JP4901047B2 - ローカラー芳香族変性c5炭化水素樹脂 - Google Patents

ローカラー芳香族変性c5炭化水素樹脂 Download PDF

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Description

【0001】
産業上の利用分野
本発明は、接着剤に使用するための粘着付与樹脂組成物およびこれらの調製方法に関するものである。より詳しく述べると、本発明は、ピペリレン濃縮物および芳香族ビニル化合物から調製されたローカラー(low color)芳香族変性C5炭化水素樹脂組成物およびこれらを接着用途に使用する方法に関するものである。
発明の背景
粘着付与樹脂は、熱可塑性接着剤、例えばホットメルト接着剤(HMA)およびホットメルト感圧性接着剤(HMPSA)を作製するのに使用することができる。ホットメルト接着剤は、加熱すると、迅速に融解する固形の熱可塑性材料である。次いで、ホットメルト接着剤は、冷却すると、固いボンドに硬化する。ホットメルト感圧性接着剤は、冷却するとその粘着性を保持する。ほとんどのその他の種類の接着剤は、溶剤の蒸発またはフリーラジカル硬化機構により硬化する。ホットメルト接着剤は、迅速な接着を提供し、数多くの自動操作に非常に好都合となる。ホットメルト接着剤は、低分子量オリゴマー粘着付与剤とともにエラストマー、ブロックコポリマー、エチレン酢酸ビニル(EVA)または無定形ポリオレフィンから作製される。
【0002】
粘着付与剤は、一般に接着剤用途に適合しなければならない。粘着付与剤は、実質的接着強度を付与し、基材を湿らせるのを促進し、そして一般には接着能力を増加するように選択される。粘着付与剤は、一般に不飽和脂肪族石油炭化水素供給材料、例えば石油または石油化学加工プラントからの供給材料の重合により作製される。
【0003】
より具体的には、粘着付与剤は、しばしば2個の二重結合を有する不飽和C5炭化水素、例えばC5ジエン類、C5シクロジエン類から作製される。C5樹脂は、一般にAlCl3触媒を使用して約30°ないし約70℃の反応温度で作製される。これらの樹脂は、基材を適度に湿潤し、接着性を保持し、そして包装を容易にするのために軟化点70°〜120℃を有している。しかしながら、これらの樹脂は、しばしばガードナーカラー約5ないし約7またはそれ以上を有しており、これは数多くの接着用途には色が濃すぎる。
【0004】
5樹脂におけるC5シクロジエン類の量を減らすと一般にガードナーカラーを改良または低減するが、C5樹脂の接着性も影響される。例えば軟化点が減少し、そして接着性が減少する等である。C5シクロジエン類の含有率が減少したローカラー粘着付与剤に関して、芳香族類をC5樹脂に添加して樹脂の接着特性を改良することができる。かかる低シクロジエン樹脂は、しばしばテルペン、すなわち不飽和環式C1016炭化水素を使用して接着要求、例えばカラーおよび軟化点を満足させる必要がある。例えば、軟化点の損失なしに適当なローカラーを得るためにC5ピペリレン類、不飽和ビニル芳香族類およびテルペン類から得られたC5樹脂を必要とする米国特許第4,994,516号明細書を参照のこと。しかしながら、テルペン類の使用は、しばしば、使用する前にその供給物流の調製、例えば供給物精製または水素処理を必要とするので、テルペン類を使用すると高価で複雑な製造方法としてしまう。
【0005】
芳香族置換を有するC5樹脂は、しばしばハイカラーであり、そして後樹脂水素化処理または水素処理を必要とする。例えば、ビニルモノ不飽和芳香族類で置換されたC5樹脂が水素化前に約5ないし7の濃いガードナーカラーを有し、そしてC5樹脂の水素化後にはガードナーカラー2未満となる米国特許第4,952,639号明細書を参照のこと。また、例えば、芳香族変性C5炭化水素樹脂の水素処理がガードナーカラーを約7から約2に減少するのに必要とされる米国特許第5,817,900号明細書も参照のこと。
【0006】
後樹脂水素化処理または水素処理を使用しないローカラーC5樹脂が提案されている。しかしながら、かかる樹脂は、芳香族置換の量が制限されている。例えば、米国特許第5,853,874号明細書は、ガードナーカラー約3を有するローカラー芳香族変性C5樹脂を記載しているが、モノビニル芳香族約5ないし15質量%の樹脂への置換しか記載していない。ビニル芳香族置換におけるこのような置換範囲は、これらのC5樹脂を所定のホットメルト用途への有効性を制限している。
【0007】
より高レベルのモノビニル芳香族置換を有するその他の樹脂が提案されているが、このものはBF3触媒を使用する必要があり、このことは製造の複雑さおよびコストを増加してしまう。例えば、米国特許第5,177,163号明細書は、BF3触媒を用いて生成したモノビニル芳香族成分30質量%以上を有するローカラーモノビニル芳香族置換C5樹脂を記載している。しかしながら、BF3触媒は、化学薬品、例えばライムまたはNH4OHで中和しなければならず、そしてこのことはより一般的に使用されているAlCl3触媒の水洗中和と比較してより高価である。ローカラーC5樹脂に必要な反応温度は、BF3触媒では約0℃ないし約10℃であり、これはAlCl3触媒の反応温度要求よりも一般に低いものであり、その結果反応時間が長くなり、そして加工がより高価となってしまう。さらにまた、BF3触媒系の反応温度をより経済的条件にまで増加すると、得られたC5樹脂の分子量が望ましくないものとなってしまう。
【0008】
このように、ローカラーおよび良好な接着性を有し複雑なあるいは高価な樹脂生成加工の上記欠点のないモノビニル置換C5樹脂に対する要求がある。
発明の要約
本発明は、粘着付与剤に有効なランダムコポリマー炭化水素組成物に関する。本発明樹脂、例えばスチレン−イソプレン−スチレン(SIS)のブロックコポリマー、スチレン−ブタジエン−スチレン(SBS)のブロックコポリマー、マルチブロック(SB)n(但し、nは100〜1000である)、無定形ポリオレフィン類、エチレン酢酸ビニル(EVA)ポリマーおよびアタクチックポリアルファオレフィン類(APAO)を有する本発明樹脂は、ホットメルト接着剤およびホットメルト感圧性接着剤に有効である。
【0009】
本発明の一実施態様において、不飽和脂肪族モノマー、例えばピペリレンモノマーと、シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンモノマー約2質量%未満と、イソプレン約1質量%未満とを含有する第一の主要のC5炭化水素流と、モノビニル芳香族C8〜C12モノマーを含む第二の炭化水素流との反応生成物である炭化水素が提供される。前記不飽和脂肪族モノマーと前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの質量比は、約1.5/1ないし約6/1として、ガードナーカラー約4未満および環球式軟化点約85ないし約100℃を有する独特の樹脂を得る。前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーがα−メチルスチレンであることが望ましい。本発明の樹脂は、さらにイソブチレン、イソアミレンおよびこれらの組合せ約0ないし約15質量%を含んでもよい。前記樹脂は、Mz約2000ないし約4000ダルトンを有し、そして多分散度約1.7ないし約2.0を有すること望ましい。Mz約2500ないし3700を有する樹脂も有効である。
【0010】
本発明の別の実施態様において、(i)不飽和脂肪族モノマー、例えばピペリレンモノマー、(ii)シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンモノマー約2質量%未満および(iii)イソプレン約1質量%未満を含む第一の主要なC5炭化水素流と、モノビニル芳香族C8〜C12モノマーを含む第二の炭化水素流との反応生成物である炭化水素樹脂が提供される。前記不飽和脂肪族モノマーと前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの質量比は、約15/1ないし約50/1とする。本発明のこの実施態様において、この樹脂は、ガードナーカラー約4未満を有しそして環球式軟化点約85ないし約100℃を有している。前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーがα−メチルスチレンであることが望ましい。本発明樹脂は、さらにイソブチレン、イソアミレンおよびこれらの組合せ約15ないし約25質量%を含んでもよい。前記樹脂は、Mz約2500ないし4000および多分散度約1.7ないし約2.0を有すること望ましい。Mz約3000ないし3500を有する樹脂も有効である。
【0011】
本発明の炭化水素コポリマー樹脂は、(a)(i)不飽和脂肪族モノマー、例えばピペリレンモノマー、(ii)シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンモノマー約2質量%未満および(iii)イソプレン約1質量%未満を含む不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流を供給し、(b)モノビニル芳香族C8〜C12モノマーを含む第二の炭化水素流を供給し、(c)前記不飽和脂肪族モノマーと前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの質量比約1.5/1ないし約25/1を得るように前記流れを混成し、(d)前記混成流を約25ないし約75℃で重合し、そして(e) 前記コポリマー樹脂を回収することによって調製し得る。
【0012】
本発明の炭化水素コポリマー樹脂は、さらに不飽和脂肪族モノマーであるC4〜C5イソオレフィン流を供給することによっても調製し得る。C4〜C5イソオレフィンをイソブチレンとして供給し、そして前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーをα−メチルスチレンとして供給することが望ましい。本発明のさらに別の実施態様において、イソブチレンおよびα−メチルスチレンを実質的に純粋な形態、すなわち他の炭化水素を実質的に不含の形態で供給する。
発明の詳細な説明
本発明は、粘着付与剤として有効なランダムコポリマー炭化水素樹脂である。本発明樹脂は、ローカラーを有し、そしてホットメルト接着剤およびホットメルト感圧性接着剤における粘着付与剤として使用するのに適当な接着性を有している。
【0013】
本発明樹脂は、ローカラー、芳香族変性炭化水素樹脂である。これらの樹脂は、不飽和脂肪族モノマーとモノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの重合反応生成物である。不飽和脂肪族モノマーとして、限定されるものではないがイソブチレン、イソプレン、イソアミレン(2−メチル−2−ブテン)、トランス−ピペリレン(トランス−1,3−ペンタジエン)、シス−ピペリレン(シス−1,3−ペンタジエン)、シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンが挙げられる。シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンモノマーの量を制限してC5樹脂のガードナーカラーを低減することが望ましい。さらに、本発明のC5樹脂は、シクロペンタジエンおよび/またはジシクロペンタジエンモノマー約2質量%未満を含有している。
【0014】
数多くの不飽和脂肪族モノマーが濃縮ピペリレン流を介して提供される。濃縮ピペリレン流は、シス−およびトランスピペリレン約60質量%以上を含有していて部分的にローカラー炭化水素樹脂を提供するのが望ましい。また、本発明において、有効な濃縮ピペリレン流は、イソプレン約1質量%以下およびシクロペンタジエンおよび/またはジシクロペンタジエン約2質量%以下を含有している。イソプレン、シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンのレベルをこれらの範囲内に制限することは、コポリマー炭化水素樹脂のより薄い色の改良に寄与する。
【0015】
本発明において有効なモノビニル芳香族C8〜C12モノマーとして、限定されるものではないがスチレン、メタメチルスチレン、パラメチルスチレン、α−メチルスチレン、メタメチル−α−メチルスチレン、パラメチル−α−メチルスチレン、tert−ブチルスチレン等が挙げられる。本発明の一実施態様において、α−メチルスチレンが本発明樹脂におけるモノビニル芳香族C8〜C12モノマーとして望ましい。
【0016】
本発明樹脂はまた、C4〜C5イソオレフィン、すなわちイソブチレンまたはイソアミレンを含んでもよい。C4〜C5イソオレフィンの介在は不飽和脂肪族モノマーとモノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの重合反応から生成するランダムコポリマーの分子量範囲を狭くする。
【0017】
本発明の一実施態様において、炭化水素コポリマー樹脂は、(a)不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流と、(b)モノビニル芳香族C8〜C12モノマーを含む第二の炭化水素流との反応生成物を含む。不飽和脂肪族モノマーは、(i)ピペリレンモノマー;(ii)シクロペンタジエンおよび/またはジシクロペンタジエンモノマー約2質量%未満および(iii)イソプレン約1質量%未満を含む。この樹脂は、前記不飽和脂肪族モノマーと前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの質量比約1.5/1ないし約6/1を有していて、ガードナーカラー約4未満を有しそして環球式軟化点約85ないし約100℃を有する樹脂を得る。
【0018】
この樹脂は、Mz約2000ないし4000および多分散度約1.7ないし約2.0を有していること望ましい。また、Mz2500ないし3700を有する樹脂もローカラー樹脂として有効である。サンプル中の分子量が均一である低分子量化合物とは異なり、本発明のコポリマーは、多分散性である。この樹脂は、種々の長さのポリマー鎖から構成され、従ってしばしば分子量の分布を示す。このように、樹脂は、以下のような異なる分子量数式により特徴付けされる。
数平均分子量
【0019】
【数1】
Figure 0004901047
【0020】
質量平均分子量
【0021】
【数2】
Figure 0004901047
【0022】
Z−平均分子量
【0023】
【数3】
Figure 0004901047
【0024】
式中、Miは分子量であり、niはモル数であり、そしてwiはポリマーのi成分分子の質量である。本明細書に記載される用語多分散度およびその変量は、樹脂の分子量の割合、すなわちMw/Mnである。
【0025】
大きい塊の分子は、低い塊の分子が寄与するよりもMz分子量に寄与する。Mz分子量は、低分子量末尾の存在に敏感である。Mz分子量は、樹脂における高分子量末尾の指標を与え、そして接着剤ベースポリマーの相溶解性に対する明白な効果を有する。高いMzは、一般には望ましくない。Mwは、樹脂の平均分子量の指標である。Mnは、樹脂の低い分子量部分に対する情報を提供する。多分散度は、分子量分布の広がりを記載し、そしてMw/Mnの比である。Mz、MnおよびMwは、屈折率検出器を使用してゲルろ過クロマトグラフィーにより測定することができる。
【0026】
一つの特に有効なモノビニル芳香族C8〜C12モノマーは、部分的にローカラーおよび良好な接着特性を樹脂に与えるα−メチルスチレンである。この樹脂は、さらにイソオレフィンモノマー、例えばイソブチレン、イソアミレンおよびこれらの組合せ約0ないし約15質量%を含んでもよい。イソオレフィンモノマーが反応組成物中に含まれる場合、イソオレフィンモノマーは、上記質量比の樹脂における不飽和脂肪族モノマーの一部とみなされる。
【0027】
本発明の別の実施態様において、炭化水素コポリマー樹脂は、(a)不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流と、(b)モノビニル芳香族C8〜C12モノマーを含む第二の炭化水素流との反応生成物として調製される。不飽和脂肪族モノマーは、ピペリレンモノマー、シクロペンタジエンおよび/またはジシクロペンタジエンモノマー約2質量%未満およびイソプレン約1質量%未満の組合せを含む。この樹脂は、前記不飽和脂肪族モノマーと前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの質量比約15/1ないし約50/1を有していて、ガードナーカラー約4未満を有しそして環球式軟化点約85ないし約100℃を有する樹脂を得る。この樹脂は、Mz2500ないし4000および多分散度約1.7ないし約2.0を有していること望ましい。また、Mz約3000ないし約3500を有する樹脂も有効である。この樹脂は、さらにイソオレフィンモノマー、例えばイソブチレン、イソアミレンおよびこれらの組合せ約15ないし約25質量%を含んでもよい。
【0028】
ガードナーカラー約4未満を有しかつ環球式軟化点約85℃ないし約100℃を有する本発明炭化水素コポリマー樹脂は、(a)不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流を供給し、(b)モノビニル芳香族C8〜C12モノマーを含む第二の炭化水素流を供給し、(c)前記不飽和脂肪族モノマーと前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの質量比約1.5/1ないし約25/1を得るようにこれらの流れを混成し、(d)前記混成流を約25ないし約75℃で重合し、そして(e)前記コポリマー樹脂を回収することによって調製し得る。不飽和脂肪族樹脂は、ピペリレンモノマーと、約2質量%未満の量のシクロペンタジエンおよび/またはジシクロペンタジエンモノマーと、イソプレン約1質量%未満との組合せを含んでいる。
【0029】
本発明によると、有効な濃縮ピペリレン流がシス−およびトランスピペリレン約60質量%以上を含有して部分的にローカラー炭化水素樹脂を提供するのが望ましいことを見出した。また、前述のごとく、濃縮ピペリレン流は、イソプレン約1質量%以下およびシクロペンタジエンおよび/またはジシクロペンタジエン約2質量%以下を含有している。イソプレン、シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンのレベルを制限すると、コポリマー炭化水素樹脂色を改良する。濃縮ピペリレン流は、そのなかのシクロジエン含有率を減少するために熱浸漬流であることが望ましい。熱浸漬操作の間に、シクロペンタジエンは、所望のピペリレンの実質的損失なしにジシクロペンタジエンに転化する。熱浸漬は、低温、例えば30℃で例えば約6週間までの時間行われる。熱浸漬されたピペリレン流を次いで蒸留してジシクロペンタジエンの実質部分を除去する。本発明において,低レベルのシクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンを有するピペリレン流、例えば熱浸漬されたピペリレン流は、ローカラー樹脂を生成する。
【0030】
ピペリレン流は、しばしば他のC5炭化水素、例えばC5モノオレフィン類およびC5パラフィン類を含有する。C5モノオレフィン類、例えば限定されるものではないが1−ペンテン、トランス−2−ペンテン、シス−2−ペンテンおよびシクロペンテンをある程度反応させ、そして樹脂コポリマーの一部を形成してもよい。濃縮ピペリジン流を用いて樹脂を調製することによって、非濃縮ピペリジン流と比較して、反応性C5モノオレフィンを低いレベルまで減少する。反応性C5モノオレフィンの量を制限すると、より狭い範囲の多分散度を有する本発明の方法により調製された樹脂が提供される。このような狭い範囲の多分散度は、樹脂と接着剤のベースポリマーとの相溶性に望ましくなる。ピペリレン流は、石油精製または石油化学複合体から商業的に入手可能である。かかる流れは、粗製油成分の接触分解または軽質炭化水素の流体分解から得られる。蒸留は、他の炭化水素からピペリレンを濃縮するのに一般に用いられている技術の一つである。
【0031】
本発明の実施に有効なピペリレン流は、質量基準でイソプレン約0.4%、トランス−2−ペンテン約0.8%、シス−2−ペンテン約1.8%、2−メチル−2−ブテン(イソアミレン)約6.6%、トランス−1,3−ペンタジエン(トランス−ピペリレン)約43.3%、シクロペンタジエン約1.2%、シス−1,3−ペンタジエン(シス−ピペリレン)約23.9%、シクロペンテン約17.1%、シクロペンタン約3.4%およびジシクロペンタジエン約0.1%を含んでいる。
【0032】
本発明において有効なモノビニル芳香族C8〜C12モノマーとして、限定されるものではないがスチレン、メタメチルスチレン、パラメチルスチレン、α−メチルスチレン、メタメチル−α−メチルスチレン、パラメチル−α−メチルスチレン、tert−ブチルスチレン等が挙げられる。本発明の一実施形態において、α−メチルスチレン流を本発明方法におけるモノビニル芳香族C8〜C12モノマーとし使用するために供給される。α−メチルスチレン流は、実質的に純粋であること、すなわち他のモノビニル芳香族C8〜C12モノマー、不飽和脂肪族モノマーおよび反応性モノオレフィン類を実質的に含まないことが望ましい。実質的に純粋なα−メチルスチレン流を使用することは、樹脂中の不純物を減少することによってローカラー樹脂の調製を促進する。α−メチルスチレン流がα−メチルスチレン約98質量%以上含むことが望ましい。α−メチルスチレン流がα−メチルスチレン約99質量%以上含むことがより望ましい。
【0033】
本発明樹脂はまた、C4〜C5イソオレフィン、すなわちイソブチレンまたはイソアミレンを含んでもよい。C4〜C5イソオレフィンの介在は不飽和脂肪族モノマーとモノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの重合反応から生成するランダムコポリマーの狭い分子量範囲を有するC5樹脂を提供するのに有効である。代表的な濃縮ピペリレン流は、少量のイソアミレン、例えばイソアミレン約10質量%以下を含有してもよい。樹脂の分子量および多分散度を制御するために、付加的量のC4〜C5イソオレフィン類を反応混合物に添加することが有利である。付加的量のC4〜C5イソオレフィン類は、これらから生成されるコポリマー樹脂の色を増加し得る不純物の導入を防ぐために実質的に純粋なイソブチレンまたは純粋なイソアミレン流として添加されることが望ましい。98質量%純度のイソブチレンまたはイソアミレン流を供給してローカラー樹脂の発生を促進することが望ましい。99質量%純度のイソブチレンまたはイソアミレン流がよりいっそう望ましい。
【0034】
一実施態様において、本発明の方法は、不飽和脂肪族モノマー流、モノビニル芳香族C8〜C12モノマー流およびあるとすればC4〜C5イソオレフィン流をC4およびC5イソオレフィンを含んだ不飽和脂肪族モノマー流とモノビニル芳香族C8〜C12モノマー流との質量比約23/1ないし約25/1で混成してガードナーカラー4以下、環球式軟化点約90ないし100℃、Mz約2500ないし約4000ダルトンおよび多分散度約1.7ないし約2.0を有するコポリマー樹脂を提供する。
【0035】
別の実施態様において、本発明の方法は、不飽和脂肪族モノマー流、モノビニル芳香族C8〜C12モノマー流およびあるとすればC4〜C5イソオレフィン流をC4およびC5イソオレフィンを含んだ不飽和脂肪族モノマー流とモノビニル芳香族C8〜C12モノマー流との質量比約3/1ないし約5/1で混成してガードナーカラー約4以下、環球式軟化点約85ないし約95℃、Mz約2700ないし約4000ダルトンおよび多分散度約1.7ないし約2.0を有するコポリマー樹脂を得る。
【0036】
本発明のさらに別の実施態様において、本発明の方法は、不飽和脂肪族モノマー流、モノビニル芳香族C8〜C12モノマー流およびあるとすればC4〜C5イソオレフィン流をC4およびC5イソオレフィンを含んだ不飽和脂肪族モノマー流とモノビニル芳香族C8〜C12モノマー流との質量比約1.5/1ないし約2.5/1で混成してガードナーカラー約4以下、環球式軟化点約85ないし95℃、Mz約2000ないし約3800ダルトンおよび多分散度約1.7ないし約2.0を有するコポリマー樹脂を得る。
【0037】
本発明の樹脂は、不飽和脂肪族モノマー流、モノビニル芳香族C8〜C12モノマー流およびあるとすればC4〜C5イソオレフィン流をC4およびC5イソオレフィンを含んだ不飽和脂肪族モノマー流とモノビニル芳香族C8〜C12モノマー流との前記質量比で化学的に反応させることによって調製されることが望ましい。より詳しくは、流れ中のモノマーを重合して本発明樹脂を生成する。流れのカチオン重合が有効であるが、その他の有効な重合技術、例えばアニオン重合、熱重合、チーグラーナッター触媒を使用した配位重合等を、本発明で実施してもよい。
【0038】
一実施態様において、本発明の方法は、さらに反応性モノマーをカチオン重合するためのフリーデルクラフツ触媒約1〜約4質量%を供給する段階を含む。フリーデルクラフツ触媒が液化AlCl3/H2O/トリメチルベンゼン複合体であることが望ましい。特に有効な複合体は、AlCl3とH2Oとのモル比約3/1ないし約7/1およびトリメチルベンゼンとH2Oとのモル比約3/1ないし約7/1を有している。
【0039】
本発明の方法は、いずれかの便利な反応温度、例えば約0℃ないし約100℃で実施し得る。有効な反応温度は,約30℃ないし約70℃である。約50℃の反応温度も有効である。
【0040】
重合反応は、代表的には発熱反応である。反応温度を所望の温度に保持するために、しばしば冷却機構、例えば熱交換装置により熱を反応容器から除去する。さらにまた、モノマーの反応混合物を溶剤、例えばトルエンまたはその他の非反応性炭化水素で希釈してもよい。炭化水素溶剤約40ないし約80質量%での反応混合物の希釈が有効である。
【0041】
重合反応は、反応容器、例えばバッチ反応器または連続攪拌タンク反応器(CSTR)中で制御される。重合触媒を、反応器内に添加してカチオン重合を開始する。反応器には、反応温度を制御するために熱交換器が取付けられている。反応器内の平均滞留時間は、約15分ないし約数時間である。本発明は、単一の反応器を使用することに限定されるものではなく、いくつかの反応器を本発明樹脂の調製に直列または並列に操作してもよい。
【0042】
反応器流出液は、ミキサ/セトラ組合せに排出し、そこでポリマー溶液を水洗する。水洗および沈殿を行って、全ての触媒、例えばAlCl3を失活させて、そしてこれをポリマー溶液から除去する。ポリマー溶液をエバポレータに供給して、減圧下での蒸留により望ましくない炭化水素、例えば炭化水素溶剤を重合混合物から除去する。溶融樹脂流形態のエバポレータの生成物流出液を、加熱したレシーバタンクにポンプにより圧送する。このタンクから、小さい球状の樹脂が形成され、そして冷却ベルト上で固化される。固化した樹脂滴は、本発明樹脂の便利な製品形態である。
【0043】
以下の限定しない実施例に基づいて、本発明をさらに説明する。
実施例
実施例1:
ローカラー芳香族C5炭化水素樹脂をピペリレン流から調製した。ピペリレン流の代表的成分分析を表1に示す。表2に示すような質量部のピペリレン流、α−メチルスチレン、イソブチレンおよびトルエンを反応器内で混成した。非反応性炭化水素であるトルエンの量を約60質量部に設定した。ピペリレン流、α−メチルスチレンおよびイソブチレンの量を不飽和脂肪族モノマーとモノビニル芳香族モノマーとの質量比96/4に制御した。不飽和脂肪族モノマーは、イソブチレン、イソプレン、イソアミレン、トランス−ピペリレン、シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンを含んでいた。モノビニル芳香族モノマーはα−メチルスチレンを含んでいた。
【0044】
触媒約3質量%を反応器に添加した。使用した触媒は、モル比5/1/05のAlCl3/H2O/トリメチルベンゼンとした。
反応温度約50℃を保持しながら、重合反応生成物を約2時間後に回収した。この生成物、すなわち本発明組成物No.1は、ガードナーカラー約3.5を有していた。ガードナーカラーは、当質量部の生成物と試薬級トルエンとを室温で生成物が溶解するまで混合することによって測定した。生成物のガードナーカラーは、Nederland B. V., Kesterenから入手可能なLICO−2000光度計でASTM−D−1544−80(また、ISO 4630)法に従って測定する。カラーは、約1ないし約18のこの試験範囲で評価し、最も暗いが18である。ガードナー1未満のカラーは、白水溶液を示す。
【0045】
この生成物は、ASTM E28−67法に従って測定すると環球式軟化点97℃を有していた。
さらにまた,この生成物は、MMAP曇点86℃を示した。MMAP曇点は、変形ASTM D611法により測定された混合メチルシクロヘキサンアニリン曇点である。メチルシクロヘキサンを、ASTM D611試験法におけるヘプタンに対して置き換える。変形法は、1/2/1(質量/容量/容量)の比率の生成物/アニリン/メチルシクロヘキサンのサンプルを用いた。サンプルを加熱し、引き続いて完全な濁りが生じる瞬間まで冷却し、これを報告MMAP曇点とした。
【0046】
DACPは、ジアセトン曇点であり、そして当質量部の樹脂、キシレンおよびジアセトンの加熱した溶液を溶液が曇る点まで冷却することによって測定する。本発明組成物は、DACP曇点45℃を有していた。
【0047】
分子量は、ゲルろ過クロマトグラフィーにより測定したが、これは先に本明細書書中に定義されている。
【0048】
【表1】
Figure 0004901047
【0049】
【表2】
Figure 0004901047
【0050】
実施例2
第二の本発明組成物を実施例1と同様にして調製し、そして分析した。しかしながら、不飽和脂肪族モノマーとモノビニル芳香族モノマーの質量比を80/20で制御した。生成物樹脂は、ガードナーカラー3.8および環球式軟化点91℃を有していた。その他の詳細を表3に表す。
【0051】
【表3】
Figure 0004901047
【0052】
実施例3
第三の本発明組成物を実施例1と同様にして調製し、そして分析した。しかしながら、不飽和脂肪族モノマーとモノビニル芳香族モノマーの質量比を65/35に設定した。さらにまた、イソブチレンを反応器内に添加しなかった。生成物樹脂は、ガードナーカラー3.1および環球式軟化点90℃を有していた。その他の詳細を表3に表す。
【0053】
【表4】
Figure 0004901047
【0054】
実施例4
実施例1、2および3の組成物を、表5に示すスチレン−イソプレン−スチレンホットメルト感圧性接着剤(SIS HMPSA)配合中に一緒にした。Kraton(登録商標名)D−1160は、Shell Co.またはKraton Co.から入手可能なスチレン−イソプレン−スチレンブロックコポリマーである。Shellflex(登録商標名)451 FCは、Shell Co.から入手可能な精製石油である。Irganox(登録商標名)1010はChiba−Geigyから入手可能なヒンダードフェノール酸化防止剤である。
【0055】
また、Piccotac(登録商標名)212、Hercules,Incから入手可能な市販の炭化水素樹脂およびEscorez(登録商標名)2203LC、Exxon−Mobilから入手可能な市販の変性脂肪族樹脂を用いて、SIS HMPSAを調製した。
【0056】
実施例1、2および3の組成物を有するSIS HMPSA配合物は、有効な接着剤であると評価された。特に、本発明組成物を有する配合物は、低いロールボール粘着力および低いルーピング粘着力により示される通り、粘着力が改良されていた。保持力不良温度(SAFT)は、重なり合うボンドが荷重の下に不良となる温度の尺度である。
【0057】
【表5】
Figure 0004901047
【0058】
実施例5
一般により粘稠な配合物となる実施例4と比較して少量のShellflex(登録商標名)451FCを使用することによって付加的SIS HMPSA配合物を調製した。実施例1、2および3の組成物から形成されたSIS HMPSA配合物は、その他の配合物と比較して接着性が改良されていた。
【0059】
【表6】
Figure 0004901047
【0060】
実施例6
実施例1、2および3の組成物を、表7に示すスチレン−ブタジエン−スチレンホットメルト感圧性接着剤(SBS HMPSA)配合中に一緒にした。Kraton(登録商標名)D−1102は、Shell Co.またはKraton Co.から入手可能なスチレン−ブタジエン−スチレンブロックコポリマーである。Europrene(登録商標名)1205は、スチレン−ブタジエンランダムコポリマーでありそしてEnichemから入手可能である。Escorez(登録商標名)2203、Exxon−Mobilから入手可能な変性炭化水素樹脂、またはWingtack(登録商標名)86、Goodyear Chemical Co.から入手可能な変性C5炭化水素樹脂を含有する配合物と比較して、本発明組成物を有する配合物は、粘着性および引剥がし接着力が改良されていた。
【0061】
【表7】
Figure 0004901047
【0062】
実施例7
実施例1、2および3の組成物を、表8に示すエチレン酢酸ビニル(EVA)配合物中に一緒にした。Evatane(登録商標名)18150は、Elf Atochemから入手可能なエチレン酢酸ビニルポリマーである。Paraffinwax 58/60は、BP Oil CoおよびExxon−Mobilから入手可能な融点約60℃を有するパラフィンワックスである。実施例1、2および3の組成物に基づくEVA配合物は、他の配合物と比較して適当な接着特性を有していた。
【0063】
【表8】
Figure 0004901047
【0064】
実施例8
実施例1、2および3の組成物を、表8に示すEVA配合物中に一緒にした。Evatane(登録商標名)28420は、Elf Atochemから入手可能なエチレン酢酸ビニルポリマーである。実施例1、2および3の組成物に基づくEVA配合物は、他の配合物と比較して適当な接着特性を有していた。
【0065】
【表9】
Figure 0004901047
【0066】
以上、本発明を特定の実施の形態により説明してきたが、種々の変化または変更が本発明の範囲および精神を逸脱することなしに行うことができることが理解されよう。

Claims (39)

  1. ガードナーカラー未満を有しそして環球式軟化点85ないし100℃を有する炭化水素コポリマー樹脂を作製する方法であって、
    (a)不飽和脂肪族モノマーを含む第一の主要なC5炭化水素成分であって、前記不飽和脂肪族モノマーがピペリレンモノマー、シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンモノマー質量%未満およびイソプレン質量%未満の組合せを含む不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流を供給し、
    (b)モノビニル芳香族C8〜C12モノマーを含む第二の炭化水素成分を供給し、
    (c)前記不飽和脂肪族モノマーと前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの質量比1.5/1ないし25/1を得るように前記これらの成分を混成し、
    (d)前記混成した成分を25ないし75℃で重合し、そして
    (e)前記コポリマー樹脂を回収する
    ことを含み、前記コポリマー樹脂がMz2000ないし4000ダルトンを有する炭化水素コポリマー樹脂の作製方法であり、前記重合が液化AlCl 3 /H 2 O/トリメチルベンゼン複合体を触媒として行われる方法
  2. 前記不飽和脂肪族モノマーがさらにC4〜C5イソオレフィンを含む請求項1に記載の方法。
  3. 前記流れの混成が前記不飽和脂肪族モノマーと前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの質量比23/1ないし25/1で行い、そしてさらに前記コポリマー樹脂が環球式軟化点90℃ないし100℃である請求項1に記載の方法。
  4. 前記流れの混成が前記不飽和脂肪族モノマーと前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの質量比3/1ないし5/1で行い、そしてさらに前記コポリマー樹脂が環球式軟化点85℃ないし95℃である請求項1に記載の方法。
  5. 前記コポリマー樹脂がMz2700ないし4000ダルトンを有する請求項4に記載の方法。
  6. 前記流れの混成が前記不飽和脂肪族モノマーと前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの質量比1.5/1ないし2.5/1で行い、そしてさらに前記コポリマー樹脂が環球式軟化点85℃ないし95℃である請求項1に記載の方法。
  7. 前記コポリマー樹脂がMz2000ないし3800ダルトンを有する請求項6に記載の方法。
  8. 前記イソオレフィンがイソブチレンである請求項2に記載の方法。
  9. イソブチレンを含む第三の成分が工程(d)の前に供給され、前記第三の成分が実質的に前記第一および第二のモノマー類を含有しない請求項1に記載の方法。
  10. 前記第三の成分が前記イソブチレン99質量%以上で含む請求項9に記載の方法。
  11. 前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーがα−メチルスチレンである請求項1に記載の方法。
  12. 前記第二の成分がα−メチルスチレン99質量%以上で含有する請求項11に記載の方法。
  13. 重合が反応混合物の総質量に基づいて0.5〜4質量%の触媒で行われる請求項1に記載の方法。
  14. 前記複合体が、AlCl3とH2Oとのモル比3/1ないし7/1およびトリメチルベンゼンとH2Oとのモル比3/1ないし7/1を有する請求項に記載の方法。
  15. (a)不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流であって、前記不飽和脂肪族モノマーがピペリレンモノマー、シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンモノマー質量%未満およびイソプレン質量%未満の組合せを含む不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流と、
    (b)モノビニル芳香族C8〜C12モノマーを含む第二の炭化水素流と
    から実質的になるモノマー流の反応生成物を含み、
    前記不飽和脂肪族モノマーと前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの質量比を15/1ないし50/1として、ガードナーカラー未満を有し、環球式軟化点85ないし100を有する樹脂とした、炭化水素コポリマー樹脂。
  16. 前記樹脂がMz2500ないし4000を有する請求項15に記載の樹脂。
  17. 前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーがα−メチルスチレンである請求項15に記載の樹脂。
  18. さらにイソオレフィンモノマーないし15質量%を含み、前記イソオレフィンモノマーがイソブチレン、イソアミレンおよびこれらの組合せから成る群より選択され、そしてさらに前記イソオレフィンモノマーが前記質量比で前記不飽和脂肪族モノマーとして含まれる請求項15に記載の樹脂。
  19. (a)不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流であって、前記不飽和脂肪族モノマーがピペリレンモノマー、シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンモノマー質量%未満およびイソプレン質量%未満の組合せを含む不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流と、
    (b)モノビニル芳香族C8〜C12モノマーを含む第二の炭化水素流と
    の反応生成物を含み、
    前記不飽和脂肪族モノマーと前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの質量比を15/1ないし50/1として、ガードナーカラー未満を有し、環球式軟化点85ないし100℃を有しそしてMz4000未満を有する樹脂とした、炭化水素コポリマー樹脂。
  20. 前記樹脂がMz2500ないし4000を有する請求項19に記載の樹脂。
  21. 前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーがα−メチルスチレンである請求項19に記載の樹脂。
  22. さらにイソオレフィンモノマー15ないし25質量%を含み、前記イソオレフィンモノマーがイソブチレン、イソアミレンおよびこれらの組合せから成る群より選択され、そして前記イソオレフィンモノマーが前記質量比で前記不飽和脂肪族モノマーとして含まれる請求項19に記載の樹脂。
  23. (a)不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流であって、前記不飽和脂肪族モノマーがピペリレンモノマー、シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンモノマー質量%未満およびイソプレン質量%未満の組合せを含む不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流と、
    (b)モノビニル芳香族C8〜C12モノマーを含む第二の炭化水素流と
    の反応生成物を含み、
    前記不飽和脂肪族モノマーと前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの質量比を15/1ないし50/1とし、前記樹脂がMz4000未満を有する、炭化水素コポリマー樹脂。
  24. 前記不飽和脂肪族モノマーと前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの質量比を21/1とした請求項23に記載の樹脂。
  25. 前記樹脂がMz2000ないし4000ガードナーカラー未満および環球式軟化点85ないし100℃を有する請求項23に記載の樹脂。
  26. 前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーがα−メチルスチレンである請求項23に記載の樹脂。
  27. さらにイソオレフィンモノマー15ないし25質量%を含み、前記イソオレフィンモノマーがイソブチレン、イソアミレンおよびこれらの組合せから成る群より選択され、そして前記イソオレフィンモノマーが前記質量比で前記不飽和脂肪族モノマーとして含まれる請求項23に記載の樹脂。
  28. (a)不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流であって、前記不飽和脂肪族モノマーがピペリレンモノマー、シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンモノマー質量%未満およびイソプレン質量%未満の組合せを含む不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流と、
    (b)モノビニル芳香族C8〜C12モノマーを含む第二の炭化水素流と
    の反応生成物を含み、
    前記不飽和脂肪族モノマーと前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの質量比を15/1ないし50/1とし、炭化水素コポリマー樹脂を形成する反応中にテルペンが実質的に存在せず、そして前記樹脂がMz4000未満を有する、炭化水素コポリマー樹脂。
  29. 前記樹脂がMz2000ないし4000ガードナーカラー未満および環球式軟化点85ないし100℃を有する請求項28に記載の樹脂。
  30. 前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーがα−メチルスチレンである請求項28に記載の樹脂。
  31. さらにイソオレフィンモノマーないし15質量%を含み、前記イソオレフィンモノマーがイソブチレン、イソアミレンおよびこれらの組合せから成る群より選択され、そしてさらに前記イソオレフィンモノマーが前記質量比で前記不飽和脂肪族モノマーとして含まれる請求項28に記載の樹脂。
  32. (a)不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流であって、前記不飽和脂肪族モノマーがピペリレンモノマー、シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンモノマー質量%未満およびイソプレン質量%未満の組合せを含む不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流と、
    (b)モノビニル芳香族C8〜C12モノマーを含む第二の炭化水素流と
    の反応生成物を含み、
    前記不飽和脂肪族モノマーと前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーとの質量比を15/1ないし50/1として、ガードナーカラー未満を有し、環球式軟化点85ないし100℃を有しそしてMz4000未満を有する樹脂とした、炭化水素コポリマー樹脂。
  33. 前記モノビニル芳香族C8〜C12モノマーがα−メチルスチレンである請求項32に記載の樹脂。
  34. さらにイソオレフィンモノマーないし15質量%を含み、前記イソオレフィンモノマーがイソブチレン、イソアミレンおよびこれらの組合せから成る群より選択され、そして前記イソオレフィンモノマーが前記質量比で前記不飽和脂肪族モノマーとして含まれる請求項32に記載の樹脂。
  35. 前記樹脂が
    (a)不飽和脂肪族モノマーを含有する前記第一の主要なC5炭化水素流であって、前記不飽和脂肪族モノマーがピペリレンモノマー、シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンモノマー質量%未満およびイソプレン質量%未満の組合せを含む不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流と、
    (b)モノビニル芳香族C8〜C12モノマーを含む前記第二の炭化水素流と
    から実質的になるモノマー流の反応生成物を含む請求項19に記載の樹脂。
  36. 前記樹脂が
    (a)不飽和脂肪族モノマーを含有する前記第一の主要なC5炭化水素流であって、前記不飽和脂肪族モノマーがピペリレンモノマー、シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンモノマー質量%未満およびイソプレン質量%未満の組合せを含む不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流と、
    (b)モノビニル芳香族C8〜C12モノマーを含む前記第二の炭化水素流と
    から実質的になるモノマー流の反応生成物を含む請求項23に記載の樹脂。
  37. 前記樹脂が
    (a)不飽和脂肪族モノマーを含有する前記第一の主要なC5炭化水素流であって、前記不飽和脂肪族モノマーがピペリレンモノマー、シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンモノマー質量%未満およびイソプレン質量%未満の組合せを含む不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流と、
    (b)モノビニル芳香族C8〜C12モノマーを含む前記第二の炭化水素流と
    から実質的になるモノマー流の反応生成物を含む請求項28に記載の樹脂。
  38. 前記樹脂が
    (a)不飽和脂肪族モノマーを含有する前記第一の主要なC5炭化水素流であって、前記不飽和脂肪族モノマーがピペリレンモノマー、シクロペンタジエンおよびジシクロペンタジエンモノマー質量%未満およびイソプレン質量%未満の組合せを含む不飽和脂肪族モノマーを含有する第一の主要なC5炭化水素流と、
    (b)モノビニル芳香族C8〜C12モノマーを含む前記第二の炭化水素流と
    から実質的になるモノマー流の反応生成物を含む請求項32に記載の樹脂。
  39. 請求項1に記載の方法により作製された粘着付与剤。
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