JP2008027732A - 蓋及び収容ボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】通常の作業で考慮すべき荷重以上の不慮の力が蓋に加わったとしてもボックス本体の破損を防止することができる蓋及び収容ボックスを提供する。
【解決手段】蓋本体201が、ボックス本体の開口部を覆う。回動中心軸202が、蓋本体201の縁部に設けられてボックス本体の軸受部に対して軸回りに回転可能に嵌合して蓋本体201を回動自在にボックス本体に取り付ける。回動中心軸202の外周に軸回り方向に沿って切欠溝206が設けられる。切欠溝206は、設計強度以上の力が蓋本体201に加わったときに回動中心軸202が折れるように設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、蓋及び収容ボックスに係り、例えばバッテリなどの電気部品を収容するボックス本体の開口部を覆うための蓋及び該蓋を有する収容ボックスに関するものである。
車両に搭載するバッテリのような電気部品を収容する収容ボックスとして、例えば特許文献1〜3に記載されたものが知られている。この収容ボックスは、車載バッテリを収容するボックス本体と、該ボックス本体の開口部を覆うための蓋とを有している。蓋は、ボックス本体の開口部を覆う蓋本体と、この蓋本体の縁部に設けられてボックス本体の軸受部に対して軸回りに回転可能に嵌合して蓋を回動自在にボックス本体に取り付ける回動中心軸とから構成されている。
上記収容ボックスは、蓋を開いたときに蓋が自重で閉じないように開口部と蓋との成す角度が90度以上になったところで蓋が保持される構造になっている。また、上記収容ボックスは、断面が円の回動中心軸の一部を平面に切り欠いて、蓋を開いたときその平面をボックス本体の平面部に当接させることで開口部と蓋との成す角度が90度未満の位置で蓋を固定して自重で閉じないようにする構造が取られている。
実開平2−10721号公報 特開平9−46062号公報 特開平6−225432号公報
ところで、車載バッテリの挿脱作業やメンテナンス作業時など、作業者は上記蓋を開方向に回動して開口部を開けたまま各種作業を行う。蓋を開いた状態は、蓋を閉じた状態に比べて比較的強度が落ちてしまう。このため蓋を開いた状態で、作業者が誤って蓋をさらに開方向に回動させる力を加えてしまったり、作業者が誤って収容ボックスを落下させたりして、蓋に設計強度外の不慮の荷重がかけられてしまうと、回動中心軸やボックス本体の軸受部が折損してしまう恐れがある。
特に、ボックス本体の軸受部が折損してしまうと、ボックス本体を交換する必要があり、改修コストが上昇してしまうという問題があった。そこで、回動中心軸や軸受部の破損を防止するために、回動中心軸や軸受部を強固にすることが考えられる。しかしながら、回動中心軸や軸受部が大型化するという問題が生じる。その上、さらなる不慮の力が働き破損に至った場合はボックス本体において軸受部周辺のダメージがさらに大きくなってしまう。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、通常の作業で考慮すべき荷重以上の不慮の力が蓋に加わったとしてもボックス本体の破損を防止することができる蓋及び収容ボックスを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、電気部品を収容するボックス本体の開口部を覆う蓋本体と、該蓋本体の縁部に設けられて前記ボックス本体の軸受部に対して軸回りに回転可能に嵌合して前記蓋本体を回動自在にボックス本体に取り付ける回動中心軸とを有する蓋において、前記回動中心軸の外周に軸回り方向に沿って設けられた、設計強度以上の力が前記蓋本体に加わったときに前記回動中心軸が折れるように設けられた切欠溝を有することを特徴とする蓋に存する。
請求項1記載の発明によれば、回動中心軸の外周に軸回り方向に沿って設けられた、設計強度以上の力が蓋本体に加わったときに回動中心軸が折れるように設けられた切欠部を有する。従って、蓋が開状態にあるときに通常の作業で考慮すべき荷重以上の不慮の力(即ち設計強度以上の力)が蓋に加わると、回動中心軸が変形して切欠溝の段部にせん断応力がかかる。そして、切欠溝がせん断して回動中心軸が折れる。このため、ボックス本体の軸受部に回動中心軸のせん断荷重以上の応力がかかるのを防止することができる。
請求項2記載の発明は、前記蓋本体が、前記回動中心軸に近い側に設けられた第1平板部と、該第1平板部の前記回動中心軸から離れた側に連接された第2平板部とを有して、そして、前記第2平板部が、前記ボックス本体の開口部側に傾いて前記第1平板部に連接されていることを特徴とする請求項1に記載の蓋に存する。
請求項2記載の発明によれば、第2平板部が、ボックス本体の開口部側に傾いて第1平板部に連接されている。従って、蓋本体に加えられる不慮の力がインパクト(衝撃)荷重であっても第2平板部のみが撓んで衝撃を吸収して、回動中心軸及びボックス本体にかかる応力の衝撃性を緩和することができる。
請求項3記載の発明は、前記第1平板部の前記ボックス本体の開口部から離れた側の面に突起部が設けられたことを特徴とする請求項2に記載の蓋に存する。
請求項3記載の発明によれば、第1平板部のボックス本体の開口部から離れた側の面に突起部が設けられている。従って、蓋を開方向に回動すると突起部がボックス本体に当接して回動が停止する。このように蓋が開状態であるとき突起部とボックス本体とが当接するため、てこの原理で突起部が支点となり、蓋にさらに開方向に向かう不慮の回動力が加えられると回動中心軸に集中してせん断応力を作用させることができる。
請求項4記載の発明は、前記蓋の前記ボックス本体の開口部から離れた側の面に突起部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の蓋に存する。
請求項4記載の発明によれば、蓋のボックス本体の開口部から離れた側の面に突起部が設けられている。従って、蓋を開方向に回動すると突起部がボックス本体に当接して回動が停止する。このように蓋が開状態であるとき突起部とボックス本体とが当接するため、てこの原理で突起部が支点となり、蓋にさらに開方向に向かう不慮の回動力が加えられると回動中心軸に集中してせん断応力を作用させることができる。
請求項5記載の発明は、前記突起部が前記ボックス本体に当接した状態で前記軸受部に設けた軸受部側平面部と当接する蓋側平面部が前記回動中心軸に設けられていることを特徴とする請求項3又は4記載の蓋に存する。
請求項5記載の発明によれば、蓋に設けた突起部がボックス本体に当接した状態で軸受部に設けた軸受部側平面部と当接する平面部が回動中心軸に設けられている。従って、てこの原理で突起部及び回動中心軸の平面部との両者が支点となり、蓋にさらに開方向に向かう不慮の回動力が加えられると回動中心軸により一層、集中してせん断応力を作用させることができる。
請求項6記載の発明は、電気部品を収容するボックス本体と、該ボックス本体の開口部を覆う蓋本体及び該蓋本体の縁部に設けられて前記ボックス本体の軸受部に対して軸回りに回転可能に嵌合して前記蓋本体を回転自在にボックス本体に取り付ける回動中心軸を有する蓋とを備えた収容ボックスにおいて、前記回動中心軸の外周に軸回り方向に沿って設けられた、設計強度以上の力が前記蓋本体に加わったときに前記回動中心軸が折れるように設けられた切欠溝を有することを特徴とする収容ボックスに存する。
請求項6記載の発明によれば、回動中心軸の外周に軸回り方向に沿って設けられた、設計強度以上の力が蓋本体に加わったときに回動中心軸が折れるように設けられた切欠部を有する。従って、蓋が開状態にあるときに通常の作業で考慮すべき荷重以上の不慮の力(即ち設計強度以上の力)が蓋に加わると、回動中心軸が変形して切欠溝の段部にせん断応力がかかる。そして、切欠溝がせん断して回動中心軸が折れる。このため、ボックス本体の軸受部に回動中心軸のせん断荷重以上の応力がかかるのを防止することができる。
以上説明したように請求項1及び6記載の発明によれば、蓋が開状態にあるときに通常の作業で考慮すべき荷重以上の不慮の力(即ち設計強度以上の力)が蓋に加わると、回動中心軸が変形して切欠溝の段部にせん断応力がかかる。そして、切欠溝がせん断して回動中心軸が折れる。このため、ボックス本体の軸受部に回動中心軸のせん断荷重以上の応力がかかるのを防止することができるので、通常の作業で考慮すべき荷重以上の不慮の力が蓋に加わったとしてもボックス本体の破損を防止することができ、比較的単価の安い蓋を交換するだけで済む。
請求項2記載の発明によれば、蓋本体に加えられる不慮の力がインパクト(衝撃)荷重であっても第2平板部のみが撓んで衝撃を吸収して、回動中心軸及びボックス本体にかかる応力の衝撃性を緩和することができるので、より一層確実にボックス本体の破損を防止することができる。
請求項3及び4記載の発明によれば、蓋を開方向に回動すると突起部がボックス本体に当接して回動が停止する。このように蓋が開状態であるとき突起部とボックス本体とが当接するため、てこの原理で突起部が支点となり、蓋にさらに開方向に向かう不慮の回動力が加えられると回動中心軸に集中してせん断応力を作用させることができるので、回動中心軸自体の強度を低くしなくても、蓋本体に不慮の回動力が加えられたとき折れて、ボックス本体の破損を防止することができる。
請求項5記載の発明によれば、てこの原理で突起部及び回動中心軸の平面部との両者が支点となり、蓋にさらに開方向に向かう不慮の回動力が加えられると回動中心軸により一層、集中してせん断応力を作用させることができるので、回動中心軸自体の強度を低くしなくても、蓋本体に不慮の回動力が加えられたとき折れて、ボックス本体の破損を防止することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の収容ボックスの蓋を閉じた状態での一実施の形態を示す斜示図である。図2は、図1に示す収容ボックスの蓋を開いた状態での側面図である。図3は、図1に示す収容ボックスを構成する蓋の斜示図である。図4は、図3に示す蓋の部分拡大図である。図5は、図2に示す収容ボックスの部分断面図である。図6は、図1に示す収容ボックスの部分断面図である。
上述した収容ボックスは、バッテリなどの電気部品を収容するボックス本体100と、このボックス本体100の開口部を覆うための蓋200とを備えている。上記ボックス本体100は、PP(ポリプロピレン)、Ny(ナイロン)、PBT(ポリブチレンテレフタレート)といった材料から形成することが考えられる。蓋200は、PP、Ny、PBTといった材料から形成することが考えられる。
上記ボックス本体100は、図1、図5及び図6に示すように、軸受部101が設けられている。軸受部101には、後述する蓋200の回転中心軸202が嵌合される嵌合溝が形成されている。図5及び図6に示すように、軸受部101において、上記嵌合溝を形成する内壁のうち図面左側には凹状の曲面部103が形成されている。これに対して、嵌合溝を形成する内壁のうち図面右側には平面部104(=軸受部側平面部)が形成されている。
また、軸受部101には、上下方向に延在するスリット102が設けられている。これにより、軸受部101のスリット102よりも回動中心軸202側がスリット102側に撓んで嵌合溝の溝幅が広くなる。
上記蓋200は、蓋本体201と、回動中心軸202とを有する。蓋本体201は、ボックス本体100の開口部を覆う。回動中心軸202は、蓋本体201の縁部に設けられてボックス本体100の軸受部101に対して軸回りに回転可能に嵌合して蓋本体201を回転自在にボックス本体100に取り付ける。
蓋本体201は、第1平板部203及び第2平板部204を有している(図3及び図5参照)。第1平板部203は、第2平板部204よりも回動中心軸202に近い側に設けられている。第2平板部204は、第1平板部203の回動中心軸202から離れた側に連接されている。第2平板部204は、ボックス本体100の開口部側に傾いて第1平板部203に連接されている。この第1平板部203のボックス本体100の開口部から離れた側の面に突起部205が設けられている。
突起部205は、突起部205と蓋本体201の回動中心軸202から離れた側の端部との距離L1(図3)が突起部205と回動中心軸202との距離L2(図3)がよりも長くなるように設けられている。本実施形態では、L1=52mm、L2=11mmに設けられている。
第2平板部204の回動中心軸202から離れた側の端部には、突状のつまみ部209が設けられている(図1、図3)。第2平板部204の左右側端部にも、突状のつまみ部210が設けられている(図1、図3)。作業者はこのつまみ部209、210をつまんで蓋本体201を開方向Y1、閉方向Y2(図5)に簡単に回動することができる。
上記回動中心軸202の外周には、軸回り方向に沿った切欠溝206が設けられている。切欠溝206が設けられている部分の回動中心軸202の断面積は、回動中心軸202の他の部分の断面積よりも小さい。即ち、回動中心軸202の切欠溝206が設けられている部分は、他の部分よりも強度が脆弱になっている。
回動中心軸202には、図5に示すように、蓋200に設けた突起部205がボックス本体100に当接した状態で軸受部101に設けた平面部104に当接する平面部207(図3、図5参照)が設けられている。回動中心軸202には、図6に示すように、蓋200がボックス本体100の開口部を覆っている状態で軸受部101の平面部104に当接する平面部208(図3、図6参照)も設けられている。
上述した構成の収容ボックスの蓋200の開閉動作について以下説明する。図6に示すように、蓋200がボックス本体100の開口部を完全に覆っている閉状態において、回動中心軸202に設けられた平面部208が軸受部101の平面部104に当接している。このため、車両の振動などによって蓋200に開方向Y1の力が多少加わったとしても、軸受部101がスリット102側に撓む力より弱ければ回動中心軸202が軸回りに回転することがなく、蓋200が不用意に開かれることがない。
また、収容ボックス内に収容されたバッテリの着脱作業やメンテナンス作業は以下のように行う。作業者がつまみ部209、210をつまんで、蓋200を開方向Y1に回動させる。このとき、作業者が蓋200に大きな回動力を加えると、軸受部101のスリット102よりも回動中心軸202側がスリット102側に撓む。すると、軸受部101に形成された嵌合溝の溝幅が広くなり、回動中心軸202が軸回りに回転して、蓋200が開方向Y1に回動する。
図5に示すように、蓋200が開方向Y1に回動して、突起部205がボックス本体100に当接すると、蓋200の回動が停止する。突起部205がボックス本体100に当接すると、これ以上蓋200を開方向Y1に回動する力を加えても蓋200は回動しない。このとき、回動中心軸202に設けた平面部207が軸受部101の平面部104と当接する。
このときまた、軸受部101のスリット側102に撓んでいた部分が回動中心軸202側に戻り、嵌合溝の溝幅が狭くなる。これにより、振動などによって蓋200に閉方向Y2の力が多少加わったとしても、軸受部101が撓む力より弱ければ回動中心軸202が軸回りに回転することがなく、蓋200が不用意に閉じられることがない。
そして、作業者は、図5に示すように、蓋200が完全に開いている状態で上記バッテリの交換作業やメンテナンス作業を行う。このとき通常の作業で考慮すべき荷重(設計強度)以上の不慮の力F1が蓋本体201に加わると、回動中心軸202が変形して、切欠溝206の段部にせん断応力がかかる。そして、切欠溝206がせん断して回動中心軸が折れる。このため、ボックス本体100の軸受部101に回動中心軸202のせん断荷重以上の応力がかかるのを防止することができるので、通常の作業で考慮すべき荷重以上の不慮の力F1が蓋本体201に加わったとしてもボックス本体100の破損を防止することができ、比較的単価の安い蓋200を交換するだけで済む。
また、上述した蓋200は、第2平板部204がボックス本体100の開口部側に傾いて第1平板部203に連接されている。従って、不慮の力がインパクト(衝撃)荷重であっても点線で示すように第2平板部204のみが撓んで衝撃を吸収して、回動中心軸202及びボックス本体100にかかる応力の衝撃性を緩和することができ、より一層確実にボックス本体100の破損を防止することができる。
また、上述した蓋200は、第1平板部203のボックス本体100の開口部から離れた側の面に突起部205が設けられている。このため、てこの原理で突起部205が支点となり、蓋本体201にさらに開方向Y2に向かう不慮の回動力F1が加えられると回動中心軸202にせん断応力F2を作用させることができる。上述したように突起部205と蓋本体201の回動中心軸202から離れた側の端部との距離L1が、突起部205と回動中心軸202との距離L2よりも長いため、中心軸201に作用するせん断応力F2は回動力F1より大きい。
例えば、50(N)の回動力F1を蓋本体201に加えると、てこの原理により回動中心軸202には約240(N)のせん断応力F2が作用する。つまり、回動中心軸202自体は約240(N)までの強度に形成することができる。このため、回動中心軸202は、軸受部101に嵌入するときに折れたりせずに、蓋本体201に不慮の回動力F1が加えられたときのみ折れて、ボックス本体100の破損を防止することができる。
以上のことから明らかなように、切欠溝206は、通常の作業で考慮すべき荷重(設計強度、本実施形態では50(N))以上の不慮の力F1が蓋本体201に加わったときに回動中心軸202が折れるように設けられている。
また、蓋200に設けた突起部205がボックス本体100に当接した状態でボックス本体100の軸受部101の平面部104に当接する平面部207が回動中心軸202に設けられている。従って、てこの原理で突起部205及び回動中心軸202の平面部208との両者が支点となる。即ち、せん断応力F2を作用させる回動中心軸202を支点に近づけることができる。このため、蓋200にさらに開方向Y2に向かう不慮の回動力F1が加えられると回動中心軸202にさらに集中してせん断応力F2を作用させることができる。即ち、回動中心軸202自体の強度を低くしなくても、蓋本体201に不慮の回動力F1が加えられたとき折れて、ボックス本体100の破損を防止することができる。
なお、上述した実施形態では、蓋本体201が第1平板部203と、第2平板部204とを有して、そして、第2平板部204が、ボックス本体100の開口部側に傾いて第1平板部203に連接されていたが、本発明はこれに限ったものではない。蓋本体201の形状はボックス本体100の開口部を覆うことができれば、例えば1枚の平板部から形成してもよいし、お椀形であってもよい。
また、上述した実施形態では、第1平板部203及び第2平板部204から構成される蓋本体201に突起部205が設けられていたが、本発明はこれに限ったものではない。突起部205としては、蓋本体201のボックス本体100の開口部から離れた側の面に設けられていればよく、蓋本体201の形状はなんでもよい。
また、上述した実施形態では、蓋本体201に突起部205を設けていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、蓋本体201に突起部205を設けなくても良いし、ボックス本体100側にてこの原理の支点となる突起部205を設けることも考えられる。
また、上述した実施形態では、切欠溝206は1つしか設けられていなかったが、本発明はこれに限ったものでない。例えば、2つ以上、切欠溝206を設けても良い。また、切欠溝206は回動中心軸202の軸回り全周に設けられていたが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、回動中心軸202の軸回り全周ではなく一部に切欠溝206を設けてもよい。また、切欠溝206の断面形状はコの字状であったが、本発明はこれに限ったものではない。例えば、切欠溝206の断面形状を断面V字状に形成してもよい。
即ち、切欠溝206としては、上述したように蓋200を開いた状態で設計強度以上の不慮の力F1が蓋本体201に加わったときに回動中心軸202が折れるように設ければどんな形状であってもよい。つまり、切欠溝206の深さや、幅といった形状は、蓋200を形成する材質や、回動中心軸202の断面積の大きさによって、適宜変えられるものである。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の収容ボックスの蓋を閉じた状態での一実施の形態を示す斜示図である。 図1に示す収容ボックスの蓋を開いた状態での側面図である。 図1に示す収容ボックスを構成する蓋の斜示図である。 図3に示す蓋の部分拡大図である。 図2に示す収容ボックスの部分断面図である。 図1に示す収容ボックスの部分断面図である。
符号の説明
100 ボックス本体
101 軸受部
201 蓋本体
202 回動中心軸
203 第1平板部
204 第2平板部
205 突起部
206 切欠溝
207 平面部

Claims (6)

  1. 電気部品を収容するボックス本体の開口部を覆う蓋本体と、該蓋本体の縁部に設けられて前記ボックス本体の軸受部に対して軸回りに回転可能に嵌合して前記蓋本体を回動自在にボックス本体に取り付ける回動中心軸とを有する蓋において、
    前記回動中心軸の外周に軸回り方向に沿って設けられた、設計強度以上の力が前記蓋本体に加わったときに前記回動中心軸が折れるように設けられた切欠溝を有することを特徴とする蓋。
  2. 前記蓋本体が、前記回動中心軸に近い側に設けられた第1平板部と、該第1平板部の前記回動中心軸から離れた側に連接された第2平板部とを有して、そして、
    前記第2平板部が、前記ボックス本体の開口部側に傾いて前記第1平板部に連接されていることを特徴とする請求項1に記載の蓋。
  3. 前記第1平板部の前記ボックス本体の開口部から離れた側の面に突起部が設けられたことを特徴とする請求項2に記載の蓋。
  4. 前記蓋本体の前記ボックス本体の開口部から離れた側の面に突起部が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の蓋。
  5. 前記突起部が前記ボックス本体に当接した状態で前記軸受部に設けた軸受部側平面部と当接する蓋側平面部が前記回動中心軸に設けられていることを特徴とする請求項3又は4記載の蓋。
  6. 電気部品を収容するボックス本体と、該ボックス本体の開口部を覆う蓋本体及び該蓋本体の縁部に設けられて前記ボックス本体の軸受部に対して軸回りに回転可能に嵌合して前記蓋本体を回転自在にボックス本体に取り付ける回動中心軸を有する蓋とを備えた収容ボックスにおいて、
    前記回動中心軸の外周に軸回り方向に沿って設けられた、設計強度以上の力が前記蓋本体に加わったときに前記回動中心軸が折れるように設けられた切欠溝を有することを特徴とする収容ボックス。
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