JP4885691B2 - ボールナットのボール循環溝構造 - Google Patents

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Description

本発明はボールナットのボール循環溝構造に関する。
ボールナットとねじ軸とボールを組合せ、ボールナットの回転によりねじ軸を直線移動させる、ボールナットのボール循環溝構造として、特許文献1に記載の如く、ボールナットの内面から外面に貫通する孔にデフレクタを樹脂成形したものであり、ボールナットの相隣る螺旋溝を、デフレクタのS字状のリターン溝によりつなぎ、ねじ軸の螺旋溝に沿って転動するボールがデフレクタのリターン溝により、ねじ軸の相隣る螺旋溝間に形成されている峰部に沿って案内され該峰部を乗り越えてねじ軸の隣りの螺旋溝に戻され循環するようにしたものがある。
特公昭61-45096
特許文献1のボールナットのボール循環溝構造では、鉄製のボールナットの孔に溶融樹脂を充填してデフレクタを成形するものであり、ボールナットとデフレクタの線膨張率の差により、低温時に樹脂デフレクタがボールナットの孔内で収縮する。これにより、デフレクタがボールナットの孔内でがたつき、デフレクタのリターン溝とボールナットの螺旋溝の接続部に段差を生ずるものになり、この段差がボールナットの円滑な転動循環運動を阻害するおそれがある。
本発明の課題は、ボールナットのボール循環溝構造において、ボールナットの孔に対する樹脂デフレクタのがたの発生を防止することにある。
請求項1の発明は、ボールナットの内面から外面に貫通する孔にデフレクタを樹脂成形したものであり、ボールナットの相隣る螺旋溝を、デフレクタのS字状のリターン溝によりつなぎ、ねじ軸の螺旋溝に沿って転動するボールがデフレクタのリターン溝により、ねじ軸の相隣る螺旋溝間に形成されている峰部に沿って案内され該峰部を乗り越えてねじ軸の隣りの螺旋溝に戻され循環するボールナットのボール循環溝構造において、デフレクタが、ボールナットの孔の貫通方向に沿うボールナットの内面の側で該デフレクタのリターン溝を形成する左右側壁から突出してボールナットに係合する左右の内側鍔と、ボールナットの孔の貫通方向に沿うボールナットの外面の側で上記左右側壁から突出してボールナットに係合する左右の外側鍔とを備え、それらの内側鍔と外側鍔によりボールナットの孔の貫通方向に沿う方向で該ボールナットの内側係合面と外側係合面を挟持し、デフレクタが、ボールナットの孔の貫通方向に交差する両側で該ボールナットの半径方向に突出してボールナットに係合する鍔を備え、それらの両側の各鍔をボールナットの孔の貫通方向に交差する両側係合面に係合させてなるようにしたものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において更に、前記デフレクタが、ボールナットの孔の貫通方向に交差する両側で該ボールナットの半径方向に突出する各鍔を、左右の各外側鍔におけるボールナットの半径方向に沿う外側から内側に向けて突出させてなるようにしたものである。
(a)樹脂デフレクタが、ボールナットの孔の貫通方向に沿う、ボールナットの内面の側でボールナットに係合する内側鍔と、ボールナットの外面の側でボールナットに係合する外側鍔とを備えるようにした。従って、鉄製ボールナットとデフレクタの線膨張率の差により、デフレクタがボールナットの孔内で収縮しても、デフレクタの内側鍔と外側鍔がボールナットを孔の貫通方向に沿う方向で挟持し、デフレクタがボールナットの孔内でがたつくことを防止する。これにより、デフレクタのリターン溝とボールナットの螺旋溝の接続部に段差を生ずることを防止し、ボールの円滑な転動循環運動を確保できる。
(b)デフレクタが、ボールナットの孔の貫通方向に交差する両側でボールナットに係合する鍔を備えるようにした。従って、上述(a)の如くにデフレクタがボールナットの孔内で収縮するとき、デフレクタの鍔がボールナットを孔の貫通方向に交差する方向でも挟持し、デフレクタがボールナットの孔内でがたつくことを一層防止する。これにより、デフレクタのリターン溝とボールナットの螺旋溝の接続部に段差を生ずることを一層防止し、ボールの円滑な転動循環運動を一層確保できる。
図1は電動パワーステアリング装置の要部を破断して示す正面図、図2は図1の要部を拡大して示す断面図、図3はボールナットを示す断面図、図4はボールナットを示す端面図、図5はボールナットを示す側面図、図6は図3の要部を拡大して示す断面図、図7はボールナットにデフレクタを成形する成形装置を示す模式図である。
電動パワーステアリング装置10は、図1、図2に示す如く、ハウジング11を有している。そして、ステアリングホイールが結合される入力軸12(ステアリング入力軸)にトーションバー13を介して出力軸14(不図示)を連結し、この出力軸14にピニオン15(不図示)を設け、このピニオン15に噛合うラックを備えたラック軸16をハウジング11に左右動可能に支持している。入力軸12と出力軸14の間には、操舵トルク検出装置17(不図示)を設けてある。操舵トルク検出装置17は、ステアリングホイールに加えた操舵トルクが出力軸14に付与され、トーションバー13の弾性ねじり変形により、入力軸12と出力軸14の間に生ずる相対回転変位に基づき、操舵トルクを検出する。
電動パワーステアリング装置10は、ラック軸16の両端部をハウジング11の左右に突出し、それらの端部にはタイロッド18A、18Bが連結し、ラック軸16の左右動によりタイロッド18A、18Bを介して左右の車輪を転舵可能とする。
電動パワーステアリング装置10は、ハウジング11内で、ラック軸16の周囲に、電動モータ20を配設している。電動モータ20は、ハウジング11の内周に固定されるステータ(磁石)と、鉄芯にコイルが巻き回されたロータと、ロータの内周に一体化されたスリーブ21とからなる。スリーブ21は、ラック軸16の外周に間隔をおいて該ラック軸16と同軸配置され、ハウジング11に回転可能に支持される。
電動パワーステアリング装置10は、ハウジング11内における電動モータ20の側傍で、ラック軸16の周囲にボールナット30を配設し、このボールナット30をアンギュラボールベアリングからなる軸受22によりハウジング11に支持している。このとき、電動モータ20のスリーブ21がボールナット30の一端側の内周に同軸的に圧入(トルクリミッタを介して圧入でも可)される。他方、ラック軸16はねじ軸23を外周に備える。ねじ軸23とボールナット30はそれらの螺旋溝23A、螺旋溝31の間にスチールボール24を保持して互いに噛合う。電動モータ20の駆動によるボールナット30の回転をねじ軸23によりラック軸16の直線運動に変換する。
従って、電動パワーステアリング装置10にあっては、操舵トルク検出装置17が検出した操舵トルクが所定値を越えるとき、電動モータ20が駆動されてボールナット30を回転し、ボールナット30の回転がねじ軸23によりラック軸16の直線運動になり、ラック軸16に連動する車輪に操舵アシスト力を付与する。
ボールナット30は以下の如くのボール循環溝30Aを備える。ボールナット30は、図3〜図5に示す如く、ねじ軸23に遊嵌する内面を有し、この内面にねじ軸23の螺旋溝23Aに対応する螺旋溝31を備える。両螺旋溝23A、31は円弧状断面をなし多数のボール24を保持する。ここで、ボールナット30は内面から外面に貫通する孔32を有し、この孔32に溶融樹脂を充填固化することにてデフレクタ40を樹脂成形して備える。デフレクタ40はボールナット30の螺旋溝31より深い部分を有する長S字状のリターン溝41を備え、ボールナット30の相隣る螺旋溝31を、デフレクタ40のリターン溝41によりつなぎ、1巻きのボール循環溝30Aを形成する。ねじ軸23の螺旋溝23Aに沿って転動するボール24が、デフレクタ40のリターン溝41により、ねじ軸23の相隣る螺旋溝23A、23A間に形成されている峰部に沿って案内され、該峰部を乗り越えてねじ軸23の隣りの螺旋溝23Aに戻され循環する。ボール24がボールナット30のボール循環溝30Aに沿い、ねじ軸23の螺旋溝23Aとボールナット30のボール循環溝30A(螺旋溝31、リターン溝41)に沿って転動することにより、ねじ軸23とボールナット30は相対的に螺旋運動する。
ボールナット30は、本実施例では、3組のボール循環溝30Aを有する。従って、ボールナット30の軸方向に離隔する3箇所に孔32を有し、各孔32をボールナット30の周方向に120度間隔を介し、各孔32にデフレクタ40を備える。
しかるに、ボールナット30の孔32に対する樹脂デフレクタ40のがたつきの発生を防止するため、ボールナット30とデフレクタ40は以下の構成を具備する。
デフレクタ40は、図6に示す如く、ボールナット30の孔32の貫通方向に沿う、ボールナット30の内面の側でボールナット30に係合する内側鍔42Aと、ボールナット30の外面の側でボールナット30に係合する外側鍔42Bとを樹脂成形されて備える。本実施例では、デフレクタ40の樹脂成形時に、デフレクタ40のリターン溝41を形成する左右側壁41Aに左右の内側鍔42Aを突出させ、各内側鍔42Aをボールナット30の内面に凹設した内側係合面33Aに係合させている。また、ボールナット30の外面に面一をなすデフレクタ40の外面側で、ボールナット30の軸方向に沿うデフレクタ40の両側に左右の外側鍔42B(左右の外側鍔42Bは互いに連続して単一の環状鍔をなすものでも可)を突出させ、各外側鍔42Bをボールナット30の外面に凹設した外側係合面33Bに係合させている。デフレクタ40は、ボールナット30の孔32へ樹脂成形された当初の高温時には、孔32内にがたなく納まる。低温時にデフレクタ40が収縮するときには、デフレクタ40の内側鍔42Aと外側鍔42Bがボールナット30を孔32の貫通方向に沿う方向でボールナット30の図5に示すA部(内側係合面33Aと外側係合面33Bの間隔)を挟持し、デフレクタ40が孔32内でがたつくことを防止し、デフレクタ40のリターン溝41とボールナット30の螺旋溝31の接続部の段差を生じない。
また、デフレクタ40は、図6に示す如く、ボールナット30の孔32の貫通方向に交差する両側、本実施例ではボールナット30の軸方向に沿う両側(ボールナット30の周方向に沿う両側でも可)でボールナット30に係合する鍔43A、43Bを樹脂成形されて備える。本実施例では、デフレクタ40の樹脂成形時に、デフレクタ40の両側に設けた左右の外側鍔42Bにおけるボールナット30の半径方向に沿う外側から内側に向かう鍔43A、43Bを突出させ、各鍔43A、43Bをボールナット30の孔32に沿って凹設した凹所34に係入させ、各鍔43A、43Bをボールナット30の孔32の貫通方向に交差する両側係合面34A、34Bに係合させている。デフレクタ40は、ボールナット30の孔32へ樹脂成形された当初の高温時には、孔32内にがたなく納まる。デフレクタ40の鍔43Aと鍔43Bがボールナット30を孔32の貫通方向に交差する方向でボールナット30の図5に示すB部(両側係合面34A、34Bの間隔)を挟持し、デフレクタ40が孔32内でがたつくことを防止し、デフレクタ40のリターン溝41とボールナット30の螺旋溝31の接続部に段差を生じない。
次に、ボールナット30の孔32にデフレクタ40を樹脂成形する方法について説明する(図7)。
(1)樹脂射出成形装置の固定盤101に設けてある金型102の中にボールナット30をセットする。
(2)ボールナット30の内側に複数分割、本実施例では3分割の中子型103を挿入する。中子型103はボールナット30の周方向において3分割される。中子型103の外面であってボールナット30の孔32に対応する部分はデフレクタ形成部とされ、デフレクタ40のリターン溝41に対応する凸部103Aを備える。中子型103の内面はテーパ面とされる。
(3)全中子型103のテーパ状内面にコレット104を挿入して各中子型103を外方に押出し、各中子型103の外面をボールナット30の内面に押付ける。ボールナット30の孔32は中子型103のデフレクタ形成部により塞がれる。
(4)固定盤101の金型102に可動盤105を押当てる。金型102のスプール102Aから溶融樹脂(例えばPPSポリフェニレンサルファイド)をボールナット30の孔32に充填する。
(5)ボールナット30の孔32に充填した樹脂が固化してデフレクタ40が成形された後、コレット104を抜き、中子型103を外し、ボールナット30を取出す。
本実施例によれば以下の作用効果を奏する。
(a)樹脂デフレクタ40が、ボールナット30の孔32の貫通方向に沿う、ボールナット30の内面の側でボールナット30に係合する内側鍔42Aと、ボールナット30の外面の側でボールナット30に係合する外側鍔42Bとを備えるようにした。従って、鉄製ボールナット30とデフレクタ40の線膨張率の差により、デフレクタ40がボールナット30の孔32内で収縮しても、デフレクタ40の内側鍔42Aと外側鍔42Bがボールナット30を孔32の貫通方向に沿う方向で挟持し、デフレクタ40がボールナット30の孔32内でがたつくことを防止する。これにより、デフレクタ40のリターン溝41とボールナット30の螺旋溝31の接続部に段差を生ずることを防止し、ボール24の円滑な転動循環運動を確保できる。
(b)デフレクタ40が、ボールナット30の孔32の貫通方向に交差する両側でボールナット30に係合する両側鍔43A、43Bを備えるようにした。従って、上述(a)の如くにデフレクタ40がボールナット30の孔32内で収縮するとき、デフレクタ40の両側鍔43A、43Bがボールナット30を孔32の貫通方向に交差する方向でも挟持し、デフレクタ40がボールナット30の孔32内でがたつくことを一層防止する。これにより、デフレクタ40のリターン溝41とボールナット30の螺旋溝31の接続部に段差を生ずることを一層防止し、ボール24の円滑な転動循環運動を一層確保できる。
以上、本発明の実施例を図面により詳述したが、本発明の具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても本発明に含まれる。
図1は電動パワーステアリング装置の要部を破断して示す正面図である。 図2は図1の要部を拡大して示す断面図である。 図3はボールナットを示す断面図である。 図4はボールナットを示す端面図である。 図5はボールナットを示す側面図である。 図6は図3の要部を拡大して示す断面図である。 図7はボールナットにデフレクタを成形する成形装置を示す模式図である。
符号の説明
23 ねじ軸
23A 螺旋溝
24 ボール
30 ボールナット
30A ボール循環溝
31 螺旋溝
32 孔
33A 内側係合面
33B 外側係合面
34A、34B 両側係合面
40 デフレクタ
41 リターン溝
41A 左右側壁
42A 内側鍔
42B 外側鍔
43A、43B 鍔

Claims (2)

  1. ボールナットの内面から外面に貫通する孔にデフレクタを樹脂成形したものであり、ボールナットの相隣る螺旋溝を、デフレクタのS字状のリターン溝によりつなぎ、ねじ軸の螺旋溝に沿って転動するボールがデフレクタのリターン溝により、ねじ軸の相隣る螺旋溝間に形成されている峰部に沿って案内され該峰部を乗り越えてねじ軸の隣りの螺旋溝に戻され循環するボールナットのボール循環溝構造において、
    デフレクタが、ボールナットの孔の貫通方向に沿うボールナットの内面の側で該デフレクタのリターン溝を形成する左右側壁から突出してボールナットに係合する左右の内側鍔と、ボールナットの孔の貫通方向に沿うボールナットの外面の側で上記左右側壁から突出してボールナットに係合する左右の外側鍔とを備え、それらの内側鍔と外側鍔によりボールナットの孔の貫通方向に沿う方向で該ボールナットの内側係合面と外側係合面を挟持し、
    デフレクタが、ボールナットの孔の貫通方向に交差する両側で該ボールナットの半径方向に突出してボールナットに係合する鍔を備え、それらの両側の各鍔をボールナットの孔の貫通方向に交差する両側係合面に係合させてなることを特徴とするボールナットのボール循環溝構造。
  2. 前記デフレクタが、ボールナットの孔の貫通方向に交差する両側で該ボールナットの半径方向に突出する各鍔を、左右の各外側鍔におけるボールナットの半径方向に沿う外側から内側に向けて突出させてなる請求項1に記載のボールナットのボール循環溝構造。
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