JP4900056B2 - 基板用コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、基板用コネクタに関する。
従来、基板の表面に取り付けられる基板用コネクタとして、下記特許文献1に記載の基板用コネクタが知られている。この基板用コネクタは、基板の表面側に固定されたコネクタハウジングを有し、このコネクタハウジングは一端側が基板に向けて延出される端子金具を備えている。コネクタハウジングの後端部には、基板表面と接触した状態でその基板表面の面方向に沿って突出する固定部が設けられており、この固定部を基板の裏面側から固定ねじでねじ止めすることによりコネクタハウジングが基板表面に固定されるようになっている。
特開2004−214093公報
しかしながら、上記した構成では、固定部と基板表面との間に隙間が設けられていないため、半田槽に浮かべて半田付けを行うと、半田槽の熱が固定ねじを伝わって固定部を加熱し、この固定部が樹脂の溶融温度を超えるとねじ溝が溶融して固定ねじが脱落する等のおそれがある。特に、鉛フリー半田の場合には、半田付け条件が通常の半田より高温となるため、さらに固定部が溶融しやすくなってしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、固定ねじを伝わる熱によって樹脂が溶融することを防ぐことを目的とする。
本発明は、一端側が基板に向けて延出される端子金具を有し、基板表面に取り付けられるコネクタハウジングと、コネクタハウジングに突出して設けられ、タッピングねじとして周知の構成をなす固定ねじによって基板の裏面側から上方に向けてねじ止めされることでコネクタハウジングを基板表面に固定する固定部とを備え、コネクタハウジングを固定ねじにより固定した状態で基板の裏面側から加熱することにより端子金具の一端側が基板側の端子部に半田付けされる基板用コネクタであって、固定部における基板寄りの位置には、固定ねじを外部に露出させる放熱空間が設けられ、かつ固定部における固定ねじの上端と固定部の上端との間に空間が設けられており、固定部は、基板表面から離間した位置に設けられ、固定部と基板表面との間が放熱空間とされている構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、固定ねじを伝わる熱が放熱空間で放熱されるため、固定部が溶融して固定ねじが脱落する等の不具合を防ぐことができる。
また、固定ねじを伝わる熱が固定部に至る前に固定ねじの全周方向に亘って放熱されるから、より効率的に放熱することができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい
固定部は、コネクタハウジングから基板表面の面方向に沿って突出する形態をなし、その突出端部において基板表面に支持されている構成としてもよい。このような構成によると、固定ねじの締め付けに伴って固定部の突出端部が基板表面側に引き寄せられて撓み変形することを防ぐことができる。
本発明によれば、固定ねじを伝わる熱によって固定部が溶融し固定ねじが脱落する等の不具合を防ぐことができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図3によって説明する。
本実施形態における基板用コネクタ1は、図1に示すように、前方に開口するフード状をなすコネクタハウジング10を有している。この基板用コネクタ1はプリント基板(以下「基板」という)Pの表面に取り付けられた状態で使用される。また、コネクタハウジング10はPBT(ポリブチレンテレフタレート:Polybutylene terephthalate)樹脂からなり、PBT樹脂の融点は約230℃である。
コネクタハウジング10の内部には、タブ状をなす雄端子金具20がコネクタハウジング10の後端壁11に対して圧入することにより前方に突出する形態で複数設けられている。一方、雄端子金具20の後端側は、図2に示すように、コネクタハウジング10の後端壁11から後方に延びた後に、下方に約90度向きを変えて基板30に設けたスルーホール(図示せず)に貫通している。このスルーホールを構成する周縁部には基板Pの端子部(図示せず)が形成され、この端子部と雄端子金具20とが半田付けされることで、基板用コネクタ1と基板Pとが電気的に接続されるようになっている。
コネクタハウジング10を構成する両側壁12における後端壁11寄りには、一対の固定部13がそれぞれ側方(基板P表面の面方向)に突出して設けられている。この固定部13は、コネクタハウジング10の側壁12の高さ寸法に対して約半分の寸法となる厚みを有し、基板P表面から所定間隔だけ離間した位置に設けられている。すなわち、コネクタハウジング10が基板P表面に載置された状態において固定部13と基板P表面との間には、隙間(本発明の「放熱空間」の一例)Sが設けられている。この隙間Sは、例えば2〜4mmに設定される。
固定部13には、基板用コネクタ1が基板P上の所定の実装位置に載置された状態(基板用コネクタ1の雄端子金具がこれと対応するスルーホールに貫通した状態)において基板P表面と直交する方向(上下方向)に貫通する固定孔13aが形成されている。一方、基板Pにおいて固定孔13aと対応する位置には、固定孔13aよりやや大きめの内径を有する挿通孔Hが形成されている。
固定ねじ30は、図3に示すように、タッピングねじとして周知の構成をなしている。固定孔13aの内径は、基板Pの裏面側から締め込まれた固定ねじ30のねじ山と周方向に亘って干渉するように設定され、挿通孔Hの内径は、固定ねじ30のねじ山とは干渉しないもののねじ頭より小径となるように設定されている。したがって、基板用コネクタ1は、固定部13が固定ねじ30によって基板Pの裏面側からねじ止めされることにより基板P表面に固定される。このとき、固定ねじ30のうち放熱空間Sに位置する部分は、全周方向に亘って外部すなわち空気中に露出される。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。
基板用コネクタ1は、基板P上の所定の実装位置に載置された後に、固定ねじ30を用いて基板P表面にねじ止めされる。この状態から、基板P裏面が半田槽の表面に接するようにして、基板用コネクタ1がねじ止めされた基板Pを半田槽に浮かべることにより、雄端子金具20と基板Pの端子部との半田付けを行う。このとき、固定ねじ30は、ねじ頭が半田槽に接した状態となり、この接触部分からねじ軸を伝って先端側に熱が伝えられる。しかしながら、基板P表面と固定部13との間には隙間Sが設けられているから、この隙間Sからねじ軸を伝わる熱の一部が空気中に放熱される。したがって、固定ねじ30のねじ軸から固定部13に伝えられる熱量を、隙間Sがない場合に比べて小さくすることができる。
ここで、通常の半田(鉛含有半田)を使用する場合には、半田槽の温度が樹脂の溶融温度とほぼ同じであるため、長時間に亘って半田槽に浸す等しない限り、半田槽の熱がさほど問題となることはない。しかし、通常の半田よりも溶融温度が高い鉛フリー半田を使用する場合には、半田槽の温度が約250℃に到達し、固定孔13aの内周面が樹脂の溶融温度(約230℃)を超えて加熱され、固定ねじ13が脱落する等の不具合が発生しやすくなる。しかしながら、このような場合であっても、隙間Sから空気中に放熱することで樹脂が溶融温度に達するまでの時間を少しでも遅らせることができ、もって樹脂が溶融する前に半田付けを完了させることができる。
以上のように本実施形態では、固定部13と基板P表面との間に隙間Sを設けたから、半田槽から固定ねじ30を伝わる熱によって固定部13が溶融することを防ぐことができる。このため、鉛フリー半田を使用した場合であっても、樹脂がその溶融温度を超えて加熱され、固定ねじ30が脱落する等の不具合を未然に防ぐことができる。その結果、高価な耐熱性樹脂へ材質変更する必要がないから、コストアップすることなく、鉛フリー化に対応することができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図4及び図5によって説明する。
本実施形態における基板用コネクタ2は、実施形態1における基板用コネクタ1の固定部13の構成を一部変更したものであって、その他の重複する構造、その作用、効果については説明を省略する。すなわち、本実施形態の基板用コネクタ2は、固定部13の側端部(コネクタハウジング10の側壁12との連結部分と反対側の端部)に基板P表面と接触して固定部13の側端部を支持する支持部13bを一体に設け、この支持部13bとコネクタハウジング10の側壁12との間に隙間Sが位置するように構成した点において実施形態1の基板用コネクタ1と異なる。このような構成によると、固定ねじ30の締め込みに伴って固定部13が基板P表面側に引き寄せられても、固定部13の側端部が支持部13bによって支持されるため、固定部13が撓み変形や破損等するおそれがない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)本実施形態では基板用コネクタ1、2として雄端子金具20を有する雄コネクタを例示しているものの、本発明によると、基板P表面に固定ねじ30で固定される基板用コネクタであれば雌雄は問わない。
(3)本実施形態ではコネクタハウジング10が基板P表面に載置されているものの、本発明によると、コネクタハウジング10が基板P表面から離間した状態で固定ねじ30により固定される構成としてもよい。この場合、コネクタハウジング10と基板P表面との間に放熱部材を介在させてコネクタハウジング10を支持する構成としてもよい。
(5)本実施形態では半田槽に直接基板Pを浮かべて半田付けを行っているものの、本発明によると、基板Pの端子部に予め半田ペーストを印刷しておき、基板P表面の所定の実装位置に基板用コネクタ1を搭載した状態でリフロー炉の中を通過させることにより半田付けを行ってもよい。
(6)実施形態2では支持部13bを設けることにより固定部13を強化したものを例示しているものの、本発明によると、固定部13の付け根を肉盛りすることにより固定部13を強化してもよい。
実施形態1における基板用コネクタの正面図 その側面図 図1におけるIII−III線断面図 実施形態2における基板用コネクタの正面図 その側面図
符号の説明
1、2…基板用コネクタ
10…コネクタハウジング
13…固定部
20…雄端子金具
30…固定ねじ
P…基板
S…隙間(放熱空間)

Claims (2)

  1. 一端側が基板に向けて延出される端子金具を有し、前記基板表面に取り付けられるコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングに突出して設けられ、タッピングねじとして周知の構成をなす固定ねじによって前記基板の裏面側から上方に向けてねじ止めされることで前記コネクタハウジングを前記基板表面に固定する固定部とを備え、
    前記コネクタハウジングを前記固定ねじにより固定した状態で前記基板の裏面側から加熱することにより前記端子金具の一端側が前記基板側の端子部に半田付けされる基板用コネクタであって、
    前記固定部における前記基板寄りの位置には、前記固定ねじを外部に露出させる放熱空間が設けられ、かつ前記固定部における前記固定ねじの上端と前記固定部の上端との間には空間が設けられており、
    前記固定部は、前記基板表面から離間した位置に設けられ、前記固定部と前記基板表面との間が前記放熱空間とされていることを特徴とする基板用コネクタ。
  2. 前記固定部は、前記コネクタハウジングから前記基板表面の面方向に沿って突出する形態をなし、その突出端部において前記基板表面に支持されている請求項1に記載の基板用コネクタ。
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