JP2011108402A - 基板用コネクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】基板用コネクタは、スルーホール11を有する回路基板10と、スルーホール11に貫通された端子金具13と、スルーホール11の内周面と端子金具13の外周面との隙間を埋めるハンダ20とを備え、ハンダ20の一部により、スルーホール11の外部において回路基板の外面10S,10Bから端子金具13の外周面に亘って盛り上がった形態のフィレット21S,21Bが形成されている。端子金具13には、スルーホール11内に収容されるホール収容部17と、ホール収容部17よりも細い形態であって、スルーホール11の外部においてフィレット21S,21Bに接する小径部16F,16Rが形成されている。
【選択図】図2
Description
スルーホールの内部には比較的太いホール収容部が収容されるので、端子金具の外周面とスルーホールの内周面との間の容積が小さくなり、その分、ハンダの使用量が少なくて済む。一方、スルーホールの外部においてフィレットに接するのは、ホール収容部よりも細い小径部なので、フィレットの断面積を小さくしなくても、フィレットの体積増大、即ちハンダの使用量増加が抑えられる。フィレットの断面積を小さくせずに済むので、フィレットの強度低下が回避される。
スルーホール内においては、回路基板の反り変形やスルーホールに対する端子金具の組付け公差等が原因となって、ホール収容部の位置が貫通方向においてバラツキを生じることは避け難い。しかし、本発明では、ホール収容部の長さをスルーホールの貫通長さよりも短くしているので、スルーホール内でホール収容部の位置が貫通方向にバラツキを生じても、ホール収容部の全体がスルーホールの内部に収容される。
ホール収容部と小径部との境界部に、両者の太さの違いに起因する段差が存在する場合には、端子金具をスルーホールに挿入するときに、ホール収容部がスルーホールの開口縁に引っ掛かり、端子金具の挿入動作に支障を来すことが懸念される。その点、本発明では、ホール収容部の挿入方向における前端部、即ち小径部との境界部にテーパ状のガイド部を形成しているので、スルーホールの開口縁にホール収容部が引っ掛かることがなく、端子金具の挿入を支障なく行うことができる。
スルーホール内のハンダのうちフィレットに連なる部分は、フィレットの強度を高める補強効果を発揮し、その補強効果は、フィレットに連なるハンダの体積が大きいほど高くなる。そこで、本発明では、ホール収容部の挿入方向後端部にテーパ状に切欠した形態の逃がし部を形成し、逃がし部を形成するためにテーパ状に切欠した容積分だけハンダの体積を増やすようにした。この構成によれば、公差等のためにホール収容部の挿入方向後端部がフィレットの近傍に位置する状態になった場合でも、スルーホール内のハンダのうちフィレットに連なる部分の体積が極力大きく確保されるので、フィレットに対する補強効果が損なわれずに済む。
以下、本発明を具体化した実施形態1を図1乃至図3を参照して説明する。本実施形態の基板用コネクタは、複数のスルーホール11を有する回路基板10と、回路基板10に取り付けられたハウジング12と、ハウジング12に取り付けられてスルーホール11に貫通された複数の端子金具13と、各スルーホール11の内周面と端子金具13の外周面との隙間を埋めるハンダ20とを備えて構成されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、前方側小径部の一部と後方側小径部の一部がスルーホール内に収容されるようにしたが、これに限らず、前方側小径部の全体と後方側小径部の全体がスルーホールの外部に配される形態としてもよく、前方側小径部の一部がスルーホール内に収容されて、後方側小径部の全体がスルーホールの外部に配される形態としてもよく、前方側小径部の全体がスルーホールの外部に配されて、後方側小径部の一部がスルーホール内に収容される形態としてもよい。
(2)上記実施形態では、ホール収容部に、スルーホールに対する端子金具の挿入方向前方側の端部(前方側小径部との境界部)をテーパ状に切欠した形態のガイド部を形成したが、このようなテーパ状のガイド部を形成しない形態としてもよい。
(3)上記実施形態では、ホール収容部に、スルーホールに対する端子金具の挿入方向後方側の端部(後方側小径部との境界部)をテーパ状に切欠した形態の逃がし部を形成したが、このようなテーパ状の逃がし部を形成しない形態としてもよい。
(4)上記実施形態では、スルーホールの断面形状を真円形としたが、スルーホールの断面形状は、真円以外の形状であってもよい。
(5)上記実施形態では、端子金具の断面形状を、全体として正方形をなしていて4つの角部を四半円弧状に丸めた形状としたが、端子金具の断面形状は、全体として長方形をなしていて4つの角部を四半円弧状に丸めた形状、4つの角部を四半円弧状に丸めない方形状、真円形、長円形、楕円形等、実施形態以外の形状であってもよい。
(6)上記実施形態では、小径部の断面形状とホール収容部の断面形状を相似形としたが、小径部の断面形状とホール収容部の断面形状を相似形でなくてもよい。
10S…回路基板の表面(外面)
10B…回路基板の裏面(外面)
11…スルーホール
13…端子金具
16F…前方側小径部
16R…後方側小径部
17…ホール収容部
18…ガイド部
19…逃がし部
20…ハンダ
21S…表面側フィレット
21B…裏面側フィレット
Claims (4)
- スルーホールを有する回路基板と、
前記スルーホールに貫通された端子金具と、
前記スルーホールの内周面と前記端子金具の外周面との隙間を埋めるハンダとを備え、
前記ハンダの一部により、前記スルーホールの外部において前記回路基板の外面から前記端子金具の外周面に亘って盛り上がった形態のフィレットが形成されている基板用コネクタにおいて、
前記端子金具には、
前記スルーホール内に収容されるホール収容部と、
前記ホール収容部よりも細い形態であって、前記スルーホールの外部において前記フィレットに接する小径部とが形成されていることを特徴とする基板用コネクタ。 - 前記スルーホールに対する前記端子金具の貫通方向における前記ホール収容部の長さ寸法は、前記スルーホールの貫通方向の全長よりも短い寸法とされていることを特徴とする請求項1記載の基板用コネクタ。
- 前記ホール収容部には、前記スルーホールに対する前記端子金具の挿入方向前方側の端部をテーパ状に切欠した形態のガイド部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の基板用コネクタ。
- 前記ホール収容部には、前記スルーホールに対する前記端子金具の挿入方向後方側の端部をテーパ状に切欠した形態の逃がし部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の基板用コネクタ。
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JP2009259922A JP2011108402A (ja) | 2009-11-13 | 2009-11-13 | 基板用コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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Family
ID=44231674
Family Applications (1)
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JP2009259922A Abandoned JP2011108402A (ja) | 2009-11-13 | 2009-11-13 | 基板用コネクタ |
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-
2009
- 2009-11-13 JP JP2009259922A patent/JP2011108402A/ja not_active Abandoned
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