JP4916733B2 - 車椅子固定用ベルト装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車椅子固定用ベルト装置に関するものである。
福祉車両には、後部座席の一部あるいは全部に、車椅子の利用者が車椅子に座ったままの状態で車椅子ごと搭乗可能なスペース(以下、車椅子スペースという)を確保したものがある。
この種の福祉車両では、車椅子スペースに導入した車椅子が走行中などに動かないように固定する必要があり、この固定手段としてベルト装置が使用されている。
この車椅子固定用のベルト装置には、ベルトが収納されたベルト収納ボックスが車椅子スペースにおける車両フロアに固定されていて、ベルト収納ボックスからベルトを引き出し、ベルトの先端に取り付けられたフックを車椅子のフレーム(例えば前脚部)に引っ掛けた後、余ったベルトをベルト収納ボックスに引き込んでベルトを緊張させた状態にし、この緊張状態が緩まないように(すなわち、ベルトがベルト収納ボックスから引き出されないように)ロック機構でロックするように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照)。このロック機構のロック動作、アンロック動作はアクチュエータを用いて電気的に作動させる場合が多い。
特開2005−27782号公報
ところで、従来の前記ベルト装置には、車両の車椅子スペースに導入した車椅子を前記ベルト装置で固定していた時に、例えばベルト装置のアクチュエータが故障したり断線等の電気的トラブルによってベルト装置のロック機構が解除できなくなった場合に、車椅子を車両から降ろすときには次のように対応している。
原始的な方法であるがベルトを切断する。しかしながら、ベルトを切断してしまうと、その後に再使用することが不可能になってしまう。
ベルトを切断しない方法として、次のように構成したものもある。予めベルト収納ボックスと車椅子との間にハンガーを配置し、このハンガーを車両フロアに固定しておき、ベルトをこのハンガーに通すことによって、ベルトがベルト収納ボックスと車椅子との間で一直線にならず遠回りする経路を取るように設定しておく。前記非常時には、前記ハンガーを車両フロアから取り外してベルトに緩みを生じさせ、前記フックを車椅子から取り外す。
しかしながら、この構成では、前記ハンガーを車両フロアから取り外すのに手間がかかり、再使用に際し再度ハンガーを車両フロアに固定するにも手間がかかる。
そこで、この発明は、非常時にも簡単にロック解除可能な車椅子固定用ベルト装置を提供するものである。
この発明に係る車椅子固定用ベルト装置では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、車椅子(例えば、後述する実施例における車椅子200)に係止されるフック(例えば、後述する実施例におけるフック11)を有するベルト(例えば、後述する実施例におけるベルト10)を巻回したベルトリール(例えば、後述する実施例におけるベルトリール22)と、前記ベルトリール側の部材(例えば、後述する実施例におけるロックギヤ50)に係合させてロックすることにより前記ベルトリールのベルト引き出し方向への回転を阻止するロック片(例えば、後述する実施例におけるロックレバー61)と、該ロック片をロック方向に常時付勢する付勢手段(例えば、後述する実施例におけるスプリング68)と、を有するロック手段と、通電することにより前記ロック片を前記付勢手段の付勢力に抗してアンロック方向へ移動させる電磁アクチュエータ(例えば、後述する実施例におけるソレノイド62)と、を備えた車内の車椅子スペース(例えば、後述する実施例における車椅子スペース2)に車椅子を固定する車椅子固定用ベルト装置(例えば、後述する実施例における車椅子固定用ベルト装置5)であって、前記ロック片が前記ベルトリール側の前記部材に係合したロック状態のときに、前記ロック片を手動で前記アンロック方向に移動させることが可能な解除手段(例えば、後述する実施例における解除ノブ66、解除ピン86)を前記電磁アクチュエータとは別に備えることを特徴とする車椅子固定用ベルト装置である。
このように構成することにより、アクチュエータの電源故障や断線などにより電磁アクチュエータを作動することができない非常時にも、解除手段によりロック手段のロック状態を簡単に、迅速に、適切に解除することができる。
また、ロック片が付勢手段によって常時ロック方向に付勢されるので、常にロック状態を保持することができ、通常の使用時においてベルトが不用意に引き出されるのを防止することができる。また、電磁アクチュエータはロック手段をアンロックする時だけ作動させればよいので、ロック手段のロック状態を保持するのに電磁アクチュエータを作動する必要がない。
また、解除手段を動作させるための電源が不要であるので、電気的な不具合(電源の故障、断線等)の影響を受けず、非常時の信頼性が向上する。
請求項に係る発明は、請求項に記載の発明において、前記解除手段の手動動作終了後に前記付勢手段により前記ロック手段がロック状態に復帰することを特徴とする。
このように構成することにより、ロック解除後に再びロック状態にすることができるので、不用意なベルトの引き出しを防止することができ、また、ベルトの引き出し量を調整して、少しずつ引き出すことができる。
請求項1に係る発明によれば、電磁アクチュエータの電源故障や断線などにより電磁アクチュエータを作動することができない非常時にも、解除手段によりロック手段のロック状態を簡単に、迅速に、適切に解除することができる。
また、ロック片が付勢手段によって常時ロック方向に付勢されているので、通常の使用時においてベルトが不用意に引き出されるのを防止することができる。また、ロック手段のロック状態を保持するのに電磁アクチュエータを作動する必要がないので、省エネルギーを図ることができる。
さらに、電気的な不具合(電源の故障、断線等)の影響を受けずに解除手段を動作することができ、非常時の信頼性が向上する。
請求項に係る発明によれば、ロック解除後に再びロック状態にすることができるので、不用意なベルトの引き出しを防止することができ、また、ベルトの引き出し量を調整して、少しずつ引き出すことができ、使い勝手が向上する。
[実施例1]
初めに、この発明に係る車椅子固定用ベルト装置(以下、ベルト装置と略す)の実施例1を図1から図9の図面を参照して説明する。
図1は、福祉車両(以下、車両と略す)1に、車椅子200に着座した利用者Pを乗車させた状態を示している。この車両1においては、通常は荷室あるいは後部座席部分となる車内スペースを車椅子スペース2として確保しており、利用者Pを車椅子200に着座させたまま、図示しないテールゲートを開いたときに形成される開口から、その車椅子200を車椅子スペース2に導入できるようになっていて、その際に利用者を車両前方に向かわせて導入できるようになっている。つまり、車椅子スペース2に搭乗した状態では、車椅子200の前輪201が車体前方側に、後輪202が車体後方側に位置する。なお、図示を省略するが、路面から車椅子スペース2への車椅子200の導入は、電動リフトにより持ち上げたり、あるいはスロープ上を移動させるなど適宜の方法で行う。
そして、車椅子200の前輪201は、車椅子スペース2におけるフロア3に設けられた図示しない車止めに突き当てられて前進を阻まれる。この位置が乗車時における車椅子200の定位置となり、乗車中、この定位置から車椅子200が動かないように、車椅子200の左右の前輪201を支持する左右の前脚フレーム203に、この発明の要旨であるベルト装置5のフック11が係止される。
図1に示すように、ベルト装置5は、前記定位置に配置された車椅子200の左右の前輪201の斜め前方に、それぞれ1つずつフロア3に設置されている。
図2に示すように、ベルト装置5は金属製のブラケット90に固定されており、このブラケット90が車両1のフロア3に固定されることで、ベルト装置5はブラケット90を介してフロア3に固定されている。
ブラケット90は、上壁91と、左右の側壁92,93と、車体前方側に配置される前壁94とからなり、側壁92,93と前壁94との間には開口が形成され、車体後方側はベルト装置20のベルト10が出入りするために開いている。そして、側壁92,93の下端と前壁94の下端は外方へ屈曲形成され、この屈曲部がボルト・ナット95によってフロア3に固定されている。
ブラケット90の上壁91にはウェルドボルト96と位置決めピン97が下方に突出した形態に固定されており、位置決めピン97をベルト装置20のベースフレーム20の位置決め孔34に挿入し、ワッシャ100を装着しながらウェルドボルト96をベースフレーム2の固定用孔35に挿通し、ナット101を螺合することにより、ベルト装置5はブラケット90に固定される。
また、ブラケット90はその全体を、樹脂等によって形成された化粧カバー110によって覆われている。化粧カバー110の形状はブラケット90と似ているが、ベルト装置5のベルトが出入りするために車体後方側が開いている以外に開口を有しない点がブラケット90の形態と相違する。化粧カバー110はその周縁下端に外側へ張り出すフランジ部111を有しており、このフランジ部111が面ファスナー(図示略)を介してフロアカーペット(図示略)に着脱可能に取り付けられている。なお、図1において車体前方に向かって右側に配置されたベルト装置5は化粧カバー110を取り外した状態で示されており、同左側のベルト装置5は化粧カバー110を取り付けた状態で示されている。
次に、図3から図9を参照してベルト装置5を説明する。
図3はブラケット90に固定されたベルト装置5の側面図、図4は図3におけるA−A断面図、図5はベルト装置5の組み立て斜視図、図6は一部を分解して示す斜視図、図7は総てを分解して示す全分解斜視図である。
ベルト装置5は、ベルト10を巻回させたベルトリール22等が収容されるベースフレーム20と、ベルト10を巻き込み方向に付勢するスプリング41等が収容されるスプリングカバー40と、ロックギヤ50等が収容されるリテーナ80と、を備えており、スプリングカバー40はベースフレーム20の一側側に、リテーナ80は他側側に固定されている。
ベースフレーム20は、上壁23と一対の側壁24A,24Bとが断面略コ字形に連結され、さらに上壁23と対向する側において連結バー25によって側壁24A,24Bが連結されて構成されている。上壁23には前述した位置決め孔34と固定用孔35が設けられている。側壁24A,24Bには、内周面に多数の内歯26aが等間隔に形成された円形のロック孔26が互いに対向して同心状に設けられている。
ベルトリール22は、略円筒状のベルト巻き取り部27と、ベルト巻き取り部27の軸方向両端に設けられたフランジ部28A,28Bと、フランジ部28A,28Bの中央から軸方向外側へ突出するシャフト部29A,29B、とから構成されており、シャフト部29A,29Bから偏心した位置には、フランジ部28A,28Bを貫通するピン挿通孔22aと、ベルト巻き取り部27を貫通するピン挿通溝22bが同心上に設けられている。
ベルト巻き取り部27およびフランジ部28A,28Bはベースフレーム20の両側壁24A,24B間に収容され、両シャフト部29A,29Bはベースフレーム20の両ロック孔26から外側に突出している。ベルト巻き取り部27にはベルト10がその終端を固定された状態で巻回されている。なお、図7ではベルト10を省略している。
フランジ部28A,28Bにはその外側に、ピン31を介してパウル30A,30Bが揺動可能に取り付けられている。パウル30A,30Bは、その一端側にピン30が嵌合する孔30aを有し、この孔30aから離間した部位に、ベースフレーム20のロック孔26の内歯26aに係止可能な角張った爪部30bを有している。また、リテーナ80に近い側に配置されるパウル30Aには、孔30aおよび爪部30bから離間する部位に、リテーナ80に接近する方向へ突出するスライダピン30cが突設されている。
ピン31は、ベルトリール22のピン挿通孔22aおよびピン挿通溝22bを回動可能に挿通し、フランジ部28Aから突き出た部分にパウル30Aの孔30aを嵌合させ、フランジ部28Bから突き出た部分にパウル30Bの孔30aを嵌合させており、ピン31の先端に螺合するネジ32によってパウル30Bはピン31から離脱しないように固定されている。すなわち、ピン31とパウル30A,30Bは相対回転不能に連結されており、これらは一体となってピン挿通孔22aの中心を回転中心としてベルトリール22に対し回動可能である。
そして、パウル30A,30Bはそれらの爪部30bをベースフレーム20のロック孔26に対向させて配置される。
ベースフレーム20の側壁24Bを貫通したベルトリール22のシャフト部29Bは、ブッシュシャフト42に相対回転不能に連結されている。ブッシュシャフト42は円筒状のスプリングケース43の中央の孔43aに挿通され、その先端がスプリングカバー40の中央に回転可能に軸支されている。スプリングケース43の内側には、ベルトリール22をベルト巻き取り方向X(図7参照)に回転付勢するためのゼンマイ状のスプリング41が収容されており、このスプリング41の始端41aがブッシュシャフト42の外周に固定され、他端41bがスプリングカバー43の内周部に固定されている。スプリングケース43はスプリングカバー40に相対回転不能に取り付けられ、スプリングカバー40は、図示しない固定部材によってベースフレーム20の側壁24Bに固定されている。このように構成した結果、ベルトリール22は、ブッシュシャフト42を介してベルト巻き取り方向Xに回転付勢される。
一方、ベースフレーム20の側壁24Aを貫通したベルトリール22のシャフト部29Aは、側壁24Aの外側に配置されたロックギヤ50の中央に相対回転可能に連結されている。
ロックギヤ50は、外周面に多数の外歯51aが等間隔に形成されたリング状のギヤ部51と、ギヤ部51の一端側を閉塞する円板部52と、円板部52の中央からリテーナ80に接近する方向へ突出するシャフト部53とを備え、シャフト部53の内側に形成された穴部(図示略)にベルトリール22のシャフト部29Aの先端が回転可能に挿入されている。
ロックギヤ50の円板部52には、ピン31を摺動可能に挿通させるピン挿通孔54と、パウル30Aのスライダピン30cを摺動可能に挿通させるピン挿通孔55が設けられている。ピン31を挿通させるピン挿通孔54は、シャフト部53を中心とする円弧状に形成されており、スライダピン30cを挿通させるピン挿通孔55はスライダピン30cを周方向および径方向に所定寸法移動可能にする所定形状に形成されている。ピン31はリテーナ80側からピン挿通孔54に挿入されており、ピン31のヘッド部31aがロックギヤ50の円板部52の外面に係止し抜け止めをしている。一方、パウル30Aのスライダピン30cはベルトリール22側からピン挿通孔55に挿入されている。そして、ベルトリール22とロックギヤ50との間には、ベルトリール22に対してロックギヤ50をベルト引き出し方向Y(図7参照)へ付勢するためのスプリング33が介装されている。
この構成により、ベルトリール22とロックギヤ50は、ピン31が円弧状のピン挿通孔54内を移動可能な範囲で相対回転可能であり、且つ、ベルトリール22とロックギヤ50との相対回転に応じて(換言すると、ピン挿通孔54内でのピン31の移動に応じて)スライダピン30cがピン挿通孔55内を移動する。
そして、ロックギヤ50がスプリング33のバネ力によってベルトリール22に対してベルト引き出し方向Yへ付勢されているので、ベルトリール22およびロックギヤ50に外力を加えていない状態においては、ピン31はピン挿通孔54の一端側(図7においてベルト引き出し方向Yに沿って後方側)に突き当たり、スライダピン30cはピン挿通孔55においてロックギヤ50の中心に近い側の端部に位置する。このとき、パウル30Aの爪部30bはロックギヤ50の径方向内側に引き込まれ、ベースフレーム20のロック孔26の内歯26aから離間して位置するので、爪部30bが内歯26aに係止することはない。
一方、ベルトリール22をロックギヤ50に対してベルト引き出し方向Yへ相対回転させたときには、ピン31がピン挿通孔54の前記一端側から他端側(図7においてベルト引き出し方向Yに沿って前方側)へ移動し、これに伴ってスライダピン30cがピン挿通孔55をロックギヤ50の中心から遠い側の端部に向かって移動する。その結果、パウル30Aの爪部30bはロックギヤ50の径方向外側へと移動し、ベースフレーム20のロック孔26の内歯26aと係合可能になって、内歯26aのいずれかの部位に係止する。
なお、前述したように、パウル30Bはピン31を介してパウル30Aと一体であるので、パウル30Aの爪部30bがベースフレーム20の内歯26aに係止していないときには、パウル30Bの爪部30bもベースフレーム20の内歯26aに係止せず、パウル30Aの爪部30bがベースフレーム20の内歯26aに係止したときには、パウル30Bの爪部30bもベースフレーム20の内歯26aに係止する。
また、ロックギヤ50には、円板部52におけるリテーナ80側であってギヤ部51とシャフト部53との間に、フライホイール56が取り付けられている。フライホイール56は、ロックギヤ50に対して相対回転不能に、且つ、ロックギヤ50の径方向へ移動可能に取り付けられるとともに、スプリング57によって径方向内側に付勢されている。フライホイール56はロックギヤ50と共に回転し、所定の回転速度以上で回転すると遠心力によりスプリング57の付勢力に抗して径方向外側へ移動し、フライホイール56の一端に形成された係止爪56aがリテーナ80の内面に形成された突起(図示略)に係合して、ロックギヤ50の回転を阻止する。
ロックギヤ50およびフライホイール56はリテーナ80のロックギヤカバー部81の内側に収納される。なお、フライホイール56の係止爪56aが係止可能な前記突起はロックギヤカバー部81の内側に設けられている。
ロックギヤ50のシャフト部53は、ロックギヤカバー部81の中央に形成された軸受部82に回転可能に挿入されて支持されている。
また、ベースフレーム20の側壁24Aには、ロック孔26と干渉しない位置に、ホルダ60が固定されており、このホルダ60にロックレバー(ロック片、手動解除レバー、解除手段)61とソレノイド(アクチュエータ)62が取り付けられている。詳述すると、ホルダ60にはロック孔26に近い部位にピン63が設けられ、ロックレバー61の略中央には貫通孔64が設けられており、ピン63をロックレバー61の貫通孔64に挿入することにより、ロックレバー61はホルダ60に対して回転可能に取り付けられている。ロックレバー61の一端にはロック爪69が設けられ、他端にはソレノイド係合部65と解除ノブ66が設けられている。ロック爪69はロックギヤ50の外歯51aに対向配置されていて、外歯51aに対して係合離脱可能にされている。ソレノイド62はホルダ60に固定されており、ソレノイド62のロッド67の先端がロックレバー61のソレノイド係合部65に連結されている。また、ロッド67にはスプリング(付勢手段)68が外嵌しており、スプリング68はロックレバー61のソレノイド係合部65をソレノイド62から離間する方向へ付勢している。図中、符号62aはソレノイド62に電気を供給するケーブルであり、ソレノイド62のON/OFFは、図1に示す車両1の車椅子スペース2に設けられた操作盤6を操作して行う。
ソレノイド62は、通電(ON)すると磁力によってロッド67を引き戻すように構成されており、図9(B)に示すように、ソレノイド62の通電時には、ロッド67がスプリング68の付勢力に抗して短縮し、これによりロックレバー61はロック爪69をロックギヤ50の外歯51aから離間させる方向(以下、アンロック方向という)へ回転せしめられる。この状態では、ロック爪69がロックギヤ50の外歯51aから離間し、この両者は係合することがないので、ロックギヤ50はベルト巻き取り方向Xとベルト引き出し方向Yのいずれの方向にも回転可能である。
一方、図9(A)に示すように、ソレノイド62の非通電(OFF)時にはロッド67を引き戻す磁力が消滅し、スプリング68のバネ力によってロッド67が伸張し、これにより、ロックレバー61はロック爪69をロックギヤ50の外歯51aに係止させる方向(以下、ロック方向という)へ回転せしめられる。この状態では、ロック爪69がロックギヤ50の外歯51aに押圧され係合可能となり、ロックギヤ50はベルト巻き取り方向Xには回転可能であるが、ベルト引き出し方向Yへの回転は阻止される。
なお、図9はロックレバー61の作動を説明するための図であるので、ピン31、フライホイール56等の図示を省略している。
この実施例において、ロックギヤ50とロックレバー61とソレノイド62とスプリング68は、ロック手段を構成する。
ホルダ60とロックレバー61とソレノイド62とスプリング68は、リテーナ80のロックレバーカバー部83の内側に収納され、リテーナ80は図示しない固定部材によりベースフレーム20の側壁24Aに固定されている。
ロックレバー61の解除ノブ66はリテーナ80に設けられた長孔84に挿通されて、その先部をリテーナ80から突出させている。
解除ノブ66は、ソレノイド62の電源故障や断線等でソレノイド62をON動作することができない非常時に、手動でロックレバー61をアンロック方向に回動するためのものであり、リテーナ80の長孔84は、ロックレバー61をロック位置からアンロック位置に回動する際の解除ノブ66の動きを許容する形状および大きさに形成されている(図8参照)。また、この解除ノブ66の操作を可能にするために、図3、図4に示すように、ブラケット90の一方の側壁92には、解除ノブ66に対応する位置に窓92aが開口している。
ベースフレーム20の上壁23の一端には、ベルト引き出しブラケット70がリベット71を介して固定されている。また、リベット71の上にはクッション75が取り付けられている。ブラケット70には細長い開口72が設けられており、この開口72にベルトガイド73が装着されている。ベルトリール22に巻回されたベルト10は、このベルトガイド73の引出口74から引き出される。そして、ベルト10の先端にフック11が取り付けられている。
次に、このベルト装置5の作用を説明する。
ベルト装置5のフック11を車椅子200の前脚フレーム203に引っ掛けるためにベルト10を引き出す場合には、操作盤6の操作によりソレノイド62をONにして励磁する。ソレノイド62をONにして励磁すると、図9(B)に示すようにロックレバー61がアンロック方向に回転せしめられ、ロック爪69がロックギヤ50の外歯51aから離間する。これによりロックギヤ50はベルト巻き取り方向Xおよびベルト引き出し方向Yのいずれにも回転可能になり、ベルト装置5からベルト10を引き出すことができる。なお、ベルト10を引き出している間、ロックギヤ50には外力が加わっていないので、ベルトリール22とロックギヤ50はスプリング33の付勢力に基づく相対位置関係を保持し、これによりパウル30A,30Bの爪部30bは径方向内側に引っ込んだ状態となり、ベースフレーム20のロック孔26の内歯26aから離間して位置する。したがって、ベルト10を引き出している間は、パウル30A,30Bの爪部30bがロック孔26の内歯26aに係合することがなく、ベルトリール22は回転自在である。
そして、ソレノイド62のON状態を維持して、フック11を車椅子200の前脚フレーム203に引っ掛けた後、ベルト10から手を離すと、ベルトリール22はスプリング41によってベルト巻き取り方向Xに回転付勢されているため、ベルト10は自動的に巻き取られる。この間も、ロックギヤ50には外力が加わっていないので、ベルトリール22とロックギヤ50はスプリング33の付勢力に基づく相対位置関係を保持しており、これによりパウル30A,30Bの爪部30bは径方向内側に引っ込んだ状態であるので、パウル30A,30Bの爪部30bがロック孔26の内歯26aに係合することはなく、ベルトリール22は回転自在である。
そして、ベルト10が弛みなく巻き取られたところで、ソレノイド62をOFFにして非励磁にする。ソレノイド62をOFFにして非励磁すると、図9(A)に示すようにロックレバー61がロック方向に回転せしめられ、ロック爪69がロックギヤ50の外歯51aに当接し押圧する。この状態で、ベルト10をベルト引き出し方向Yへ若干引っ張ると、ロック爪69がロックギヤ50の外歯51aに引っ掛かり、ロックギヤ50の回転が阻止される。つまり、ロック爪69を介してロックギヤ50に外力が加えられ、ロックギヤ50は回転停止する。引き続き、ベルト10をベルト引き出し方向Yへ若干引っ張ると、ベルトリール22はピン31がロックギヤ50のピン挿通孔54内を移動可能な範囲で未だ回転可能であるので、ロックギヤ50の回転が阻止された後もベルトリール22はベルト引き出し方向Yへ若干回転する。その結果、パウル30Aのスライダピン30cがロックギヤ50のピン挿通孔55内を径方向外側の端部に向かって移動していき、パウル30A,30Bの爪部30bが径方向外側へ変位して、爪部30bがロック孔26の内歯26aに係合する。これによりベルトリール22も回転を阻止されて、ベルト10は引き出すことができなくなり、車椅子200を確実に移動不能に支持することができる。
なお、スロープを用いて車椅子200の昇降を行う車両に用いる場合においては、次のように用いることができる。
車両にスロープを架け渡した状態において、ソレノイド62をONにして励磁し、ベルト装置5からベルト10を引き出し、フック11を車椅子200に係止する。
次に、ソレノイド62をOFFにして非励磁にし、スロープ上で車椅子200を押し上げていく。ソレノイド62をOFFにした状態においては、ロックギヤ50はベルト巻き取り方向Xへは自由に回転可能であるので、ベルト10を巻き取りながら車椅子200を上昇させることができる。しかしながら、ベルト引き出し方向Yへロックギヤ50が回転しようとしたときにはロックレバー61のロック爪69がロックギヤ50の外歯51aに係合するためロックギヤ50は回転を阻止され、ベルト10は引き出されない。したがって、上述のようにスロープ上で車椅子200を押し上げていく際に、車椅子200が後退・落下することを確実に阻止することができる。
そして、そのまま車椅子200を固定位置まで進行させて固定する。
ベルトリール22とロックギヤ50は、ピン31がピン挿通孔54を移動可能な範囲において相対回転可能であるが、基本的には一体となって回転するものであるので、ロックギヤ50はベルトリール22の一部とみなすことができ、したがって、ロックレバー61は、ベルトリール22と係合してベルトリール22のベルト引き出し方向Yへの回転を阻止するロック手段と言える。
ベルト装置5を一度ロックさせると、ソレノイド62をONにして励磁しロックレバー61をアンロック方向へ回転し、ロックレバー61のロック爪69とロックギヤ50の外歯51aとの係合を解除しても、そのままではパウル30A,30Bの爪部30bがロック孔26の内歯26aに係合したままであり、この係合を解除しなければベルトリール22は回転不能で、ベルト10を引き出すことはできない。したがって、ベルト10を引き出す場合には、この後でベルト10を一旦ベルト巻き取り方向Xへ押し込み、ベルトリール22をロックギヤ50に対してベルト巻き取り方向Xへ強制的に相対回転させる。これにより、パウル30A,30Bが径方向内側に移動し、パウル30A,30Bの爪部30bが径方向内側に引き込むので、爪部30bと内歯26aとの係合が解除され、ベルトリール22は回転自在になる。これで、ベルト10を自由に引き出すことができる。
また、図示を省略するが、ベルトリール22を回転駆動するモータなどの解除補助手段を用意し、ソレノイド62のON動作に連動して前記モータを駆動しベルトリール22をベルト巻き取り方向Xへ所定量だけ回転するように構成してアンロック操作をアシストしてもよく、そのように構成すれば、ベルト装置5をアンロック状態にしてベルト10を引き出す際に、前述した手動によりベルト10をベルト巻き取り方向Xへ押し込む手動操作が不要になり、アンロック作業が容易になる。
このように電気系統が正常に作動するときには、ベルト装置5のアンロック・ロック操作はソレノイド62をON/OFFすることによって行う。
しかしながら、利用者Pが着座している車椅子200をベルト装置5で固定しベルト装置5をロック状態にしているときに、例えばソレノイド62の電源が故障したり、ソレノイド62のケーブル62aや制御回路が断線するなどしたときには、ソレノイド62をONしてロックを解除することができない。
このような非常時にも、このベルト装置5では手動操作でロックを解除することができ、また、解除後に再びロックすることもできる。以下、ベルト装置5を手動でアンロックおよびロックする操作方法を説明する。
まず、化粧カバー110をフロアマットから取り外し、ブラケット90を露出させ、図3に示すようにブラケット90の窓92aからロックレバー61の解除ノブ66を操作できるようにする。図3および図8において実線で示すように、ロックレバー61がロック状態のときには、ロックレバー61の解除ノブ66はリテーナ80の長孔84内において下位に位置している。
次に、ブラケット90の窓92aから指を入れ、リテーナ80の長孔84から突き出ている解除ノブ66を、スプリング68のバネ力に抗して上方へ持ち上げる。すると、図8において二点鎖線で示すようにロックレバー61がアンロック方向へ回転し、ロックレバー61のロック爪69がロックギヤ50の外歯51aから離間し、ロックギヤ50の回転が許容される。ただし、この時点では、パウル30A,30Bの爪部30bがロック孔26の内歯26aに係合したままであり、この係合を解除しなければベルトリール22は回転不能であり、結果的にロックギヤ50も回転不能である。そこで、解除ノブ66を上方へ持ち上げた状態を維持しながら、ベルト10をベルト巻き取り方向Xへ押し込み、ベルトリール22をロックギヤ50に対してベルト巻き取り方向Xへ強制的に相対回転させる。これにより、パウル30A,30Bが径方向内側に移動し、パウル30A,30Bの爪部30bが径方向内側に引き込むので、爪部30bと内歯26aとの係合が解除され、ベルトリール22は回転自在になる。その結果、ベルト10を自由に引き出すことができる。
また、上方に持ち上げていた解除ノブ66から指を外すと、スプリング68のバネ力によってロックレバー61はロック方向へ回転されるので、ベルト装置5は再びロック状態に復帰し、不用意なベルト10の引き出しを防止することができる。
もし、解除ノブ66から指を外してもアンロック状態が保持されていると、ベルト10が自由に引き出される状態となり、車椅子200の固定状態が解除されて不安定になって好ましくないが、このベルト装置5では、解除ノブ66から指を外すとロック状態に復帰するので、ベルト10の引き出し量を細かく調整することができ、極めて使い勝手がよくなる。
このように、この実施例1のベルト装置5によれば、ソレノイド62の電源故障や断線などによりソレノイド62を作動することができない非常時にも、解除ノブ66を手動操作することによって、ベルト装置5のロック状態を簡単に且つ迅速に解除することができ、また、解除後に再びロックすることができる。
また、解除ノブ66は手動操作であり、電源を必要としないので、電気的な不具合(電源の故障、断線等)の影響を受けず、非常時の信頼性が向上する。
また、このベルト装置5によれば、ロックレバー61がスプリング68によって常時ロック方向に付勢されているので、ソレノイド62をONにしない限りは、常にロック状態を保持することができ、通常の使用時においてベルト10が不用意に引き出されるのを防止することができる。また、ソレノイド62はアンロック動作する時だけONすればよく、ベルト装置5のロック状態を保持するのにソレノイド62をONする必要がない。よって、消費電力を抑えることができる。
[実施例2]
次に、この発明に係るベルト装置の実施例2を図10から図13の図面を参照して説明する。
実施例2の・ベルト装置5が実施例1のものと相違する点は、ソレノイド62をONすることができない非常時にロックレバー61を手動で操作するための解除手段にあり、それ以外の構成は実施例1のベルト装置5と全く同じである。以下、実施例1との相違点である実施例2における解除手段について説明し、実施例1と同一態様部分については説明を省略する。なお、図中、実施例1と同一符号を付した部分は実施例1と同じ構成である。
図10はブラケット90を介して車両1のフロア3に固定されたベルト装置5の外観斜視図、図11はベルト装置5の要部を示す外観斜視図、図12はリテーナ80を取り外して示す要部外観斜視図、図13は解除手段の作動を説明する作動説明図である。なお、図11〜図13の図面においては、ピン31、フライホイール56等の図示を省略している。
実施例1ではロックレバー61に解除手段が内在する構成を採用したが、実施例2では、ロックレバー61とは別に解除手段を設けている。
リテーナ80のロックレバーカバー83には、ロックレバー61のソレノイド係合部65に略対向する位置に、中空円筒状のボス85が突設されている。ボス85の内部は段付き孔になっていて、外方に大径孔85aが、内方に小径孔85bが形成されている。このボス85に解除ピン(解除手段)86が軸方向へ移動可能に嵌合している。解除ピン86は、大径孔85aに挿入されるヘッド部86aと、小径孔85bに挿入されるシャフト部86bとからなり、シャフト部86bの先端部86cはコーン形状をなしている。
解除ピン86の外径とボス85の内径は適度な締め代を有していて、所定の大きさ以上の力を加えないと解除ピン86をボス85に対して軸方向へ移動することができないように設定されている。そして、初期状態では、解除ピン86のヘッド部86aの外端面とボス85の外端面が面一となるようにセットされており、この初期状態において、解除ピン86の先端部86cはボス85からリテーナ80の内部に若干突出し、その先端はロックレバー61のソレノイド係合部65に指向している。この状態では、ロックレバー61のロック方向、アンロック方向への回転時に、解除ピン86がロックレバー61と干渉することはない。なお、この実施例2におけるロックレバー61には解除ノブ66はない。
そして、ソレノイド62の電源故障や断線などによりソレノイド62を作動することができない非常時には、解除ピン86のヘッド部86aをボス85に対して押し込む。すると、図12および図13において二点鎖線で示すように、解除ピン86の先端部86cがロックレバー61のソレノイド係合部65の端面に突き当たり、その先端部86cのテーパ作用によりロックレバー61をアンロック方向へ回転することができる。
前述したように、解除ピン86の外径とボス85の内径は適度な締め代を有しているので、この実施例2の場合には解除ピン86を押し込んだ後、押し込む力を開放しても、解除ピン86は元の位置に押し戻されることがなく、ロックレバー61をアンロック状態に保持することができ、アンロック状態を保持するために手を塞がれることがない。ロックレバー61をアンロック状態にした後の操作は実施例1の場合と同じであるので説明は省略する。
この実施例2のベルト装置5によれば、ソレノイド62の電源故障や断線などによりソレノイド62を作動することができない非常時にも、解除ピン86を手動操作することによって、ベルト装置5のロック状態を簡単に且つ迅速に解除することができる。また、解除ピン86は手動操作であり、電源を必要としないので、電気的な不具合(電源の故障、断線等)の影響を受けず、非常時の信頼性が向上する。
〔他の実施例〕
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
この発明に係る車椅子固定用ベルト装置の実施例1における使用状態を示す斜視図である。 実施例1の車椅子固定用ベルト装置の車体への取り付け方法を説明するための分解斜視図である。 実施例1の車椅子固定用ベルト装置の側面図である。 図3のA−A断面図である。 実施例1の車椅子固定用ベルト装置の外観斜視図である。 実施例1の車椅子固定用ベルト装置の一部を分解して示す斜視図である。 実施例1の車椅子固定用ベルト装置の総てを分解して示す斜視図である。 実施例1の車椅子固定用ベルト装置の非常時におけるロック・アンロックの動作説明図である。 実施例1の車椅子固定用ベルト装置のロック・アンロックの動作説明図である。 実施例2の車椅子固定用ベルト装置の車体への取り付け状態を示す斜視図である。 実施例2の車椅子固定用ベルト装置における要部の外観斜視図である。 実施例2の車椅子固定用ベルト装置における要部を透視して示す斜視図である。 実施例2の車椅子固定用ベルト装置の非常時におけるロック・アンロックの動作説明図である。
符号の説明
5 ベルト装置
10 ベルト
22 ベルトリール
50 ロックギヤ(ロック手段)
61 ロックレバー(ロック片、ロック手段、手動解除レバー)
62 ソレノイド(アクチュエータ、ロック手段)
66 解除ノブ(解除手段)
68 スプリング(付勢手段、ロック手段)
86 解除ピン(解除手段)

Claims (2)

  1. 車椅子に係止されるフックを有するベルトを巻回したベルトリールと、
    前記ベルトリール側の部材に係合させてロックすることにより前記ベルトリールのベルト引き出し方向への回転を阻止するロック片と、該ロック片をロック方向に常時付勢する付勢手段と、を有するロック手段と、
    通電することにより前記ロック片を前記付勢手段の付勢力に抗してアンロック方向へ移動させる電磁アクチュエータと、
    を備えた車内の車椅子スペースに車椅子を固定する車椅子固定用ベルト装置であって、
    前記ロック片が前記ベルトリール側の前記部材に係合したロック状態のときに、前記ロック片を手動で前記アンロック方向に移動させることが可能な解除手段を前記電磁アクチュエータとは別に備えることを特徴とする車椅子固定用ベルト装置。
  2. 前記解除手段の手動動作終了後に前記付勢手段により前記ロック手段がロック状態に復帰することを特徴とする請求項1に記載の車椅子固定用ベルト装置。
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