JP2014068893A - 上送り装置及びミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】加工布に段差がある場合に、加工布を正常に搬送することが可能な上送り装置、及びミシンを提供する。
【解決手段】上送り装置4はミシンベッドの上方に配置される。上送り装置4は、搬送機構8、機構配置部48、及び駆動機構49を備えている。搬送機構8は、第一搬送機構81と第二搬送機構82とを備える。第一搬送機構81と第二搬送機構82とは、ミシンベッドの上面と平行方向且つ加工布を搬送するために駆動する方向である搬送方向(前後方向)に直交する方向である第一方向(左右方向)に並設されている。機構配置部48は、第一搬送機構81と第二搬送機構82との夫々を、ミシンベッドの上面に直交する直交方向(上下方向)の異なる位置に配置する。駆動機構49は第一搬送機構81と第二搬送機構82とを同期させて駆動する。
【選択図】図4

Description

本発明は、ミシンのベッド部の上側に設けられ、加工布を搬送するミシンの上送り装置、及び該上送り装置を備えたミシンに関する。
従来、ミシンのベッド部の上側に設けられ、送り歯と協働して加工布を搬送するミシンの上送り装置が知られている。例えば、特許文献1に記載のベルト送り装置付き押え金は、押え金に左右2つの布送り用のベルトを備えている。ミシンは、押え金のベルトと送り歯との協働によって加工布を搬送する。
特開昭59−164091号公報
しかしながら、縫製の対象となる加工布に左右の段差がある場合には、左右いずれか一方のベルトは加工布を押圧するが、他方のベルトは加工布から浮いた状態となる。このため、加工布を正常に搬送できない場合があった。
本発明の目的は、加工布に段差がある場合に、加工布を正常に搬送することが可能な上送り装置、及びミシンを提供することである。
本発明の第1の態様に係る上送り装置は、ミシンのベッド部よりも上方に配置され、加工布を搬送する上送り装置であって、前記加工布を搬送する搬送部であって、前記ベッド部の上面と平行方向且つ前記加工布を搬送するために駆動する方向である搬送方向に直交する方向である第一方向に並設された第一搬送機構と第二搬送機構とを有する搬送部と、前記第一搬送機構と前記第二搬送機構との夫々を前記ベッド部の上面に直交する直交方向の異なる位置に配置可能な機構配置手段と、前記搬送部の前記第一搬送機構と第二搬送機構とを同期させて駆動する駆動部とを備えている。この場合、第一搬送機構と第二搬送機構とを直交方向の異なる位置に配置可能である。このため、加工布に段差があった場合でも、加工布の段差に合わせて第一搬送機構と第二搬送機構とを配置可能である。また、第一搬送機構と第二搬送機構との駆動は同期する。よって、加工布に段差があった場合でも、加工布を正常に搬送することができる。
前記上送り装置において、前記駆動部はモータを備え、前記第一搬送機構は、前記モータの回転力によって回転するプーリである第一駆動プーリと、前記第一駆動プーリと離間して設けられ、回転可能に支持されたプーリである第一従動プーリと、前記第一駆動プーリと前記第一従動プーリとの間に架設され、前記第一駆動プーリの回転によって移動する第一ベルトとを備え、前記第二搬送機構は、前記モータの回転力によって回転するプーリである第二駆動プーリと、前記第二駆動プーリと離間して設けられ、回転可能に支持されたプーリである第二従動プーリと、前記第二駆動プーリと前記第二従動プーリとの間に架設され、前記第二駆動プーリの回転によって移動する第二ベルトとを備え、前記機構配置手段は、前記第一従動ローラを前記加工布の上面に向けて付勢する第一付勢手段と、前記第二従動ローラを前記加工布の上面に向けて付勢する第二付勢手段とを備えてもよい。
この場合、第一付勢手段が第一従動ローラを付勢することで、第一搬送機構の第一ベルトが付勢され、加工布が押圧される。第二付勢手段が第二従動ローラを付勢することで、第二搬送機構の第二ベルトが付勢され、加工布が押圧される。第一ベルトと第ベルトとが別々に付勢され、加工布を押圧するので、加工布に段差がある場合でも、加工布の段差に合わせて第一ベルトと第二ベルトとで加工布を押圧することができる。よって、加工布に段差がある場合でも、加工布を正常に搬送することができる。
前記上送り装置は、前記第一方向において、前記第一ベルトの幅と前記第二ベルトの幅とが異なってもよい。この場合、特定の用途に合わせて第一ベルトの幅と第二ベルトの幅とを設定すれば、ユーザの作業効率が向上する。
本発明の第2の態様に係るミシンは、ミシンのベッド部よりも上方に配置され、加工布を搬送する上送り装置を備えたミシンであって、前記上送り装置は、前記加工布を搬送する搬送部であって、前記ベッド部の上面と平行方向且つ前記加工布を搬送するために駆動する方向である搬送方向に直交する方向である第一方向に並設された第一搬送機構と第二搬送機構とを有する搬送部と、前記第一搬送機構と前記第二搬送機構との夫々を前記ベッド部の上面に直交する直交方向の異なる位置に配置可能な機構配置手段と、前記搬送部の前記第一搬送機構と第二搬送機構とを同期させて駆動する駆動部とを備えている。この場合、加工布に段差があった場合でも、加工布の段差に合わせて第一搬送機構と第二搬送機構とを配置可能である。また、加工布に段差があった場合でも、加工布を正常に搬送することができる。
前記ミシンは、前記ミシンに備えられた前記上送り装置において、前記駆動部はモータを備え、前記第一搬送機構は、前記モータの回転力によって回転するプーリである第一駆動プーリと、前記第一駆動プーリと離間して設けられ、回転可能に支持されたプーリである第一従動プーリと、前記第一駆動プーリと前記第一従動プーリとの間に架設され、前記第一駆動プーリの回転によって移動する第一ベルトとを備え、前記第二搬送機構は、前記モータの回転力によって回転するプーリである第二駆動プーリと、前記第二駆動プーリと離間して設けられ、回転可能に支持されたプーリである第二従動プーリと、前記第二駆動プーリと前記第二従動プーリとの間に架設され、前記第二駆動プーリの回転によって移動する第二ベルトとを備え、前記機構配置手段は、前記第一従動ローラを前記加工布の上面に向けて付勢する第一付勢手段と、前記第二従動ローラを前記加工布の上面に向けて付勢する第二付勢手段とを備えている。この場合、加工布に段差がある場合でも、加工布を正常に搬送することができる。
前記ミシンにおいて、前記上送り装置は、前記第一方向において、前記第一ベルトの幅と前記第二ベルトの幅とが異なってもよい。この場合、特定の用途に合わせて第一ベルトの幅と第二ベルトの幅とを設定すれば、ユーザの作業効率が向上する。
前記ミシンは、針棒に装着された縫針の針落点を示す基線位置を前記第一方向の所定の範囲で変更可能な針棒駆動手段を備え、前記第一ベルトの幅は、前記所定の範囲における前記第一方向の一方向側の前記基線位置にて前記加工布に形成される縫目上を押圧するように設定され、前記第二ベルトの幅は、前記所定の範囲における前記第一方向の他方向側の前記基線位置と前記所定の範囲における中央の前記基線位置との少なくとも一方にて前記加工布に形成される縫目上を押圧するように設定されてもよい。この場合、加工布に形成される縫目上を押圧するように第一ベルト及び第二ベルトが配置される。よって、針落点の近くで加工布を押圧することができる。よって、縫製品質が向上する。
ミシン1の正面図である。 ミシン1の左側面である。 ミシン1の背面図である。 上送り装置4の内部構造を示す斜視図である。 上送り装置4の内部構成を示す右側面図である。 上送り装置4の内部構成を示す底面図である。 モータ491からの動力の伝達経路を示す底面図である。 ミシン1及び上送り装置4の電気的構成のブロック図である。 段差101のある加工布100を押圧する第一搬送機構81と第二搬送機構82とを示す正面からの部分拡大図である。 段差のない加工布100を押圧する第一搬送機構81と第二搬送機構82とを示す正面からの部分拡大図である。
以下、本発明を具現化した実施の形態について、図面を参照して説明する。本実施形態は、上下動する針に対して相対的に加工布を移動して加工布に縫目を形成するミシンに本発明を適用した場合の一例である。
まず、ミシン1の物理的構成について、図1〜図3を参照して説明する。以下の説明では、図1の表側、裏側、上側、下側、左側、右側を、それぞれミシン1の前側、後側、上側、下側、左側、右側と定義して説明する。
図1〜図3に示すように、ミシン1は、左右方向に長いミシンベッド11と、ミシンベッド11の右端部から上方へ立設された脚柱部12と、脚柱部12の上端から左方へ延びるアーム部13と、アーム部13の左先に設けられた頭部14とを有する。ミシンベッド11には、ミシンベッド11上面に配設された針板33(図9参照)と、ミシンベッド11の内部(より詳細には、針板33の下側)に設けられ、ミシンベッド11及び針板33の上面に載置された加工布100(図9参照)を所定の送り量で搬送するための送り歯34(図9及び図10参照)と、この送り歯34を駆動する布送り機構(図示外)と、送り量を調整する送り量調整用モータ78(図8参照)と、釜機構(図示外)とが設けられている。
布送り機構は、送り歯34を前後方向に移動させるよう駆動する。送り歯34は、加工布100を前後方向に搬送する。後述する上送り装置4の搬送機構8(図4参照)は、加工布100を前後方向に搬送する。頭部14には、縫針29(図2参照)が装着された針棒(図示外)を上下方向に駆動させる針棒機構(図示外)と、この針棒を左右方向に揺動させる針棒揺動機構(図示外)と、針棒揺動機構を駆動する針振りモータ80(図8参照)と、天秤機構(図示外)とが設けられている。針振りモータ80は、針棒揺動機構を駆動し、縫針29の針落点を示す基線位置90(図9参照)を左右方向の所定の範囲L(図9参照)で変更可能である。
脚柱部12の前面には、縦長の長方形形状を有する液晶ディスプレイ15が設けられている。液晶ディスプレイ15には、例えば、縫製作業に必要な各種の機能を実行するためのキー、各種のメッセージ、及び種々の模様等が表示される。液晶ディスプレイ15の表面(前面)には、透明なタッチパネル26が設けられている。このため、これらの液晶ディスプレイ15に表示された各種キーなどに対応するタッチパネル26上の位置を、指や専用のタッチペンを用いて押圧操作することにより、縫製模様の選択や各種の設定等を実行することができる。
アーム部13の構成について説明する。アーム部13には、その上部側を開閉するカバー16が取り付けられている。このカバー16はアーム部13の長手方向に設けられ、アーム部13の上後端部に左右方向向きの軸回りに開閉可能に軸支されている。このカバー16を開けた状態の、アーム部13の上部中央近傍には、ミシン1に糸を供給する糸駒(図示外)を収容するための凹部である糸収容部(図示外)が設けられている。糸収容部には、糸立棒(図示外)が挿入された糸駒(図示外)が設けられている。糸駒から延びる上糸(図示外)は、図示しないが、頭部14に設けられた糸調子器、糸取バネ、及び天秤等の複数の糸掛部を経由して、針棒に装着された縫針29に供給される。
また、脚柱部12の内部には、ミシンモータ79(図8参照)が設けられる。ミシンモータ79は、アーム部13の長手方向に延設されるミシン主軸(図示外)を回転させる。ミシン主軸の回転により針棒機構と天秤機構とが駆動される。アーム部13の前面下部には、スイッチ群21が設けられている。スイッチ群21は、縫製開始・停止スイッチ、返し縫いスイッチ、及び針上下スイッチ等を備えている。
また、針棒の後側には、押え棒27(図2及び図4参照)が配設されている。押え棒27の下端部には、送り歯34と協働して加工布100を搬送する上送り装置4が装着されている。上送り装置4は、ミシンベッド11の上側に配置されている。
図4〜図7を参照して、上送り装置4について説明する。上送り装置4は、押え棒27に着脱可能である。図4及び図5に示すように、上送り装置4は、筐体41、装着部42、搬送機構8、機構配置部48、駆動機構49、接続部52、及び押え足51を備えている。装着部42は、布送り装置4をミシン1の押え棒27に装着する部位である。搬送機構8は、ミシンベッド11の上側に配置され、ミシンベッド11に載置された加工布100を前後方向に搬送する機構である。駆動機構49は、搬送機構8を駆動する機構である。接続部52は、ミシン1に設けられた制御部60(図8参照)に、駆動機構49に設けられたモータ491を電気的に接続する。
搬送機構8及び機構配置部48について説明する。搬送機構8は、第一搬送機構81と第二搬送機構82とを備える。上送り装置4がミシンベッド11の上方に配置された姿勢において、第一搬送機構81と第二搬送機構82とは、ミシンベッド11の上面と平行方向且つ加工布100を搬送するために駆動する方向である搬送方向(前後方向)に直交する方向である第一方向(左右方向)に並設されている。第一搬送機構81は第一方向の左側に配置され、第二搬送機構82は第一方向の右側に配置されている。機構配置部48は、第一搬送機構81と第二搬送機構82との夫々を、ミシンベッド11の上面に直交する直交方向(上下方向)の異なる位置に配置する(図9参照)。
機構配置部48は、第一回動板部811、第二回動板部821、第一バネ481、及び第二バネ482を含む。搬送機構8の第一搬送機構81は、第一回動板部811に支持されている。第二搬送機構82は、第二回動板部821に支持されている。
図6及び図7に示すように、第一回動板部811は、板部817と板部818とを備えている。板部818は、第一バネ引掛部812を有する。第一バネ引掛部812は、モータ491の右側に位置する。板部818は第一バネ引掛部812から前斜め下方に延び、モータ491の前斜め下側で左側に折れ曲がり、左方に延びている。板部817は、板部817A、板部817B、及び板部817Cを備えている。板部817Cは、板部817の後端部をなす部位であり、左右方向に延びる。板部818の右側に延びる部分は、図示外のネジによって板部817Cと連結されている。板部817Bは、板部817の右端部をなす部位であり、板部817Cの右端部から前斜め下方に延びる。板部817Bの前端部は、ギア496(後述)の右側に位置している。板部817Aは,板部817の左端部をなす部位であり、板部817Cの左端部から前斜め下方に延びる。板部817Aの前端部は、押え足のベルト配置部512に位置している(図6参照)。
第二回動板部821は、第二バネ引掛部822を有する。第二バネ引掛部822は、モータ491の右側に位置する。第二回動板部821は、第二バネ引掛部822から前斜め下方に延びる。第二回動板部821の前端部は、押え足のベルト配置部512に位置している(図6参照)。
第一回動板部811と第二回動板部821とのそれぞれの前後方向中央部には、左右方向に貫通する孔(図示外)が設けられている。該孔には、ギア495に連結された中心軸500が挿通されている(図7参照)。第一回動板部811と第二回動板部とは、中心軸500を中心に回動可能である。
第一バネ481及び第二バネ482の配置について説明する。図4に示すように、モータ491の左側には、上下前後方向に延びる板部473が設けられている。板部473の上端の前後方向の中央部には、右方に延びる延伸部474が設けられている。延伸部474は、モータ491(後述)の上方に位置する。延伸部474の右側の先端部には、2つの孔819,829が設けられている。孔819,829は、延伸部474を上下方向に貫通する。孔819は、孔829の後側に位置する。
孔819には、第一バネ481の上端部が固定されている。第一バネ481は下方に延び、下端部が第一回動板部811の第一バネ引掛部812に固定されている。孔829には、第二バネ482の上端部が固定されている。第二バネ482は下方に延び、下端部が第二回動板部821の第二バネ引掛部822に固定されている。第一バネ481及び第二バネ482は延ばされた状態で設けられており、常に縮む方向の力を生じている。このため、第一バネ481は、第一回動板部811の後端部の第一バネ引掛部812を上方に引っ張る(図5の矢印98参照)。第二バネ482は、第二回動板部821の後端部の第二バネ引掛部822を上方に引っ張る(図5の矢印98参照)。詳細は後述するが、第一バネ引掛部812及び第二バネ引掛部822が上方に引っ張られることにより、第一搬送機構81及び第二搬送機構82が加工布100を押圧する。
搬送機構8の第一搬送機構81及び第二搬送機構82について説明する。図6及び図7に示すように、第一搬送機構81は、第一駆動プーリ813、第一従動プーリ814、及び第一ベルト815を備えている。第一駆動プーリ813は、モータ491の回転力によって回転するプーリである。第一従動プーリ814は、第一駆動プーリ813と離間して設けられ、回転可能に支持されたプーリである。
第一駆動プーリ813と第一従動プーリ814とは、第一回動板部811によって支持されている。より詳細には、板部817Aの前端部は、第一従動プーリ814を回転可能に支持する。板部817Aの前後方向中央部は、第一駆動プーリ813を回転可能に支持する。第一ベルト815は、第一駆動プーリ813と第一従動プーリ814との間に架設されている。第一ベルト815は、第一駆動プーリ813の回転によって駆動する。第一ベルト815の前端部は、押え足51のベルト配置部512に位置している(図6参照)。第一ベルト815は、加工布100を押圧して、加工布100を搬送方向である前後方向に搬送する。
第二搬送機構82は、第二駆動プーリ823、第二従動プーリ824、及び第二ベルト825を備えている。第二駆動プーリ823は、モータ491の回転力によって回転するプーリである。第二従動プーリ824は、第二駆動プーリ823と離間して設けられ、回転可能に支持されたプーリである。
第二回動板部821は、第二駆動プーリ823と第二従動プーリ824とを支持する。より詳細には、第二回動板部821の前端部は、第二従動プーリ824を回転可能に支持する。第二回動板部821の前後方向中央部は、第二駆動プーリ823を回転可能に支持する。第二ベルト825は、第二駆動プーリ823と第二従動プーリ824との間に架設されている。第二ベルト825は、第二駆動プーリ823の回転によって駆動する。第二ベルト825の前端部は、押え足51のベルト配置部512に位置している(図6参照)。第二ベルト825は、加工布100を押圧して、加工布100を搬送方向である前後方向に搬送する。
第一ベルト815及び第二ベルト825の幅について説明する。図9に示すように、第一ベルト815と第二ベルト825との第一方向(左右方向)の幅は異なる。より詳細には、第一ベルト815の幅は、第二ベルト825の幅より小さい。前述したように、針振りモータ80(図8参照)は、針棒揺動機構(図示外)を駆動し、縫針29の針落点を示す基線位置90を第一方向の所定の範囲Lで変更可能である(図9参照)。
以下の説明では、基線位置90のうち、所定の範囲Lの中央の基線位置を中基線位置901という。基線位置90のうち、所定の範囲Lにおける第一方向の一方向側(本実施形態では、左側とする)の基線位置を左基線位置902という。基線位置90のうち、所定の範囲Lにおける他方側(本実施形態では右側)の基線位置を右基線位置903という。ユーザは、加工布100に例えば直線模様の縫製を行う場合、作業形態に合わせて基線位置90を適宜選択する。そして、ミシン1で縫製を実行すると、加工布100が前方向又は後方向に搬送されながら、各基線位置901,902,903の何れかにて加工布100に直線の縫目(以降、直線縫目と称す。)が形成される。第一ベルト815の幅は、左基線位置902にて加工布100に形成される直線縫目上を押圧するように設定されている。また、第二ベルト825の幅は、右基線位置903又は中基線位置901にて加工布100に形成される直線縫目上を押圧するように設定されている。
装着部42及び押え足51について説明する。図4に示すように、装着部42は、上送り装置4の前端部における搬送機構8の上側に設けられている。装着部42は、2つの保持部421,422を備えている。保持部421,422は、段付きネジ423により、押え棒27に取り付けられ固定される。段付きネジ423は、径大な頭部425と、頭部425よりも少し外径が小さい胴部426と、胴部426よりも少し外径が小さいネジ部424とからなる。保持部421,422は、上送り装置4の前端において、上下方向にやや離間して設けられている。保持部421,422は、左方向に向かって凹んだ凹部を有する。該凹部には、押え棒27の下端部が配置される。押え棒27の下端部には、左右方向に貫通するネジ孔部(図示外)が設けられている。該ネジ孔部には、ネジ部424が螺合する。頭部425の左側面には、後述する工具(図示外)が係合する為のすり割り部(図示外)が形成されている。
上送り装置4を押え棒27に装着する場合、ユーザは、押え棒27のネジ孔部にネジ部424の位置を合わせた状態で、頭部425を指で回動させるか、又はすり割り部を工具で回動させる。すると、胴部426の右側面(ネジ部424を除いた右側面)が保持部421,422の左側面に当接する。この状態でさらに段付きネジ423を回動させて締め付けると、保持部421,422が、胴部426と押え棒27の間に挟持された状態で押え棒27に固定される。このように、上送り装置4が押え棒27に装着される。
図4に示すように、下側の保持部422の下端部には、押え足51を支持する押え足支持部511が設けられている。押え足支持部511は、搬送機構8の前端部を左右に跨いで下斜め前方に延びる。押え足支持部511の下端部には、押え足51が設けられている。縫針29が通過する押え足51の孔部513の後側には、ベルト配置部512が設けられている(図6参照)。ベルト配置部512は、押え足51の後端まで矩形状に上下方向に貫通した部位である。ベルト配置部512の内側には、搬送機構8の第一ベルト815と第二ベルト825との前端部が配置される。第一ベルト815における第一従動プーリ814の下側の部位、及び第二ベルト825における第二従動プーリ824の下側の部位は、ベルト配置部512において加工布100を下方に押圧しつつ、搬送する。
上送り装置4は、装着部42によって押え棒27に装着されている。このため、押え棒27が上方に移動した場合、上送り装置4も上方に移動し、押え足51、第一搬送機構81、及び第二搬送機構82が加工布100から離間する。また、押え棒27が下方に移動した場合、上送り装置4も下方に移動し、押え足51、第一搬送機構81、及び第二搬送機構82が加工布100を下方に押圧する。
駆動機構49について説明する。図7に示すように、駆動機構49は、モータ491、ギア492〜498及び電気基板505(図4参照)を備えている。モータ491は、板部473の右側に位置している(図4及び図7参照)。モータ491の駆動軸499は、板部473を介して、板部473の左側に突出している(図7参照)。ギア492は、駆動軸499の先端に固着されている。ギア492は、ギア492の前斜め下側に位置するギア493に噛合されている。ギア493の左側面には、ギア493より径の小さいギア494が設けられている。ギア493とギア494とは一体成型されている。ギア493とギア494は、板部473に設けられた左方に延びる支持軸(図示せず)に回転可能に支持されている。ギア494は、前側に位置するギア495に噛合されている。ギア495は、中心軸500の左端に固着されている。中心軸500は、第一回動板部811と第二回動板部821とに設けられた孔(図示せず)を貫通している。つまり、中心軸500に対し、第一回動板部811と第二回動板部821は、夫々独立して回転可能に支持されている。また、中心軸500は、詳しく図示しないが、ギア495と板部817Aとに挟まれる部位が、板部473に回転可能に支持されている。一方、中心軸500の右端部が、板部473から右方に延設される受け部475(図4及び図5参照)により回転可能に支持されている。
第一、第二回動板部811,821の間には、ギア496が設けられている。より詳しくは、ギア496は、板部817Aと板部817Bとに挟まれた空間に設けられる。ギア496は、ギア496A、ギア496B、及び円筒部496Cを含み、一体的に形成されている。円筒部496Cは、板部817Aと板部817Bとの間を左右方向に延びる。ギア496Aは、円筒部496Cの左端部から径方向外側に突出している。ギア496Bは、円筒部496Cの右端部から径方向外側に突出している。ギア496は、中心に貫通孔(図示せず)が形成され、中心軸500が貫通する。ギア496の左右方向の寸法は、板部817Aと板部817Bとの間の寸法(内側寸法)よりも僅かに短い。ギア496は、中心軸500に止めネジ(図示せず)により固定されている。即ち、ギア495、中心軸500、及びギア496は一体的に回転する。
ギア496Aは前方のギア497に噛合されている。ギア497は、搬送機構8の第一駆動プーリ813と一体成型されている。ギア496Bは前方のギア498に噛合されている。ギア498は、搬送機構8の第二駆動プーリ823と一体成型されている。駆動機構49による第一ベルト815及び第二ベルト825の駆動については後で詳述する。
電気基板505(図4参照)は、板部473及びギア495の左方に位置している。モータ491は、リード線501(図5参照)を介して、電気基板505に接続されている。
電気基板505には、コネクタ504(図8参照)を介して接続部52が接続されている。接続部52は電気基板505から上送り装置4の筐体41の外部に延び、ミシン1の頭部14に設けられたコネクタ141(図3及び図8参照)に接続される。コネクタ141は、ミシン1の制御部60(図8参照)に電気的に接続されている。モータ491は、電気基板505、接続部52、コネクタ141を介して、ミシン1の制御部60に電気的に接続される。
図8を参照して、ミシン1の電気的構成について説明する。図8に示すように、ミシン1の制御部60は、CPU61,ROM62,RAM63,EEPROM64、及び入出力インターフェイス65を備え、これらはバス67により相互に接続されている。ROM62には、CPU61が処理を実行するためのプログラム、データ等が記憶されている。EEPROM64は、刺繍模様の縫製に使用するデータ等、種々のデータが記憶される。RAM63には、種々の一時データが記憶される。
入出力インターフェイス65には、スイッチ群21、タッチパネル26、駆動回路71,72,74,75、及びコネクタ141が電気的に接続されている。駆動回路71は、送り量調整用モータ78を駆動させる。駆動回路72は、ミシンモータ79を駆動させる。駆動回路74は、針振りモータ80を駆動させる。駆動回路75は、液晶ディスプレイ15を駆動させる。
コネクタ141は、接続部52の一端に接続されている。接続部52は、電気基板505上に実装されたコネクタ504に接続されている。コネクタ504は、電気基板505に実装された駆動回路151に電気的に接続されている。駆動回路151は、モータ491を駆動する。CPU61は、駆動回路151を制御して、モータ491を駆動制御する。
上送り装置4による加工布100の搬送態様について説明する。まず、図9を参照して、加工布100に段差がある場合について説明する。図9に示すように、加工布100の右端部が折り曲げられて加工布100が重ねられた状態になっている。これによって、段差101が形成されている。以下の説明では、加工布100の右端部の重ねられた部位を「折り曲げ部位102」という。図9の加工布100は、例えば、ズボンの生地であり、折り曲げ部位102は、ズボンの裾の部分である。
押え棒27が下方に移動し、上送り装置4が下方に移動すると、押え足51(図5参照)が加工布100を下方に押圧する。また、第一バネ481の付勢力によって、第一回動板部811の後端部が上方に引っ張られる(図5の矢印98参照)。第一回動板部811の後端部が上方に引っ張られると、第一回動板部811の前端部には、中心軸500を中心とする右側面視反時計回りの力が加わる。これによって、第一回動板部811の前端部に支持された第一従動プーリ814が、加工布100の上面に向けて付勢される(図5の矢印99参照)。よって、第一ベルト815における第一従動プーリ814の下側の部位が加工布100を押圧する。図9に示す例では、第一ベルト815が加工布100の折り曲げ部位102よりも左方の部位を押圧している。
同様に、第二バネ482の付勢力によって、第二回動板部821の後端部が上方に引っ張られる(図9の矢印98参照)。第二回動板部821の後端部が上方に引っ張られると、第二回動板部821の前端部には、中心軸500を中心とする右側面視反時計回りの力が加わる。これによって、第二回動板部821の前端部に支持された第二従動プーリ824が、加工布100の上面に向けて付勢される(図5の矢印99参照)。よって、第二ベルト825における第二従動プーリ824の下側の部位が加工布100を押圧する。図9に示す例では、第二ベルト825が加工布100の折り曲げ部位102を押圧している。
この状態で、ミシン1の制御部60の制御によってモータ491が駆動すると、ギア492〜495,496A,497を介して第一駆動プーリ813が回転する。第一駆動プーリ813が回転すると、第一ベルト815が駆動(移動)する。第一ベルト815の駆動に伴って第一従動プーリ814が回転する。第一ベルト815は、加工布100に接触して移動することで加工布100を搬送する。
同様に、モータ491が回転すると、ギア492〜495,496B,498を介して第二駆動プーリ823が回転する。第二駆動プーリ823が回転すると、第二ベルト825が駆動(移動)する。第二ベルト825の駆動に伴って第二従動プーリ824が回転する。第二ベルト825は、加工布100に接触して移動することで加工布100を搬送する。このとき、ギア496Aとギア496Bは一体的に回転するので、第一ベルト815と第二ベルト825との駆動(移動)は同期している。すなわち、モータ491は、第一搬送機構81と第二搬送機構82とを同期させて駆動する。
また、前後方向に加工布100を搬送する場合、制御部60が、上送り装置4が加工布100を搬送する動作タイミングと、送り歯34が加工布100を搬送する動作タイミングとを同期させるよう制御する。よって、上送り装置4と送り歯34とは、協働して加工布100を前後方向に搬送する。
次に、図10を参照して、加工布100に段差がない状態で縫製を行う場合について説明する。図10では、加工布100が2枚重ねられている。加工布100には段差は形成されていない。この場合、図9の場合と同様に、第一ベルト815と第二ベルト825とが加工布100を押圧する。このとき、加工布100は段差が形成されていないので、第一ベルト815と第二ベルト825とは、上下方向の同じ位置で加工布100を下方に押圧する。そして、モータ491は、第一搬送機構81と第二搬送機構82とを同期させて駆動する。加工布100は、前後方向に搬送される
本実施形態では、以上のように加工布100が搬送される。本実施形態では、第一搬送機構81と第二搬送機構82とを上下方向の異なる位置に配置可能である。このため、図9に示すように、加工布100に段差101があった場合でも、加工布100の段差に合わせて第一搬送機構81と第二搬送機構82とを配置することができる。また、第一搬送機構81と第二搬送機構82との駆動は同期する。よって、加工布100に段差101があった場合でも、加工布100を正常に搬送することができる。
また、第一バネ481が第一従動プーリ814を加工布100の上面に向けて付勢することで、第一ベルト815が付勢され、加工布100が押圧される。第二バネ482が第二従動プーリ824を加工布100の上面に向けて付勢することで、第二ベルト825が付勢され、加工布100が押圧される。第一ベルト815と第二ベルト825とが別々に付勢され、加工布100を押圧するので、図9に示すように、加工布100に段差101がある場合でも、段差101に合わせて第一ベルト815と第二ベルト825とで加工布100を押圧することができる。よって、加工布100に段差101がある場合でも、加工布100を正常に搬送することができる。
また、本実施形態では、第二ベルト825の幅は、右基線位置903又は中基線位置901にて加工布100に形成される直線縫目上を押圧するように設定されている。このため、針落点の近くで加工布を押圧することができる。よって、縫製品質が向上する。また、図9に示すように、第二ベルト825を折り曲げ部位102に配置した場合に、段差101が設けられている折り曲げ部位102の端部を、中基線位置901にて加工布100に形成される直線縫目上に配置することができる。よって、中基線位置901にて縫製を行う場合に、第二ベルト825で加工布100を確実に押圧しながら縫製を行うことができる。よって、布厚が厚くなる段差101が設けられている端部を確実に押圧しながら縫製を行うことができる。よって、縫製品質を向上させることができる。
本実施形態において、ミシンベッド11が本発明の「ベッド部」に相当する。搬送機構8が本発明の「搬送部」に相当する。機構配置部48が本発明の「機構配置手段」に相当する。駆動機構49が本発明の「駆動部」に相当する。第一バネ481が本発明の「第一付勢手段」に相当する。第二バネ482が本発明の「第二付勢手段」に相当する。針振りモータ80が本発明の「針棒駆動手段」に相当する。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、第二ベルト825の幅は、右基線位置903又は中基線位置901にて加工布100に形成される直線縫目上を押圧するように設定されているが、これに限定されない。例えば、第二ベルト825の幅は、右基線位置903及び中基線位置901の少なくとも一方にて加工布100に形成される直線縫目上を押圧するように設定されてもよい。この場合でも、第一ベルト815及び第二ベルト825が直線縫目上を押圧するように設定されている基線位置で縫製を行う場合、加工布100に形成される直線縫目上を押圧するように第一ベルト及び第二ベルトが配置される。このため、針落点の近くで加工布を押圧することができる。よって、縫製品質が向上する。
また、第一ベルト815の幅は、第二ベルト825の幅より小さかったが、これに限定されない。例えば、第一ベルト815の幅が、第二ベルト825の幅より大きくてもよい。このように、第一ベルト815の幅と第二ベルト825の幅とが異なるようにしてもよい。この場合、作業形態に合わせて第一ベルト815の幅と第二ベルト825の幅とを設定すれば、ユーザの作業効率が向上する。例えば、図9に示す例では、ズボンの裾上げの用途に使用されている。また、中基線位置901では直線模様(直線縫目)を縫製しない場合、第一ベルト815の幅と第二ベルト825の幅とが同じであってもよい。
また、本実施形態では、直線模様(直線縫目)を縫製する場合を説明したが、直線模様に限定しない。即ち、例えばジグザグ模様を縫製する場合であってもよいことは言うまでもない。
1 ミシン
4 上送り装置
8 搬送機構
11 ミシンベッド
29 縫針
48 機構配置部
49 駆動機構
80 針振りモータ
81 第一搬送機構
82 第二搬送機構
90,901,902,903 基線位置
100 加工布
481 第一バネ
482 第二バネ
491 モータ
813 第一駆動プーリ
814 第一従動プーリ
815 第一ベルト
823 第二駆動プーリ
824 第二従動プーリ
825 第二ベルト

Claims (7)

  1. ミシンのベッド部よりも上方に配置され、加工布を搬送する上送り装置であって、
    前記加工布を搬送する搬送部であって、前記ベッド部の上面と平行方向且つ前記加工布を搬送するために駆動する方向である搬送方向に直交する方向である第一方向に並設された第一搬送機構と第二搬送機構とを有する搬送部と、
    前記第一搬送機構と前記第二搬送機構との夫々を前記ベッド部の上面に直交する直交方向の異なる位置に配置可能な機構配置手段と、
    前記搬送部の前記第一搬送機構と第二搬送機構とを同期させて駆動する駆動部と
    を備えたことを特徴とする上送り装置。
  2. 前記駆動部はモータを備え、
    前記第一搬送機構は、
    前記モータの回転力によって回転するプーリである第一駆動プーリと、
    前記第一駆動プーリと離間して設けられ、回転可能に支持されたプーリである第一従動プーリと、
    前記第一駆動プーリと前記第一従動プーリとの間に架設され、前記第一駆動プーリの回転によって移動する第一ベルトと
    を備え、
    前記第二搬送機構は、
    前記モータの回転力によって回転するプーリである第二駆動プーリと
    前記第二駆動プーリと離間して設けられ、回転可能に支持されたプーリである第二従動プーリと、
    前記第二駆動プーリと前記第二従動プーリとの間に架設され、前記第二駆動プーリの回転によって移動する第二ベルトと
    を備え、
    前記機構配置手段は、
    前記第一従動ローラを前記加工布の上面に向けて付勢する第一付勢手段と、
    前記第二従動ローラを前記加工布の上面に向けて付勢する第二付勢手段と
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の上送り装置。
  3. 前記第一方向において、前記第一ベルトの幅と前記第二ベルトの幅とが異なることを特徴とする請求項2に記載の上送り装置。
  4. ミシンのベッド部よりも上方に配置され、加工布を搬送する上送り装置を備えたミシンであって、
    前記上送り装置は、
    前記加工布を搬送する搬送部であって、前記ベッド部の上面と平行方向且つ前記加工布を搬送するために駆動する方向である搬送方向に直交する方向である第一方向に並設された第一搬送機構と第二搬送機構とを有する搬送部と、
    前記第一搬送機構と前記第二搬送機構との夫々を前記ベッド部の上面に直交する直交方向の異なる位置に配置可能な機構配置手段と、
    前記搬送部の前記第一搬送機構と第二搬送機構とを同期させて駆動する駆動部と
    を備えたことを特徴とするミシン。
  5. 前記ミシンに備えられた前記上送り装置において、
    前記駆動部はモータを備え、
    前記第一搬送機構は、
    前記モータの回転力によって回転するプーリである第一駆動プーリと、
    前記第一駆動プーリと離間して設けられ、回転可能に支持されたプーリである第一従動プーリと、
    前記第一駆動プーリと前記第一従動プーリとの間に架設され、前記第一駆動プーリの回転によって移動する第一ベルトと
    を備え、
    前記第二搬送機構は、
    前記モータの回転力によって回転するプーリである第二駆動プーリと
    前記第二駆動プーリと離間して設けられ、回転可能に支持されたプーリである第二従動プーリと、
    前記第二駆動プーリと前記第二従動プーリとの間に架設され、前記第二駆動プーリの回転によって移動する第二ベルトと
    を備え、
    前記機構配置手段は、
    前記第一従動ローラを前記加工布の上面に向けて付勢する第一付勢手段と、
    前記第二従動ローラを前記加工布の上面に向けて付勢する第二付勢手段と
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載のミシン。
  6. 前記上送り装置は、前記第一方向において、前記第一ベルトの幅と前記第二ベルトの幅とが異なることを特徴とする請求項5に記載のミシン。
  7. 前記ミシンは、針棒に装着された縫針の針落点を示す基線位置を前記第一方向の所定の範囲で変更可能な針棒駆動手段を備え、
    前記第一ベルトの幅は、前記所定の範囲における前記第一方向の一方向側の前記基線位置にて前記加工布に形成される縫目上を押圧するように設定され、
    前記第二ベルトの幅は、前記所定の範囲における前記第一方向の他方向側の前記基線位置と前記所定の範囲における中央の前記基線位置との少なくとも一方にて前記加工布に形成される縫目上を押圧するように設定されていることを特徴とする請求項6に記載のミシン。
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