JP4898921B2 - 自動車用エアバッグモジュール - Google Patents

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Description

本発明は、請求項1の前文に記載の自動車用エアバッグモジュールに関する。
エアバッグモジュールは、自動車の座席に着座している乗員を保護するためにガス発生装置によって膨張可能であり、エアバッグの内部(ガスで充填可能)を取り囲むスリーブ(エアバッグスリーブ)を備えるエアバッグパッケージとして設けられたエアバッグと、エアバッグがエアバッグパッケージとして収容されるエアバッグモジュールの収容体(モジュール収容体)と、エアバッグモジュールが要求仕様どおりに自動車内に装着された場合、自動車の当該座席に対応するように自動車内に配置されたエアバッグモジュール上面と、上面に沿って延在し、座席に面する外面とモジュール収容体の内部に面する内面を有するエアバッグモジュールカバーとを備えている。
本発明では、「座席」という語は、自動車シートのみならず、衝突事故時にエアバッグモジュールによる保護の対象となる、自動車内に要求仕様どおりに(定常状態で)着座している自動車乗員が占有している自動車室内部分と解される。
このようなエアバッグモジュールは、例えば、DE19648136によって公知である。このエアバッグモジュールでは、衝突事故時に、エアバッグパッケージとしてモジュール収容体に充填されたたエアバッグが、カバーによって閉鎖されたエアバッグモジュールの上面から車室内へ展開する前に、まず最初に、エアバッグモジュールのカバーが開かなければならないという問題がある。一般的に、モジュール収容体内に配置されたエアバッグが、対応するガス発生装置によってガスが充填されて膨張すると同時に、カバーを押圧し、その結果、カバーが(裂開するために設けられている破断接続部又は裂開線に沿って)裂開してエアバッグモジュール上面に開口部を形成することによってカバーが開くように構成されている。この開口部は、保護対象乗員及び/又は保護対象乗員の対応する座席の方向に向けて設けられ、エアバッグは、当該開口部を通って、保護対象乗員及び/又は対応する座席の方向に展開可能となる。
しかし、このような構成の場合、当該エアバッグがカバーを閉鎖位置から開口位置へ移動することが可能となる前に、まず最初に、エアバッグの内圧が相当上昇しなければならないという問題がある。つまり、エアバッグは、最初から既に相応の大きな内圧がかけられた状態でモジュール収容体から出現するということであり、これによって、エアバッグモジュールに身を乗り出した(正常な着座位置から外れた)ようなOOP状態(「アウトオフポジション状態」「定常な着座位置に着座していない状態」)の乗員の負傷を防止するための更なる対策が講じられていない場合には、このようなOOP状態の乗員が負傷する危険性が増大する。さらに、衝突事故時に展開するエアバッグの圧力で移動するカバーが邪魔になる可能性もある。
一方、保護対象乗員に面する上面にカバーの設けられていないエアバッグモジュールが、DE19934249A1により公知である。しかし、この場合、衝突事故時において、エアバッグの明確かつ再生可能な展開は全く保証されず、警笛機能との組合せは困難であるという問題がある。
DE19648136 DE19934249A1
したがって、本発明の目的は、特に、衝突事故でエアバッグが膨張する際のエアバッグ展開の第1段階に関して、上述のタイプのエアバッグモジュールをさらに改善することにある。
この課題は、本発明に係る請求項1に記載の特徴を有するエアバッグモジュールを提供することによって解決される。
したがって、エアバッグモジュールに設けられたエアバッグの少なくとも一つの層(エアバッグスリーブの構成要素を形成する)が、座席に面するカバーの外面の前に延在するように構成されている。また、カバー外面の前に配設されたエアバッグモジュールの構成要素は、カバーと当該エアバッグ層との間に配設されていないという条件で、エアバッグの膨張時にエアバッグスリーブに(恒久的に)接続された状態のままとなる。
したがって、本発明に係る解決策においては、エアバッグモジュールに設けられたエアバッグの少なくとも一つの層が、保護対象乗員に面するカバー外面の前に延在している。また、当該エアバッグ層は、エアバッグの構成要素を構成しないエアバッグモジュールの他の構成要素によって被覆されていない。したがって、当該エアバッグ層を被覆し、このエアバッグ層が保護対象乗員の方向へ移動可能となる前に最初に開かれなければならないようなエアバッグキャップは設けられていない。しかし、エアバッグの膨張展開時に当該エアバッグとともに保護対象乗員の方向に移動するような、エアバッグの構成部品を形成する構成要素、例えば、当該エアバッグ層に施された発泡材や軟質皮革材で形成されたデザイン層などが、当該エアバッグ層上に設けられるように構成されている。
しかし、上述のエアバッグ層と、その下に位置するエアバッグモジュールのカバーの外面との間に、エアバッグの膨張時にカバーに(完全に)接続された状態で維持されない更なる機能的構成要素を配設してもよい。例えば、エアバッグ層が容易に分離可能にカバーに固定されるような固定手段(例えば、接着剤)などを介在させてもよい。
本発明に係る解決策は、保護対象乗員に面するエアバッグ層が、衝突事故が発生してエアバッグが膨張する際、エアバッグキャップが先に開口する必要もなく、また、その開口のためにエアバッグの内圧がそれ相応に大きく上昇する必要もなく、保護対象乗員に向かって直接移動できるという利点がある。エアバッグ層は、エアバッグモジュールのカバーの外面上全体に延在するため、当該エアバッグ層は、(膨張前は)自動車内の明確かつ再正可能な位置に常に配設されている。また、エアバッグモジュールのカバーは支持面として作用し、エアバッグにガスが充填されると、当該エアバッグ層は、この支持面から、対応する座席及び/又はその座席に着座する保護対象乗員に向かって所定の態様で移動する。したがって、衝突事故の際のエアバッグの展開時に、当該エアバッグ層は、常に明確かつ再正可能に保護対象乗員の方向に移動する。
さらに、エアバッグモジュール上に設けられたカバーが、少なくとも一つのエアバッグ層の背後に配設されているため、エアバッグモジュールが運転手用エアバッグモジュールの場合、警笛及び/又はクラクションの作動が簡単になる。警笛及び/又はクラクションの作動に要する力は、当該カバーに加えられる。クラクションなどの警笛装置の作動のためにモジュール側に配置され、警笛装置を作動させるためにステアリングホイール側の接触領域と接触可能な電気接触領域は、エアバッグモジュールのカバー上に設けられて、好ましくは、接触フィルムとして構成されるか、あるいは、例えば、モジュール収容体などのエアバッグモジュールの別の構成要素上に配置されてもよい。
カバーは、(折畳み状且つ/又はギャザー状でパッケージを形成する)エアバッグの内側に配置されることが好ましい。
本発明に係る一つの実施の形態によれば、少なくとも一つのエアバッグ層だけが、カバーの外面の前に配設されている。当該エアバッグ層は、エアバッグスリーブの直接的な構成要素であり、このため、エアバッグスリーブによって囲まれたエアバッグの内部に隣接している。
本発明に係る更なる実施の形態によれば、少なくとも一つの第2材料層が、カバーの外面の前に配設された少なくとも一つのエアバッグ層に接続され、エアバッグの膨張時に、エアバッグスリーブに接続された状態のままである。第2材料層は、エアバッグの膨張時に、最初はカバーの前に位置しているエアバッグ層と一体に、保護対象乗員及び/又は対応する座席に向かって移動し、常に各エアバッグ層に接続維持されているため、(広い意味で)エアバッグスリーブの一つの構成要素を形成する層である。第2材料層は、デザイン、触感又は衝撃特性を向上させる目的で、エアバッグスリーブの表面特性を改良するのに用いられる。
また、第2材料層は、上述のエアバッグ層とは分離した別の材料層であってもよく、例えば、接着剤などの好適な接続手段によって当該エアバッグ層に接続される。したがって、材料層は、例えば、(軟質)皮革、織布、(特に深絞り加工又はプレス加工したシート状の)プラスチック及び/又は金属層、発泡材料層などで構成されてもよい。
さらなる実施の形態によれば、第2材料層は、材料層として上述のエアバッグ層に化学的又は物理的に直接施される。このような第2材料層は、例えば、カラーコーティング、エアバッグ層に発泡成形された発泡材料層、金属又はゴムのコーティング、プリント層、又は、いわゆるスラッシュスキンであってもよい。
第2材料層及び/又は材料皮膜は、例えば、照明効果を生むためのプリント電子発光フィルムとして設計される場合、信号を検出及び/又は発生するための電子接触フィルムとして設計される場合、エアバッグモジュールの部品を保護及び固定するための収縮フィルムとして設計される場合など、自動車内でさらなる機能を持たせてもよい。
第2材料層は、モジュール収容体からのエアバッグの展開を可能にするために、エアバッグの膨張時に最初に開口且つ/又は破壊される必要のあるエアバッグモジュールカバーを構成しないことが重要である。したがって、第2材料層としては、エアバッグスリーブ、及び/又は、具体的には、接着などによって最初はエアバッグモジュールのカバーの前に配置されている少なくとも一つのエアバッグ層に恒久的に接続されるエアバッグ構成要素を用いることが可能である。
一つのエアバッグ層だけが、エアバッグモジュールのカバーの外面の前に配置され、当該エアバッグ層の一部が折畳み可能であると有利である。しかし、複数の(互いに重ねられた)エアバッグ層が、エアバッグモジュールのカバーの外面の前に設けられていてもよい。
少なくとも一つのエアバッグ層は、エアバッグの膨張時に、エアバッグモジュールのカバーから簡単に分離できるように、例えば、好適な接着剤を用いてエアバッグモジュールのカバーに分離可能に固定されてもよい。
カバーの前には、エアバッグの少なくとも一つの層が延在し、当該カバーは、パッケージを形成する充填エアバッグ領域と、場合によっては、ガス発生装置などの別のモジュール構成要素とが配置されるモジュール収容体に接続されていることが好ましい。このために、当該カバーからモジュール収容体のベースに延在する少なくとも一つの接続領域が設けられてもよい。
接続領域又はその一部は、カバー及び/又はモジュール収容体に一体形成されてもよい。さらに、接続領域を介してカバーをモジュール収容体に接続させるためには、例えば、ポジィティブ接続要素(係止要素及び/又はクリップ)やネジなどの固定手段が好適である。
カバーは、エアバッグの膨張時に、エアバッグモジュールから分離しないように、すなわち、実質的に保護対象乗員の方向に移動せずに、モジュール収容体に恒久的に接続されたままであるように、エアバッグモジュール上に配置可能であることが好ましい。これは、折れ曲がるタイプのエアバッグキャップの場合のように、キャップの一方の側が、ヒンジを介してエアバッグモジュールに恒久的に接続され、キャップのその他の領域が、エアバッグの膨張時(エアバッグに対応するキャップが折れ曲がると)、車両室内の方向へ移動するといったように、特に、カバーが、一部領域であっても、エアバッグモジュールから分離して保護対象乗員の方向へ移動することがないように構成されているということを意味している。したがって、この場合、エアバッグの膨張時に生ずる圧力の作用によって、カバーの膨出のみが可能であるように構成されている。
エアバッグの少なくとも一つの層は、カバーの外面の前に配置されているが、エアバッグパッケージを形成する充填エアバッグの領域は、エアバッグモジュールの収容体内の当該カバーの内面の背後に設けられることが好ましい。この場合、カバーは、モジュール収容体とともにモジュール内部を(全方向から)取り囲んでいてもよい。
エアバッグパッケージを形成する充填エアバッグの領域は、ガス発生装置とエアバッグパッケージが、エアバッグモジュールの上面及び/又はカバーが延在する面に沿って互いに隣接して位置するように、ガス発生装置の側方に隣接して配置されることが好ましい。この場合、特に、エアバッグパッケージは、ガス発生装置を環状に取り囲む構成でもよい。
この場合、ガス発生装置の放出口の向き、及び/又は、ガス発生装置の起動後にガス発生装置から発生するガス流の方向は、少なくとも一部がエアバッグパッケージを形成する充填エアバッグの領域の方向に向けられていることが好ましい。つまり、ガス発生装置の放出口から発生するガスは、エアバッグモジュールの上面に沿った方向、すなわちエアバッグモジュールの上面とほぼ平行に流出する。
また、この場合、エアバッグモジュールのカバーがエアバッグモジュールの収容体に接続される接続領域は、ガス発生装置を取り囲む構成であってもよいが、エアバッグパッケージを形成する充填エアバッグ(詰込まれたエアバッグ)の領域は、接続領域によって囲まれたスペースの外側に設けられる。この場合、接続領域には、ガス発生装置から発生するガスがエアバッグ内へ流入するための貫通口が設けられている。貫通口は、ガス発生装置を囲んで延在する接続領域の延在方向に沿って、均一の間隔及び/又は大きさで設けられる。しかし、エアバッグの展開を制御するために、当該貫通口を、異なった間隔で配置し、且つ/又は、異なった寸法で構成することも可能である。
あるいは、エアバッグモジュールのカバーが、互いに離間して配置された複数の別個の接続部を介してエアバッグモジュールの収容体に接続され、ガス発生装置から発生するガスが、接続部間にそれぞれ形成された自由空間を通ってエアバッグ内へ流入して当該エアバッグを膨張させるように構成してもよい。
本発明の有利な発展例によれば、エアバッグモジュールの少なくとも一つの側壁は、エアバッグモジュールのカバーによって少なくとも部分的に被覆された上面とほぼ交差する方向に延在し、開放可能に構成されている。これにより、エアバッグは、側壁の開放時に形成される開口部を通って、好ましくは、エアバッグモジュールの上面に沿って、すなわち、エアバッグモジュールの上面とほぼ平行に展開するように構成されている。このために、当該側壁は、エアバッグモジュール、及び/又は、より正確にはモジュール収容体上に、例えば、ヒンジを介して、回動可能に連接されると有利である。あるいは、側壁は、エアバッグの膨張時に、破壊可能、例えば、裂開可能な構成であってもよい。
このようなエアバッグモジュールにおいて、エアバッグは、膨張展開時に、まず最初に、エアバッグモジュールから、エアバッグモジュールの上面とほぼ平行な方向に出現する。これによって、エアバッグは、エアバッグモジュールの上面と対向する保護対象乗員の方向へ直接展開することはなく、保護対象乗員が負傷する危険性の少ない横方向に展開する。横方向に展開した後に初めて、エアバッグモジュールのカバーの前に配置されたエアバッグ層は、当該カバーから持ち上がって離れ、(比較的低速で)保護対象乗員の方向へ移動し始める。その結果、エアバッグの膨張展開時に、正常位置に着座していない、特にエアバッグモジュールに近接した状態の乗員の負傷の危険性が最小限に抑えられる。
最初に、横方向、すなわちエアバッグモジュールの上面にほぼ沿った方向へのエアバッグの展開を促進するために、ガス発生装置の放出口は、エアバッグモジュールの側壁の方向に面して設けられることが好ましい。
本発明の更なる詳細及び利点は、図面を参照して、実施形態に関する以下の記述により明らかにされる。
図1には、ステアリングホイールLのステアリングホイール本体Kに設けられたステアリングホイールハブNの周りに配置された自動車用エアバッグモジュールMが示されている。エアバッグモジュールM(好ましくはプラスチックから成る)はモジュール収容体1を備え、当該モジュール収容体1上及び/又はモジュール収容体内には、乗員を保護するために膨張可能なエアバッグ4と、衝突事故時にエアバッグ4を膨張させるためのガス発生装置5が配置されている。
図1は、エアバッグモジュールMのいわゆる分割図であり、図1の左側半分(中央軸Aの左側)には静止状態のエアバッグモジュールMが示され、図1の右側半分(中央軸Aの右側)には、ガス発生装置5によってエアバッグ4が膨張した時のエアバッグモジュールMが示されている。
モジュール収容体1(プラスチックで構成される場合)は、ここでは、モジュールベース10と、モジュールベース10から突出して、エアバッグ4とガス発生装置5を環状に取り囲む環状外周側壁12とによって形成されている。
一方、固定フック15は、ステアリングホイール本体Kの方向にモジュールベース10から突出するとともに、固定フック15の自由端にはそれぞれ一つの固定ヘッド16が設けられ、公知のようにエアバッグモジュールMを掛止接続によってステアリングホイール本体Kに固定するために用いられる。このため、ステアリングホイール本体Kには、ステアリングホイールハブNの周りに固定フック15の貫通する掛止孔が設けられる。さらに、モジュール収容体1は、モジュールベース10上に、本実施形態ではポット型ガス発生装置として構成されるガス発生装置5を環状に取り囲む固定フランジ11を形成している。固定フランジ11は、ガス発生装置側の対応する固定フランジ(ガス発生装置フランジ51)に押し当てられ、ガス発生装置フランジ51を有するガス発生装置5は、例えば、ネジなどの適切な固定手段52によって、モジュール収容体1、詳しくはモジュール収容体1の固定フランジ11に固定される。
モジュール収容体1のモジュールベース10には、モジュール内部とは反対側のステアリングホイール本体Kに面する側に、電気接触子6が設けられている。電気接触子6は、エアバッグモジュールMに対してステアリングホイール本体Kの方向に力が加わると、警笛(クラクション)などの自動車の電気機能部品を起動させるために、ステアリングホイール側の対応する受け接触子と電気接触する。このため、エアバッグモジュールMは、固定フック15に設けられたバネ要素60としてのコイルバネ(圧縮バネとして構成されている)を介して、ステアリングホイール本体K上に弾性的に支持されている。これらのバネ要素60は、通常操作時に、モジュール側の接触子6がステアリングホイール側の対応する受け接触子と接触しない程度に、エアバッグモジュールMをステアリングホイール本体Kから離して保持する。特にステアリングホイールの操作者(自動車の運転手)がエアバッグモジュールMのカバー2を手のひらで押圧することによって、エアバッグモジュールMに対してステアリングホイール本体Kの方向に力を加えると、バネ要素60が圧縮され、モジュール側の接触子6がステアリングホイール側の受け接触子と電気接触する。
モジュールベース10から突出し、モジュール内部に配置されたエアバッグとガス発生装置5を環状に取り囲むモジュール収容体1の側壁12は、衝突事故時にエアバッグ4の膨張時の展開作用を受けて破壊且つ/又は開口されるような材料及び/又は薄壁構造で構成されているため、エアバッグ4は、膨張時に、エアバッグ4を環状に取り囲むエアバッグモジュールの側壁12から横方向に出現する。
このために、エアバッグ4は、エアバッグパッケージ45を形成する、充填された状態の(折り畳まれて詰込まれた状態の)エアバッグの領域が、ガス発生装置5の側方に隣接して位置するように、モジュール内部に配置される。言い換えれば、エアバッグパッケージ45を形成する折畳まれたエアバッグ4の領域(充填エアバッグ領域4)は、ガス発生装置5とステアリングホイール本体Kとの間にも、ガス発生装置5とモジュールカバー2との間にも位置せず、モジュールベース10とモジュールカバー2との間にガス発生装置5に隣接して設けられている。
ガス発生装置5には、衝突事故時にガス発生装置が起動して発生したガスが、エアバッグ4を膨張させるべくガス発生装置5から放出される放出口55が設けられている。放出口55は、ガス発生装置5に隣接するエアバッグパッケージ45の方向に向けて横向きに設けられている。つまり、ガス発生装置5から当該放出口55を通って流出するガス流Gは、モジュールベース10及び/又はモジュールカバー2にほぼ沿った方向に流れる。したがって、ガス流Gは、モジュールベース10及びモジュールカバー2に対してほぼ平行に、モジュールベース10とモジュールカバー2との間を流れる。
モジュールカバー2(プラスチックで構成され、モジュール収容体1の上面を閉鎖する例における)は、本実施形態では、モジュールカバー2からモジュールベース10の方向に延在する接続領域3を介してモジュール収容体1に接続されている。また、モジュールカバー2は、接続領域3の折返し端部31として、モジュール収容体1及びガス発生装置5の固定フランジ11,51とほぼ平行に延在し、ネジなどの固定手段52を介して、ガス発生装置5とともにモジュールベース10に固定される。
接続領域3は、モジュールカバー2から突出して一体形成された環状に巡る環状壁30によって、ガス発生装置5をリング状に取り囲み、ガス発生装置5と、エアバッグパッケージ45を形成する折畳まれたエアバッグ領域(充填エアバッグ領域とも称呼)との間に配置されている。したがって、この折畳まれたエアバッグ領域は、径方向r(中央モジュール軸Aに対して垂直な方向)において接続領域3の他方の側に位置する。言い換えれば、接続領域3は、ガス発生装置5と、エアバッグパッケージ45を形成する折畳まれたエアバッグ領域との間に延在する。エアバッグ4を膨張させるべくガス発生装置5の放出口55から径方向に発生するガスGが、エアバッグ4へ流入するように、接続領域3には貫通口35が形成され、ガス発生装置5からエアバッグパッケージ45を形成する折畳まれたエアバッグ領域へのガス流Gを可能にしている。
図1に示されたエアバッグモジュールMの重要な特徴は、モジュールカバー2が、接続領域3を介してモジュール収容体1に固定接続されるカバーキャップ20によって構成され、カバーキャップ20が、十分な剛性を有する材質(プラスチック)から成り、裂開線などの脆弱領域を有していないため、モジュールカバー2が、(ガス発生装置から放出されるガス流による)エアバッグ4の膨張展開時に開口しない、すなわち、エアバッグモジュールMの上面に開口部を形成しない構成となっていることである。したがって、図1の右側に示されているように、エアバッグ4は、最初は、横方向及び/又は径方向rにのみ、すなわち、モジュールベース10とモジュールカバー2に沿って、エアバッグ4の展開時に裂開したモジュール収容体1の側壁12から外側に展開する。エアバッグパッケージを形成する、折畳まれていたエアバッグ領域45’が、その時点でモジュール収容体1の側壁12を破壊して、モジュール内部から側方へ出現する様子が図示されている。
このため、側壁12は、エアバッグ4の展開時に、別個のセグメントに分割されるように構成されていることが好ましい。この分割は、側壁12に形成された、例えば、ミシン目などの材料脆弱部である裂開線12a(図1a参照)に沿って行われると有利である。あるいは、側壁12は、エアバッグ4とガス発生装置5を環状に取り囲む、例えば、別個のフィンガー部状の複数のセグメントに、最初から分割されていてもよい。図1の右側には、裂開線に沿ってエアバッグ4が展開する時に、側壁12のセグメントが側壁のその他の領域から分離した状態が示されている。側壁12は、展開したエアバッグ4の力の作用で、ヒンジ領域(側壁12は、ヒンジ領域を介してモジュールベース10にヒンジ状に連接される)を中心にして折り曲げられる。
モジュール収容体1に恒久的に固定接続され、エアバッグ4の膨張展開時に開口しないモジュールカバー2は、モジュール内部に面し、ひいては、エアバッグパッケージ45を形成する折畳まれたエアバッグ領域及びガス発生装置5に面する内面22と、エアハッグモジュールMを囲む外部に面する外面21とを有している。
ステアリングホイールLが自動車に装着された状態においては、エアバッグモジュールMの外面21は、運転手席及び/又は運転手の方向に面している。したがって、当該運転手が、要求仕様どおりに自動車に装着されたステアリングホイールLの背後の座席に着座している場合、エアバッグモジュールMの外面21は、自動車の運転手に面している。
エアバッグ4の層40は、モジュール内部から側壁12とエアバッグモジュールMのカバー2の間を通って、モジュールカバー2の外面21の前に案内され、モジュールカバー2の外面21の前に延在している。このように、ステアリングホイールアセンブリL,Mが装着された状態において、当該エアバッグ層40は、保護対象乗員(運転手)の座席に面している。図1aの詳細図を見れば、エアバッグ4が、モジュール内部から側壁12とモジュールカバー2の間の環状空隙を通ってモジュールカバー2の外面21前方に案内されている様子が分かる。
モジュールカバー2の外面21の前に位置するエアバッグ層40は、接着剤などをエアバッグ層40とモジュールカバー2の外面21との間に塗布することによって、モジュールカバー2に分離可能に固定される。エアバッグの膨張展開時に、エアバッグ層40を持ち上げてモジュールカバー2から離そうとするそれ相応の大きな(牽引)力が作用すると、エアバッグ層4は、モジュールカバー2、正確にはモジュールカバー2の外面21から分離する。
エアバッグ層40は、このとき、保護対象乗員(運転手)に向かって軸方向aに(中央モジュール軸Aに沿って、モジュールカバー2の外面21に対してほぼ垂直に)移動する。しかし、これに関連して、モジュールカバー2が、恒久的に、当該エアバッグ層40と、モジュール内部、すなわち、特にガス発生装置5との間に配設されているため、ガス発生装置5から流出するガスが、当該エアバッグ層40上には直接流れないことを考慮する必要がある。当該ガス流Gは、上述したように、ガス発生装置5から横方向及び/又は径方向に流出し、主に、エアバッグモジュールMの側壁12を通ってエアバッグ4を横方向に展開させる。したがって、エアバッグ4は、膨張時に、保護対象乗員の方向へは直ちに展開せず、最初は、径方向rに沿って、保護対象乗員(運転手)の前方において横方向に展開する。
しかし、エアバッグ4が膨張時に拡張する結果、上述のように、エアバッグカバー2の外面21の前に配置されているエアバッグ層40を持ち上げてエアバッグカバー2、及び/又は、より正確にはエアバッグカバー2の外面21から離そうとする力が、ますますエアバッグスリーブ上に作用する。これによって、当該エアバッグ層40は、モジュールカバー2及び/又はエアバッグカバー2の外面21に対して垂直な軸方向に沿って、保護対象乗員の方向に、それ相応に減速した速度で移動する。この結果、特に、例えば、乗員(運転手)がステアリングホイールLから身を乗り出すなどしてエアバッグモジュールMに異常に接近して、乗員の着座位置が、エアバッグ4の膨張展開時に通常の着座位置から外れているような場合、乗員が展開したエアバッグ4と接触して負傷する危険性が低減する。
美的理由、触感向上のため、あるいは、保護対象乗員と接触する際のエアバッグ層40の接触特性を最適化するためにも、第2材料層40aを、エアバッグ層40に、好ましくは、エアバッグ層40の、カバー2と反対側の保護対象乗員に面する側に、施してもよい。第2材料層40aは、エアバッグ層40に施された層として、特に、図1aの詳細図を参照すると明瞭に示されている。この詳細図は、エアバッグ層40上に第2材料層40aを設けることに関して、図1b、図2及び図3を参照して説明される以下の実施の形態にも適用される。
当該第2材料層40aは、保護対象乗員方向へのエアバッグ層40の移動を可能とするべく、エアバッグの展開時に開口されるようなエアバッグ層40のカバーではない。この第2材料層40aは、エアバッグ層40に恒久的に接続されており、エアバッグ4の膨張展開時でも、また、エアバッグ層40が保護対象乗員と接触した場合でも、当該エアバッグ層40上に接続されたまま残る。
接着又は溶着等によってエアバッグ層40上に設けられる材料層40aの材料としては、例えば、(軟質)皮革、織布、(例えば、深絞り加工又はプレス加工したシート状の)プラスチック又は金属層、発泡材料層などが好適である。
さらに、対応する材料層40aが、例えば、カラーコーティング、発泡プラスチック、いわゆるスラッシュスキン、金属又はゴムのコーティング、プリント層等として、エアバッグ層40に化学的又は物理的に直接施されてもよい。
さらに、第2材料層40aは、例えば、照明効果を生むための電子発光フィルムとして設計された場合、エアバッグ層40を保護及び固定するための収縮フィルムとして設計された場合、並びに、クラクションなどを起動させるための検知フィルム及び/又は接触フィルムとして設計された場合など、更に多くの役割を担ってもよい。
図1bには、モジュール収容体1の側壁の設計に関する図1の実施の形態の別例が示されている。図1bに示された例の場合、側壁12’は、モジュール収容体1のモジュールベース10とは別の構成要素とされ、エアバッグ4とガス発生装置5を環状に取り囲み、エアバッグモジュール、特にモジュール収容体1(及び/又はモジュールベース10)に適切に固定されている。側壁12’(剛性又は可撓性材料から成る)は、エアバッグ4がガス発生装置起動後に展開する際、例えば、側壁12’を裂開又は折曲することによって、展開したエアバッグのための開口部を形成するように構成されてもよい。
図2は、図1の実施の形態の変更例であり、エアバッグ4の展開前の作動状態のエアバッグモジュールMが、引き続き示されている。
図2に示された実施の形態は、モジュールカバー2がモジュール収容体1に接続される接続領域3の設計が、図1に示された構成とは異なる。このため、図1に示された上述の構成によれば、接続領域3は、モジュールカバー2に一体形成され、モジュールカバー2からモジュール収容体1のベース10の方向に突出し、ガス発生装置5を環状に取り囲むとともに、固定手段52としてのネジを介してモジュール収容体1に固定されている。
したがって、図2に示された構成の場合、接続領域3は、モジュールカバー2から突出する互いに離間して配置された複数の接続部によって形成され、これらの接続部全体でガス発生装置5を環状に取り囲んでいる。この接続部は、それぞれ、モジュールカバー2からモジュールベース10及び/又はガス発生装置5の固定フランジ51まで延在するスペーサブッシュ130である接続スリーブから成っている。また、モジュールカバー2に一体形成された各ネジ部120が、(各スペーサブッシュ130の接続口の領域において)モジュールカバー2に面するスペーサブッシュ130にそれぞれ取り付けられ、固定ネジ132が各ネジ部120にそれぞれネジ込まれる。
スペーサブッシュ130には、それぞれ、固定ネジ132が一つずつ貫通している。この固定ネジ132は、各スペーサブッシュに対応するモジュールカバーのネジ部120にネジ込まれ、モジュールカバー2とガス発生装置5の双方をモジュール収容体1に固定する働きをする。このために、各固定ネジ132は、モジュール収容体1の固定フランジ11とガス発生装置5のガス発生装置フランジ51とに設けられた貫通孔をそれぞれ貫通している。
モジュールカバー2からモジュール収容体1のベース10まで延在し、そこでガス発生装置フランジ51に当接する複数の別個の接続部としてのスペーサブッシュ130は、互いに離間して配置されているため、ガス発生装置5の起動後にガス発生装置5から発生、且つ/又は、ガス発生装置5の放出口55から放出されるガスは、接続部130間の中間スペースRを通って、膨張させるエアバッグ内へ、及び/又は、より正確にはエアバッグパッケージ45を形成する折畳まれたエアバッグ4の領域内へ流入可能である。
さらに、図2に示された実施の形態は、図1の構成と同じである。
図3には、モジュールカバー2が、モジュール収容体1、より正確にはモジュールベース10に接続される接続領域3の設計に関する図1の構成のさらなる変更例が示されている。このため、図3によれば、ガス発生装置5を環状に取り囲む接続リング230が設けられ、別部品として、一方がモジュールカバー2に、他方がモジュールベース10の領域においてモジュール収容体1に固定され、モジュールカバー2からモジュールベース10に、より正確にはガス発生装置フランジ51まで延在している。
接続リング230は、係止接続部23,232によって、すなわち、モジュールカバー側の係止フック23が接続リング側の係止開口部232に係合することによって、モジュールカバー2に固定されている。固定手段52としてのネジによって、接続リング230がモジュール収容体1に固定され、この固定ネジ52が、同時に、図1を参照して上述したように、ガス発生装置5をモジュール収容体1に固定する働きもする。このために、固定ネジ52は、接続リング230の折返しフランジ部231、ガス発生装置フランジ51及びモジュール収容体1の固定フランジ11に設けられた互いに合わせられた固定開口部を貫通する。
接続領域3を形成する固定リング230には、(図1の接続領域と同様に)複数の貫通口235が設けられ、ガス発生装置5の放出口55から発生するガスは、この貫通口を通ってエアバッグパッケージ45を形成する折畳まれたエアバッグ領域へ流入する。
本発明では、「自動車の座席に着座する乗員を保護するためにガス発生装置によって膨張可能であり、
エアバッグの内部を取り囲むエアバッグスリーブを備えるエアバッグと、
前記エアバッグがエアバッグパッケージとして収容されるモジュール収容体と、
前記エアバッグモジュールが、要求仕様どおりに自動車内に装着された状態で、上面が前記対応する座席に対向するように前記自動車内に配置される前記エアバッグモジュールの上面と、
前記上面に沿って延在する前記エアバッグモジュールのカバーと、を有する自動車用エアバッグモジュールであって、
前記エアバッグスリーブの構成要素を形成する前記エアバッグ(4)の少なくとも一つの層(40)は、前記座席に面する前記カバー(2)の外面(21)の前に延在し、
前記カバー(2)の前記外面(21)の前に配置された前記エアバッグモジュールの構成要素(40,40a)が、前記カバー(2)の前記外面(21)と前記少なくとも一つの層(40)との間に配設されていない場合に、前記エアバッグ(4)の膨張時に前記エアバッグスリーブに接続された状態が維持され、
前記エアバッグ(4)は、膨張時に、対応する前記座席に定常状態で着座している保護対象乗員の方向に移動するように構成配設されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様1)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様1に記載のエアバッグモジュールであって、前記カバー(2)の前記外面(21)の前に配設され、前記エアバッグ(4)が前記保護対象乗員の方向に膨張できるようにするために移動の必要な全ての車両構成要素(40,40a)は、前記エアバッグ(4)の膨張時に、前記エアバッグ(4)の前記エアバッグスリーブに接続された状態のままとなることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様2)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1、前記態様1、2のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記エアバッグスリーブの構成要素を構成し、そのためにエアバッグスリーブに恒久的に接続される前記少なくとも一つのエアバッグ層(40)だけが、前記エアバッグモジュールの構成要素として前記カバー(2)の前記外面(21)の前に配置されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様3)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1、前記態様1、2のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、可撓性材料から成る少なくとも一つの第2材料層(40a)は、前記少なくとも一つのエアバッグ層(40)に加えて、前記カバー(2)の前記外面(21)の前に配置され、前記エアバッグスリーブに接続されるとともに、前記エアバッグ(4)の膨張時に前記エアバッグスリーブに接続された状態が維持されることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様4)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様4に記載のエアバッグモジュールであって、前記第2材料層(40a)は、前記少なくとも一つのエアバッグ層(40)に接続され、前記エアバッグ(4)の膨張時には、常に前記エアバッグに平面的に当接していることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様5)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様4又は5に記載のエアバッグモジュールであって、前記第2材料層(40a)は、前記第2材料層(40a)が、前記エアバッグ(4)の膨張時に前記少なくとも一つのエアバッグ層(40)と一体的に移動するように、前記少なくとも一つのエアバッグ層(40)に接続されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様6)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様4から6のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記第2材料層(40a)は、前記少なくとも一つのエアバッグ層(40)の前記カバー(2)とは反対側の面の前に配置されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様7)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様4から7のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記第2材料層(40a)は、前記エアバッグ層(40)とは分離した別の材料層として構成され、前記エアバッグ層(40)に接続されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様8)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様8に記載のエアバッグモジュールであって、前記第2材料層(40a)は、接着剤によって前記エアバッグ層(40)に接続されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様9)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様4から9のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記第2材料層(40a)は、皮革、織布、プラスチック、発泡材料又は金属で構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様10)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様4から7のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記第2材料層(40a)は、前記エアバッグ層(40)に対して化学的又は物理的に施されることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様11)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様11に記載のエアバッグモジュールであって、前記第2材料層(40a)は、カラーコーティング、発泡材料層、金属又はゴムのコーティング、又は、プリント層として構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様12)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1、2、前記態様1から12のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記少なくとも一つのエアバッグ層(40)は、前記カバー(2)の前記外面(21)に押し当てられていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様13)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1、2、前記態様1から13のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記少なくとも一つのエアバッグ層(40)は、前記カバー(2)に分離可能に固定されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様14)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様14に記載のエアバッグモジュールであって、前記少なくとも一つのエアバッグ層(40)を前記カバー(2)に分離可能に固定するために、接着剤が用いられることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様15)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1、2、前記態様1から15のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記カバー(2)に沿って延在する、前記エアバッグ層(40)の前記カバー(2)とは反対側の面の前には、前記少なくとも一つのエアバッグ層(40)の前記座席の方向への移動を可能とするために、前記エアバッグ(4)の膨張時に開口を要するエアバッグモジュールの構成要素が配設されていないことを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様16)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様16に記載のエアバッグモジュールであって、前記カバー(2)と前記モジュール収容体(1)は、ポジィティブな接続手段(23,232)を用いることによって、前記接続領域(3)を介して互いに接続されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様17)を採り得る。
また、本発明では、「請求項3に記載のエアバッグモジュールであって、前記ポジィティブな接続手段(23,232)として、係止要素が用いられることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様18)を採り得る。
また、本発明では、「請求項3、4、前記態様16のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記カバー(2)と前記モジュール収容体(1)は、ネジ(52)を用いることによって、前記接続領域(3)を介して互いに接続されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様19)を採り得る。
また、本発明では、「請求項3、4、前記態様15から17のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記カバー(2)は、前記エアバッグ(4)の膨張時に前記モジュール収容体(1)に接続された状態が維持されることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様20)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1から4、前記態様1から20のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記カバー(2)は、前記エアバッグ(4)の膨張時に前記エアバッグモジュールから分離しないように構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様21)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1から4、前記態様1から21のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記カバー(2)は、前記エアバッグ(4)の膨張時に膨出することを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様22)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1から5、前記態様1から22のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記エアバッグ(4)のエアバッグパッケージを形成する前記充填エアバッグ(4)の少なくとも一つのエアバッグ領域(45)は、前記カバー(2)の背後に配設され、前記エアバッグ領域は、前記エアバッグ(4)の膨張時に、前記カバーが開口又は破壊されないという条件で、前記カバー(2)に沿ってカバーを通り越す方向にのみ展開可能であることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様23)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1から5、前記態様1から23のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記カバー(2)は、前記モジュール収容体(1)とともに、モジュール内部を取り囲んでいることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様24)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様24に記載のエアバッグモジュールであって、前記カバー(2)は、前記モジュール収容体(1)とともに、前記モジュール内部を全方向から取り囲んでいることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様25)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様22又は23、及び前記態様24又は25に記載のエアバッグモジュールであって、前記エアバッグ(4)のエアバッグパッケージを形成する、充填された少なくとも一つのエアバッグ領域(45)は、前記モジュール内部に配置されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様26)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様24から26のいずれか1項、及び請求項5に記載のエアバッグモジュールであって、前記ガス発生装置(5)は、前記モジュール内部に配置されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様27)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1から6、前記態様1から27のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記エアバッグパッケージ(45)は、前記ガス発生装置(5)を環状に取り囲んでいることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様28)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1から6、前記態様1から28のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記エアバッグパッケージ(45)は、前記ガス発生装置(5)と前記エアバッグパッケージ(45)が、前記エアバッグモジュールの前記カバー(2)に沿って互いに隣接して配置されるように、前記ガス発生装置(5)の側方に隣接して配置されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様29)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1から6、前記態様1から29のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記ガス発生装置(5)の前記放出口(55)の少なくとも一部は、パッケージを形成する前記充填エアバッグ領域(45)の方向に向けて設けられていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様30)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様30に記載のエアバッグモジュールであって、前記ガス発生装置(5)の全ての放出口(55)は、パッケージを形成する前記充填エアバッグ領域(45)の方向に向けて設けられていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様31)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1から6、前記態様1から31のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記ガス発生装置(5)の前記放出口(55)は、前記エアバッグモジュールの前記カバー(2)に沿った方向に向けて設けられていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様32)を採り得る。
また、本発明では、「請求項4、または請求項4に基づく請求項5、6、前記態様17から32のいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記接続領域(3)は、前記ガス発生装置(5)を取り囲み、前記エアバッグ(4)のエアバッグパッケージ(45)を形成する前記充填領域は、前記接続領域(3)によって囲まれたスペースの外側に配置されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様33)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様33に記載のエアバッグモジュールであって、前記接続領域(3)には、前記ガス発生装置(5)から発生するガス(G)が、前記エアバッグ(4)のエアバッグパッケージ(45)を形成する前記充填領域内へ流入するための貫通口(35,235)が設けられていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様34)を採り得る。
また、本発明では、「請求項4、または請求項4に基づく請求項5、6、前記態様17から33のいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記接続領域(3)は、前記ガス発生装置(5)の周りに環状に配置された互いに離間する複数の接続部(130)によって構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様35)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1から6、前記態様1から35のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記エアバッグモジュールの少なくとも一つの側壁(12)は、前記エアバッグモジュールの前記カバー(2)と交差する方向に延在することを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様36)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様36に記載のエアバッグモジュールであって、前記少なくとも一つの側壁(12)は、前記エアバッグ(4)の膨張時に開放され、前記エアバッグ(4)が、前記側壁(12)の開放時に形成される開口部を通って展開可能であるように構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様37)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様37に記載のエアバッグモジュールであって、前記エアバッグ(4)は、前記側壁(12)の開放時に形成される前記開口部を通って、前記エアバッグモジュールの前記カバー(2)に沿って展開可能であることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様38)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様36から38のいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記側壁(12)は、特にフィルムヒンジによって、エアバッグモジュール上に回動可能に連設されていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様39)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様36から38のいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記側壁(12)は、前記エアバッグ(4)の膨張時に破壊可能であることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様40)を採り得る。
また、本発明では、「前記態様36から40のいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記ガス発生装置(5)の放出口(55)は、前記エアバッグモジュールの前記少なくとも一つの側壁(12)の方向に向けて設けられていることを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様41)を採り得る。
また、本発明では、「請求項1から7、前記態様1から41のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記カバー(2)には、前記ガス発生装置(5)から流出するガスの貫通口が設けられていないことを特徴とするエアバッグモジュール」という態様(態様42)を採り得る。
自動車用ステアリングホイールに設けられたエアバッグモジュールの第1の実施の形態の断面図である。 図1の詳細図である。 エアバッグモジュールの側壁の設計に関する図1の別例を示す詳細図である。 図1の実施の形態の第1変更例である。 図1の実施の形態の第2変更例である。

Claims (10)

  1. 自動車の座席に着座する乗員を保護するためにガス発生装置によって膨張可能であり、
    エアバッグの内部を取り囲むエアバッグスリーブを備えるエアバッグと、
    前記エアバッグがエアバッグパッケージとして収容されるモジュール収容体と、
    前記エアバッグモジュールが、要求仕様どおりに自動車内に装着された状態で、上面が前記対応する座席に対向するように前記自動車内に配置される前記エアバッグモジュールの上面と、
    前記上面に沿って延在する前記エアバッグモジュールのカバーと、を有する自動車用エアバッグモジュールであって、
    前記エアバッグスリーブの構成要素を形成する前記エアバッグ(4)の少なくとも一つの層(40)は、前記座席に面する前記カバー(2)の外面(21)の前に延在し、
    前記カバー(2)の前記外面(21)の前に配置された前記エアバッグモジュールの構成要素(40,40a)が、前記カバー(2)の前記外面(21)と前記少なくとも一つの層(40)との間に配設されていない場合に、前記エアバッグ(4)の膨張時に前記エアバッグスリーブに接続された状態が維持されるように構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  2. 請求項に記載のエアバッグモジュールであって、一つのエアバッグ層(40)のみが、前記カバー(2)の前記外面(21)の前に延在することを特徴とするエアバッグモジュール。
  3. 請求項1または2に記載のエアバッグモジュールであって、前記カバー(2)は、前記モジュール収容体(1)に接続されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  4. 請求項に記載のエアバッグモジュールであって、前記カバー(2)は、前記カバー(2)から前記モジュール収容体(1)のベース(10)に延在する少なくとも一つの接続領域(3)を介して、前記モジュール収容体(1)に接続されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  5. 請求項1から4のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、パッケージ(45)を形成する前記充填エアバッグ(4)の少なくとも一つのエアバッグ領域は、前記カバー(2)の前記座席と反対側の内面(22)の背後に配設されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  6. 請求項1から5のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記ガス発生装置(5)は、前記モジュール収容体上に配置されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  7. 請求項1から6のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記カバー(2)は、前記エアバッグ(4)の内側に配置されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  8. 請求項1から7のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記カバー(2)は、高寸法安定性材料によって構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  9. 請求項1から8のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記カバー(2)は、前記エアバッグ(4)より高寸法安定性材料によって構成されていることを特徴とするエアバッグモジュール。
  10. 請求項1から9のうちのいずれか1項に記載のエアバッグモジュールであって、前記ガス発生装置(5)は、前記エアバッグ(4)内に突出していることを特徴とするエアバッグモジュール。
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