JP2006272134A - 基板処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液切りにおいてミストを発生させることなく効率的な液切りを行うことのできる基板処理装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 多孔Pを有するローラー2の中空部をポンプによって負圧し、基板W上に残存したエッチング液Lを多孔部分Paから吸引することによって液切りを行う。さらに、ローラー2を基板Wの搬送方向S1と逆の方向S2に回転させることによってエッチング液Lと接触するローラー2の表面積を増加させ、より効率的な液切りを行う。
【選択図】図5

Description

この発明は、半導体基板、液晶表示装置用ガラス基板、フォトマスク用ガラス基板、光ディスク用基板等(以下、単に「基板」と称する)を搬送しながら、液処理を行う基板処理装置に関する。
基板に液処理を施す基板処理装置として、水平方向に敷設された搬送ローラーによって基板を搬送し、搬送される基板の表面に、現像液、エッチング液、剥離液、洗浄液、などの液層を形成することによって液処理を行うものが知られている。
このような基板処理装置においては、水平方向に搬送されていく基板と共に基板上に供給された処理液が処理室から持ち出されることを防ぐための液切り手段を設ける必要がある。
従来から、基板表面に向かってエアナイフ等から窒素ガスなどの気体を噴出し、気体の圧力で基板表面の薬液を搬送逆方向に相対的に押し戻すことによって液切りを行う技術が知られている。また、基板表面の薬液をノズルによって吸引することで液切りを行う技術も知られている(特許文献1参照)。さらに、薬液を吸引するノズルの位置を基板表面から最適の距離に規定する技術(特許文献2参照)や、エアナイフによる気体の噴出とノズルによる吸引とを併用する技術(特許文献3参照)が知られている。
特開平6−342782号公報 特開2003−17395号公報 特開2004−281635号公報
しかし、エアナイフによる液切りでは薬液を気体の圧力によって吹き飛ばすため、ミストの発生が避けられず、発生したミストが搬送経路の下流側において基板に再付着することによって処理の不均一やムラの原因となっていた。また、ミストの発生を抑えるために気体の圧力を小さくすると、今度は液切りが不十分となっていた。
さらに、エアナイフによる液切りでは、液切りされた薬液は搬送逆方向に吹き飛ばされるため、液切りされた薬液を回収することは容易ではなかった。
また、ノズルからの吸引による液切りでは、十分な吸引を行うことが難しいため、液切りが不十分となっていた。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、液切りにおいてミストを発生させることなく効率的な液切りを行うことのできる基板処理装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、基板を所定の方向に搬送し、前記基板に所定の液処理を施す基板処理装置であって、前記基板を搬送する搬送手段と、前記液処理後に液切りを行う液切り手段と、を備え、前記液切り手段が、硬質のローラーと、前記ローラーの中空部に連結された吸引手段と、を備え、前記ローラーが多孔を有する。
請求項2の発明は、請求項1記載の基板処理装置であって、前記ローラーが多孔質である。
請求項3の発明は、請求項1または2記載の基板処理装置であって、前記ローラーが多孔質セラミックスである。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記ローラーが、前記ローラーの表面から前記ローラーの中空部に貫通する複数の貫通孔を有する。
請求項5の発明は、請求項4記載の基板処理装置であって、前記貫通孔が、前記ローラーの外表面における法線方向に直線的に形成されている。
請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の基板処理装置であって、前記ローラーを前記基板の搬送方向とは逆方向に回転させる駆動手段、を備える。
請求項1記載の発明では、多孔を有するローラーで液を吸引することで液切りを行うため、液切りにおいてミストを発生させることなく効率的な液切りを行うことができる。また、吸引した液を散逸させることなく回収することができる。
請求項2または3記載の発明では、ローラーが多孔質であり、微細な多孔を有するローラーを得ることができるため、圧力損失を抑えることができる。
請求項4または5記載の発明では、ローラーが貫通孔を有するため、ローラー内で液が滞留せず、継続した吸引動作においても吸引率を維持することができる。
請求項6記載の発明では、ローラーが基板搬送方向とは逆方向に回転することによって、ローラーと液との接触面積が増加するため、効率的な液切りを行うことができる。
以下、本発明を液晶表示装置用ガラス基板のエッチング処理を行う基板処理装置に適用した場合を例として、図面を参照しつつ詳細に説明する。
〈1.基板処理装置〉
〔装置構成〕
図1は、本発明の実施の形態に係る基板処理装置の構成を示す側断面図である。この基板処理装置100は基板W(具体的には、液晶表示装置用の矩形ガラス基板)を水平搬送しながらエッチング処理を行うものであり、前工程より基板Wを受け入れる搬入部20と、基板Wにエッチング処理を施す処理部30と、基板W表面に残存したエッチング液を除去する液切り部40と、が一体に形成されている。また、エッチング液を貯留する受槽50が設けられている。
一体に形成された各構成部20、30、40の槽内部には複数の搬送ローラー1が水平に列設されており、各構成部20、30、40を横断する水平搬送路が形成されている。
さらに、各構成部20、30、40の槽壁には、搬送路上を搬送される基板Wが通過できるようにそれぞれ透孔11a、11b、11c、11dが設けられている。また、処理部30の槽壁に設けられた透孔11b、11cには、処理液の流出を防ぐための扉12a、12bが各々設けられている。
処理部30は、処理槽の上下に分かれて配設された複数のノズル31、32を備えている。
液切り部40は、ローラー2と、ローラー2の駆動源となるローラー駆動モーター3を備えている。
また、受槽50は、ポンプ9aが介挿された送液管51によってノズル31、32と連結されているとともに、廃液管52a、52b、52cによって各構成部20、30、40とに連結されている。また、ポンプ9bが介挿された回収管53によってローラー2と連結されている。
〔装置動作〕
次に基板処理装置100の動作について説明する。基板Wは、搬送ローラー1によって搬送されて、搬入部20、処理部30、液切り部40を順次通過しながら各処理を施される。すなわち、透孔11aから搬入部20に搬入された基板Wは、透孔11bを通過して処理部30に搬入される。このとき、透孔11bを覆う扉12aは一時的に開放されており、この透孔11bから処理部30内のエッチング液の一部が流出するが、この透孔11bの断面積は基板Wの通過に支障がない範囲で小さくされており、またエッチング液の液面と透孔11bとの高低差は比較的小さいものとされているため、透孔11bからのエッチング液の流出量は限定的である。処理部30で所定のエッチング処理を施された基板Wは、続いて透孔11cを通過して液切り部40に搬入される。このとき、透孔11cを覆う扉12bは一時的に開放されるが、入口側の透孔11bの場合と同様の理由で、この透孔11cからのエッチング液の流出も限定的である。液切り部40で所定の液切り処理が施されると、基板Wは透孔11dから搬出される。
ここで、処理部30におけるエッチング処理について説明する。なお、液切り部40における液切り処理においては後述する。
処理部30の槽内にはノズル31からエッチング液が供給されており、搬入された基板Wはここでエッチング液に浸漬される。エッチング液に浸されながら所定時間搬送路に沿って往復運動を行うことによって基板Wにエッチング処理が施される。浸漬処理に変えて、または加えて、ノズル32からエッチング液を基板Wの表面に直接に供給することによってエッチング処理が行われてもよい。
なお、エッチング液は受槽50内に貯留されており、ポンプ9aを駆動することによって送液管51を経てノズル31、32から噴出される。また、透孔11b、11cより溢流したエッチング液は、搬入部20及び液切り部40の底部から、廃液管52a、52bによって、受槽50に還流されることにより循環利用される。
〈2.液切り部40〉
次に、液切り部40についてさらに説明する。液切り部40は、ポンプ9bを介する回収管53に連結された回転自在の中空ローラー2、及びローラー駆動モーター3からなる液切り装置400を備えている。図2は、液切り装置400の構成を示す正面図である。図2には液切り装置400の他、搬送ローラー1と基板Wが示されている。なお、図2においてはローラー2として、後述の孔加工ローラー2bを採用した場合が例示されているが、後述の多孔質ローラー2aが採用されてもかまわない。
〔液切り装置400の構成〕
図2を参照しながら、液切り装置400の構成について説明する。ローラー2は、シリンダー状の中空構造を有しており、その両端が回収管53に連結されている。この回収管53はポンプ9bを介して受槽50に導かれている。ローラー2と回収管53との連結部には回転型シール7が取り付けられており、回収管53による負圧吸引力がローラー2の両端部から漏れないように密封されている。
ローラー2はその両端部に、外径が相対的に小さい部分を有している。以下において、この相対的に外径の小さい円筒部分を軸部21、相対的に外径の大きい円筒部分を吸引部20という。ただし、吸引部20の幅は、ほぼ基板Wの横幅の長さに相当する。
ローラー2は、軸部21において軸受4によって回動可能に軸支されている。また、ローラー2にはローラー駆動モーター3が取り付けられている。これによってローラー2は、ローラー回転軸60を中心とした回転が可能となっている。
〔ローラー2と搬送ローラー1との位置関係〕
ローラー2は、図2に示すように、ローラー回転軸60の方向が基板Wの搬送方向と直交するように、搬送ローラー1の形成する搬送路上に略水平に配置される。
さらに、軸受4は、吸引部20の表面(外周面)と基板Wとが非接触となる所定の位置関係にローラー2を軸支する。すなわち、吸引部20の外表面と基板Wの表面との距離dが、0よりも大きな所定の値となるようにローラー2は配置される。
〈3.ローラー2〉
〔材質〕
先述の通り、ローラー2は中空構造を有している。このローラー2は、後述のようなローラー2の通常の使用態様に際して、その形や状態をほとんど変えることがないような硬質の材質で形成されている。なお、本明細書において、「硬質」とは、ローラー2の通常の使用態様において、ローラー2が変形しない程度の硬度を有するこという。
〔多孔P〕
ローラー2は、図2に示すように、その吸引部20の表面に一様に分布した多孔Pを有している。ただし、図2〜5に示されている多孔Pは説明のために強調して示されたものであり、実際にはもっと細かな径を有する小孔の集合である。
多孔Pは次の2つの方法のいずれかから得ることができる。図3には、各々から得られたローラー2a、2bが示されている。
(1)材料に由来する多孔Pを有するローラー2a
多孔構造を得る第1の方法は、多孔質材料を用いて吸引部20を形成することによって多孔Pを得るものである。つまりこの場合、ローラー2の有する多孔Pは、多孔質材料自体が有する孔である。図3(a)には、吸引部20が多孔質材料を用いて形成されたローラー2aが示されている。なお、以下においてこのようなローラー2aを特に多孔質ローラー2aという。
ここでは、多孔質材料の中でも、圧力損失を抑えつつ材質の内部に液体を通過させることのできるものを採用することが望ましい。さらに、ポンプ9bの吸引力や吸引される液の種類などに応じて適切な多孔Pを有する材質が選択される。例えば、多孔質セラミックス(例えば、多孔質アルミナ)や、発泡プラスチック(例えば、多孔質化された超高分子ポリエチレン)が採用される。
このような多孔質材料を、円筒状に成型することによって吸引部20を構成することができる。なお、吸引部20の外径と内径の差、すなわち肉厚は、採用された多孔質材料の孔径や開孔率、また、ポンプ9bの吸引力などに応じて適切に設定する。
なお、軸部21と吸引部20とを同一の多孔質材料を用いて一体的に成型した場合、軸部21についてはシールを装着するなどして多孔を塞いでおけば、余分な圧力損失が生じない。なお、吸引部20とは独立に、多孔質材料ではない材質で軸部21を成型した後に、吸引部20と接合してもよい。
(2)機械加工による多孔Pを有するローラー2b
多孔構造を得る第2の方法は、打ち抜き加工などによって複数の孔を形成することによって多孔Pを得るものである。つまりこの場合、ローラー2の有する多孔Pは、打ち抜き加工などによって形成された孔である。図3(b)には、吸引部20に孔加工が施されたローラー2bが示されている。また、図4には、ローラー2bの断面図が示されている。なお、以下においてこのようなローラー2bを特に孔加工ローラー2bという。
ここでは、孔加工が施される材料の材質として、多孔質以外が選択されてもよいし、多孔質が選択されてもよい。例えば、超高分子ポリエチレンが採用される。
孔加工は、例えば、吸引部20の肉厚に応じた厚みの超高分子ポリエチレン板に、パンチングメタルなどによって所定の貫通孔を複数個形成することによってなされる。ここで形成される孔のパターン及び孔径はポンプ9bの吸引力や吸引される液の種類などに応じて規定される。ただし、ローラー2bの中空部をその両端からポンプ9bによって負圧した場合に、中空部が均一に負圧される程度に小さな孔径であるとする。例えば、1平方センチメートルあたりに、7個ないし8個の孔径1ミリメートルの孔を、等ピッチで形成すればよい。また、吸引部20における相対位置に応じて多孔Pの孔径を変化させてもよい。
このような孔加工された板を、円筒状に成型することによって吸引部20を構成することができる。なお、打ち抜き加工によって得られた多孔Pは、ローラー2bにおいては、吸引部20の表面から中空部に向けての法線方向に貫通する直線的な孔となる(図4、5参照)。
なお、全面的に孔加工された板を用いて、軸部21と吸引部20とを一体的に成型した場合、軸部21部分についてはシールを装着するなどして孔を塞いでおけば、余分な圧力損失が生じない。なお、吸引部20とは独立に、孔加工されていない板から軸部21を成型しておき、各軸部21及び吸引部20を接合してもよい。
〈4.各実施の形態における液切り装置400の動作〉
次に、図2及び図5を参照しながら、各実施の形態における液切り装置400の動作について説明する。図5は、液切り動作中のローラー2及び基板Wを示す側断面図である。なお図5においてはローラー2として、孔加工ローラー2bを採用した場合が例示されているが、多孔質ローラー2aが採用されている場合も同様である。
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態における液切り装置400は、ローラー2として多孔質ローラー2aを備えている。
搬送ローラー1によって液切り部40に搬入された基板Wがローラー2aの位置に達するとき、ローラー2aの中空部にはポンプ9bによって負圧がかけられている。すなわち、多孔Pには内向きの吸引力が生じている。
ここで、ローラー2aは基板Wの搬送方向に対して逆方向S2に回転されているため、基板W上に残存して処理部30より持ち出されたエッチング液Lは、ローラー2aの外周面のうち基板Wの搬送上流側に向かう面(図5では左側の面)に沿って巻き上げられることになる。その結果、エッチング液Lの液層はローラー2aの外周面に沿って立ち上がった状態となり、その粘性によってローラー2aの表面に沿って広がった層となる。
したがって、多孔Pを通じて負圧による吸引を行ったときに、多孔Pのうちその時点で基板Wに対向している下側部分だけでなく、エッチング液Lの立ち上がり部分の液層に接触している部分もまた液吸引に寄与することになり、これらの多孔部分Paから、エッチング液が高速かつ確実にローラー2aの内部に吸引される。この作用原理においては気体の吹きつけなどを行っていないため、ミストの発生も防止される。
もっとも、このようにローラー2aを強制回転させない場合でも、基板Wの搬送に伴う慣性によって、エッチング液Lの液層はローラー2aの外周面に沿ってある程度は立ち上がることになる。したがって、図1及び図2のようにローラー駆動モーター3を設けてローラー2aを強制回転させることが好ましいが、モーター3を省略することもこの発明の範囲に含まれる。これらの事情は、後記の第2の実施形態においても同様である。
多孔部分Paより吸引されたエッチング液Lは、ポンプ9bの吸引力によって、吸引部20の両端から回収管53を通じて受槽50に導かれる。これによって、基板W上に残存して処理部30より持ち出されたエッチング液Lが、基板処理装置100の外部に散逸することを防ぐことができる。以上が第1の実施の形態における液切り装置400の動作である。
第1の実施の形態においては、ローラー2aは硬質の材料で形成されているため、中空部が負圧されてもその形状が変わることはなく、多孔Pが変形することもない。また、回転駆動されることによってその形状が変わることもない。このため、基板Wの全体にわたって均一な吸引力を安定して得ることができる。
また、多孔質ローラー2aにおいては、開口率に対する孔径が比較的小さいため、多孔Pのうち、エッチング液Lの液層が乗らない多孔部分Pbに起因する圧力損失を小さくすることができる。
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態における液切り装置400は、ローラー2として孔加工ローラー2bを備えている。この第2の実施の形態における液切り装置400の動作は、第1の実施の形態における液切り装置400の動作と同様である。
第2の実施の形態においては、第1の実施の形態と同様、ローラー2bは硬質の材料で形成されているため、中空部が負圧されてもその形状が変わることはなく、多孔Pが変形することもない。また、回転駆動されることによってその形状が変わることもない。このため、基板Wの全体にわたって均一な吸引力を安定して得ることができる。
また、孔加工ローラー2bにおいては、開口率に対する孔径が比較的大きいため、多孔P内部に吸引したエッチング液Lがローラー2bの肉厚部分に滞留しにくい。このため、吸引を続けても多孔Pが詰まりにくい。つまり吸引力を低下させることなく連続した吸引動作を行うことができる。さらに、多孔が単純な形状であるために、吸引において静電気も発生しにくい。
上記実施の形態では、エッチング処理後の基板上に残存したエッチング液の液切り処理を行っているが、同様に、現像液、剥離液、洗浄液などの液切り処理を行うこともできる。この場合、液切り処理を行う処理液の粘性が高い場合ほど、ローラー2を回転させることで得られる液切りの効率化の効果がより大きいものとなる。
本発明の実施の形態に係る基板処理装置の構成を示す側断面図である。 液切り部40の構成を示す正面図である。 ローラー2を示す図である。 孔加工ローラー2bを示す断面図である。 ローラー2及び基板Wを示す側断面図である。
符号の説明
1 搬送ローラー
2 ローラー
2a 多孔質ローラー
2b 孔加工ローラー
3 ローラー駆動モーター
9a、9b ポンプ
20 吸引部
21 軸部
22 シール部
40 液切り部
50 受槽
53 回収管
60 ローラー回転軸
100 基板処理装置
400 液切り装置
P 多孔
W 基板
S1 基板の搬送方向
S2 ローラーの回転方向

Claims (6)

  1. 基板を所定の方向に搬送し、前記基板に所定の液処理を施す基板処理装置であって、
    前記基板を搬送する搬送手段と、
    前記液処理後に液切りを行う液切り手段と、
    を備え、
    前記液切り手段が、
    硬質のローラーと、
    前記ローラーの中空部に連結された吸引手段と、
    を備え、
    前記ローラーが多孔を有することを特徴とする基板処理装置。
  2. 請求項1記載の基板処理装置であって、
    前記ローラーが多孔質であることを特徴とする基板処理装置。
  3. 請求項1または2記載の基板処理装置であって、
    前記ローラーが多孔質セラミックスであることを特徴とする基板処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記ローラーが、前記ローラーの表面から前記ローラーの中空部に貫通する複数の貫通孔を有することを特徴とする基板処理装置。
  5. 請求項4記載の基板処理装置であって、
    前記貫通孔が、前記ローラーの外表面における法線方向に直線的に形成されていることを特徴とする基板処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の基板処理装置であって、
    前記ローラーを前記基板の搬送方向とは逆方向に回転させる駆動手段、
    を備えることを特徴とする基板処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008305910A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Hitachi Zosen Corp 導電性金属酸化物薄膜の除去方法及び装置
KR101563229B1 (ko) 2015-03-04 2015-10-26 김종학 인쇄회로기판의 습식 에칭 공정에서 기판 위의 퍼들링 제거를 위한 흡입 롤러 장치
JP2017074579A (ja) * 2015-10-13 2017-04-20 陽程科技股▲ふん▼有限公司 シート材表面処理方法及びシート材表面処理構造
KR102018271B1 (ko) * 2018-08-09 2019-09-05 (주)한빛테크놀로지 균일한 에칭 환경 조성을 위한 에칭 장치

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