JP2007307533A - 洗浄装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】 洗浄能力が向上され、しかも単純な制御系で、被洗浄基板を、振動させることなく、安定に搬送しながら、その被洗浄基板の被洗浄面を洗浄することができる洗浄装置を提供する。
【解決手段】 搬送手段32によって被洗浄基板35を搬送しながら、その被洗浄基板35の被洗浄面34に洗浄液供給手段33によって洗浄液36を供給する。搬送手段32は、回転駆動体42と、ローラ体41とを備える。回転駆動体42は、円筒状の外周面44が形成される車輪部45を有し、回転軸線L11まわりに回転駆動される。車輪部45の外径寸法D11は回転軸線L11の方向に一様である。ローラ体41は、他の回転軸線L21〜L25まわりに個別に回転可能な各ローラ51〜55を有する。各ローラ51〜55の外周部58は、前記車輪部45の外周部46に接触し、最上位置P11〜P15が、搬送方向Aに垂直な断面が上方に凸に湾曲する湾曲面59に沿って並ぶ。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基板を洗浄するための洗浄装置に関する。
アクティブマトリクス型液晶表示装置は、薄膜トランジスタをスイッチ素子として用いることを特徴とする液晶表示装置であり、画素が部分的に暗くなり、ディスプレイ全体のコントラストを下げるクロストークが起こり難く、高精細化、大容量化に適することから、現在では、液晶テレビ、パーソナルコンピュータ、携帯電話、モバイル機その他の電子電気機器において各種ディスプレイとして広く利用される。
アクティブマトリクス型液晶表示装置には、たとえば、液晶パネルと、液晶パネルを駆動する駆動回路と、光源とを含むものが挙げられ、液晶パネルは薄膜トランジスタマトリクス基板を含む。薄膜トランジスタマトリクス基板は、複数の工程を経て製造されるものであり、その表面には、各工程で用いられる材料、化学薬品などに由来する金属、金属化合物、有機化合物などを含む微粒子(パーティクル)が付着することが多い。このような微粒子は、アクティブマトリクス型液晶表示装置を電子電気機器に組み込む際に、動作不良を引き起こす原因になる。したがって、薄膜トランジスタマトリクス基板表面を洗浄し、該表面に付着する微粒子を除去することが必要不可欠になっている。
従来から、薄膜トランジスタマトリクス基板などの電子電気分野における各種基板の洗浄には、被洗浄基板である基板の被洗浄面に対して洗浄ツールから洗浄液を吐出する方式の洗浄装置が多用される。
図6は、第1の従来技術である洗浄装置1の構成を模式的に示す断面図である。この従来技術の洗浄装置1は、被洗浄基板2を水平搬送しながら、その被洗浄基板2の上面である被洗浄面3に、上方の洗浄ツール4から洗浄液5を吐出して供給し、これによって被洗浄基板2の被洗浄面3を洗浄する。この洗浄装置1では、被洗浄基板2の搬送方向Aに、複数のローラ体6が間隔をあけて配置される。ローラ体6は、被洗浄基板2を支持する。ローラ体6は、被洗浄基板2の搬送方向Aに垂直かつ水平な搬送幅方向Bに延びる回転軸線L101まわりに回転駆動され、これによって被洗浄基板2が搬送される。ローラ体6は、回転軸線L101の方向に延びる軸部7と、回転軸線L101の方向に間隔をあけて配置され、前記軸部7に同軸に固定される複数のローラ本体8とを含む。各ローラ本体8は同径である。
このような構成では、水平な状態の被洗浄基板2の被洗浄面3に洗浄液5が供給されるので、被洗浄面3上に洗浄液5が滞留してしまう。特に、大型の被洗浄基板2では、洗浄液5が落下できる端面9に対する基板面積の割合が大きいので、洗浄液5の滞留は顕著である。被洗浄面3上に洗浄液5が滞留すると、被洗浄面3に付着するパーティクルに対して、被洗浄面3に供給される洗浄液5が与える力は、小さくなり、これによってパーティクルを被洗浄面3から十分に離脱させることができない。また被洗浄面3からパーティクルが離脱したとしても、そのパーティクルを、速やかに被洗浄面3上から除去することができず、これによってパーティクルが被洗浄面3に再付着しやすい。したがって洗浄能力が低下するという問題がある。
この問題を解決するための技術として、後述の第2および第3の従来技術がある。第2および第3の従来技術の各洗浄装置11,12は、第1の従来技術の洗浄装置1に類似するので、対応する部分には、同一の符号を付し、異なる点についてだけ説明する。
図7は、第2の従来技術である洗浄装置11の構成を模式的に示す断面図である。この従来技術の洗浄装置11では、被洗浄基板2をその搬送幅方向Bの中央部寄りで支持するローラ本体8aが、被洗浄基板2をその搬送幅方向Bの両側部寄りで支持するローラ本体8aに比べて大径である(たとえば特許文献1参照)。
このような構成では、各ローラ本体8aによって支持される被洗浄基板2は、搬送方向Aから見たときに上方に凸に湾曲した状態となる。このような状態では、重力によって、被洗浄面3に供給された洗浄液5が、被洗浄面3に沿って流れやすく、また被洗浄基板2の端面9から落下しやすい。したがって被洗浄面3上に洗浄液5が滞留することを防ぐことができ、洗浄能力を向上することができる。しかしながら軸部7に固定される各ローラ本体8aの外径が異なるので、各ローラ本体8aの外周面の周速度が異なる。したがって被洗浄基板2を安定して搬送することができないという問題がある。この問題を解決するために、ローラ本体8a毎に軸部を設けて、各ローラ本体8aの外周面の周速度が互いに同一となるように、ローラ本体8aの外径に応じて軸部の回転速度を変えることが考えられるが、この場合、制御系が複雑になるという問題がある。
図8は、第3の従来技術である洗浄装置12の構成を模式的に示す断面図である。この従来技術の洗浄装置では、軸部7aは、搬送方向Aから見たときに上方に凸に撓む(たとえば、特許文献2参照)。
このような構成では、各ローラ本体8によって支持される被洗浄基板2は、搬送方向Aから見たときに上方に凸に湾曲した状態となり、したがって前記第2の従来技術と同様、洗浄能力を向上することができる。また、軸部7aを撓ませるだけなので、制御系を複雑にすることなく、被洗浄基板2を安定して搬送することができる。しかしながら撓んだ軸部7aを回転させると、軸部7aの伸縮が起こり、被洗浄基板2の搬送時に被洗浄基板2が振動してしまうという問題が生じる。
特開2003−100581号公報 特開2004−352427号公報
本発明の目的は、洗浄能力が向上され、しかも単純な制御系で、被洗浄基板を、振動させることなく、安定に搬送しながら、その被洗浄基板の被洗浄面を洗浄することができる洗浄装置を提供することである。
本発明は、洗浄されるべき被洗浄面を有する被洗浄基板を、前記被洗浄面を上方に向けて、略水平な搬送方向に搬送する搬送手段と、
搬送手段によって搬送される被洗浄基板の被洗浄面に、洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを含み、
搬送手段は、
搬送方向に垂直かつ水平な搬送幅方向に延びる回転軸線まわりに回転駆動される回転駆動体であって、回転軸線と同軸の円筒状の外周面が形成される車輪部を有し、車輪部の外径寸法は回転軸線の方向に一様である回転駆動体と、
搬送幅方向に延びる他の回転軸線まわりに個別に回転可能に設けられ、搬送幅方向に間隔をあけて配置され、被洗浄基板を下方から支持する複数のローラを有し、各ローラは、各ローラの外周部の最上位置が、搬送方向に垂直な断面が上方に凸に湾曲する湾曲面に沿って並び、各ローラの外周部が、回転駆動体の車輪部の外周部に接触するように、設けられるローラ体とを備えることを特徴とする洗浄装置である。
また本発明は、搬送手段は、ローラ体の各ローラによって支持される被洗浄基板と回転駆動体との間に介在する介在体をさらに備えることを特徴とする。
本発明によれば、被洗浄基板は、洗浄されるべき被洗浄面を有する。搬送手段は、被洗浄基板を、被洗浄面を上方に向けて、略水平な搬送方向に搬送する。洗浄液供給手段は、搬送手段によって搬送される被洗浄基板の被洗浄面に、洗浄液を供給する。このような洗浄装置では、被洗浄基板を搬送しながら、その被洗浄基板の被洗浄面を洗浄することができる。
搬送手段は、回転駆動体と、ローラ体とを備える。回転駆動体は、搬送方向に垂直かつ水平な搬送幅方向に延びる回転軸線まわりに回転駆動される。回転駆動体は、回転軸線と同軸に形成される円筒状の外周面が形成される車輪部を有する。ローラ体は、搬送幅方向に間隔をあけて配置され、被洗浄基板を下方から支持する複数のローラを有する。各ローラは、搬送幅方向に延びる他の回転軸線まわりに個別に回転可能に設けられる。各ローラは、各ローラの外周部が、回転駆動体の車輪部の外周部に接触するように、設けられる。回転駆動体が回転駆動されると、ローラ体の各ローラが回転し、これによって各ローラによって支持される被洗浄基板が搬送される。
ローラ体の各ローラは、各ローラの外周部の最上位置が、搬送方向に垂直な断面が上方に凸に湾曲する湾曲面に沿って並ぶように、設けられる。このように各ローラが設けられるので、各ローラによって支持される被洗浄基板は、前記湾曲面に沿って上方に凸に湾曲した状態となる。このような状態では、被洗浄面に供給された洗浄液が、被洗浄面に沿って流れやすく、また被洗浄基板の端面から落下しやすい。したがって被洗浄面上に洗浄液が滞留することを防ぐことができる。
このように被洗浄面上での洗浄液の滞留が防がれるので、被洗浄面に供給される洗浄液が、被洗浄面に付着するパーティクルに与える力を大きくすることができ、これによってパーティクルを被洗浄面から確実に離脱させることができる。また被洗浄面から離脱したパーティクルを、速やかに被洗浄面上から除去することができ、これによってパーティクルが被洗浄面に再付着することを防ぐことができる。したがって洗浄能力を向上することができる。
回転駆動体は、車輪部の外径寸法が回転軸線の方向に一様である。このような回転駆動体が回転駆動され、これによってローラ体の各ローラが回転する。したがって各ローラの外周面の周速度が互いに同一となる。このように各ローラの外周面の周速度が互いに同一となるので、被洗浄基板を安定して搬送することができる。
このように洗浄能力を向上することができ、しかも被洗浄基板を安定に搬送しながら、その被洗浄基板を洗浄することができる。また、このような効果を達成するために、ローラ体の各ローラの回転速度を制御系によって個別に制御する必要がなく、したがって制御系を単純化することができる。さらに、前述の効果を達成するために、前記第3の従来技術のように撓んだ軸部を用いる必要がなく、したがって被洗浄基板の搬送時にその被洗浄基板の振動を防ぐことができる。
また本発明によれば、ローラ体の各ローラによって支持される被洗浄基板と回転駆動体との間には、介在体が介在する。ローラ体の各ローラの外周部と回転駆動体の車輪部の外周部とが接触した状態で、回転駆動体が回転駆動されると、パーティクルが発生する。介在体は、前記パーティクルが上方に舞い上がって被洗浄基板に到達することを防ぎ、これによって前記パーティクルが被洗浄基板に付着することを防ぐことができる。
図1は、本発明の実施の一形態である洗浄装置31の構成を簡略化して示す断面図である。図2は、搬送手段32を上方から見た断面図である。洗浄装置31は、基板を洗浄するために用いられる。洗浄装置31によって洗浄される基板である被洗浄基板としては、液晶表示装置のガラス基板などが挙げられる。
洗浄装置31は、搬送手段32と、洗浄液供給手段33とを含む。搬送手段32は、洗浄されるべき被洗浄面34を有する被洗浄基板35を、前記被洗浄面34を上方に向けて、略水平な搬送方向Aに搬送する。被洗浄基板35の被洗浄面34は、被洗浄基板35の厚み方向一表面である。略水平は水平を含む。洗浄液供給手段33は、搬送手段32によって搬送される被洗浄基板35の被洗浄面34に、洗浄液36を供給する。このような洗浄装置31では、被洗浄基板35を搬送しながら、その被洗浄基板35の被洗浄面34を洗浄することができる。
搬送手段32は、搬送方向Aに間隔をあけて配置される複数のローラ体41と、各ローラ体41に対して一対一で対応して設けられる複数の回転駆動体42とを備える。各ローラ体41の間隔は、被洗浄基板35の寸法および重量などに応じて適宜、選ばれる。各ローラ体41の構成は同一である。各回転駆動体42の構成は同一である。
回転駆動体42は、搬送方向Aに垂直かつ水平な搬送幅方向Bに延びる回転軸線L11まわりに回転駆動される。回転駆動体42は、回転軸線L11と同軸の軸部43と、軸部43に固定され、回転軸線L11と同軸の円筒状の外周面44が形成される車輪部45とを有する。車輪部45は、弾性材料、たとえばゴムから成る。
軸部43および車輪部45は、搬送幅方向Bに延びる。車輪部45の外径寸法D11は、搬送幅方向Bと同一方向である回転軸線L11の方向に一様である。本実施の形態では、車輪部45の外径寸法D11は、回転軸線L11の方向に全体にわたって一様である。
ローラ体41は、回転駆動体42の上方に設けられる。ローラ体41は、搬送幅方向Bに間隔をあけて配置され、被洗浄基板35を下方から支持する複数のローラを有する。ローラの個数および間隔は、被洗浄基板35の寸法および重量などに応じて適宜、選ばれる。詳しくは、ローラ体41は、被洗浄基板35をその搬送幅方向Bの一側部35a寄りで支持する第1ローラ51と、被洗浄基板35をその搬送幅方向Bの他側部35b寄りで支持する第2ローラ52と、被洗浄基板35をその搬送幅方向Bの中央部35c寄りで支持する第3ローラ53とを、少なくとも有する。本実施の形態では、ローラ体41は、第1ローラ51と第3ローラ53との間に配置される第4ローラ54と、第2ローラ52と第3ローラ53との間に配置される第5ローラ55とをさらに有する。
各ローラ51〜55は、搬送幅方向Bに延びる他の回転軸線L21,L22,L23,L24,L25まわりに個別に回転可能に設けられる。各ローラ51〜55は、他の回転軸線L21〜L25と同軸の軸部56と、軸部56に固定され、他の回転軸線L21〜L25と同軸の円板状のローラ本体57とを有する。ローラ本体57は、たとえば超高分子量ポリエチレン(UPE)、ポリエ−テルエ−テルケトン(PEEK)から成る。ローラ本体57の外周部58は、全周にわたって、他の回転軸線L21〜L25の方向に関して半径方向外方に向かうにつれて先細状に形成される。
各ローラ51〜55は、各ローラ51〜55の外周部58の最上位置P11〜P15が、搬送方向Aに垂直な断面が上方に凸に湾曲する湾曲面59に沿って並ぶように、設けられる。各ローラ51〜55は、各ローラ51〜55の外周部58の最上位置P11〜P15で、被洗浄基板35を支持する。各ローラ51〜55によって支持される被洗浄基板35は、自重によって弾性変形して撓み、前記湾曲面59に沿って上方に凸に湾曲した状態となる。
各ローラ51〜55の外周部58の最上位置P11〜P15は、被洗浄基板35の弾性変形可能な範囲を考慮して選ばれる。一例として述べると、各ローラ51〜55によって支持される被洗浄基板35の搬送幅方向Bに関する寸法が2160mmである場合、被洗浄基板35の搬送幅方向Bの中央部35dが両側部35a,35bよりも100mm上方になるように、各ローラ51〜55の外周部58の最上位置P11〜P15が選ばれる。
各ローラ51〜55は、各ローラ51〜55の外周部58が、回転駆動体42の車輪部45の外周部46に接触するように、設けられる。本実施の形態では、各ローラ51〜55の外周部58は、回転駆動体42の車輪部45の外周部46に押圧され、これによって各外周部58,46間の摩擦力が高められる。このように各外周部58,46間の摩擦力が高められることによって、各外周部58,46間の滑りを防ぐことができる。
搬送手段32は、駆動源61と、駆動源61からの回転動力を各回転駆動体42に伝達する伝達体62とをさらに備える。駆動源61は、たとえば電動機によって実現される。伝達体62は、たとえばベルトおよびチェーンなどの索条を用いる動力伝達機構によって実現される。駆動源61および伝達体62によって、各回転駆動体42が、同一の回転方向に同一の回転速度で回転駆動される。各回転駆動体42が矢符C1方向に回転駆動されると、各ローラ体41の各ローラ51〜55が矢符C2方向に回転し、これによって各ローラ体41の各ローラ51〜55によって支持される被洗浄基板35が搬送方向Aに搬送される。
洗浄液供給手段33は、洗浄液を吐出する洗浄ツール71と、洗浄液を貯留する洗浄液貯留タンク72と、洗浄液を洗浄ツール71に送給する洗浄液供給ポンプ73と、洗浄液の流路を構成する洗浄液供給管74とを備える。洗浄液貯留タンク72に貯留される洗浄液は、洗浄液供給ポンプ73によって加圧送給され、洗浄液供給管74を経て、洗浄ツール71に供給される。本実施の形態では、洗浄液として、純水が使用される。洗浄液は、純水に限らず、不純物含有量が非常に少ない液体であればよい。
洗浄ツール71は、搬送手段32によって搬送される被洗浄基板35の上方に設けられる。洗浄ツール71は、搬送幅方向Bに延びる。洗浄ツール71は、搬送手段32によって搬送される被洗浄基板35を臨む側には、前記被洗浄基板35の被洗浄面34に向けて洗浄液を吐出する洗浄液吐出口75が形成される。洗浄液吐出口75は、搬送幅方向Bに延びるスリット状の開口によって実現される。
洗浄ツール71は、搬送手段32によって搬送される被洗浄基板35に対して、洗浄液吐出口75の両端が、搬送幅方向Bの両側に突出するように設けられる。このように洗浄ツール71が設けられることによって、前記被洗浄基板35の被洗浄面34に、全体にわたって洗浄液を供給することができる。
洗浄ツール71は、洗浄液吐出口75からの洗浄液の吐出方向が、下方になるにつれて搬送方向Aとは反対方向に傾斜した斜め下向きになるように設けられる。このように洗浄ツール71が設けられることによって、被洗浄面34に対する洗浄液の流速を高め、これによって洗浄能力を向上することができる。
図3は、ローラ体41および回転駆動体42を図1の矢符B1方向から見て模式的に示す図である。図1の矢符B1方向は、搬送幅方向Bに平行な方向である。第3ローラ53は、第1および第2ローラ51,52よりも外径寸法が大きい。第4ローラ54は、第1ローラ51よりも外径寸法が大きくかつ第3ローラ53よりも外径寸法が小さい。第5ローラ55は、第2ローラ52よりも外径寸法が大きくかつ第3ローラ53よりも外径寸法が小さい。本実施の形態では、第1および第2ローラ51,52は外径寸法が同一であり、第4および第5ローラ54,55は外径寸法が同一である。
各ローラ51〜55の他の回転軸線L21〜L25は、搬送方向Aに関する位置が同一である。各ローラ51〜55の外周部58は、各ローラ51〜55の外周部58の最下位置P21,P22,P23,P24,P25で、回転駆動体42の車輪部45の外周部46に接触する。
図4は、第1ローラ51およびその付近を拡大して示す斜視図である。搬送手段32は、複数の介在体81と、複数の軸受体82とをさらに備える。介在体81および軸受体82は、各ローラ体41に対して一対一で対応して設けられる。各介在体81の構成は同一である。各軸受体82の構成は同一である。
介在体81は、ローラ体41の各ローラ51〜55によって支持される被洗浄基板35と回転駆動体42との間に介在する(図1参照)。ローラ体41の各ローラ51〜55の外周部58と回転駆動体42の車輪部45の外周部46とが接触した状態で、回転駆動体42が回転駆動されると、パーティクルが発生する。介在体81は、前記パーティクルが上方に舞い上がって被洗浄基板35に到達することを防ぎ、これによって前記パーティクルが被洗浄基板35に付着することを防ぐことができる。
介在体81は、搬送幅方向Bに延びて板状に形成される。介在体81は、その厚み方向一表面83を回転駆動体42に向けて配置される。介在体81には、各ローラ51〜55が挿入される挿入孔84が形成される。介在体81は、ローラ体41の各ローラ51〜55によって支持される被洗浄基板35に対して、搬送幅方向Bの両側に突出する。介在体81は、搬送方向Aに関する寸法W11が、回転駆動体42の車輪部45の外径寸法D11よりも大きい。介在体81は、回転駆動体42の車輪部45に対して、搬送方向Aの両側に突出する。このように介在体81が構成されるので、前記パーティクルが被洗浄基板35に到達することを好適に防ぎ、これによって前記パーティクルが被洗浄基板35に付着することを好適に防ぐことができる。
軸受体82は、ローラ体41の各ローラ51〜55の軸部56を、他の回転軸線L21〜L25まわりに回転可能に支持する。軸受体82は、介在体81よりも上方に設けられて、介在体81に固定される。軸受体82が介在体81よりも上方に設けられることによって、介在体81と回転駆動体42との間の距離を小さくすることができる。これによっても、前記パーティクルが被洗浄基板35に到達することを好適に防いで、前記パーティクルが被洗浄基板35に付着することを好適に防ぐことができる。
第1ローラ51の軸部56は、他の回転軸線L21の方向の両端部が、一対の軸受部85a,85bによって支持される。第2〜第5ローラ55の軸部56についても同様である。軸受体82は、各ローラ51〜55毎に設けられる各軸受部85a,85bによって構成される。
以上のような洗浄装置31によれば、ローラ体41の各ローラ51〜55は、各ローラ51〜55の外周部58の最上位置P11〜P15が、搬送方向Aに垂直な断面が上方に凸に湾曲する湾曲面59に沿って並ぶように、設けられる。このように各ローラ51〜55が設けられるので、各ローラ51〜55によって支持される被洗浄基板35は、自重によって弾性変形して、前記湾曲面59に沿って上方に凸に湾曲した状態となる。このような状態では、被洗浄面34に供給された洗浄液が、被洗浄面34に沿って流れやすく、また被洗浄基板35の端面35eから落下しやすい。したがって被洗浄面34上に洗浄液が滞留することを防ぐことができる。
このように被洗浄面34上での洗浄液の滞留が防がれるので、被洗浄面34に供給される洗浄液が、被洗浄面34に付着するパーティクルに与える力を大きくすることができ、これによってパーティクルを被洗浄面34から確実に離脱させることができる。また被洗浄面34から離脱したパーティクルを、速やかに被洗浄面34上から除去することができ、これによってパーティクルが被洗浄面34に再付着することを防ぐことができる。したがって洗浄能力を向上することができる。
回転駆動体42は、車輪部45の外径寸法D11が回転軸線L11の方向に一様である。このような回転駆動体42が回転駆動され、これによってローラ体41の各ローラ51〜55が回転する。したがって各ローラ51〜55の外径寸法が異なっていても、各ローラ51〜55の外周面44の周速度が互いに同一となる。このように各ローラ51〜55の外周面44の周速度が互いに同一となるので、被洗浄基板35を安定して搬送することができる。
このように洗浄能力を向上することができ、しかも被洗浄基板35を安定に搬送しながら、その被洗浄基板35を洗浄することができる。また、このような効果を達成するために、ローラ体41の各ローラ51〜55の回転速度を制御系によって個別に制御する必要がなく、したがって制御系を単純化することができる。さらに、前述の効果を達成するために、前記第3の従来技術のように撓んだ軸部を用いる必要がなく、したがって被洗浄基板35の搬送時にその被洗浄基板35の振動を防ぐことができる。
回転駆動体42の車輪部45は、弾性材料から成り、このような車輪部45の外周部46に、ローラ体41の各ローラ51〜55が押圧される。このような状態で、回転駆動体42が回転駆動される。したがって各部分の形状および寸法ならびに各部分の配置に誤差があっても、回転駆動体42の車輪部45からローラ体41の各ローラ51〜55に、回転動力を確実に伝達することができる。
本実施の形態では、第1ローラ51と第3ローラ53との間には、第4ローラ54が1つ配置されるけれども、複数の第4ローラ54が搬送幅方向Bに間隔をあけて配置されてもよい。この場合、各第4ローラ54は、第3ローラ53に近いほど、外径寸法が大きい。また本実施の形態では、第2ローラ51と第3ローラ53との間には、第5ローラ55が1つ配置されるけれども、複数の第5ローラ55が搬送幅方向Bに間隔をあけて配置されてもよい。この場合、各第5ローラ55は、第3ローラ53に近いほど、外径寸法が大きい。
図5は、本発明の実施の他の形態である洗浄装置におけるローラ体41および回転駆動体42を搬送幅方向Bから見て模式的に示す図である。本実施の形態の洗浄装置は、図1〜図4に示す洗浄装置31に類似するので、対応する部分には、同一の符号を付し、異なる点についてだけ説明する。
本実施の形態では、各ローラ51a,52a,53a,54a,55aは、外径寸法が同一である。各ローラ51a〜55aは、各ローラ51a〜55aの外周部58の最上位置P11〜P15が、搬送方向Aに垂直な断面が上方に凸に湾曲する湾曲面59に沿って並び、各ローラ51a〜55aの外周部58が、回転駆動体42の車輪部45の外周部46に接触するように、各ローラ51a〜55aの他の回転軸線L21〜L25を互いにずらして、設けられる。このような洗浄装置でも、図1〜図4に示す洗浄装置31と同様の効果を達成することができる。
前述の実施の各形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内において構成を変更することができる。たとえば搬送方向Aに並ぶ各ローラ体41の間に、他のローラ体が設けられてもよい。他のローラ体は、駆動源61からの回転動力が伝達されないという点を除いては、ローラ体41と同様である。
回転駆動体42の車輪部45は、回転軸線L11の方向に全体にわたって外径寸法が一様である必要はなく、ローラ体41の各ローラ51〜55,51a〜55aが接触する部分の外径寸法が、少なくとも一様であればよい。
本発明の実施の一形態である洗浄装置31の構成を簡略化して示す断面図である。 搬送手段32を上方から見た断面図である。 ローラ体41および回転駆動体42を図1の矢符B1方向から見て模式的に示す図である。 第1ローラ51およびその付近を拡大して示す斜視図である。 本発明の実施の他の形態である洗浄装置におけるローラ体41および回転駆動体42を搬送幅方向Bから見て模式的に示す図である。 第1の従来技術である洗浄装置1の構成を模式的に示す断面図である。 第2の従来技術である洗浄装置11の構成を模式的に示す断面図である。 第3の従来技術である洗浄装置12の構成を模式的に示す断面図である。
符号の説明
31 洗浄装置
32 搬送手段
33 洗浄液供給手段
34 被洗浄面
35 被洗浄基板
36 洗浄液
41 ローラ体
42 回転駆動体
45 車輪部
51 第1ローラ
52 第2ローラ
53 第3ローラ
54 第4ローラ
55 第5ローラ
59 湾曲面
81 介在体
82 軸受体
A 搬送方向
B 搬送幅方向

Claims (2)

  1. 洗浄されるべき被洗浄面を有する被洗浄基板を、前記被洗浄面を上方に向けて、略水平な搬送方向に搬送する搬送手段と、
    搬送手段によって搬送される被洗浄基板の被洗浄面に、洗浄液を供給する洗浄液供給手段とを含み、
    搬送手段は、
    搬送方向に垂直かつ水平な搬送幅方向に延びる回転軸線まわりに回転駆動される回転駆動体であって、回転軸線と同軸の円筒状の外周面が形成される車輪部を有し、車輪部の外径寸法は回転軸線の方向に一様である回転駆動体と、
    搬送幅方向に延びる他の回転軸線まわりに個別に回転可能に設けられ、搬送幅方向に間隔をあけて配置され、被洗浄基板を下方から支持する複数のローラを有し、各ローラは、各ローラの外周部の最上位置が、搬送方向に垂直な断面が上方に凸に湾曲する湾曲面に沿って並び、各ローラの外周部が、回転駆動体の車輪部の外周部に接触するように、設けられるローラ体とを備えることを特徴とする洗浄装置。
  2. 搬送手段は、ローラ体の各ローラによって支持される被洗浄基板と回転駆動体との間に介在する介在体をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の洗浄装置。
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