JP4905686B2 - 基材処理装置 - Google Patents
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Description
このため、各メッキ槽は、それぞれ上記開口の周囲に、上記メッキ液の流出を抑制するシール機構を設けて、製造ラインに沿って配設される必要があり、このシール機構としては、一般的に、特許文献1に示すように、上記開口の周囲において基材を挟持する一対のシールローラを備えたものが知られている。
この一対のシールローラは、上記開口を封じるように配設されることによって、基材を挟持しつつ上記メッキ液の流出を抑制することができる。
ここで、処理液を噴出させる液体噴出ノズルとは、処理槽内に収容されている処理液と濃度が異なる処理液を噴出させる液体噴出ノズルであってもよく、少なくとも処理槽内に収容されている処理液と同一組成の処理液を噴出させる液体噴出ノズルであることを意味するものである。
その結果、基材に対するシールローラの密着による異物の転写を防止でき、処理液によって処理した基材に欠陥が生じることを防止できる。
さらには、液体噴出ノズルは、処理液を噴出するため、処理槽内に組成の異なる液体が流入し、基材の処理に際して悪影響を与えることを防止できる。
第1の実施形態におけるシール機構2は、スリット10の両側に、それぞれ端部側壁1bに近接して設けられた液体噴出ノズル20と、この液体噴出ノズル20の下流側における基材wを間に挟む両側に、それぞれラビリンスが形成されている。
これは、上述のようにメッキ液の流出圧力がスリット10の上部において小さく、スリット10の下部において大きくなるため、スリット10の上部よりも下部からのメッキ液の流出量が著しく多くなる。これによって、基材wの上部よりも下部の方が液圧によって搬送姿勢が支持されるため、基材wの上部の方が左右の振れが大きくて、スリット10や対向面200に接触して傷付く恐れがある。それ故に、スリット10の開口幅及び間隔L4を漸次下方に向けて小さくして、基材wの上部が傷付くのを防止するとともに、スリット10の下部からのメッキ液の流出を防止して、多量のメッキ液の流出を阻止するためである。
る水頭圧を10cm以上であってかつ3m以下、より好ましくは30cm以上であってかつ1m以下とするように設置されている。これは、水頭圧が10cm未満であると、充分なシール作用が得られず、3mを超えると、液体噴出ノズル20によるメッキ液の流出量が増加してしまうためである。
これにより、液体噴出ノズル20によって、ヘッドタンク23からの自然流下による噴出圧力が一定のメッキ液が噴出口20aから噴出され、特に、上部の噴出口20aよりも下部の噴出口20aから圧力の高いメッキ液が噴出され、スリット10の下部から流出する高圧のメッキ液をもメッキ槽1内に向けて押圧するようになっている。
また、突起部21aは、基材wとの間に一定の隙間(本実施形態においては2mm)を介して配設されており、突起部21aと基材wとの間には、基材wの表面に沿って流出するメッキ液の流出路が形成されている。これにより、上記滞留部21bは、流出路に連通して形成され、流出路に沿って流出するメッキ液を滞留させるようになっている。
次いで、シール機構2の第2の実施形態について、図4及び図5を用いて、説明する。
なお、第1の実施形態におけるシール機構2と同一のものについては、同一の符号を用いることにより、説明を省略するものとする。
一方、基材wの搬送方向に沿って配設された流入槽4の外壁の上端は、仕切壁44及び上記搬送方向に直交する方向に向けて配設された外壁の上端に対応して形成されており、漸次、下流側に向けて低くなるように傾斜して形成されている。
まず、基材wは、メッキ装置の上流側及び下流側の外部にそれぞれ配設された電極によって、スパッタ層が通電された状態で、順次、回収槽22のスリット27aを通過し、両側方に設けられたラビリンス間を移動した後に、両側方に設けられた一対の液体噴出ノズル20の間を移動し、一方の端部側壁1bに形成されたスリット10からメッキ槽1内に搬送される。
基材wは、スパッタ層が通電している状態で、順次、回収槽22のスリット27aを通過し、流入槽4内のスリット45間を移動した後に、両側方に設けられた一対の液体噴出ノズル20の間を移動し、一方の端部側壁1bに形成されたスリット10からメッキ槽1内に搬送される。
他方、流入槽4から流出したメッキ液は、排出口22aから排出管25を通じて循環液貯留槽3に排出される。
他方、流入槽4から流出したメッキ液は、排出口22aから排出管25を通じて循環液貯留槽3に排出される。
1b 端部側壁(対向側面)
2 シール機構
10 スリット(開口)
20 液体噴出ノズル
Claims (8)
- 内部に処理液が収容された処理槽を有し、上記処理槽の対向側面に、それぞれ帯幅方向が上下方向に向けて配設されて搬送される帯状の基材を通過させる細長状の開口が形成され、上記開口の周囲にそれぞれ上記処理液の流出を抑制するシール機構が備えられた基材処理装置であって、
上記シール機構は、上記開口を通過する上記基材の搬送方向に交差する方向に向けて上記処理液を噴出させることにより、当該処理液によって上記開口から流出する上記処理液を上記処理槽内に向けて押圧する液体噴出ノズルを有するとともに、上記液体噴出ノズルは、噴出圧力がヘッド圧によって一定に保たれていることを特徴とする基材処理装置。 - 上記対向側面の外部には、当該対向側面を一側面として上記開口を囲繞し、当該開口から流出した上記処理液を回収する有底筒状の回収槽が設けられ、
上記液体噴出ノズルは、上記回収槽内であって、かつ上記開口を間に挟む両側にそれぞれ設けられるととともに、各々が上記開口を通過する上記基材の搬送方向に交差する方向に向けて上記処理液を噴出するように配設されていることを特徴する請求項1に記載の基材処理装置。 - 上記シール機構は、上記回収槽内における上記液体噴出ノズルの下流側であって、上記基材を間に挟む両側に、それぞれ上記基材の表面に沿って上記処理液の流出路を形成するとともに、上記流出路に連通した上記処理液の複数の滞留部を形成し、上記処理液の流速を低下させるラビリンスが形成されていることを特徴とする請求項2に記載の基材処理装置。
- 上記シール機構は、上記回収槽内における上記液体噴出ノズルの下流側に、上記処理液が貯留可能な大気開放型の流入槽が配設され、
上記流入槽は、槽内に上記基材の搬送方向に交差する方向に向けて複数枚の仕切壁が上記搬送方向に沿って配設されることによって、上記槽内が複数の区画槽に区切られるとともに、上記仕切壁が下流側に向けて、漸次、低く形成され、上記開口に対応して上記基材が通過する開口が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の基材処理装置。 - 上記液体噴出ノズルは、上記基材側の対向面に上記処理液を噴出する上記噴出口が上下方向に向けて細長状に形成されるとともに、上記対向面が上記基材と0.1mm以上であって、2.5mm以下の間隔を保つように配設されていることを特徴とする請求項2に記載の基材処理装置。
- 上記液体噴出ノズルは、上記対向面の上記処理槽側の内方端部から上記噴出口までの面幅L1よりも、上記対向面の上記処理槽と反対側の外方端部から上記噴出口までの面幅L2が大きくなるように形成されるとともに、上記面幅L1及びL2が5mm≦L1≦50mmであって、15mm≦L2≦80mmであることを特徴とする請求項5に記載の基材処理装置。
- 上記処理槽は、大気開放型であるとともに、上記噴出口は、上記開口の上端に対応する位置から下方に向けて、上記開口の全長の1/20以上であって、1/2以下の長さに形成されていることを特徴とする請求項5又は6に記載の基材処理装置。
- 上記処理槽は、大気開放型であるとともに、上記噴出ノズルは、その対向面と上記基材との間隔が漸次下方に向けて狭くなるように配設されていることを特徴とする請求項5ないし7のいずれか一項に記載の基材処理装置。
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