JP4579291B2 - 基板用コネクタ - Google Patents

基板用コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP4579291B2
JP4579291B2 JP2007514687A JP2007514687A JP4579291B2 JP 4579291 B2 JP4579291 B2 JP 4579291B2 JP 2007514687 A JP2007514687 A JP 2007514687A JP 2007514687 A JP2007514687 A JP 2007514687A JP 4579291 B2 JP4579291 B2 JP 4579291B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
board
connector
back wall
connector housing
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007514687A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2006115218A1 (ja
Inventor
寛 中野
昌秀 樋尾
憲知 岡村
宏樹 平井
宏臣 平光
修 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd, AutoNetworks Technologies Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Publication of JPWO2006115218A1 publication Critical patent/JPWO2006115218A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4579291B2 publication Critical patent/JP4579291B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/7005Guiding, mounting, polarizing or locking means; Extractors
    • H01R12/7011Locking or fixing a connector to a PCB
    • H01R12/707Soldering or welding
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R12/00Structural associations of a plurality of mutually-insulated electrical connecting elements, specially adapted for printed circuits, e.g. printed circuit boards [PCB], flat or ribbon cables, or like generally planar structures, e.g. terminal strips, terminal blocks; Coupling devices specially adapted for printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures; Terminals specially adapted for contact with, or insertion into, printed circuits, flat or ribbon cables, or like generally planar structures
    • H01R12/70Coupling devices
    • H01R12/71Coupling devices for rigid printing circuits or like structures
    • H01R12/712Coupling devices for rigid printing circuits or like structures co-operating with the surface of the printed circuit or with a coupling device exclusively provided on the surface of the printed circuit
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R43/00Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
    • H01R43/02Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for soldered or welded connections
    • H01R43/0256Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for soldered or welded connections for soldering or welding connectors to a printed circuit board

Landscapes

  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

本発明は、基板用コネクタに関する。
従来、基板用コネクタの一般的な構造として、下記特許文献1に記載のものが知られている。この基板用コネクタは、相手側コネクタと嵌合可能なフード部を備え、そのフード部の奥壁には端子金具が貫通している。そして、端子金具の一端はフード部の内部に突出する一方、他端はフード部の外部に突出した後、基板側に屈曲し、半田付けによって基板に接続されている。
実開昭61−60486号公報
基板用コネクタの端子金具の接続に使用される半田には、人体に有害とされる鉛が含まれている。そこで、近年、環境面からの要請により、鉛を使用しない鉛フリー半田が用いられるようになってきた。この鉛フリー半田は従来のものよりも融点が高いため、より高温で長時間リフローする必要がある。
しかし、従来の基板用コネクタでは、リフロー時にコネクタ全体が熱膨張することで、端子金具が基板から離れてしまい、端子金具が基板に対して半田付けされていない状態となることがあった。
本発明は上記のような問題に鑑みてなされたものであって、端子金具が基板から離れて半田付けされていない状態となることを防止することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段は、以下の発明である。
(1)フード部の奥側に横長の奥壁が一体的に設けられてなるコネクタハウジングと、前記奥壁の長手方向に並んで配置され前記奥壁を貫通するようにして設けられた端子金具とを備え、リフローにより基板の表面に半田付けされる基板用コネクタであって、
前記端子金具の一端には、前記奥壁を貫通して前記コネクタハウジングの外部に突出した後、半田付けによって前記基板と接続される基板接続部が設けられており、
前記フード部の外壁面において前記奥壁を挟む両側に配置された両面のうち一方の面が前記基板側に配置され、同他方の面がリフロー時の熱を受ける受熱壁を構成しており、
前記コネクタハウジングには、前記受熱壁から前記奥壁への熱伝を抑制する熱伝抑制部が設けられており、
前記熱伝抑制部は、前記他方の面と平行に配置されかつ前記端子金具の付け根付近の部分に設けられた端子引き出し部位とは異なる位置に形成された貫通孔または断熱溝である、基板用コネクタ。
(2)上記(1)に記載の基板用コネクタであって、
請求項1に記載の基板用コネクタであって、
前記貫通孔は、前記奥壁において前記一方の面側を除く三方から前記端子金具を囲む形態とされている、基板用コネクタ。
上記(1)の発明によれば、基板用コネクタのリフロー時において、コネクタハウジングの奥壁が熱膨張によって変形するのを防止することができる。これにより、端子金具と基板とが半田によって接続されていない状態となることを未然に防止できる。
また、基板用コネクタのリフロー時において、コネクタハウジングの受熱壁から奥壁に伝達される熱量を低減することが可能である。これにより、コネクタハウジングの奥壁が熱膨張によって変形するのを防止することができる。この結果、端子金具と基板とが半田によって接続されていない状態となることをより確実に防止できる。
また、熱伝抑制部を貫通孔とした場合、コネクタハウジングのリフロー時において、リフロー時の受熱面となっているフード部の上面から奥壁への熱伝達量を大幅に低減することができる。この結果、端子金具と基板とが半田によって接続されていない状態となることをより確実に防止できる。
また、熱伝抑制部を断熱溝とした場合、断熱溝は非貫通の状態でコネクタハウジングの奥壁に形成されるので、奥壁に貫通孔を設けた場合と比較すると、コネクタハウジング全体の強度の低下を防止することが可能である。
実施形態1における基板用コネクタの背面図。 実施形態1における基板用コネクタの断面図。 実施形態1における基板用コネクタを基板に取り付けた後、ケース体内に装着した状態を示す正面図。 実施形態1における基板用コネクタを基板に取り付けた後、ケース体内に装着した状態を示す断面図。 実施形態2における基板用コネクタの背面図。 実施形態2における基板用コネクタの断面図。 実施形態3における基板用コネクタの背面図。 実施形態3における基板用コネクタの断面図。 参考例における基板用コネクタの背面図。 樹脂の配向性を分散させたコネクタハウジングを用いた基板用コネクタの平面図。
符号の説明
1…基板用コネクタ
2…基板
10…コネクタハウジング
11…奥壁
13…貫通孔(熱伝達抑制部)
14…端子引き出し部位
15…端子群領域
17…断熱溝(熱伝達抑制部)
18…熱反射部
20…端子金具
21…基板接続部
22…下段の肉抜き部
23…中段の肉抜き部
24…側端の肉抜き部
<実施形態1>
本発明の実施形態1を、図1ないし図4によって説明する。
本実施形態における基板用コネクタ1は、図2に示すように、コネクタハウジング10と、コネクタハウジング10の奥壁11を貫通して設けられた端子金具20を備えている。コネクタハウジング10は、相手側コネクタが嵌合する部位であるフード部12と、このフード部12の奥側に一体的に設けられた部位である奥壁11とを備えている。
基板用コネクタ1は、図4に示すように、リフローにより基板2の表面に半田付けされた後、ケース体3内に組付けされるようになっている。
本実施形態において、以下、基板用コネクタ1の前後方向は、図2における右側(相手コネクタが嵌合する側)を前方として説明する。また、上下方向については、図2における上側を上方として説明する。
コネクタハウジング10は、LCP(液晶ポリマー)やPPS(ポリフェニレンサルファイド)といった高耐熱性の樹脂製部品であり、図1(基板用コネクタ1を後方から見た図)に示すように、断面が略方形をなす横長の直方体状に形成されている。フード部12の上下両面は奥壁11に比べて薄肉化されており、これにより、コネクタハウジング10の高さが低くなっている。奥壁11には、図4に示すように、圧入あるいはインサート成形などの方法により、端子金具20が上下2段に分かれて配置されている。なお、奥壁11の外面のうち、端子金具20の付け根付近の部分は、端子金具20が引き出されている部位である端子引き出し部位14となっている。
本実施形態では、図1に示すように、合計15個の端子引き出し部位14を取り囲む領域を、端子群領域15と定義する。端子引き出し部位14には、図2に示すように、テーパ状の誘い込み部が形成されている。フード部12の奥壁11の左右両側部には、端子金具20を保護する一対の保護壁16,16が後方に向けて突出形成されている。
図1に示すように、上段側には6本の端子金具20が配置されており、下段側には9本の端子金具20が配置されている。上段側に配置された6本の端子金具20は、ロック用の突部8を挟んで、それぞれ3個ずつ左右に分かれて配置されている。これらの端子金具20は、左右方向に同一ピッチで配置されており、中央寄りの下段側に位置する3個の端子金具20を除く12個の端子金具20については、上段側と下段側とがそれぞれ対応する位置に配置されている。
図2に示すように、端子金具20は、端子引き出し部位14よりコネクタハウジング10の外部へ向けて突出した後に、下方側(基板2側)に屈曲し、基板2の表面に至ると再び後方へ向けて屈曲している。この2回目の屈曲部分が、基板2と接続するための基板接続部21となっている。基板2上のランド6と、基板接続部21とは、半田付けによって接続される。
図1に示すように、各端子金具20において端子引き出し部位14よりも後部側は、上下段に対応するもの同士で左右方向へそれぞれ偏位させてある。これにより、基板接続部21が左右方向に同一ピッチで同一線上に並ぶようにされている。
図4に示すように、基板用コネクタ1が基板2に取り付けられたときには、基板用コネクタ1の前端は、基板2の前端から少し前方に突き出た状態となっている。
図3に示すように、ケース体3は、上面側が開口する本体部25と、その本体部25の上面を覆うようにして装着される蓋26とからなっている。このケース体3の内部には、基板2および基板用コネクタ1を収容可能となっている。
本体部25の前面5には、フード部12の前端部形状に適合するように切り欠かれた開口部9が形成されている。ケース体3の内部に基板2が取り付けられたときには、開口部9からフード部12の前端部が突出した状態で、開口部9に対してフード部12が嵌合するようになっている。
図4に示すように、ケース体3の内側の下面には、基板2を取り付けるための取付用突部7が突設されている。基板2は、この取付用突部7に対してビス等によって固定される。
図3に示すように、蓋26の前端側の縁部には、開口部9に対応する幅範囲にわたって、押さえ片27が前方に突出して設けられている。押さえ片27は、フード部12の開口部の上面と当接しており、これにより、コネクタ同士の嵌合時において、フード部12の開口部の上面が上方へ膨出変形するのを防止することができる。
図4に示すように、フード部12の開口部の上縁部は、押さえ片27の先端と面一の状態となっている。また、フード部12の開口部の下縁部は、本体部25の開口部9の下縁部と面一の状態となっている。これにより、仮に、フード部12に対して相手側コネクタが真っ直ぐに挿入されなかった場合でも、フード部12が拡開変形して端子金具20の先端が折れ曲がるなどの不具合が防止されている。
コネクタハウジング10の奥壁11には、図1に示すように、端子群領域15を上側および左右両側から囲むようにして、貫通孔13が設けられている。貫通孔13は、フード部12(コネクタハウジング10)の底面側を除く三方において貫通している。そのため、貫通孔13は、フード部12(コネクタハウジング10)の左右両側面および上面から奥壁11への伝熱を抑制する機能を果たす。フード部12(コネクタハウジング10)の左右両側面及び上面が、本発明の「受熱壁」に対応している。
以下、上述のように構成された基板用コネクタ1の作用について説明する。
まず、基板用コネクタ1を基板2に取り付ける。このとき、端子金具20の一端に設けられた基板接続部21は、基板2のランド6上に載せられる。この状態で、基板2をリフロー炉内に走行させると、基板2のランド6に予め塗布されている半田が溶融する。その後、この半田が冷却固化し、基板接続部21とランド6とが導通可能な状態で接続される。
基板用コネクタ1のリフロー時には、コネクタハウジング10は主に上方から熱を受ける。したがって、特に、コネクタハウジング10(フード部12)の上面は高温となる。
コネクタハウジング10の上面が高温になると、コネクタハウジング10の上面から奥壁11への熱伝達により、奥壁11が高温となって熱膨張する。奥壁11が熱膨張により変形すると、基板接続部21と基板2とが半田によって接続されていない状態となるおそれがある。
そこで、本実施形態においては、コネクタハウジング10の上面と奥壁11との間に、熱の伝達を抑制するための貫通孔13が設けられている。この貫通孔13が、本発明における「熱伝達抑制部」に対応している。
本実施形態では、貫通孔13の内部は空気層であるから、一部が連結されている場合と比較すると、奥壁11への熱の伝達を抑制する効果が高い。
本実施形態では、上述したように、コネクタハウジング10(フード部12)の下面側を除く三方に貫通孔13を設けているから、より効果的に伝熱を抑制ないし遮断することができる(コネクタハウジング10の上面と奥壁11との間にのみ貫通孔13を設けた場合には、コネクタハウジング10の左右両側を構成する壁部を介して熱が奥壁11へ伝達する可能性がある。)。
さらに、本実施形態においては、コネクタハウジング10に高耐熱性の樹脂を採用しているため、より高温環境下においても使用可能である。
基板用コネクタ1を基板2上に取り付けた後に、この基板2をケース体3内に組み付ける。基板2は、ケース体3の内側の下面に設けられている取付用突部7にビス等を用いて固定される。基板2の組み付け時には、押さえ片27がフード部12の開口部の上面を押さえつけている。このため、フード部12の開口部上面が、相手側コネクタの無理な挿入によって膨出変形することを防止することができる。
以上のように、本実施形態においては、端子群領域15を取り囲む三方向に貫通孔13を設けたので(図1参照)、コネクタハウジング10(フード部12)の上面および左右両側面を構成する壁部(受熱壁)から奥壁11への熱の伝達が抑制されている。したがって、奥壁11の熱膨張による変形量を低減することが可能であり、端子引き出し部位14が基板2の表面から離れる方向に変位することを防止できる。この結果、基板接続部21と基板2とが半田によって接続されていない状態となることを防止することが可能である。
また、本実施形態においては、フード部12の上面部および下面部を薄肉化した結果、コネクタハウジング10が低背化されている。
また、フード部12の上面部及び下面部を薄肉化した結果、フード部12の強度が低下するものの、フード部12の上面及び下面をケース体3の蓋26および本体部25によってそれぞれ押さえつけているので、フード部12に対して相手側コネクタが真っ直ぐに挿入されなかった場合でも、フード部12が変形して端子金具20が破損することが防止されている。
なお、貫通孔13は、コネクタハウジング10の上面と奥壁11との間に設けられるのが好ましい。コネクタハウジング10の上面は、リフロー炉からの熱を最も受けやすい受熱壁となっているからである。
<実施形態2>
本発明の実施形態2を、図5及び図6によって説明する。
実施形態2に係る基板用コネクタ1は、実施形態1に係る基板用コネクタ1の構造を一部変更したものであり、実施形態1と重複した部分については説明を省略する。
実施形態2では、実施形態1における貫通孔13のかわりに、上段側の端子引き出し部位14に対応する幅範囲に亘って、計6個の断熱溝17が設けられている(図5参照)。断熱溝17は、奥壁11前面との間に一部を残した非貫通の状態で形成されている(図6参照)。
本実施形態によると、奥壁11とフード部12とが全周方向で連結されているから、フード部12から奥壁11への熱伝達を抑制しつつ、奥壁11の強度向上を図ることができる。
なお、断熱溝17は、実施形態1と同様に、コネクタハウジング10の上面と奥壁11との間に設けられるのが好ましい。コネクタハウジング10の上面は、リフロー炉からの熱を最も受けやすい受熱壁となっているからである。
<実施形態3>
本発明の実施形態3を、図7及び図8によって説明する。
実施形態3に係る基板用コネクタ1は、実施形態1に係る基板用コネクタ1の構造を一部変更したものであり、実施形態1と重複した部分については説明を省略する。
本実施形態では、図7,図8に示すように、奥壁11に対して、下段の肉抜き部22、中段の肉抜き部23、及び側端の肉抜き部24が設けられている。下段の肉抜き部22は、端子群領域15の下方の位置に、左右方向に連続して設けられた非貫通の溝である。中断の肉抜き部23は、上段側の端子金具20と下段側の端子金具20との間に、左右方向に間欠して合計8個設けられた非貫通の溝である。側端の肉抜き部24は、上下2段の端子金具20の左右両端に、合計4個設けられた非貫通の溝である。
本実施形態によると、端子金具20と基板2との間に肉抜き部22,23,24が設けられているので、奥壁11の熱膨張に伴う変形をこの肉抜き部22,23,24によって吸収することができる。これにより、端子金具20が基板2の表面から離間する方向に変位することを防止することができる。
参考例
本発明の参考例を、図9によって説明する。
参考例に係る基板用コネクタ1は、実施形態1に係る基板用コネクタ1の構造を一部変更したものであり、実施形態1と重複した部分については説明を省略する。
参考例に係る基板用コネクタ1では、図9に示すように、コネクタハウジング10の上面に熱反射部18が形成されている。この熱反射部18は、セラミック、金属、またはこれらの粉末を含む塗料等で形成されている。熱反射部18は、コネクタハウジング10のフード部12の上面における奥壁11寄りの位置に形成されている。熱反射部18はコネクタハウジング10に対して一体的に形成されている。
参考例によると、リフロー炉からの熱をフード部12の上面で受けることになるが、熱反射部18で熱を反射することができる。これにより、フード部12の上面が受ける熱量自体を減らすことが可能である。さらに、熱反射部18は奥壁11寄りの位置に形成されているので、より効果的に奥壁11への熱伝達を防ぐことが可能である。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記各実施形態のコネクタハウジングに使用されている樹脂は、加熱されたときにすべての方向に均一に膨張しないために、熱歪みが生じやすい。すると、奥壁の熱膨張による変形だけでなく、コネクタハウジング自体の熱変形によって、端子金具が基板から離れてしまい、端子金具と基板とが半田によって接続されていない状態が生じうる。そこで、コネクタハウジングにできるだけ歪みが生じないように、図10に示すように、三角形、四角形、あるいはこれらの結合など、さまざまな形状をなす凹凸部19をコネクタハウジング10の上面に設けてもよい。これにより、加熱の際に溶融した樹脂に乱流が起こるので、コネクタハウジング10に歪みが生じにくくなる。
(2)実施形態2では、断熱溝は奥壁の後面側に開口する形状となっている例を示したが、非貫通のものであれば、奥壁の前面側に開口する形状としてもよい。あるいは、奥壁の後面側に開口する形状と、前面側に開口する形状とを組み合わせてもよい。
本発明は、基板に対して取り付けられる基板用コネクタの製造技術に関するものであり、産業上の利用可能性を有する。

Claims (2)

  1. フード部の奥側に横長の奥壁が一体的に設けられてなるコネクタハウジングと、前記奥壁の長手方向に並んで配置され前記奥壁を貫通するようにして設けられた端子金具とを備え、リフローにより基板の表面に半田付けされる基板用コネクタであって、
    前記端子金具の一端には、前記奥壁を貫通して前記コネクタハウジングの外部に突出した後、半田付けによって前記基板と接続される基板接続部が設けられており、
    前記フード部の外壁面において前記奥壁を挟む両側に配置された両面のうち一方の面が前記基板側に配置され、同他方の面がリフロー時の熱を受ける受熱壁を構成しており、
    前記コネクタハウジングには、前記受熱壁から前記奥壁への熱伝を抑制する熱伝抑制部が設けられており、
    前記熱伝抑制部は、前記他方の面と平行に配置されかつ前記端子金具の付け根付近の部分に設けられた端子引き出し部位とは異なる位置に形成された貫通孔または断熱溝である、基板用コネクタ。
  2. 請求項1に記載の基板用コネクタであって、
    前記貫通孔は、前記奥壁において前記一方の面側を除く三方から前記端子金具を囲む形態とされている、基板用コネクタ。
JP2007514687A 2005-04-22 2006-04-21 基板用コネクタ Active JP4579291B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005125416 2005-04-22
JP2005125416 2005-04-22
PCT/JP2006/308455 WO2006115218A1 (ja) 2005-04-22 2006-04-21 基板用コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2006115218A1 JPWO2006115218A1 (ja) 2008-12-18
JP4579291B2 true JP4579291B2 (ja) 2010-11-10

Family

ID=37214833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007514687A Active JP4579291B2 (ja) 2005-04-22 2006-04-21 基板用コネクタ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7695290B2 (ja)
JP (1) JP4579291B2 (ja)
DE (1) DE112006001008B4 (ja)
WO (1) WO2006115218A1 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5029901B2 (ja) * 2007-12-18 2012-09-19 日本精機株式会社 コネクタ
JP2009259596A (ja) * 2008-04-16 2009-11-05 Autonetworks Technologies Ltd 表面実装コネクタ、及びこの表面実装コネクタの製造方法
JP5116867B2 (ja) * 2011-08-01 2013-01-09 日本航空電子工業株式会社 コネクタ
JP6258115B2 (ja) * 2014-04-24 2018-01-10 日本圧着端子製造株式会社 高さ違いの端子を有する電気コネクタ
US9991696B2 (en) * 2014-07-15 2018-06-05 Progress Rail Services Corporation Crashworthy memory module having a thermal wiring disconnect system
JP7404879B2 (ja) * 2020-01-09 2023-12-26 住友電装株式会社 コネクタ
JP7352184B2 (ja) * 2020-02-20 2023-09-28 住友電装株式会社 コネクタ

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63139783U (ja) * 1987-03-04 1988-09-14
JPH0541076U (ja) * 1991-10-29 1993-06-01 京セラエルコ株式会社 コネクタ
JPH08148239A (ja) * 1994-11-25 1996-06-07 Japan Aviation Electron Ind Ltd コネクタ
JP2001291410A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Denso Corp 放電灯点灯装置
JP2003157927A (ja) * 2001-10-29 2003-05-30 Hewlett Packard Co <Hp> 耐熱強化電気コネクタ

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6160486U (ja) 1984-09-25 1986-04-23
US4660911A (en) * 1985-12-06 1987-04-28 Amp Incorporated Surface mount connector
DE3618209C1 (en) * 1986-05-30 1987-11-19 Harting Elektronik Gmbh Insulating body for electrical plug connectors
JPH0541076A (ja) 1991-02-08 1993-02-19 Nippon Autom Kk 光デイスクシステム用フイルタユニツト及び該フイルタユニツトを用いた光デイスクシステム
DE19607726A1 (de) * 1996-02-29 1997-09-04 Vacuumschmelze Gmbh Verfahren zur Vermeidung von Schäden beim Löten oberflächenmontierbarer Bauelemente (SMD's)
JP2000340945A (ja) * 1999-05-26 2000-12-08 Fujitsu Ten Ltd リフロー半田付け装置および基板搬送治具
JP2001167839A (ja) * 1999-12-01 2001-06-22 Molex Inc 電気コネクタアセンブリ
EP1394467B1 (en) * 2000-02-17 2008-07-23 Denso Corporation Discharge lamp lighting device and mounting structure therefor
DE10105042C1 (de) * 2001-02-05 2002-08-22 Harting Kgaa Kontaktmodul für einen Steckverbinder, insbesondere für einen Kartenrand-Steckverbinder
CN1678252B (zh) * 2002-07-25 2011-06-29 乔纳森·S·达姆 传输热能的器械、提供预定方向的光的装置及发光装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63139783U (ja) * 1987-03-04 1988-09-14
JPH0541076U (ja) * 1991-10-29 1993-06-01 京セラエルコ株式会社 コネクタ
JPH08148239A (ja) * 1994-11-25 1996-06-07 Japan Aviation Electron Ind Ltd コネクタ
JP2001291410A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Denso Corp 放電灯点灯装置
JP2003157927A (ja) * 2001-10-29 2003-05-30 Hewlett Packard Co <Hp> 耐熱強化電気コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
DE112006001008B4 (de) 2012-04-26
US20090029574A1 (en) 2009-01-29
DE112006001008T5 (de) 2008-05-08
JPWO2006115218A1 (ja) 2008-12-18
WO2006115218A1 (ja) 2006-11-02
US7695290B2 (en) 2010-04-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4579291B2 (ja) 基板用コネクタ
CN100495825C (zh) 阴连接器、阴连接器的安装结构及其安装到基板的方法
US5983995A (en) Radiator
JP4013914B2 (ja) 基板用コネクタ
CN100556236C (zh) 电源模块结构以及利用该电源模块结构的固态继电器
KR20060045374A (ko) 보강 탭 부착 전기 커넥터
CN102637621B (zh) 用于半导体装置的组装夹具及用于半导体组装的组装方法
JP5668306B2 (ja) コネクタシェル
JP2006074984A (ja) 電気接続箱
JP5745792B2 (ja) 回路基板に実装する部品の固定金具
JP2006127974A (ja) 表面実装型電気コネクタ
JP2019219197A (ja) 油温センサ
JP4560727B2 (ja) 基板用コネクタ
JP4262708B2 (ja) 基板用コネクタ
JP2007073304A (ja) 基板実装型コネクタ
JP4900056B2 (ja) 基板用コネクタ
JP2012059556A (ja) コネクタ
US6997755B2 (en) Connector and contact wafer
JP2006325355A (ja) 電気接続箱
JP4797781B2 (ja) 補強タブ、補強タブの製造方法、及びコネクタの実装構造
CN211208438U (zh) 一种防弯曲的覆铜陶瓷基板以及功率器件结构
JP7088095B2 (ja) ジョイントコネクタ
JP2009129894A (ja) 表面実装型コネクタ、コネクタ付き基板、およびコネクタ付き基板の製造方法
JP5568974B2 (ja) 回路構成体
JP5434182B2 (ja) 基板用コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090914

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20090914

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100216

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100408

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100702

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100825

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130903

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4579291

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250