JP2013198551A - 上送り装置及びミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を小型に構成すると共に、ミシンに容易に装着することが可能な上送り装置、及び該上送り装置を備えたミシンを提供する。
【解決手段】ミシンベッドの上方には、上送り装置4が配置される。上送り装置4は、装着部42、搬送機構43、モータ491、及び接続部52を備えている。装着部42は、上送り装置4の前端部に設けられている。装着部42がミシンの押え棒27の下端に装着されることで、上送り装置4本体がミシンに装着される。接続部52がミシンに接続されることで、モータ491とミシンの制御部とが電気的に接続される。ミシンのCPUは、接続部52を介してモータ491を駆動制御する。モータ491は搬送機構43を駆動し、加工布100を搬送する。
【選択図】図6

Description

本発明は、ミシンの針板の上側に設けられ、加工布を搬送するミシンの上送り装置、及び該上送り装置を備えたミシンに関する。
従来、ミシンのベッド部よりも上方に配置され、送り歯と協働して加工布を搬送するミシンの上送り装置が知られている。例えば、特許文献1に記載の加工布案内装置は、アーム部の左部に設けられた頭部の後側にネジで固定されている。また、アーム部の右後部には、駆動伝達機構が設けられている。駆動伝達機構の回転運動が、自在継手及び連結軸を介して加工布案内装置に伝達され、布送りが実行される。
実開昭61−54771号公報
しかしながら、従来の加工布案内装置では、加工布案内装置をミシンのアーム部の後方にネジで固定する構成であるため、加工布案内装置をミシンに着脱する場合に、ユーザがミシンの後方に回り込んで作業をする必要があった。このため、ミシンへの着脱作業に手間がかかるという問題点があった。また、加工布案内装置とは別に駆動伝達機構が設けられているため、装置全体が大型化するという問題点があった。
本発明の目的は、装置を小型に構成すると共に、ミシンに容易に装着することが可能な上送り装置、及び該上送り装置を備えたミシンを提供することである。
本発明の第1の態様に係る上送り装置は、ミシンのベッド部よりも上方に配置され、加工布を搬送する上送り装置であって、前記上送り装置本体を前記ミシンの押え棒に装着可能な装着部と、前記加工布を搬送する搬送機構と、前記搬送機構を駆動する駆動部と、前記ミシンに設けられた制御部に前記駆動部を電気的に接続する接続手段とを備えている。この場合、駆動部と搬送機構とが1つの上送り装置に設けられている。このため、駆動部を上送り装置とは別に設ける場合に比べて、駆動部の駆動力を搬送機構に伝達するための部材を少なくすることができ、加工布を搬送するための装置全体を小型にすることができる。また、上送り装置本体をミシンの押え棒に装着することが可能であるため、従来のように、ユーザがミシンの後方に回り込んで装着作業をする必要はない。よって、上送り装置をミシンに容易に装着することができる。
前記上送り装置は、前記搬送機構に設けられ、前記加工布を押圧する押圧部と、前記押圧部による前記加工布への押圧力を調整する調整部とを備えてもよい。この場合、押圧部による加工布への押圧力を、加工布の布厚、材質等に応じて適切な押圧力になるように調整することができる。よって、加工布が適切に搬送され、縫製品質を向上させることができる。
前記上送り装置は、前記搬送機構が前記加工布を押圧して前記加工布を搬送可能な搬送位置と、前記搬送機構が前記加工布から離間して前記加工布を搬送不能な待機位置との間で、前記搬送機構の位置を切り替える位置切替手段を備えてもよい。この場合、ユーザが位置切替手段を操作するだけで、搬送機構を加工布から容易に離間させることができる。このため、搬送機構を加工布から離間させた状態で、種々の作業(例えば、手作業による加工布の移動や、送り歯のみで加工布を搬送しながらの縫製等)を行うことができる。即ち、縫製作業の形態が変わっても、上送り装置本体を押え棒から取り外す必要はない。よって、上送り装置本体を取り外して、送り歯のみで加工布を搬送する場合に比べて効率よく縫製を行うことができる。また、容易に、搬送機構を搬送位置に容易に切り替えることができるので、スムーズに上送り装置を使用する縫製を開始できる。
前記上送り装置において、前記駆動部はモータであり、前記搬送機構は、前記モータの回転力によって回転する第一プーリと、前記第一プーリと離間して設けられ、前記第一プーリの回転に伴って回転する第二プーリと、前記第一プーリと前記第二プーリとの間に架設されたベルトとを備え、前記ベルトが前記第二プーリの下側で前記加工布を押圧し、前記モータが回転して前記ベルトが搬送されることによって前記加工布が搬送されてもよい。この場合、ベルトで加工布を押圧しながら搬送することができるので、確実に加工布を搬送することができる。
前記上送り装置において、前記ベルトは他のベルトに交換可能に架設されてもよい。この場合、例えば、加工布の布厚、素材等に応じて適切な摩擦係数のベルトに交換すれば、適切に加工布を搬送することができる。よって、縫製品質を向上させることができる。
本発明の第2の態様に係るミシンは、前記上送り装置を備えたことを特徴とする。この場合、ユーザは、小型に構成され、ミシンに容易に装着することが可能な上送り装置を用いて、縫製作業をすることができる。
前記ミシンにおいて、前記接続手段によって前記駆動部と前記制御部とが電気的に接続されているか否かを検出する接続検出手段と、前記接続検出手段による検出結果を報知する第一報知手段とを備えてもよい。この場合、ユーザは、駆動部と制御部との接続状態を容易に知ることができる。よって、接続状態の確認作業の負担が軽減され、縫製作業の効率が向上する。
前記ミシンにおいて、前記接続検出手段が、前記駆動部と前記制御部との接続状態の変化を検出したとき、前記ミシンの縫製動作を停止させる第一停止手段を備えている。この場合、縫製中に何らかの原因で接続部と制御部との接続状態が変化した場合、例えば、接続部と制御部との接続が遮断した場合に、縫製動作を自動で停止させることができる。よって、縫製作業を安全に行うことができる、また、加工布100に形成される縫目は接続状態の変化の影響を受けないので、縫製品質の低下を防止することができる。
前記ミシンは、前記搬送機構が前記加工布を押圧して前記加工布を搬送可能な搬送位置、又は、前記搬送機構が前記加工布から離間して前記加工布を搬送不能な待機位置のどちらの位置に前記搬送機構があるかを検出する位置検出手段と、前記位置検出手段の検出結果を報知する第二報知手段とを備えてもよい。この場合、ユーザは、搬送機構の位置を容易に知ることができる。よって、搬送機構の位置の確認作業の負担が軽減され、縫製作業の効率が向上する。
前記ミシンにおいて、前記位置検出手段が、前記搬送機構の位置の変化を検出したとき、前記ミシンの縫製動作を停止させる第二停止手段を備えてもよい。この場合、縫製中に何らかの原因で搬送機構の位置が変化した場合に、縫製動作を自動で停止させることができる。よって、縫製作業を安全に行うことができる、また、加工布100に形成される縫目は搬送機構の位置の変化の影響を受けないので、縫製品質の低下を防止することができる。
前記ミシンは、複数の縫製模様を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された前記縫製模様が、前記上送り装置を使用可能な縫製模様であるか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段による判断結果を報知する第三報知手段とを備えてもよい。この場合、ユーザは縫製模様が上送り装置で使用可能な縫製模様であるか否かを容易に知ることができる。よって、上送り装置を使用するか否かを短時間で判断して、縫製を行うことができる。よって、縫製作業の効率が向上する。
ミシン1の正面図である。 ミシン1の左側面図である。 ミシン1の背面図である。 搬送機構43が搬送位置にある場合の上送り装置4の斜視図である。 搬送機構43が搬送位置にある場合の上送り装置4の右側面図である。 図5の押え足51近傍を断面にして、搬送機構43の前端部を記載した上送り装置4の右側面図である。 搬送機構43が搬送位置にある場合の切替機構45の斜視図である。 搬送機構43が搬送位置にある場合のレバー部460、回動板部471、及び搬送機構43の位置関係を示す右側面図である。 ベルト435を駆動させる駆動機構49の右側面図である。 ベルト435を駆動させる駆動機構49の平面図である。 図6に示す搬送機構が、待機位置に移動した場合の上送り装置4の右側面図である。 搬送機構43が待機位置にある場合の、切替機構45の斜視図である。 搬送機構43が待機位置にある場合のレバー部460、回動板部471、及び搬送機構43の位置関係を示す図である。 液晶ディスプレイ15に通常選択画面が表示された状態を示す図である。 ミシン1及び上送り装置4の電気的構成を示すブロック図である。 メイン処理のフローチャートである。 表示設定処理のフローチャートである。 液晶ディスプレイ15に使用不可設定がされた画面が表示された状態を示す図である。 第一表示切替処理のフローチャートである。 液晶ディスプレイ15にメッセージが表示された状態を示す図である。 第二表示切替処理のフローチャートである。
以下、本発明を具現化した実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施形態は、上下動する針に対して相対的に加工布を移動して加工布に縫い目を形成するミシンに本発明を適用した場合の一例である。
まず、ミシン1の物理的構成について、図1〜図3を参照して説明する。以下の説明では、図1における紙面の手前側、奥行き側、上側、下側、左側、右側を、それぞれミシン1の前側、後側、上側、下側、左側、右側と定義して説明する。
図1に示すように、ミシン1は、左右方向に長いミシンベッド11と、ミシンベッド11の右端部から上方へ立設された脚柱部12と、脚柱部12の上端から左方へ延びるアーム部13と、アーム部13の左先に設けられた頭部14とを有する。ミシンベッド11には、ミシンベッド11上面に配設された針板33(図5参照)と、この針板33の下側に設けられ、縫製に供する加工布100(図5参照)を所定の送り量で移送するための送り歯34(図5参照)と、この送り歯34を駆動する布送り機構(図示外)と、送り量を調整する送り量調整用モータ78(図15参照)と、釜機構(図示外)とが設けられている。頭部14には、縫針29(図2参照)が装着された針棒(図示外)を上下方向に駆動させる針棒機構(図示外)と、この針棒を左右方向に揺動させる針振りモータ80(図15参照)と、天秤機構(図示外)とが設けられている。
脚柱部12の前面には、縦長の長方形形状を有する液晶ディスプレイ15が設けられている。この液晶ディスプレイ15には、例えば、縫製作業に必要な各種の機能を実行するためのキー、各種のメッセージ、及び種々の模様等が表示される。
液晶ディスプレイ15の表面(前面)には、透明なタッチパネル26が設けられている。このため、これらの液晶ディスプレイ15に表示された各種キーなどに対応するタッチパネル26上の位置を、指や専用のタッチペンを用いて押圧操作することにより、縫製模様の選択や各種の設定等を実行することができる(以下、この操作を「パネル操作」と言う。)。
次に、アーム部13の構成について説明する。アーム部13には、その上部側を開閉する開閉カバー16が取り付けられている。この開閉カバー16はアーム部13の長手方向に設けられ、アーム部13の上後端部に左右方向向きの軸回りに開閉可能に軸支されている。この開閉カバー16を開けた状態の、アーム部13の上部中央近傍には、ミシン1に糸を供給する糸駒(図示外)を収容するための凹部である糸収容部(図示外)が設けられている。糸収容部には、糸立棒(図示外)が挿入された糸駒(図示外)が設けられている。糸駒から延びる上糸(図示外)は、図示しないが、頭部14に設けられた糸調子器、糸取バネ、及び天秤等の複数の糸掛部を経由して、針棒に装着された縫針29に供給される。
また、脚柱部12の内部には、ミシンモータ79(図15参照)が設けられる。ミシンモータ79は、アーム部13の長手方向に延設されるミシン主軸(図示外)を回転させる。ミシン主軸の回転により針棒機構と天秤機構とが駆動される。アーム部13の前面下部には、スイッチ群21が設けられている。スイッチ群21は、縫製開始・停止スイッチ、返し縫いスイッチ、及び針上下スイッチ等を備えている。
また、針棒の後側には、押え棒27(図5参照)が配設されている。押え棒27の下端部には、送り歯34と協働して加工布100を搬送する上送り装置4が装着されている。上送り装置4は、ミシンベッド11よりも上方に配置に配置されている。
図4〜図13を参照して、上送り装置4について説明する。上送り装置4は、押え棒27に着脱可能である。図4〜図6に示すように、上送り装置4は、筐体41、装着部42、搬送機構43、駆動機構49、切替機構45、圧力調整機構48、接続部52、及び押え足51を備えている。装着部42は、布送り装置4をミシン1の押え棒27に装着する部位である。搬送機構43は、加工布100を搬送する機構である。駆動機構49は、搬送機構43を駆動する機構である。切替機構45は、搬送機構43が加工布100を押圧して加工布を搬送可能な位置(図5〜図8参照。以下、「搬送位置」という。)と、搬送機構43が加工布100から離間して加工布100を搬送不能な位置(図11〜図13参照。以下、「待機位置」という。)との間で、搬送機構43の位置を切り替える。接続部52は、ミシン1に設けられた制御部60(図15参照)に、駆動機構49に設けられたモータ491を電気的に接続する。圧力調整機構48は、搬送機構43に設けられたベルト435による加工布100への押圧力を調整する機構である。
筐体41の内部には、切替機構45が設けられている。切替機構45は、土台部451、レバー板部452、バネ468、検出スイッチ457、回動部材469、及び回動板部471を備えている。図7に示すように、土台部451は、筐体41の内側の下部を前後方向に延びる板状の部材である。土台部451の前後の端部の側面には、土台部451が上方に屈曲された屈曲部453,454,455,456が設けられている。検出スイッチ457は、土台部451の前端部(図7の紙面右上側の端部)の上側に設けられている。検出スイッチ457は、後端部に可動部458を備えている。可動部458は、上方に付勢された状態で後斜め下方に向かって延びる。可動部458が後斜め下方に向かう場合がOFF状態である(図7参照)。可動部458が軸部材464(後述)によって下方に押圧されると、可動部458が左側面視反時計回りに回動し、ON状態となる(図12参照)。
土台部451の右後部の屈曲部453には、軸部材459が挿通されている。軸部材459の左端部(図7の紙面右下側)には、板状のレバー板部452が、軸部材459を中心に回動可能に設けられている。レバー板部452は、レバー部460と延伸部475とを備えている。レバー部460は、軸部材459が挿通されている部位から上方向に延びた後、前方向に延びる。レバー部460は、前後方向の中央部の屈曲部461で右方向に屈曲した後、前方向に延びる。レバー部460の先端は、筐体41の外部に露出している。このため、ユーザは、レバー部460を手で動かすことができる。以下の説明では、レバー部460における屈曲部461の位置より前側の部位をレバー前端部462といい、屈曲部461の位置より後側の部位をレバー後端部463という。
延伸部475は、軸部材459が挿通されている部位から前方に延びる。延伸部475の前端部には、軸部材464が左右方向に挿通されている。軸部材464は、レバー板部452の回動に伴って上下に移動し、軸部材464の右端部が検出スイッチの可動部458に対して離間及び押圧する。これによって、検出スイッチ457をOFF状態及びON状態に切り替える。
図6に示すように、軸部材464の左端部には、リンク部材465の後端部が連結されている。土台部451の左前部の屈曲部456には、前後方向にやや長い孔部466が設けられている(図4参照)。孔部466には、軸部材467が挿通されている。軸部材467は、孔部466に沿って前後方向に摺動可能である。リンク部材465の前端部は、軸部材467に連結されている。軸部材467と軸部材459との間には、バネ468が架設されている。バネ468は、延ばされた状態で架設されており、常に縮む方向の力を発生する。このため、軸部材467はバネ468によって後方に引っ張られ、孔部466(図4参照)の後端部に当接した状態となる。
図6及び図8に示すように、土台部451の前端の上方には、回動部材469が設けられている。回動部材469は、その中心軸470を中心に回動可能である。回動部材469の後部には、回動板部471が連結されている。回動板部471は、後斜め上方に延びる。回動板部471の後端は、レバー後端部463の右方に位置する(図4参照)。回動板部471の後端部から左方に向けて、軸部材472(図6及び図8参照。図4では図示外)が延びる。軸部材472は、レバー後端部463の下側に位置する。回動部材469の前端には、搬送機構43が連結されている。
搬送機構43について説明する。搬送機構43は、前斜め下方に延びる。搬送機構43は、板部431,432、プーリ433,434、及びベルト435を備えている。図4に示すように、板部431,432は、互いに対向し、回動部材469の前端から前斜め下方に延びる。板部431,432の前端部は、プーリ433を回転可能に支持する。板部431,432の後端部はプーリ434を回転可能に支持する。ベルト435は、プーリ433及びプーリ434に架設されている。ベルト435の前端部は、押え足51のベルト配置部512(後述)に位置している(図4参照)。ベルト435の前端部は、加工布100を押圧して、加工布100を前後方向に搬送する。切替機構45による搬送機構43の位置の切替態様については後述する。板部431は、板部431の位置を固定するネジ436,437を取り外すことで、搬送機構43から取り外すことができる。ユーザは、板部431を取り外した状態で、ベルト435を他のベルトに交換できる。
搬送機構43が加工布100を押圧する時の圧力を調整するための構成について説明する。土台部451の左側の屈曲部454,455(図7参照)には、板部473(図4参照)の下端部がネジ(図示外)によって固定されている。図4に示すように、板部473は、上方に向かって延びる。板部473の上端の前後方向の中央部には、右方に延びる延伸部474が設けられている。延伸部474は、モータ491(後述)の上方に位置する。延伸部474の前端部には、圧力調整機構48が設けられている。
圧力調整機構48は、雄ネジ481、雌ネジ482、及びバネ483を有する。雄ネジ481は、筐体41の上面及び延伸部474を上下方向に貫通している。雌ネジ482は、延伸部474の上方、且つ、筐体41の上面の上側に配置されている(図5参照)。雄ネジ481の上端部は、雌ネジ482に挿通されている。バネ483の上端部は、雄ネジ481の下端部に固定されている。バネ483は下方に延び、下端部が回動板部471の後端部に固定されている。バネ483は、回動板部471の後端部を上方に引っ張る。ユーザが雌ネジ482を回すと、雄ネジ481が上下方向に移動する。雄ネジ481が上方向に移動すると、バネ483が延びる。このため、バネ483が回動板部471の後端部を上方に引っ張る力が強くなる。回動板部471が上方に引っ張られると、搬送機構43には、中心軸470を中心とする右側面視反時計回りの力が加わる。これによって、ベルト435の前端部が加工布100を下方に押圧する力が強くなる。雄ネジ481が下方向に移動すると、バネ483が縮む。このため、バネ483が回動板部471の後端部を上方に引っ張る力が弱くなる。よって、ベルト435が加工布100を押圧する力が弱くなる。このように、圧力調整機構48を調整することで、ベルト435による加工布100への押圧力を調整することができる。
装着部42及び押え足51について説明する。図4に示すように、装着部42は、上送り装置4の前端部における搬送機構43の上側に設けられている。装着部42は、2つの保持部421,422を備えている。保持部421,422は、段付きネジ423により、押え棒27に取り付けられ固定される。段付きネジ423は、径大な頭部425と、頭部425よりも少し外径が小さい胴部426と、胴部426よりも少し外径が小さいネジ部424とからなる。保持部421,422は、上送り装置4の前端において、上下方向にやや離間して設けられている。保持部421,422は、左方向に向かって凹んだ凹部を有する。該凹部には、押え棒27の下端部が配置される。押え棒27の下端部には、左右方向に貫通するネジ孔部(図示外)が設けられている。該ネジ孔部には、ネジ部424が螺合する。頭部425の左側面には、後述する工具(図示外)が係合する為のすり割り部(図示外)が形成されている。
上送り装置4を押え棒27に装着する場合、ユーザは、押え棒27のネジ孔部にネジ部424の位置を合わせた状態で、頭部425を指で回動させるか、又はすり割り部を工具で回動させる。すると、胴部426の右側面(ネジ部424を除いた右側面)が保持部421,422の左側面に当接する。この状態でさらに段付きネジ423を回動させて締め付けると、保持部421,422が、胴部426と押え棒27の間に挟持された状態で押え棒27に固定される。このように、上送り装置4が押え棒27に装着される。
図4に示すように、下側の保持部422の下端部には、押え足51を支持する押え足支持部511が設けられている。押え足支持部511は、搬送機構43の前端部を左右に跨いで下斜め前方に延びる。押え足支持部511の下端部には、押え足51が設けられている。縫針29が通過する押え足51の孔部513の後側には、ベルト配置部512が設けられている。ベルト配置部512は、押え足51の後端まで矩形状に上下方向に貫通した部位である。ベルト配置部512の内側には、搬送機構43のベルト435の前端部が配置される。搬送機構43が搬送位置にあるとき、ベルト435の前端部は、ベルト配置部512において加工布100を下方に押圧しつつ、搬送する。
上送り装置4は、装着部42によって押え棒27に装着されている。このため、押え棒27が上方に移動した場合、上送り装置4も上方に移動し、押え足51が加工布100から離間する。また、押え棒27が下方に移動した場合、上送り装置4も下方に移動し、押え足51が加工布100を下方に押圧する。
駆動機構49について説明する。図9及び図10に示すように、駆動機構49は、モータ491、ギア492,493,494,495,496,497、及び電気基板498(図4参照)を備えている。モータ491は、土台部451の上方、且つ板部473の右側に位置している(図4及び図10参照)。モータ491の駆動軸499は、板部473を介して、板部473の左側に突出している(図10参照)。ギア492は、駆動軸499の先端に固着されている。ギア492は、ギア492の前斜め下側に位置するギア493に噛合されている。ギア493の左側面には、ギア493より径の小さいギア494が設けられている。ギア493とギア494とは一体成型されている。ギア494は、前側に位置するギア495に噛合されている。ギア495は、中心軸500の周囲に設けられている。中心軸500は、板部473を介して、板部473の右側に突出している(図10参照)。中心軸500の板部473より右側の部位の周囲には、ギア496が設けられている。ギア496は、前方のギア497に噛合されている。ギア497は、搬送機構43のプーリ434と一体成型されている。電気基板498(図4参照)は、板部473及びギア495の左方に位置している。モータ491は、リード線501(図4〜図6参照)を介して、電気基板498に接続されている。
電気基板498には、コネクタ504(図15参照)を介して接続部52が接続されている。図3に示すように、接続部52は、リード線502とコネクタ503を有する。リード線502は、電気基板498から上送り装置4の筐体41の外部に延びる。コネクタ503は、リード線502の先端に設けられている。コネクタ503は、ミシン1の頭部14に設けられたコネクタ141に接続される。コネクタ141は、ミシン1の制御部60(図15参照)に電気的に接続されている。モータ491は、電気基板498、リード線502、コネクタ503を介して、ミシン1の制御部60に電気的に接続される。つまり、接続部52によって、モータ491とミシン1の制御部60とが電気的に接続される。CPU61は、モータ491を駆動制御する。
モータ491が回転すると、ギア492〜497を介してプーリ434が回転する。プーリ434が回転すると、ベルト435が駆動(移動)する。ベルト435の駆動に伴ってプーリ433が回転する。ベルト435は、加工布100に接触して移動することで加工布100を搬送する。また、制御部60が、上送り装置4が加工布100を搬送する動作タイミングと、送り歯34が加工布100を搬送する動作タイミングとを同期させるよう制御する。よって、上送り装置4と送り歯34とは、協働して加工布100を搬送する。
搬送機構43の位置を搬送位置(図6〜図8参照)と待機位置(図11〜図13参照)との間で切り替える態様について説明する。まず、搬送機構43の位置を搬送位置から待機位置に切り替える場合について説明する。ユーザは、搬送機構43の位置を、搬送位置から待機位置に切り替える場合、レバー部460を下方に押す(図6の矢印200参照)。レバー部460が下方に押されると、レバー板部452が軸部材459を中心に右側面視反時計回りに回動する。よって、レバー板部452の延伸部475及び軸部材464が下方に回動する(図6の矢印201参照)。延伸部475及び軸部材464が下方に回動すると、リンク部材465を介して軸部材467が前方に押され、軸部材467がバネ468の収縮力に抗して孔部466(図4参照)に沿って前方に摺動する。
延伸部475に設けられた軸部材464が、バネ468の上下位置より下方に移動すると、バネ468の収縮力及びリンク部材465の移動動作によって、軸部材467が後方に引っ張られ、軸部材467が孔部466に沿って後方に摺動する。軸部材467が孔部466の後端まで移動すると、レバー板部452の回動が停止する(図11参照)。
レバー板部452が回動する過程で、レバー後端部463の下端が、回動板部471に設けられた軸部材472に当接し、軸部材472を下方に押す。軸部材472が下方に押されると、回動板部471が回動部材469の中心軸470を中心に下方に回動する(図6の矢印202参照)。回動板部471が下方に回動すると、搬送機構43が中心軸470を中心に上方に回動する(図6の矢印203参照)。これによって、搬送機構43のベルト435が加工布100から離間する(図11参照)。すなわち、搬送機構43が、搬送位置(図6〜図8参照)から待機位置(図11〜図13参照)に切り替えられる。バネ468の収縮力が常に働いているため、ユーザがレバー部460から手を離しても、軸部材467は孔部466の後端まで移動した状態で保持される。このため、軸部材464がバネ468より下方に移動した状態に保持され、搬送機構43が待機位置に切り替えられた状態で保持される。
また、搬送位置から待機位置(図11〜図13参照)に切り替わる過程で、延伸部475の軸部材464の右端部が、検出スイッチ457の可動部458を下方に押す(図7及び図12参照)。これによって、検出スイッチ457が、OFF状態からON状態に切り替わる。ミシン1のCPU61は、搬送機構43が搬送位置から待機位置に切り替わったことを検出できる。
次に、搬送機構43の位置を待機位置(図11〜図13参照)から搬送位置(図6〜図8参照)に切り替える場合について説明する。ユーザは、搬送機構43の位置を待機位置と搬送位置との間で切り替える場合、レバー部460を上方に持ち上げる。レバー部460及び延伸部475は、前述した搬送位置から待機位置に切り替える場合の逆の動作をする(図11の矢印204及び矢印205参照)。
レバー部460が上方に回動すると、レバー後端部463は、回動板部471に設けられた軸部材472から離間し始める。回動板部471は、圧力調整機構48のバネ483によって、上方に引っ張られているので、回動板部471は、中心軸470を中心に上方に回動する(図11の矢印206参照)。このため、搬送機構43は下方に回動する(図11の矢印207参照)。これによって、搬送機構43のベルト435の前端部が加工布100を下方に押圧する。すなわち、搬送機構43が搬送位置に切り替えられる。この状態で、上送り装置4は、送り歯34と協働し、加工布100を搬送する。
図14を参照して、液晶ディスプレイ15に表示される画像について説明する。図14に示すように、液晶ディスプレイ15の上部には、実用縫いキー91等が表示されている。実用縫いキー91がパネル操作されると、第一表示領域101(後述)に、ミシン1によって形成される実用模様を選択するための模様選択キー103が表示される。実用模様は、例えば、直線縫い、ジグザグ縫い、裁ち目かがり縫い、ボタン穴かがり、及び横送り模様などがある。横送り模様についての説明は後述する。図14では、実用模様縫いキー91がパネル操作されて、実用模様の模様選択キー103が表示されている状態を示している。
実用縫いキー91の下側には、第一表示領域101が表示されている。第一表示領域101には、複数の模様選択キー103等が表示されている。第一表示領域101には、複数個の模様選択キー103のうちの一部(図14では16個)の模様選択キー103が表示されている。各模様選択キー103には、縫製模様番号132及び模様パターン133が表示されている。縫製模様番号132は、各縫製模様を識別する番号である。模様パターン133は、模様の形状の概要を表している。CPU61は、後述する模様データテーブルを参照しながら、模様選択キー103を表示する。ユーザは、縫製模様番号132及び模様パターン133を見ながら模様選択キー103をパネル操作して、縫製を行う模様を選択することができる。第一表示領域101の下側には、第二表示領域160が設けられている。第二表示領域160には、複数の機能キー50が表示されている。機能キー50は、模様に所定の設定を行うためのキーである。
模様データテーブルについて説明する。模様データテーブルは、EEPROM64(図15参照、後述)の模様データテーブル記憶領域641に記憶されている。模様データテーブルは、複数種類の縫製模様毎に、縫製模様番号、模様パターンデータ、縫製データ、及び上送り装置対応フラグを対応付ける。模様パターンデータは、模様選択キー103の模様パターン133を表示するためのデータである。縫製データは、模様パターン133に対応した縫製を行うためのデータである。CPU61は、縫製データに従って、縫製模様を縫製することができる。上送り装置対応フラグは、縫製データに基づく縫製を行う場合に、上送り装置4を使用する縫製データか否かを示すフラグである。上送り装置対応フラグが、「1」(対応)であった場合には、上送り装置4を使用して加工布100を搬送しながら縫製を行うことができる模様であることを示す。上送り装置対応フラグが「0」(非対応)であった場合には、上送り装置4を使用することができない模様であることを示す。なお、上送り装置4を使用することができない模様とは、例えば、前述の横送り模様である。横送り模様とは、送り歯34を左右方向に移動させるように駆動することで、加工布100を左方向又は右方向に搬送しながら縫製を行う模様である。
図15を参照して、ミシン1の電気的構成について説明する。図15に示すように、ミシン1の制御部60は、CPU61,ROM62,RAM63,EEPROM64、及び入出力インターフェイス65を備え、これらはバス67により相互に接続されている。ROM62には、CPU61が処理を実行するためのプログラム、データ等が記憶されている。EEPROM64は、模様データテーブル記憶領域641を備えている。模様データテーブル記憶領域641には、前述の模様データテーブルが記憶されている。また、EEPROM64には、模様の縫い目長さや糸調子等の上限値並びに下限値、最適値及び設定値が模様ごとに記憶されている。EEPROM64には、その他、種々のデータが記憶される。RAM63には、種々の一時データが記憶される。
入出力インターフェイス65には、スイッチ群21、タッチパネル26、駆動回路71,72,74,75、及びコネクタ141が電気的に接続されている。駆動回路71は、送り量調整用モータ78を駆動させる。駆動回路72は、ミシンモータ79を駆動させる。駆動回路74は、針振りモータ80を駆動させる。駆動回路75は、液晶ディスプレイ15を駆動させる。
コネクタ141は、接続部52の一端に接続されている。接続部52は、電気基板498上に実装されたコネクタ504に接続されている。コネクタ504は、検出スイッチ457(図7及び図15参照)及び電気基板498に実装された駆動回路151に電気的に接続されている。駆動回路151は、モータ491を駆動する。CPU61は、駆動回路151を制御して、モータ491を駆動制御することができる。CPU61は、検出スイッチ457の出力結果(ON状態又はOFF状態)を検出することができる。
また、図示しないが、コネクタ141を介して上送り装置4が接続されている場合、CPU61にはLow信号が入力され、上送り装置4が接続されていない場合には、CPU61にはHigh信号が入力されるように回路が構成されている。CPU61は、該Low信号又はHigh信号を検出することで、モータ491と制御部60とが電気的に接続されているか否かを検出することができる。
図16のフローチャートを参照して、メイン処理について説明する。メイン処理は、ミシン1のCPU61によって実行される。メイン処理は、例えば、ユーザによって実用縫いキー91がパネル操作された場合に実行される。図16に示すように、まず、液晶ディスプレイ15に、実用模様を選択するための画面が表示される(S11)。S11の処理では、図18に示す画面が表示される。図18に示すように、第一表示領域101には、複数の模様選択キー103が表示される。このとき、EEPROM64に記憶されている模様データテーブルの模様パターンデータに基づいて、各模様選択キー103には、模様パターン133が表示される。また、縫製模様番号132が表示される。
次いで、上送り装置4の接続部52によって、モータ491と制御部60とが電気的に接続されているか否かが検出される(S12)。S12の検出方法は前述したとおりである。次いで、S12の結果、モータ491と制御部60とが電気的に接続されているか否かが判断される(S13)。すなわち、接続部52を介して、上送り装置4がミシン1に接続されているか否かが判断される。接続されていない場合(S13:NO)、通常選択画面が表示される(S16)。通常選択画面とは、後述するS33の処理(図17参照)が行われた場合の使用不可の設定が行われていない画面であり、例えば、図14に示す画面である。すなわち、S11で表示された画面(図14参照)が引き続き表示される。次いで、後述するS18の処理が行われる。
モータ491と制御部60とが電気的に接続されている場合(S13:YES)、搬送機構43の位置(搬送位置又は待機位置)が検出される(S14)。S14では、検出スイッチ457の状態が検出される。検出スイッチ457がOFF状態であれば、搬送機構43が搬送位置(図6〜図8)にあることが検出される。検出スイッチ457がON状態であれば、搬送機構43が待機位置(図11〜図13参照)にあることが検出される。
次いで、S14の結果、搬送機構43が搬送位置にあるか否かが判断される(S15)。搬送機構43が待機位置にある場合(S15:NO)、S16の処理が実行される。搬送機構43が搬送位置にある場合(S15:YES)、表示設定処理が行われる(S17)。
図17を参照して、表示設定処理について説明する。表示設定処理は、上送り装置4を使用できない縫製模様をユーザが選択できないように設定する処理である。図17に示すように、まず、模様データテーブルに記憶されている複数種類の縫製模様のうち、1つの模様の上送り装置対応フラグが確認される(S31)。次いで、S31の結果、縫製模様が、上送り装置4を使用可能な縫製模様であるか否かが判断される(S32)。上送り装置4を使用可能な縫製模様でない場合(S32:NO)、S31で上送り対応フラグが確認された縫製模様の模様選択キー103が使用できないように設定される(S33)。例えば、図18に示す一部の縫製模様(模様選択キー103内の縫製模様番号「1−05」、「1−06」、「1−07」、「1−14」)のように、模様選択キー103がグレーに表示され(以下、「グレーアウト」という。)、ユーザがパネル操作しても反応しないように設定される。以下の説明では、S33で行われる設定を「使用不可設定」という。
上送り装置4を使用可能な縫製模様である場合(S32:YES)、S31で上送り対応フラグが確認された縫製模様の模様選択キー103が使用可能なように設定される(S34)。S34では、S33のようにグレーアウトされず、ユーザがパネル操作を行って縫製模様を選択できるように保持される。以下の説明では、S34で行われる設定を「使用可能設定」という。
次いで、縫製模様データテーブルに記憶されている実用模様の全てについて、S31〜S34の処理を行ったか否か判断される(S35)。S31〜S34の処理を行っていない縫製模様がある場合(S35:NO)、処理はS31に戻り、次の縫製模様についての上送り装置対応フラグが確認される。S31〜S35の処理が繰り返されることで、例えば、図18に示すように、一部の縫製模様の模様選択キー103がグレーアウトされた画面が、液晶ディスプレイ15に表示される。縫製模様データテーブルに記憶されている実用模様の全てについて、S31〜S35の処理が行われた場合(S35:YES)、表示設定処理が終了される。
処理はメイン処理(図17参照)に戻り、ユーザのパネル操作によって縫製模様が選択された否かが判断される(S18)。縫製模様が選択されていない場合(S18:NO)、S18の処理が繰り返される。縫製模様が選択された場合(S18:YES)、縫製開始の指示が入力されたか否かが判断される(S19)。縫製開始の指示が入力されていない場合(S19:NO)、S19の処理が繰り返される。
例えば、スイッチ群21に含まれる縫製開始・停止スイッチが操作されると、縫製開始の指示が入力されたと判断され(S19:YES)、S18で選択された模様の縫製が実行される(S20)。例えば、上送り装置4を使用する縫製がされる場合、上送り装置4と送り歯34とによって加工布100が搬送されながら、縫製が行われる。縫製が終了されると、メイン処理が終了される。
図19に示すフローチャートを参照して、第一表示切替処理について説明する。第一表示切替処理は、使用不可設定が行われた画面(図18参照)が表示された後、上送り装置4を使用できる状態から使用できない状態に変化した場合に、通常選択画面(図14参照)に切り替える処理である。上送り装置4を使用できない状態に変化した場合とは、上送り装置4のコネクタ503がミシン1のコネクタ141から取り外された場合や、搬送機構43が搬送位置から待機位置に切り替わった場合である。CPU61は、S17(図16参照)において使用不可設定がされた画面を表示した後、S18以降の処理を実行しながら、第一表示切替処理を実行する。
第一表示切替処理では、まず、S12と同様に、接続部52によって、モータ491と制御部60とが電気的に接続されているか否かが検出される(S41)。次いで、S41の検出結果が参照され、モータ491と制御部60との接続状態が変化したか否かが判断される(S42)。第一表示切替処理は、S19(図16参照)で使用不可設定がされた画面が表示された後に行われる処理であるので、モータ491と制御部60とが電気的に接続されている状態で行われる処理である。このため、第一表示切替処理におけるS42では、上送り装置4のコネクタ503がミシン1のコネクタ141から取り外され、モータ491と制御部60とが電気的に接続されていない状態に変化した場合に、接続状態が変化したと判断される。
接続状態が変化した場合(S45:YES)、後述するS45の処理が行われる。接続状態が変化していない場合(S45:NO)、S14(図16参照)と同様に、搬送機構43の位置(搬送位置又は待機位置)が検出される(S43)。次いで、S43の検出結果が参照され、搬送機構43の位置が変化したか否かが判断される(S44)。第一表示処理は、S19(図16参照)で使用不可設定がされた画面が表示された後に行われる処理であるので、搬送機構43が搬送位置にある場合に行われる処理である。このため、第一表示処理におけるS44では、搬送機構43が搬送位置から待機位置に変化した場合に、搬送機構43の位置が変化したと判断される。
搬送機構43の位置が変化していない場合(S43:NO)、処理はS41に戻る。搬送機構43の位置が変化した場合、縫製中であるか否かが判断される(S45)。例えば、メイン処理(図16参照)におけるS20で縫製が実行されている際中であれば、縫製中であると判断される。縫製中でない場合(S45:NO)、後述するS48の処理が行われる。縫製中である場合(S45:YES)、縫製が停止される(S46)。次いで、メッセージが表示される(S47)。S47では、例えば、上送り装置4のコネクタ141がミシン1のコネクタ503から取り外された場合には、図20に示すように「上送り装置が取り外されました」のメッセージが液晶ディスプレイ15に表示される。なお、メッセージは、所定時間(例えば、5秒間)表示された後に、液晶ディスプレイ15の画面から消去される。
次いで、使用不可設定が行われていない通常選択画面(図14参照)が表示される(S48)。すなわち、液晶ディスプレイ15に表示される画面が、図18に示す状態から、図14に示す状態に切り替わる。これによって、上送り装置4を使用できる状態から使用できない状態に変化したことを報知することができる。また、ユーザに、上送り装置4を使用しない場合の模様を選択させることができる。次いで、第一表示切替処理が終了される。
図21に示すフローチャートを参照して、第二表示切替処理について説明する。第二表示切替処理は、通常選択画面(図14参照)が表示された後、上送り装置4が使用できない状態から使用できる状態に変化した場合に、使用不可設定が行われた画面(図18参照)に切り替える処理である。上送り装置4が使用できる状態に変化した場合とは、接続部52によってモータ491と制御部60とが電気的に接続された状態、且つ、搬送機構43が搬送位置にある状態に変化した場合である。CPU61は、S16(図16参照)において通常選択画面を表示した後、S18以降の処理を実行しながら、第二表示切替処理を実行する。以下の説明では、第一表示切替処理(図19参照)における処理と同様の処理は、同じ符号で示し、詳細な説明は省略する。
第二表示切替処理では、まず、第一表示切替処理と同様に、S41〜S47の処理が実行される。S47では、S42又はS44で検出された変化に応じたメッセージが表示される。例えば、搬送機構43が待機位置から搬送位置に切り替わった場合には、「上送り装置が搬送位置に切り替わりました。」のメッセージが液晶ディスプレイ15に表示される。
S45で縫製中でないと判断された場合(S45:NO)、又は、S47でメッセージが表示されると、上送り装置4が使用可能な状態であるか否かが判断される(S51)。S51では、S41及びS43の検出結果が参照され、接続部52によってモータ491と制御部60とが電気的に接続された状態、且つ、搬送機構43が搬送位置にある状態であれば、上送り装置4が使用可能な状態と判断される(S51)。
上送り装置4が使用可能な状態ではない場合(S51:NO)、処理はS41に戻る。すなわち、通常選択画面(図14参照)が表示された状態が継続される。上送り装置4が使用可能である場合(S51:YES)、表示設定処理(図17参照)が実行される(S52)。これによって、液晶ディスプレイ15に表示される画面が、通常選択画面(図14参照)から使用不可設定がされた画面(図18参照)に切り替わる。これによって、上送り装置4を使用できない状態から使用できる状態に変化したことを報知することができる。また、ユーザに、上送り装置4を使用する場合の模様を選択させることができる。次いで、第二表示切替処理が終了される。
以上のように、本実施形態における処理が行われる。本実施形態では、モータ491と搬送機構43とが1つの上送り装置4に設けられている。このため、モータ491を搬送機構43とは別に設ける場合に比べて、モータ491の駆動力を搬送機構43に伝達する部材を少なくすることができ、加工布100を搬送するための装置全体(上送り装置4全体)を小型にすることができる。また、上送り装置4本体をミシン1の押え棒27に装着することが可能であるため、従来のように、ユーザがミシン1の後方に回り込んで装着作業をする必要はない。よって、上送り装置4を容易に装着することができる。
また、圧力調整機構48を調整することで、加工布100を押圧するベルト435の前端部による加工布100への押圧力を調整することができる。これによって、ベルト435の前端部による加工布100への押圧力を、加工布100の布厚、材質等に応じて適切な押圧力になるように調整することができる。よって、加工布100が適切に搬送され、縫製品質を向上させることができる。
また、ユーザが切替機構45を操作すれば、搬送機構43が搬送位置と待機位置との間で切り替わる。よってユーザは、切替機構45を操作するだけで、搬送機構43を加工布100から容易に離間させることができる。このため、搬送機構43を加工布100から離間させた状態で種々の作業(例えば、手作業による加工布100の移動や、送り歯34のみで加工布100を搬送しながらの縫製等)を行うことができる。即ち、縫製作業の形態が変わっても、上送り装置4本体を押え棒27から取り外す必要はない。よって、上送り装置4を取り外して、送り歯34のみで加工布100を搬送する場合に比べて効率よく縫製を行うことができる。また、搬送機構43を搬送位置に容易に切り替えることができるので、スムーズに上送り装置4を使用する縫製を開始できる。
また、押え棒27が上方に移動した場合、上送り装置4も上方に移動し、押え足51が加工布100から離間する。また、押え棒27が下方に移動した場合、上送り装置4も下方に移動し、押え足51が加工布100を下方に押圧する。このように、押え棒27の上下動に伴って上送り装置4も上下動する。このため、上送り装置4を取り外すことなく、押え棒27を上げた状態での種々の作業(例えば、手作業による加工布100のセット若しくは取り出し、又は縫い方向の変更による加工布100の回動若しくは移動)をすることができる。また、押え棒27を上げた状態から、下げた状態にして縫製を行う作業をスムーズに行うことができる。よって、縫製の作業効率が向上する。
また、ベルト435は、他のベルトに交換可能である。このため、例えば、加工布100の布厚、素材等に応じて適切な摩擦係数のベルトに交換すれば、適切に加工布100を搬送することができる。よって、縫製品質を向上させることができる。また、上送り装置4が長期間使用されて、ベルト435が摩耗した場合にも、新たなベルトに交換することができる。よって、加工布100を適切に搬送することができ、縫製品質を良好に保つことができる。
また、接続部52によって、モータ491と制御部60とが電気的に接続されているか否かが検出される(S12)。そして、S12の結果、モータ491と制御部60が接続されていない場合(S13;NO)、通常選択画面(図14参照)が表示され、接続されている場合(S13:YES)、使用不可設定が行われた画面(図18参照)が表示される(S31〜S35)。すなわち、CPU61は、通常選択画面を表示することで、コネクタ141と制御部60とが電気的に接続されていることをユーザに報知する(S16)。また、CPU61は、使用不可設定が行われた画面を表示することで、コネクタ141と制御部60とが電気的に接続されていないことをユーザに報知する(S31〜S35)。このため、ユーザは、液晶ディスプレイ15を確認することで、モータ491と制御部60との接続状態、すなわち、上送り装置4と制御部60との接続状態を容易に知ることができる。よって、接続状態の確認作業の負担が軽減され、縫製作業の効率が向上する。
また、搬送機構43が搬送位置又は待機位置のどちらの位置にあるかが検出される(S14)。そして、S14の結果、搬送機構43が搬送位置にない場合(S15:NO)、通常選択画面(図14参照)が表示され、搬送機構43が搬送位置にある場合(S15:YES)、使用不可設定が行われた画面(図18参照)が表示される(S31〜S35)。すなわち、CPU61は、通常選択画面を表示することで、搬送機構43が待機位置にあることを報知する(S16)。また、CPU61は、使用不可設定が行われた画面を表示することで、搬送機構43が搬送位置にあることを報知する(S31〜S35)。このため、ユーザは、液晶ディスプレイ15を確認することで、搬送機構43の位置を容易に知ることができる。よって、搬送機構43の位置の確認作業の負荷が軽減され、縫製作業の効率が向上する。
また、第一表示切替処理(図19参照)及び第二表示切替処理(図21参照)において、S41及びS42でモータ491と制御部60との接続状態の変化が検出されると(S42:YES)、縫製が停止される(S46)。このように、縫製中に何らかの原因でモータ491と制御部60との接続状態が変化した場合に、縫製を自動で停止させることができる。よって、例えば、上送り装置4を使用して縫製を行っている途中で、何らかの原因で接続部52がミシン1から外れた場合には、上送り装置4の停止と同時にミシン1が停止するので、ユーザは、縫製作業を安全に行うことができる。また、加工布100に形成される縫目は接続状態の変化の影響を受けないので、縫製品質の低下を防止することができる。
また、第一表示切替処理(図19参照)及び第二表示切替処理(図21参照)において、S43及びS44で搬送機構43の位置の変化が検出されると(S44:YES)、縫製が停止される(S46)。このように、縫製中に搬送機構43の位置が変化した場合に、縫製動作を自動で停止することができる。よって、例えば、送り歯34のみで加工布100を搬送しながら縫製を行っている途中で、何らかの原因で搬送機構43が搬送位置に切り替わり、ベルト435が加工布100に接触した場合には、直ちにミシン1が停止するので、ユーザは、縫製作業を安全に行うことができる。また、加工布100に形成される縫目は搬送機構43の位置の変化の影響を受けないので、縫製品質の低下を防止することができる。
また、メイン処理(図16参照)及び第二表示切替処理において、上送り装置4を使用可能な縫製模様でない場合(S32:NO)、使用不可設定がされ(S33)、上送り装置4を使用可能な縫製模様である場合(S32:YES)、使用可能設定がされる(S34)。すなわち、CPU61は、使用不可設定又は使用可能設定を行うことで、上送り装置4を使用可能であるか否かをユーザに報知する。このため、ユーザは、上送り装置4で使用可能な縫製模様であるか否かを容易に知ることができる。よって、上送り装置4を使用するか否かを短時間で判断して、縫製を行うことができ、縫製作業の効率が向上する。
また、上送り装置4と送り歯34とで加工布100を挟んで搬送できるので、例えば、ビニールクロスや人工皮革等の縫い難い(搬送し難い)加工布や、2つの布の間に綿を挟んだキルティング生地や表面が起毛したベルベット等の縫いずれし易い布であっても、確実に加工布100を搬送することができる。よって縫製品質が向上する。また、図6等に示すように、加工布100を2枚重ねた普通の縫製の場合でも、上下の加工布100がずれることなく確実に搬送することができるので、縫製品質がより向上する。
上記実施形態において、ミシンベッド11が本発明の「ベッド部」に相当し、モータ491が本発明の「駆動部」に相当する。接続部52が本発明の「接続手段」に相当し、ベルト435の前端部が本発明の「押圧部」に相当する。圧力調整機構48が本発明の「調整部」に相当し、切替機構45が本発明の「位置切替手段」に相当する。プーリ434が本発明の「第一プーリ」に相当し、プーリ433が本発明の「第二プーリ」に相当する。
S12(図16参照)、S41、S42(図19及び図21参照)の処理を行うCPU61が本発明の「接続検出手段」に相当し、S16及びS17の処理を行うCPU61が本発明の「第一報知手段」に相当する。S46(図19及び図21参照)の処理を行うCPU61が本発明の「第一停止手段」に相当し、S14(図16参照)、S43、S44(図19及び図21参照)の処理を行うCPU61が本発明の「位置検出手段」に相当する。S16及びS17の処理を行うCPU61が本発明の「第二報知手段」に相当する。S46(図19及び図21参照9の処理を行うCPU61が本発明の「第二停止手段」に相当し、EEPROM64が本発明の「記憶手段」に相当する。S32(図17参照)の処理を行うCPU61が本発明の「判断手段」に相当し、S33及びS34(図17参照)の処理を行うCPU61が本発明の「第三報知手段」に相当する。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、ベルト435は交換可能に構成されていたが、ベルト435は交換可能でなくてもよい。また、搬送機構43が搬送位置と待機位置との間で切替可能であったが、搬送機構43の位置が切替可能でなくてもよい。
CPU61は、通常選択画面を表示することで、搬送機構43が待機位置にあることを報知し(S16)使用不可設定が行われた画面を表示することで、搬送機構43が搬送位置にあることを報知する(S31〜S35)。しかし、これに限定されない。例えば、CPU61は、搬送機構43が搬送位置にあることを示すマークやメッセージ、又は待機位置にあることを示すマークやメッセージを液晶ディスプレイ15に表示することで、ユーザに報知してもよい。また、ミシン1にLED(Light Emitting Diode)を設け、CPU61が、搬送機構43が待機位置にある時はLEDを連続点灯させ、搬送機構43が搬送位置にある時はLEDを点滅させて、ユーザに報知してもよい。
また、CPU61は、通常選択画面を表示することで、モータ491と制御部60とが電気的に接続されていることを報知する(S16)。また、CPU61は、使用不可設定が行われた画面を表示することで、モータ491と制御部60とが電気的に接続されていないことを報知する(S31〜S35)。しかし、これに限定されない。例えば、CPU61は、搬送機構の位置の報知の場合と同様に、マークやメッセージの表示やLEDの点灯動作によってユーザに報知してもよい。
また、CPU61は、使用不可設定を行う場合、模様選択キー103をグレーアウトし、ユーザがパネル操作しても反応しないように設定していたが、これに限定されない。例えば、CPU61は、使用できない模様選択キー103の表示を消去し、使用できる模様選択キー103のみを表示してもよい。また、CPU61は、模様選択キー103をグレーで表示せず、単に、ユーザがパネル操作をしても反応しないように設定してもよい。
1 ミシン
4 上送り装置
11 ミシンベッド
27 押え棒
42 装着部
43 搬送機構
45 切替機構
48 圧力調整機構
49 駆動機構
51 押え足
52 接続部
60 制御部
61 CPU
100 加工布
433,434 プーリ
435 ベルト
491 モータ

Claims (11)

  1. ミシンのベッド部よりも上方に配置され、加工布を搬送する上送り装置であって、
    前記上送り装置本体を前記ミシンの押え棒に装着可能な装着部と、
    前記加工布を搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構を駆動する駆動部と、
    前記ミシンに設けられた制御部に前記駆動部を電気的に接続する接続手段と
    を備えたことを特徴とする上送り装置。
  2. 前記搬送機構に設けられ、前記加工布を押圧する押圧部と、
    前記押圧部による前記加工布への押圧力を調整する調整部と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の上送り装置。
  3. 前記搬送機構が前記加工布を押圧して前記加工布を搬送可能な搬送位置と、前記搬送機構が前記加工布から離間して前記加工布を搬送不能な待機位置との間で、前記搬送機構の位置を切り替える位置切替手段を備えたことを特徴とする請求項1及び2に記載の上送り装置。
  4. 前記駆動部はモータであり、
    前記搬送機構は、
    前記モータの回転力によって回転する第一プーリと、
    前記第一プーリと離間して設けられ、前記第一プーリの回転に伴って回転する第二プーリと、
    前記第一プーリと前記第二プーリとの間に架設されたベルトと
    を備え、
    前記ベルトが前記第二プーリの下側で前記加工布を押圧し、前記モータが回転して前記ベルトが搬送されることによって前記加工布が搬送されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の上送り装置。
  5. 前記ベルトは他のベルトに交換可能に架設されていることを特徴とする請求項4に記載の上送り装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の前記上送り装置を備えたことを特徴とするミシン。
  7. 前記接続手段によって前記駆動部と前記制御部とが電気的に接続されているか否かを検出する接続検出手段と、
    前記接続検出手段による検出結果を報知する第一報知手段と
    を備えたことを特徴とする請求項6に記載のミシン。
  8. 前記接続検出手段が、前記駆動部と前記制御部との接続状態の変化を検出したとき、前記ミシンの縫製動作を停止させる第一停止手段を備えたことを特徴とする請求項7に記載のミシン。
  9. 前記搬送機構が前記加工布を押圧して前記加工布を搬送可能な搬送位置、又は、前記搬送機構が前記加工布から離間して前記加工布を搬送不能な待機位置のどちらの位置に前記搬送機構があるかを検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段の検出結果を報知する第二報知手段と
    を備えたことを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のミシン。
  10. 前記位置検出手段が、前記搬送機構の位置の変化を検出したとき、前記ミシンの縫製動作を停止させる第二停止手段を備えたことを特徴とする請求項9に記載のミシン。
  11. 複数の縫製模様を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された前記縫製模様が、前記上送り装置を使用可能な縫製模様であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断結果を報知する第三報知手段と
    を備えたことを特徴とする請求項6から10のいずれかに記載のミシン。
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