JP4910523B2 - 情報隠蔽用シート - Google Patents

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Description

本発明は個人情報等を保護するのに好適な情報隠蔽用シートに関し、特にプリンターの印字適性、搬送適性等に優れ、また製造する上で、製造工程が増えることもなく、隠蔽性が高く、隠蔽する際の手間がかからなく、簡単に隠蔽することができる情報隠蔽用シートに関するものである。
住所変更届や資料申込み等、個人がサービス業者等に対して申請をしたり、申込みを行ったりする場合に、本人を特定するための個人情報の記載が必要となっている。
しかし、個人情報保護意識の高まりもある中で、個人情報部分について隠蔽して保護する何の配慮のない申込書では、申込み自体を断念してしまうことがあり得る。また、申込者自身が封筒と切手を別に用意して、それを用いて申込書を同封して送る、ということもある。前者ではサービス業者として売上げ減少につながり、後者では顧客満足度の低下につながる可能性があり、前述した届出書や申込書には何らかの個人情報を保護する工夫が必要不可欠となってきている。
そこで、近年特に需要が多いのが、再剥離再貼付糊を利用した情報隠蔽用シートの1種である情報隠蔽はがきがある(例えば、特許文献1)。それまで付箋としてしか使用されていなかった再剥離再貼付糊を利用し、再剥離再貼付糊の設けられた隠蔽ラベル片を個人情報欄に重ね合わせて一時的な隠蔽を図るものである。
個人がサービス業者に申込みをする、という場面では、最終的にサービス業者内で開封されて、個人情報が目視されるものであるため、再剥離再貼付糊を利用した隠蔽ラベルはある意味では非常に合理的な隠蔽ラベルと言え、利用範囲が広がってきている。
以上のような情報隠蔽用シートでは、そのシートの個人情報の記入された部分を隠蔽するために、そのシートとは別個にある隠蔽ラベルを、その個人情報の記入部に貼り付けたり、あるいはその情報隠蔽用シートの個人情報の記入部ではない位置に、予め隠蔽ラベルを貼付しておき、個人情報を記入後、その隠蔽ラベルを剥がして、個人情報の記入部に貼り付けて、個人情報を隠蔽していた。
上記のいずれの場合でも、隠蔽ラベルを、剥がして、所定の個人情報の記入欄に位置合せをして、貼り付ける手間が必要である。隠蔽ラベルの大きさにもよるが、該ラベルを貼る位置が曲がったり、外れた場合に、個人情報欄の全体を隠蔽できずに、部分的に該情報が見えてしまう問題が生じてしまう。また、隠蔽ラベルを情報隠蔽用シートの個人情報の記入部ではない位置に、予め貼付しておく場合、情報隠蔽用シートの隠蔽ラベルが貼付されている部分と貼付されていない部分では、それぞれの部分の総厚が異なり、プリンターで連続処理の際に、蛇行したり、シワが生じたりして、プリンターでの搬送適性が低下し、またその影響もあり、印字適性も低下する問題がある。
特開2004−102188号公報
したがって、本発明は、プリンターの印字適性、搬送適性等に優れ、また製造する上で、製造工程が増えることもなく、隠蔽性が高く、隠蔽ラベルを用いて、剥がして貼り込む際、ラベルの貼る位置が曲がったり、外れることがなく、簡単に個人情報を隠蔽することができる情報隠蔽用シートを提供することを目的とする。
以上の状況を鑑み、鋭意研究開発を進め、本発明に到った。すなわち、請求項1に記載の発明は、第1の基材と第2の基材とが接着剤Aと接着剤Bとを接着箇所を分けて、使用して重ね合わせられた情報隠蔽用シートにおいて、
該第1の基材が第1A基材部と第1B基材部とが折り線2を介して区分けされ、かつ第1の基材が第1B基材部と第1C基材部とがスリット3を介して区分けされたもので、該第2の基材が第2B基材部と第2C基材部とが折り線5を介して区分けされたもので、
第1C基材部と第2C基材部を重ね合わせる接着剤が接着剤Aであり、第1B基材部と第2B基材部を重ね合わせる接着剤が接着剤Bであり、接着剤Aは強接着剤であり、接着剤Bは剥離可能で、再接着再剥離可能である擬似接着剤であり、
また第1の基材の表面に再剥離性感圧粘着剤層が設けられ、配布時は前記の折り線2で折り畳み、第1の基材の第1A基材部と第1B基材部の表面同士が重ね合わされて圧着されて接着可能であり、
返却時は前記スリット3の部分から、第1の基材の第1B基材部を接着剤Bから剥離して、第2の基材の第2B基材部と分離し、かつ接着剤Bが付着された第2の基材の第2B基材部を、第1の基材の第1B基材部と分離し、得られた第1の基材の第1C基材部と、第2の基材の第2B基材部及び第2C基材部からなる返却用紙を、第1の基材の第1C基材部の表面に記載した個人情報を隠蔽するように、折り線5の部分で折って、第2の基材の第2B基材部と、第1の基材の第1C基材部とが接着剤Bを介して接着して返却されることを特徴とする。
本発明の情報隠蔽用シートは、第1の基材と第2の基材とが接着剤Aと接着剤Bとを接着箇所を分けて、使用して重ね合わせられた情報隠蔽用シートにおいて、
該第1の基材が第1A基材部と第1B基材部とが折り線2を介して区分けされ、かつ第1の基材が第1B基材部と第1C基材部とがスリット3を介して区分けされたもので、該第2の基材が第2B基材部と第2C基材部とが折り線5を介して区分けされたもので、
第1C基材部と第2C基材部を重ね合わせる接着剤が接着剤Aであり、第1B基材部と第2B基材部を重ね合わせる接着剤が接着剤Bであり、接着剤Aは強接着剤であり、接着剤Bは剥離可能で、再接着再剥離可能である擬似接着剤であり、
また第1の基材の表面に再剥離性感圧粘着剤層が設けられ、配布時は前記の折り線2で折り畳み、第1の基材の第1A基材部と第1B基材部の表面同士が重ね合わされて圧着されて接着可能であり、
返却時は前記スリット3の部分から、第1の基材の第1B基材部を接着剤Bから剥離して、第2の基材の第2B基材部と分離し、かつ接着剤Bが付着された第2の基材の第2B基材部を、第1の基材の第1B基材部と分離し、得られた第1の基材の第1C基材部と、第2の基材の第2B基材部及び第2C基材部からなる返却用紙を、第1の基材の第1C基材部の表面に記載した個人情報を隠蔽するように、折り線5の部分で折って、第2の基材の第2B基材部と、第1の基材の第1C基材部とが接着剤Bを介して接着して返却されるようにした
上記の請求項1に記載した条件の情報隠蔽用シートにおいて、第1の基材が、第1C基材部を無くし、第1A基材部と第1B基材部のみから構成し、かつ第2の基材が、第2B基材部と第2C基材部のみから構成したものを使用することも可能である。
上記の情報隠蔽用シートは、第2の基材に対して、第1の基材の全面(第1A基材部と第1B基材部と第1C基材部を合わせたもの)を貼り合せた構成であり、情報隠蔽用シートの両端に、マージナルパンチ加工が施された連続フォームとして、製造することができ、かつ第2の基材の両端と第1の基材の少なくとも片端それぞれに、マージナルパンチ加工が施された連続フォームとして、別個に印刷加工を予め行なって、その後に第1の基材と第2の基材を、それぞれ印刷された部分の上下、左右の位置見当を合わせることができる。
また、従来の隠蔽ラベルをラベラを使用して、貼り込む必要がなく、製造工程が増えることもない
また、本発明の情報隠蔽用シートは、第1の基材の表面が再剥離性感圧粘着剤層が設けられているので、配布時は折り線2で折り畳み、第1の基材の第1A基材部と第1B基材部の表面同士が重ね合わされ圧着されて接着することができ、隠蔽性に優れている。さらに返却時は、第1の基材の第1C基材部と、第2の基材の第2B基材部及び第2C基材部からなる返却用紙を、第1の基材の第1C基材部の表面に記入した個人情報を隠蔽するように、折り線5の部分で折って、第2の基材の第2B基材部と、第1の基材の第1C基材部とが接着剤Bを介して接着して返却されるこれにより、従来の隠蔽ラベルを剥がして、個人情報の記載部分にラベルを貼るものではなく、折り線5の部分で折って圧着させて接着することにより、簡単に個人情報を隠蔽することができる。
図1は、本発明の情報隠蔽用シート1の一つの実施形態を示す概略図であり、図1a)は情報隠蔽用シートを配布して使用する前の第1の基材、第2の基材とが接着剤A、Bや、折り線2、5や、スリット3、4等で構成されることを説明するための概略図であり、図1b)は図1a)で示した情報隠蔽用シートが、配布された後のシート返却時での使用される状態を説明するための概略図である。
図1a)において、第2の基材22が、第2A基材部(2A)と第2B基材部(2B)とがスリット4を介して区分けされ、かつ第2の基材22が第2B基材部(2B)と第2C基材部(2C)とが折り線5を介して区分けされて形成されている。第2A基材部の表面を2A面とし、第2B基材部の表面を2B面とし、また第2C基材部の表面を2C面として、2C面には図示はしていないが、情報隠蔽用シートの返却時での「返却用紙」、「返却先の住所、会社名」等の文字が印刷されている。また2A面には、「配布」の文字などが印刷され、また配布先の住所、名前が記載されている。
また、第1の基材21が第1A基材部(1A)と第1B基材部(1B)とが折り線2を介して区分けされ、かつ第1の基材21が第1B基材部(1B)と第1C基材部(1C)とがスリット3を介して区分けされて形成されている。第1A基材部の表面を1A面とし、第1B基材部の表面を1B面とし、また第1C基材部の表面を1C面として、1B面には、情報隠蔽用シートの配布される人の個人情報23が、可変情報として、例えば、ノーインパクトプリンターを使用して、印字されている。また、1C面には、個人情報32が記入される。第1及び第2の基材は、両端に、マージナルパンチ25加工が施された連続フォームの形態で製造され、また上記のプリンター印字は、その加工されたマージナルパンチを利用して連続処理される。また第1の基材21は、個人情報23を隠蔽するために、基材21の表面の全面に、再剥離性感圧粘着剤層24が設けられている。
この再剥離性感圧粘着剤層24は、その使用する粘着剤層が基材と接触しても粘着せずに、粘着剤層同士が加圧接触してはじめて粘着し、しかも再剥離ができるように調整されたものであり、従来の折り畳みのメールフォームで利用されているものが使用できる。一般的に、粘着主剤、粘着力調整剤、添加物等でその粘着剤層を構成できる。配布時はスリット4(折り線2)で、谷折りの条件で折り畳み、第1の基材21の第1A基材部と第1B基材部の表面同士(1A面と1B面)が重ね合わされて圧着されて接着し、上記の個人情報23が隠蔽できる。また図示してはいないが、基材部に記載あるいは記入された個人情報、すなわち第1B基材部の表面の個人情報23、あるいは第1C基材部の表面に記入した個人情報32において、情報隠蔽用シートの配布中や、必要事項を記入後、そのシートを返却するまでの取扱い中に、それらの個人情報が透けて見えないように、地紋印刷が施されることが好ましい。詳しくは、まず第1B基材部の表面の個人情報23では、第1A基材部の表面全面に、及び/または第1A基材部の接着剤Aと接する側に、及び/または第1B基材部の接着剤Bと接する側に、及び/または第2B基材部の接着剤Bと接する側に、地紋印刷を施すことができる。
また、第1C基材部の表面に記入した個人情報32では、第1C基材部の裏面全面に(接着剤Aと接する側に)、及び/または第2C基材部の接着剤Aと接する側に、地紋印刷を施すことができる。さらに、その個人情報32を隠蔽するよう、シート返却時の際に、折り線5の部分で折って、第2の基材の第2B基材部と、第1の基材の第1C基材部とが接着剤Bを介して接着されるので、第2B基材部の接着剤Bと接する面に、あるいは第2B基材部の接着剤Bと接しない面に、地紋印刷を施すことができる。
このようにして、情報隠蔽用シートが配布、返却される際に、個人情報が透けて見えることを困難にすることができる。
第1の基材21の折り線2と、第2の基材22に設けられたスリット4は、同じ位置に合わせ、第1の基材21のスリット3と、第2の基材22に設けられた折り線5は、同じ位置に合わせておく。スリット4は、第2の基材の第2B基材部を、第1の基材の第1B基材部と重なって接着された状態から剥がすためのものである。またスリット4は、1A面と1B面とを重ね合わして圧着する際に、1A(2A)面と1B(2B)面とを折りやすくするものである。スリット3は、第1B基材部を接着剤Bから剥離して、第2B基材部と分離するためのものである。またスリット3は、配布時において、情報隠蔽用シートとしてコンパクトにするように、そのスリット3の位置で、折りやすくするものである。
上記の折り線2とスリット4は、またスリット3と折り線5は、同じ位置に合わせるもので、第1の基材21と、第2の基材22とが接着剤A、Bにより重ね合わされた状態で、一方の基材のみにスリット加工を行なうだけにより、自動的に折り線の加工が施される結果となる。(折り線は折りぐせがつく程度に、圧力が加えられたものである。)すなわち、第1の基材21と第2の基材22とが、接着剤A、Bにより接着されて、一体化した状態で、第1の基材21の表面から、第1の基材21を切断し、第2の基材22は切断しない、いわゆるハーフカット処理を行う。
また、本発明の情報隠蔽用シートは、第1B基材部と第1C基材部とを区分けするための、また第2A基材部と第2B基材部とを区分けするためのスリットは、上記のハーフカット処理で加工するだけでなく、第1の基材と第2の基材とを接着剤で重ね合わす前に、スリットの位置で、予め切断しておいた巻取り状の複数の基材を用意して、各巻取りを供給して、接着剤を塗布し、第1の基材と第2の基材を重ね合わして製造することも可能である。この場合、スリット3、4の位置において、2本の隣接した上記の予め切断しておいた巻取り状の基材を、0.5〜1mm程度の間隔で離しておくことが好ましい。それは、対応する折り線で折り畳み際に、非常に折り易く、かつスリットの位置から、接着剤Bで接着している部分を剥離する際、簡単に剥離し始めることができる。
また、図1a)において、第1の基材21が第1A基材部(1A)と第1B基材部(1B)とが折り線2を介して区分けされ、かつ第1の基材21が第1B基材部(1B)と第1C基材部(1C)とがスリット3を介して区分けされて形成されている。第1A基材部の表面を1A面とし、第1B基材部の表面を1B面とし、また第1C基材部の表面を1C面として、図示はしていないが、配布先の住所、名前が記載された2A面には、適当な広告を印刷することができる。また、1B面には個人情報23が印字されている。また、1C面には返却用紙として、情報隠蔽用シートの配布されて、そのシートを返却する人(返却者)が返却する人の個人情報を記入しやすくする説明書きなどが印刷されている。上記の配布先の住所、名前は、可変情報であり、例えば、ノーインパクトプリンターを使用して、印字される。第1の基材21と第2の基材22は、両端に、マージナルパンチ25加工が施された連続フォームの形態で製造され、また上記のプリンター印字は、そのマージナルパンチ加工された部分を利用して、連続処理される。但し、第2の基材22における配布先の住所、名前のプリンター印字と、上記の第1の基材21における個人情報23のプリンター印字は、両者の情報の照合性を正確にするために、第1の基材21と第2の基材22とが接着剤A、Bで重ね合わせて接着している状態で、両面印字可能なプリンターを用いて行なうことが好ましい。
上記に説明した第1の基材21と第2の基材22とが、接着剤A(30)と接着剤B(31)を使用して、重ね合わせられている。その接着剤A(30)と接着剤B(31)とは、その塗工する箇所を区分けしており、第1A基材部(1A)と第2A基材部(2A)を重ね合わせるための接着剤が接着剤A(30)であり、第1C基材部(1C)と第2C基材部(2C)を重ね合わせるための接着剤も接着剤A(30)であり、第1B基材部(1B)と第2B基材部(2B)を重ね合わせるための接着剤が接着剤B(31)である。このように、接着剤を使い分けるものである。この接着剤A(30)は強接着剤であり、一旦接着させた後に、第1の基材21と第2の基材22を剥離することが困難である。また、接着剤B(31)は一旦接着した後に、剥離可能であり、またその剥離された接着剤B(31)を利用して、返却用紙26の個人情報を記入した欄32に再接着再剥離することができるものである。この機能を有する接着剤B(31)は、擬似接着剤と言われるものである。
図1a)で示した情報隠蔽用シート1は、配布時に折り線2で、谷折りの条件で折り畳んで、第1の基材21の第1A基材部と第1B基材部の表面同士(1A面と1B面)が重ね合わされて圧着されて接着し、個人情報23を隠蔽するものである。尚、配布時におけるスリット3の方は、図示したように山折りされ、配布される。また本発明の情報隠蔽用シート1は、配布時に、3つ折された情報隠蔽用シートとして、利用する際は、両端に設けられたマージナルパンチ25加工された部分は、切り取り線8、9により、切り離されている。
図1b)で示したものは、図1a)で示した情報隠蔽用シートが、配布された後のシート返却時での使用される状態を説明するもので、配布先の人が、情報隠蔽用シート1を受取って、1A面と1B面とが接着した状態から、1A面と1B面とを剥離して、1B面に記載された個人情報23を確認して、その後にスリット3の部分から、第1の基材21の第1B基材部を接着剤Bから剥離して、第2の基材22の第2B基材部と分離し、かつスリット4の部分から、接着剤Bが付着された第2の基材22の第2B基材部を、第1の基材21の第1B基材部と分離して、第1の基材の第1C基材部と、第2の基材の第2B基材部及び第2C基材部からなる返却用紙26を、第1の基材の第1C基材部の表面に記入した個人情報32を隠蔽するように、折り線5の部分で折って、第2の基材の第2B基材部と、第1の基材の第1C基材部とが接着剤Bを介して接着した状態にする。尚、返却用紙26の個人情報の記入欄32には、シートを配布された返却者が自分の個人情報に関する必要事項を記入した後に、上記の折り線5の部分で折って、接着剤Bを介して、第2B基材部と第1C基材部とを接着した状態とする。このように、折り線5の部分で折って貼り合わせて、個人情報を隠蔽するので、従来の隠蔽ラベルを用いて、剥がして貼り込むタイプの場合のラベルを貼る位置がずれることもなく、また返却時に第2の基材22の第2B基材部全体で、個人情報32を隠蔽するので、隠蔽できる面積を多くとれる。このように隠蔽性が高く、簡単に個人情報を隠蔽することができる。
以上、図1を用いて、本発明の情報隠蔽用シートについて、説明したが、図1のように、マージナルパンチ25の加工された方向と、折り線2、5、とスリット3、4の加工された方向が平行であるが、図2に示すように、マージナルパンチ25の加工された方向と、折り線2、5、とスリット3、4の加工された方向が直角であるように、情報隠蔽用シートの配置をとることも可能である。
上記の情報隠蔽用シートの説明は、会員変更届、銀行口座変更届等の届出書や、資料申込み、会員申込み等の申込書のような対象者の個人情報23が記録されたシートが配布され、そのシートを受取った人が、個人情報を記入して、返却する用途で説明したが、郵便往復はがきとして、現状は利用できないが、今後、往復隠蔽はがきとして、使用できる可能性はある。
以下に、本発明の情報隠蔽用シートについて、参考例に基づいて、説明する。
第1の基材として、上質紙、アート紙、コート紙等のパルプを用いた用紙を用い、第2の基材として、上質紙の片側の全面に、粘着主剤、粘着力調整剤、添加物で構成した再剥離性感圧粘着剤を塗工したものを用意した。図1を参照して、説明するが、1C面には返却用紙として、返却者が自分の個人情報を記入しやすくするための説明書きを、オフセット印刷方式で、印刷形成する。また、第1の基材の両端には、マージナルパンチ25を連続的に加工し、連続して巻き取った状態とした。また図示はしていないが、第2の基材の2A面には、その情報隠蔽用シートの配布元である企業の宣伝のための広告を、また2A面には「配布」の文字などを、2C面には、情報隠蔽用シートの返却時での「返却用紙」、「返却先の住所、会社名」等の文字が印刷されている。但し、第2の基材には、上記の再剥離性感圧粘着剤が塗工され、また第2の基材の両端には、マージナルパンチ25を連続的に加工し、連続して巻き取った状態とした。
上記の得られた第1の基材の巻取りと、第2の基材の巻取りを給紙部に設置して、接着剤B(31)を塗工できるユニット1と、接着剤A(30)を塗工できるユニット2を隣接して設けた糊付けコレーターにて、第1の基材の巻取りの上記の印刷面と反対側に、図1a)に示すようなパターンで、接着剤B(31)を塗工し、続けて第1の基材の巻取りの接着剤B(31)が塗工された面と同じ側に、図1a)に示すようなパターンで、接着剤A(30)を塗工し、接着剤A(30)及び接着剤B(31)が塗工された面と、第2の基材の上記の印刷面と反対側とが接するように、重ね合わせる。その時に、第1の基材と第2の基材の各印刷された部分が両者の位置関係が合うように、マージナルパンチを利用したピン送り方式で、第1の基材と第2の基材の見当合わせを行なう。さらに、貼り合わせ時40と41に示す位置に、横ミシン目の加工を施して、折り出しした。
上記の連続フォームとして丁合された情報隠蔽用シートは、横ミシン目40、41の部分で、折られた折り状態とする。次に、上記の情報隠蔽用シートを、両面印字のノーインパクトプリンターにて、第2の基材22における2A面に、配布先の住所、名前の可変情報を、さらに、第1の基材21の1B面に、個人情報23の可変情報を、それぞれ一つの情報隠蔽用シートとした時に、両者の情報の照合性がとれた状態で、両面印字を行なった。
その後に、切り取り線8、9を利用して、両端に設けられたマージナルパンチ25加工された部分を、切り離した後に、折り線2で、谷折りの条件で折り畳んで、第1の基材21の第1A基材部と第1B基材部の表面同士(1A面と1B面)が重ね合わされて圧着されて接着するように、シーラーにて圧力を加える。但し、この加圧処理は長尺の情報隠蔽用シートを使用して、連続処理で行なう。圧着の工程中で、横ミシン目40、41を利用して、長尺の連続フォームから、多数の枚葉のシート状である、本発明の情報隠蔽用シートを形成した。
上記の得られた情報隠蔽用シートをスリット3(折り線5)で、山折りの条件で折って、3つ折り状態にして、対象者に配布したところ、配布途中で異常もなく、配布先に情報隠蔽用シートが届けられた。配布先の人は、1A面と1B面とが接着した状態から、1A面と1B面とを手で剥離して、1B面に記載された個人情報23を確認して、その後にスリット3の部分から、第1の基材21の第1B基材部を接着剤Bから剥離して、第2の基材22の第2B基材部と分離し、かつスリット4の部分から、接着剤Bが付着された第2の基材22の第2B基材部を、第1の基材21の第1B基材部と分離して、第1の基材の第1C基材部と、第2の基材の第2B基材部及び第2C基材部からなる返却用紙を得た。この返却用紙26の個人情報の記入欄32に、シートを配布された人は自分の個人情報に関する必要事項を記入した。その後に、第1の基材の第1C基材部の表面に記入した個人情報32を隠蔽するように、折り線5の部分で折って、第2の基材の第2B基材部と、第1の基材の第1C基材部とが接着剤Bを介して接着した状態にした。そして、その返却用紙を返却先に返却した。この返却用紙は、返却先に異常なく届けられ、返却先の関係者が第2B基材部と、第1C基材部とを接着剤Bから剥離して、個人情報の記入欄32の内容を確認し、必要事項を記憶装置へ入力する等の処置を行った。以上の情報隠蔽用シートは、プリンターの印字適性、搬送適性等に優れ、また製造する上で、製造工程が増えることもなく、隠蔽性が高く、隠蔽ラベルを用いて、剥がして貼り込む際、ラベルの貼る位置が曲がったり、外れることがなく、折り線5の部分で折って貼り合わせるだけで、簡単に個人情報を隠蔽することができ、配布元(返却先)と配布先(返却者)において、取扱い上、問題がなく使用された。
本発明の情報隠蔽用シートの一つの実施形態を示す概略図である。 本発明の情報隠蔽用シートの他の実施形態を示す概略図である。
符号の説明
1 情報隠蔽用シート
2 折り線
3 スリット
4 スリット
5 折り線
8 切り取り線
9 切り取り線
21 第1の基材
22 第2の基材
23 配布される人の個人情報
24 再剥離性感圧粘着剤層
25 マージナルパンチ
26 返却用紙
30 接着剤A
31 接着剤B
32 返却用紙の個人情報の記入欄(第1C基材部の表面に記入した個人情報)
40、41 横ミシン目

Claims (1)

  1. 第1の基材と第2の基材とが接着剤Aと接着剤Bとを接着箇所を分けて、使用して重ね合わせられた情報隠蔽用シートにおいて、
    該第1の基材が第1A基材部と第1B基材部とが折り線2を介して区分けされ、かつ第1の基材が第1B基材部と第1C基材部とがスリット3を介して区分けされたもので、該第2の基材が第2B基材部と第2C基材部とが折り線5を介して区分けされたもので、
    第1C基材部と第2C基材部を重ね合わせる接着剤が接着剤Aであり、第1B基材部と第2B基材部を重ね合わせる接着剤が接着剤Bであり、接着剤Aは強接着剤であり、接着剤Bは剥離可能で、再接着再剥離可能である擬似接着剤であり、
    また第1の基材の表面に再剥離性感圧粘着剤層が設けられ、配布時は前記の折り線2で折り畳み、第1の基材の第1A基材部と第1B基材部の表面同士が重ね合わされて圧着されて接着可能であり、
    返却時は前記スリット3の部分から、第1の基材の第1B基材部を接着剤Bから剥離して、第2の基材の第2B基材部と分離し、かつ接着剤Bが付着された第2の基材の第2B基材部を、第1の基材の第1B基材部と分離し、得られた第1の基材の第1C基材部と、第2の基材の第2B基材部及び第2C基材部からなる返却用紙を、第1の基材の第1C基材部の表面に記載した個人情報を隠蔽するように、折り線5の部分で折って、第2の基材の第2B基材部と、第1の基材の第1C基材部とが接着剤Bを介して接着して返却されることを特徴とする情報隠蔽用シート。
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