JP4894547B2 - 基材処理装置 - Google Patents
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Description
このため、各メッキ槽は、それぞれ上記開口の周囲に、上記メッキ液の流出を抑制するシール機構を設けて、製造ラインに沿って配設される必要があり、このシール機構としては、一般的に、特許文献1に示すように、上記開口の周囲において基材を挟持する一対のシールローラを備えたものが知られている。
この一対のシールローラは、上記開口を封じるように配設することによって、基材を挟持しつつ上記メッキ液の流出を抑制することができる。
このようにして、シールローラは、銅メッキ層の欠陥発生原因となっていた。
加えて、回転駆動手段によって、回転ローラを、外周面の周速が基材の搬送速度と同期して、基材側の対向部が基材と同方向に回転するように駆動させるため、万が一、回転ローラが基材に接触して、基材に点状の傷が形成されることがあっても、基材表面を擦ってしまうことにより、基材に線状の擦り傷が形成されることを阻止でき、基材やメッキ層に製品化に際して問題となる欠陥が生じることを防止できる。
他方、この流路の最小の路幅を0.05mm以上としたため、回転ローラの回転の自由度を確保することができ、確実に回転ローラを基材と同期させて回転させることができる。
これは、間隔L1が0.1mm未満であると、基材wが回転ローラ20に接触する可能性が高くなるとともに、間隔L1が2.5mmを超えると、基材wと回転ローラ20との間から流出するメッキ液量が著しく増大するためである。
また、流路形成部211は、少なくとも回転ローラ20よりも上下方向に向けて大きく形成されており、この流路形成部211の回転ローラ20側の対向面212と基材wとの間には、スリット10に連通するメッキ液の狭小の流出路24が形成されている。さらに、対向面212には、回転ローラ20の外周に沿って略半円弧状に形成された凹部213を有しており、この凹部213と回転ローラ20との間には、幅狭の流路26が形成されている。そして、この流路26は、その全長に亘って0.05mm以上であって0.5mm以下、より好ましくは0.1mm以上であって0.3mm以下の略同一の路幅L2を有している。
他方、上部の回転軸20aは、軸受け部材216を貫通しており、その上端部には、水平に配設された略円板状の歯車20bが一体に設けられている。
まず、基材wは、メッキ装置の上流側及び下流側の外部にそれぞれ配設された電極によって、スパッタ層が通電された状態で、順次、回収槽22のスリット27aを通過し、一対の回転ローラ20間を移動し、一方の端部側壁1bに形成されたスリット10からメッキ槽1内に搬送される。
加えて、流路形成部材21の凹部213と回転ローラ20との間に流路26が形成されているため、回転ローラ20の回転の自由度を確保することができるとともに、回転ローラ20の背面側の離間部がメッキ槽1側に向けて回転するため、流路26に滞留するメッキ液をメッキ槽1側に向けて流動させることができ、メッキ液の流出を抑制することができる。
この場合には、メッキ槽1が大気中に開放されているため、スリット10の下部から流出するメッキ液の流出圧力が高くなるが、基材wの下部に沿って流出されるメッキ液の液量を減少させることが可能である。他方、基材wの上部が液圧が低いために基材wの搬送方向に交差する方向に左右に振れやすいものの、基材wと回転ローラ20とが離間して位置するため、回転ローラ20の接触による基材w表面の傷の形成が抑制される。
但し、この場合にも、回転ローラ20は、長手方向の全長に亘って、基材wとの間の間隔L1及び対向面212との間の路幅L2を保つように配設されている。
1b 端部側壁(対向側面)
2 シール機構
4 回転駆動手段
10 スリット(開口)
20 回転ローラ
Claims (1)
- 内部に処理液が収容された処理槽を有し、上記処理槽の対向側面に、それぞれ帯幅方向を上下方向に向けた状態で搬送される帯状の基材を通過させる細長状の開口が形成され、上記基材の上端よりも上方位置に、上記処理槽内の液面高さを一定に保持するためのスリットが形成されるとともに、上記処理槽の外部には、上記対向側面を一側面として上記開口を囲繞し、当該開口から流出した上記処理液を回収する有底筒状の回収槽が設けられ、当該回収槽内の上記開口の周囲にそれぞれ上記処理液の流出を抑制するシール機構が備えられた基材処理装置であって、
上記シール機構は、上記基材の両側方に軸線方向を上下方向に向けて回転自在に配設された一対の回転ローラと、これら回転ローラの回転駆動手段と、上記回転ローラの上記基材に対して背面側の外方に設けられた流路形成部材とを備えており、
上記回転ローラは、少なくとも上記開口の上記液面から当該開口の下端部に至る長さ寸法を有し、かつその外周面が上記基材との間に0.1mm以上であって2.5mm以下の間隔を隔てた位置に配設されるとともに、
上記流路形成部材は、少なくとも上記回転ローラよりも上下方向に向けて大きく形成されるとともに、上記回転ローラ側の対向面と上記基材との間には、上記開口に連通する上記処理液の狭小の流出路が形成され、かつ上記対向面には、上記回転ローラの外周に沿う略半円弧状の凹部が形成され、この凹部と回転ローラとの間には、最小の路幅が0.05mm以上であって0.5mm以下の幅狭の流路が形成され、
かつ、上記回転駆動手段は、上記外周面の周速が上記基材の搬送速度と同期して、上記外周面の上記基材側の対向部が上記基材と同方向に回転するように、上記回転ローラを駆動することを特徴とする基材処理装置。
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JP2007034354A JP4894547B2 (ja) | 2007-02-15 | 2007-02-15 | 基材処理装置 |
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