JPH11288772A - 接続装置 - Google Patents
接続装置Info
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- JPH11288772A JPH11288772A JP10106924A JP10692498A JPH11288772A JP H11288772 A JPH11288772 A JP H11288772A JP 10106924 A JP10106924 A JP 10106924A JP 10692498 A JP10692498 A JP 10692498A JP H11288772 A JPH11288772 A JP H11288772A
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- Japan
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- wiring board
- printed wiring
- terminal
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- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 半田付け部にクラックが発生するのを防止す
る。 【解決手段】 プリント配線基板2の上面3の上には複
数本の端子部材20を有するコネクタ10が固定され、
各端子部材20の挿入部24、27はプリント配線基板
のスルーホール7a、7bで半田付けされている。端子
部材群は複数本宛に分配されて下側列Aの下側端子部材
20aと、上側列Bの上側端子部材20bとが構成され
ている。下側端子部材20aおよび上側端子部材20b
は弾性変形が充分に可能な長さ以上に設定され、下側端
子部材20aは先端部で上面側に屈曲され、上側端子部
材20bは基端部で上面側に屈曲されている。 【効果】 プリント配線基板と端子部材との熱膨張係数
差に起因する応力が各端子部材に作用しても、この応力
を各端子部材自体の弾性変形によって確実に吸収できる
ため、各端子部材の半田付け部にクラックが発生するの
を防止できる。
る。 【解決手段】 プリント配線基板2の上面3の上には複
数本の端子部材20を有するコネクタ10が固定され、
各端子部材20の挿入部24、27はプリント配線基板
のスルーホール7a、7bで半田付けされている。端子
部材群は複数本宛に分配されて下側列Aの下側端子部材
20aと、上側列Bの上側端子部材20bとが構成され
ている。下側端子部材20aおよび上側端子部材20b
は弾性変形が充分に可能な長さ以上に設定され、下側端
子部材20aは先端部で上面側に屈曲され、上側端子部
材20bは基端部で上面側に屈曲されている。 【効果】 プリント配線基板と端子部材との熱膨張係数
差に起因する応力が各端子部材に作用しても、この応力
を各端子部材自体の弾性変形によって確実に吸収できる
ため、各端子部材の半田付け部にクラックが発生するの
を防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接続装置に関し、
特に、コネクタがプリント配線基板に固定された接続装
置に係り、例えば、自動車電装品のコントロールユニッ
トの接続装置に利用して有効なものに関する。
特に、コネクタがプリント配線基板に固定された接続装
置に係り、例えば、自動車電装品のコントロールユニッ
トの接続装置に利用して有効なものに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車電装品のコントロールユニットの
一例であるヘッドライトのコントロールユニットを接続
するための接続装置として、例えば、図4に示されてい
るものがある。すなわち、プリント配線基板2の上面3
の上には複数本の端子部材30を有するコネクタ10が
固定されているとともに、各端子部材30の一端部はプ
リント配線基板2に開設されたスルーホール31におい
てそれぞれ半田付けされており、コネクタ10において
端子部材30群が複数本宛に分配されることによって下
側に配列された下側列Aと、上側に配列された上側列B
とが構成されている。そして、下側列Aの各端子部材3
0aは基端部において屈曲されており、上側列Bの各端
子部材30bは中間部において屈曲されており、下側端
子部材30aは前列のスルーホール31aに、上側端子
部材30bは後列のスルーホール31bにそれぞれ半田
付けされている。
一例であるヘッドライトのコントロールユニットを接続
するための接続装置として、例えば、図4に示されてい
るものがある。すなわち、プリント配線基板2の上面3
の上には複数本の端子部材30を有するコネクタ10が
固定されているとともに、各端子部材30の一端部はプ
リント配線基板2に開設されたスルーホール31におい
てそれぞれ半田付けされており、コネクタ10において
端子部材30群が複数本宛に分配されることによって下
側に配列された下側列Aと、上側に配列された上側列B
とが構成されている。そして、下側列Aの各端子部材3
0aは基端部において屈曲されており、上側列Bの各端
子部材30bは中間部において屈曲されており、下側端
子部材30aは前列のスルーホール31aに、上側端子
部材30bは後列のスルーホール31bにそれぞれ半田
付けされている。
【0003】なお、従来のこの種の接続装置が述べられ
ている例としては、実公平7−17192号公報および
特開平9−320706号公報がある。
ている例としては、実公平7−17192号公報および
特開平9−320706号公報がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した接続装置にお
いては、ヒートショック試験にて熱負荷が250サイク
ル以下で加えられると、プリント配線基板とコネクタの
本体の樹脂部との熱膨張係数差を起因とする応力が半田
付け部32に加わるため、プリント配線基板における端
子部材の半田付け部32にクラックが発生する場合があ
り、コネクタの下側列Aの各端子部材30aは、上側列
Bの端子部材30bに比べてその寸法が短いことにより
熱膨張係数差に伴う応力を吸収し難いので、下側列Aの
端子部材30aの半田付け部にクラックが発生し易いこ
とになる。特に、下側列Aの両側はプリント配線基板や
コネクタの伸びが大きくなるため、この現象は顕著なも
のとなる。従来のこの種の接続装置においては、プリン
ト配線基板と端子部材との熱膨張係数差を小さく設定し
たり、半田付け部の耐久性を高く設定したりすることが
余儀なくされており、その分、接続装置の製造原価が高
くなるという問題点がある。
いては、ヒートショック試験にて熱負荷が250サイク
ル以下で加えられると、プリント配線基板とコネクタの
本体の樹脂部との熱膨張係数差を起因とする応力が半田
付け部32に加わるため、プリント配線基板における端
子部材の半田付け部32にクラックが発生する場合があ
り、コネクタの下側列Aの各端子部材30aは、上側列
Bの端子部材30bに比べてその寸法が短いことにより
熱膨張係数差に伴う応力を吸収し難いので、下側列Aの
端子部材30aの半田付け部にクラックが発生し易いこ
とになる。特に、下側列Aの両側はプリント配線基板や
コネクタの伸びが大きくなるため、この現象は顕著なも
のとなる。従来のこの種の接続装置においては、プリン
ト配線基板と端子部材との熱膨張係数差を小さく設定し
たり、半田付け部の耐久性を高く設定したりすることが
余儀なくされており、その分、接続装置の製造原価が高
くなるという問題点がある。
【0005】本発明の目的は、プリント配線基板とコネ
クタ本体との熱膨張係数差に伴う応力が発生しても半田
付け部にクラックが発生するのを防止することができる
接続装置を提供することにある。
クタ本体との熱膨張係数差に伴う応力が発生しても半田
付け部にクラックが発生するのを防止することができる
接続装置を提供することにある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明に係る接続装置
は、プリント配線基板の一主面上には複数本の端子部材
を有するコネクタが固定されているとともに、各端子部
材はコネクタの本体の軸心方向に延びる水平部と、この
水平部の端部からプリント配線基板方向に延びる下端部
とを備えており、各端子部材の下端部の先端部がプリン
ト配線基板に半田付けされており、コネクタにおいて端
子部材群が複数本宛に分配されることによって前記主面
側に配列された第一端子部材列と、第一端子部材列に対
して前記主面と反対側に配列された第二端子部材列とが
構成されている接続装置において、前記第一端子部材列
は前記コネクタの本体より突出して第二端子部材列のプ
リント配線基板方向への下端部を越えた位置でプリント
配線基板方向へ屈曲されていることを特徴とする。
は、プリント配線基板の一主面上には複数本の端子部材
を有するコネクタが固定されているとともに、各端子部
材はコネクタの本体の軸心方向に延びる水平部と、この
水平部の端部からプリント配線基板方向に延びる下端部
とを備えており、各端子部材の下端部の先端部がプリン
ト配線基板に半田付けされており、コネクタにおいて端
子部材群が複数本宛に分配されることによって前記主面
側に配列された第一端子部材列と、第一端子部材列に対
して前記主面と反対側に配列された第二端子部材列とが
構成されている接続装置において、前記第一端子部材列
は前記コネクタの本体より突出して第二端子部材列のプ
リント配線基板方向への下端部を越えた位置でプリント
配線基板方向へ屈曲されていることを特徴とする。
【0007】前記手段によれば、第一端子部材列の各端
子部材が第二端子部材列の下端部より突出した状態でプ
リント配線基板方向に延びて、プリント配線基板に半田
付けされているので、第一端子部材列の各端子部材の絶
対的な長さを長くすることができ、プリント配線基板と
コネクタ本体との熱膨張係数差に伴う応力が発生して
も、第一端子部材列の各端子部材が長くなったことによ
り弾性変形によって確実に吸収することができるため、
半田付け部のクラックが発生するのを防止することがで
きる。
子部材が第二端子部材列の下端部より突出した状態でプ
リント配線基板方向に延びて、プリント配線基板に半田
付けされているので、第一端子部材列の各端子部材の絶
対的な長さを長くすることができ、プリント配線基板と
コネクタ本体との熱膨張係数差に伴う応力が発生して
も、第一端子部材列の各端子部材が長くなったことによ
り弾性変形によって確実に吸収することができるため、
半田付け部のクラックが発生するのを防止することがで
きる。
【0008】さらに、各端子部材が配列方向に沿って主
面側に屈曲された場合には、端子部材の配列方向におけ
る弾力性を持たせることができるため、各端子部材は応
力をより一層確実に吸収することができる。
面側に屈曲された場合には、端子部材の配列方向におけ
る弾力性を持たせることができるため、各端子部材は応
力をより一層確実に吸収することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に即して説明する。
に即して説明する。
【0010】本実施形態において、本発明に係る接続装
置は、自動車電装品のコントロールユニットの接続装置
として構成されている。図1および図2に示されている
ように、接続装置1はプリント配線基板2を備えてい
る。プリント配線基板2はガラスエポキシ樹脂等の絶縁
材料を用いられ、正方形の薄板形状に形成されている。
プリント配線基板2の一主面(以下、上面とする。)3
は電磁継電器やマイクロコンピュータ等の電気部品(図
示せず)が実装されるように構成されており、プリント
配線基板2の下面4には電気配線(図示せず)が敷設さ
れている。
置は、自動車電装品のコントロールユニットの接続装置
として構成されている。図1および図2に示されている
ように、接続装置1はプリント配線基板2を備えてい
る。プリント配線基板2はガラスエポキシ樹脂等の絶縁
材料を用いられ、正方形の薄板形状に形成されている。
プリント配線基板2の一主面(以下、上面とする。)3
は電磁継電器やマイクロコンピュータ等の電気部品(図
示せず)が実装されるように構成されており、プリント
配線基板2の下面4には電気配線(図示せず)が敷設さ
れている。
【0011】プリント配線基板2の一端辺(以下、前側
端辺とする。)5の左右両端部には一対の挿通孔6、6
が開設されている。前側端辺付近の中央部には端子部材
を半田付けするためのスルーホール7が複数個開設され
ており、各スルーホール7は端子部材の断面形状に対応
して細長い長方形に形成されている。スルーホール7群
は複数個宛が、前側端辺5寄りに設定された第二スルー
ホール列(以下、前列という。)bと、前列bの後側に
設定された第一スルーホール列(以下、後列という。)
aとに分配されており、前列bと後列aとは前側端辺5
にそれぞれ平行に配列されている。前列bにおいて各ス
ルーホール(以下、前側スルーホール7bという。)は
等ピッチに配列され、後列aにおいて各スルーホール
(以下、後側スルーホール7aという。)は等ピッチに
配列されており、各前側スルーホール7bと各後側スル
ーホール7aとは前後位置において対向されている。各
スルーホール7は長さ方向が前側端辺5と直交する前後
方向に配置されている。
端辺とする。)5の左右両端部には一対の挿通孔6、6
が開設されている。前側端辺付近の中央部には端子部材
を半田付けするためのスルーホール7が複数個開設され
ており、各スルーホール7は端子部材の断面形状に対応
して細長い長方形に形成されている。スルーホール7群
は複数個宛が、前側端辺5寄りに設定された第二スルー
ホール列(以下、前列という。)bと、前列bの後側に
設定された第一スルーホール列(以下、後列という。)
aとに分配されており、前列bと後列aとは前側端辺5
にそれぞれ平行に配列されている。前列bにおいて各ス
ルーホール(以下、前側スルーホール7bという。)は
等ピッチに配列され、後列aにおいて各スルーホール
(以下、後側スルーホール7aという。)は等ピッチに
配列されており、各前側スルーホール7bと各後側スル
ーホール7aとは前後位置において対向されている。各
スルーホール7は長さ方向が前側端辺5と直交する前後
方向に配置されている。
【0012】図1および図2に示されているように、プ
リント配線基板2の上面3における前側端辺5にはコネ
クタ10が、下面が当接されて固定されている。コネク
タ10はヘッドライト等の自動車電装品に電気的に接続
されたコネクタ(以下、相手側コネクタという。)と雌
雄の対になるように構成されており、本体11および複
数本の端子部材20を備えている。本体11は絶縁性を
有する樹脂が使用されて、後側側壁(以下、後壁とい
う。)が閉塞された横長の箱形状に形成されている。本
体11の中空部12は相手側コネクタ(図示せず)の本
体に対して雌雄の対になるように設定されている。本体
11の左右の側壁には一対の鍔部13、13がそれぞれ
突設されており、コネクタ10は両鍔部13、13に形
成された雌ねじ孔14、14に雄ねじ部材15、15を
プリント配線基板2の左右の挿通孔6、6を通じてねじ
込まれることにより、プリント配線基板2に固定されて
いる。
リント配線基板2の上面3における前側端辺5にはコネ
クタ10が、下面が当接されて固定されている。コネク
タ10はヘッドライト等の自動車電装品に電気的に接続
されたコネクタ(以下、相手側コネクタという。)と雌
雄の対になるように構成されており、本体11および複
数本の端子部材20を備えている。本体11は絶縁性を
有する樹脂が使用されて、後側側壁(以下、後壁とい
う。)が閉塞された横長の箱形状に形成されている。本
体11の中空部12は相手側コネクタ(図示せず)の本
体に対して雌雄の対になるように設定されている。本体
11の左右の側壁には一対の鍔部13、13がそれぞれ
突設されており、コネクタ10は両鍔部13、13に形
成された雌ねじ孔14、14に雄ねじ部材15、15を
プリント配線基板2の左右の挿通孔6、6を通じてねじ
込まれることにより、プリント配線基板2に固定されて
いる。
【0013】後壁16には端子部材を挿通されて支持す
るための挿通孔17が複数個開設されており、各挿通孔
17は端子部材の断面形状に対応して細長い長方形に形
成されている。各挿通孔17群は複数個宛が、下側に設
定された第一挿通孔列(以下、下側列という。)Aと、
下側列Aの上側に設定された第二挿通孔列(以下、上側
列という。)Bとに分配されており、下側列Aと上側列
Bとはプリント配線基板2の上面3にそれぞれ平行(以
下、水平とする。)に配列されている。下側列Aにおい
て各挿通孔(以下、下側挿通孔17aという。)は等ピ
ッチに配列され、上側列Bにおいて各挿通孔(以下、上
側挿通孔17bという。)は等ピッチに配列されてお
り、各下側挿通孔17aと各上側挿通孔17bとは前後
位置において対向されている。また、各挿通孔17は長
さ方向が水平に配置されている。
るための挿通孔17が複数個開設されており、各挿通孔
17は端子部材の断面形状に対応して細長い長方形に形
成されている。各挿通孔17群は複数個宛が、下側に設
定された第一挿通孔列(以下、下側列という。)Aと、
下側列Aの上側に設定された第二挿通孔列(以下、上側
列という。)Bとに分配されており、下側列Aと上側列
Bとはプリント配線基板2の上面3にそれぞれ平行(以
下、水平とする。)に配列されている。下側列Aにおい
て各挿通孔(以下、下側挿通孔17aという。)は等ピ
ッチに配列され、上側列Bにおいて各挿通孔(以下、上
側挿通孔17bという。)は等ピッチに配列されてお
り、各下側挿通孔17aと各上側挿通孔17bとは前後
位置において対向されている。また、各挿通孔17は長
さ方向が水平に配置されている。
【0014】コネクタ10において、端子部材20は下
側列Aの各下側挿通孔17aおよび上側列Bの各上側挿
通孔17bにそれぞれ挿通されて前後方向に延在するよ
うに水平に支持されている。すなわち、端子部材20群
は上面3寄りに設定された第一端子部材列(以下、下側
列という。)Aと、下側列Aの上側に設定された第二端
子部材列(以下、上側列という。)Bとに分配されてお
り、下側列Aと上側列Bとはそれぞれ水平に配列されて
いる。上側列Bにおいて各端子部材(以下、上側端子部
材という。)20bは下側列Aにおける各端子部材(以
下、下側端子部材という。)20aの真上にそれぞれ位
置されている。
側列Aの各下側挿通孔17aおよび上側列Bの各上側挿
通孔17bにそれぞれ挿通されて前後方向に延在するよ
うに水平に支持されている。すなわち、端子部材20群
は上面3寄りに設定された第一端子部材列(以下、下側
列という。)Aと、下側列Aの上側に設定された第二端
子部材列(以下、上側列という。)Bとに分配されてお
り、下側列Aと上側列Bとはそれぞれ水平に配列されて
いる。上側列Bにおいて各端子部材(以下、上側端子部
材という。)20bは下側列Aにおける各端子部材(以
下、下側端子部材という。)20aの真上にそれぞれ位
置されている。
【0015】端子部材20は銅または銅合金等の導電性
を有する材料が使用されて板形状に形成されており、下
側端子部材20aの長さと上側端子部材20bの長さは
等しく設定されている。下側端子部材20aおよび上側
端子部材20bの本体11への挿通部分の幅方向はそれ
ぞれ水平になっており、相手側コネクタの雌端子部材
(図示せず)にそれぞれ対応されている。
を有する材料が使用されて板形状に形成されており、下
側端子部材20aの長さと上側端子部材20bの長さは
等しく設定されている。下側端子部材20aおよび上側
端子部材20bの本体11への挿通部分の幅方向はそれ
ぞれ水平になっており、相手側コネクタの雌端子部材
(図示せず)にそれぞれ対応されている。
【0016】下側端子部材20aは屈曲前には図3
(a)に示されているように中間部に節目を有するL字
形の板形状に形成されており、下側端子部材20aの節
目22はL字の縦部片21における略中央に設定されて
いる。下側端子部材20aが下側挿通孔17aに挿通さ
れた状態において、節目22は下側挿通孔17aの後壁
16の外側端面付近に位置された状態になっている。図
3(b)に示されているように、下側端子部材20aの
節目22の位置には屈曲部23が形成されており、下側
端子部材20aは屈曲部23において直角に屈曲される
ことによって、先端部がプリント配線基板2の上面3の
方向に向かうようになっている。下側端子部材20aの
先端部すなわち下端部には、プリント配線基板2に開設
された前側スルーホール7bに挿入するための挿入部2
4が小幅に形成されている。
(a)に示されているように中間部に節目を有するL字
形の板形状に形成されており、下側端子部材20aの節
目22はL字の縦部片21における略中央に設定されて
いる。下側端子部材20aが下側挿通孔17aに挿通さ
れた状態において、節目22は下側挿通孔17aの後壁
16の外側端面付近に位置された状態になっている。図
3(b)に示されているように、下側端子部材20aの
節目22の位置には屈曲部23が形成されており、下側
端子部材20aは屈曲部23において直角に屈曲される
ことによって、先端部がプリント配線基板2の上面3の
方向に向かうようになっている。下側端子部材20aの
先端部すなわち下端部には、プリント配線基板2に開設
された前側スルーホール7bに挿入するための挿入部2
4が小幅に形成されている。
【0017】上側端子部材20bは屈曲前には図3
(c)に示されているようにL字形の板形状に形成され
ている。上側端子部材20bが上側挿通孔17bに挿通
された状態において、L字形の交差点25は本体11の
後壁16の外側端面付近に位置された状態になってい
る。上側端子部材20bの交差点25には屈曲部26が
形成されており、上側端子部材20bは屈曲部26にお
いて直角に屈曲されることにより、先端部がプリント配
線基板2の上面方向に向かうようになっている。上側端
子部材20bの先端部すなわち下端部には、プリント配
線基板2に開設された後側スルーホール7aに挿入する
ための挿入部27が小幅に形成されている。
(c)に示されているようにL字形の板形状に形成され
ている。上側端子部材20bが上側挿通孔17bに挿通
された状態において、L字形の交差点25は本体11の
後壁16の外側端面付近に位置された状態になってい
る。上側端子部材20bの交差点25には屈曲部26が
形成されており、上側端子部材20bは屈曲部26にお
いて直角に屈曲されることにより、先端部がプリント配
線基板2の上面方向に向かうようになっている。上側端
子部材20bの先端部すなわち下端部には、プリント配
線基板2に開設された後側スルーホール7aに挿入する
ための挿入部27が小幅に形成されている。
【0018】図1および図2に示されているように、下
側列Aと上側列Bとにおいて互いに対向する下側端子部
材20aと上側端子部材20bとは、屈曲部23と屈曲
部26とが互いに反対側になるように下側挿通孔17a
と上側挿通孔17bとにそれぞれ挿通されている。この
状態において、下側端子部材20aには節目22が形成
されているため、下側列Aにおいて下側端子部材20a
が上側列Bの上側端子部材20bにその真下で対向され
ていても、下側端子部材20aは上側端子部材20bに
接触しないようになっている。すなわち、下側端子部材
20aの挿入部24と上側端子部材20bの挿入部27
とは節目22のずれ分だけ左右方向に位置ずれした状態
になっている。
側列Aと上側列Bとにおいて互いに対向する下側端子部
材20aと上側端子部材20bとは、屈曲部23と屈曲
部26とが互いに反対側になるように下側挿通孔17a
と上側挿通孔17bとにそれぞれ挿通されている。この
状態において、下側端子部材20aには節目22が形成
されているため、下側列Aにおいて下側端子部材20a
が上側列Bの上側端子部材20bにその真下で対向され
ていても、下側端子部材20aは上側端子部材20bに
接触しないようになっている。すなわち、下側端子部材
20aの挿入部24と上側端子部材20bの挿入部27
とは節目22のずれ分だけ左右方向に位置ずれした状態
になっている。
【0019】また、下側端子部材20aの屈曲部23は
L字形の縦部片21の途中に形成され、上側端子部材2
0bの屈曲部26はL字形の交差点25に形成されてい
るため、下側端子部材20aの挿入部27は上側端子部
材20bの挿入部24よりも本体11から離れた位置に
達した状態になっている。下側端子部材20aは本体1
1に対して上側端子部材20bよりも突出しており、そ
の長さが従来例よりも長く設定されている。
L字形の縦部片21の途中に形成され、上側端子部材2
0bの屈曲部26はL字形の交差点25に形成されてい
るため、下側端子部材20aの挿入部27は上側端子部
材20bの挿入部24よりも本体11から離れた位置に
達した状態になっている。下側端子部材20aは本体1
1に対して上側端子部材20bよりも突出しており、そ
の長さが従来例よりも長く設定されている。
【0020】下側端子部材20aの挿入部24と上側端
子部材20bの挿入部27とはプリント配線基板2に開
設された後側スルーホール7aと前側スルーホール7b
とにそれぞれ挿入される。この状態で、プリント配線基
板2に対してフロー半田付け処理が実施されると、下側
端子部材20aの挿入部24と後側スルーホール7aと
の間および上側端子部材20bの挿入部27と前側スル
ーホール7bとの間には各半田付け部28が図2に示さ
れているようにそれぞれ形成される。
子部材20bの挿入部27とはプリント配線基板2に開
設された後側スルーホール7aと前側スルーホール7b
とにそれぞれ挿入される。この状態で、プリント配線基
板2に対してフロー半田付け処理が実施されると、下側
端子部材20aの挿入部24と後側スルーホール7aと
の間および上側端子部材20bの挿入部27と前側スル
ーホール7bとの間には各半田付け部28が図2に示さ
れているようにそれぞれ形成される。
【0021】以上のようにして半田付け部28が形成さ
れた接続装置1に対して250サイクル以下の熱負荷に
よるヒートショック試験を実施したところ、上側列Bの
上側端子部材20bは勿論、下側列Aの両端に位置する
下側端子部材20a、20aにおいても半田付け部28
にクラックが発生しないことが確認された。下側端子部
材20a、20aにおいても半田付け部28にクラック
が発生しない理由は、下側端子部材20aの本体11か
ら半田付け部28までの長さが充分に長いことにより、
プリント配線基板2とコネクタ10の本体11との熱膨
張係数差による応力が下側端子部材20aの弾性変形に
よって充分に吸収されるため、半田付け部28における
応力が軽減されるからである。
れた接続装置1に対して250サイクル以下の熱負荷に
よるヒートショック試験を実施したところ、上側列Bの
上側端子部材20bは勿論、下側列Aの両端に位置する
下側端子部材20a、20aにおいても半田付け部28
にクラックが発生しないことが確認された。下側端子部
材20a、20aにおいても半田付け部28にクラック
が発生しない理由は、下側端子部材20aの本体11か
ら半田付け部28までの長さが充分に長いことにより、
プリント配線基板2とコネクタ10の本体11との熱膨
張係数差による応力が下側端子部材20aの弾性変形に
よって充分に吸収されるため、半田付け部28における
応力が軽減されるからである。
【0022】なお、上側列Bの端子部材20bは従来よ
りその全長が短くなるが、屈曲部26からプリント配線
基板2までの長さがあるため、この部分によるプリント
配線基板2とコネクタ10の本体11との熱膨張係数差
による応力を従来と同様に吸収することができる。
りその全長が短くなるが、屈曲部26からプリント配線
基板2までの長さがあるため、この部分によるプリント
配線基板2とコネクタ10の本体11との熱膨張係数差
による応力を従来と同様に吸収することができる。
【0023】本実施形態においては、下側端子部材20
aおよび上側端子部材20bは下側列Aおよび上側列B
の配列方向に沿うように屈曲部23および屈曲部26が
それぞれ形成されていることにより、下側端子部材20
aおよび上側端子部材20bの少なくともプリント配線
基板二方向に延びる平面が配列方向に倣った状態となっ
て、熱膨張係数差による応力が大きくなるコネクタの長
手方向に端子部材が弾性変形が容易となり、コネクタと
プリント配線基板との熱膨張係数差による応力をより一
層吸収することができる。特に、端子部材の本数の多い
コネクタにおいて有効となる。
aおよび上側端子部材20bは下側列Aおよび上側列B
の配列方向に沿うように屈曲部23および屈曲部26が
それぞれ形成されていることにより、下側端子部材20
aおよび上側端子部材20bの少なくともプリント配線
基板二方向に延びる平面が配列方向に倣った状態となっ
て、熱膨張係数差による応力が大きくなるコネクタの長
手方向に端子部材が弾性変形が容易となり、コネクタと
プリント配線基板との熱膨張係数差による応力をより一
層吸収することができる。特に、端子部材の本数の多い
コネクタにおいて有効となる。
【0024】本実施形態によれば、各端子部材の弾性変
形によって熱膨張係数差による応力を効果的に吸収する
ことができるため、その応力による半田付け部のクラッ
クの発生を防止することができる。したがって、半田付
け部を補強したり、プリント配線基板と端子部材との熱
膨張係数差を小さく設定したりしなくて済み、その結
果、接続装置の製造コストを低減させることができる。
形によって熱膨張係数差による応力を効果的に吸収する
ことができるため、その応力による半田付け部のクラッ
クの発生を防止することができる。したがって、半田付
け部を補強したり、プリント配線基板と端子部材との熱
膨張係数差を小さく設定したりしなくて済み、その結
果、接続装置の製造コストを低減させることができる。
【0025】従来、半田付け部のクラックは、下側端子
列の両端に発生していたので、コネクタの下側の第一端
子部材列の両端の複数本の端子部材を本実施形態のよう
に構成し、コネクタの中央の下側端子部材と上側端子部
材を従来と同様とすることも可能である。
列の両端に発生していたので、コネクタの下側の第一端
子部材列の両端の複数本の端子部材を本実施形態のよう
に構成し、コネクタの中央の下側端子部材と上側端子部
材を従来と同様とすることも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリント配線基板とコネクタの本体との熱膨張係数差に
起因する応力が各端子部材に作用しても、この応力を各
端子部材自体の弾性変形によって確実に吸収することが
できるため、各端子部材の半田付け部にクラックが発生
するのを防止することができる。
プリント配線基板とコネクタの本体との熱膨張係数差に
起因する応力が各端子部材に作用しても、この応力を各
端子部材自体の弾性変形によって確実に吸収することが
できるため、各端子部材の半田付け部にクラックが発生
するのを防止することができる。
【図1】本発明の一実施形態である接続装置を示してお
り、(a)は斜視図、(b)は側面断面図である。
り、(a)は斜視図、(b)は側面断面図である。
【図2】同じく分解斜視図である。
【図3】端子部材の斜視図であり、(a)は下側端子部
材の屈曲前を、(b)はその屈曲後を、(c)は上側端
子部材の屈曲前を、(d)はその屈曲後をそれぞれ示し
ている。
材の屈曲前を、(b)はその屈曲後を、(c)は上側端
子部材の屈曲前を、(d)はその屈曲後をそれぞれ示し
ている。
【図4】従来例を示しており、(a)は斜視図、(b)
は側面断面図である。
は側面断面図である。
1…接続装置、2…プリント配線基板、3…上面(一主
面)、4…下面、5…前側端辺、6 …挿通孔、7…スル
ーホール、7a…後側スルーホール、7b…前側スルー
ホール、10…コネクタ、11…本体、12…中空部、
13…鍔部、14…雌ねじ孔、15…雄ねじ部材、16
…後壁、17…挿通孔、17a…下側挿通孔、17b…
上側挿通孔、20…端子部材、20a…下側端子部材、
20b…上側端子部材、21…縦部片、22…節目、2
3…屈曲部、24…挿入部、25…交差点、26…屈曲
部、27…挿入部、28…半田付け部。
面)、4…下面、5…前側端辺、6 …挿通孔、7…スル
ーホール、7a…後側スルーホール、7b…前側スルー
ホール、10…コネクタ、11…本体、12…中空部、
13…鍔部、14…雌ねじ孔、15…雄ねじ部材、16
…後壁、17…挿通孔、17a…下側挿通孔、17b…
上側挿通孔、20…端子部材、20a…下側端子部材、
20b…上側端子部材、21…縦部片、22…節目、2
3…屈曲部、24…挿入部、25…交差点、26…屈曲
部、27…挿入部、28…半田付け部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 浩士 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内 (72)発明者 鈴木 重夫 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内 (72)発明者 坂上 勝 群馬県桐生市広沢町1丁目2681番地 株式 会社ミツバ内
Claims (2)
- 【請求項1】 プリント配線基板の一主面上には複数本
の端子部材を有するコネクタが固定されているととも
に、各端子部材はコネクタの本体の軸心方向に延びる水
平部と、この水平部の端部からプリント配線基板方向に
延びる下端部とを備えており、各端子部材の下端部の先
端部がプリント配線基板に半田付けされており、コネク
タにおいて端子部材群が複数本宛に分配されることによ
って前記主面側に配列された第一端子部材列と、第一端
子部材列に対して前記主面と反対側に配列された第二端
子部材列とが構成されている接続装置において、 前記第一端子部材列は前記コネクタの本体より突出して
第二端子部材列のプリント配線基板方向への下端部を越
えた位置でプリント配線基板方向へ屈曲されていること
を特徴とする接続装置。 - 【請求項2】 第一端子部材列の各端子部材は、前記下
端部の主面が前記配列方向に沿って並ぶように屈曲され
ており、前記第二端子部材の各端子部材は、前記下端部
の主面が前記配列方向に沿って並ぶように屈曲されてい
ることを特徴とする請求項1記載の接続装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10106924A JPH11288772A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10106924A JPH11288772A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 接続装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11288772A true JPH11288772A (ja) | 1999-10-19 |
Family
ID=14445974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10106924A Pending JPH11288772A (ja) | 1998-04-02 | 1998-04-02 | 接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11288772A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010040526A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Hon Hai Precision Industry Co Ltd | 電気コネクタ |
DE102011120056A1 (de) * | 2011-12-05 | 2013-06-06 | Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. | Steckverbindung für eine Platine |
-
1998
- 1998-04-02 JP JP10106924A patent/JPH11288772A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010040526A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Hon Hai Precision Industry Co Ltd | 電気コネクタ |
DE102011120056A1 (de) * | 2011-12-05 | 2013-06-06 | Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. | Steckverbindung für eine Platine |
WO2013083121A1 (de) | 2011-12-05 | 2013-06-13 | Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. | Steckverbindung für eine platine |
DE102011120056B4 (de) * | 2011-12-05 | 2014-04-03 | Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. | Steckverbindung für eine Platine |
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