JP4748367B2 - 往復隠蔽はがき - Google Patents

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Description

本発明は往復隠蔽はがきに関し、特にプリンターの印字適性、搬送適性等に優れ、また製造する上で、製造工程が増えることもなく、隠蔽性が高く、隠蔽する際の手間がかからなく、簡単に隠蔽することができる往復隠蔽はがきに関するものである。
従来、往復はがきを使用する際に、封筒に入れずに、個人情報の記載されたはがきを往復させて、例えば企業から個人に往信する時に、その個人情報の記載部を隠蔽させるために、紙と重ね合わせて、圧着し隠蔽していた。また、同じはがきを使用して、個人から企業へ返信する時は、はがきに添付されているラベルを個人情報の記載部に貼り付けて、隠蔽していた。
図2、3は、従来の往復隠蔽はがきの一例を示す図である。
従来の往復隠蔽はがき1は、図2a)に示すように、折り線12と折り線13が施され、該折り線12で山折りに折り畳まれた状態で、A面、B面が重ね合わされ、圧着されると接着するような接着剤が、基材に塗布されたものが使用されている。そして、B面の一定箇所に、裏面に粘着剤が設けられた隠蔽ラベル14が貼り込まれている。この往復はがきの往信された個人は、C面を、折り線13を利用して、B面から切り離して、返信はがきとして利用する。その返信時は、B面に貼付されている隠蔽ラベル14をB面から剥離して、図2a)に示すC面の個人情報欄に、その隠蔽ラベルを貼り付けて、個人情報欄の情報を隠蔽しておく。
尚、図2に示す往復隠蔽はがき1は、図2a)に示すものが、おもて側の状態で、A面には、広告欄などが配置され、圧着され接着した状態では、はがきの裏面の最表面となって、その広告欄の情報が即座に見られるものである。またB面には、往復はがきの往信先の住所、名前を記載した欄が、上側に配置され、下側には、隠蔽ラベル14がB面から剥離可能に貼り付けられている。また、C面には、往信先の個人情報欄が隠蔽ラベルで覆われるサイズにて配置されている。
図2b)に示すものは、往復隠蔽はがき1の裏面側であり、C面には返信時のはがきの「郵便往復はがき」、「返信」等の文字が印刷されている。A面には、往信された、つまり返信者の個人情報が、前記のC面の表に記載された個人情報と同様に、記載されている。またB面には、全面に地紋印刷が施され、往復隠蔽はがきが往信される際に、個人情報が透けて見えることが困難になるようにしている。尚、A面とB面は、折り線12を境にして隣接し、またB面とC面は、折り線13を境にして隣接している。折り線12と折り線13は、両方とも、その線に沿って、折るものであるが、折り線13は、往信先の人が、往復隠蔽はがきを受取った後に、返信する際に、C面を、A面とB面が連結したものから、切り取って使用する。また、図2に示す往復隠蔽はがきは、両側にマージナルパンチ加工が施された連続フォームとして、製造され、そのマージナルパンチ加工された部分を利用して、個人情報等を、プリンターで連続的に印字することが行われる。但し、3つ折された往復隠蔽はがきとして、利用する際は、そのマージナルパンチ加工された部分は、切り取り線15、16により、切り離される。
上記の図2に示す往復隠蔽はがき1は、折り線12で折り畳み、A面、B面を重ね合わして、圧着した後に、別工程にて、隠蔽ラベルをラベラ等を使用して、B面に貼り込むことが必要であり、非常に手間がかかり、また製造コストが高くついてしまう。
以上のような問題があるので、図3に示すような往復隠蔽はがきの改良品が提案されている。図3に示す往復隠蔽はがき1は、図3a)に示すものが、おもて側の状態で、A面には、広告欄などが配置され、圧着され接着した状態では、はがきの裏面の最表面となって、その広告欄の情報が即座に見られるものである。またB面には、往復はがきの往信先の住所、名前を記載した欄が、上側に配置され、かつ下側には、切り抜き部17が、配置されたシート18が、剥離可能で、再接着可能である擬似接着剤層により、B面の全面に貼り付けられている。また、C面には、往信先の個人情報欄(往信先記入)が隠蔽ラベルで覆われるサイズにて配置されている。
図3b)に示すものは、往復隠蔽はがき1の裏面側であり、C面には返信時のはがきの「郵便往復はがき」、「返信」等の文字が印刷されている。A面には、往信された、つまり返信者の個人情報が記載されている。またB面には、全面に地紋印刷が施され、往復隠蔽はがきが往信される際に、個人情報が透けて見えることが困難になるようにしている。尚、A面とB面は、折り線12を境にして隣接し、またB面とC面は、折り線13を境にして隣接している。折り線12と折り線13は、両方とも、その線に沿って、折るものであるが、折り線13は、往信先の人が、往復隠蔽はがきを受取った後に、返信する際に、C面を、A面とB面が連結したものから、切り取って使用する。また、図3に示す往復隠蔽はがきは、両側にマージナルパンチ加工が施された連続フォームとして、製造され、そのマージナルパンチ加工された部分を利用して、個人情報、住所、名前等を、プリンターで連続的に印字することが行われる。但し、3つ折された往復隠蔽はがきとして、利用する際は、そのマージナルパンチ加工された部分は、切り取り線15、16により、切り離される。
図3a)に示すように、折り線12と折り線13が施され,該折り線12が山折りで折り畳まれた状態で、A面、B面が重ね合わされ、圧着されると接着するような接着剤が、塗布されたものが使用されている。そして、B面の全面には、擬似接着剤層により、シート18が貼り付けられている。この往復はがきの往信された個人は、C面を、折り線13を利用して、B面から切り離して、返信はがきとして利用する。その返信時は、B面に貼付されているシート18の切り抜き部17がハーフカット19の加工がされているので、そのハーフカット19を利用して、切り抜き部17をB面から剥離して、図3a)に示すC面の個人情報欄に、その切り抜き部17を、裏面に設けられた擬似接着剤層により、貼り付けて、個人情報欄の情報を隠蔽しておく。
図3に示している往復隠蔽はがき1は、ラベラによりシート18を貼り込む方法ではなく、擬似接着剤をB面の表面に塗工して、シート18を重ね合わせて接着させる方法が多く行われる。この方法は、擬似接着剤は、切り抜き部17をB面から剥離した場合、シート18側、つまり切り抜き部17の側に転写されて、切り抜き部17がラベルとして、個人情報欄を隠蔽するために貼付できる。また、この往復隠蔽はがき1は、A面、B面、C面が連接したはがき本体10と、シート18との縦方向の見当合わせが出来ないために、シート18に印刷を施しておくことができない問題がある。さらに、B面の全面に、シート18が擬似接着剤層により、貼り付けられているので、他のA面及びC面と比べ、B面の部分の総厚が大きくなり、プリンターでの搬送適性が低下し、またその影響もあり、印字適性も低下する問題がある。
図2、3で示した往復隠蔽はがき1は、両者とも隠蔽ラベル(切り抜き部)を、該往復隠蔽はがきから、いったん剥がして、所定の個人情報欄に位置合せをして、貼り付ける手間が必要である。隠蔽ラベルの大きさにもよるが、該ラベルを貼る位置が多少外れた場合に、個人情報欄の全体を隠蔽できずに、部分的に該情報が見えてしまう問題がある。
また、特許文献1に示す往復はがきは、返信宛名情報が記載された紙葉3の裏面の全面にラベルを積層させたものが、提案されている。しかし、この場合も、紙葉3の部分が、他の紙葉1、2の部分に比べ、総厚が大きく、プリンターでの搬送適性が低下し、またその影響もあり、印字適性も低下する問題がある。
特開平7−40683号公報
したがって、本発明は、プリンターの印字適性、搬送適性等に優れ、また製造する上で、製造工程が増えることもなく、隠蔽性が高く、隠蔽ラベルを用いて、剥がして貼り込む際、ラベルの貼る位置が曲がったり、外れることがなく、簡単に個人情報を隠蔽することができる往復隠蔽はがきを提供することを目的とする。
以上の状況を鑑み、鋭意研究開発を進め、本発明に到った。すなわち、請求項1に記載の発明は、第1の基材と第2の基材とが接着剤Aと接着剤Bとを接着箇所を分けて、使用して重ね合わせられた往復隠蔽はがきにおいて、
該第1の基材が第1A基材部と第1B基材部とが折り線2を介して区分けされ、かつ第1の基材が第1B基材部と第1C基材部とがスリット3を介して区分けされたもので、該第2の基材が第2A基材部と第2B基材部とがスリット4を介して区分けされ、かつ第2の基材が第2B基材部と第2C基材部とが折り線5を介して区分けされたもので、
第1A基材部と第2A基材部を重ね合わせる接着剤が接着剤Aであり、第1C基材部と第2C基材部を重ね合わせる接着剤も接着剤Aであり、第1B基材部と第2B基材部を重ね合わせる接着剤が接着剤Bであり、接着剤Aは強接着剤であり、接着剤Bは剥離可能で、再接着再剥離可能である擬似接着剤であり、
また、第1の基材の第1B基材部の所定の位置に貫通穴が施され、第2の基材の第2B基材部と重ね合った時に、第2B基材部の接着剤Bが設けられた側に印刷された特定情報が、該貫通穴を通して視認できるものであり、
また第2の基材の表面に再剥離性感圧粘着剤層が設けられ、往信時は前記の折り線2で折り畳み、第2の基材の第2A基材部と第2B基材部の表面同士が重ね合わされて圧着されて接着可能であり、
返信時は前記スリット3の部分から、第1の基材の第1B基材部を接着剤Bから剥離して、第2の基材の第2B基材部と分離し、かつ前記スリット4の部分から、接着剤Bが付着された第2の基材の第2B基材部を、第1の基材の第1B基材部と分離し、得られた第1の基材の第1C基材部と、第2の基材の第2B基材部及び第2C基材部からなる返信はがきを、第1の基材の第1C基材部の表面に記載した個人情報を隠蔽するように、折り線5の部分で折って、第2の基材の第2B基材部と、第1の基材の第1C基材部とが接着剤Bを介して接着して返送されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、第1の基材と第2の基材とが接着剤Aと接着剤Bとを接着箇所を分けて、使用して重ね合わせられた往復隠蔽はがきにおいて、
該第1の基材が第1A基材部と第1B基材部とが折り線2を介して区分けされもので、該第2の基材が第2A基材部と第2B基材部とがスリット4を介して区分けされ、かつ第2の基材が第2B基材部と第2C基材部とが折り線5を介して区分けされたもので、
第1A基材部と第2A基材部を重ね合わせる接着剤が接着剤Aであり、第1B基材部と第2B基材部を重ね合わせる接着剤が接着剤Bであり、接着剤Aは強接着剤であり、接着剤Bは剥離可能で、再接着再剥離可能である擬似接着剤であり、
また、第1の基材の第1B基材部の所定の位置に貫通穴が施され、第2の基材の第2B基材部と重ね合った時に、第2B基材部の接着剤Bが設けられた側に印刷された特定情報が、該貫通穴を通して視認できるものであり、
また第2の基材の表面に再剥離性感圧粘着剤層が設けられ、往信時は前記の折り線2で折り畳み、第2の基材の第2A基材部と第2B基材部の表面同士が重ね合わされて圧着されて接着可能であり、
返信時は第1の基材の第1B基材部を接着剤Bから剥離して、第2の基材の第2B基材部と分離し、かつ前記スリット4の部分から、接着剤Bが付着された第2の基材の第2B基材部を、第1の基材の第1B基材部と分離し、得られた第2の基材の第2B基材部及び第2C基材部からなる返信はがきを、第2の基材の第2C基材部の裏面に記載した個人情報を隠蔽するように、折り線5の部分で折って、第2の基材の第2B基材部と、第2の基材の第2C基材部とが接着剤Bを介して接着して返送されることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の特定情報が、郵便往復はがきと表示されたものであることが好ましい。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の第1の基材と第2の基材の少なくとも一方において、地紋印刷が設けられて、該基材部に記載された個人情報が透けて見えないようにすることが好ましい。
本発明の往復隠蔽はがきは、第1の基材と第2の基材とが接着剤Aと接着剤Bとを接着箇所を分けて、使用して重ね合わせられた往復隠蔽はがきにおいて、
該第1の基材が第1A基材部と第1B基材部とが折り線2を介して区分けされ、かつ第1の基材が第1B基材部と第1C基材部とがスリット3を介して区分けされたもので、該第2の基材が第2A基材部と第2B基材部とがスリット4を介して区分けされ、かつ第2の基材が第2B基材部と第2C基材部とが折り線5を介して区分けされたもので、
第1A基材部と第2A基材部を重ね合わせる接着剤が接着剤Aであり、第1C基材部と第2C基材部を重ね合わせる接着剤も接着剤Aであり、第1B基材部と第2B基材部を重ね合わせる接着剤が接着剤Bであり、接着剤Aは強接着剤であり、接着剤Bは剥離可能で、再接着再剥離可能である擬似接着剤であり、
また、第1の基材の第1B基材部の所定の位置に貫通穴が施され、第2の基材の第2B基材部と重ね合った時に、第2B基材部の接着剤Bが設けられた側に印刷された特定情報が、該貫通穴を通して視認できるものであり、
また第2の基材の表面が再剥離性感圧粘着剤層が設けられ、往信時は前記の折り線2で折り畳み、第2の基材の第2A基材部と第2B基材部の表面同士が重ね合わされて圧着されて接着可能であり、
返信時は前記スリット3の部分から、第1の基材の第1B基材部を接着剤Bから剥離して、第2の基材の第2B基材部と分離し、かつ前記スリット4の部分から、接着剤Bが付着された第2の基材の第2B基材部を、第1の基材の第1B基材部と分離し、得られた第1の基材の第1C基材部と、第2の基材の第2B基材部及び第2C基材部からなる返信はがきを、第1の基材の第1C基材部の表面に記載した個人情報を隠蔽するように、折り線5の部分で折って、第2の基材の第2B基材部と、第1の基材の第1C基材部とが接着剤Bを介して接着して返送されるようにした。また、上記の第1の基材が、第1C基材部を無くして、第1A基材部と第1B基材部のみから構成することも可能である。但し、この場合は、上記のスリット3及び第2C基材部で設けられる接着剤は無い形態である。
上記の往復隠蔽はがきは、第2の基材に対して、第1の基材の全面(第1A基材部と第1B基材部と第1C基材部を合わせたもの、あるいは第1A基材部と第1B基材部を合わせたもの)を貼り合せた構成であり、往復隠蔽ハガキの両端に、マージナルパンチ加工が施された連続フォームとして、製造することができ、かつ第2の基材の両端と第1の基材の少なくとも片端それぞれに、マージナルパンチ加工が施された連続フォームとして、別個に印刷加工を予め行なって、その後に第1の基材と第2の基材を、それぞれ印刷された部分の上下、左右の位置見当を合わせることができる。
また、従来の隠蔽ラベルをラベラを使用して、貼り込む必要がなく、製造工程が増えることもない。請求項1で規定した第1の基材と第2の基材との外形の大きさが同じである場合、第1の基材と第2の基材の合わせた総厚の差が無く、段差がなく、全面が均一な厚さになり、プリンタでの搬送適性がより良好であり、また印字適性も良好となる。
また、本発明の往復隠蔽はがきは、第2の基材の表面が再剥離性感圧粘着剤層が設けられているので、往信時は折り線2で折り畳み、第2の基材の第2A基材部と第2B基材部の表面同士が重ね合わされ圧着されて接着することができ、隠蔽性に優れている。さらに返信時は、第1の基材の第1C基材部と、第2の基材の第2B基材部及び第2C基材部からなる返信はがきを、第1の基材の第1C基材部の表面に記載した個人情報を隠蔽するように、折り線5の部分で折って、第2の基材の第2B基材部と、第1の基材の第1C基材部とが接着剤Bを介して接着して返送される。あるいは、返信時、第2の基材の第2B基材部及び第2C基材部からなる返信はがきを、第2の基材の第2C基材部の裏面に記載した個人情報を隠蔽するように、折り線5の部分で折って、第2の基材の第2B基材部と、第2の基材の第2C基材部とが接着剤Bを介して接着して返送される。これにより、従来の隠蔽ラベルを剥がして、個人情報の記載部分にラベルを貼るものではなく、折り線5の部分で折って接着することにより、簡単に個人情報を隠蔽することができる。
図1は、本発明の往復隠蔽はがき1の一つの実施形態を示す概略図であり、図1a)は往復隠蔽はがきが往信して使用する前の第1の基材、第2の基材とが接着剤A、Bや、折り線2、5や、スリット3、4等で構成されることを説明するための概略図であり、図1b)は図1a)で示した往復隠蔽はがきが、往信された後の返信時での使用される状態を説明するための概略図である。
図1a)において、第2の基材22が、第2A基材部(2A)と第2B基材部(2B)とがスリット4を介して区分けされ、かつ第2の基材22が第2B基材部(2B)と第2C基材部(2C)とが折り線5を介して区分けされて形成されている。第2A基材部の表面を2A面とし、第2B基材部の表面を2B面とし、また第2C基材部の表面を2C面として、2C面には図示はしていないが、返信時のはがきの「郵便はがき」、「返信」等の文字が印刷されている。2A面には、個人情報23が、可変情報として、例えば、ノーインパクトプリンターを使用して、印字されている。第2の基材22は、両端に、マージナルパンチ25加工が施された連続フォームの形態で製造され、また上記のプリンター印字は、その加工されたマージナルパンチを利用して連続処理される。また第2の基材22は、個人情報23を隠蔽するために、基材22の表面の全面に、再剥離性感圧粘着剤層24が設けられている。
この再剥離性感圧粘着剤層24は、その使用する粘着剤層が基材と接触しても粘着せずに、粘着剤層同士が加圧接触してはじめて粘着し、しかも再剥離ができるように調整されたものであり、従来の折り畳みのメールフォームで利用されているものが使用できる。一般的に、粘着主剤、粘着力調整剤、添加物等でその粘着剤層を構成できる。往信時はスリット4で、山折りの条件で折り畳み、第2の基材22の第2A基材部と第2B基材部の表面同士(2A面と2B面)が重ね合わされて圧着されて接着し、上記の個人情報23が隠蔽できる。また図示してはいないが、基材部に記載あるいは記入された個人情報、すなわち第2A基材部の表面の個人情報23、あるいは第1C基材部の表面に記入した個人情報32において、郵便配達中などの取扱い中に、それらの個人情報が透けて見えないように、地紋印刷が施されることが好ましい。詳しくは、まず第2A基材部の表面の個人情報23では、第2A基材部の裏面全面に(接着剤Aと接する側に)、及び/または第1A基材部の接着剤Aと接する側に、及び/または第2B基材部の接着剤Bと接する側に、及び/または第1B基材部の接着剤Bと接する側に、地紋印刷を施すことができる。
また、第1C基材部の表面に記入した個人情報32では、第1C基材部の裏面全面に(接着剤Aと接する側に)、及び/または第2C基材部の接着剤Aと接する側に、地紋印刷を施すことができる。さらに、その個人情報32を隠蔽するよう、返信時の際に、折り線5の部分で折って、第2の基材の第2B基材部と、第1の基材の第1C基材部とが接着剤Bを介して接着されるので、第2B基材部の接着剤Bと接する面に、あるいは第2B基材部の接着剤Bと接しない面に、地紋印刷を施すことができる。
このようにして、往復隠蔽はがきが往信、返信される際に、個人情報が透けて見えることを困難にすることができる。
第1の基材21の第1B基材部の所定の位置に貫通穴6が施され、第2の基材22の第2B基材部と重ね合った時に、第2B基材部の接着剤Bが設けられた側に印刷された特定情報7が、該貫通穴6を通して視認できるものであるが、図1で示したような貫通穴6の形状は、円形に限らず、特定情報7が視認できる条件であれば、楕円形、四角形、星型等、適宜選択することができる。また、第1B基材部に、複数の貫通穴を設ける条件に限らず、帯状の一つの穴を設けることも可能である。また、図示したものは、特定情報7として、「郵便往復はがき」を示したが、これに限らず、「アンケート返答用紙」等にする等、使用する目的に応じて変えることができる。但し、このような往復はがきとして利用する以外の用途では、発明の対象が往復隠蔽はがきではなく、アンケート用紙等に変更されるが、本発明では対象がアンケート用紙等を含めた意味で、往復隠蔽はがきの用語を用いている。上記の特定情報7として、「郵便往復はがき」を使用した場合、現行郵便規則を満足した郵便はがきとして利用することができる。
尚、本発明の往復隠蔽はがきは、第1の基材の第1B基材部の所定の位置に貫通穴が施されている条件であるが、この貫通穴を全く施さないで、その他の条件は特許請求の範囲1または2に記載された条件の往復隠蔽はがきは、現行郵便規則を満足しないが、今後、往復隠蔽はがきとして、使用できる可能性はある。
第1の基材21の折り線2と、第2の基材22に設けられたスリット4は、同じ位置に合わせ、第1の基材21のスリット3と、第2の基材22に設けられた折り線5は、同じ位置に合わせておく。スリット4は、第2の基材の第2B基材部を、第1の基材の第1B基材部と重なって接着された状態から剥がすためのものである。スリット3は、第1B基材部を接着剤Bから剥離して、第2B基材部と分離するためのものである。またスリット3は、往信時において、往復はがきとしてのはがきサイズで投函するために、そのスリット3の位置で、折りやすくするものである。
上記の折り線2とスリット4は、またスリット3と折り線5は、同じ位置に合わせるもので、第1の基材21と、第2の基材22とが接着剤A、Bにより重ね合わされた状態で、一方の基材のみにスリット加工を行なうだけにより、自動的に折り線の加工が施される結果となる。(折り線は折りぐせがつく程度に、圧力が加えられたものである。)すなわち、第1の基材21と第2の基材22とが、接着剤A、Bにより接着されて、一体化した状態で、スリット3では、第1の基材21の表面から、第1の基材21を切断し、第2の基材22は切断しない、いわゆるハーフカット処理を行う。また、同様にスリット4では、第2の基材22の表面から、第2の基材22を切断し、第1の基材21は切断しない、いわゆるハーフカット処理を行う。
また、本発明の往復隠蔽はがきは、第1B基材部と第1C基材部とを区分けするための、また第2A基材部と第2B基材部とを区分けするためのスリットは、上記のハーフカット処理で加工するだけでなく、第1の基材と第2の基材とを接着剤で重ね合わす前に、スリットの位置で、予め切断しておいた巻取り状の複数の基材を用意して、各巻取りを供給して、接着剤を塗布し、第1の基材と第2の基材を重ね合わして製造することも可能である。この場合、スリット3、4の位置において、2本の隣接した上記の予め切断しておいた巻取り状の基材を、0.5〜1mm程度の間隔で離しておくことが好ましい。それは、対応する折り線で折り畳み際に、非常に折り易く、かつスリットの位置から、接着剤Bで接着している部分を剥離する際、簡単に剥離し始めることができる。
また、図1a)において、第1の基材21が第1A基材部(1A)と第1B基材部(1B)とが折り線2を介して区分けされ、かつ第1の基材21が第1B基材部(1B)と第1C基材部(1C)とがスリット3を介して区分けされて形成されている。第1A基材部の表面を1A面とし、第1B基材部の表面を1B面とし、また第1C基材部の表面を1C面として、図示はしていないが、1A面には、適当な広告を印刷することができる。また、1B面には「往信」の文字などが印刷され、また往信先の住所、名前27が記載されている。また、1C面には返信はがきとして、返信者が返信する人の個人情報を記入しやすくする説明書きなどが印刷されている。上記の往信先の住所、名前27は、可変情報であり、例えば、ノーインパクトプリンターを使用して、印字される。尚、第1の基材21についても、上記の第2の基材22と同様に、両端に、マージナルパンチ25加工が施された連続フォームの形態で製造され、また上記のプリンター印字は、そのマージナルパンチ加工された部分を利用して、連続処理される。但し、第1の基材21における往信先の住所、名前27のプリンター印字と、上記の第2の基材22における個人情報23のプリンター印字は、両者の情報の照合性を正確にするために、第1の基材21と第2の基材22とが接着剤A、Bで重ね合わせて接着している状態で、両面印字可能なプリンターを用いて行なうことが好ましい。
上記に説明した第1の基材21と第2の基材22とが、接着剤A(30)と接着剤B(31)を使用して、重ね合わせられている。その接着剤A(30)と接着剤B(31)とは、その塗工する箇所を区分けしており、第1A基材部(1A)と第2A基材部(2A)を重ね合わせるための接着剤が接着剤A(30)であり、第1C基材部(1C)と第2C基材部(2C)を重ね合わせるための接着剤も接着剤A(30)であり、第1B基材部(1B)と第2B基材部(2B)を重ね合わせるための接着剤が接着剤B(31)である。このように、接着剤を使い分けるものである。この接着剤A(30)は強接着剤であり、一旦接着させた後に、第1の基材21と第2の基材22を剥離することが困難である。また、接着剤B(31)は一旦接着した後に、剥離可能であり、またその剥離された接着剤B(31)を利用して、返信はがき26の個人情報を記入した欄32に再接着再剥離することができるものである。この機能を有する接着剤B(31)は、擬似接着剤と言われるものである。
図1a)で示した往復隠蔽はがき1は、往信時に折り線2で、山折りの条件で折り畳んで、第2の基材22の第2A基材部と第2B基材部の表面同士(2A面と2B面)が重ね合わされて圧着されて接着し、個人情報23を隠蔽するものである。尚、往信時におけるスリット3の方は、図示したように山折りされ、郵送される。また本発明の往復隠蔽はがき1は、往信時に、3つ折された往復隠蔽はがきとして、利用する際は、両端に設けられたマージナルパンチ25加工された部分は、切り取り線8、9により、切り離されている。
図1b)で示したものは、図1a)で示した往復隠蔽はがきが、往信された後の返信時での使用される状態を説明するもので、往信先の人が、往復隠蔽はがき1を受取って、2A面と2B面とが接着した状態から、2A面と2B面とを剥離して、2A面に記載された個人情報23を確認して、その後にスリット3の部分から、第1の基材21の第1B基材部を接着剤Bから剥離して、第2の基材22の第2B基材部と分離し、かつスリット4の部分から、接着剤Bが付着された第2の基材22の第2B基材部を、第1の基材21の第1B基材部と分離して、第1の基材の第1C基材部と、第2の基材の第2B基材部及び第2C基材部からなる返信はがきを、第1の基材の第1C基材部の表面に記入した個人情報32を隠蔽するように、折り線5の部分で折って、第2の基材の第2B基材部と、第1の基材の第1C基材部とが接着剤Bを介して接着した状態にする。尚、返信はがき26の個人情報の記入欄32には、往信された返信者が自分の個人情報に関する必要事項を記入した後に、上記の折り線5の部分で折って、接着剤Bを介して、第2B基材部と第1C基材部とを接着した状態とする。このように、折り線5の部分で折って貼り合わせて、個人情報を隠蔽するので、従来の隠蔽ラベルを用いて、剥がして貼り込むタイプの場合のラベルを貼る位置がずれることもなく、また返信時に第2の基材22の第2B基材部全体で、個人情報32を隠蔽するので、隠蔽できる面積を多くとれる。このように隠蔽性が高く、簡単に個人情報を隠蔽することができる。
以上、図1を用いて、本発明の往復隠蔽はがきについて、説明したが、図1のように、マージナルパンチ25の加工された方向と、折り線2、5、とスリット3、4の加工された方向が平行であるが、図4に示すように、マージナルパンチ25の加工された方向と、折り線2、5、とスリット3、4の加工された方向が直角であるように、往復隠蔽はがきの配置をとることも可能である。
以上、往復隠蔽はがきについて、本発明を説明したが、郵便で配達するはがきの用途に限らず、アンケート用紙等の手渡し等で、配布して、その後に、記入した用紙が回収されるものでも、本発明が適用できる。
以下に、本発明の往復隠蔽はがきについて、実施例に基づいて、説明する。
第1の基材として、上質紙、アート紙、コート紙等のパルプをした用紙を用い、第2の基材として、上質紙の片側の全面に、粘着主剤、粘着力調整剤、添加物で構成した再剥離性感圧粘着剤を塗工したものを用意した。まず、図1に示すように第1の基材の1A面には、その往復隠蔽はがきの往信元である企業の宣伝のための広告を、また1B面には「往信」の文字などを、さらに1C面には返信はがきとして、返信者が返信する人の個人情報を記入しやすくする説明書きを、それぞれオフセット印刷方式で、インラインで印刷形成する。また、第1の基材の両端には、マージナルパンチ25を連続的に加工し、連続して巻き取った状態とした。但し、第1の基材の第1B基材部の所定の位置に貫通穴6を施して、第2の基材の第2B基材部と重ね合った時に、第2B基材部の接着剤Bが設けられた側に印刷された特定情報である「郵便往復はがき」が、該貫通穴6を通して視認できるようにした。
第2の基材の2C面には返信時のはがきの「郵便はがき(返信)」の文字等を、印刷形成し、また第2B基材部の接着剤Bが設けられる側に「郵便往復はがき」を印刷形成する。但し、第2の基材には、上記の再剥離性感圧粘着剤が塗工されている。第2の基材の両端には、マージナルパンチ25を連続的に加工し、連続して巻き取った状態とした。
上記の得られた第1の基材の巻取りと、第2の基材の巻取りを給紙部に設置して、接着剤B(31)を塗工できるユニット1と、接着剤A(30)を塗工できるユニット2を隣接して設けた糊付けコレーターにて、第1の基材の巻取りの上記の印刷面と反対側に、図1a)に示すようなパターンで、接着剤B(31)を塗工し、続けて第1の基材の巻取りの接着剤B(31)が塗工された面と同じ側に、図1a)に示すようなパターンで、接着剤A(30)を塗工し、接着剤A(30)及び接着剤B(31)が塗工された面と、第2の基材の上記の印刷面と反対側とが接するように、重ね合わせる。その時に、第1の基材の第1B基材部に加工した貫通穴6を通して、第2B基材部の接着剤Bが設けられた側に印刷された「郵便往復はがき」が、視認できるように、また第1の基材と第2の基材の各印刷された部分が両者の位置関係が合うように、マージナルパンチを利用したピン送り方式で、第1の基材と第2の基材の見当合わせを行なう。さらに、貼り合わせ時40と41に示す位置に、横ミシン目の加工を施して、折り出しした。
上記の連続フォームとして丁合された往復隠蔽はがきは、横ミシン目40、41の部分で、折られた折り状態とする。次に、上記の往復隠蔽はがきを、両面印字のノーインパクトプリンターにて、第1の基材21における1B面に、往信先の住所、名前27の可変情報を、さらに、第2の基材22の2A面に、個人情報23の可変情報を、それぞれ一つの往復隠蔽はがきとした時に、両者の情報の照合性がとれた状態で、両面印字を行なった。
その後に、切り取り線8、9を利用して、両端に設けられたマージナルパンチ25加工された部分を、切り離した後に、折り線2で、山折りの条件で折り畳んで、第2の基材22の第2A基材部と第2B基材部の表面同士(2A面と2B面)が重ね合わされて圧着されて接着するように、シーラーにて圧力を加える。但し、この加圧処理は長尺の往復隠蔽はがきを使用して、連続処理で行なう。圧着の工程中で、横ミシン目40、41を利用して、長尺の連続フォームから、多数の枚葉のシート状である、本発明の往復隠蔽はがきを形成した。
上記の得られた往復隠蔽はがきを往信先に郵送したところ、異常なく往信先に往復隠蔽はがきが届けられた。往信先の人は、2A面と2B面とが接着した状態から、2A面と2B面とを手で剥離して、2A面に記載された個人情報23を確認して、その後にスリット3の部分から、第1の基材21の第1B基材部を接着剤Bから剥離して、第2の基材22の第2B基材部と分離し、かつスリット4の部分から、接着剤Bが付着された第2の基材22の第2B基材部を、第1の基材21の第1B基材部と分離して、第1の基材の第1C基材部と、第2の基材の第2B基材部及び第2C基材部からなる返信はがきを得る。この返信はがき26の個人情報の記入欄32に、往信された返信者は自分の個人情報に関する必要事項を記入した。その後に、第1の基材の第1C基材部の表面に記入した個人情報32を隠蔽するように、折り線5の部分で折って、第2の基材の第2B基材部と、第1の基材の第1C基材部とが接着剤Bを介して接着した状態にした。そして、その返信はがきを郵送した。この返信はがきは、返信先に異常なく届けられ、返信先の関係者が第2B基材部と、第1C基材部とを接着剤Bから剥離して、個人情報の記入欄32の内容を確認し、必要事項を記憶装置へ入力する等の処置を行った。以上の往復隠蔽はがきは、プリンターの印字適性、搬送適性等に優れ、また製造する上で、製造工程が増えることもなく、隠蔽性が高く、隠蔽ラベルを用いて、剥がして貼り込む際、ラベルの貼る位置が曲がったり、外れることがなく、折り線5の部分で折って貼り合せるだけで、簡単に個人情報を隠蔽することができ、往信元(返信先)と往信先(返信者)において、取扱い上、問題がなく使用された。
本発明の往復隠蔽はがきの一つの実施形態を示す概略図である。 従来の往復隠蔽はがきの一例を示す図である。 従来の往復隠蔽はがきの一例を示す図である。 本発明の往復隠蔽はがきの他の実施形態を示す概略図である。
符号の説明
1 往復隠蔽はがき
2 折り線
3 スリット
4 スリット
5 折り線
6 貫通穴
7 特定情報
8 切り取り線
9 切り取り線
10 はがき本体
12 折り線
13 折り線
14 隠蔽ラベル
15 切り取り線
16 切り取り線
17 切り抜き部
18 配置されたシート
19 ハーフカット
21 第1の基材
22 第2の基材
23 返信者の個人情報
24 再剥離性感圧粘着剤層
25 マージナルパンチ
26 返信はがき
27 往信先の住所、名前
30 接着剤A
31 接着剤B
32 個人情報を記入した欄
40、41 横ミシン目

Claims (4)

  1. 第1の基材と第2の基材とが接着剤Aと接着剤Bとを接着箇所を分けて、使用して重ね合わせられた往復隠蔽はがきにおいて、
    該第1の基材が第1A基材部と第1B基材部とが折り線2を介して区分けされ、かつ第1の基材が第1B基材部と第1C基材部とがスリット3を介して区分けされたもので、該第2の基材が第2A基材部と第2B基材部とがスリット4を介して区分けされ、かつ第2の基材が第2B基材部と第2C基材部とが折り線5を介して区分けされたもので、
    第1A基材部と第2A基材部を重ね合わせる接着剤が接着剤Aであり、第1C基材部と第2C基材部を重ね合わせる接着剤も接着剤Aであり、第1B基材部と第2B基材部を重ね合わせる接着剤が接着剤Bであり、接着剤Aは強接着剤であり、接着剤Bは剥離可能で、再接着再剥離可能である擬似接着剤であり、
    また、第1の基材の第1B基材部の所定の位置に貫通穴が施され、第2の基材の第2B基材部と重ね合った時に、第2B基材部の接着剤Bが設けられた側に印刷された特定情報が、該貫通穴を通して視認できるものであり、
    また第2の基材の表面に再剥離性感圧粘着剤層が設けられ、往信時は前記の折り線2で折り畳み、第2の基材の第2A基材部と第2B基材部の表面同士が重ね合わされて圧着されて接着可能であり、
    返信時は前記スリット3の部分から、第1の基材の第1B基材部を接着剤Bから剥離して、第2の基材の第2B基材部と分離し、かつ前記スリット4の部分から、接着剤Bが付着された第2の基材の第2B基材部を、第1の基材の第1B基材部と分離し、得られた第1の基材の第1C基材部と、第2の基材の第2B基材部及び第2C基材部からなる返信はがきを、第1の基材の第1C基材部の表面に記載した個人情報を隠蔽するように、折り線5の部分で折って、第2の基材の第2B基材部と、第1の基材の第1C基材部とが接着剤Bを介して接着して返送されることを特徴とする往復隠蔽はがき。
  2. 第1の基材と第2の基材とが接着剤Aと接着剤Bとを接着箇所を分けて、使用して重ね合わせられた往復隠蔽はがきにおいて、
    該第1の基材が第1A基材部と第1B基材部とが折り線2を介して区分けされもので、該第2の基材が第2A基材部と第2B基材部とがスリット4を介して区分けされ、かつ第2の基材が第2B基材部と第2C基材部とが折り線5を介して区分けされたもので、
    第1A基材部と第2A基材部を重ね合わせる接着剤が接着剤Aであり、第1B基材部と第2B基材部を重ね合わせる接着剤が接着剤Bであり、接着剤Aは強接着剤であり、接着剤Bは剥離可能で、再接着再剥離可能である擬似接着剤であり、
    また、第1の基材の第1B基材部の所定の位置に貫通穴が施され、第2の基材の第2B基材部と重ね合った時に、第2B基材部の接着剤Bが設けられた側に印刷された特定情報が、該貫通穴を通して視認できるものであり、
    また第2の基材の表面に再剥離性感圧粘着剤層が設けられ、往信時は前記の折り線2で折り畳み、第2の基材の第2A基材部と第2B基材部の表面同士が重ね合わされて圧着されて接着可能であり、
    返信時は第1の基材の第1B基材部を接着剤Bから剥離して、第2の基材の第2B基材部と分離し、かつ前記スリット4の部分から、接着剤Bが付着された第2の基材の第2B基材部を、第1の基材の第1B基材部と分離し、得られた第2の基材の第2B基材部及び第2C基材部からなる返信はがきを、第2の基材の第2C基材部の裏面に記載した個人情報を隠蔽するように、折り線5の部分で折って、第2の基材の第2B基材部と、第2の基材の第2C基材部とが接着剤Bを介して接着して返送されることを特徴とする往復隠蔽はがき。
  3. 前記の特定情報が、郵便往復はがきと表示されたものであることを特徴とする請求項1または2に記載の往復隠蔽はがき。
  4. 前記の第1の基材と第2の基材の少なくとも一方において、地紋印刷が設けられて、該基材部に記載された個人情報が透けて見えないようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の往復隠蔽はがき。
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