JP4894028B2 - 鍵盤蓋の開閉装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ピアノやオルガンなどの鍵盤楽器に用いられる鍵盤蓋の開閉装置に関する。
従来、鍵盤楽器においては、特許文献1に記載されているように、楽器ケースに鍵盤蓋を蝶番によって開閉可能に取り付けた構造のものが知られている。この鍵盤蓋の開閉装置は、蝶番の一対のヒンジ片を回動可能に連結する連結軸の両端部のうち、一端部に一方のヒンジ片に当接する第1当接部をU字状に折り曲げて設けると共に、他端部に他方のヒンジ片に当接する第2当接部をU字状に逆向きに折り曲げて設けることにより、鍵盤蓋を閉じる際に、第1、第2の各当接部が両側の各ヒンジ片にそれぞれ当接して連結軸を中心に回動するため、この回動に伴って連結軸がねじれ、この連結軸のねじれに応じて鍵盤蓋に負荷を付与するように構成されている。
特開2003−263151号公報
しかしながら、このような従来の鍵盤蓋の開閉装置では、鍵盤蓋を閉じる際に蝶番の連結軸が徐々にねじれ、鍵盤蓋を開く際に連結軸のねじれが徐々に開放される構成であるから、鍵盤蓋を閉じるときに鍵盤蓋に負荷を与えて鍵盤蓋がゆっくり閉じるように制動することができても、鍵盤蓋を開くときには鍵盤蓋に対する負荷が徐々に軽減されるだけで、鍵盤蓋がゆっくり開くように制動することができないという問題がある。
この発明が解決しようとする課題は、鍵盤蓋を閉じる際においても、また鍵盤蓋を開く際においても、鍵盤蓋の開閉動作に応じて鍵盤蓋の回動動作を確実に且つ良好に制動して鍵盤蓋を安全に開閉することができる鍵盤蓋の開閉装置を提供することである。
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。
請求項1に記載の発明は、鍵盤部を備えた楽器ケースに回動可能に取り付けられて前記鍵盤部を開閉自在に覆う鍵盤蓋の開閉装置において、前記鍵盤蓋に対して常に一定の負荷を与えて前記鍵盤蓋の回動動作を制動する第1のダンパ部材と、前記鍵盤蓋に負荷を付与するためのねじりコイルばねと、
前記鍵盤蓋の開動作および閉動作に応じて前記ねじりコイルばねの弾性変形を次第に増大させるばね規制部材と、を備え、
前記ばね規制部材は、
前記楽器ケースに設けられた固定部材と、この固定部材に回転可能に設けられて前記ねじりコイルばねが取り付けられる回転支持軸と、この回転支持軸に一体的に取り付けられて前記鍵盤蓋が設けられるアーム部材と、前記回転支持軸に回転可能に取り付けられて前記アーム部材と連動して回転するばね制御部材と、を有し、
さらに、前記固定部材は、前記ねじりコイルばねの一端部が接離可能に弾接して前記一端部の一方側への弾性変位を規制する第1固定片と、前記ねじりコイルばねの他端部が接離可能に弾接して前記他端部の他方側への弾性変位を規制する第2固定片とを備えるとともに、
前記ばね制御部材は、前記ねじりコイルばねの前記一端部を前記鍵盤蓋の開閉動作に応じて前記第1固定片から離れる方向に向けて弾性変位させる第1可動片と、前記ねじりコイルばねの前記他端部を前記鍵盤蓋の開閉動作に応じて前記第2固定片から離れる方向に向けて弾性変位させる第2可動片とを備えていることを特徴とする鍵盤蓋の開閉装置である。
請求項に記載の発明は、前記ばね規制部材が、前記鍵盤蓋が完全に閉じた状態から前記鍵盤蓋が完全に開いた状態までの途中の状態で、前記ねじりコイルばねが初期状態に戻るニュートラル領域と、このニュートラル領域を境にして前記鍵盤蓋が閉じる際における前記鍵盤蓋の閉動作に応じて前記ねじりコイルばねの弾性変形を増大させる第1ばね変形領域と、前記ニュートラル領域を境にして前記鍵盤蓋が開く際における前記鍵盤蓋の開動作に応じて前記ねじりコイルばねの弾性変形を増大させる第2ばね変形領域とを有し、前記鍵盤蓋の開閉動作に応じて、前記ニュートラル領域、前記第1ばね変形領域、前記第2ばね変形領域のいずれかに切り替えることを特徴とする請求項に記載の鍵盤蓋の開閉装置である。
請求項に記載の発明は、前記ばね規制部材が、前記ニュートラル領域の状態のときに、前記ねじりコイルばねの前記一端部を前記第1固定片に弾接させて位置規制すると共に、前記ねじりコイルばねの前記他端部を前記第2固定片に弾接させて位置規制することにより、前記ねじりコイルばねを前記初期状態にし、前記第1ばね変形領域の状態のときに、前記ねじりコイルばねの前記一端部を前記第1固定片に弾接させて位置規制した状態で、前記ねじりコイルばねの前記他端部を前記第2可動片が前記第2固定片から離れる方向に向けて弾性変位させることにより、前記ねじりコイルばねの弾性変形を増大させ、前記第2ばね変形領域の状態のときに、前記ねじりコイルばねの前記他端部を前記第2固定片に弾接させて位置規制した状態で、前記ねじりコイルばねの前記一端部を前記第1可動片が前記第1固定片から離れる方向に向けて弾性変位させることにより、前記ねじりコイルばねの弾性変形を増大させることを特徴とする請求項に記載の鍵盤蓋の開閉装置である。
請求項に記載の発明は、前記鍵盤蓋の開閉動作時において前記ばね規制部材が前記第1ばね変形領域および前記第2ばね変形領域の各状態であるときに、前記アーム部材と前記ばね制御部材とを連動させ、且つ前記ばね規制部材が前記ニュートラル領域の状態のときに、前記アーム部材と前記ばね制御部材との連動を一旦解除する間欠連動部を備えていることを特徴とする2又は請求項3に記載の鍵盤蓋の開閉装置である。
請求項に記載の発明は、前記第1のダンパ部材は、前記鍵盤蓋に対して常に一定の負荷を付与するためのロータリーダンパを備えていることを特徴とする請求項1〜請求項のいずれかに記載の鍵盤蓋の開閉装置である。
この発明によれば、鍵盤蓋を閉じる際に、第1のダンパ部材と第2のダンパ部材とによって鍵盤蓋の回動動作を制動して、鍵盤蓋の閉動作を遅くすることができる。また、鍵盤蓋を開く際には、第1のダンパ部材と第2のダンパ部材とによって鍵盤蓋の回動動作を制動して、鍵盤蓋の開動作を遅くすることができる。このため、鍵盤蓋を閉じる際においても、また鍵盤蓋を開く際においても、鍵盤蓋の開閉動作に応じて鍵盤蓋の回動動作を確実に且つ良好に制動することができ、これにより鍵盤蓋を安全に開閉することができる。
この発明を適用した鍵盤楽器の一実施形態において鍵盤蓋を閉じた状態を示した要部の断面図である。 図1の鍵盤楽器において鍵盤蓋を開いた状態を示した要部の断面図である。 図1および図2の鍵盤楽器において第1のダンパ部材の動作状態を示した要部の拡大断面図である。 図1および図2の鍵盤楽器において第2のダンパ部材の動作状態を示した要部の拡大断面図である。 図4の第2のダンパ部材を分解して示した拡大図である。 図1の状態における第1のダンパ部材を示した要部の拡大断面図である。 図1の状態における第2のダンパ部材を示した要部の拡大断面図である。 図4における第2のダンパ部材のニュートラル領域において鍵盤蓋が開く方向に回動する状態を示した要部の拡大図である。 図8のニュートラル領域において鍵盤蓋が更に開く方向に回動してアーム部材とばね制御部材とが連動を開始する状態を示した要部の拡大図である。 図2の状態における第1のダンパ部材を示した要部の拡大断面図である。 図2の状態における第2のダンパ部材を示した要部の拡大断面図である。
以下、図1〜図11を参照して、この発明を鍵盤楽器に適用した一実施形態について説明する。
この鍵盤楽器は、図1および図2に示すように、楽器ケース1を備えている。この楽器ケース1は、脚部を兼ねる一対の側板2と、この一対の側板2間における上部側に設けられた底板3と、この底板3の前端部(図1では左端部)上に設けられた前板4と、底板3の後端部(図1では右端部)上に設けられた背板5とを備えている。
この楽器ケース1の内部には、図1および図2に示すように、鍵盤部6が設けられている。この鍵盤部6は、白鍵7aおよび黒鍵7bを備え、これら白鍵7aおよび黒鍵7bが鍵盤シャーシ(図示せず)上に上下方向に回動可能に取り付けられた状態で多数配列された構成になっている。
また、この楽器ケース1の上部には、図1および図2に示すように、鍵盤蓋8が開閉装置10によって開閉可能に設けられている。この鍵盤蓋8は、開閉装置10によって上下方向に回動し、閉じたときに楽器ケース1上に配置されて鍵盤部6を覆い隠し、開いたときに楽器ケース1の後方(図2では右側)に少し傾いた状態で起立して鍵盤部6を露出させるように構成されている。
この鍵盤蓋8の開閉装置10は、図1〜図4に示すように、楽器ケース1内の後部側に位置する一対の側板2間に回転可能に設けられた回転支持軸11と、この回転支持軸11に一体的に取り付けられたアーム部材12とを備え、このアーム部材12が鍵盤蓋8の下面に取り付けられた構成になっている。これにより、鍵盤蓋8は、アーム部材12が取り付けられた回転支持軸11を中心に、その回転支持軸11およびアーム部材12と共に上下方向に回動するように構成されている。
また、この開閉装置10は、図1〜図4に示すように、鍵盤蓋8に対して常に一定の負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動する第1のダンパ部材13と、鍵盤蓋8の閉動作に応じて鍵盤蓋8に負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動し、且つ鍵盤蓋8の開動作に応じて鍵盤蓋8に負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動する第2のダンパ部材14と、を備えている。
第1のダンパ部材13は、図3に示すように、鍵盤蓋8に対して常に一定の負荷を与えためのロータリーダンパ15と、回転支持軸11に設けられて鍵盤蓋8と共に回転するほぼ扇形状のダンパ歯車16とを備えている。ロータリーダンパ15は、一対の側板2の内面に固定されたダンパ本体15aと、このダンパ本体15a内に回転可能に設けられて常に一定の負荷が付与されるダンパ軸15bと、このダンパ軸15bがダンパ本体15aから突出した端部に設けられた小歯車であるピニオン15cとを備えている。
ダンパ歯車16は、図3、図6および図10に示すように、ピニオン15cよりも十分に大きい径の歯車であり、全体がほぼ扇形状に形成され、その要となる部分が回転支持軸11に一体的に設けられ、この状態で鍵盤蓋8およびアーム部材12と共に回転するように構成されている。このダンパ歯車16の外周縁部には、ロータリーダンパ15のピニオン15cが噛み合う歯部16aが設けられている。
これにより、ロータリーダンパ15は、図3、図6および図10に示すように、鍵盤蓋8を開閉操作すると、その鍵盤蓋8の回動動作に伴ってアーム部材12および回転支持軸11が回転し、この回転支持軸11の回転に応じてダンパ歯車16が回転し、このダンパ歯車16の歯部16aに噛み合ってダンパ軸15bのピニオン15cが回転する際に、ダンパ軸15bに一定の負荷が付与されていることにより、鍵盤蓋8の回動動作に一定の負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動するように構成されている。
一方、第2のダンパ部材14は、図4および図5に示すように、鍵盤蓋8に負荷を付与するためのばね部材であるねじりコイルばね17と、鍵盤蓋8の閉動作に応じてねじりコイルばね17の弾性変形を次第に増大させ、且つ鍵盤蓋8の開動作に応じてねじりコイルばね17の弾性変形を次第に増大させるばね規制部材18と、を備えている。
ねじりコイルばね17は、図4および図5に示すように、コイル状のばね本体部が回転支持軸11に取り付けられると共に、このばね本体部の両端部17a、17bがほぼ90度の角度で開いた状態でばね本体部の外周側に向けて延出された構成になっている。これにより、ねじりコイルばね17は、ばね本体部の両端部17a、17bが互いに離れる方向、または互いに接近する方向に弾性変位することにより、ばね本体部が弾力的にねじれて弾性変形するように構成されている。
ばね規制部材18は、図4、図8、図9に示すように、鍵盤蓋8が完全に閉じた状態から鍵盤蓋8が完全に開いた状態までの途中の状態で、ねじりコイルばね17が初期状態に戻るニュートラル領域Aと、図7に示すように、ニュートラル領域Aを境にして鍵盤蓋8が閉じる際における鍵盤蓋8の閉動作に応じてねじりコイルばね17の弾性変形を増大させる第1ばね変形領域Bとを有している。
また、このばね規制部材18は、図11に示すように、ニュートラル領域Aを境にして鍵盤蓋8が開く際における鍵盤蓋8の開動作に応じてねじりコイルばね17の弾性変形を増大させる第2ばね変形領域Cを更に有している。これにより、ばね規制部材18は、鍵盤蓋8の開閉動作に応じて、ニュートラル領域A、第1ばね変形領域B、第2ばね変形領域Cのいずれかに切り替えるように構成されている。
すなわち、このばね規制部材18を構成する要素は、図4および図5に示すように、楽器ケース1に設けられた固定部材20と、この固定部材20に回転可能に支持されてねじりコイルばね17が取り付けられる回転支持軸11と、この回転支持軸11に取り付けられて鍵盤蓋8が設けられるアーム部材12と、回転支持軸11に回転可能に取り付けられてアーム部材12とほぼ連動して回転するばね制御部材21と、このばね制御部材21をアーム部材12の回転と共に間欠的に連動させる間欠連動部22とを備えている。
この場合、固定部材20は、図4、図5および図7に示すように、楽器ケース1内における底板3の後部上(図7では右側部上)に固定され、その上部が楽器ケース1の前側(図7では左側)に向けて突出した構成になっている。この固定部材20における上部の突出した先端部(図5では左端部)には、第1固定片20aと第2固定片20bとが設けられている。
第1固定片20aは、図4および図5に示すように、固定部材20の突出した先端部に約45度の角度で斜め上側に向けて突出して設けられ、ねじりコイルばね17の一端部17aが反時計回り方向(図4では上側)から弾接し、ねじりコイルばね17の一端部17aが反時計回り方向(図4では下側)に向けて弾性変位するのを阻止するように構成されている。
また、第2固定片20bは、図4および図5に示すように、固定部材20の突出した先端部に約45度の角度で斜め下側に向けて突出して設けられ、ねじりコイルばね17の他端部17bが時計回り方向(図4では右斜め下側)から弾接し、ねじりコイルばね17の他端部17bが時計回り方向(図4では左斜め上側)に向けて弾性変位するのを阻止するように構成されている。
これにより、固定部材20の第1固定片20aと第2固定片20bとは、図4および図5に示すように、その開き角度が約90度の角度に開き、この開き角度に対向する角度(約270度の角度)がねじりコイルばね17の両端部17a、17bの可動範囲で、この可動範囲内でねじりコイルばね17の両端部17a、17bを弾性変位させるように構成されている。
一方、ばね制御部材21は、図4および図5に示すように、全体がほぼコ字形状に形成され、その中間部が回転支持軸11に回転自在に取り付けられている。このばね制御部材21には、第1可動片21aと第2可動片21bとが設けられている。第1可動片21aは、図4に示すように、ばね制御部材21の上部側に設けられて、ねじりコイルばね17の一端部17aに時計回り方向(図4では左下側)から弾接し、ねじりコイルばね17の一端部17aを第1固定片20aから離れる時計回り方向(図4では右斜め上方)に向けて弾性変位させるように構成されている。
第2可動片21bは、図4に示すように、ばね制御部材21の下部側に設けられて、ねじりコイルばね17の他端部17bに反時計回り方向(図4では左上側)から弾接して、ねじりコイルばね17の他端部17bを第2固定片20bから離れる反時計回り方向(図4では右斜め下側)に向けて弾性変位させるように構成されている。このばね制御部材21の第1可動片21aと第2可動片21bとは、図4に示すように、第1固定片20aと第2固定片20bとの開き角度とほぼ同じ角度つまり約90度の角度に開き、この状態で回転支持軸11を中心にアーム部材12と共に間欠的に連動して回動するように構成されている。
また、このばね規制部材18は、図4に示すように、ニュートラル領域Aの状態のときに、ねじりコイルばね17の一端部17aが第1固定片20aに弾接して位置規制された状態で、このねじりコイルばね17の一端部17aに第1可動片21aが弾接すると共に、ねじりコイルばね17の他端部17bが第2固定片20bに弾接して位置規制された状態で、このねじりコイルばね17の他端部17bに第2可動片21bが弾接することにより、ねじりコイルばね17が初期状態になるように構成されている。
また、このばね規制部材18は、第1ばね変形領域Bの状態のときに、図7に示すように、ねじりコイルばね17の一端部17aが固定部材20の第1固定片20aに弾接して位置規制された状態で、ねじりコイルばね17の他端部17bをばね制御部材21の第2可動片21bが第2固定片20bから離れる方向、つまり反時計回り方向に向けて弾性変位させることにより、ねじりコイルばね17を弾性変形させると共に、ねじりコイルばね17の弾性変形を増大させて、鍵盤蓋8に負荷を付与するように構成されている。
さらに、このばね規制部材18は、第2ばね変形領域Cの状態のときに、図11に示すように、ねじりコイルばね17の他端部17bが固定部材20の第2固定片20bに弾接して位置規制された状態で、ねじりコイルばね17の一端部17aをばね制御部材21の第1可動片21aが第1固定片20aから離れる方向、つまり時計回り方向に向けて弾性変位させることにより、ねじりコイルばね17を弾性変形させると共に、ねじりコイルばね17の弾性変形を増大させて、鍵盤蓋8に負荷を付与するように構成されている。
ところで、アーム部材12とばね制御部材21とを間欠的に連動させる間欠連動部22は、ばね規制部材18がニュートラル領域Aの状態のときに、図4、図8および図9に示すように、アーム部材12とばね制御部材21との連動を一旦解除し、ばね規制部材18が第1ばね変形領域Bの状態のときに、図7に示すように、アーム部材12とばね制御部材21とを連動させると共に、ばね規制部材18が第2ばね変形領域Cの状態のときに、図11に示すように、アーム部材12とばね制御部材21とを連動させるように構成されている。
すなわち、この間欠連動部22は、ばね制御部材21の第1可動片21aと第2可動片21bとの間に位置するアーム部材12の箇所に設けられて、第1可動片21aと第2可動片21bとのいずれかに当接する当接部である。この間欠連動部22は、図4、図8、図9に示すように、ばね規制部材18がニュートラル領域Aの状態のときに、第1可動片21aと第2可動片21bとの間を移動することにより、アーム部材12とばね制御部材21との連動を解除するように構成されている。
また、この間欠連動部22は、図7に示すように、ばね規制部材18が第1ばね変形領域Bの状態のときに、第2可動片21bに当接して、この第2可動片21bを第2固定片20bから離れる反時計回り方向に移動させると共に、図11に示すように、ばね規制部材18が第2ばね変形領域Cの状態のときに、第1可動片21aに当接して、この第1可動片21aを第1固定片20aから離れる時計回り方向に移動させるように構成されている。
次に、このような鍵盤楽器の鍵盤蓋8を開閉する場合について説明する。
まず、鍵盤蓋8を閉じた状態から開く場合には、図2、図3および図10に示すように、第1のダンパ部材13が鍵盤蓋8に対して常に一定の負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動すると共に、図2および図11に示すように、鍵盤蓋8の開動作に応じて第2のダンパ部材14が鍵盤蓋8に負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動する。
すなわち、第1のダンパ部材13は、図2および図3に示すように、鍵盤蓋8が開く方向に回動作すると、その鍵盤蓋8の回動動作に伴って回転支持軸11が回転し、この回転支持軸11の回転に応じてダンパ歯車16が回転し、このダンパ歯車16の歯部16aにロータリーダンパ15のピニオン15cが噛み合って回転する。
このとき、ロータリーダンパ15のダンパ軸15bには、常に一定の負荷が与えられているので、このダンパ軸15bに設けられたピニオン15cがダンパ歯車16の歯部16aに噛み合って回転する際に、ピニオン15c、回転支持軸11、および鍵盤蓋8に一定の負荷が加わり、この負荷によって鍵盤蓋8の回動動作が制動される。
また、第2のダンパ部材14は、図1および図2に示すように、鍵盤蓋8が閉じた状態から開く方向に回動すると、鍵盤蓋8が図7に示す閉じた状態から図4に示す所定角度(約15度の角度)に開くまで、つまり第1ばね変形領域Bからニュートラル領域Aに到達するまでの間では、間欠連動部22がねじりコイルばね17のばね力によってばね制御部材21の第2可動片21bに当接していることにより、ばね制御部材21がアーム部材12と共に時計回り方向に連動して回動する。
このときには、図7に示すように、ねじりコイルばね17の一端部17aが固定部材20の第1固定片20aに弾接して位置規制された状態で、ばね制御部材21の第1可動片21aが第1固定片20aに接近する方向に向けて移動すると共に、ねじりコイルばね17の他端部17bが第2可動片21bに弾接した状態で、この第2可動片21bが第2固定片20bに接近する方向に移動する。
これにより、ねじりコイルばね17の他端部17bは、第2可動片21bと共に第2固定片20bに接近する方向に弾性変位する。このときには、ねじりコイルばね17は、第1ばね変形領域Bの状態からニュートラル領域Aの初期状態に戻るように、弾性復帰しようとするので、ばね力が徐々に減少しながら鍵盤蓋8を開く方向に作用する。このため、鍵盤蓋8を軽い力で開き始めることができる。
そして、図4に示すように、ねじりコイルばね17の他端部17bが第2固定片20bに弾接すると、ニュートラル領域Aの状態になる。このときには、ねじりコイルばね17の他端部17bが第2固定片20bによって位置規制されると共に、第2可動片21bがねじりコイルばね17の他端部17bに弾接した状態で第2固定片20bの延長線上に位置する。また、ねじりコイルばね17の一端部17aは、第1固定片20aに弾接して位置規制された状態で、第1可動片21aがねじりコイルばね17の一端部17aに弾接した状態で第1固定片20aの延長線上に位置する。これにより、ねじりコイルばね17は、初期状態に戻り、そのばね力を鍵盤蓋8に付与しないため、鍵盤蓋8は第1のダンパ部材13のみによって開動作が制動される。
このニュートラル領域Aの状態では、図8および図9に示すように、鍵盤蓋8が開く方向に回動しても、ばね制御部材21はアーム部材12と共に回動せず、図4に示す状態を維持する。すなわち、このニュートラル領域Aの状態では、図8に示すように、アーム部材12の間欠連動部22がばね制御部材21の第2可動片21bから離れて、第1可動片21aに向けて移動する。このため、アーム部材12の間欠連動部22がばね制御部材21の第1可動片21aと第2可動片21bとのいずれにも当接しないので、ばね制御部材21は回動せず、アーム部材12が鍵盤蓋8と共に回動する。このときには、ねじりコイルばね17のばね力が鍵盤蓋8に付与されないため、鍵盤蓋8は第1のダンパ部材13のみによって開動作が制動される。
そして、鍵盤蓋8が開く方向に更に回動して、図9に示すように、鍵盤蓋8が所定角度(約90度の角度)に開くと、アーム部材12の間欠連動部22がばね制御部材21の第1可動片21aに当接するので、第2ばね変形領域Cの状態になる。この状態で、鍵盤蓋8が約90度の角度から更に開く方向に回動すると、図2および図11に示すように、鍵盤蓋8が後方(図11では右側)に向けて傾いて起立し、楽器ケース1を開放して鍵盤部6を露出させる。
このときには、図11に示すように、アーム部材12の間欠連動部22が、ばね制御部材21の第1可動片21aを押し上げて第1固定片20aから離れる時計回り方向に移動させる。すると、図11に示すように、第1可動片21aがねじりコイルばね17の一端部17aを第1固定片20aから離れる時計回り方向に弾性変位させる。
これにより、ねじりコイルばね17は、ばね本体部がねじれるように弾性変形し、そのばね力を鍵盤蓋8に付与する。このときには、鍵盤蓋8が開くに伴ってねじりコイルばね17の弾性変形が次第に増大する。このため、鍵盤蓋8は、その開動作がねじりコイルばね17によって制動され、鍵盤蓋8を開く力が徐々に重くなり、鍵盤蓋8の開動作を次第に遅くすることができる。このときは、第1のダンパ部材13におけるバックラッシによるピニオン15cとダンパ歯車16の歯部16aとの噛み合いの遊びを防ぐことができるので、第1のダンパ部材13によっても鍵盤蓋8が良好に制動される。
次に、鍵盤蓋8を開いた状態から閉じる場合について説明する。この場合には、図2、図3および図6に示すように、第1のダンパ部材13が鍵盤蓋8に対して常に一定の負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動すると共に、図2および図7に示すように、鍵盤蓋8の閉動作に応じて第2のダンパ部材14が鍵盤蓋8に負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動する。
すなわち、第1のダンパ部材13は、図3に示すように、鍵盤蓋8が閉じる方向に回動するときにも、その鍵盤蓋8の回動動作に伴って回転支持軸11が回転し、この回転支持軸11の回転に応じてダンパ歯車16が回転し、このダンパ歯車16の歯部16aにロータリーダンパ15のピニオン15cが噛み合って回転する。
このときにも、ロータリーダンパ15のダンパ軸15bには、常に一定の負荷が与えられているので、このダンパ軸15bに設けられたピニオン15cがダンパ歯車16の歯部16aに噛み合って回転する際に、ピニオン15c、回転支持軸11、および鍵盤蓋8に一定の負荷が加わり、この負荷によって鍵盤蓋8の回動動作が制動される。
また、第2のダンパ部材14は、図11に示すように、鍵盤蓋8が完全に開いた状態から閉じる方向に回動すると、鍵盤蓋8が開いた状態から図9に示す所定角度(約90度の角度)に閉じるまで、つまり第2ばね変形領域Cからニュートラル領域Aに到達するまでの間では、間欠連動部22がねじりコイルばね17のばね力によってばね制御部材21の第1可動片21aに当接していることにより、ばね制御部材21がアーム部材12と共に反時計回り方向に連動して回動する。
このときには、図11に示すように、ねじりコイルばね17の他端部17bが固定部材20の第2固定片20bに弾接して位置規制された状態で、ばね制御部材21の第2可動片21bが第2固定片20bに接近する方向に移動すると共に、ねじりコイルばね17の一端部17aが第1可動片21aに弾接した状態で、この第1可動片21aが第1固定片20aに接近する方向に移動する。
これにより、ねじりコイルばね17の一端部17aは、第1可動片21aと共に第1固定片20aに接近する方向に弾性変位する。このときには、ねじりコイルばね17は、第2ばね変形領域Cの状態からニュートラル領域Aの初期状態に戻るように、弾性復帰しようとするので、ばね力が徐々に減少しながら鍵盤蓋8を閉じる方向に作用する。このため、鍵盤蓋8を軽い力で閉じ始めることができる。
そして、図9に示すように、ねじりコイルばね17の一端部17aが第1固定片20aに弾接すると、ニュートラル領域Aの状態になる。このときには、ねじりコイルばね17の一端部17aが第1固定片20aによって位置規制されると共に、第1可動片21aがねじりコイルばね17の一端部17aに弾接した状態で第1固定片20aの延長線上に位置する。また、ねじりコイルばね17の他端部17bは、第2固定片20bに弾接して位置規制された状態で、第2可動片21bがねじりコイルばね17の他端部17bに弾接した状態で第2固定片20bの延長線上に位置する。これにより、ねじりコイルばね17は、初期状態に戻り、そのばね力を鍵盤蓋8に付与しないため、鍵盤蓋8は第1のダンパ部材13のみによって閉動作が制動される。
このニュートラル領域Aの状態では、図8および図9に示すように、鍵盤蓋8が閉じる方向に回動しても、ばね制御部材21はアーム部材12と共に回動せず、鍵盤蓋8を開く際と同様、図9に示す状態を維持する。すなわち、このニュートラル領域Aの状態では、図8に示すように、アーム部材12の間欠連動部22がばね制御部材21の第1可動片21aから離れて、第2可動片21bに向けて移動する。このため、アーム部材12の間欠連動部22がばね制御部材21の第1可動片21aと第2可動片21bとのいずれにも当接しないので、ばね制御部材21は回動せず、アーム部材12が鍵盤蓋8と共に回動する。このときには、ねじりコイルばね17のばね力が鍵盤蓋8に付与されないため、鍵盤蓋8は第1のダンパ部材13のみによって閉動作が制動される。
そして、鍵盤蓋8が閉じる方向に更に回動して、図4に示すように、鍵盤蓋8が所定角度(約15度の角度)に閉じると、アーム部材12の間欠連動部22がばね制御部材21の第2可動片21bに当接するので、第1ばね変形領域Bの状態になる。この状態で、鍵盤蓋8が約15度の角度から更に閉じる方向に回動すると、図1および図7に示すように、鍵盤蓋8が楽器ケース1上に配置されて鍵盤部6を覆って塞ぐ。
このときには、図7に示すように、アーム部材12の間欠連動部22がばね制御部材21の第2可動片21bを押し下げて第2固定片20bから離れる反時計回り方向に移動させる。すると、図7に示すように、第2可動片21bがねじりコイルばね17の他端部17bを第2固定片20bから離れる反時計回り方向に弾性変位させる。
これにより、ねじりコイルばね17は、ばね本体部がねじれるように弾性変形し、そのばね力を鍵盤蓋8に付与する。このときには、鍵盤蓋8が閉じるのに伴ってねじりコイルばね17の弾性変形が次第に増大する。このため、鍵盤蓋8は、その閉動作がねじりコイルばね17によって制動され、鍵盤蓋8を閉じる力が徐々に重くなり、鍵盤蓋8の閉動作を次第に遅くすることができる。このときも、第1のダンパ部材13におけるバックラッシによるピニオン15cとダンパ歯車16の歯部16aとの噛み合いの遊びを防ぐことができるので、第1のダンパ部材13によっても鍵盤蓋8が良好に制動される。
このように、この鍵盤蓋8の開閉装置10によれば、鍵盤蓋8に対して常に一定の負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動する第1のダンパ部材13と、鍵盤蓋8の閉動作に応じて鍵盤蓋8に負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動し、且つ鍵盤蓋8の開動作に応じて鍵盤蓋8に負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動する第2のダンパ部材14とを備えているので、鍵盤蓋8が閉じる際においても、また鍵盤蓋8を開く際においても、鍵盤蓋8の開閉動作に応じて鍵盤蓋8の回動動作を確実に且つ良好に制動することができる。
すなわち、この鍵盤蓋8の開閉装置10では、鍵盤蓋8を閉じる際に、第1のダンパ部材13が鍵盤蓋8に対して常に一定の負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動することができると共に、鍵盤蓋8の閉動作に応じて第2のダンパ部材14が鍵盤蓋8に負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動することができるので、鍵盤蓋8の閉じる力を重くして、鍵盤蓋8の閉動作を遅くすることができ、これにより鍵盤蓋8を安全に閉じることができる。
また、この鍵盤蓋8の開閉装置10では、鍵盤蓋8を開く際に、第1のダンパ部材13が鍵盤蓋8に対して常に一定の負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動することができると共に、鍵盤蓋8の開動作に応じて第2のダンパ部材14が鍵盤蓋8に負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動することができるので、鍵盤蓋8の開く力を重くして、鍵盤蓋8の開動作を遅くすることができ、これにより鍵盤蓋8を安全に開くことができる。このため、鍵盤蓋8が閉じる際においても、また鍵盤蓋8を開く際においても、鍵盤蓋8の開閉動作に応じて鍵盤蓋8の回動動作を確実に且つ良好に制動することができ、これにより鍵盤蓋8を安全に開閉することができる。
この場合、第2のダンパ部材14は、鍵盤蓋8に負荷を付与するためのばね部材であるねじりコイルばね17と、鍵盤蓋8の閉動作に応じてねじりコイルばね17の弾性変形を次第に増大させ、且つ鍵盤蓋8の開動作に応じてねじりコイルばね17の弾性変形を次第に増大させるばね規制部材18とを備えているので、鍵盤蓋8が閉じる際にも、鍵盤蓋8が開く際にも、ばね規制部材18によってねじりコイルばね17が鍵盤蓋8に対して付与する負荷を増大させることができる。
すなわち、このばね規制部材18は、ばね部材であるねじりコイルばね17が初期状態に戻るニュートラル領域Aと、このニュートラル領域Aを境にして鍵盤蓋8が閉じる際における鍵盤蓋8の閉動作に応じてねじりコイルばね17の弾性変形を増大させる第1ばね変形領域Bと、ニュートラル領域Aを境にして鍵盤蓋8が開く際における鍵盤蓋8の開動作に応じてねじりコイルばね17の弾性変形を増大させる第2ばね変形領域Cとを有し、鍵盤蓋8の開閉動作に応じて各状態A〜Cのいずれかに切り替えるので、鍵盤蓋8の開閉動作に応じてねじりコイルばね17が鍵盤蓋8に負荷を確実に与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動することができる。
すなわち、このばね規制部材18は、鍵盤蓋8を閉じる際にニュートラル領域Aから第1ばね変形領域Bに切り替え、この第1ばね変形領域Bの状態においてねじりコイルばね17が鍵盤蓋8に対して付与する負荷を、ねじりコイルばね17の弾性変形に応じて増大させることができ、また鍵盤蓋8を開く際にニュートラル領域Aから第2ばね変形領域Cに切り替え、この第2ばね変形領域Cの状態においてねじりコイルばね17が鍵盤蓋8に対して付与する負荷を、ねじりコイルばね17の弾性変形に応じて増大させることができ、これにより鍵盤蓋8の開閉動作に応じて各状態A〜Cのいずれかに切り替えて鍵盤蓋8に確実に負荷を与えて、鍵盤蓋8の回動動作を制動することができる。
この場合、ばね規制部材18は、楽器ケース1に設けられた固定部材20と、この固定部材20に回転可能に設けられてねじりコイルばね17が取り付けられる回転支持軸11と、この回転支持軸11に一体的に取り付けられて鍵盤蓋8が設けられるアーム部材12と、回転支持軸11に回転可能に取り付けられてアーム部材12と間欠的に連動して回転するばね制御部材21とを備えているので、アーム部材12とばね制御部材21とが連動する状態において、ねじりコイルばね17のばね力を鍵盤蓋8に対して確実に付与することができ、これにより鍵盤蓋8を開閉する際に、鍵盤蓋8に付与される負荷によって鍵盤蓋8の回動動作を確実に且つ良好に制動することができる。
また、このばね規制部材18は、固定部材20が、ねじりコイルばね17の一端部17aに接離可能に弾接して一端部17aの一方側への弾性変位を規制する第1固定片20aと、ねじりコイルばね17の他端部17bに接離可能に弾接して他端部17bの他方側への弾性変位を規制する第2固定片20bとを備えた構成であるから、第1固定片20aと第2固定片20bとでねじりコイルばね17の両端部17a、17bの可動範囲を確実に規制することができ、これによりねじりコイルばね17が弾性変形する範囲を正確に規制することができる。
さらに、このばね規制部材18は、ばね制御部材21が、ねじりコイルばね17の一端部17aを鍵盤蓋8の開閉動作に応じて第1固定片20aから離れる方向に向けて弾性変位させる第1可動片21aと、ねじりコイルばね17の他端部17bを鍵盤蓋8の開閉動作に応じて第2固定片20bから離れる方向に向けて弾性変位させる第2可動片21bとを備えた構成であるから、鍵盤蓋8の開閉動作に応じて、ねじりコイルばね17を確実に弾性変形させることができ、この弾性変形に応じたねじりコイルばね17のばね力を鍵盤蓋8に負荷としてを付与することができる。
この場合、ばね規制部材18は、ニュートラル領域Aの状態のときに、ねじりコイルばね17の一端部17aを第1固定片20aに弾接させて位置規制すると共に、ねじりコイルばね17の他端部17bを第2固定片20bに弾接させて位置規制することにより、ねじりコイルばね17を初期状態にするので、ニュートラル領域Aの状態のときに、ねじりコイルばね17のばね力が鍵盤蓋8に対して付与されることがなく、これによりニュートラル領域Aの状態のときに、鍵盤蓋8を円滑に且つ良好に開閉させることができる。
また、このばね規制部材18は、第1ばね変形領域Bの状態のときに、ねじりコイルばね17の一端部17aが固定部材20の第1固定片20aに弾接して位置規制された状態で、ねじりコイルばね17の他端部17bをばね制御部材21の第2可動片21bが固定部材20の第2固定片20bから離す方向に向けて弾性変位させることにより、ねじりコイルばね17の弾性変形を増大させることができるので、鍵盤蓋8が閉じるに従ってねじりコイルばね17が鍵盤蓋8に対して付与する負荷を増大させることができ、これにより鍵盤蓋8の回動動作を次第に重くして、鍵盤蓋8の閉動作を遅らせることができるので、鍵盤蓋8を安全に閉じることができる。
さらに、このばね規制部材18は、第2ばね変形領域Cの状態のときに、ねじりコイルばね17の他端部17bが固定部材20の第2固定片20bに弾接して位置規制された状態で、ねじりコイルばね17の一端部17aをばね制御部材21の第1可動片21aによって固定部材20の第1固定片20aから離す方向に向けて弾性変位させることにより、ねじりコイルばね17の弾性変形を増大させることができるので、鍵盤蓋8が開くに従ってねじりコイルばね17が鍵盤蓋8に対して付与する負荷を増大させることができ、これにより鍵盤蓋8の回動動作を次第に重くして、鍵盤蓋8の開動作を遅らせることができるので、鍵盤蓋8を安全に開くことができる。
また、この鍵盤蓋8の開閉装置10では、鍵盤蓋8の開閉動作時においてばね規制部材18が第1ばね変形領域Bおよび第2ばね変形領域Cの各状態であるときに、アーム部材12とばね制御部材21とを連動させ、且つばね規制部材18がニュートラル領域Aの状態のときに、アーム部材12とばね制御部材21との連動を一旦解除する間欠連動部22を備えているので、この間欠連動部22によって第1ばね変形領域Bと第2ばね変形領域Cとの各状態のときに、ねじりコイルばね17を弾性変形させて鍵盤蓋8に負荷を付与することができ、またニュートラル領域Aの状態のときに、ねじりコイルばね17の弾性変形を防いで、鍵盤蓋8に負荷が加わらないようにして、鍵盤蓋8を円滑に開閉させることができる。
すなわち、この鍵盤蓋8の開閉装置10では、鍵盤蓋8が第1ばね変形領域Bの状態において完全に閉じるほぼ直前で、鍵盤蓋8に負荷を付与して鍵盤蓋8の閉動作を制動させることができ、これにより鍵盤蓋8の閉動作を遅らせることができると共に、鍵盤蓋8が第2ばね変形領域Cの状態において完全に開くほぼ直前で、鍵盤蓋8に負荷を付与して鍵盤蓋8の開動作を制動させることができ、これにより鍵盤蓋8の開動作を遅らせることができるほか、鍵盤蓋8が完全に閉じた状態から鍵盤蓋8が完全に開いた状態までの途中の状態で、鍵盤蓋8に対して負荷を付与すことがないので、鍵盤蓋8を円滑に且つ良好に開閉させることができる。
さらに、この鍵盤蓋8の開閉装置10では、第1のダンパ部材13が鍵盤蓋8に対して常に一定の負荷を与えためのロータリーダンパ15を備えているので、ロータリーダンパ15によって鍵盤蓋8に対して常に一定の負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を常に制動することができる。すなわち、ロータリーダンパ15は、ダンパ本体15aのダンパ軸15bにピニオン15cが設けられ、このピニオン15cが鍵盤蓋8と共に回転する回転支持軸11に一体的に取り付けられた扇形状のダンパ歯車16の歯部16aに噛み合って回転する際に、ダンパ軸15bに一定の負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動することができるので、鍵盤蓋8に対して常に一定の負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を常に制動することができる。
なお、上述した実施形態では、第2のダンパ部材14が、アーム部材12に設けられた間欠連動部22によってばね制御部材21を間欠的にアーム部材12と連動するように構成した場合について述べたが、必ずしもアーム部材12に間欠連動部22を設ける必要はなく、アーム部材12にばね制御部材21を一体的に設けて、ばね制御部材21がアーム部材12と共に常に連動するように構成しても良い。このように構成すれば、ニュートラル領域Aのときに、ばね制御部材21が停止した状態でアーム部材12のみが鍵盤蓋8と共に回動することがなく、常に鍵盤蓋8と共にばね制御部材21を回動させてねじりコイルばね17のばね力を鍵盤蓋8に付与することができる。
また、上述した実施形態では、固定部材20に設けられた第1、第2の各固定片20a、20bによってねじりコイルばね17の両端部17a、17bが約270度の角度範囲で弾性変位するように構成した場合について述べたが、これに限らず、例えば固定部材20の第1、第2の各固定片20a、20bの開き角度である約90度の範囲でねじりコイルばね17の両端部17a、17bが弾性変位するように構成しても良い。
この場合には、第1固定片20aによってねじりコイルばね17の一端部17aが時計回り方向に弾性変位するのを阻止し、第2固定片20bによってねじりコイルばね17の他端部17bが反時計回り方向に弾性変位するのを阻止するよう構成し、且つ第1可動片21aがねじりコイルばね17の一端部17aを反時計回り方向に向けて弾性変位させ、第2可動片21bがねじりコイルばね17の他端部17bを時計回り方向に弾性変位させるように構成すれば良い。このように構成しても、上述した実施形態とほぼ同様の作用効果がある。
さらに、上述した実施形態では、第1のダンパ部材13が、ダンパ軸15bにピニオン15cを設けたロータリーダンパ15と、鍵盤蓋8と共に回転する回転支持軸11に一体的に取り付けられた扇形状のダンパ歯車16とを備え、ロータリーダンパ15のピニオン15cがダンパ歯車16の歯部16aに噛み合って回転する際に、ダンパ軸15bに与えられた負荷によって、鍵盤蓋8の回動動作を制動するように構成した場合について述べたが、これに限らず、ロータリーダンパ15が、直接、回転支持軸11に負荷を与えて鍵盤蓋8の回動動作を制動するように構成しても良い。
なおまた、上述した実施形態では、第2のダンパ部材14のばね部材として、ねじりコイルばね17を用いた場合について述べたが、必ずしもねじりコイルばね17である必要はなく、例えばトーションばねを用いても良い。
1 楽器ケース
6 鍵盤部
8 鍵盤蓋
10 開閉装置
11 回転支持軸
12 アーム部材
13 第1のダンパ部材
14 第2のダンパ部材
15 ロータリーダンパ
16 ダンパ歯車
17 ねじりコイルばね
17a ねじりコイルばねの一端部
17b ねじりコイルばねの他端部
18 ばね規制部材
20 固定部材
20a 第1固定片
20b 第2固定片
21 ばね制御部材
21a 第1可動片
21b 第2可動片
22 連動解除部
A ニュートラル領域
B 第1ばね変形領域
C 第2ばね変形領域

Claims (5)

  1. 鍵盤部を備えた楽器ケースに回動可能に取り付けられて前記鍵盤部を開閉自在に覆う鍵盤蓋の開閉装置において、
    前記鍵盤蓋に対して常に一定の負荷を与えて前記鍵盤蓋の回動動作を制動する第1のダンパ部材と、
    前記鍵盤蓋に負荷を付与するためのねじりコイルばねと、
    前記鍵盤蓋の開動作および閉動作応じて前記ねじりコイルばねの弾性変形を次第に増大させるばね規制部材と、を備え、
    前記ばね規制部材は、
    前記楽器ケースに設けられた固定部材と、この固定部材に回転可能に設けられて前記ねじりコイルばねが取り付けられる回転支持軸と、この回転支持軸に一体的に取り付けられて前記鍵盤蓋が設けられるアーム部材と、前記回転支持軸に回転可能に取り付けられて前記アーム部材と連動して回転するばね制御部材と、を有し、
    さらに、前記固定部材は、前記ねじりコイルばねの一端部が接離可能に弾接して前記一端部の一方側への弾性変位を規制する第1固定片と、前記ねじりコイルばねの他端部が接離可能に弾接して前記他端部の他方側への弾性変位を規制する第2固定片とを備えるとともに、
    前記ばね制御部材は、前記ねじりコイルばねの前記一端部を前記鍵盤蓋の開閉動作に応じて前記第1固定片から離れる方向に向けて弾性変位させる第1可動片と、前記ねじりコイルばねの前記他端部を前記鍵盤蓋の開閉動作に応じて前記第2固定片から離れる方向に向けて弾性変位させる第2可動片とを備えていることを特徴とする鍵盤蓋の開閉装置。
  2. 前記ばね規制部材は、前記鍵盤蓋が完全に閉じた状態から前記鍵盤蓋が完全に開いた状態までの途中の状態で、前記ねじりコイルばねが初期状態に戻るニュートラル領域と、このニュートラル領域を境にして前記鍵盤蓋が閉じる際における前記鍵盤蓋の閉動作に応じて前記ねじりコイルばねの弾性変形を増大させる第1ばね変形領域と、前記ニュートラル領域を境にして前記鍵盤蓋が開く際における前記鍵盤蓋の開動作に応じて前記ねじりコイルばねの弾性変形を増大させる第2ばね変形領域とを有し、前記鍵盤蓋の開閉動作に応じて、前記ニュートラル領域、前記第1ばね変形領域、前記第2ばね変形領域のいずれかに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の鍵盤蓋の開閉装置。
  3. 前記ばね規制部材は、前記ニュートラル領域の状態のときに、前記ねじりコイルばねの前記一端部を前記第1固定片に弾接させて位置規制すると共に、前記ねじりコイルばねの前記他端部を前記第2固定片に弾接させて位置規制することにより、前記ねじりコイルばねを前記初期状態にし、
    前記第1ばね変形領域の状態のときに、前記ねじりコイルばねの前記一端部を前記第1固定片に弾接させて位置規制した状態で、前記ねじりコイルばねの前記他端部を前記第2可動片が前記第2固定片から離れる方向に向けて弾性変位させることにより、前記ねじりコイルばねの弾性変形を増大させ、
    前記第2ばね変形領域の状態のときに、前記ねじりコイルばねの前記他端部を前記第2固定片に弾接させて位置規制した状態で、前記ねじりコイルばねの前記一端部を前記第1可動片が前記第1固定片から離れる方向に向けて弾性変位させることにより、前記ねじりコイルばねの弾性変形を増大させることを特徴とする請求項2に記載の鍵盤蓋の開閉装置。
  4. 前記鍵盤蓋の開閉動作時において前記ばね規制部材が前記第1ばね変形領域および前記第2ばね変形領域の各状態であるときに、前記アーム部材と前記ばね制御部材とを連動させ、且つ前記ばね規制部材が前記ニュートラル領域の状態のときに、前記アーム部材と前記ばね制御部材との連動を一旦解除する間欠連動部を備えていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の鍵盤蓋の開閉装置。
  5. 前記第1のダンパ部材は、前記鍵盤蓋に対して常に一定の負荷を付与するためのロータリーダンパを備えていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の鍵盤蓋の開閉装置。
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