JP2009089833A - ミシンの布送り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】縫製される生地の種類や厚さが変化しても、送りピッチを的確に維持すること。
【解決手段】ミシンの布送り装置100は、送り足30に係合するように設けられ、送り足を上方に押し上げるように動作する押し上げ部材110と、押し上げ部材にリンク部材120を介して連結され、送り足が予め設定した押さえ圧力で布を押圧するように、押し上げ部材に押し上げ駆動力を付与するステッピングモータ130と、ステッピングモータの出力信号を検出するエンコーダ140と、送り足により布を送る場合に、予め設定された布の押さえ圧力に相当するステッピングモータから押し上げ部材に出力される出力信号とエンコーダにより検出された検出信号との偏差を記憶する記憶手段と、ステッピングモータの出力信号が変化した場合には、その偏差になるまで押し上げ部材を押し上げるようにステッピングモータを駆動させる制御手段と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、送り足と押さえ足とが交互に上下動して縫製を行うミシンの布送り装置に関する。
図9に示すように、従来のミシンの布送り装置200は、上軸201に偏心カム202が設けられている。偏心カム202にはカムロッド203が連結され、このカムロッド203には、上送り腕204の一端が連結されている。上送り腕204の他端には、両端部に駆動軸メタル206,207が設けられた送り駆動軸205の一端が連結され、送り駆動軸205の他端には、駆動軸腕208の一端が連結されている。駆動軸腕208の他端には、クランク連結リンク209の一端が連結され、クランク連結リンク209の他端には、三角リンク210の連結部210aに連結されている。
三角リンク210の連結部210bには、送り足棒抱き211が連結され、送り足棒抱き211には、送り足棒212が連結されている。送り足棒212には、送り足213が連結されている。
三角リンク210の連結部210cには、連結リンク214が連結され、連結リンク214には、押さえ足棒215が連結されている。押さえ足棒215には、押さえ足216が連結されている(例えば、特許文献1参照。)。
上記構成の布送り装置200にあっては、上軸201の回転により、偏心カム202が回転する。偏心カム202の回転により、カムロッド203が揺動し、上送り腕204は、送り駆動軸205との連結部を中心にA方向に揺動する。上送り腕204の揺動とともに送り駆動軸205も揺動し、その揺動は、駆動軸腕208に伝達される。これに伴い、クランク連結リンク209は、B方向に揺動する。
クランク連結リンク209が一方に揺動し、三角リンク210の連結部210aに揺動駆動力が入力されると、連結部210bに連結された送り足棒212が下降して針板上に当接し、当接後は、連結部210bを支点として連結部210c側が揺動し、押さえ足棒215が上昇する。送り足棒212は、送り揺動軸に連結されており、下降当接時において送り方向に揺動駆動力が入力されて、当該揺動により、針板上の布地を送る。
また、クランク連結リンク209が他方に揺動し、三角リンク210の連結部210aに揺動駆動力が入力されると、揺動方向下流側に位置する連結部210cに連結された押さえ足棒215が下降して針板上に当接し、当接後は、連結部210cを支点として連結部210b側が揺動し、送り足棒212が上昇する。押さえ足棒215は、針棒の上下動とほぼ同期しており、縫い針の下降時において針板上の布地を押圧保持する。
特開2005−192620号公報
しかし、縫製される生地の種類や枚数が変化すると厚さが変化する。そのため、このような変化に対しても送りピッチを的確に維持するためには、送り足棒212への送り足213の取り付け位置を上下方向にずらし、送り足213の針板からの高さを調節する必要があった。
また、一つの生地の途中で段部を有する場合には、送り足213の針板からの高さを調節することができないため、送りピッチを的確に維持することができなかった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、縫製される生地の種類や厚さが変化しても、送りピッチを的確に維持することができるミシンの布送り装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、針板上の布を送る送り足と、前記送り足をその下端部に保持すると共に針板に対して上下動可能に設けられた送り足棒と、針板上の布を上方から押さえる押さえ足と、前記押さえ足をその下端部に保持すると共に針板に対して上下動可能に設けられた押さえ足棒と、ミシンモータの駆動により揺動する揺動腕と、一の連結部に前記揺動腕から揺動駆動力が入力されると共に他の二つの連結部により前記送り足棒と前記押さえ足棒とにほぼ交互に上下駆動力を付与する三角リンクと、を備えるミシンの布送り装置において、前記送り足に係合するように設けられ、前記送り足を上方に押し上げるように動作する押し上げ部材と、前記押し上げ部材にリンク部材を介して連結され、前記送り足により布を送る場合に、前記送り足が予め設定した押さえ圧力で布を押圧するように、前記押し上げ部材に押し上げ駆動力を付与するステッピングモータと、前記ステッピングモータの出力信号を検出するエンコーダと、予め設定された布の押さえ圧力に相当する前記ステッピングモータから前記押し上げ部材に出力される出力信号と前記エンコーダにより検出された検出信号との位相差を記憶する記憶手段と、前記送り足により布を送る場合に、前記送り足が布の段部に乗り上げて前記ステッピングモータの出力信号が変化した場合には、前記記憶手段に記憶された位相差になるまで前記押し上げ部材を押し上げるように前記ステッピングモータを駆動させる制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、制御手段は、送り足により布を送る場合に、送り足が布の段部に乗り上げてステッピングモータの出力信号が変化した場合には、記憶手段に記憶されたステッピングモータへの出力信号とエンコーダによる検出信号との位相差になるまで押し上げ部材を押し上げるようにステッピングモータを駆動させる。ステッピングモータが押し上げ部材を押し上げることにより、押し上げ部材は送り足を上方に押し上げる。
すなわち、生地の段部の通過により、生地が厚くなった場合には、送り足による生地への押さえ付け力が大きくなり、ステッピングモータにかかるトルクも大きくなる。これにより、ステッピングモータへの出力信号とエンコーダによる検出信号との位相差が記憶手段に記憶されている位相差と異なった値となってしまう。
このような場合に、ステッピングモータは、記憶手段に設定されている位相差まで駆動し続けるので、一定の押さえ付け力で生地を押さえ付けるように押し上げ部材を押し上げることができる。
よって、縫製される生地の種類や厚さが変化しても、送りピッチを的確に維持することができる。
請求項1に記載の発明によれば、ステッピングモータは、記憶手段に設定されている位相差まで駆動し続けるので、一定の押さえ付け力で生地を押さえ付けるように押し上げ部材を押し上げることができる。
よって、縫製される生地の種類や厚さが変化しても、送りピッチを的確に維持することができる。
以下、本発明に係るミシンの布送り装置の実施形態について説明する。
図1に示すように、布送り装置100は、差動送りミシン10に搭載されている。差動送りミシン10とは、縫製を行う上布と下布のそれぞれの送り速度に差を設けることによりいせ込みを行いつつ縫製を行うミシンであって、例えば、袖と身頃の縫製等に使用される。
なお、いせ込みとは、上布と下布とで縫製のピッチ幅に差を設けることをいい、その差(いせ込み量)を大きくすることで縫い代に伸縮性を持たせることができる。従って、袖と身頃の縫製を行う場合に、肩側の縫い代について脇側よりもいせ込み量を大きくすることで、縫製後において伸縮性が要求される肩側にゆとりを持たせることができる。
ここで、後述する縫い針11が上下動を行う方向をY軸方向(上下方向)とし、これと直交する一の方向をX軸方向(前後方向)とし、Y軸方向とX軸方向の両方に直交する方向をZ軸方向(左右方向)と定義する。また、後述する載置面15aはX−Z平面に平行に配設されているものとする。
かかる差動送りミシン10は、上布及び下布を載置し縫製を行う載置面15aが形成された針板15と、載置面15aの上側で上下動可能に支持される縫い針11と、縫い針11を上下方向に駆動する針昇降機構20と、針板15の載置面15a上の下布と上布のそれぞれを個別のピッチ幅でX軸方向に沿って送る布送り装置100とを備えている。
<針板>
針板15は、布地の送り方向に長い板状部材であり、縫い針11の下方に固定された状態において、その長手方向中間にX−Z平面に平行な平坦面である載置面15aが形成されている。また、載置面15aから布地の送り方向上流側は、当該上流側に向かうに従ってやや下降勾配気味な布地を送る上流側送り面が形成され、載置面15aから布地の送り方向下流側は、当該下流側に向かうに従ってやや下降勾配気味な布地を送る下流側送り面が形成されている。
<縫い針>
図2に示すように、縫い針11は、針昇降手段20によりY軸方向に沿って往復駆動することで、針板15の載置面15a上の上布及び下布を貫通し、その先端近傍に通された上糸を針板15の下側まで送り、図示しない釜の繰る下糸と係合して縫製を行う。
<針昇降機構>
針昇降機構20は、その下端部において縫い針11を保持すると共に上側メタル軸受け24及び下側メタル軸受け25によりY軸方向に沿って往復可能に支持された針保持軸23と、ミシンモータ(図示略)により回転駆動されると共にその回転中心線をZ軸方向に沿わせた状態で図示しない本体フレームに回転可能に支持された上軸21と、この上軸21の回転中心から偏心した位置にその一端部が連結され、他端部が針保持軸23に連結された偏心コンロッド26とを備えている。
偏心コンロッド26は、上軸21の回転駆動力を受けて、その一端部がX−Y平面に沿った円周運動を行い、その他端部においてY軸方向に沿った駆動力のみを針保持軸23に伝達する。これにより、針保持軸23及び縫い針11は、Y軸方向(上下方向)に沿った往復運動を行わせることを可能とする。
<布送り装置>
図1〜図7に示すように、布送り装置100は、載置面15aの上側で上下動可能に支持されて、その下降時に布押さえを行う押さえ足12と、押さえ足12に隣接して配置され,載置面15a上の上布を送る上側送り足30と、載置面15a上の下布を送る下側回転送り部70と、上側送り足30に送り動作の駆動力を付与する上送り駆動機構60と、下側回転送り部70に送り動作の駆動力を付与する図示しない下送り駆動機構と、縫い針11の上下動に同期させて押さえ足12と上側送り足30とを交互に上下動させると共に、これらの内の押さえ足12について縫い針11と共に上下動させる上下動機構40と、上側送り足30に係合するように設けられ、上側送り足30を上方に押し上げるように動作する押し上げ部材110と、押し上げ部材110にリンク部材120を介して連結され、上側送り足30により布を送る場合に、上側送り足30が予め設定した押さえ圧力で布を押圧するように、押し上げ部材110に押し上げ駆動力を付与するステッピングモータ130と、ステッピングモータ130の出力信号を検出するエンコーダ140と、ミシンモータ(図示略)やステッピングモータ130の駆動を制御する制御手段としての制御装置150(図7参照)とを備えている。
(下側回転送り部)
図4に示すように、下側回転送り部70は、針板15の下側であって図示しない釜の上方に設けられたベルトガイド71と、図示しない下送り駆動機構に搬送される第一下ベルト72及び第二下ベルト73とを備えている。
ベルトガイド71は、その上面にX軸方向に沿った二本のガイド溝が形成されており、各ガイド溝の間であって縫い針11の直下位置には釜まで縫い針11を送るための貫通穴が形成されている。かかる貫通穴は、縫い針11の挿入時において送り込まれる上糸の環状部に釜が繰る下糸を挿通させて縫製を行うためのものである。
また、各下ベルト72,73は各ガイド溝に沿って搬送される。このとき、各下ベルト72,73はその上面が針板15の載置面15aよりも上方に突出するようにガイド溝の深さが設定されている。なお、これらの第一及び第二下ベルト72,73はそれぞれ後述する上側送り足30の第一の回転送り部31と第二の回転送り部32とに個別に対応して設けられている。
かかる構成により、針板15の載置面15a上の下布は第一及び第二下ベルト72,73の上面に接触し、各ベルト72,73の駆動により下布はX軸方向に沿ってベルトの搬送速度に応じて搬送される。なお、下送り駆動種手段は、縫い針11が下布を貫通しているタイミングを避けて、縫い針が上方に抜けているタイミングで間欠的に各ベルト72,73の搬送を行う。
(押さえ足)
図4に示すように、押さえ足12は、その全体形状が略L字状に形成され、L字の縦棒に相当する部位の上端部において後述する上下動機構40の押さえ足棒49に保持されている。従って、押さえ足12は、縫製時において連続的に上下移動を行い、押さえ足12のL字の横棒に相当する部位の下面が接触する状態で、一往復ごとに上布及び下布を上方から針板15側に押圧して押さえを行う。
(上側送り足)
図4に示すように、上側送り足30は、押さえ足12を挟んでZ軸方向に沿って並んで設けられた第一の回転送り部31及び第二の回転送り部32と、これらを連結する連結部材39とを備えている。第一及び第二の回転送り部31,32とは、連結部材39により連結されているので、上下動機構40により上下移動を行う際には一体的に移動する。
第一の回転送り部31は、上送り駆動機構60(図5参照)により搬送駆動される第一上ベルト37と、この第一上ベルト37を案内するガイド枠33と、ガイド枠33の先端部で回転自在に支持されると共に第一上ベルト37を折り返すローラ35とを備えている。
ガイド枠33は略J字状に形成されており、その上端部で上下動機構40の送り足棒48に保持される。そして、第一上ベルト37は、後述する上送りモータ61aからガイド枠33までの間において、ガイド枠33の先端部に設けられたローラ35を介して折り返し、さらにガイド枠33の底面をX軸方向に沿って通過するように掛け渡されている。これにより、搬送される第一上ベルト37は、ガイド枠33の底面側に位置する上布に対してその搬送速度に応じてX軸方向に送り動作を行うことができる。
第二の回転送り部32は、上送り駆動機構60(図5参照)により搬送駆動される第二上ベルト38と、この第二上ベルト38を案内するガイド枠34と、ガイド枠34の先端部で回転自在に支持されると共に第二上ベルト38を折り返す図示しないローラとを備えている。
ガイド枠34は略J字状に形成されており、その上端部で連結部材39及びガイド枠33を介して上下動機構40の送り足棒48に保持される。そして、第二上ベルト38は、後述する上送りモータ61aからガイド枠34までの間において、ガイド枠34の先端部に設けられたローラを介して折り返し、さらにガイド枠34の底面をX軸方向に沿って通過するように掛け渡されている。これにより、搬送される第二上ベルト38は、ガイド枠34の底面側に位置する上布に対してその搬送速度に応じてX軸方向に送り動作を行うことができる。
(上送り駆動機構)
図2,図5に示すように、上送り駆動機構60は、上側送り足30の第一の回転送り部31の送り動作の駆動源となる第一の上送りモータ61aと、第二の回転送り部32の送り動作の駆動源となる第二の上送りモータ61bと、各上送りモータ61a,61bを保持し本体フレームに固定装備されたモータブラケット62と、第一の上送りモータ61aの出力軸に装備され,第一上ベルト37が巻回されるベルト溝が設けられた第一のプーリ63aと、第二の上送りモータ61bの出力軸に装備され,第二上ベルト38が巻回されるベルト溝が設けられた第二のプーリ63bと、各上送りモータ61a,61bから上側送り足30まで第一及び第二上ベルト37,38をガイドする複数のプーリを備えたガイドアーム64とを備えている。
第一及び第二の上送りモータ61a、61bが、その出力軸をZ軸方向に向けてモータブラケット62に支持されている。これら各上送りモータ61a,61bは、回転角度量を制御可能なステッピングモータが使用されている。
そして、第一のプーリ63aに第一上ベルト37が巻回され、第二のプーリ63bには第二上ベルト38が巻回されており、各ベルト37,38に個別に上送りモータ61a及び61bを備えるので、第一の上送り部31と第二の上送り部32との上布の送り量に差を設けることが可能となる。これにより、カーブした縫い代に対する追従性を高めることができ、布地の縫製を好適に行うことができる。また、各上送り部31,32を同じ送り量とすることで直進方向の縫製にも容易に対応する。
ガイドアーム64は、その長手方向の随所にテンションプーリが設けられ、ガイドアーム64に沿って第一、第二上ベルト37、38が上側送り足30まで案内されている。かかる、ガイドアーム64は、その下端部が上下動を行う上側送り足30に連結されているが、ガイドアーム64の途中には回動関節が設けられており、当該関節の回動により上側送り足30の上下動を許容することができるようになっている。
(上下動機構)
図2,図6に示すように、上下動機構40は、上側送り足30を上下方向に移動可能に支持する構成と、押さえ足12を上下方向に移動可能に支持する構成と、上軸21の回転駆動力を往復揺動を行う駆動力に変換する構成と、当該往復揺動駆動力により上側送り足30と押さえ足12とを交互に上下動させる構成と、上側送り足30と押さえ足12の各々について、その下降移動を下降途中で制止して下位置を決める制止機構80,90とを備えている。
上側送り足30を上下動可能に支持する構成は、上側送り足30をその下端部に保持する送り足棒48と、本体フレームに固定され,送り足棒48を上下方向に沿って往復可能に支持する第一メタル軸受け51と、送り足棒48を常時下方に押圧する第一の押圧バネ55とを有している。
押さえ足12を上下動可能に支持する構成は、押さえ足12をその下端部に保持する押さえ足棒49と、本体フレームに固定され,押さえ足棒49を上下方向に沿って往復可能に支持する第二メタル軸受け52と、後述するX軸変位解消リンク体47を介して押さえ足棒49を常時下方に押圧する第二の押圧バネ56とを有している。
上軸21の回転駆動力を往復揺動の駆動力に変換する構成は、本体フレームに固定装備された後述するモータブラケット62に回転可能に支持されると共にZ軸方向に沿った揺動軸41と、この揺動軸41の一端部に連結され,当該揺動軸41を中心に揺動する主動揺動リンク体42と、上軸21の中間部にその一端部が連結されると共にその他端部が主動揺動リンク体42の揺動端部に連結された偏心コンロッド43とを有している。
偏心コンロッド43は、その一端部において回転可能な偏心車を擁しており、この偏心車がその中心から偏心した位置において上軸21に固定支持されている。従って、上軸21の回転駆動により偏心車は偏心状態で共に回転するので偏心コンロッド43はその一端部が上軸21を中心として偏心距離を半径とする円運動を行う。一方、偏心コンロッド43はその他端部がZ軸方向を中心に回転可能な状態で主動揺動リンク体42の揺動端部に連結されている。その結果、偏心コンロッド43の一端部が主動揺動リンク体42から遠ざかる位置に移動すれば当該主動揺動リンク体42の揺動端部を自らの方向に引き寄せ、偏心コンロッド43の一端部が主動揺動リンク体42に近づく位置に移動すれば当該主動揺動リンク体42の揺動端部を自らの位置から遠ざかる方向に押し戻すこととなる。従って、主動揺動リンク体42は、揺動軸41を中心とする往復揺動動作を行うこととなる。また、その際、揺動軸41も主動揺動リンク体42の揺動範囲と同じ角度範囲で往復揺動回転を行うこととなる。
また、主動揺動リンク体42は、揺動端部に長穴が形成されている。この長穴には、偏心コンロッド43の他端部がZ軸方向を中心に回転可能な状態で且つ当該長穴の所定位置で連結されている。当該長穴に沿ってコンロッド43の連結位置を変更調節することにより、主動揺動リンク42の揺動半径が変動し、さらにこれにより揺動角度を変更調節するためである。換言すれば、長穴を有する主動揺動リンク体42と、偏心コンロッド43の他端部との連結位置を長穴に沿って変更調節可能とすることにより、押さえ足12及び上側送り足30全体の上下方向のストローク調節機構を構成している。
往復揺動駆動力により上側送り足30と押さえ足12とを交互に上下動させる構成は、三角形の各頂点となる位置に連結部を有すると共に、その内の第一及び第二の連結部46a,46bのそれぞれにより送り足棒48と押さえ足棒49とに上下駆動力を付与する三角リンク46と、揺動軸41の他端部に固定連結されて揺動軸41を中心とする揺動動作を行う揺動腕44と、この揺動腕44の揺動端部と三角リンク46の第三の連結部46cとを連結する伝達リンク体45とを有している。
三角リンク46の第一の連結部46aは、上側送り足30の制止機構80のストッパ部としての送り足棒抱き部材82を介して送り足棒48と連結されており、第二の連結部46bは、X軸変位解消リンク体47及び後述する押さえ足12の制止機構90のストッパ部としての押さえ足棒抱き部材92を介して押さえ足棒49と連結されている。
そして、揺動腕44と揺動軸41とのみが固定連結され、その他の揺動腕44、各リンク体45,47及び三角リンク46の各連結点はいずれもZ軸方向を中心として回転可能に連結されている。
さらに、上側送り足の制止機構80は、第一メタル軸受け51の上側において送り足棒48に摺接してその上下動を許容するガイド体81と、送り足棒48の摺接面上に突出した状態で装着されるストッパ部としての送り足棒抱き部材82と、上側送り足30の下位置を調節する下位置調節機構(図示略)とを備えている。
ガイド体81は、第一メタル軸受け51と同様に本体フレームに固定保持されると共に円筒状に形成されている。そして、その内側に送り足棒48が挿通されると共に上下方向に沿って摺動可能に送り足棒48を支持している。
送り足棒抱き部材82は、ガイド体81に挿入された送り足棒48に対してガイド体81の上方において装着されている。かかる送り足棒抱き部材82は、送り足棒48の挿入部を備えると共に挿入された送り足棒48を締め付ける締結ネジ82aを備え、その締め付けにより、送り足棒48における任意の位置に送り足棒抱き部材82を固定することができる。
また、送り足棒抱き部材82は、三角リンク46の第一連結部46aに連結されている。
従って、送り足棒抱き部材82が送り足棒48に固定されると、三角リンク46から送り足棒48に上下動駆動力が伝達される。さらに、送り足棒抱き部材82の下部がガイド体81の上部と当接する位置で、送り足棒48及び上側送り足30のそれ以上の下降を制止し、当該制止位置を上側送り足30の下位置を決定する機能を有している。
押さえ足12の制止機構90は、第二メタル軸受け52の上側において押さえ足棒49に摺接してその上下動を許容するガイド体91と、押さえ足棒49の摺接面上に突出した状態で装着されるストッパ部としての押さえ足棒抱き部材92と、押さえ足12の下位置を調節する下位置調節機構(図示略)とを備えている。
ガイド体91は、第二メタル軸受け52と同様に本体フレームに固定保持されると共に円筒状に形成されている。そして、その内側に押さえ足棒49が挿通されると共にを上下方向に沿って摺動可能に押さえ足棒49を支持している。
押さえ足棒抱き部材92は、ガイド体91に挿入された押さえ足棒49に対してガイド体91の上方において装着されている。かかる送り足棒抱き部材92は、押さえ足棒49の挿入部を備えると共に挿入された押さえ足棒49を締め付ける締結ネジ(図示略)を備え、その締め付けにより、押さえ足棒49における任意の位置に送り足棒抱き部材92を固定することができる。
また、押さえ足棒抱き部材92は、三角リンク46の第二連結部46bに連結されている。
従って、押さえ足棒抱き部材92が押さえ足棒49に固定されると、三角リンク46から押さえ足棒49に上下動駆動力が伝達される。さらに、押さえ足棒抱き部材92の下部がガイド体91の上部と当接する位置で、押さえ足棒49及び押さえ足12のそれ以上の下降を制止し、当該制止位置を押さえ足12の下位置を決定する機能を有している。
(押し上げ部材)
図3,図6に示すように、押し上げ部材110は、略L字状に形成された板材であり、その屈曲部がネジ111によってミシン本体に回転自在に取り付けられている。押し上げ部材110の一端部は、送り足棒抱き部材82の下端面に係合するように配置されている。押し上げ部材110の他端部は、リンク部材120を構成する押さえ上げリンク121の一端部に連結されている。押さえ上げリンク121の他端部は、リンク部材120を構成する押さえ上げ腕122の一端部に連結されている。押さえ上げ腕122は、長手方向のほぼ中央部においてネジ123によってミシン本体に回転自在に取り付けられている。押さえ上げ腕122の他端部には、円柱状に形成されたカムフォロアー124が設けられている。
カムフォロアー124の外周面には、ステッピングモータ130の出力軸に設けられた偏心カム125の外周面が当接するように設けられている。すなわち、ステッピングモータ130の出力軸が回転することにより、カムフォロアー124は、偏心カム125の回転動作に追随して出力軸の軸心からの距離が変化するように揺動する。すなわち、偏心カム125のどの位置でカムフォロアー124に当接させるかによって押さえ上げ腕122の回転位置が変わり、その位置の変化によって押さえ上げ部材110を回転させ、送り足棒抱き部材82を押し上げることができる。
(制御装置)
図7に示すように、制御装置150は、各モータの駆動制御をするための演算処理を行うCPU151と、縫製に関するデータやプログラムが記憶されたメモリ152とを備えている。
メモリ152には、上側送り足30により布を送る場合に、予め設定された布の押さえ圧力に相当するステッピングモータ130から押し上げ部材110に出力される出力信号とエンコーダ140により検出された検出信号との偏差が記憶されている。すなわち、メモリ152は、記憶手段として機能する。
メモリ152には、上側送り足30により布を送る場合に、上側送り足30が布の段部に乗り上げてステッピングモータ130の出力信号が変化した場合には、予め記憶された偏差になるまで押し上げ部材110で送り足棒抱き部材82を押し上げるようにステッピングモータ130を駆動させる制御プログラムが記憶されている。すなわち、制御装置150は、制御手段として機能する。
また、制御装置150には、生地の押さえ付け力を入力するための操作パネル153、ステッピングモータ130、ミシンモータ160、エンコーダ140が接続されている。エンコーダ140は、ステッピングモータ130に接続されており、ステッピングモータ130の出力信号を制御装置150に送信することができるようになっている。
具体的には、メモリ152には、偏差として制御装置150からステッピングモータ130に出力される出力信号とエンコーダ140により検出された検出信号の位相差が記憶されている。この位相差は、縫製される生地の種類や生地の厚さに応じて予め設定された送り時の生地の押さえ付け力を変換したものである。すなわち、ステッピングモータ130は送り足棒抱き部材82と押し上げ部材110が当接する位置が布送り時の最適な高さ位置として設定し、そのときの押さえ付け力に応じた位相差を偏差としてメモリ152に記憶している。従って、縫製中、上側送り足30により布送りする時は、常にステッピングモータ130の出力信号が設定された位相差となるように制御される。そして、布の段部等の存在により、上側送り足30が通常よりも上方で布を押さえ付けるような状態になった場合には、押し上げ部材110は送り足棒抱き部材82に当接しないため、出力信号と検出信号との間で位相差が生じない。このような場合に、制御装置150は、ステッピングモータ130を継続して駆動させ、設定された位相差となるまで押し上げ部材110を回転させる。その結果、送り足棒抱き部材82と押し上げ部材110とが通常よりも上方で当接するので、布の段部に応じて上側送り足30の高さを調節することができ、布送り時の上側送り足30による布の押さえ付け力をほぼ一定に保つことができる。
<差動送りミシンの動作説明>
上記構成からなる差動送りミシンの動作について、布送り装置100の動作を主として説明する。
ミシンモータ160の駆動により上軸21が回転駆動すると、針昇降機構20では縫い針11を上軸の回転速度に応じて上下動させる。その一方で、上軸21の回転駆動力は、偏心コンロッド43及び主動揺動リンク体42を介して縫い針11の上下動と同周期の揺動動作に変換され、揺動腕44が揺動動作を行う。
図6において、紙面の裏側から見て揺動腕44が反時計回り方向(C方向)に揺動すると、その駆動力は、伝達リンク体45を介して三角リンク46の第三の連結部46cに入力される。三角リンク46では、第三の連結部46cへの揺動駆動力の入力により第一の連結部46aを中心に全体が回動し、第二の連結部46bが下降する。これにより、X軸変位解消リンク体47及び押さえ足棒抱き部材92を介して布押さえ足棒49に下降動作が付与される。
なお、押さえ足棒49は第二メタル軸受け52に支持されていることからY軸方向にのみに沿ってしか移動することができないが、第二の連結点46bはY軸方向とX軸方向の双方に変位を生じる。従って、X軸変位解消リンク体47が回動することでX軸方向の変位を許容してY軸方向の変位のみを伝達している。なお、このX軸変位解消リンク体47は、三角リンク46の第一の連結部46aと送り足棒抱き部材82との間に設けても良い。
そして、押さえ足棒49が下降すると、予め下位置調節機構により設定された位置に応じて、ガイド体91の上面に押さえ足棒抱き部材92の下面とが当接し、それ以上の下降動作が規制される。つまり、押さえ足12は、布厚に応じた所定高さである下位置で停止し、それ以上の下降が規制される。
これにより、三角リンク46では、第二の連結部46bを中心とする揺動に切り替わり、第一の連結部46aが上昇する。これにより、送り足棒抱き部材82及び送り足棒48を介して上側送り足30に上昇動作が付与される。
図6において、紙面の裏側から見て揺動腕44が時計回り方向(D方向)に揺動すると、その駆動力は、伝達リンク体45を介して三角リンク46の第三の連結部46cに入力される。三角リンク46では、第三の連結部46cへの揺動駆動力の入力により第二の連結部46bを中心に全体が回動し、第一の連結部46aが下降する。これにより、送り足棒抱き部材82を介して送り足棒48に下降動作が付与される。
なお、送り足棒48は第一メタル軸受け51に支持されていることからY軸方向にのみに沿ってしか移動することができないが、その場合、第一の連結部46aのX軸方向の変位は、X軸変位解消リンク体47が第二の連結部46bをX軸方向に移動させることで解消している。
そして、送り足棒49が下降すると、予め下位置調節機構により設定された位置に応じて、ガイド体81の上面に送り足棒抱き部材82の下面とが当接し、それ以上の下降動作が規制される。つまり、上側送り足30は、布厚に応じた所定高さである下位置で停止し、それ以上の下降が規制される。
これにより、三角リンク46では、第一の連結部46aを中心とする揺動に切り替わり、第二の連結部46bが上昇する。これにより、X軸変位解消リンク体47,押さえ足棒抱き部材92及び押さえ足棒49を介して押さえ足12に上昇動作が付与される。
これにより、押さえ足12と上側送り足30とが交互に上下動を行い、押さえ足12は、縫い針の上下動とほぼ同期が図られて、縫い針11が針板15上の上布及び下布に挿通されているときに、布押さえが行われる。また、縫い針11が布よりも上方にあるタイミングで上側送り足30が下降し、下側回転送り部70との協働により下布と上布とをそれぞれの送り量で送る。
<布送り時における制御装置の処理>
図8に示すように、針板15上に縫製の対象となる生地をセットし(ステップS1)、スイッチの入力によりミシンモータ160が回転してミシンが駆動する(ステップS2)。ここで、CPU151は、現在のミシンモータ160の回転速度が布送り可能な範囲内であるか否かを判断する(ステップS3)。
ステップS3において、CPU151が、ミシンモータ160の回転速度が布送り可能な範囲内であると判断した場合(ステップS3:YES)、CPU151は、ステッピングモータ130に出力している出力信号と、エンコーダ140にて検出された検出信号との偏差(位相差)を算出し、この偏差がメモリ152に記憶されている偏差であるか否かを判断する(ステップS4)。
ステップS4において、CPU151が、算出した偏差がメモリ152に記憶されている偏差と一致したと判断した場合(ステップS4:YES)、CPU151は、上送りモータ61a,61bを駆動させて布送りを行う(ステップS5)。
ステップS4において、CPU151が、算出した偏差がメモリ152に記憶されている偏差と一致していないと判断した場合(ステップS4:NO)、CPU151は、算出される偏差が一致するまでステッピングモータ130を回転させて、押し上げ部材110を回転させ、送り足棒抱き部材82を介して上側送り足30を持ち上げる(ステップS6)。
ステップS5において、布送りを行った後、CPU1515は、縫製終了であるか否かを判断する(ステップS7)。ここで、CPU151が、縫製は終了したと判断した場合(ステップS7:YES)、CPU151は、縫製を終了させる。一方、CPU151が、縫製は終了していないと判断した場合(ステップS7:NO)、CPU151は、ステップS2の処理に戻る。
<実施形態の作用、効果>
実施形態のミシンの布送り装置によれば、制御装置150のCPU151は、上側送り足30により布を送る場合に、上側送り足30が布の段部に乗り上げてステッピングモータ130の出力信号が変化した場合には、メモリ152に記憶されたステッピングモータ130への出力信号とエンコーダ140による検出信号との位相差になるまで押し上げ部材110を押し上げるようにステッピングモータ130を駆動させる。ステッピングモータ130が押し上げ部材110を押し上げることにより、押し上げ部材110は、送り足棒抱き部材82を介して上側送り足30を上方に押し上げる。
すなわち、布の段部の通過により、布が厚くなった場合には、上側送り足30による生地への押さえ付け力が大きくなり、ステッピングモータ130にかかるトルクも大きくなる。これにより、ステッピングモータ130への出力信号とエンコーダ140による検出信号との位相差がメモリ152に記憶されている位相差と異なった値となってしまう。
このような場合に、ステッピングモータ130は、メモリ152に設定されている位相差まで駆動し続けるので、一定の押さえ付け力で生地を押さえ付けるように押し上げ部材110により上側送り足30を押し上げることができる。
よって、縫製される布の種類や厚さが変化しても、送りピッチを的確に維持することができる。
<その他>
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。例えば、押し上げ部材110が上側送り足30を持ち上げる機構においては、送り足棒抱き部材82に限らず、別個に設けたストッパ等に当接させるようにしてもよい。
差動送りミシンの斜視図。 布送り装置の一部を拡大した斜視図。 布送り装置全体の斜視図。 縫い針周囲の構成を示す斜視図。 上送り駆動機構をZ軸方向から見た図。 上下動機構及び上送り駆動機構の斜視図。 制御装置まわりの構成を示すブロック図。 制御装置による縫製処理を示すフローチャート。 従来技術における上下動機構及び上送り駆動機構の斜視図。
符号の説明
12 押さえ足
30 送り足
44 揺動腕
46 三角リンク
48 送り足棒
49 押さえ足棒
100 布送り装置
110 押し上げ部材
120 リンク部材
130 ステッピングモータ
140 エンコーダ
150 制御装置(制御手段)
152 メモリ(記憶手段)
160 ミシンモータ

Claims (1)

  1. 針板上の布を送る送り足と、
    前記送り足をその下端部に保持すると共に針板に対して上下動可能に設けられた送り足棒と、
    針板上の布を上方から押さえる押さえ足と、
    前記押さえ足をその下端部に保持すると共に針板に対して上下動可能に設けられた押さえ足棒と、
    ミシンモータの駆動により揺動する揺動腕と、
    一の連結部に前記揺動腕から揺動駆動力が入力されると共に他の二つの連結部により前記送り足棒と前記押さえ足棒とにほぼ交互に上下駆動力を付与する三角リンクと、を備えるミシンの布送り装置において、
    前記送り足に係合するように設けられ、前記送り足を上方に押し上げるように動作する押し上げ部材と、
    前記押し上げ部材にリンク部材を介して連結され、前記送り足により布を送る場合に、前記送り足が予め設定した押さえ圧力で布を押圧するように、前記押し上げ部材に押し上げ駆動力を付与するステッピングモータと、
    前記ステッピングモータの出力信号を検出するエンコーダと、
    予め設定された布の押さえ圧力に相当する前記ステッピングモータから前記押し上げ部材に出力される出力信号と前記エンコーダにより検出された検出信号との位相差を記憶する記憶手段と、
    前記送り足により布を送る場合に、前記送り足が布の段部に乗り上げて前記ステッピングモータの出力信号が変化した場合には、前記記憶手段に記憶された位相差になるまで前記押し上げ部材を押し上げるように前記ステッピングモータを駆動させる制御手段と、
    を備えることを特徴とするミシンの布送り装置。
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