JP2010088494A - 玉縁縫いミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】スタッカ装置により短時間で布を確実に引き出して綺麗に積み重ねること。
【解決手段】一方の大押さえ41Aを布排出方向Dに移動自在に支持すると共に、昇降機構43による各大押さえ41A、41Bの昇降動作の支点となる大押さえ支軸42aと、一方の大押さえに連結され、駆動により一方の大押さえを大押さえ支軸に沿って移動させるスライド機構42a,48,150と、を備え、制御手段60は、コーナーメス機構90による切れ目の形成後、昇降機構を動作させて他方の大押さえ41Bを上昇させ、次に、スライド機構を動作させて一方の大押さえをスタッカ装置200に向けて移動させ、次に、昇降機構を動作させて一方の大押さえを上昇させ、次に、スタッカ装置を動作させる。
【選択図】図8

Description

本発明は、玉縁縫いミシンに関する。
身生地に玉布を縫いつけると共に、身生地に直線状の切れ目を形成してポケットを作成する玉縁縫いを行う玉縁縫いミシンが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
玉縁縫いにおいては、大押さえにより身生地及び玉布の布送りがなされ、その送りの過程で針が上下動することで玉布が縫いつけられ、その後、コーナーメスをテーブルの下方から突き上げることにより、身生地に切れ目を形成する。
このような工程で玉縁縫いが施された布は、スタッカ装置によりクランプされ、所定位置に搬送されて載置される。
図10に示すように、スタッカ装置200は、布が載置される載置台210の側方に隣接するように設けられている。スタッカ装置200は、フレームに固定され、搬送された布を重ねて載置する載置バー201と、載置バー201と載置台210との間を往復移動し、載置台210から垂れ下がった布を載置バー201に向けて引き出して搬送する搬送バー202と、載置バー201と搬送バー202とにより挟持された布の上方を跨ぐように移動して布を反転させて載置バー201に載置する反転バー203と、を備えている。
載置バー201に布を載置する動作について説明すると、まず、搬送バー202、反転バー203が載置台210の下方まで移動する。なお、搬送バー202及び反転バー203は、エアシリンダ(図示略)により駆動する。
そして、布が大押さえにより搬送されてくると、図10(a)に示すように、搬送バー202及び反転バー203の先端を覆い隠す状態となる。次に、図10(b)に示すように、搬送バー202及び反転バー203を載置台210から離間するように移動させる。このとき、布の端部は、搬送バー202に引き出され、搬送バー202が載置バー201まで近づくと、布の端部は、搬送バー202と載置バー201によって挟持される。
次に、図10(c)に示すように、反転バー203がさらに載置台210から離間するように移動すると、布は反転バー203によって引き出され、やがて布の逆側の端部が反転バー203と載置バー201との間から下方に落下する。これらの動作により、布は載置バー201に載置される。以下、この作業を繰り返すことにより、載置バー201に布を重ねて載置することができる。
しかし、図11に示すように、載置台210から垂れ下がる布の長さが十分でない場合(布が小さい場合)には、搬送バー202及び反転バー203に布を引っ掛けることができず、スタッカ装置200が布を引き出して載置バー201に載置することができないという問題があった。
そこで、この問題を解決するため、図12に示すように、載置台210の上方にローラスタッカ装置220を設け、このローラスタッカ装置220の回転動作により布をスタッカ装置200が搬送できる位置まで移動させるという方法が用いられている。
また、図13に示すように、スタッカ装置200の上方に載置台210上の布の端部を把持する把持スタッカ装置230を設け、把持スタッカ装置230により布を把持して載置テーブル231の上方まで搬送し、搬送後に布の把持を解放して布を載置テーブル231上に落下させるという方法も用いられている。
特開平5−96069号公報
しかし、図12に示す方法においては、ローラスタッカ装置220で布を引き出すのには、大押さえ上昇、ローラ下降といった手順を経て大押さえからローラに布を受け渡した後、ローラを回転開始して前記布をローラからスタッカに移送するまで時間がかかるため、縫製物の生産性が低下するという問題があった。
また、図13に示す方法においては、把持スタッカ装置230は布を引き出して自由落下させるだけの動作であるため、載置テーブル231上に布の端を綺麗に揃えて積み重ねることができないという問題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、スタッカ装置により短時間で布を確実に引き出して綺麗に積み重ねることができる玉縁縫いミシンを提供することを目的とする。
本発明は、
二本の縫い針(13)をそれぞれ保持し、ミシンモータ(16)により上下動する一対の針棒(72)と、
各針棒を上下動させる針上下動機構(70)と、
身生地の上で玉布を保持するバインダー(22)と、
前記バインダーを挟んで両側に下降してテーブル上に載置した前記身生地を押圧保持し、前記玉布を前記バインダーの上面側に折り込んで押圧保持する一対の大押さえ(41A,41B)と、
各大押さえを下降させて前記身生地及び玉布を押圧する下降位置と、上昇させることにより身生地及び玉布の解放を行う上昇位置とに昇降可能な昇降機構(43)と、
前記一対の大押さえを布送り方向に移動させて身生地及び玉布を搬送する布送り機構(40)と、
前記二本の縫い針の針落ち位置よりも布送り方向下流側に配置されるコーナーメス(91)と、このコーナーメスを昇降させるエアシリンダ(92)とを有し、前記コーナーメスの昇降により前記身生地に切れ目を形成するコーナーメス機構(90)と、
前記針上下動機構及び前記布送り機構を動作させて身生地と玉布を縫い合わせ、その後、前記コーナーメス機構を動作させる制御手段(60)と、
身生地及び玉布の搬送後における一方の大押さえに対して前記布送り方向に直交する布排出方向に並んで配置され、各機構の動作により縫製が終了した布の一端側を挟持して所定位置に載置するスタッカ装置(200)と、を備える玉縁縫いミシン(1)において、
前記一方の大押さえを前記布排出方向に移動自在に支持すると共に、前記昇降機構による各大押さえの昇降動作の支点となる大押さえ支軸(42a)と、
前記一方の大押さえに連結され、駆動により前記一方の大押さえを前記大押さえ支軸に沿って移動させるスライド機構(42a,48,150)と、を備え、
前記制御手段は、前記コーナーメス機構による切れ目の形成後、前記昇降機構を動作させて他方の大押さえを上昇させ、次に、前記スライド機構を動作させて前記一方の大押さえを前記スタッカ装置に向けて移動させ、次に、前記昇降機構を動作させて一方の大押さえを上昇させ、次に、前記スタッカ装置を動作させることを特徴とする。
本発明によれば、制御手段は、コーナーメス機構による切れ目の形成後、昇降機構を動作させて他方の大押さえを上昇させる。次に、制御手段は、スライド機構を動作させて一方の大押さえをスタッカ装置に向けて移動させる。次に、制御手段は、昇降機構を動作させて一方の大押さえを上昇させ、次に、スタッカ装置を動作させる。
このように、大押さえ支軸とスライド機構を設けることにより、一方の大押さえで布をスタッカ装置側に移動させることができる。
よって、従来のように、ローラスタッカ装置や把持スタッカ装置を別途設ける必要がなく、搬送に用いた大押さえをそのまま用いて搬送することができるので、スタッカ装置により短時間で布を確実に引き出して布端を綺麗に揃えて積み重ねることができる。
以下、図面を参照して、本発明に係る玉縁縫いミシンの最良の形態について詳細に説明する。
<玉縁縫いミシンの構成>
図1は玉縁縫いミシン10の全体の概略構成を示す斜視図であり、図2は玉縁縫いミシン10の正面図である。なお、本実施形態においては、各図中に示したXYZ軸を基準にして玉縁縫いミシン10の各部の方向を定めるものとする。玉縁縫いミシン10を水平面に設置した状態において、Z軸方向は鉛直方向となる方向を示し、X軸方向は水平且つ布送り方向Eと一致する方向を示し、Y軸方向は水平且つX軸方向に直交する方向を示す。
玉縁縫いミシン10は、身生地と玉布とを重ねて二本の縫い針13,13で所定の長さで縫着すると共に、二本の縫い目の間を縫い方向に沿って直線状の切れ目を形成し、さらに、当該切れ目の両端部にV字状の切れ目を形成するミシンである。また、身生地と玉布の縫着の際には、二本針13,13の内の一方で身生地に対するフラップ布の縫着も行われる。
玉縁縫いミシン10は、縫製の作業台となる載置台としてのテーブル11と、身生地の布送り方向に延設された左右一対の大押さえ41(41A,41B)によりテーブル11上の身生地を玉布と共に上方から保持すると共に大押さえ41A,41Bを布送り方向Eに移動させることで身生地,玉布及びフラップ布の搬送を行う布送り機構40を備えている。
玉縁縫いミシン10は、身生地に縫着するフラップ布を各大押さえ41A,41Bの上面に設けられた載置部41a,41aで保持する左右一対のフラップ保持機構55,55を備えている。
玉縁縫いミシン10は、身生地に縫着する玉布にバインダー22を当てて当該玉布の両側部を整形する玉布押さえ機構20を備えている。
玉縁縫いミシン10は、布送り機構40によりX軸方向に沿って送られる身生地と玉布に二本の縫い針13,13により縫製を行う針上下動機構70(図3参照)を備えている。
玉縁縫いミシン10は、縫い針13,13よりも布送り方向下流側で動メス14を昇降させて身生地と玉布に切れ目を形成するメス機構を備えている。
玉縁縫いミシン10は、縫い針13から縫い糸を捕捉して下糸を絡ませる釜機構を備えている。
玉縁縫いミシン10は、テーブル11上に設置されて針上下動機構70とメス機構とを格納保持するミシンフレーム80を備えている。
玉縁縫いミシン10は、直線状の切れ目の両端となる位置に略V字状の切れ目を形成するコーナーメス機構90を備えている。
玉縁縫いミシン10は、上記の各機構の動作制御を行う制御手段としての制御装置60(図5参照)を備えている。
玉縁縫いミシン10は、玉縁縫いが終了した布を所定の位置に搬送して載置するスタッカ装置200(図10参照)を備えている。なお、スタッカ装置200については、背景技術で説明したものと同じ構成であるため、ここでは説明を省略する。スタッカ装置は、上述したローラスタッカ装置220を用いてもよいし、把持スタッカ装置230を用いてもよい。
(テーブル及びミシンフレーム)
テーブル11はその上面がX−Y平面に平行であって、水平な状態で使用される。そして、テーブル11における縫い針13による針落ち位置には針板15が装着されている。針板15には、二本の縫い針13が個別に挿入される針穴と、メス機構の動メス14が挿通されるスリットが形成されている。
また、テーブル11上には、ミシンフレーム80のベッド部81を格納する凹部が形成されており、ミシンフレーム80は当該凹部に設置されている。さらに、テーブル11には、ミシンフレーム80の布送り方向下流側に布送り機構40とコーナーメス機構90とが配置され、布送り方向上流側にはバインダー機構(バインダー22以外は図示略)が配置されている。
ミシンフレーム80は、主に、テーブル11に設置されるベッド部81とそこから立設された縦胴部82とその上部から水平に延設されたアーム部83とから構成されている。
そして、ミシンフレーム80の下部にはミシンモータ16が配設され、ベッド部81の内部にはミシンモータ16から図示しないベルトを介してミシンフレーム80に伝達される回転駆動力を釜機構に伝える下軸がY軸方向に沿った状態で支持されており、アーム部83の内部には針上下動機構70の上下動駆動力をミシンモータ16から伝達する上軸がY軸方向に沿った状態で支持されている。
上軸と下軸にはそれぞれプーリが固定装備されると共に、ミシンフレーム80の縦胴部82内を通されたタイミングベルトで連結されている。
(針上下動機構)
図3は針上下動機構70の斜視図である。針上下動機構70は、各縫い針13,13を個別に下端部に保持する二本の針棒72,72と、各針棒72,72を上下動可能に支持する支持枠79と、二本の針棒72,72を同時に保持する針棒抱き74と、ミシンモータ16により回転駆動を行うミシン主軸76と、ミシン主軸76の一端部に固定連結され回転運動を行う回転錘77と、回転錘77の回転中心から偏心した位置に一端部が連結されると共に他端部が針棒抱き74に連結されたクランクロッド78とを有している。
また、ミシン主軸76も、アーム部83の内部でY軸方向に沿って回転可能に支持されており、ミシンモータ16により全回転の回転駆動力が付与される。ミシン主軸76が回転されると、回転錘77も同様に回転を行い、クランクロッド78の一端部はミシン主軸76を中心として円運動を行い、他端部では、一端部側の円運動のZ軸方向の移動成分のみが針棒抱き74に伝達されて各針棒72,72が往復上下動を行うようになっている。
(メス機構)
メス機構は、直線状の切れ目を形成する動メス14と、動メス14を下端部に備えると共にアーム部83内で上下動可能に支持されたメス棒と、メス棒の上下動の駆動源となるメスモータ17(図5参照)と、メスモータ17からの回転駆動力を上下方向の往復の駆動力に替えて伝達する伝達機構と、動メス14を昇降により待機位置と切断位置とに切り替えるエアシリンダ14aを備えている。
上記動メス14は、二本針13に隣接すると共に当該二本針13よりも布送り方向下流側(図2における左方)に配置されている。
メスモータ17は、身生地の送り動作と共に回転駆動を行い、伝達機構により動メス14を上下動させて、メス幅に応じた切れ目を繰り返し形成して直線状の切れ目を形成する。
(釜機構)
釜機構は、ミシンフレーム80のベッド部81内に設けられている。この釜機構は、二本の縫い針13,13に個別に対応する二つの水平釜と、各水平釜の回転軸に設けられた釜歯車と、下軸に固定装備されて各釜歯車に個別に回転駆動力を付与する伝達歯車とを備えている。
下軸は、ミシンモータ16により回転駆動されると、各伝達歯車を介して釜歯車に回転駆動力を伝達し、さらに、釜軸を介して各水平釜が回転されるようになっている。各水平釜は、縫い針13の先端部が針板15の下側まで下降したときに、縫い針13から縫い糸を捕捉し、捕捉状態で回転することで縫い糸のループに水平釜にくぐらせて下糸を挿通させ、縫い糸と下糸とを絡ませる作業を行う。このように、縫い針13と水平釜との協働により縫いが行われるようになっている。つまり、針上下動機構70と釜機構とにより縫製手段が構成されている。
(布送り機構)
図4は布送り機構40の斜視図である。この図に示すように、布送り機構40は、縫い針13を挟んだ両側の位置において上方から身生地を押さえる一対の大押さえ41A,41Bと、各大押さえ41A,41Bの下側に個別配置されると共に布送りの際に身生地を載置する二つの敷き板47(図2参照)と、各大押さえ41A,41Bを個別に保持する一対のアーム部材48と、二つの大押さえ41A,41Bをアーム部材48を介して昇降可能に支持する支持体42と、支持体42に保持される各アーム部材48をY軸方向に沿って位置調節可能とする大押さえ41A,41Bの間隔調節機構49と、支持体42に対して大押さえ41A,41Bを上下に移動させるエアシリンダ43と、エアシリンダ43の駆動を制御する電磁弁44(図5参照)と、大押さえ41A,41Bにより押さえた身生地を布送り方向Eに移動させる押さえモータ45(図2参照)と、押さえモータ45の回転駆動力をX軸方向に沿った直動駆動力に変換して支持体42に伝達するボールネジ機構46とを備えている。
各大押さえ41A,41Bは、断面形状がやや楔状、平面視形状は長方形状の平板であって、その厚さが薄くなる縁部を互いに向かい合わせた状態で支持体42に支持されている。また、二つの大押さえ41A,41Bは、二本針13を挟んでY軸方向に並んで配置されると共に、それぞれ長手方向がX軸方向に沿うようにアーム部材48に支持されている。
さらに、各大押さえ41A,41Bは上面板と底面板とから構成され、各大押さえ41A,41Bはいずれも他方の大押さえ側に向かって開口した隙間を備えている。そして、各大押さえ41A,41Bの隙間には、進退可能な押さえ板50,50が格納されている。各大押さえ41A,41Bの押さえ板50,50は、各アーム部材48に設けられたエアシリンダ51,51により、相互に接離する方向(Y軸方向)に沿って往復移動可能となっている。このエアシリンダ51,51は、制御装置60に制御される電磁弁52,52(図5参照)により駆動を行うと共に、各押さえ板50,50を互いに接近移動させて、玉布の両端部を後述する玉布押さえ機構20のバインダー22の上面側に折り込むことで押圧保持する。
また、各大押さえ41A,41Bの上面は、フラップ布を載置する載置部41aとして機能すると共に、その長手方向全長に渡って長尺状の反射面41cが形成されている。反射面41cは、後述するフラップ保持機構55により保持されたフラップ布の布送り方向上流端部位置と下流端部位置とを検出するために用いるものである。
さらに、一方の大押さえ41A(図2,4における左側の大押さえ)についてのみ、その上面にはその長手方向全長に渡って長尺状の反射面41dが形成されている。かかる反射面41dも、後述するフラップ保持機構55により保持されたフラップ布の布送り方向上流端部位置と下流端部位置とを検出するために用いるものである。
各アーム部材48は、支持体42の一端部側にY軸方向に沿って設けられた大押さえ支軸としての支軸42aにより揺動可能に支持されている。そして、各アーム部材48の先端部側で大押さえ42を保持すると共に後端部側が一対のエアシリンダ43、43により個別に昇降動作され、その結果、各アーム部材は個別に揺動して大押さえ41A,41Bが個別に上昇位置と下降位置とに昇降移動を行うようになっている。ここで、支軸42aは、スタッカ装置200に向けて延びるように形成されている。これは、一方の大押さえ41Aをスタッカ装置200側に移動させるためである。すなわち、支軸42aは、一方の大押さえ41Aを布排出方向Dに移動自在に支持すると共に、エアシリンダ43による各大押さえ41A、41Bの昇降動作の支点となる。
支持台42には、ピストンロッド152がスタッカ装置200に向けて進退するエアシリンダ150が固定されている。すなわち、ピストンロッド152は、Y方向(布排出方向D)に沿って進退するように構成されている。エアシリンダ150は、支持台42にねじ等により固定されたシリンダ151と、このシリンダ151の内部からスタッカ装置200に向けて進退するピストンロッド152とを備えている。エアシリンダ150は、その電磁弁155が制御装置60に接続されている。
ピストンロッド152の先端は、一方の大押さえ41Aに設けられたアーム部材48に連結、固定されている。そのため、ピストンロッド152が進退動作すると、アーム部材48に支持されている一方の大押さえ41Aもアーム部材48と共に支軸42aに沿って布排出方向Dに移動する。
これにより、一方の大押さえ41Aにより布を押さえつけたままピストンロッド152を駆動させることにより、一方の大押さえ41Aは布をY方向(布排出方向D)にスライド移動させることができる。
間隔調節機構49は、各アーム部材48と支軸42aと間に設けられている。各間隔調節機構49は、支軸42aに沿って移動するアーム部材48を締結して任意の位置に固定することができる。これにより、各アーム部材48を介して各大押さえ41A,41BはY軸方向における任意の位置に調節することができ、各大押さえ41A,41Bの相互間距離も調節することができる。
各敷き板47は、それぞれ大押さえ41A,41Bの下側において、テーブル11の上面に載置された状態で支持体42に固定装備され、大押さえ41A,41Bと共に布送り方向Eに沿って移動を行う。各敷き板47は、X軸方向に沿って延設されると共にY軸方向についておおよそ大押さえ41A,41Bと同一幅に設定されている。また、各敷き板47は、縫製時には針板15を覆うことがないように二本針13を挟んで配置されている。
各敷き板47は常にテーブル11の上面高さ位置し、これに対して各大押さえ41A,41Bが下降することで身生地を挟持状態を保持を行うこととなる。つまり、各敷き板47は、身生地の下側にあって、当該身生地の搬送時に直接テーブル11の上面に摺動されないように保護するためのものである。
エアシリンダ43は、電磁弁44により、各アーム部材48を介して各大押さえ41A,41Bを上位置と下位置とに切替可能であり、上位置の時には各大押さえ41A,41Bを敷き板47の上面から離間させ、下位置の時には各大押さえ41A,41Bを敷き板47の上面高さまで下降させる。かかるエアシリンダ43の電磁弁44は、動作制御手段60により動作制御が行われる。
ボールネジ機構46は、支持体42をテーブル11上においてX軸方向に沿って移動可能に支持しており、押さえモータ45の駆動により、二つの大押さえ41A,41BをX軸方向について任意に位置決めすることを可能としている。
(フラップ保持機構)
フラップ保持機構55は、図4に示すように、何れか一方の大押さえ41の上面でフラップ布が保持されるように各大押さえ41A,41Bに対応してそれぞれの上面に個別に設けられている。各フラップ保持機構55は、大押さえ41A,41Bの上面に接離可能となるようにアーム部材48に回動支持されたフラップ押さえ部材56と、フラップ押さえ部材56に回動力を付与するエアシリンダ57によりフラップ布の保持と解除とを行う。
かかるフラップ保持機構55は、フラップ布の縫着端部をX軸方向に沿わせた状態で保持するためのものであって、当該フラップ布の縫着端部が各大押さえ41A,41Bの移動時に一方の縫い針13の針落ち位置を通過するようにフラップ布の保持を行う。そして、フラップ布は、当該フラップ布の長手方向全長に渡って大押さえ41A,41Bの反射面41c(大押さえ41Aについては反射面41dも)を上から覆う状態で、フラップ保持機構55に保持されるようになっている。
なお、フラップ保持機構55は、各大押さえ41A,41Bごとに個別に設けられているが、フラップ布の縫着作業時には何れか一方のみが選択されて使用される。
(コーナーメス機構)
コーナーメス機構90は、テーブル11の下方であって布送り機構40による大押さえ41A,41Bの通過経路における動メス14よりも布送り方向下流側(図2における左方)に配置されており、布送り機構40によりコーナーメス91の作業位置に搬送された身生地を下方からコーナーメス91を突き通すことで直線状の切れ目の両端となる位置に略V字状の切れ目を形成する。
即ち、コーナーメス機構90は、コーナーメス91を上下動させるエアシリンダ92と、エアシリンダ92の駆動を行う電磁弁93と、コーナーメス91をX軸方向に沿って移動位置決めする駆動モータ94とを備えている。
上記コーナーメス91は、上方から見たその断面形状がV字状に形成され、下方から各布地を突き通すことでV字状の切れ目を形成する。
すなわち、縫い目と直線状の切れ目が形成された身生地及び玉布が、布送り機構40により、布送り方向Eにおける動メス14よりも下流側の所定位置まで搬送されると、コーナーメス91を切れ目の一端側の下方位置に位置決めして上昇させ、次いで、切れ目の他端側の下方位置にコーナーメス91を位置決めして上昇させ、二つのV字状の切れ目を形成する。
(制御装置)
図5は玉縁縫いミシン10の制御系を示すブロック図である。図5に示すように、制御装置60には、各種の制御の状態情報を表示する表示パネル64と、縫製に関する各種の設定を入力する設定スイッチ65と、縫製の開始を入力する起動スイッチ66と、操作ペダル68とが図示しない入出力回路を介して接続されている。
起動スイッチ66は、縫製の開始を入力するための手段であり、当該起動スイッチ66の入力が行われると、操作ペダル68による入力が可能となる。
操作ペダル68は、上述の起動スイッチ66の入力後、踏み込みが行われることで、縫製の開始の実行に移行させる。つまり、前述の起動スイッチ66と操作ペダル68の二段階の操作を経て縫製を実行させることが可能となっている。操作ペダル68はその踏み込み操作により、バインダー22の上下動や布送り機構40による搬送を指示可能である。
また、制御装置60には、その制御の対象となるミシンモータ16,押さえモータ45,メスモータ17、コーナーメス91の駆動モータ94がそれぞれドライバー16a,45a,17a,94aを介して接続されている。
また、制御装置60には、バインダー22の上下動を行うエアシリンダ、大押さえ41A,41Bの昇降を行うエアシリンダ43、押さえ板50を作動させるエアシリンダ51、フラップ布の保持を行うエアシリンダ57、コーナーメス91の昇降を行うエアシリンダ92及び動メス14の待機状態と使用可能状態と切り替えるエアシリンダの作動を制御する電磁弁18,44,52,58,93,12がドライバー18a,44a,52a,93a,12aを介して接続されている。
さらに、制御装置60には、布送り機構40の支持台42の布送り方向下流側端部に設けられた被検出部(図示せず)を検出する大押さえ41A,41Bの原点センサ19がインターフェース19aを介して接続されている。かかる原点センサ19は大押さえ41A,41Bを布送り方向下流側の終点又は終点近くまで搬送すると被検出部の検出を行うように配置されており、制御装置60は、かかる検出位置を原点として、そこから押さえモータ45の回転角度をカウントすることで大押さえ41A,41Bの搬送移動量を求めている。
制御装置60は、各種の制御を行うCPU61と、後述する制御プログラム62aが記憶されているROM62と、CPU61の処理に関する各種データをワークエリアに格納するRAM63と、縫製を行うための各種設定データ等を書き換え可能に記憶するEEPROM69とを備えている。
ROM62には、CPU61によって実行されることにより、メス機構による切れ目の形成後、昇降機構を動作させて他方の大押さえ41Bを上昇させ、次に、エアシリンダ150のピストンロッド152を駆動させて一方の大押さえ41Aをスタッカ装置200に向けて移動させ、次に、エアシリンダ43を動作させて一方の大押さえ41Aを上昇させ、次に、スタッカ装置200を動作させる機能を実現させる制御プログラム62aが記憶されている。すなわち、CPU61が制御プログラム62aを実行することにより、制御装置60は、制御手段として機能する。
EEPROM69には、布の縫製に関する縫製データとして、エアシリンダ150を駆動させるタイミングや、どの布を縫製する場合にエアシリンダ150を駆動させるか等の情報が記憶されている。ここで、一方の大押さえ41Aにより布をスタッカ装置200に送るか否かは、設定スイッチ65から入力して設定することもできる。
(玉縁縫いミシンの動作)
次に、玉縁縫いミシン10の動作について図4、図6〜図9を用いて説明する。
まずオペレータによって起動スイッチ66がオンにされ、玉縁縫いミシン10が起動する。次に、オペレータによって大押さえ41A,41Bに身生地と玉布がセットされる(ステップS1)。ステップS1において、必要に応じてフラップ布もあわせてセットされる。その後、操作ペダル68が操作されることでバインダー22が下降して、玉布の中央部を下方へ押し付けると共に、押さえ板50,50が玉布の両側部をバインダー22側へ折り込む。その後、布送り機構40が身生地、玉布の搬送を開始する(ステップS2)。さらに、制御装置60は、二本針13、13、釜機構、メス機構の動メス14を動作させて縫製を行うとともに、布に直線状の切れ目を形成する(ステップS2)。
縫い目の形成が終了すると、制御装置60は、コーナーメス機構90を動作させて布にV字状の切れ目を形成する(ステップS3)。
玉縁縫いは、コーナーメス機構90によるV字状の切れ目の形成により終了する。その後、CPU61は、制御プログラム62aを実行することにより、図7に示すように、エアシリンダ43を動作させて他方(右側)の大押さえ41Bを上昇させる(ステップS4)。
引き続き、CPU61は、制御プログラム62aを実行することにより、図8及び図9に示すように、エアシリンダ150のピストンロッド152を駆動させて一方(左側)の大押さえ41Aを布排出方向D、すなわち、スタッカ装置200に向けて移動させる(ステップS5)。これにより、一方の大押さえ41Aに押圧保持された布の一端側は、スタッカ装置200に向けてスライド移動する。
引き続き、CPU61は、制御プログラム62aを実行することにより、エアシリンダ43を動作させて一方(左側)の大押さえ41Aを上昇させる(ステップS6)。これにより、大押さえ41A,41Bによる布の押圧保持が解除される。
引き続き、CPU61は、制御プログラム62aを実行することにより、スタッカ装置200を駆動させる(ステップS7)。スタッカ装置200の動作により、布の一端側が挟持され所定の位置に搬送され、載置される。
次いで、CPU61は、エアシリンダ150のピストンロッド152を駆動させて一方(左側)の大押さえ41Aをスライド移動前の元の位置に向けて移動させる(ステップS8)。
次いで、CPU61は、布送り機構40を動作させることにより、布送り前の初期位置まで大押さえ41A,41Bを移動させ(ステップS9)、これをもって本処理を終了する。
<作用効果>
このように、本実施形態の玉縁縫いミシン1によれば、制御装置60は、センターメス機構90による切れ目の形成後、エアシリンダ43を動作させて他方の大押さえ41Bを上昇させる。次に、制御装置60は、エアシリンダ150を動作させて一方の大押さえ41Aをスタッカ装置200に向けて移動させる。次に、制御装置60は、エアシリンダ43を動作させて一方の大押さえ41Aを上昇させ、次に、スタッカ装置200を動作させる。
このように、支軸42aとエアシリンダ150を設けることにより、一方の大押さえ41Aで布の一端側をスタッカ装置200側に移動させることができる。
よって、従来のように、ローラスタッカ装置220や把持スタッカ装置230を別途設ける必要がなく、搬送に用いた大押さえ41Aをそのまま用いて搬送することができるので、スタッカ装置200により短時間で布を確実に引き出して布端を綺麗に揃えて積み重ねることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の本質的部分を変更しない範囲において自由に設計変更が可能である。
玉縁縫いミシンの概略構成を示す斜視図。 玉縁縫いミシンの概略構成を示す正面図。 針上下動機構の斜視図。 布送り機構の斜視図。 玉縁縫いミシンの制御系を示すブロック図。 玉縁縫いミシンの動作を示すフローチャート。 他方の大押さえを上昇させた状態における布送り機構の斜視図。 図7の状態から一方の大押さえをスタッカ装置側にスライド移動させた状態における布送り機構の斜視図。 図7の状態から一方の大押さえをスタッカ装置側にスライド移動させた状態における布送り機構の斜視図。 従来技術におけるスタッカ装置の動作を説明する図。 従来技術におけるスタッカ装置の問題点を説明する図。 従来技術におけるローラスタッカ装置の動作を説明する図。 従来技術における把持スタッカ装置の動作を説明する図。
符号の説明
1 玉縁縫いミシン
14 メス
16 ミシンモータ
17 メスモータ
20 バインダー
40 布送り機構
41A 大押さえ
41B 大押さえ
42a 支軸(大押さえ支軸)
43 エアシリンダ(昇降機構)
60 制御装置(制御手段)
70 針上下動機構
72 針棒
90 コーナーメス機構
91 コーナーメス
92 エアシリンダ
150 エアシリンダ(スライド機構)
200 スタッカ装置

Claims (1)

  1. 二本の縫い針をそれぞれ保持し、ミシンモータにより上下動する一対の針棒と、
    各針棒を上下動させる針上下動機構と、
    身生地の上で玉布を保持するバインダーと、
    前記バインダーを挟んで両側に下降してテーブル上に載置した前記身生地を押圧保持し、前記玉布を前記バインダーの上面側に折り込んで押圧保持する一対の大押さえと、
    各大押さえを下降させて前記身生地及び玉布を押圧する下降位置と、上昇させることにより身生地及び玉布の解放を行う上昇位置とに昇降可能な昇降機構と、
    前記一対の大押さえを布送り方向に移動させて身生地及び玉布を搬送する布送り機構と、
    前記二本の縫い針の針落ち位置よりも布送り方向下流側に配置されるコーナーメスと、このコーナーメスを昇降させるエアシリンダとを有し、前記コーナーメスの昇降により前記身生地に切れ目を形成するコーナーメス機構と、
    前記針上下動機構及び前記布送り機構を動作させて身生地と玉布を縫い合わせ、その後、前記コーナーメス機構を動作させる制御手段と、
    身生地及び玉布の搬送後における一方の大押さえに対して前記布送り方向に直交する布排出方向に並んで配置され、各機構の動作により縫製が終了した布の一端側を挟持して所定位置に載置するスタッカ装置と、を備える玉縁縫いミシンにおいて、
    前記一方の大押さえを前記布排出方向に移動自在に支持すると共に、前記昇降機構による各大押さえの昇降動作の支点となる大押さえ支軸と、
    前記一方の大押さえに連結され、駆動により前記一方の大押さえを前記大押さえ支軸に沿って移動させるスライド機構と、を備え、
    前記制御手段は、前記コーナーメス機構による切れ目の形成後、前記昇降機構を動作させて他方の大押さえを上昇させ、次に、前記スライド機構を動作させて前記一方の大押さえを前記スタッカ装置に向けて移動させ、次に、前記昇降機構を動作させて一方の大押さえを上昇させ、次に、前記スタッカ装置を動作させることを特徴とする玉縁縫いミシン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP7451878B2 (ja) 2019-05-10 2024-03-19 ブラザー工業株式会社 縫製システム

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