JP4886352B2 - 有機エレクトロルミネッセンス素子 - Google Patents

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本発明は、フラットパネルディスプレイ、液晶表示機用バックライトや照明光源等に用いることのできる有機エレクトロルミネッセンス素子に関するものであり、詳しくは、複数の発光層を備え低電圧かつ高効率で発光する有機エレクトロルミネッセンス素子に関するものである。
有機エレクトロルミネッセンス素子は、少なくとも一層の有機発光層を備えて形成されるものであり、素子への電流注入により有機発光層からの発光を得るようにしたものである。そして有機エレクトロルミネッセンス素子の効率は、一般に電力効率(lm/W)で議論されるが、それは発光効率(電流効率;cd/A)および電圧(V)の2つのパラメータに分割することができる。ここで発光効率(電流効率)は、通電した電流量に対する発光量を示す値であるため、電力効率が向上した、すなわち低消費電力の有機エレクトロルミネッセンス素子を得るための方法としては、発光効率を向上させる方法、および駆動電圧を低減する方法がある。
そして有機エレクトロルミネッセンス素子では、ホール輸送層、発光層、電子輸送層など、固有抵抗の高い材料群からなる層の膜厚を薄くし、かつ固有抵抗の小さなホール注入層、電子輸送層の割合を大きくすることで、駆動電圧が低減できることが知られている。しかしこの方法では、発光層を薄くするに伴って、駆動電圧は低減するが同時に発光効率が低下するトレードオフが起こる。これは、発光領域の広がりが発光層の膜厚み以上となり、発光領域が隣接する電子輸送材料、ホール輸送材料およびその他の領域にまで及び、発光効率の低い隣接層から低効率で発光もしくは消光してしまうことがその原因である。
これを解決するために、発光層の陰極側にホールブロック層、および/または発光層の陽極側に電子ブロック層を挿入する(もしくはそれらの機能を併せて有する電子輸送層、ホール輸送層を設ける)方法が提案されている(例えば特許文献1等参照)。
例えば、バソフェナントロリン誘導体等がホールブロック材料として、Ir(ppz)等が電子ブロック材料として知られている。しかし、ホールブロック層等を挿入することは素子の寿命特性に悪影響を及ぼすことが多い。これは、ホールブロック層等の挿入により、発光層とホールブロック層の界面近傍にホールが蓄積し、このために発光効率は一般に上昇するが、蓄積したキャリアは発光層のみならずホールブロック層にも侵入し、ホールブロック材料の酸化を同時に起こすためであると考えられる。過度の酸化は、有機エレクトロルミネッセンス素子を構成する材料にとって決して好ましいものではなく、結果として寿命特性に悪影響を与えることになるのである。
特開2002−260865号公報
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、発光層の膜厚を薄くして駆動電圧を低減させた場合にも、発光効率の低下を抑制することのできる有機エレクトロルミネッセンス素子を提供することを目的とするものである。
本発明に係る有機エレクトロルミネッセンス素子は、陽極と陰極の間に複数の発光層を備えて形成される有機エレクトロルミネッセンス素子において、複数の材料の混合物で形成され、且つ主成分が異なる隣り合う発光層を備え、この隣り合う発光層は、陽極側に位置する発光層の電子移動度をホール移動度で除した値が、陰極側に位置する発光層の電子移動度をホール移動度で除した値より大きい組み合わせからなり、上記の隣り合う発光層において、陽極側に位置する発光層の電子移動度が、陰極側に位置する発光層の電子移動度より大きいことを特徴とするものである。
また上記の隣り合う発光層において、陽極側に位置する発光層の膜厚が、陰極側に位置する発光層の膜厚より小さいことが好ましい
また上記の隣り合う発光層において、陽極側に位置する発光層の膜厚が100Å以下であることが好ましい
た発光層が3層以上であることが好ましい
た複数の発光層が、補色関係にある2色の組み合わせで発光し、もしくはそれ以上の色数の組み合わせで発光し、得られる発光色が白色であることが好ましい
本発明によれば、陽極側に位置する発光層の電子移動度をホール移動度で除した値が、陰極側に位置する発光層の電子移動度をホール移動度で除した値より大きい組み合わせからなる2つの隣り合う発光層を備えることによって、発光層の膜厚を薄くして駆動電圧を低減させた場合にも、発光効率の低下を抑制することができるものである。
また、発光層の組み合わせを適切に行うことにより、単色発光素子もしくは白色発光素子のいずれにも適用可能な有機エレクトロルミネッセンス素子を提供することができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は陽極1と陰極2の間に有機発光層3を積層して形成される有機エレクトロルミネッセンス素子の構造の一例を示すものであり、透光性の基板4の表面に透明導電膜からなる陽極1を積層し、陽極1の上にホール注入層5及びホ−ル輸送層6を積層すると共に、その上に発光層3が積層してある。さらにこの発光層3の上に電子輸送層7及び電子注入層8を積層し、その上に陰極2が積層してある。以下、本構造を例として説明するが、この構造はあくまでも一例であり、例えば発光層3と電子輸送層7の間にホールブロック層を形成するなど、本発明の趣旨に反しない限り図1の構造に限定されるものではない。
本発明では、この発光層3は複数層で形成してある。そして複数層の発光層3のうち、少なくとも一組の隣り合う発光層3a,3bは、複数の材料の混合物で形成してあり、且つこの2つの発光層3a,3bは主成分が異なるものである。例えば、隣り合うこの発光層3a,3bを、いわゆるホスト−ドーパントの混合物で形成する場合、各層のホスト材料が異なるが、ドーパント材料は同一である場合が挙げられる。また、各層を構成する複数の材料は、ホスト−ドーパントの2種のみでも良いし、その他補助的に機能する第三成分等を含んでもよい。さらに、いわゆるホスト−ドーパントの関係は、主成分のホスト材料が例えば80質量%以上と大部分を占める場合のみならず、主成分のホスト材料が50質量%強、副成分のドーパント材料が50質量%弱のように、ほぼ同程度の混合比でもかまわない。
そして本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子において、上記の隣り合う発光層3a,3bは、陽極1側に位置する発光層3aの電子移動度をホール移動度で除した値が、陰極2側に位置する発光層3bの電子移動度をホール移動度で除した値より,大きくなるようにした組み合わせで形成されるものである。隣り合う発光層3a,3bをこのような組み合わせで形成することによって、陽極1側の発光層3aと陰極2側の発光層3bとの界面近傍において、陽極1側から移動してきたホールと陰極2側から移動してきた電子とを効率よく再結合させることができるものであり、また両発光層3a,3bの界面近傍にキャリアが蓄積され難くなり、かつ発光領域が両発光層3a,3bの界面近傍にその分布の最大値を有するため、発光層3で再結合エネルギーを効率よく光に変換することができるものである。陽極1側に位置する発光層3aの電子移動度をホール移動度で除した値は、陰極2側に位置する発光層3bの電子移動度をホール移動度で除した値に対して、10%以上大きいことが望ましく、25%以上大きいことがより望ましい。
ここで、発光層3の電子移動度やホール移動度とは、発光層3を構成する主成分の移動度よりもむしろ、複数の材料の混合物からなる層の移動度として定義される値であり、例えば混合物からなる層のタイムオブフライト測定、ダークインジェクション測定、電流−電圧特性からの計算等によって得られるものである。このため、一般にホール輸送性発光層を形成する材料を用いた場合にも、混合される副材料の影響によりその混合層の電子移動度が大きくなる場合もあり得る。尚、発光層3に於ける正負キャリアのバランスは、発光層3のホール移動度と電子移動度との両者の関係に依存するため、いずれかのキャリアの移動度の大小関係よりも、両者の比の大小によって概ね決定される。
素子構成は、発光層3が本発明に相当するものである限り、任意のものを用いることができる。また発光層3に使用できる材料としては、有機エレクトロルミネッセンス材料として知られる任意の材料が使用可能であるが、例えばアントラセン、ナフタレン、ピレン、テトラセン、コロネン、ペリレン、フタロペリレン、ナフタロペリレン、ジフェニルブタジエン、テトラフェニルブタジエン、クマリン、オキサジアゾール、ビスベンゾキサゾリン、ビススチリル、シクロペンタジエン、キノリン金属錯体、トリス(8−ヒドロキシキノリナート)アルミニウム錯体、トリス(4−メチル−8−キノリナート)アルミニウム錯体、トリス(5−フェニル−8−キノリナート)アルミニウム錯体、アミノキノリン金属錯体、ベンゾキノリン金属錯体、トリ−(p−ターフェニル−4−イル)アミン、1−アリール−2,5−ジ(2−チエニル)ピロール誘導体、ピラン、キナクリドン、ルブレン、ジスチリルベンゼン誘導体、ジスチリルアリーレン誘導体、ジスチリルアミン誘導体及び各種蛍光色素等が例としてあげられる。またこれらの化合物のうちから選択される発光材料を適宜混合して用いることも好ましい。また、前記化合物に代表される蛍光発光を生じる化合物のみならず、燐光発光を生じる燐光発光材料、およびそれらからなる部位を分子内の一部に有する化合物も好適に用いることができる。
また本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子において、上記の隣り合う発光層3a,3bは、陽極1側に位置する発光層3aの電子移動度が、陰極2側に位置する発光層3bの電子移動度よりも大きいことが好ましい。このように陽極1側の発光層3aの電子移動度が大きいことによって、陽極1側に積極的に輸送が可能な素子構造とすることができ、陽極1側の発光層3aにおけるキャリアバランスをより向上させてこの発光層3aにおける発光の割合を高めることによって、有機エレクトロルミネッセンス素子全体の発光効率を向上させることが可能になるものである。陽極1側に位置する発光層3aの電子移動度は、陰極2側に位置する発光層3bの電子移動度よりも、2倍以上大きいことが好ましい。
また本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子において、上記の隣り合う発光層3a,3bは、陽極1側に位置する発光層3aの膜厚が、陰極2側に位置する発光層3bの膜厚より小さくなるように形成することが好ましい。このように陽極1側の発光層3aの膜厚を小さくすることにより、発光層3による駆動電圧の上昇を抑制することができ、また厚み方向に狭い範囲に発光領域を規定することによる効率の向上が見込まれるものである。陽極1側の発光層3aの厚みは、全発光層3に占める厚みの割合が約40%以下になるように設定するのが好ましい。
そしてさらに、この隣り合う発光層3a,3bのうち、陽極1側に位置する発光層3aの膜厚は100Å以下であることが好ましい。発光層3aの膜厚を100Å以下とすることにより、発光層3による駆動電圧の上昇を抑制することができ、また厚み方向に狭い範囲に発光領域を規定することによる効率の向上が見込まれるものである。発光層3aの膜厚の下限は特に限定されるものではないが、実用上10Å程度が膜厚の下限である。
上記の各条件を満たすことにより、発光層3の厚みを小さくした際にも発光効率の低下を抑制することが可能になるものである。
本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子の複数層からなる発光層3において、上記の組み合わせからなる態様の発光層3a,3bを少なくとも備えておればよく、この2つの隣り合う発光層3a,3bの他に、他の発光層3cが積層されていてもよい。
すなわち、図2(a)(b)のように、上記の隣り合う2つの発光層3a,3bの陽極1側に、あるいは陰極2側に、さらに別の発光層3cを設けたり、図2(c)のように、陽極1側と陰極2側の両方に同一もしくは異なる組成からなる別の発光層3cを設けるようにしてもよい。具体的には、上記の組み合わせからなる隣り合う2つの発光層3a,3bを陽極1側から順に積層して青色発光層を形成し、さらにその陰極2側に橙色の発光層3cを形成する例(図2(a)の構成)や、陽極1側に橙色の発光層3cを形成し、さらにその陰極2側に上記の組み合わせからなる隣り合う2つの発光層3a,3bを積層して青色発光層を形成する例(図2(b)の構成)などを挙げることができる。また、本発明の組み合わせからなる隣り合う2つの発光層3a,3bを陽極1側から順に積層し、次いで陽極1側に位置する発光層3aと同じものをさらに積層して、合計3層からなる発光層3に形成することも例として挙げることができる。これらの例は、発光層3が全3層の場合であるが、発光層3の層数はそれ以上であってもよい。
また、本発明の有機エレクトロルミネッセンス素子は、発光層3の各層の発光色として補色関係にある2色を組み合わせたり、もしくは発光層3の各層をそれ以上の色数の組み合わせで発光させたりすることによって、有機エレクトロルミネッセンス素子から得られる発光色を白色にすることができるものである。
上記のように形成される有機エレクトロルミネッセンス素子において、ホール輸送層6、ホール注入層5を構成する材料としては、ホールを輸送する能力を有し、陽極1からのホール注入効果を有するとともに、有機発光層3に対して優れたホール注入効果を有し、また電子のホール輸送層6への移動を防止し、かつ薄膜形成能力の優れた化合物を挙げることができる。ホール輸送層6もしくはホール注入層5を構成する材料の具体例を、その一部のみを例示すると、例えば、フタロシアニン誘導体、ナフタロシアニン誘導体、ポルフィリン誘導体、N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−(1,1’−ビフェニル)−4,4’−ジアミン(TPD)や4,4’−ビス[N−(ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル(α−NPD)等の芳香族ジアミン化合物およびそれらの多量体に相当する物質、スチルベン誘導体、4,4’,4”−トリス(N−(3−メチルフェニル)N−フェニルアミノ)トリフェニルアミン(m−MTDATA)を代表例とするスターバーストアミン系化合物、4,4’−N,N’−ジカルバゾールビフェニル(CBP)及びポリビニルカルバゾール、ポリシラン、ポリエチレンジオキサイドチオフェン(PEDOT)等の高分子材料を挙げることができる。
また、電子輸送層7や電子注入層8を構成する材料としては、電子を輸送する能力を有し、陰極2からの電子注入効果を有するとともに、有機発光層3に対して優れた電子注入効果を有し、さらにホールの電子輸送層7への移動を防止し、かつ薄膜形成能力の優れた化合物を挙げることができる。電子輸送層7や電子注入層8を構成する材料の具体例を例示すると、フルオレン、バソフェナントロリン、バソクプロイン、アントラキノジメタン、ジフェノキノン、オキサゾール、オキサジアゾール、トリアゾール、イミダゾール、アントラキノジメタン、4,4’−N,N’−ジカルバゾールビフェニル(CBP)等やそれらの化合物、誘導体および多量体、金属錯体化合物もしくは含窒素五員環誘導体を挙げることができる。
上記金属錯体化合物として、具体的には、トリス(8−ヒドロキシキノリナート)アルミニウム、トリ(2−メチル−8−ヒドロキシキノリナート)アルミニウム、トリス(8−ヒドロキシキノリナート)ガリウム、ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]キノリナート)ベリリウム、ビス(10−ヒドロキシベンゾ[h]キノリナート)亜鉛、ビス(2−メチル−8−キノリナート)(o−クレゾラート)ガリウム、ビス(2−メチル−8−キノリナート)(1−ナフトラート)アルミニウム等が挙げられる。
また、上記含窒素五員環誘導体としては、オキサゾール、チアゾール、オキサジアゾール、チアジアゾールもしくはトリアゾール誘導体が好ましく、具体的には、2,5−ビス(1−フェニル)−1,3,4−オキサゾール、2,5−ビス(1−フェニル)−1,3,4−チアゾール、2,5−ビス(1−フェニル)−1,3,4−オキサジアゾール、2−(4’−tert−ブチルフェニル)−5−(4”−ビフェニル)1,3,4−オキサジアゾール、2,5−ビス(1−ナフチル)−1,3,4−オキサジアゾール、1,4−ビス[2−(5−フェニルチアジアゾリル)]ベンゼン、2,5−ビス(1−ナフチル)−1,3,4−トリアゾール、3−(4−ビフェニルイル)−4−フェニル−5−(4−t−ブチルフェニル)−1,2,4−トリアゾール等が挙げられるがこの限りではない。
さらに、アルカリ金属、アルカリ土類金属、希土類を電子輸送層7や電子注入層8にドープしても良い。例えば、セシウムをバソフェナントロリンにモル比1:1の割合でドープして形成したものなどが例として挙げられる。
またその他、有機エレクトロルミネッセンス素子を構成する部材である、積層された素子を保持する基板4や、陽極1、陰極2等には、従来から使用されているものをそのまま使用することができる。
基板4は、基板4を通して光が出射される場合には光透過性を有するものであり、無色透明の他に、多少着色されているものであっても、すりガラス状のものであってもよい。例えば、ソーダライムガラスや無アルカリガラスなどの透明ガラス板や、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリアミド、エポキシ等の樹脂、フッ素系樹脂等から任意の方法によって作製されたプラスチックフィルムやプラスチック板などを用いることができる。さらに、基板4内に基板4を形成する母剤と屈折率の異なる粒子、粉体、泡等を含有し、あるいは表面に形状を付与することによって、光拡散効果を有するものも使用可能である。また、基板4を通さずに光を射出させる場合には、基板4は必ずしも光透過性を有するものでなくてもかまわず、素子の発光特性、寿命特性等を損なわない限り、任意の材料で形成することができる。特に、通電時の素子の発熱による温度上昇を軽減するために、熱伝導性の高い基板4を使うこともできる。
また陽極1は、素子中にホールを注入するための電極であり、仕事関数の大きい金属、合金、電気伝導性化合物、あるいはこれらの混合物からなる電極材料を用いることが好ましく、仕事関数が4eV以上のものを用いるのがよい。このような陽極1の材料としては、例えば、金などの金属、CuI、ITO(インジウム−スズ酸化物)、SnO、ZnO、IZO(インジウム−亜鉛酸化物)等の導電性透明材料が挙げられる。陽極1は、例えば、これらの電極材料を、基板4の表面に真空蒸着法やスパッタリング法等の方法により薄膜に形成することによって作製することができる。また、有機発光層3における発光を陽極1を透過させて外部に照射するためには、陽極1の光透過率を70%以上にすることが好ましい。さらに、陽極1のシート抵抗は数百Ω/□以下とすることが好ましく、特に好ましくは100Ω/□以下とするものである。ここで、陽極1の膜厚は、陽極1の光透過率、シート抵抗等の特性を上記のように制御するために、材料により異なるが、500nm以下、好ましくは10〜200nmの範囲に設定するのがよい。
また、陰極2は、有機発光層3中に電子を注入するための電極であり、仕事関数の小さい金属、合金、電気伝導性化合物及びこれらの混合物からなる電極材料を用いることが好ましく、仕事関数が5eV以下のものであることが好ましい。このような陰極2の電極材料としては、アルカリ金属、アルカリ金属のハロゲン化物、アルカリ金属の酸化物、アルカリ土類金属等、およびこれらと他の金属との合金、例えばナトリウム、ナトリウム−カリウム合金、リチウム、マグネシウム、マグネシウム−銀混合物、マグネシウム−インジウム混合物、アルミニウム−リチウム合金、Al/LiF混合物を例として挙げることができる。また、アルミニウム、Al/Al混合物なども使用可能である。また、アルカリ金属の酸化物、アルカリ金属のハロゲン化物、あるいは金属酸化物を陰極2の下地として用い、さらに金属等の導電材料を1層以上積層して用いてもよい。例えば、アルカリ金属/Alの積層、アルカリ金属のハロゲン化物/アルカリ土類金属/Alの積層、アルカリ金属の酸化物/Alの積層などが例として挙げられる。また、ITO、IZOなどに代表される透明電極を用い、陰極2側から光を取り出す構成にしてもよい。さらに、陰極1界面の有機物層にリチウム、ナトリウム、セシウム、カルシウム等のアルカリ金属、アルカリ土類金属をドープしても良い。
この陰極2は、例えば、これらの電極材料を真空蒸着法やスパッタリング法等の方法により、薄膜に形成することによって作製することができる。有機発光層3における発光を陽極1側に照射するためには、陰極2の光透過率を10%以下にすることが好ましい。また逆に、陰極2を透明電極として陰極2側から発光を取り出す場合には、陰極2の光透過率を70%以上にすることが好ましい。この場合の陰極2の膜厚は、このように陰極2の光透過率等の特性を制御するために、材料により異なるが、通常500nm以下、好ましくは100〜200nmの範囲とするのがよい。
尚、有機エレクトロルミネッセンス素子において、各部材、構造を本発明の趣旨を損ねない範囲で併用することが可能である。
次に、本発明を実施例によって具体的に説明する。
(実施例1)
基板4として、厚み1100ÅのITOを成膜して陽極1が形成された、厚み0.7mmのガラス基板を用いた。ITOのシート抵抗は、約12Ω/□である。これを洗剤、イオン交換水、アセトンで各10分間超音波洗浄をした後、IPA(イソプロピルアルコール)で蒸気洗浄し、次いで乾燥した。
次に、この基板4を真空蒸着装置にセットし、1×10−4Pa以下の減圧雰囲気下で、陽極1の上に4,4’−ビス[N−(ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル(α−NPD)と酸化バナジウムの共蒸着体(モル比1:1)を600Åの厚みで蒸着してホール注入層5を形成した。次にこの上にα−NPDを200Åの厚みで蒸着してホール輸送層6を形成した。
次いで、ホール輸送層6の上に、陽極1側の発光層3aとしてDPYFL(式1)にsty−NPD(式2)を4%共蒸着した層を25Åの厚みで形成し、さらにこの上に陰極2側の発光層3bとしてTBADN(式3)にsty−NPDを4%共蒸着した層を175Åの厚みで形成し、2層の積層からなる発光層3を形成した。
次に発光層3の上にバソフェナントロリン(BCP:株式会社同仁化学研究所製)を50Åの厚みで蒸着して電子輸送層7を形成し、さらにBCPとCs(セシウム)を、モル比1:1の割合で200Å厚に共蒸着して電子注入層8を形成した。
続いて、電子注入層8の上にアルミニウムを4Å/sの蒸着速度で800Å厚に蒸着して陰極2形成し、図1の構成の有機エレクトロルミネッセンス素子を得た。
尚、ホール移動度および電子移動度をタイムオブフライト法や電流−電圧特性からの計算により算出したところ、陽極1側の発光層3aを形成するDPYFL:sty−NPDは、ホール移動度が2×10−4cm/Vs、電子移動度が1×10−3cm/Vsであり、この発光層3aの電子移動度をホール移動度で除した値は5であった。また陰極2側の発光層3bを形成するTBADN:sty−NPDは、ホール移動度が8×10−5cm/Vs、電子移動度が1×10−4cm/Vsであり、この発光層3bの電子移動度をホール移動度で除した値は1.25であった。
Figure 0004886352
(実施例2)
陽極1側の発光層3aを厚み175Åで形成し、陰極2側の発光層3bを厚み25Åで形成し、2層の積層からなる発光層3を形成するようにした他は、実施例1と同様にして、図1の構成の有機エレクトロルミネッセンス素子を得た。
(比較例1)
発光層3を、TBADNにsty−NPDを4%共蒸着した厚み200Åの1層で形成するようにした他は、実施例1と同様にして、有機エレクトロルミネッセンス素子を得た。
(比較例2)
陽極1側の発光層3aを、TBADNにsty−NPDを4%共蒸着した厚み175Åの層で形成し、陰極2側の発光層3bを、DPYFLにsty−NPDを4%共蒸着した厚み25Åの層で形成するようにした他は、実施例1と同様にして、有機エレクトロルミネッセンス素子を得た。
(比較例3)
発光層3を、TBADNにsty−NPDを4%共蒸着した厚み500Åの1層で形成するようにした他は、実施例1と同様にして、有機エレクトロルミネッセンス素子を得た。
(実施例3)
ホール輸送層6の上に、黄色の発光層3cとして、TBADNにルブレンを0.5%ドープした層を50Åの厚みで形成した。そしてこの黄色発光層3cの上に、陽極1側の発光層3aとしてDPYFLにsty−NPDを4%共蒸着した層を25Å厚で形成し、さらに陰極2側の発光層3bとしてTBADNにsty−NPDを4%共蒸着した層を175Åの厚みで形成し、合計3層の積層からなる発光層3を形成した。これら以外は実施例1と同様にして、図2(b)の構成の有機エレクトロルミネッセンス素子を得た。
(比較例4)
ホール輸送層6の上に、黄色の発光層3cとして、TBADNにルブレンを0.5%ドープした層を50Åの厚みで形成した。そしてこの黄色発光層3cの上に、発光層3bとしてTBADNにsty−NPDを4%共蒸着して200Å厚の発光層3bを形成し、2層の積層からなる発光層3を形成した。これら以外は実施例1と同様にして、有機エレクトロルミネッセンス素子を得た。
(実施例4)
陽極1側の発光層3aを、TBADNにTBP(式4)を4%共蒸着した厚み50Åの層で形成し、陰極2側の発光層3bを、CBP(式5)にTBPを4%共蒸着した厚み150Åの層で形成し、2層の積層からなる発光層3を形成するようにした他は、実施例1と同様にして、図1の構成の有機エレクトロルミネッセンス素子を得た。
尚、ホール移動度および電子移動度をタイムオブフライト法や電流−電圧特性からの計算により算出したところ、陽極1側の発光層3aを形成するTBADNにTBPは、ホール移動度が9×10−5cm/Vs、電子移動度が1×10−4cm/Vsであり、この発光層3aの電子移動度をホール移動度で除した値は1.1であった。また陰極2側の発光層3bを形成するCBP:TBPは、ホール移動度が2×10−3cm/Vs、電子移動度が3×10−4cm/Vsであり、この発光層3bの電子移動度をホール移動度で除した値は0.15であった。
Figure 0004886352
(比較例5)
陽極1側の発光層3aを、CBPにTBPを4%共蒸着した厚み50Åの層で形成し、陰極2側の発光層3bを、TBADNにTBPを4%共蒸着した厚み150Åの層で形成するようにした他は、実施例1と同様にして、有機エレクトロルミネッセンス素子を得た。
上記のように実施例1〜4及び比較例1〜5で得られた有機エレクトロルミネッセンス素子を電源(KEYTHLEY2400)に接続し、10mA/cmで定電流駆動した際の輝度・電圧値を測定した。なお、輝度評価にはトプコン株式会社製「BM−9」を使用した。結果を表1に示す。
Figure 0004886352
表1にみられるように、各実施例の素子は、発光輝度すなわち電流効率が高く、同時に駆動電圧が低いものであった。一方、比較例の素子は、電圧は低いものの効率も低い結果(特に発光層の膜厚が薄い比較例5)となり、また効率は高いものの電圧も高い結果(特に発光層の膜厚が厚い比較例3)となり、実施例の素子の特性に対して悪い特性であった。
本発明の有機エレクロトルミネッセンス素子の層構成の一例を示す概略図である。 (a)(b)(c)は同上の層構成の他例を示す概略図である。
符号の説明
1 陽極
2 陰極
3 発光層

Claims (5)

  1. 陽極と陰極の間に複数層の発光層を備えて形成される有機エレクトロルミネッセンス素子において、複数の材料の混合物で形成され、且つ主成分が異なる隣り合う発光層を備え、この隣り合う発光層は、陽極側に位置する発光層の電子移動度をホール移動度で除した値が、陰極側に位置する発光層の電子移動度をホール移動度で除した値より大きい組み合わせからなり、上記の隣り合う発光層において、陽極側に位置する発光層の電子移動度が、陰極側に位置する発光層の電子移動度より大きいことを特徴とする有機エレクトロルミネッセンス素子。
  2. 上記の隣り合う発光層において、陽極側に位置する発光層の膜厚が、陰極側に位置する発光層の膜厚より小さいことを特徴とする請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  3. 上記の隣り合う発光層において、陽極側に位置する発光層の膜厚が100Å以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  4. 発光層が3層以上であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
  5. 複数の発光層が、補色関係にある2色の組み合わせで発光し、もしくはそれ以上の色数の組み合わせで発光し、得られる発光色が白色であることを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の有機エレクトロルミネッセンス素子。
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