JP2015158028A - 刺繍枠、及びミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】特に家庭用ミシンにおいて、紐状素材を縫い付ける刺繍縫製を自動で行うことができる刺繍枠及び当該刺繍枠を備えたミシンを提供する。
【解決手段】刺繍枠9は、ミシンに装着された移送装置のキャリッジに装着可能である。刺繍枠9は、内枠90、外枠、装着部925、回転部材93、延伸部924、及び駆動機構98を備えている。刺繍枠9は、内枠90の枠部と外枠との間で加工布を挟持する。内枠90の枠部と外枠とは円環状である。装着部925は、キャリッジに着脱可能に装着される。回転部材93は、内枠90において回転可能に支持されている。回転部材93には、第一貫通孔933を有する第一案内部932が設けられている。延伸部924は、内枠90の枠部の径方向外側に向かって延びる。駆動機構98は延伸部924に設けられている。駆動機構98は回転部材93を回転させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、ミシンの移送装置に装着される刺繍枠、及び当該刺繍枠を備えたミシンに関する。
従来、紐状素材を加工布に縫い付けることができる刺繍ミシンが知られている。紐状素材としては、毛糸、コード、テープ等が用いられる。例えば、特許文献1に記載のミシンは、刺繍縫製が可能な刺繍ミシンであって、コード又はテープ等の紐状素材を巻回したボビンを針棒中心に対して回転させる回転機構を備えている。前記回転機構は、ボビン旋回モータにより駆動される。ミシンは、ボビン旋回モータによりボビンの位置を変更するように回転させ、紐状素材が供給される方向を、縫目を形成する方向に合わせるように制御する。
特開2007−14674号公報
しかしながら、上記ミシンの回転機構は、紐状素材を自動で刺繍縫製する為の専用の機構である。現在、一般ユーザが家庭で使用する家庭用ミシンにおいても刺繍縫製が可能なミシンがあるが、前記回転機構を家庭用ミシンに設けることは構造上困難である。このため、家庭用ミシンで紐状素材を縫い付ける刺繍縫製を行うためには、ユーザが手動で行う必要があった。
本発明の目的は、特に家庭用ミシンにおいて、紐状素材を縫い付ける刺繍縫製を自動で行うことができる刺繍枠及び当該刺繍枠を備えたミシンを提供することである。
本発明の第1の態様に係る刺繍枠は、移送装置のキャリッジに装着するように構成された刺繍枠であって、前記キャリッジに着脱可能に装着される装着部と、円環状に形成され、加工布を保持するように構成された円環部と、前記円環部に回転可能に支持される円環状の回転部材と、前記回転部材に設けられ、紐状素材を案内する為の第一貫通部を有する第一案内部と、前記円環部の径方向外側に向かって延びる延伸部と、前記延伸部に設けられ、前記回転部材を回転させる駆動機構とを備えている。
前記刺繍枠は、家庭用のミシンで刺繍縫製を実行するために使用される移送装置に装着できる。このため、ミシン本体に、紐状素材を刺繍縫製するための専用の回転機構を設ける必要はない。ミシンは、円環部において加工布を保持することができる。第一案内部は、紐状素材を案内するための第一貫通部を有するので、第一貫通部に紐状素材を通して円環部の内側に案内することができる。第一案内部は、回転部材に設けられているので、回転部材の回転に合わせて回転移動することができる。よって、ミシンは、駆動機構を制御して第一案内部を移動させて紐状素材を円環部の内側に案内する方向を変更しつつ、移送装置を制御して加工布を移動させ、円環部の内側において加工布に紐状素材を縫い付ける刺繍縫製を自動で行うことができる。
本発明の第2の態様に係るミシンは、前記刺繍枠を装着して移送する移送装置と、紐状素材を縫い付ける為の縫製データであって、前記刺繍枠を1針毎に移動させる移動データと、前記回転部材を回転させる回転データとを含む縫製データを取得する取得手段と、前記取得手段が取得した前記縫製データに基づいて、前記移送装置及び前記駆動機構を制御する制御手段とを備えている。
前記ミシンは、縫製データに基づいて、移送装置及び駆動機構を制御することができる。よって、ミシンは、駆動機構を制御して第一案内部を移動させて紐状素材を円環部の内側に案内する方向を変更しつつ、加工布を移動させながら、円環部の内側において加工布に紐状素材を縫い付ける刺繍縫製を自動で行うことができる。
ミシン1の斜視図である。 刺繍枠9の斜視図である。 加工布100を保持した刺繍枠9、押え足5、及び紐状素材18の経路を示す平面図である。 刺繍枠9の側面図である。 刺繍枠9の分解斜視図である。 ミシン1の電気的構成のブロック図である。 刺繍データ80のデータ構成図である。 キャリッジ43に装着された姿勢の刺繍枠9に保持された加工布100に縫製された刺繍模様200を示す図である。 刺繍縫製処理のフローチャートである。 枠回転処理のフローチャートである。 図8に示す刺繍模様200の縫製過程を示す図である。 図11の続きの縫製過程を示す図である。 図12の続きの縫製過程を示す図である。 図13の続きの縫製過程を示す図である。 第一案内部の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1を参照して、ミシン1の物理的構成について説明する。図1の上下方向、右下側、左上側、左下側、右上側が、各々、ミシン1の上下方向、前方、後方、左方、右方である。つまり、後述の液晶ディスプレイ15が配置された面がミシン1の前面である。ベッド部11及びアーム部13の長手方向がミシン1の左右方向であり、脚柱部12が配置されている側が右側である。脚柱部12の伸長方向がミシン1の上下方向である。
図1に示すように、ミシン1は、ベッド部11、脚柱部12、アーム部13、及び頭部14を備えた家庭用のミシンである。ベッド部11は、左右方向に延びるミシン1の土台部である。脚柱部12は、ベッド部11の右端部から上方へ立設されている。アーム部13は、ベッド部11に対向して脚柱部12の上端から左方へ延びる。頭部14は、アーム部13の左先端部に連結する部位である。
ベッド部11は、ベッド部11の上面に針板21を備える。針板21は、針穴(図示略)を有する。針穴には、後述する縫針7が挿通する。ミシン1は、何れも図示しないが、針板21の下側(つまり、ベッド部11内)に、送り歯、送り機構、回転釜、及び釜駆動機構等を備える。送り歯は、刺繍縫製ではない通常の縫製時に、送り機構によって駆動され、被縫製物である加工布を移送する。回転釜は、下糸を巻回したボビンを収容する。釜駆動機構は、図示しない下軸によって回転駆動されて回転釜を駆動し、上糸(図示略)を下糸(図示略)に交絡させる。下軸は、後述するミシンモータ81によって回転駆動される主軸と同期して回転駆動される。
ミシン1は、刺繍枠移送機構(以下、「移送機構」という)40を備える。移送機構40は、ミシン1のベッド部11に対して着脱可能である。図1は、ミシン1に移送機構40が装着された状態を示す。移送機構40がミシン1に装着されると、移送機構40とミシン1とは電気的に接続される。移送機構40は、本体部41及び可動部42を備える。可動部42は、本体部41の上側に設けられている。可動部42は、前後方向に長い直方体形状である。
可動部42は、キャリッジ43、Y軸移送機構(図示略)、及びY軸モータ84(図6参照)を備える。キャリッジ43は、可動部42の右側面に設けられている。キャリッジ43は、複数種類の刺繍枠を択一的に装着可能である。本実施形態における刺繍枠は、後述する刺繍枠9である。移送機構40は、刺繍枠9の他に、内枠と外枠とで加工布100を挟持して保持する周知構成の刺繍枠(図示略)を、刺繍枠9の代わりに装着可能である。キャリッジ43には、キャリッジ43に装着された刺繍枠の種類を検出する、公知の検出器(図示略)が設けられている。検出器として、例えば、特開2002−52283号公報に記載の機構を採用することができる。
刺繍枠9に保持された加工布100(図3参照)は、針板21の上側、且つ、針棒6及び押え足5の下方に配置される。Y軸移送機構は、キャリッジ43を前後方向(Y軸方向)に移送する。刺繍枠9は、キャリッジ43が前後方向に移送されることにより、加工布100を前後方向に移送する。Y軸モータ84は、Y軸移送機構を駆動する。
本体部41は、X軸移送機構(図示略)及びX軸モータ83(図6参照)を内部に備える。X軸移送機構は、可動部42を左右方向(X軸方向)に移送する。刺繍枠9は、可動部42が左右方向に移送されることによって、加工布100を左右方向に移送する。X軸モータ83は、X軸移送機構を駆動する。
脚柱部12の前面には、液晶ディスプレイ(以下、LCDという)15が設けられている。LCD15には、コマンド、イラスト、設定値、及びメッセージ等の様々な項目を含む画像が表示される。LCD15の前面側には、押圧された位置を検知可能なタッチパネル26が設けられている。ユーザが、指又はスタイラスペン(図示略)を用いてタッチパネル26の押圧操作を行うと、タッチパネル26によって、押圧された位置が検知される。ミシン1のCPU61(図6参照)は、検知された押圧位置に基づき、画像中で選択された項目を認識する。以下、ユーザによるタッチパネル26の押圧操作を、パネル操作と言う。ユーザは、パネル操作によって、縫製したい模様及び実行すべきコマンド等を選択できる。脚柱部12は、内部にミシンモータ81(図6参照)を備える。
アーム部13の上部には、開閉可能なカバー16が設けられている。図1では、カバー16は閉じられた状態である。図示しないが、カバー16の下方、つまりアーム部13の内部には、糸収容部が設けられている。糸収容部は、上糸が巻回された糸駒(図示略)を収容可能である。アーム部13内部には、左右方向に延びる主軸(図示略)が設けられている。主軸は、ミシンモータ81(図6参照)により回転駆動される。アーム部13の前面左下部には、スタート/ストップスイッチ29を含む各種スイッチが設けられている。スタート/ストップスイッチ29は、ミシン1の運転を開始又は停止させる、即ち、縫製開始又は停止の指示を入力するのに使用される。
アーム部13の後面には、支持台131が設けられている。支持台131には、上下方向に延びる2本の支持棒132が左右に並べて設けられている。左側の支持棒132には、紐状素材18である例えば毛糸が巻回された糸玉17が配置されている。紐状素材18は、コード、テープ等であってもよい。頭部14の背面には、案内部133が設けられている。頭部14の左端の前部には、案内部134が設けられている。案内部133,134は、糸玉17から引き出された紐状素材18を案内する。案内部133,134は、線材を折り曲げて形成され、図示しないネジにより頭部14に固定されている。
頭部14には、針棒6、押え棒(図示略)、及び針棒上下動機構(図示略)等が設けられている。針棒6及び押え棒は、頭部14の下端部から下方に延びる。針棒6の下端には、縫針7が着脱可能に装着される。針棒上下動機構は、主軸の回転により針棒6を上下方向に駆動させる。
押え棒の下端部には、押え足5が着脱可能に装着される。本実施形態の押え足5は、紐状素材18の縫い付けに使用する押え足である。図3に示すように、押え足5は、平面視円形状の円盤状であり、径方向外側の端部が上方に湾曲している。押え足5の中央部には、上下方向に貫通する3つの孔部501,502,503が、左右方向に並んで形成されている。縫針7は、中央の孔部502を上下方向に挿通可能である。後述する第一案内部932に案内された紐状素材18は、中央の孔部502に挿通される。
図2〜図5を参照し、刺繍枠9について説明する。以下の説明では、図2及び図5の紙面上下方向を刺繍枠9の上下方向という。図2〜図5に示すように、刺繍枠9は、内枠90と外枠91(図5参照)とを備えている。内枠90は、第一枠92、第二枠94、回転部材93、及び駆動機構98を備えている。
図5に示すように、第一枠92は、円環状の枠部921を備えている。枠部921の外径は、外枠91の枠部911の内径よりも小さい。枠部921の外周側面には、枠部921の径方向外側に向けて突出するフランジ部929が設けられている。枠部921のうち、フランジ部929より第二枠94側である上側に位置する部位を枠部921Aといい、外枠91側である下側に位置する部位を枠部921B(図4参照)という。枠部921Aの軸線方向(上下方向)の厚みは、回転部材93の軸線方向の厚みより僅かに大きい。枠部921Bの軸線方向の厚みは、外枠91の枠部911(後述)の軸線方向の厚みより大きい(図4参照)。図4に示すように、枠部921の枠部921Bが外枠91の枠部911(後述)の径方向内側に内嵌されることで、内枠90と外枠91が互いに装着される。
図5に示すように、第一枠92には、枠部921の径方向外側に向かって延びる延伸部924が設けられている。延伸部924は、フランジ部929の軸線方向の厚みと同じ厚みを有する板状であり、フランジ部929と一体的に形成されている。枠部921の径方向外側において、延伸部924の先端には、装着部925が設けられている。すなわち、延伸部924は、装着部925と枠部921とを連結する。装着部925は、キャリッジ43に着脱可能に構成されている。
図2〜図5に示すように、駆動機構98は、延伸部924の上側に設けられている。駆動機構98は、回転部材93を回転させる。図5に示すように、駆動機構98は、ギア981、ギア982、及びモータ983を備える。ギア981は、ギア982より外径が小さい。ギア981及びギア982は一体的に形成されている。ギア982は、回転部材93の枠ギア931(後述)と噛み合う。ギア981,982の中心には、軸線方向に延びる軸(図示略)が挿通されている。該軸の上側の端部は、取付板987(後述)に設けられた上下方向の孔988に軸支され、下側の端部は延伸部924に設けられた上下方向の孔(図示略)に軸支される。ギア981,982は、該軸を中心に回転する。
取付板987は、平面視長方形であり、前後の端部が側面視クランク状(略Z字状)に屈曲するように形成されている。取付板987は、四隅がネジ985によって延伸部924に固定されている。モータ983は、2つのネジ986によって、取付板987の上面に固定されている。モータ983はケーブル(図示略)を介してミシン1の頭部14の後面に配置されたコネクタ37(図6参照)に接続される。CPU61(図6参照)は、ケーブルを介してモータ983を制御可能である。モータ983の駆動軸(図示略)は、取付板987に設けられた上下方向の孔989を貫通して、取付板987の下側に突出している。駆動軸の先端には、駆動ギア(図示略)が固着されている。駆動ギアは、ギア981と噛み合う。モータ983の回転軸が回転すると、ギア981,982を介して回転部材93が回転し、後述する第一案内部932と第二案内部934とが回転移動する。
図5に示すように、回転部材93は、円環状の板状部材である。回転部材93の内径は、第一枠92の枠部921Aの外形より僅かに大きい。故に、回転部材93は、フランジ部929に支持されつつ、枠部921Aの周囲に配置される。回転部材93の外径は、フランジ部929の外径より小さい。回転部材93の外周側面には、全周に亘って枠ギア931が形成されている。枠ギア931とギア982とは互いに噛み合う(図2参照)。図2〜図5に示すように、回転部材93は、上面に第一案内部932と第二案内部934とを備えている。第一案内部932は、回転部材93の上面から上方に突起する。第一案内部932は、回転部材93の径方向に延びるように形成された第一貫通孔933を備える(図2及び図5参照)。第一案内部932の第一貫通孔933は、紐状素材18を案内可能である(図3参照)。
図2〜図5に示すように、回転部材93の周方向において、第一案内部932の平面視反時計回り方向側には、第二案内部934が設けられている。図2及び図5に示すように、第二案内部934は、支柱部935と円環部936とを備えている。支柱部935と円環部936とは、1本の線材が折り曲げられることで形成されている。支柱部935は、上下方向に延びる。支柱部935の上端は、回転部材93における径方向外側に向けて折れ曲がり、その先端には円環部936が形成されている。円環部936は、上下方向に貫通する第二貫通孔937を備えている。第二貫通孔937は、紐状素材18を第一貫通孔933に案内可能である(図3参照)。第二案内部934は、支柱部935が回転部材93の上面から上方に突出する円筒部938の孔部(図示略)に圧入されることによって、回転部材93に取り付けられている。
図5に示すように、第二枠94は、円環状の枠部941を備えている。枠部941は板状であり、その外周側面の一部には、径方向外側に突出する突出部942が設けられている。突出部942は、略扇形形状である。突出部942は、刺繍枠9がキャリッジ43に装着された状態において、後方向に突出する位置にある。枠部941の内径は、第一枠92の内径と略同じである。枠部941の外径は、回転部材93の内径より大きい。第二枠94は、第一枠92の枠部921に支持されている。第二枠94は、例えば、接着剤によって第一枠92の上側に固着される。回転部材93は、第二枠94と枠部941とフランジ部929とによって形成される空間において回転可能に保持されている。回転部材93における第一案内部932と第二案内部934の径方向の位置は、枠部941の外周側面より外側である。故に、第一案内部932と第二案内部934とは、枠部941の外周側面と接触することなく、回転移動可能である。
図5に示すように、外枠91は、円環状の枠部911を備えている。枠部911は、軸線方向に厚みを有する。図4に示すように、枠部911は、第一枠92の枠部921Bの外周側面が内嵌可能である。図5に示すように、外枠91は、その直径を調整可能な調整部915を備えている。外枠91の直径は、外枠91と第一枠92との間で挟持する加工布100の布厚に応じて調整される。調整部915は、分断部916、一対のネジ装着部917、及び調整ネジ918を備えている。分断部916は、外枠91の枠部911の周方向の一部が、軸線方向に亘って分断された部位である。一対のネジ装着部917は、枠部911において分断部916の両側に設けられ、径方向外側に突出して相対向している。一対のネジ装着部917には、ネジ装着部917が対向する面に直交する方向に貫通する孔部9171,9172が設けられている。2つの孔部9171,9172のうち、一方の孔部9172(図5の左上側の孔部)には、ネジ穴が形成されたナット(図示せず)が埋設されている。
調整ネジ918は、ユーザが指で摘んで回転させる径大な頭部9181と、頭部9181から一体的に延びる径小の軸部9183とを有するネジ部材である。軸部9183の先端寄りの部位には、雄ネジ部9182が形成されている。また、軸部9183の頭部9181側寄りの部位には、止め輪9185が嵌入される細溝9184が形成されている。調整ネジ918は、軸部9183が孔部9171を貫通し、孔部9172に埋設されたナットのネジ穴と雄ネジ部9182が螺合するように装着される。調整ネジ918は、この状態で、軸部9183の細溝9184に止め輪9185が嵌入されることで、孔部9171がある側のネジ装着部917に回転可能且つ軸線方向には移動不能に保持される。ここで、ユーザが、調整ネジ918の頭部9181を指で摘んで回転操作すると、孔部9172がある側のネジ装着部917が、軸部9183の延びる方向に移動する。また、その移動方向は、調整ネジ918の回転方向によって決定される。このように、調整ネジ918は、一対のネジ装着部917を連結すると共に、一対のネジ装着部917の間隔を拡大又は縮小するように調整する。そして、一対のネジ装着部917の間隔が調整されることで、加工布100の布厚に応じて外枠91の直径が調整される。例えば、一対のネジ装着部917の間隔が広くなるほど、外枠91の直径がより大きくなるので、布厚がより厚い加工布100を内枠90と外枠91との間で狭持することができる。
次に、ミシン1で紐状素材18を縫い付ける為の準備作業について説明する。まず、ユーザは、刺繍枠9の外枠91と内枠90を分離させて、外枠91を作業机(図示せず)の上に載置する。ユーザは、外枠91の上側に加工布100を載置した後、内枠90を加工布100の上側から下方に移動させる。すると、第一枠92の枠部921Bの下端が加工布100を押圧しつつ、枠部921Bが外枠91の枠部911の内側に挿入される。これによって、枠部921Bの外周側面と、枠部911の内周側面とで、加工布100が挟持された状態となる(図4参照)。そして、ユーザは、調整ネジ918を適宜回転させて、加工布100が外れないように外枠91の枠部911の直径を調整する。このように、加工布100が確実に狭持された状態では、加工布100の縫製がなされる面は、枠部921Bの下端で枠部921Bの内側に適度に張られた状態となる(図4参照)。
次いで、ユーザは、ミシン1に図示しない上糸及び下糸を夫々セットし、図1に示すように、刺繍枠9をキャリッジ43に装着する。なお、図1では、加工布100の図示を省略している。そして、ユーザは、糸玉17から紐状素材18を引き出し、案内部133,134に通す。更に、図3に示すように、ユーザは、紐状素材18を第二案内部934の第二貫通孔937の上側から下側に向けて挿通させた後、回転部材93の径方向外側から内側に向けて第一案内部932の第一貫通孔933(図2参照)に挿通させる。そして最後に、紐状素材18を押え足5の孔部502に挿通させる。
図6を参照して、ミシン1の電気的構成について説明する。図6に示すように、ミシン1は、CPU61と、バス65によって各々CPU61に接続されたROM62、RAM63、フラッシュメモリ64、及び入出力インターフェイス(I/O)66とを備えている。
CPU61は、ミシン1の主制御を司り、ROM62に記憶された各種プログラムに従って、縫製に関わる各種演算及び処理を実行する。ROM62は、図示しないが、プログラム記憶エリアと、模様記憶エリアとを含む複数の記憶エリアを備える。プログラム記憶エリアには、ミシン1を動作させるための各種プログラムが記憶されている。記憶されたプログラムには、例えば、後述する刺繍縫製処理(図9参照)をミシン1に実行させるためのプログラムがある。模様記憶エリアには、各種の模様の縫製を行うための刺繍データが記憶されている。
RAM63には、CPU61が演算処理した演算結果等を収容する記憶エリアが必要に応じて設けられる。フラッシュメモリ64には、ミシン1が各種処理を実行するための各種パラメータ等が記憶されている。I/O66には、駆動回路71〜75、タッチパネル26、及びスタート/ストップスイッチ29が接続されている。
駆動回路71には、ミシンモータ81が接続されている。駆動回路71は、CPU61からの制御信号に従って、ミシンモータ81を駆動する。ミシンモータ81の駆動に伴い、ミシン1の主軸(図示略)を介して針棒上下動機構(図示略)が駆動され、針棒6(図1参照)が上下動される。駆動回路72には、X軸モータ83が接続されている。駆動回路73には、Y軸モータ84が接続されている。駆動回路75は、コネクタ37及び図示略のケーブルを介して刺繍枠9のモータ983に接続されている。駆動回路72、73、75は、各々、CPU61からの制御信号に従って、X軸モータ83、Y軸モータ84、及びモータ983を駆動する。X軸モータ83及びY軸モータ84の駆動に伴い、制御信号に応じた移動量だけ、刺繍枠9が左右方向(X軸線方向)及び前後方向(Y軸線方向)に移送される。モータ983の駆動に伴い、制御信号に応じた回転量だけ、刺繍枠9の回転部材93が回転する。駆動回路74は、CPU61からの制御信号に従ってLCD15を駆動することで、LCD15に画像を表示させる。
図7を参照して、刺繍データの一例として、本実施形態における刺繍データ80について説明する。刺繍データ80は、加工布100に紐状素材18を四角形に縫い付ける刺繍模様200(図8参照)を縫製するためのデータである。刺繍データ80は、ROM62(図6参照)に記憶されている。なお、図8、図11〜図14において、加工布100は、枠部921の内側の部位のみ図示している。
図7に示すように、刺繍データ80には、針数、X座標、Y座標、及び回転角度の欄が設けられ、それぞれの項目に対応付けられたデータが記憶されている。針数は、縫針7が加工布100に刺さる数(回数)を示すデータであり、縫い順を表している。X座標及びY座標は、CPU61が刺繍枠9を1針毎に移動させる位置の座標を示すデータである。回転角度は、予め設定された回転部材93を回転させる回転角度を示すデータである。回転角度は、第一案内部932(図11参照)を配置する角度に設定されている。なお、本実施形態では、キャリッジ43に刺繍枠9が装着された状態において、刺繍枠9の枠部921の中心点が針落ち点と一致する位置にあり、この位置の座標を原点(X座標「0」、Y座標「0」)とする。なお、針落ち点とは、縫針7が加工布に刺さる点であり、押え足5に形成された中央の孔部502の中心点と一致する。また、刺繍枠9の左右方向の座標がX座標、前後方向の座標がY座標であるとする(図8参照)。また、Y軸の正方向が0度であるとし、平面視時計回り方向を回転角度の正方向とする(図8参照)。針数「1」から「21」の順番で、刺繍データ80における回転角度に回転部材93の第一案内部932の位置が合わせられる。そして、紐状素材18が供給されながら、X座標及びY座標で示される位置が、針落ち点に位置するように刺繍枠9が移動されると共に、針棒6(図1参照)が駆動され、加工布100に縫製が行われる。これによって、図8に示すように、点P1〜P21の位置に縫針7が刺さり、紐状素材18に沿って図示しない上糸及び下糸による縫目89が形成され、紐状素材18が加工布100に縫い付けられる。
図9を参照して、刺繍縫製処理について説明する。一例として、ユーザが、パネル操作によって刺繍模様200(図8参照)を選択し、刺繍縫製処理を開始する開始指示を入力した場合について説明する。CPU61は、刺繍縫製処理の開始指示の入力を検知すると、ROM62(図6参照)に記憶された刺繍縫製処理を実行するためのプログラムをRAM63に読み出し、プログラムに含まれる指示に従って、以下に説明する各ステップの処理を実行する。ユーザは、開始指示を入力する前に、加工布100を保持した刺繍枠9を、キャリッジ43に装着する。
図9に示すように、刺繍縫製処理では、CPU61はまず、刺繍縫製処理の開始時に選択された刺繍模様200の刺繍データ80(図7参照)を取得する(S11)。詳細には、CPU61は、刺繍データ80をROM62から取得し、RAM63に記憶する。次いで、CPU61は変数Nを0に設定し、RAM63に記憶する(S12)。
CPU61は、第一案内部932を初期回転角度に移動させる(S13)。初期回転角度は、第一案内部932が突出部942の左端に当接した角度である。CPU61は、モータ983を駆動して回転部材93を平面視時計回り方向に回転させ、第一案内部932が突出部942の左端に当接した位置でモータ983の駆動を停止することで、第一案内部932を初期回転角度に移動させる。初期回転角度は、340度である。次いで、CPU61は、X軸モータ83とY軸モータ84を駆動してキャリッジ43を動かし、刺繍枠9の原点が針落ち点となる位置に、刺繍枠9を移動させる(S14)。
次いで、CPU61は変数Nをインクリメントし、RAM63に記憶する(S15)。次いで、CPU61は、刺繍データ80を参照し、N針目の回転角度とN−1針目の回転角度とが同じであるか否かを判断する(S16)。なお、変数Nが1の場合における0針目の回転角度は、S13において移動させた初期回転角度である。初期回転角度は、予めROM62に記憶されている。N針目の回転角度とN−1針目の回転角度とが同じである場合(S16:YES)、CPU61は後述するS18を実行する。N針目の回転角度とN−1針目の回転角度とが同じでない場合(S16:NO)、CPU61は枠回転処理を実行する(S17)。
図10を参照して、枠回転処理について説明する。枠回転処理は、刺繍枠9の回転部材93を回転させ、第一案内部932の回転角度を変更する処理である。CPU61は、刺繍データ80を参照し、N針目の回転角度が15度≦R≦340度の範囲にあるか否かを判断する(S21)。なお、15度≦R≦340度の範囲は、第一案内部932又は第二案内部934が突出部942(図8参照)によって移動が制限されずに移動可能な範囲である。N針目の回転角度が15度≦R≦340度の範囲である場合(S21:YES)、CPU61は処理を後述するS23に進める。例えば、変数N=1の場合、1針目の回転角度は265度(図7参照)であるので、CPU61は、1針目の回転角度が15度≦R≦340度の範囲であると判断し(S21:YES)、処理を後述するS23に進める。
CPU61は、N針目の回転角度が0度≦R<15度又は340度<R<360度の範囲である場合(S21:NO)、CPU61は、N針目の回転角度を補正する(S22)。詳細には、N針目の回転角度が0度≦R<15度の範囲の場合、CPU61はN針目の回転角度を15度に変更する。N針前の回転角度が340度<R<360度の範囲の場合、CPU61は、N針目の回転角度を340度に変更する。すなわち、第一案内部932又は第二案内部934が突出部942(図8参照)によって移動が制限されずに移動可能な範囲に、回転角度が補正される。
次いで、CPU61は、刺繍データ80(図7参照)を参照し、N−1針目の回転角度と、N針目の回転角度とのうち、大きい方の回転角度を特定する(S23)。なお、N−1が0の場合の0針目の回転角度は、初期回転角度である。次いで、CPU61はS23において特定した大きい方の回転角度から、小さい方の回転角度を減算する(S24)。CPU61は算出結果をRAM63に記憶する。
次いで、CPU61はN針目の回転角度の方が、N−1針目の回転角度より大きいか否かを判断する(S25)。N針目の回転角度の方がN−1針目の回転角度より大きい場合(S25:YES)、CPU61はS24における算出結果を回転量に決定し、回転部材93の回転方向を平面視時計回り方向に決定する(S26)。詳細には、CPU61は、S24における算出結果の値を回転量とする。この場合、回転量は正の値となる。回転量が正の値の場合、回転部材93の回転方向が平面視時計回り方向となる。
N針目の回転角度の方がN−1針目の回転角度より小さい場合(S25:NO)、CPU61はS24における算出結果を回転量に決定し、回転部材93の回転方向を平面視反時計回り方向に決定する(S27)。詳細には、CPU61は、S24における算出結果に「−1」を乗算した値を回転量に決定する。この場合、回転量は負の値となる。回転量が負の値の場合、回転部材93の回転方向が平面視反時計回りとなる。このように、N針目の回転角度の方がN−1針目の回転角度より大きい場合、回転方向が時計回り方向に決定され(S26)、N針目の回転角度の方がN−1針目の回転角度より小さい場合、回転方向が反時計回り方向に決定される(S27)。これによって、第一案内部932の回転範囲が、15度≦R≦340度の範囲に制限される。即ち、第一案内部932は、0度≦R<15度及び340度<R<360度の範囲は通過しない。
S26又はS27を実行後、CPU61は、モータ983を駆動し、S26又はS27において決定した回転量分、回転部材93を回転させる(S28)。このとき、CPU61はS26及びS27において決定した回転方向に回転部材93を回転させるように駆動機構98を制御する。CPU61は、回転量が正の値であれば、平面視時計回りに回転部材93を回転する。回転量が負の値であれば、平面視反時計回りに回転部材93を回転する。なお、加工布100は回転部材93の回転に連動しないので、回転しない。
例えば、変数N=1の場合、1針目の回転角度は265度であり、初期回転角度は340度である。CPU61は、初期回転角度340度から1針目の回転角度265度を減算した値である75度を算出する(S24)。CPU61は、1針目の回転角度は265度が、初期回転角度が340度より小さいと判断し(S25:NO)、回転量を「−75度」に決定する(S27)。図11の矢印820に示すように、CPU61は、回転部材93を平面視反時計回り方向に75度回転させ、第一案内部932を回転移動させる(S28)。これによって、第一案内部932が回転角度「265度」の位置に配置される。CPU61は、枠回転処理を終了し、処理を刺繍縫製処理(図9参照)に戻す。
図9に示すように、CPU61は、X軸モータ83とY軸モータ84を駆動してキャリッジ43を動かし、刺繍データ80におけるN針目のX座標及びY座標が、針落ち点に位置するように刺繍枠9を移動させる(S18)。CPU61は、ミシンモータ81を駆動し、N針目の縫製を行う(S19)。これによって、N針目に縫目が形成されて、紐状素材18が加工布100に縫い付けられる。例えば、変数N=1である場合、CPU61は、1針目のX座標「1」及びY座標「−1」が、針落ち点に位置するように刺繍枠9を移動させる(S18)。そして、CPU61は、ミシンモータ81を駆動して、針棒上下動機構及び釜駆動機構を駆動して、図11に示す点P1に1針目の縫製を行う(S19)。
次いで、刺繍データ80において、N+1針目のデータがあるか否かを判断する(S20)、N+1針目のデータがある場合(S20:YES)、CPU61は処理をS15に戻す。
例えば、刺繍データ80(図7参照)において、針数が1〜7のデータであれば、第一案内部932の回転角度は265度である。故に、CPU61は、変数Nが2〜7である場合、N針目の回転角度とN−1針目の回転角度とが同じであると判断する(S16:YES)。CPU61は、第一案内部932の回転角度を265度に保ったまま、刺繍枠9を移動し(S18)、点P2〜P7の縫製を行う(S19)。この時、図11に示すように、CPU61は、刺繍枠9を矢印811に示す右方向に移動させる(S18)。第一案内部932は、針落ち点に対して刺繍枠9の移動方向(矢印811参照)とは反対方向側に位置する。故に、刺繍枠9の移動方向と反対方向に延びるように配置された紐状素材18に重なるように縫目89が形成されてゆく。
8針目を縫製する場合、CPU61は、8針目と7針目との回転角度が同じでないと判断し(S16:NO)、枠回転処理を実行する(S17)。8針目の回転角度である333度は、7針目の回転角度265度より大きいので、CPU61は、回転量を「68度」に決定する(S26)。CPU61は、S28において、時計回り方向に回転部材93を68度回転させて第一案内部932を333度の位置に回転移動させる(図12の矢印821参照)。紐状素材18は、8針目における刺繍枠9の移動方向(矢印812参照)と反対方向に延びるように、配置される。次いで、CPU61は、X座標「−5」及びY座標「0」が針落ち点に位置するように、刺繍枠9を前方向(矢印812参照)に移動させ(S18)、8針目の点P8に縫製を行う(S19)。故に、刺繍枠9の移動方向(矢印812参照)と反対方向に延びるように配置された紐状素材18に重なるように縫目89が形成される。
刺繍データ80(図7参照)において、針数が8〜11のデータであれば、第一案内部932の回転角度は333度である。故に、CPU61は、変数Nが9〜11である場合、N針目の回転角度とN−1針目の回転角度とが同じであると判断する(S16:YES)。CPU61は、第一案内部932の回転角度を333度に保ったまま、刺繍枠9を移動し(S18)、点P9〜P11の縫製を行う(S19)。この時、図12に示すように、CPU61は、刺繍枠9を矢印812に示す前方向に移動する。第一案内部932は、針落ち点に対して刺繍枠9との移動方向(矢印812参照)とは反対方向に位置するので、刺繍枠9の移動方向と反対方向に延びるように配置された紐状素材18に重なるように縫目89が形成されてゆく。
12針目を縫製する場合、CPU61は、12針目と11針目との回転角度が同じでないと判断し(S16:NO)、枠回転処理を実行する(S17)。12針目の回転角度である75度は、11針目の回転角度333度より小さいので、CPU61は、回転量を「−258度」に決定する(S27)。CPU61は、S28において、反時計回り方向に258度回転部材93を回転させて第一案内部932を75度の位置に回転移動させる(図13の矢印822参照)。紐状素材18は、12針目における刺繍枠9の移動方向(矢印813参照)と反対方向に延びるように、配置される。次いで、CPU61は、X座標「−4」及びY座標「3」が針落ち点に位置するように、刺繍枠9を左方向(図13の矢印813参照)に移動させ(S18)、12針目の点P12に縫製を行う(S19)。故に、刺繍枠9の移動方向(矢印813参照)と反対方向に延びるように配置された紐状素材18に重なるように縫目89が形成される。
刺繍データ80(図7参照)において、針数が13〜17のデータであれば、第一案内部932の回転角度は75度である。故に、CPU61は、変数Nが14〜17である場合、N針目の回転角度とN−1針目の回転角度とが同じであると判断する(S16:YES)。CPU61は、第一案内部932の回転角度を75度に保ったまま、刺繍枠9を移動し(S18)、点P14〜P17の縫製を行う(S19)。この時、図13に示すように、CPU61は、刺繍枠9を矢印813に示す左方向に移動する。第一案内部932は、針落ち点に対して刺繍枠9との移動方向(矢印813参照)とは反対方向に位置するので、刺繍枠9の移動方向と反対方向に延びるように配置された紐状素材18に重なるように縫目89が形成されてゆく。
同様に、18針目を縫製する場合、CPU61は、S28において、時計回り方向に100度分、回転部材93を回転させて第一案内部932を175度の位置に回転移動する(図14の矢印823参照)。次いで、CPU61は、X座標「1」及びY座標「2」が針落ち点に位置するように、刺繍枠9を後方向(図14の矢印814参照)に移動させ(S18)、18針目の点P18に縫製を行う(S19)。故に、刺繍枠9の移動方向(矢印814参照)と反対方向に延びるように配置された紐状素材18に重なるように縫目89が形成される。
CPU61は、第一案内部932の回転角度を175度に保ったまま、刺繍枠9を移動し(S18)、点P19〜P21の縫製を行う(S19)。この時、図14に示すように、CPU61は、刺繍枠9を矢印814に示す後方向に移動する。第一案内部932は、針落ち点に対して刺繍枠9との移動方向(矢印814参照)とは反対方向に位置するので、刺繍枠9の移動方向と反対方向に延びるように配置された紐状素材18に重なるように縫目89が形成されてゆく。これによって、図8に示す刺繍模様200が完成する。21針目まで縫製を行い、N+1針目にデータがないと判断すると(S20:YES)、CPU61は縫製処理を終了する。
以上のように、本実施形態における刺繍縫製処理が行われる。刺繍枠9は、家庭用のミシン1で刺繍縫製を実行するために使用される移送機構40に装着できる。このため、ミシン1本体に、紐状素材18を刺繍縫製するための専用の回転機構を設ける必要はない。ミシン1は、枠部921と枠部911との間において加工布100を保持することができる。また、第一案内部932は、紐状素材18を案内するための第一貫通孔933を有するので、第一貫通孔933に紐状素材18を通して枠部921の内側に案内することができる。第一案内部932は、回転部材93に設けられているので、回転部材93の回転に合わせて回転移動することができる。よって、ミシン1は、駆動機構98を制御して第一案内部932を移動させて紐状素材18を枠部921の内側に案内する方向を変更しつつ、加工布100を移動させながら、枠部921の内側において加工布100に紐状素材18を縫い付ける刺繍縫製を自動で行うことができる。
また、第一案内部932の第一貫通孔933は、回転部材93の径方向に延びるように形成されている(図2参照)。このため、第一貫通孔933に挿通されて案内される紐状素材18は、回転部材93の外側から内側に向かって案内される。従って、回転部材93の外側から内側に向かって紐状素材18をスムーズに供給することができる。
また、刺繍枠9は、第一案内部932に加えて、第二貫通孔937を有する第二案内部934を備えている。このため、第二貫通孔937及び第一貫通孔933を介して、枠部921の内側に紐状素材18を案内することができる。故に、第一案内部932のみで紐状素材18を案内する場合に比べて、紐状素材18を確実に案内することができる。
また、刺繍枠9は、回転部材93の外周側面に設けた枠ギア931、枠ギア931に噛み合うギア982、及び、ギア982を駆動するモータ983を備えている。故に、ミシン1は、モータ983を駆動することで、回転部材93を回転することができる。
また、駆動機構98は、枠部921と装着部925とを接続する延伸部924に設けられている。ここで、駆動機構98を延伸部924に設けるのではなく、他の部位に設けてもよいことは言うまでもない。しかしながら、駆動機構98を延伸部924に設けることによって、駆動機構98を配置するスペースを削減することができる。
また、CPU61は、刺繍データ80に基づいて、移送機構40(図1参照)及び駆動機構98(図2参照)を制御することができる。これによって、紐状素材18を加工布100に縫い付けることができる。
また、CPU61は、刺繍データ80に基づいて回転部材93を回転させる場合、S18(図9参照)において刺繍枠9を移動させる前に、S28(図10参照)において回転部材93を回転させるように駆動機構98を制御する。これによって、紐状素材18は、刺繍枠9に移動方向と反対方向に延びるように、配置される。その後、刺繍枠9が移動して紐状素材18が縫い付けられる(S18及びS19)。従って、刺繍枠9の移動方向と反対方向に延びるように配置された紐状素材18に重なるように縫目89が形成され、紐状素材18が加工布100により確実に縫い付けられる。
また、CPU61は、刺繍データ80に基づいてS26及びS27において決定した回転方向に回転部材を回転させることができる(S28)。例えば、紐状素材18が針棒6又は押え足5に巻き付くことを回避する為には、回転部材93の回転可能範囲を設定する必要がある。本実施形態では、CPU61は、設定された回転可能範囲内で回転部材を回転させるように回転方向を決定する(S26及びS27)。これによって、紐状素材18が針棒6又は押え足5に巻き付く可能性を低減できる。
また、本実施形態では、第一案内部932又は第二案内部934が突出部942に当たる範囲である0度≦R<15度、340度<R<360度が回転範囲である場合(S21:NO)、回転角度が0度≦R<15度、340度<R<360度内に入らないように補正される(S22)。故に、刺繍データ80における回転角度が、突出部942が位置する回転角度に設定されている場合にでも、突出部942を避けて第一案内部932及び第二案内部934を配置することができる。
上記実施形態において、移送機構40は本発明の「移送装置」に相当する。枠部911、枠部921、フランジ部929、及び枠部941は本発明の「円環部」に相当する。枠部921、枠部941、及びフランジ部929は本発明の「第一円環部」に相当する。枠部911は本発明の「第二円環部」に相当する。第一貫通孔933は本発明の「第一貫通部」に相当する。第二貫通孔937は本発明の「第二貫通部」に相当する。枠ギア931は本発明の「第一歯車」に相当する。ギア982は本発明の「第二歯車」に相当する。モータ983は本発明の「モータ」に相当する。S18とS28の処理を行うCPU61は本発明の「制御手段」に相当する。S26とS27の処理を行うCPU61は本発明の「決定手段」に相当する。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、第一案内部932の第一貫通孔933は孔であったが、紐状素材18を案内可能な貫通部であればよく、孔でなくてもよい。例えば、第一案内部932の変形例である図15に示す第一案内部932Aのように、第一案内部932A全体がフック状に形成されてもよい。図15における紙面上下方向及び左右方向は、夫々、回転部材93の上下方向及び周方向である。図15に示す例の場合、フックの内側が、第一案内部932Aを貫通する第一貫通部933Aである。同様に、第二案内部934の第二貫通孔937は孔でなくてもよく、第二案内部934を貫通する貫通部であればよい。
また、第一貫通孔933は、回転部材93の径方向内側に延びていたが、他の方向に延びてもよい。第二貫通孔937は、上下方向に延びるが、他の方向に延びてもよい。また、第二案内部934が設けられなくてもよい。
刺繍枠9は、枠部921の外周側面が枠部911内に嵌り、加工布100を挟んで保持していた。しかし、刺繍枠9が加工布100を保持するように構成されていればよく、他の構成で加工布100を保持してもよい。例えば、刺繍枠9の枠部の底面に、加工布100を挟むスリットを設け、スリットで加工布100を保持してもよい。また、突出部942は設けられなくてもよい。
また、刺繍データ80は、ROM62に記憶されていたが、ミシン1の外部の記憶装置に記憶されてもよい。この場合、CPU61は、S11において外部の記憶装置から刺繍データ80を取得してもよい。
また、S26及びS27において回転方向が決定されていたが、回転方向は決定されず、例えば、常に時計回り方向に回転してもよい。また、CPU61は、刺繍データ80に基づいて回転部材93を回転させる場合、S18(図9参照)において刺繍枠9を移動させる前に、S28(図10参照)において回転部材93を回転させるように駆動機構98を制御する。しかし、CPU61は、刺繍枠9を移動させた後に、回転部材93を回転させてもよい。また、CPU61は、刺繍枠9を移動させる動作と回転部材93を回転させる動作を同時に実行してもよい。
1 ミシン
9 刺繍枠
18 紐状素材
40 移送機構
42 キャリッジ
61 CPU
80 刺繍データ
90 内枠
91 外枠
93 回転部材
98 駆動機構
100 加工布
911,921 枠部
924 延伸部
925 装着部
931 枠ギア
932,932A 第一案内部
933 第一貫通孔
933A 第一貫通部
934 第二案内部
937 第二貫通孔
981,982 ギア
983 モータ

Claims (9)

  1. 移送装置のキャリッジに装着するように構成された刺繍枠であって、
    前記キャリッジに着脱可能に装着される装着部と、
    円環状に形成され、加工布を保持するように構成された円環部と、
    前記円環部に回転可能に支持される円環状の回転部材と、
    前記回転部材に設けられ、紐状素材を案内する為の第一貫通部を有する第一案内部と、
    前記円環部の径方向外側に向かって延びる延伸部と、
    前記延伸部に設けられ、前記回転部材を回転させる駆動機構と
    を備えたことを特徴とする刺繍枠。
  2. 前記第一貫通部は、前記回転部材の径方向に延びるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の刺繍枠。
  3. 前記回転部材に設けられ、紐状素材を前記第一貫通部に案内する為の第二貫通部を有する第二案内部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の刺繍枠。
  4. 前記第一貫通部及び前記第二貫通部は、孔であることを特徴とする請求項3に記載の刺繍枠。
  5. 前記回転部材は、外周側面に第一歯車を備え、
    前記駆動機構は、
    前記第一歯車に噛み合う第二歯車と、
    前記第二歯車を駆動するモータと
    を備えたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の刺繍枠。
  6. 前記円環部は、
    円環状の第一円環部と、
    前記第一円環部の外周側面が内嵌可能に構成された円環状の第二円環部と
    を備えたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の刺繍枠。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の刺繍枠を装着して移送する移送装置と、
    紐状素材を縫い付ける為の縫製データであって、前記刺繍枠を1針毎に移動させる移動データと、前記回転部材を回転させる回転データとを含む縫製データを取得する取得手段と、
    前記取得手段が取得した前記縫製データに基づいて、前記移送装置及び前記駆動機構を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とするミシン。
  8. 前記制御手段は、前記縫製データに基づいて前記回転部材を回転させる場合、前記刺繍枠を移動させる前に、前記回転部材を回転させるように前記駆動機構を制御することを特徴と請求項7に記載のミシン。
  9. 前記縫製データに基づいて、前記回転部材の回転方向を決定する決定手段を備え、
    前記制御手段は、前記決定手段が決定した前記回転方向に、前記回転部材を回転させるように前記駆動機構を制御することを特徴とする請求項7又は8に記載のミシン。
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