JPH0541076U - コネクタ - Google Patents

コネクタ

Info

Publication number
JPH0541076U
JPH0541076U JP096641U JP9664191U JPH0541076U JP H0541076 U JPH0541076 U JP H0541076U JP 096641 U JP096641 U JP 096641U JP 9664191 U JP9664191 U JP 9664191U JP H0541076 U JPH0541076 U JP H0541076U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
insulator
thin portion
connector pins
pins
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP096641U
Other languages
English (en)
Inventor
公生 沢熊
Original Assignee
京セラエルコ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 京セラエルコ株式会社 filed Critical 京セラエルコ株式会社
Priority to JP096641U priority Critical patent/JPH0541076U/ja
Publication of JPH0541076U publication Critical patent/JPH0541076U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 複数のコネクタピンと、これらのコネクタピ
ンを離隔させて支持する合成樹脂製のインシュレータと
を備えたコネクタにおいて、インシュレータのプリント
基板との熱膨張係数の差に起因する熱歪を吸収すること
ができ、半田フラックス上りが生ぜず、しかも機械的強
度を損なうことがないコネクタを得ること。 【構成】 インシュレータ11に、複数のコネクタピン
15の間に位置させて、線状の薄肉部18を形成したコ
ネクタ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本考案は、複数のコネクタピンと、これを支持するインシュレータとを備えた コネクタに関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】
この種のコネクタは、各種電気機器の信号線の接続等に広く用いられている。 このコネクタの複数のコネクタピンは、プリント基板の孔に挿入されてそれぞれ 半田付けされ、このコネクタピンのインシュレータからの突出部に、雌コネクタ が接続される。
【0003】 このコネクタのインシュレータは、通常ナイロン等の合成樹脂材料から構成さ れている。一方、プリント基板は、インシュレータとは異なる材料からなる絶縁 板から構成されていて、両者の熱膨張係数は互いに異なる。このため、外部環境 の温度差による熱サイクルが加わると、インシュレータに熱歪による引張応力ま たは圧縮応力が加わり、最悪の場合には、破損するおそれがあった。あるいは、 プリント基板側にも同様に熱歪が加わる結果、半田にクラックが発生し、接触不 良の原因となる。
【0004】 この問題点を解消するため既に、インシュレータに、その複数のコネクタピン の間に位置させて、熱歪を吸収するスリットを設けたコネクタが提案されている (実開平3-2564号)。このコネクタによれば、プリント基板との熱膨張係数の差 により、熱サイクルによってインシュレータに引張応力または圧縮応力が加わる と、このスリットの間隔が拡縮するから、熱歪による破損を防止することができ る。またプリント基板側の半田クラックの発生も防止することができる。
【0005】 ところが、このようにコネクタピンの間にスリットを形成したコネクタは、次 の問題点があることが判明した。コネクタピンとプリント基板とは、上述のよう に半田付けされるが、この半田付けの際、半田の接着性をよくするためにフラッ クスが用いられる。このフラックスは、特に半田付けの際の加熱により、コネク タピンを伝ってインシュレータ側に上昇する。このため、インシュレータにスリ ットが存在すると、このフラックスがやがてスリットを通ってインシュレータの 表面に達し、コネクタピンに付着する。コネクタピンに非導電性のフラックスが 付着すると、接触不良が発生するおそれがある。
【0006】 またスリットは、明らかにインシュレータの機械的強度を低下させる。すなわ ち、プリント基板への接続前または接続後に、スリット部分から破損するおそれ があった。
【0007】
【考案の目的】
本考案は、以上の問題意識に基づき、インシュレータとプリント基板の熱膨張 係数の差による熱歪を吸収でき、しかも、フラックス上りの問題が生ぜず、かつ 機械的強度を損なうことがないコネクタを得ることを目的とする。
【0008】
【考案の概要】
本考案は、複数のコネクタピンと、これらのコネクタピンを離隔させて支持す る合成樹脂製のインシュレータとを備えたコネクタにおいて、インシュレータに 、複数のコネクタピンの間に位置させて、線状の薄肉部を形成したことを特徴と している。
【0009】 このコネクタによれば、合成樹脂材料からなるインシュレータの線状の薄肉部 が弾性変形可能であるため、熱歪の吸収が可能である。一方、薄肉部は、フラッ クスを通過させることがないので、フラックス上りの問題が生じることはなく、 かつスリットのように機械的強度を損なうこともない。 薄肉部の厚さは、熱歪を吸収するための弾性変形と機械的な強度の双方を勘案 して適宜設定するが、コネクタピンのピッチp、インシュレータの材質等を考慮 し、0.1〜0.4mmとするとよい。またコネクタピンの配列ピッチをp、薄肉 部の幅をwとしたとき、w/pを0.1〜0.5とすると、よい結果が得られる 。
【0010】
【実施例】
以下図示実施例について本考案を説明する。図1ないし図3は本考案のコネク タ10の第一の実施例を示すものである。合成樹脂製絶縁材料、例えばナイロン からなるインシュレータ11は、矩形の底壁12と、この底壁12の四辺から直 立する側壁13とを有する箱状をしている。底壁12の厚さTは、側壁13の厚 さtまたはt’より大きい。この底壁12には、その長手方向に一定のピッチp (図示例では2.5mmピッチ)で、複数のピン挿通孔14が穿けられていて、こ のピン挿通孔14に、それぞれコネクタピン15が圧入されている。このコネク タピン15は、その一端が底壁12の裏面に一様長さで突出し、他端が側壁13 で構成される箱状空間16内に位置している。
【0011】 このインシュレータ11の底壁12には、上記2.5mmピッチの各コネクタピ ン15(ピン挿通孔14)の間に位置させて、本考案の特徴とする線状の薄肉部 18が形成されている。この薄肉部18は、底壁12の長手方向に直交する方向 に向けて、ほぼ底壁12の全幅に渡る長さに形成されている。勿論、このコネク タピン15の長さは適宜設定することができる。この実施例の2.5mmピッチコ ネクタにおいては、この薄肉部18の厚さsは、0.4〜1.0mm程度に設定す るのがよく、幅wは、0.25〜1.25mm(w/p比;0.1〜0.5)mmが 適当である。
【0012】 上記構成の本コネクタ10は、底壁12の裏面に突出するコネクタピン15が 、図3に示すようにプリント基板20の支持孔21に挿入され、半田22により プリント基板20上の導体に接続される。そして四辺の側壁13で構成される箱 状空間16内に、外部機構に接続された図示しない雌コネクタが挿入され、コネ クタピン15に接続される。
【0013】 このような使用態様において、熱サイクルが加わり、インシュレータ11とプ リント基板20の熱膨張係数の差によって、インシュレータ11に熱歪が発生す ると、薄肉部18を構成する合成樹脂材料がその平面方向に伸縮して、その熱歪 を吸収する。薄肉部18は、他の部分より薄肉に形成されているため、容易に弾 性変形が可能であり、インシュレータ11(底壁12)の破損を生じさせない。 このことは逆に、プリント基板20側に加わる熱歪も小さくなることを意味し、 従って、半田22に半田クラックが生じるおそれもない。
【0014】 一方、コネクタピン15と支持孔21との半田付けの際に用いられた半田フラ ックスは、半田付け時にコネクタピン15を伝ってコネクタ10側に上昇するが 、このフラックスのインシュレータ11の表面への移動、および箱状空間16内 のコネクタピン15への付着は生じない。つまり、薄肉部18は、弾性変形は可 能でも、フラックスは通過させないから、薄肉部18に代えてスリットを形成す る場合のようなフラックス上りによる接触不良の問題は生じない。さらに、イン シュレータ11(底壁12)の機械的強度も損なうことがない。
【0015】 なお側壁13には、雌コネクタの挿入を容易にするとともに、挿入位置で係止 するためのスリットや係止突起(凹部)が設けられるが、これらは本考案の要旨 に関係がないので、図示を省略している。 薄肉部18は、インシュレータ11の底壁12のみならず、側壁13側に延長 して形成することも可能である。図4はその実施例を示している。
【0016】
【考案の効果】
以上のように本考案のコネクタによれば、プリント基板とコネクタピンを接続 した状態において、インシュレータに加わる熱歪を薄肉部によって吸収すること ができる。薄肉部は半田フラックスを通過させないので、半田フラックスがコネ クタピンに付着することに起因する接触不良が生じるおそれがなく、かつインシ ュレータの機械的強度を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるコネクタの実施例を示す裏面側か
ら見た斜視図である。
【図2】同表面側から見た斜視図である。
【図3】図1、図2のコネクタをプリント基板に半田付
けした状態を示す、図2のA−A線に沿う断面図であ
る。
【図4】本考案によるコネクタの別の実施例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 コネクタ 11 インシュレータ 12 底壁 13 側壁 14 ピン挿通孔 15 コネクタピン 16 箱状空間 18 薄肉部 20 プリント基板 21 支持孔 22 半田

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコネクタピンと、これらのコネク
    タピンを離隔させて支持する合成樹脂製のインシュレー
    タとを備えたコネクタにおいて、 上記インシュレータに、複数のコネクタピンの間に位置
    させて、線状の薄肉部を形成したことを特徴とするコネ
    クタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、薄肉部の厚さは、
    0.1〜0.4mmであるコネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、コネクタピ
    ンの配列ピッチをp、薄肉部の幅をwとしたとき、w/
    pが0.1〜0.5であるコネクタ。
JP096641U 1991-10-29 1991-10-29 コネクタ Pending JPH0541076U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP096641U JPH0541076U (ja) 1991-10-29 1991-10-29 コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP096641U JPH0541076U (ja) 1991-10-29 1991-10-29 コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0541076U true JPH0541076U (ja) 1993-06-01

Family

ID=14170454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP096641U Pending JPH0541076U (ja) 1991-10-29 1991-10-29 コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0541076U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006115218A1 (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Autonetworks Technologies, Ltd. 基板用コネクタ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006115218A1 (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Autonetworks Technologies, Ltd. 基板用コネクタ
JPWO2006115218A1 (ja) * 2005-04-22 2008-12-18 株式会社オートネットワーク技術研究所 基板用コネクタ
JP4579291B2 (ja) * 2005-04-22 2010-11-10 株式会社オートネットワーク技術研究所 基板用コネクタ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3452662B2 (ja) 基板用電気コネクタ及びその保持装置
EP0555726B1 (en) Alignment member for use with surface mount contacts
JP2797177B2 (ja) 電気コネクタ
JPH0541076U (ja) コネクタ
US9093799B2 (en) Connector apparatus
US8279028B2 (en) Electromagnetic relay
JP2000021474A (ja) コネクタ
JP2557067Y2 (ja) クリップ式中継コネクタ
JPH10223338A (ja) コネクタ
JP3411981B2 (ja) 表面実装用端子台及び表面実装基板並びにこれを用いた電源装置
JPH051597B2 (ja)
JP3569843B2 (ja) 表面実装用コネクタ
JP2549644Y2 (ja) 電気コネクタ
JPH10289641A (ja) 電磁継電器
JPH0542626Y2 (ja)
KR960001069B1 (ko) 엣지 콘넥터용 콘택트
JPH0935784A (ja) コンタクト
JP2717373B2 (ja) Fpc用コネクタ
JPH0581958U (ja) コネクタ用プラグ
JP2514085Y2 (ja) 印刷配線基板用コネクタ
JP2572275Y2 (ja) 配線基板のパターン接続構造
JPH10340764A (ja) コネクタの取付構造
JPH11288772A (ja) 接続装置
JPH064544Y2 (ja) リードフレーム
JP2523003Y2 (ja) 表面実装用電気コネクタ