伝達する経路である。本実施形態では、エアシリンダ38cのピストンロッド39の一端部から、持ち上げレバー37cを介して押さえ棒16までを伝達経路とする。この伝達経路上にある隙間Lを補正するバネ86が本発明に係る補正手段である。ここで、バネ86の付勢力は、当該付勢力により持ち上げレバー37cから上送り足3及び押さえ足4に作用する力よりも、バネ16aの付勢力により上送り足3及び押さえ足4に作用する力の方が大きくなるように設定されている。これにより、中立状態のときに、持ち上げレバー37cの一端部が延出部35に接触したとしても、結合部34及び連結部材19が上昇しなくなり、上送り足3及び押さえ足4の上昇が規制されることになる(規制状態)。
そして、制御部70は、切替弁87のソレノイド85を制御し、圧縮空気源65からの空気によりエアシリンダ38cを後退状態にすると、図17に示すようにピストンロッド39の伸張に伴って持ち上げレバー37cが図における反時計回りに回動する。これにより結合部34及び連結部材19が上昇して、当該連結部材19に連結された上送り足3及び押さえ足4も上昇する(上昇状態)。
そして、制御部70は、ソレノイド85を制御しており、エアシリンダ38cにより押さえ足4を下降状態にして被縫製物を押圧した後に、中立状態にする。その後、制御部70は、被縫製物を貫通した上糸43が釜46に捕捉される直前の角度(捕捉直前角度)を、エンコーダ47により得られた上軸13の回転角度から検出する。そして、制御部70は、捕捉直前角度を検出すると、縫製開始時に釜46により上糸43が捕捉される直前に、把持部45を制御して所定時間だけ上糸43を把握させる。このとき、制御部70はソレノイド85も制御しており、エアシリンダ38cを所定時間だけ収縮して、押さえ足4を上昇状態にさせている。
また、制御部70は、縫製時に持ち上げレバー37cの一端部が押さえ棒16の結合部34に干渉しない位置に当該持ち上げレバー37cを移動させるように、エアシリンダ38cを制御する。具体的にはエアシリンダ38cを前進状態として、持ち上げレバー37cの先端部を結合部34の延出部35から離間させておく。
以下、ミシン1Cの動作タイミングについて図18のタイミングチャートを例示して説明する。なお、このタイミングチャートは、糸切り後にミシン1Cを停止してから被縫製物をはずした後、一旦押さえ足4を下げた状態からの開始を想定している。
タイミングチャートの区間S1は初期状態であり、制御部70はソレノイド85を制御して、切替弁87のポジション87bを連通させて、エアシリンダ38cを中立状態とし、規制状態としている。これにより、針棒8は停止位置にあり、上送り足3及び押さえ足4は被縫製物がない場合の下降状態、押さえ足4の押さえ圧は設定値(バネ16aに基づく圧力)、持ち上げレバー37cの一端部と延出部35との隙間Lはなしとなる。
タイミングチャートの区間S2は、被縫製物がない状態で運転ペダルから「押さえ上げ指示」が入力された状態を表している。制御部70はソレノイド85を制御して、切替弁87のポジション87cを連通させて、エアシリンダ38cを後退状態とし、上昇状態としている。これにより、針棒8は停止位置にあり、上送り足3及び押さえ足4は最高位置への上昇状態、押さえ足4の押さえ圧はなし、持ち上げレバー37cの一端部と延出部35との隙間Lはなしとなる。そして、停止指示が入力された後、制御部70は区間S3に移行する。
タイミングチャートの区間S3は、区間S2から停止指示が入力されたときの状態を表している。制御部70はソレノイド85を制御して、切替弁87のポジション87aを連通させてエアシリンダ38cを前進状態とし、下降状態としている。これにより、針棒8は停止位置にあり、押さえ足4は被縫製物がない場合の下降状態となる。このとき、押さえ足4の押さえ圧が被縫製物なしの押さえ圧となり、持ち上げレバー37cの一端部と延出部35との間に隙間Lが発生する。
タイミングチャートの区間S4は、被縫製物がないときに隙間Lが発生した後、所定時間経過したときの状態を表している。制御部70はソレノイド85を制御して、切替弁87によりエアシリンダ38cを中立状態、規制状態とし、区間S1の状態と同様にしている。
タイミングチャートの区間S5は、被縫製物をセットするために運転ペダルから「押さえ上げ指示」が入力された状態を表している。制御部70はソレノイド85を制御して、切替弁87のポジション87cを連通させて、エアシリンダ38cを後退状態とし、上昇状態としている。これにより、針棒8は停止位置にあり、上送り足3及び押さえ足4は最高位置への上昇状態、押さえ足4の押さえ圧はなし、持ち上げレバー37cの一端部と延出部35との隙間Lはなしとなる。
タイミングチャートの区間S6は、押さえ足4及び上送り足3と針板2との間に被縫製物を挿入した後に、運転ペダルから「停止指示」が入力された状態を表している。動作自体は区間S3と同様であるが、被縫製物が押さえ足4及び上送り足3と針板2との間に挿入されているために、押さえ足4は被縫製物の厚さ分上昇した位置で停止する。このとき、押さえ足4と連結されている押さえ棒16の結合部34は被縫製物の厚さ分だけ下降しないため隙間Lは被縫製物がない場合よりも大きくなる(L+α)。そして、所定時間経過後、制御部70は区間S7に移行する。
タイミングチャートの区間S7は、区間S6から所定時間経過した状態を表している。制御部70はソレノイド85を制御して、切替弁87のポジション87bを連通させて、エアシリンダ38cを中立状態、規制状態とし、区間S1の状態と同様にしている。このとき、押さえ棒16の結合部34が被縫製物の厚さ分だけ下降していないものの、バネ86の付勢力によりエアシリンダ38cのピストンロッド39が後退するため、持ち上げレバー37cの一端部と延出部35とが接触し、隙間がなしとなる。
また、この区間S7の場合には、バネ86の付勢力により持ち上げレバー37cから上送り足3及び押さえ足4に作用する力よりも、バネ16aの付勢力により上送り足3及び押さえ足4に作用する力の方が大きくなるように設定されているために、押さえ足4が被縫製物の上面に接触したままとなる。しかしながら、バネ86の付勢力が持ち上げレバー37c、押さえ棒16を介して押さえ足4に作用しているので、その付勢力だけ押さえ足4による押さえ圧は減少する。
ここで、押さえ足4による押さえ圧は、縫製運転時に効力を発揮させうる値であるために、縫製運転開始前の現段階では若干の押さえ圧減少は問題にならない範囲となる。
タイミングチャートの区間S8は、運転ペダルから「縫製開始指示」が入力された状態を表している。制御部70はミシンモータ24を制御して、針棒8を停止位置から下降させて下死点に至らせている。この間、他の部分は区間S8の状態が継続される。
タイミングチャートの区間S9は、引き続き運転ペダルから「縫製開始指示」が入力された状態を表している。制御部70は、エンコーダ47により得られた上軸13の回転角度から、針棒8が下死点を過ぎて上糸を釜46で掬う位置を検出している。この間においても他の部分は区間S7と同様の状態が継続されている。
タイミングチャートの区間S10は、上糸43の引き込み状態を表している。制御部70は、エンコーダ47により得られた上軸13の回転角度が捕捉直前角度となると、把持部45を制御して所定時間だけ上糸43を把握させる。このとき、釜46により捕捉された上糸43が、釜46の回動に伴って引き込まれるために、上糸43の先端部も被縫製物の裏側、つまり針板2の内側に引き込まれることになる。この間、制御部70はソレノイド85を制御して、切替弁87によりエアシリンダ38cを後退状態とし、上昇状態としているので、上糸43が上送り足3や押さえ足4により踏まれることなく、スムーズに針板2の内側に引き込まれるようになっている。
タイミングチャートの区間S11は、釜46の上糸吸収量が最大になる点を超えた状態を表している。制御部70はソレノイド85を制御して、切替弁87によりエアシリンダ38cを中立状態とし、規制状態としている。これにより、針棒8は停止位置にあり、押さえ足4は被縫製物がない場合の下降状態となる。このとき、押さえ足4の押さえ圧が被縫製物なしの押さえ圧となり、持ち上げレバー37cの一端部と延出部35との間に隙間Lが発生する。このとき、バネ16aの付勢力により押さえ棒16が下降するので、上送り足3や押さえ足4は被縫製物を押さえた状態であり、通常の縫製を行える状態となっている。制御部70は、これ以降糸切り動作を行うまで縫製動作を継続する。
以上のように、この第2の実施の形態によれば、エアシリンダ38cが中立状態である場合には、持ち上げレバー37cの一端部と押さえ棒16の結合部34との隙間が、布厚に対応するように補正手段(バネ86)によって補正されているので、被縫製物の厚みが変化しても持ち上げレバー37cの一端部と結合部34との隙間が補正されることになる。これにより、厚みの異なる布であっても押さえ足4が適正に押圧するので、縫い始めに押さえ足4を上昇させる動作タイミングを補正する必要がない。
そして、縫製開始時には、エアシリンダ38cにより押さえ足4が下降状態とされて、被縫製物を押圧してから、中立状態となり、被縫製物を貫通した上糸43を釜46が捕捉する際に、エアシリンダ38cが所定時間押さえ足4を上昇状態にしているので、上糸43を押さえ足4が踏んでおらず、縫い始めの上糸端を確実に布の裏側に引き込むことが可能となる。
そして、縫製時に持ち上げレバー37cの一端部が押さえ棒16の結合部34に干渉しない位置に持ち上げレバー37cが移動しているので、押さえ足4が上下方向へ往復動作する際に、押さえ棒16の結合部34と持ち上げレバー37cとは干渉せず、当該往復動作が邪魔されることが防止される。
なお、本発明は第2の実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、第2の実施の形態では、本発明に係る付勢部材としてのバネ86がエアシリンダ38c内に内蔵されている場合を例示して説明したが、付勢部材はエアシリンダの外部に設けられていてもよい。図19は、付勢部材としてのバネ86dがエアシリンダ38fの外部に配置されている場合の一例を表す斜視図である。この図19に示すように、バネ86dは、エアシリンダ38fの進退方向に沿うように、エアシリンダ38fのヘッド側端部が固定されるフレーム95と、持ち上げレバー37dの他端部とに掛け渡されている。これによって、図20に示すようにエアシリンダ38fには付勢部材は内蔵されていなくとも、バネ86dは中立状態時に、押さえ棒16を上昇させる方向に持ち上げレバー37dの一端部が移動するように持ち上げレバー37dを付勢することになる。
また、第2の実施の形態では、直動式のエアシリンダ38cで持ち上げレバー37cを回動させることで、結合部34を介して押さえ棒16を昇降させる場合を例示して説明したが、持ち上げレバー37cを省略してエアシリンダで直接結合部34を昇降させるようにしてもよい。この場合、エアシリンダは、結合部34の延出部35を昇降させるように、伸縮方向が上下方向に沿って、結合部34の延出部35の上方若しくは下方に配置されている。なお、上方に配置される場合には、エアシリンダのピストンロッドと延出部35とが連結されていなければ、エアシリンダにより延出部35を上昇させることができない。そして、持ち上げレバー37cを省略した場合、エアシリンダが本発明の持ち上げレバーを兼ねることになる。
また、直動式のエアシリンダ38cでなくとも、回転式のエアシリンダであってもよい。
また、第2の実施の形態では、付勢部材としてバネ86を例示して説明したが、他の付勢部材であっても構わない。例えば磁石により付勢力を与える構成が挙げられる。具体的には、持ち上げレバー37cの一端部及び結合部34の何れか一方を磁石で形成し、他方を磁性部材により形成することで、持ち上げレバー37cの一端部が押さえ棒16を上昇させる方向に移動することになる。なお、縫製開始時のみ作用する電磁石とすると、縫製時においては持ち上げレバー37cの一端部と結合部34とが離間するので、干渉することを防止することができる。
また、第1の実施の形態では、エアシリンダ38のロッド39が持ち上げレバー37を介して押さえ棒16に連結されているが、これに代えて押さえ棒16に直接、直動式エアシリンダのロッド端を連結してもよい。
また、第2の実施の形態では、エアシリンダ38cのロッドが持ち上げレバー37cに連結されていて、この持ち上げレバー37cの一端部が押さえ棒16に連結可能となっているが、これに代えてエアシリンダ38cのロッド自体を、直接押さえ棒16に当接させることも可能である。
第1の実施の形態のミシンに備わる針棒付近の構成部分を表す斜視図である。 図1の針棒付近を表す側面図である。 図1のミシンに備わるエアシリンダ付近を表す斜視図である。 図1のミシンに備わるボビン、天秤、釜等を表す説明図である。 図3のエアシリンダの空気回路図である。 図1のミシンの主制御構成を表すブロック図である。 図3のエアシリンダが収縮した状態を表す斜視図である。 図1のミシンの動作例を表すタイミングチャートである。 図1のミシンの変形例を表す斜視図である。 図1のミシンの変形例を表す斜視図である。 第2の実施の形態のミシンに備わるエアシリンダ付近を表す斜視図である。 図11のエアシリンダの空気回路図である。 図12のエアシリンダの前進状態を表す空気回路図である。 図12のエアシリンダの中立状態を表す空気回路図である。 図12のエアシリンダの後退状態を表す空気回路図である。 図11のエアシリンダ付近の規制状態を表す斜視図である。 図11のエアシリンダ付近の上昇状態を表す斜視図である。 図11のミシンのタイミングチャートである。 図11のミシンの変形例を表す斜視図である。 図12のミシンの変形例を表す空気回路図である。 従来のミシンで被縫製物を送る際の上送り足、押え足及び送り歯の動作を表す説明図である。 図21の従来のミシンの針棒付近を表す斜視図である。 図22のミシンに備わるエアシリンダが収縮した状態を表す斜視図である。
符号の説明
1 ミシン
2 針板
3 上送り足
4 押さえ足
5 第1動作機構
6 第2動作機構
7 縫い針
8 針棒
9 支持棒
10 送り歯
12 挿通孔
13 上軸
14 偏心カム
15 リンク
16 押さえ棒
18 揺動機構
19 連結部材
24 ミシンモータ
25 揺動軸
26 伝達リンク
27 揺動リンク
33 リンク部材
34 結合部
36 角コマ
37 持ち上げレバー(連結部、補正手段)
38 エアシリンダ(補正手段)
39 ピストンロッド
43 上糸
44 天秤
45 把持部
46 釜
47 エンコーダ
55,56 単動ソレノイド
57 第1切替弁(切替部)
58 第2切替弁(切替部)
61,62 排出口
65 圧縮空気源
70 制御部

Claims (7)

  1. 縫い針を保持して昇降する針棒と、
    針板上の被縫製物に対して上方から接した状態で、前記針棒の昇降動作に連動するように所定方向に移動して前記被縫製物を送る上送り足と、
    前記被縫製物を前記針板に向けて押さえる押さえ足と、
    前記針棒の昇降動作によって前記針板の下方に位置した前記縫い針の上糸を捕捉する釜と、
    前記押さえ足を支持する押さえ棒と、
    前記押さえ足を移動させるためのアクチュエータと、
    前記押さえ足を上昇状態、下降状態、前記押さえ足に対する負荷を無負荷にするための中立状態の各状態に前記アクチュエータを切り替える切替部と、
    前記切替部が前記アクチュエータを前記中立状態にした場合、布厚に対応するように前記アクチュエータの一端部及び前記押さえ棒の伝達経路上にある隙間を補正するか、又は前記アクチュエータの突出量を補正する補正手段と、
    縫製開始時に、前記アクチュエータにより前記押さえ足を下降状態にして、前記被縫製物を押圧してから、前記中立状態とし、前記被縫製物を貫通した前記上糸を前記釜が捕捉する際に、前記アクチュエータが所定時間前記押さえ足を上昇状態とするように前記切替部を制御する制御部とを備えることを特徴とするミシン。
  2. 請求項1記載のミシンにおいて、
    前記補正手段は、前記押さえ棒に一端部が連結されて、前記アクチュエータの突出量を補正するアクチュエータであることを特徴とするミシン。
  3. 請求項1記載のミシンにおいて、
    前記補正手段は、
    前記中立状態時に、前記押さえ棒を上昇させる方向に前記アクチュエータの一端部が移動するように付勢することで、前記伝達経路上の隙間を補正する付勢部材であることを特徴とするミシン。
  4. 請求項3記載のミシンにおいて、
    前記アクチュエータの一端部には、前記押さえ棒を昇降させるための持ち上げレバーが連結されていて、
    前記制御部は、縫製時に前記持ち上げレバーが前記押さえ棒に干渉しない位置に当該アクチュエータを移動させるように、前記アクチュエータを制御することを特徴とするミシン。
  5. 縫い針を保持して昇降する針棒と、
    針板上の被縫製物に対して上方から接した状態で、前記針棒の昇降動作に連動するように所定方向に移動して前記被縫製物を送る上送り足と、
    前記被縫製物を前記針板に向けて押さえる押さえ足と、
    前記押さえ足を支持する押さえ棒とを備えるミシンにおいて、
    ミシン機枠に回動自在に支持された状態で、一端部が前記押さえ棒に連結されて、回動することにより前記押さえ棒を昇降させる連結部と、
    前記連結部の他端部が連結されて、前記連結部を回動させる直動機器と、
    前記押さえ足を上昇状態、下降状態、前記押さえ足に対する負荷を無負荷にするための中立状態の各状態に前記直動機器を切り替える切替部と、
    前記針棒の昇降動作によって前記針板の下方に位置した前記縫い針の上糸を捕捉する釜と、
    縫い始めの第1針目に、前記被縫製物を貫通した前記上糸を前記釜が捕捉する際に、前記直動機器が所定時間前記押さえ足を上昇状態にした後、前記中立状態となるように前記切替部を制御する制御部とを備えることを特徴とするミシン。
  6. 請求項1〜5の何れか一項に記載のミシンにおいて、
    前記上送り足及び前記押さえ棒に対して互いに逆位相となる上下方向の往復動作をさせる第1動作機構と、
    前記上送り足に所定方向の往復動作を行わせる第2動作機構とを備えることを特徴とするミシン。
  7. 請求項1〜6の何れか一項に記載のミシンにおいて、
    天秤と前記縫い針の間に配置されて、前記制御部の制御に基づいて前記上糸を把持する把持部を備え、
    前記制御部は、前記被縫製物を貫通した前記上糸を前記釜が捕捉する際に、前記上糸を把持するように前記把持部を制御することを特徴とするミシン。
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